JP3137145U - 手提げバック - Google Patents
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Abstract
【課題】外観を見ただけで環境への配慮の姿勢が直ぐに分かり、スタイリッシュで高級感のあるエコロジカルな手提げバックを提供する。
【解決手段】手提げバック10は、再生ペット生地と無漂白コットン生地とを組合せてなる。無漂白コットン生地からなる袋体12に再生ペット生地からなる持ち手13が縫い付けられる。再生ペット生地と無漂白コットン生地とを縫い合わせる際には、再生ペット生地よりも無漂白コットン生地を長く送り出し、各々の縫い目の間に再生ペット生地に対して無漂白コットン生地の弛みが分配されるようにするとよい。
【選択図】図1
【解決手段】手提げバック10は、再生ペット生地と無漂白コットン生地とを組合せてなる。無漂白コットン生地からなる袋体12に再生ペット生地からなる持ち手13が縫い付けられる。再生ペット生地と無漂白コットン生地とを縫い合わせる際には、再生ペット生地よりも無漂白コットン生地を長く送り出し、各々の縫い目の間に再生ペット生地に対して無漂白コットン生地の弛みが分配されるようにするとよい。
【選択図】図1
Description
本考案は、手提げバックに関するもので、詳しくは、環境に優しい異種の素材を組み合わせた環境配慮型の手提げバックに関するものである。
近年、ゴミの減量や資源の有効利用・節約、資源のリサイクルなど、環境問題への取り組みが活発になっている。特に、ペットボトルは、分別回収の促進に伴って回収率が向上しており、種々の再生技術が提案されている。
このような現状の下、日常使っているものの僅かな部分だけでもリサイクル資源を使うことにより、またその需要を増やすことによりリサイクルの用途拡大に繋がることになる。具体的には、普段、買い物等に持ち歩く手提げバックの材料として、再生ペット材料を採用することで、環境配慮への意識が高まってゴミの分別や再生品への購入意欲を高めることができる。
従来、再生ペット材料を用いた手提げバックとしては、特許文献1に開示されるように、その構成部分となる袋体および持ち手に再生ペット生地を用いて、これらの生地を溶着するものが知られている。
しかしながら、上記のような再生ペット生地を用いる手提げバックでは、次ような問題がある。
(1)手提げバックの外観を見ただけでは再生ペット生地であるかどうかが分かりづらいため、環境への配慮の姿勢が伝わりにくい。
(2)再生ペット生地の質感が単調で高級感に欠けるため、手提げバックの見栄えが悪くなりやすい。
(1)手提げバックの外観を見ただけでは再生ペット生地であるかどうかが分かりづらいため、環境への配慮の姿勢が伝わりにくい。
(2)再生ペット生地の質感が単調で高級感に欠けるため、手提げバックの見栄えが悪くなりやすい。
本考案は、このような現状に鑑みなされたもので、外観を見ただけで環境への配慮の姿勢が直ぐに分かり、スタイリッシュで高級感のあるエコロジカルな手提げバックを提供することを目的としている。
[第1考案]
前記課題を解決するために、本考案者らは、環境に優しい異種の素材を組合せる点に着目した。すなわち、第1考案の手提げバックは、再生ペット生地と無漂白コットン生地とを組合せてなる構成とした。
前記課題を解決するために、本考案者らは、環境に優しい異種の素材を組合せる点に着目した。すなわち、第1考案の手提げバックは、再生ペット生地と無漂白コットン生地とを組合せてなる構成とした。
このような構成によれば、手提げバックの外観に再生ペット生地と無漂白コットン生地の両方が現れる。無漂白コットンは、その製造時に染料や薬品が排出されない環境に優しい素材である。その生地表面は、無漂白の独特の色合いと質感を有し、その外観を見ただけで誰でもその存在を認識することができる。
本考案では、再生ペット生地と無漂白コットン生地とを組み合わせることで、素材の有効利用を図るとともに、購入者・使用者その他の手提げバックを見る者に環境配慮への取り組み姿勢を容易に認識させることができる。
また、本考案の手提げバックでは、無漂白コットン生地の自然な風合いと、再生ペット生地の光沢感とによる質感の差によって外観にアクセントが与えられるため、高級感のあるデザインを実現しやすくなる。
本考案では、再生ペット生地と無漂白コットン生地とを組み合わせることで、素材の有効利用を図るとともに、購入者・使用者その他の手提げバックを見る者に環境配慮への取り組み姿勢を容易に認識させることができる。
