JP3137429B2 - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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JP3137429B2 JP04145084A JP14508492A JP3137429B2 JP 3137429 B2 JP3137429 B2 JP 3137429B2 JP 04145084 A JP04145084 A JP 04145084A JP 14508492 A JP14508492 A JP 14508492A JP 3137429 B2 JP3137429 B2 JP 3137429B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定構造を有するテト
ラニトロ銅フタロシアニンと銅フタロシアニンとからな
るα型銅フタロシアニン組成物を電荷発生物質として含
有する電荷発生層、および電荷輸送層からなる機能分離
型の電子写真用感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、電子写真用感光体として、光源の
波長に光感度を有する電荷発生物質と、電荷移動速度の
速い電荷輸送物質とを含有する機能分離型の感光体が多
く用いられている。この場合、電荷発生物質としてはア
ゾ顔料、ペリレン顔料、フタロシアニン顔料等が、電荷
輸送物質としては低分子導電性物質であるヒドラゾン化
合物、スチリル化合物、ピラゾリン化合物、トリフェニ
ルアミン化合物等が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来このような感光体
において、電荷発生物質に銅フタロシアニンを用いた場
合、感度が低い、繰り返し使用による感度シフト、帯
電能の低下等に課題があった。
【0004】そこで、本発明の目的は光感度が高く、耐
久性に優れた機能分離型の電子写真用感光体を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電子写真用感光
体は、電荷発生層および電荷輸送層を有するものであっ
て、電荷発生層にはテトラニトロ銅フタロシアニン
(A)と銅フタロシアニンとを同時に処理して結晶形を
α型に変化させたα型銅フタロシアニン組成物が含ま
れ、かつα型銅フタロシアニン組成物に対するテトラニ
トロ銅フタロシアニン(A)の割合が2重量%以上20
重量%以下であることを特徴とするものである。
【0006】
【化3】
【0007】(ただし、式中ニトロ基は1位もしくは4
位、8位もしくは11位、15位もしくは18位、およ
び22位もしくは25位にそれぞれ一つずつ置換してい
る。)
【0008】また、本発明の電子写真用感光体は、電荷
発生層および電荷輸送層を有するものであって、電荷発
生層にはテトラニトロ銅フタロシアニン(B)銅フタ
ロシアニンとを同時に処理して結晶形をα型に変化させ
たα型銅フタロシアニン組成物が含まれ、かつα型銅フ
タロシアニン組成物に対するテトラニトロ銅フタロシア
ニン(B)の割合が1重量%以上10重量%以下である
ことを特徴とするものである。
【0009】
【化4】
【0010】(ただし、式中ニトロ基は2位もしくは3
位、9位もしくは10位、16位もしくは17位、およ
び23位もしくは24位にそれぞれ一つずつ置換してい
る。)
【0011】さらに本発明の電子写真用感光体は、電荷
発生層および電荷輸送層を有するものであって、電荷発
生層にはテトラニトロ銅フタロシアニン(A)、テトラ
ニトロ銅フタロシアニン(B)、および銅フタロシアニ
ンを同時に処理して結晶形をα型に変化させたα型銅フ
タロシアニン組成物が含まれ、かつα型銅フタロシアニ
組成物に対するテトラニトロ銅フタロシアニン(A)
の割合が15重量%以下であり、テトラニトロ銅フタロ
シアニン(B)の割合が8重量%以下であり、かつテト
ラニトロ銅フタロシアニン(A)テトラニトロ銅フタ
ロシアニン(B)の和が20重量%以下であることを
特徴とするものである。
【0012】本発明で使用するα型銅フタロシアニン組
成物としては、銅フタロシアニンとテトラニトロ銅フタ
ロシアニン(A)、銅フタロシアニンとテトラニトロ銅
フタロシアニン(B)、または銅フタロシアニンとテト
ラニトロ銅フタロシアニン(A)とテトラニトロ銅フタ
ロシアニン(B)を同時にアシッドペースト法により処
理して結晶形をα型に変化させたものが好ましい。
【0013】本発明に用いられる銅フタロシアニン、お
よびテトラニトロ銅フタロシアニン(A)、(B)は通
常の銅フタロシアニン合成法により得ることができる。
【0014】本発明の電子写真用感光体は、α型銅フタ
ロシアニン組成物に対するテトラニトロ銅フタロシアニ
ン(A)および/またはテトラニトロ銅フタロシアニン
(B)の割合を変化させることにより光感度を変化させ
