JP3137183U - ダブルフックハンガー用アダプター及びこれを装着したダブルフックハンガー - Google Patents

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Abstract

【課題】商品補充の際、価格表示具を所定の角度を超えてはね上げた場合、一時的なはね上げ状態を維持できるフックハンガー用アダプターを提供する。
【解決手段】上方バー部材の先端に装着されるアダプター10であって、表面の価格表示手段支持部31と裏面の後方係合部32を備える価格表示具3と、上方バー部材の先端に装着される左右一対の係合突起12を有する先端係合部材1と、価格表示具3の後方係合部32に係合する第1係合部21と先端係合部材1の一対の係合突起12と係合する第2係合部22を有する中間部材2とからなり、中間部材2の第2係合部22は、左右一対の上腕部221と、内周部に2つ凹部で形成される山部を形成した左右一対の下腕部222とからなり、左右一対の係合突起12は略円形断面の短軸部材の下方前方部に前方斜め下方向に延びる突状部121を有すると共に、上腕部と下腕部の内側に挟持される。
【選択図】図1

Description

本考案はスーパーなどにおいて吊り下げ商品を補充時の作業がし易いダブルフックハンガー用アダプター及びこれを装着したダブルフックハンガーに関するものである。
従来、スーパーなどの量販店やコンビニでは、吊り下げ商品を陳列する際、商品を吊り下げる下方バー部材の上方に位置する上方バー部材の先端に価格表示具を取り付けたダブルフックハンガーが使用されている。
ダブルフックハンガーの下方のバー部材に吊り下げられる陳列商品は、定期又は不定期に商品の補充がされる。この商品補充の際、上方バー部材の先端に取り付けられた価格表示具が作業の邪魔になることがある。また、商品補充の際、誤って価格表示具を損傷させることもある。
このような問題を解決するものとして実開平7−8873号公報には、上方のバー部材先端に着脱自在で且つ前後に移動自在のアダプター取付部材と、価格表示板と、該アダプター取付部材と該価格表示板とを接続する連結片との3部材からなり、該アダプター取付部材の連結片係止軸の下方には連結片が一時的に係止される隆状突起が設けられるとともに、連結片には前記アダプター取付部材の隆状突起に、その弾性により一時的に係脱される係止片が設けられたフックハンガー用アダプターが開示されている。
このフックハンガー用アダプターであれば、商品の吊り下げ作業を行う場合、価格表示板をはね上げ状態のまま一時的に固定することができる。
しかしながら、実開平7−8873号公報記載のフックハンガー用アダプターは、隆状突起の先端と板状係止片の当たり具合に慎重な設計が要求される。隆状突起の先端と板状係止片の当たりが強すぎると、価格表示板をはね上げる際、使い勝手が悪くなり、隆状突起の先端と板状係止片の当たりが弱すぎると経時変化により、両部材の磨耗や構成部品の緩みにより、価格表示板をはね上げた後の係止ができなくなることがある。
従って、本考案の目的は、隆状突起の先端を板状係止片が乗り越えるような構造以外の構造により、商品の抜き取りの際は価格表示板が抜き取りに障害とならない所定の角度まではね上った後は元の形状に戻り、所定の角度を超えてはね上げた場合、一時的なはね上げ状態を維持できるフックハンガー用アダプター及びこれを装着したフックハンガーを提供することにある。
すなわち、本考案は、商品を吊り下げる下方バー部材の上方に位置する上方バー部材の先端に取り付けられるアダプターであって、価格表示手段を取り付ける価格表示手段支持部と該価格表示手段支持部の裏面に形成される後方係合部を備える価格表示具と、該上方バー部材の先端に着脱自在に取り付けられる左右一対の係合突起を有する先端係合部材と、該価格表示具の該後方係合部に係合する第1係合部と該先端係合部材の一対の係合突起と係合する該第2係合部を有する中間部材とからなり、該中間部材の該第2係合部は、左右一対の上腕部と、内周部に2つ凹部で形成される山部を形成した左右一対の下腕部とからなり、該先端部材の左右一対の係合突起は略円形断面の短軸部材の下方前方部に前方斜め下方向に延びる突状部を有すると共に、前記上腕部と下腕部の内側に該両腕部のバネ付勢により挟持されることを特徴とするダブルフックハンガー用アダプターを提供するものである。