また、本考案の手提げバックでは、無漂白コットン生地の自然な風合いと、再生ペット生地の光沢感とによる質感の差によって外観にアクセントが与えられるため、高級感のあるデザインを実現しやすくなる。
[第2考案]
再生ペット生地と無漂白コットン生地とを組み合わせて使用する場合、これらの生地を重ねて縫い合わせると、両者の収縮率の差によって縫い合わせ部分にヨレやシワが生じることがある。特に、手提げバックを洗濯して乾かすと、このような不具合が生じる。
第2考案の手提げバックは、第1考案の構成を備えた手提げバックであって、
再生ペット生地と無漂白コットン生地とが重ねて縫い合わされるものであり、
これらの縫い合わせ部分では、縫い合わせの際に再生ペット生地よりも無漂白コットン生地が長く送り出されており、かつ、各々の縫い目の間に、再生ペット生地に対して無漂白コットン生地の弛みが分配されてなる構成とした。
再生ペット生地と無漂白コットン生地とが重ねて縫い合わされるものであり、
これらの縫い合わせ部分では、縫い合わせの際に再生ペット生地よりも無漂白コットン生地が長く送り出されており、かつ、各々の縫い目の間に、再生ペット生地に対して無漂白コットン生地の弛みが分配されてなる構成とした。
このような構成によれば、無漂白コットン生地が縮んでも、この縮み分が縫い目の間の弛みで吸収される。このため、再生ペット生地と無漂白コットン生地の縫い合わせ部分にヨレやシワが生じることなく、手提げバックの見栄えを良好に保つことができる。
また、再生ペット生地と無漂白コットン生地との縫い糸が引っ張られて切れにくいため、両生地の縫い合わせ部分の強度を高く保つことができる。
なお、無漂白コットン生地の弛みは、両生地の縫い目の間に分配されるため、その弛み量が極めて少なくて済む。このため、手提げバックの外観には弛みがほとんど目立たない。
また、再生ペット生地と無漂白コットン生地との縫い糸が引っ張られて切れにくいため、両生地の縫い合わせ部分の強度を高く保つことができる。
なお、無漂白コットン生地の弛みは、両生地の縫い目の間に分配されるため、その弛み量が極めて少なくて済む。このため、手提げバックの外観には弛みがほとんど目立たない。
[第3考案]
第3考案の手提げバックは、第1または第2考案の構成を備えた手提げバックであって、
所持品を収容するための袋体と、
この袋体を吊り下げる持ち手とを有しており、
前記袋体が無漂白コットン生地により形成され、かつ、前記持ち手が再生ペット生地により形成される構成とした。
第3考案の手提げバックは、第1または第2考案の構成を備えた手提げバックであって、
所持品を収容するための袋体と、
この袋体を吊り下げる持ち手とを有しており、
前記袋体が無漂白コットン生地により形成され、かつ、前記持ち手が再生ペット生地により形成される構成とした。
このような構成によれば、手提げバックの袋体が無漂白コットン生地であるため、環境に優しい無漂白生地の質感および色合いがその外観の大部分に現れる。これにより、手提げバックを見ただけで環境への配慮の取り組みが直ぐに分かる。
また、手汗等で汚れやすい持ち手部分に再生ペット生地を採用することで、持ち手部分に汚れが付きにくくなり、また、持ち手の耐久性を高めることができる。
また、手汗等で汚れやすい持ち手部分に再生ペット生地を採用することで、持ち手部分に汚れが付きにくくなり、また、持ち手の耐久性を高めることができる。
[第4考案]
第4考案の手提げバックは、第1または第2考案の構成を備えた手提げバックであって、
所持品を収容するための袋体と、
この袋体の内側に設けられる内ポケットとを有しており、
前記袋体が無漂白コットン生地により形成され、かつ、前記内ポケットが再生ペット生地により形成される構成とした。
第4考案の手提げバックは、第1または第2考案の構成を備えた手提げバックであって、
所持品を収容するための袋体と、
この袋体の内側に設けられる内ポケットとを有しており、
前記袋体が無漂白コットン生地により形成され、かつ、前記内ポケットが再生ペット生地により形成される構成とした。
このような構成によれば、第3考案と同様に、手提げバックの袋体が無漂白コットン生地であるため、環境に優しい無漂白生地の質感および色合いがその外観の大部分に現れる。これにより、手提げバックを見ただけで環境への配慮が直ぐに分かる。
また、内ポケットに再生ペット生地を採用することで、使用者が選択的に無漂白コットン生地の収納部と、再生ペット生地の収納部とを使い分けることができる。例えば濡れたハンカチなどを防水性の高い内ポケットに収容して、袋体の他の所持品との接触を避けるといった使い方が可能になる。