ることが可能である。α型銅フタロシアニン組成物に対
するテトラニトロ銅フタロシアニン(A)および/また
はテトラニトロ銅フタロシアニン(B)の含有量が上述
の範囲より少ない場合には感光体としての光感度が低く
なり、多い場合には帯電能が極端に低下してしまい、ど
ちらの場合にも実用に適さない。
【0015】本発明に使用するα型銅フタロシアニン組
成物を作製する方法としてはアシッドペースト法、アシ
ッドスラリー法、低温昇華法などが挙げられる。本発明
では得られたα型銅フタロシアニン組成物中で、テトラ
ニトロ銅フタロシアニンがα型銅フタロシアニンの結晶
中に均一に分布して存在することが重要であり、このこ
の点でアシッドペースト法が最も好ましい方法である。
ただし、テトラニトロ銅フタロシアニンを単にα型銅フ
タロシアニンと混合しても目的とする感光体特性を得る
ことはできない。
【0016】本発明で使用するα型銅フタロシアニン組
成物のX線回折図を図1に示す。それぞれのピークの位
置は通常のα型銅フタロシアニンのそれと一致する。
【0017】本発明の電子写真用感光体は、α型銅フタ
ロシアニン組成物を電荷発生物質として用いた機能分離
型の電子写真用感光体である。電荷発生層を形成するに
は、導電支持体上に直接α型銅フタロシアニン組成物を
蒸着したり、またはバインダー樹脂に分散させた溶液を
導電支持体あるいは電荷輸送層上に塗布して作製する。
バインダー樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等の熱可塑性
の樹脂のほかに、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メ
ラミン樹脂、ホルマリン樹脂、フェノール樹脂等の熱硬
化性樹脂等で体積固有抵抗の高い樹脂が用いられる。
【0018】本発明の電子写真用感光体の形態の一例を
図面を用いて説明する。図2は本発明の電子写真用感光
体の断面図である。この電子写真用感光体は導電支持体
1上に、電荷発生物質であるα型銅フタロシアニン組成
物4を含有する電荷発生層2を形成し、その上に電荷輸
送層3を積層したものである。電荷輸送層3は電荷輸送
物質5を分散したバインダー樹脂よりなる。なお、電荷
輸送物質5を電荷発生層2に少量添加しても良い。
【0019】図3に示した電子写真用感光体は、導電支
持体1上に電荷輸送層3を形成し、その上に電荷発生層
2を積層したものである。
【0020】電荷輸送層に用いる電荷輸送物質、および
バインダー樹脂は通常の電子写真用感光体に用いられて
いるものを使用することができる。電荷輸送物質として
は、導電性高分子または低分子導電性物質が使用でき
る。導電性高分子として代表的なものとしてポリビニル
カルバゾール等が、電荷輸送物質としてはヒドラゾン化
合物、スチリル化合物、トリフェニルアミン化合物等が
挙げられる。バインダー樹脂は、接着性に優れ絶縁性の
ものであれば使用できる。
【0021】電荷発生層または電荷輸送層には、感光体
特性を損なわない範囲で可とう性、接着性、機械的強度
を向上させるための可塑剤、あるいは化学的強度向上の
ための酸化防止剤等を用いても良い。また必要に応じて
基板との密着性向上、基板からのキャリア注入の阻止等
を目的とした中間層、あるいは機械的特性向上のための
表面保護層を設けても良い。
【0022】電荷発生層、電荷輸送層、中間層および表
面保護層の塗布は、通常ドクターブレード、ワイヤーバ
ー、ロールコータ等が用いられる。本発明の電子写真用
感光体の場合、電荷発生層2の膜厚は5μm以下、好ま
しくは0.1〜1μmであり、電荷輸送層3の膜厚は5
〜50μm、好ましくは10〜20μmである。さら
に、中間層、表面保護層を設ける場合、膜厚は1μm以
下が好ましい。
【0023】導電支持体1としては従来使用されている
ものを用いることができる。具体的には、アルミニム、
ステンレス、銅、真鋳等の金属支持体、あるいは絶縁性
支持体にアルミニウム、酸化インジウム等を蒸着したも
のなどが挙げられる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0025】(実施例1)銅フタロシアニン9.2gと
テトラニトロ銅フタロシアニン(A)0.8g(8重量
%)とを硫酸100gに溶解し、この溶液を2lの氷水
中にあけα型銅フタロシアニン組成物を得た。このα型
銅フタロシアニン組成物5gとポリエステル樹脂20g
をシクロヘキサノン180gに溶解したポリマー溶液を
混合し、振とう式分散機で3時間分散した。得られた溶
液をAl蒸着ポリエステルフィルム上にワイヤーバーで
塗布し、乾燥後の膜厚が0.5μmの電荷発生層を形成
した。
【0026】次に、ポリカーボネート樹脂10gをシク
ロヘキサノン90gに溶解させたポリマ溶液に、電荷輸
送物質として化5のヒドラゾン化合物を10g溶解させ
た。得られた溶液を電荷発生層の上にワイヤーバーで塗