また、本考案は、前記ダブルフックハンガー用アダプターを装着してなるダブルフックハンガーを提供するものである。
本考案によれば、特定形状の先端係合部材に特定形状の左右一対の係合突起を形成し、中間部材に特定形状の第2係合部を形成し、両者を係合させる構造としたため、商品の抜き取りの際は抜き取り方向への作用力により価格表示具が抜き取りに障害とならない角度まで回動でき商品の抜き取りの障害とはならない。また、当該作用力が除かれると、回動していた価格表示具は元の形状に戻る。一方、商品補充の際、価格表示具を所定の角度を超えてはね上げた場合、一時的なはね上げ状態を維持できる。このため、商品の補充作業が容易となる。
本考案の実施の形態におけるダブルフックハンガー用アダプター(以下、単に「アダプター」とも言う。)を図1〜図5を参照して説明する。図1は本例のアダプターを後方から見た分解斜視図、図2は本例のアダプターを前方から見た分解斜視図、図3は先端係合部材の一部の右側面図、図4は先端係合の一部の正面図、図5は中間部材の右(図1では左)の腕部を左側(図1では右側)から見た図である。本明細書において「前」は商品を取り出す顧客側を言い、「上」、「下」はアダプターを設置し、価格表示具の表示面が鉛直姿勢を採る状態における位置を言う。
本例のアダプター10は、先端係合部材1、中間部材2及び価格表示具3からなり、これらの組み付け体である。価格表示具3は価格表示手段X(図1及び図2では不図示)を取り付ける価格表示手段支持部31と価格表示手段支持部31の裏面に形成される後方係合部32を備える。価格表示手段支持部31は略矩形状の板状体である本体部39の表側に形成されるものであって、本例では電子棚札(価格表示手段X)を支持する構造となっている。すなわち、価格表示手段支持部31は本体部39の上端から前方へ延びる所定幅を有する庇状の上板35、本体部39の下端から前方へ延びる所定幅を有する下板36、上板35の先端部分に付設される上部係合片381、下板36の先端部分に付設される下部係合片382を備え、電子棚札を着脱自在に支持する。なお、本体部39に形成される4つの長孔は価格表示具3の裏面に形成される4つの係合片を金型成形するための成形用孔である。また、本体部39の表側に形成された凹状の矢印形状は上下方向を示す表示である。なお、符号38で示される左右方向に延びる長孔は本考案とは直接関係のない他のアクセサリーの係合溝である。
価格表示具3の後方係合部32は中間部材2を取り付ける部分である。後方係合部32は矩形状の板状体を支持する構造であり、下方を除く横コ字形状の枠体33と、枠体33の下方に位置し上下方向に延出するバネ弾性を有する板状の係合片34からなる。板状の係合片34の先端は、後方へ僅かに突出する係止片341を有し、中間部材2の下方支持を確実なものとしている。枠体33の左右の枠体部はそれぞれ2つの係合片331を上下方向に僅かに離間して設けることより矩形状の板状体が安定して嵌る溝を形成している。板状の係合片34はその先端の係止片341に後方から前方へ外力を与えれば前方へ引っ込み、外力を除けば元に戻るようになっている。
先端係合部材1は上方バー部材の先端に着脱自在に取り付けられるものである。先端係合部材1は上方バー部材の本体バーに係合する水平基部15と、水平基部15から前方へ上り傾斜の傾斜状部16と、傾斜状部16の先端部に位置する先高部17からなる中が空洞の略スキージャンプ台形状のものであり、先高部17の上方で且つ左右側面に一対の係合突起12を有するものである。
水平基部15には上方バー部材90の本体バーが嵌り易いように下方の開口112を広げた嵌合溝111がその内側に形成され、傾斜状部16には傾斜状天面を上下方向に貫通する上方バー部材90の先端部材である長鉛直部材bが通る第1貫通穴14が形成され(図15参照)、先高部17には天面を上下方向に貫通する上方バー部材90の先端部材である短鉛直部材aが通る第2貫通穴13が形成されている(図14参照)。先端部材1は傾斜状部112と第2貫通穴13により、上方バー部材90の先端部材である斜め上方に屈曲した屈曲部材cが嵌るようにもなっている(図16参照)。
左右一対の係合突起12は、略円形断面の短軸部材123の下方前方部に前方斜め下方向に延びる突状部121を有するものである。突状部121は先端が尖りの丸み形状とし、下腕部の山部と係合する際、小さい外力では山部を越えられないようにし、一定以上の外力により円滑に山部を越えるようにしたものである。なお、略円形断面の短軸部材123の中心から突状部121の先端を結んだ線と鉛直線のなす角度は概ね30°である。また、係合突起12において突状部121を含む下方部分122は上方部分より突出して下腕部との係合を確実なものとしている。
先端係合部材1は価格表示具3の表示面が鉛直姿勢における中間部材2の背面に当接する鉛直状の前面191と、価格表示具3の表示面が上向き水平姿勢における中間部材2の背面に当接する天面192を有し、係合突起12の中心oから先端係合部材1の前面191までの寸法Rと係合突起の中心oから天面192までの寸法Rが略同じであり、前面191と天面192の接続部は同じ寸法Rを半径とするアール状193である。先端係合部材1がこのような形状寸法を有することで、価格表示具の表示面が鉛直状となる陳列姿勢及び価格表示具をはね上げた状態の支持姿勢が共に安定し、また両者の陳列姿勢への変化を円滑なものとする。前面191は鉛直面であることが望ましい。天面192は必ずしも水平面である必要はなく、丸みを帯びた面であってもよい。その理由は、一旦はね上げられた価格表示具3は係合突起12の突状部121が元に戻ろうとする回転の障害となり、ある一定の外力を与えないかぎり元に戻らないからである。
中間部材2は価格表示具3と先端係合部材1を連結するものである。すなわち、中間部材2は価格表示具3の後方係合部32に係合する第1係合部21と先端係合部材1の一対の係合突起12と係合する第2係合部22を有する。第1係合部21は本例では矩形状の板状体である。矩形状の板状体21は価格表示具3の枠体に嵌合する大きさと形状を有する。
中間部材2の第2係合部は左右一対の上腕部221と、内周部に2つ凹部224、225で形成される山部223を形成した左右一対の下腕部222とからなる。上腕部221と下腕部222は上下方向及び左右方向共にバネ弾性を有する。すなわち、両腕部となる上腕部221の先端と下腕部222の先端の隙間が開く方向に外力が作用すると両腕部はバネ弾性により挟持力が発生する。また、左腕部と右腕部の先端が左右で開く方向に外力が作用すると左腕部と右腕部はバネ弾性により挟持力が発生する。
中間部材2において、矩形状の板状体21から延びる下腕部222の内側には、回動方向に見て、内周部に2つ凹部224、225で形成される山部223が形成されている。なお、山部223は図5に示すように、矩形状の板状体21が鉛直姿勢を採る方向で見た場合、段差の角であり、当該段差の角の後方(図5の左方向)には、突状部121が収まる切り欠き状の凹部225が形成されている。この中間部材2の下腕部222の内側形状と先端係合部材1の係合突起12の係合関係により、後述する価格表示具3は特有の動きが可能となる。
本例のアダプター10を構成する先端係合部材1、中間部材2及び価格表示具3は例えば次ぎのように組み付けられダブルフックハンガーに装着される。先ず、価格表示具3の後方係合部32に中間部材2を取り付ける。すなわち、中間部材2の矩形状の板状体21の上端部を価格表示具3の枠体33の下方の開口から挿入する。この挿入は価格表示具3の板状の係合片34の係止片341を中間部材2で押し込みながら行なう。中間部材2が枠体33の上端に当接すると板状の係合片34の係止片341は中間部材2の下端に突出して中間部材2を支持する。