布し、膜厚が17μmの電荷輸送層を形成して電子写真
用感光体を作製した。
【0027】このようにして作製した電子写真用感光体
を、まず暗所にて−6KVでコロナ帯電し、次いで照度
2.5μW/cm2 のWランプで20秒間露光し感光体
特性を調べた。感光体特性としては、帯電後初期帯電電
位V0 、表面電位が−620Vから−600Vまで暗減
衰するのに要する時間tD 、−600Vから−300V
に光減衰するのに必要な露光量E1/2 、20秒光照射後
の残留電位Vrを測定した。更に、この電子写真用感光
体に同様な操作を繰り返し1000回後のV0(100
0)、tD (1000)、E1/2 (1000)、Vr
(1000)を測定し、耐久性を調べた。結果は下記の
通りであった。
【0028】
【化5】
【0029】V0 =−782V tD =12秒 E1/2 =1.6μJ/cm2 Vr=−48V V0 (1000)=−777V tD (1000)=10秒 E1/2 (1000)=1.7μJ/cm2 Vr(1000)=−53V
【0030】(実施例2)テトラニトロ銅フタロシアニ
ン(B)2重量%、および銅フタロシアニンからなるα
型銅フタロシアニン組成物を用いたほかは、実施例1と
同様の条件で電子写真用感光体を作製した。感光体特性
は以下の通りであった。
【0031】V0 =−793V tD =16秒 E1/2 =1.3μJ/cm2 Vr=−43V V0 (1000)=−789V tD (1000)=15秒 E1/2 (1000)=1.5μJ/cm2 Vr(1000)=−52V
【0032】(比較例1)電荷発生物質としてアシッド
ペースト法により得られた通常のα型銅フタロシアニン
を用いて電荷発生層を形成したほかは実施例1と同様の
条件で電子写真用感光体を作製した。感光体特性は以下
の通りであった。下記のように初期の光感度が非常に低
く、繰り返し使用により帯電能が急激に低下してしまい
実用に適さないものであった。
【0033】V0 =−785V tD =18秒 E1/2 =28.4μJ/cm2 Vr=−226V V0 (1000)=−421V Vr(1000)=−184V
【0034】(比較例2)アシッドペースト法により得
られた通常のα型銅フタロシアニンにテトラニトロ銅フ
タロシアニン(B)を実施例2と同じ添加量混合したも
のを電荷発生物質として電荷発生層を形成したたほか
は、実施例1と同様の条件で電子写真用感光体を作製し
た。感光体特性は以下の通りであった。下記のように帯
電能が低く、光感度もほとんどなく実用に適さないもの
であった。
【0035】V0 =−399V Vr=−114V
【0036】(実施例3)電荷発生層のバインダー樹脂
として熱硬化性メラミン樹脂を用いたほかは実施例1と
同様の条件で電子写真用感光体を作製した。感光体特性
は以下の通りであった。
【0037】V0 =−867V tD =18秒 E1/2 =1.6μJ/cm2 Vr=−43V V0 (1000)=−841V tD (1000)=16秒 E1/2 (1000)=1.4μJ/cm2 Vr(1000)=−50V
【0038】(実施例4)テトラニトロ銅フタロシアニ
ン(B)2重量%、および銅フタロシアニンからなるα
型銅フタロシアニン組成物をAl基板上に蒸着し、膜厚
0.5μmの電荷発生層を形成したほかは実施例1と同
様の条件で電子写真用感光体を作製した。感光体特性は
以下の通りであった。
【0039】V0 =−862V tD =19秒 E1/2 =1.2μJ/cm2 Vr=−40V V0 (1000)=−860V tD (1000)=17秒 E1/2 (1000)=1.3μJ/cm2 Vr(1000)=−44V
【0040】(実施例5) 図3に示したように導電支持体上にまず電荷輸送層を形
成し、その上に電荷発生層を積層し、電荷発生層のバイ
ンダー樹脂として熱硬化性メラミン樹脂を使用したほか
は、実施例2と同様の条件で電子写真用感光体を作製し
た。このようにして作製した電子写真用感光体を、まず
暗所にて+6KVでコロナ帯電し、次いで照度2.5μ
W/cm2 のWランプで20秒間露光し感光体特性を調
べた。感光体特性としては、帯電後初期帯電電位V0 、
表面電位が620Vから600Vまで暗減衰するのに要
する時間tD 、600Vから300Vに光減衰するのに
必要な露光量E1/2 、20秒光照射後の残留電位Vrを
測定した。更に、この電子写真用感光体に同様な操作を
繰り返し1000回後のV0 (1000)、tD (10
00)、E1/2 (1000)、Vr(1000)を測定
し、耐久性を調べた。結果は下記の通りであった。
【0041】V0 =873V tD =19秒 E1/2 =1.6μJ/cm2 Vr=51V V0 (1000)=861V tD (1000)=18秒 E1/2 (1000)=1.4μJ/cm2 Vr(1000)=53V
【0042】(実施例6)テトラニトロ銅フタロシアニ
ン(A)4重量%、テトラニトロ銅フタロシアニン