次いで先端係合部材1の一対の係合突起12を中間部材2の両腕部の上腕部221と下腕部222の先端隙間から入れ、先端係合部材1の前面191が中間部材2の背面に当接するまで押し込む。なお、両腕部221、222の先端部には係合突起12の直径と同じ幅寸法の凹溝が形成され、一対の係合突起12を挿入し易いようにしている。先端係合部材1の前面191は先高部17の高さと所定の幅寸法を有するため、先端係合部材1の前面191と中間部材2の背面の接触面積は大きい。また、この状態において、下腕部222の山部223と一対の係合突起12の下方部分122の下端128が当接しており、一対の係合突起12の突状部121の位置は下腕部222の山部223より前方側にある。すなわち、この状態は一対の係合突起12が両腕部に挟持された状態である。このため、図6に示すように、価格表示具3の表示面が鉛直面となる陳列姿勢において、先端係合材1は中間部材2に対して前後方向にずれることも抜けることもなく、価格表示具3の表示面が下方を向くような回転も規制されるため、当該陳列姿勢が安定する。
なお、価格表示具3への電子棚札の設置及び上方バー部材90への先端係合部材1の設置はいずれの段階で行なってもよい。また、上記組み付け方法に限定されず、先端係合部材1と中間部材2とを組み付けた後、中間部材2の第1係合部を価格表示具3に取り付けてもよい。
本例のアダプターが適用されるダブルフックハンガーとしては、スーパーなどの量販店やコンビニにおいて、吊り下げ商品を陳列する際に使用されるものであって、商品を吊り下げる下方バー部材と、該下方バー部材の上方に位置する上方バー部材の先端に価格表示具を取り付けたハンガーが挙げられる。本例のアダプターはダブルフックハンガーの上方バー部材の先端に付設されるものである。
ダブルフックハンガーの先端形状としては、種々のものがあるが、一般には前後方向に水平に延びる本体バーの先端が上方に屈曲したものが使用されており、鉛直に折れ曲がった鉛直部材が短い短鉛直部材のもの(図14参照)、鉛直に折れ曲がった鉛直部材が該短鉛直部材のものより長い長鉛直部材のもの(図15参照)及び屈曲部材が斜め上方に屈曲したもの(図16参照)が挙げられる。本例のアダプターはこれら3種類の全てのダブルフックハンガーに適用可能である。
このようにダブルフックハンガーに装着されたアダプターは図7に示すように電子棚札Xの表示面及び中間部材の矩形状の板状体21の表面は鉛直状態にある。図7の陳列姿勢から陳列された商品が抜き取られる際、アダプター10は次ぎのように作用する。すなわち、この状態から下方バー部材に吊り下げられた商品が前方方向へ抜き取られる。商品が抜き取られる際、商品又は人の手が価格表示具3の裏面に当たる(図9参照)。これにより、価格表示具3は先端係合部材1の一対の係合突起12を中心として表示面が斜め上となる方向に作用力を受ける。この際、中間部材2の背面に当接する先端係合部材1の前面191から天面192に至る形状がアール面であること、一対の係合突起12の突状部121の当該作用力による回転方向には所定角度、本例では48°までは回転に障害となるものがないことの理由により回転は円滑である(図8参照)。すなわち、図8に示すように、価格表示具3の下端部が上方バー部材90より上方位置にあるため、下方バー部材に吊り下げられた商品を抜出す際の障害となるものはない。このため、商品の円滑な抜き取りが可能となる。
図8の状態から商品の抜き取りが完了し外力が除かれると、価格表示具3は自重により先端係合部材1の一対の係合突起12を中心として元の姿勢に戻る方向に回転する。そして、その回転は中間部材2の背面と先端係合部材1の前面191との当接により終了するため、価格表示具3の表示面は鉛直状となって元の陳列姿勢に戻る。
すなわち、価格表示具3の表示面が鉛直状態から表示面が斜め上方を向く方向に回転する際、一対の係合突起の突状部121が下腕部222の山部223を越えない範囲で価格表示具3が回転する領域では、外力が作用しない自然状態において価格表示具3が自重により元の陳列姿勢に戻る。
次ぎに、図7の陳列姿勢から商品の補充作業を行う場合を説明する。所定の数の商品を補充する際、やはり価格表示具3が補充の障害となる。そこで、価格表示具3を先端係合部材1の一対の係合突起12を中心として表示面が斜め上となる方向に回転させる。価格表示具3は図8に示す位置まで回転すると、一対の係合突起12の突状部121と下腕部222の山部223が近接し突状部121の山と山部223の山がぶつかる。この山と山の干渉力以上の回転力を価格表示具3に与えると、遂にはその先端同士が当接する(図10及び図11参照)。突状部121の山と山部223の山との当接位置は鉛直軸に対して前方側の50±5°の位置にある。
図11に示すように、価格表示具3を更に矢印Yの方向に回転させると、一対の係合突起12の突状部121は下腕部222の先端の凹部225に入り込む。この状態においては、先端係合部材1の天面192が中間部材2の背面と当接し、価格表示具3の表示面は鉛直面と90度の角度で且つ表示面が上を向いた状態となる。価格表示具3の自重は先端係合部材1の天面192で支えられるため、価格表示具3はこの状態で固定された状態となる。従って、商品の補充作業の際、価格表示具3がその障害となることがない(図13)。
すなわち、価格表示具3の表示面が鉛直状態から表示面が斜め上方を向く方向に回転する際、一対の係合突起12の突状部121が下腕部222の山部223を越えて価格表示具3が回転すると、価格表示具3の表示面が上方を向いた位置で先端係合部材1の天面192に支持される。
図12及び図13の状態から価格表示具3を元に戻すには、価格表示具3を上記の回転方向とは逆の方向に回転させる。図11に示すような位置、すなわち、一対の係合突起12の突状部121と下腕部222の山部223が当接する位置で更に矢印Z方向に作用力を与えれば、価格表示具3は表示面が鉛直面となる陳列姿勢に戻る。
本例のアダプター10は種々の変形例を採ることができる。例えば価格表示手段は電子棚札以外に従来のカードケース状物であってもよい。この場合、価格表示具の価格表示手段支持部もカードケース状物を支持する形状のものとなる。
また、先端係合部材は2つの貫通孔は1つでもよく、無くてもよい。すなわち、特定の上方バー部材に特化されたものであってもよい。また、中間部材2の第1係合部の形状及びこれと係合する価格表示具の後方係合部は適宜設計変更されたものでもよい。
本例のアダプター及びこれを装着したダブルフックハンガーは、商品の抜き取りの際は抜き取り方向への作用力により価格表示具が抜き取りに障害とならない角度まで回動でき商品の抜き取りの障害とはならない。また、当該作用力が除かれると、回動していた価格表示具は元の形状に戻る。一方、商品補充の際、価格表示具を所定の角度を超えてはね上げた場合、一時的なはね上げ状態を維持できる。このため、商品の補充作業が容易となる。また、アダプター構造が簡易であるため摩滅がほとんどなく、長期間に亘り安定して使用できる。また、既存のダブルフックハンガーに装着して使用できるため、スーパーなどの量販店においてコストを上昇させることなく、作業効率の向上が望め、好適に使用できる。
本例のアダプターを後方から見た分解斜視図である。 本例のアダプターの前方から見た分解斜視図である。 先端係合部材の一部の右側面図である。 先端係合の一部の正面図である。 中間部材の右の両腕部を左側から見た図である。 本例のアダプターを後方から見た斜視図である。 本例のアダプター装着ダブルフックハンガーの一部の右側面図である。 図7の状態から価格表示具を所定角度回転させた一部の右側面図である。 商品取り出し状態におけるアダプター装着ダブルフックハンガーの右側面図である。 図8の状態から価格表示具を更に回転させた一部の右側面図である。 中間部材の両腕部と一対の係合突起の係合状態を示す図である。 商品補充時の価格表示具が先端係合部材の天面に固定された図である。 商品補充時のアダプター装着ダブルフックハンガーを示す図である。 先端部材が短鉛直部材の上方バー部材と先端係合部材との係合関係を示す図である。 先端部材が長鉛直部材の上方バー部材と先端係合部材との係合関係を示す図である。 先端部材が屈曲材の上方バー部材と先端係合部材との係合関係を示す図である。