(B)1重量%、および銅フタロシアニンからなるα型
銅フタロシアニン組成物を用い、バインダー樹脂として
熱硬化性メラミン樹脂を用いたほかは実施例1と同様の
条件で電子写真用感光体を作製した。感光体特性は以下
の通りであった。
【0043】V0 =−843V tD =18秒 E1/2 =1.3μJ/cm2 Vr=−48V V0 (1000)=−836V tD (1000)=16秒 E1/2 (1000)=1.2μJ/cm2 Vr(1000)=−51V
【0044】(比較例3〜7)次にテトラニトロ銅フタ
ロシアニン(A)、(B)の含有量を変化させたα型銅
フタロシアニン組成物を用い、実施例1と同様の方法で
電子写真用感光体を作製し、その感光体特性を評価し
た。その結果を表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】表1の結果より、α型銅フタロシアニン組
成物に対するテトラニトロ銅フタロシアニン(A)、
(B)の含有量が本発明の範囲より少ない場合は感光体
としての光感度が低く、多い場合は帯電能が極端に低下
する結果となりどちらも実用に適さないことが分かる。
【0047】
【発明の効果】本発明の電子写真用感光体は、通常のα
型銅フタロシアニンを用いた電子写真用感光体に比べ光
感度が高く、また化学的にも安定で耐久性にも優れてい
る。さらに、本発明で使用するα型銅フタロシアニン組
成物が可視域から赤外域にかけて広い吸収をもつことか
ら、レーザープリンタ、液晶シャッタープリンタ、LE
Dプリンタ、複写機、電子写真製版システムなどにも応
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いるα型銅フタロシアニン組成物の
X線回折の図である。
【図2】本発明の電子写真用感光体の断面図である。
【図3】本発明の電子写真用感光体の断面図である。
【符号の説明】
1 導電支持体 2 電荷発生層 3 電荷輸送層 4 α型銅フタロシアニン組成物 5 電荷輸送物質
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/00 - 5/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷発生層および電荷輸送層を有する電
    子写真用感光体において、電荷発生層には化1で示され
    るテトラニトロ銅フタロシアニン(A)と銅フタロシア
    ニンとを同時に処理して結晶形をα型に変化させたα型
    銅フタロシアニン組成物が含まれ、かつ前記α型銅フタ
    ロシアニン組成物に対する前記テトラニトロ銅フタロシ
    アニン(A)の割合が2重量%以上20重量%以下であ
    ることを特徴とする電子写真用感光体。 【化1】 (ただし、式中ニトロ基は1位もしくは4位、8位もし
    くは11位、15位もしくは18位、および22位もし
    くは25位にそれぞれ一つずつ置換している。)
  2. 【請求項2】 電荷発生層および電荷輸送層を有する電
    子写真用感光体において、電荷発生層には化2で示され
    るテトラニトロ銅フタロシアニン(B)銅フタロシア
    ニンとを同時に処理して結晶形をα型に変化させたα型
    銅フタロシアニン組成物が含まれ、かつ前記α型銅フタ
    ロシアニン組成物に対する前記テトラニトロ銅フタロシ
    アニン(B)の割合が1重量%以上10重量%以下であ
    ることを特徴とする電子写真用感光体。 【化2】 (ただし、式中ニトロ基は2位もしくは3位、9位もし
    くは10位、16位もしくは17位、および23位もし
    くは24位にそれぞれ一つずつ置換している。)
  3. 【請求項3】 電荷発生層および電荷輸送層を有する電
    子写真用感光体において、電荷発生層には前記テトラニ
    トロ銅フタロシアニン(A)、前記テトラニトロ銅フタ
    ロシアニン(B)、および銅フタロシアニンを同時に処
    理して結晶形をα型に変化させたα型銅フタロシアニン
    組成物が含まれ、かつ前記α型銅フタロシアニン組成物
    に対する前記テトラニトロ銅フタロシアニン(A)の割
    合が15重量%以下であり前記テトラニトロ銅フタロ
    シアニン(B)の割合が8重量%以下であり、かつ前記
    テトラニトロ銅フタロシアニン(A)と前記テトラニト
    ロ銅フタロシアニン(B)の和が20重量%以下であ
    ることを特徴とする電子写真用感光体。
  4. 【請求項4】 α型銅フタロシアニン組成物が、アシッ
    ドペースト法で処理することにより結晶形をα型に変化
    させたものであることを特徴とする請求項1、請求項
    2、または請求項3記載の電子写真用感光体。
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