符号の説明
1 先端係合部材
2 中間部材
3 価格表示具
10 アダプター
12 一対の係合突起
21 第1係合部(矩形状の板状体)
22 第2係合部(両腕部)
31 価格表示手段支持部
32 後方係合部
90 上方バー部材
121 突状部
222 下腕部
223 山部
224、225 凹部
X 価格表示手段(電子棚札)

Claims (9)

  1. 商品を吊り下げる下方バー部材の上方に位置する上方バー部材の先端に取り付けられるアダプターであって、
    価格表示手段を取り付ける価格表示手段支持部と該価格表示手段支持部の裏面に形成される後方係合部を備える価格表示具と、
    該上方バー部材の先端に着脱自在に取り付けられる左右一対の係合突起を有する先端係合部材と、
    該価格表示具の該後方係合部に係合する第1係合部と該先端係合部材の一対の係合突起と係合する該第2係合部を有する中間部材とからなり、
    該中間部材の該第2係合部は、左右一対の上腕部と、内周部に2つ凹部で形成される山部を形成した左右一対の下腕部とからなり、
    該先端部材の左右一対の係合突起は略円形断面の短軸部材の下方前方部に前方斜め下方向に延びる突状部を有すると共に、前記上腕部と下腕部の内側に挟持されることを特徴とするダブルフックハンガー用アダプター。
  2. 該中間部材の第1係合部は、矩形状の板状体であることを特徴とする請求項1記載のダブルフックハンガー用アダプター。
  3. 該先端係合部材は該価格表示具の表示面が鉛直姿勢における該中間部材の背面に当接する鉛直状の前面と、該価格表示具の表示面が上向き水平姿勢における該中間部材の背面に当接する天面を有し、該係合突起の中心から該先端係合部材の前面までの寸法と該係合突起の中心から天面までの寸法が略同じであり、該前面と該天面の接続部は当該寸法を半径とするアール状であることを特徴とする請求項1又は2記載のダブルフックハンガー用アダプター。
  4. 該価格表示具の表示面が鉛直姿勢における一対の係合突起の突状部の位置は下腕部の山部より前方側にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のダブルフックハンガー用アダプター。
  5. 該価格表示具の表示面が鉛直状態から表示面が斜め上方を向く方向に回転する際、一対の係合突起の突状部が下腕部の山部を越えない範囲で該価格表示具が回転する領域では、外力が作用しない自然状態において該価格表示具が自重により元の陳列姿勢に戻ることを特徴とする請求項4に記載のダブルフックハンガー用アダプター。
  6. 該価格表示具の表示面が鉛直状態から表示面が斜め上方を向く方向に回転する際、一対の係合突起の突状部が下腕部の山部を越えて該価格表示具が回転すると、該価格表示具の表示面が上方を向いた位置で先端係合部材の天面に支持されることを特徴とする請求項4に記載のダブルフックハンガー用アダプター。
  7. 該一対の係合突起の突状部の先端と下腕部の山部の先端との当接位置は鉛直軸に対して前方側の50°±5°の位置であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のダブルフックハンガー用アダプター。
  8. 該価格表示具が電子棚札であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のダブルフックハンガー用アダプター。
  9. 請求項1〜8のダブルフックハンガー用アダプターを装着してなるダブルフックハンガー。
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