また、内ポケットに再生ペット生地を採用することで、使用者が選択的に無漂白コットン生地の収納部と、再生ペット生地の収納部とを使い分けることができる。例えば濡れたハンカチなどを防水性の高い内ポケットに収容して、袋体の他の所持品との接触を避けるといった使い方が可能になる。
[第1〜4考案]
第1〜4考案において、再生ペット生地および無漂白コットン生地の種類は問わない。手提げバックの構成部分に応じて適宜選定することができる。
再生ペット生地は、ペットボトルから精製されたフレーク状のPET樹脂から長繊維(フィラメント糸)を製造し、周知の方法で織り上げる。
無漂白コットン生地は、所定の太さの綿糸から周知の方法で織り上げる。漂白および染色を行わないため、薬品等による水質の汚染を回避することができ、環境に優しい素材である。無漂白コットン生地で手提げバックを作製する場合には、耐久性の良好な厚での生地(葛城、舞布天竺、帆布など)を採用することが望ましい。
第1〜4考案において、再生ペット生地および無漂白コットン生地の種類は問わない。手提げバックの構成部分に応じて適宜選定することができる。
再生ペット生地は、ペットボトルから精製されたフレーク状のPET樹脂から長繊維(フィラメント糸)を製造し、周知の方法で織り上げる。
無漂白コットン生地は、所定の太さの綿糸から周知の方法で織り上げる。漂白および染色を行わないため、薬品等による水質の汚染を回避することができ、環境に優しい素材である。無漂白コットン生地で手提げバックを作製する場合には、耐久性の良好な厚での生地(葛城、舞布天竺、帆布など)を採用することが望ましい。
第1〜4考案は、必要に応じて単独で適用してもよいし、これらの考案を組み合わせて適用してもよい。また、本明細書に記載される他の考案を組み合わせてもよい。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、手提げバックの主要部に無漂白コットン生地を採用し、デザイン的なアクセントとなる部分に再生ペット生地を採用した。無漂白コットン生地としては例えば11号幌布が用いられ、再生ペット生地としては再生ポリエステル糸(190デニール程度)の平織布が用いられる。
[第1実施形態]
第1実施形態の手提げバックを図1〜図5に示した。図1は手提げバック10の正面図、図2は同バックの断面図、図3は同バックの側面図、図4は同バックの部分拡大平面図、図5は同バックの部分拡大断面図である。
第1実施形態の手提げバックを図1〜図5に示した。図1は手提げバック10の正面図、図2は同バックの断面図、図3は同バックの側面図、図4は同バックの部分拡大平面図、図5は同バックの部分拡大断面図である。
図1に示すように、手提げバック10は、袋体12と一対の持ち手13とを備えている。無漂白コットン生地からなる袋体12の上端部に再生ペット生地からなる持ち手13が縫い付けられる。符号15はブランド名等を入れるタグである。
袋体12は、縦長矩形に裁断された2枚の無漂白コットン生地から作製される。2枚の生地を重ね、その左右側端および下端を縫い合わせることで袋状に形成される。各生地の左右側端部は、均等な幅で内側に折り曲げられ、この折り曲げ幅が袋体12のマチとなる(図2参照)。袋体12の下端には補強用の帯状の縁取り布12aが縫い付けられる。
持ち手13は、帯状に裁断された左右それぞれ1枚の生地をその中央で折り返して左右に縫い付けてある。持ち手13を側方から見たとき(図3参照)、袋体12の前後の生地に架け渡される格好になっている。
持ち手13の幅は、付け根付近から先端に向かって次第に狭くなる(図1参照)。これにより、持ち手13の付け根付近の強度が十分に確保され、持ち手13の持ち幅が手に馴染みやすい太さになる。
持ち手13の幅は、付け根付近から先端に向かって次第に狭くなる(図1参照)。これにより、持ち手13の付け根付近の強度が十分に確保され、持ち手13の持ち幅が手に馴染みやすい太さになる。
図4に示すように、袋体12と持ち手13との縫い合わせ部分10Aには、縫い糸16が直線上に縫い付けられている。袋体12の無漂白コットン生地Cと、持ち手13の再生ペット生地Pとを重ね、両生地を送りながらミシンまたは手縫いで縫い上げてある。
縫い合わせ部分10Aでは、縫い糸16を縫い付ける際に再生ペット生地Pよりも無漂白コットン生地Cの送り量が長くなっている。これにより、図5に示すように、縫い糸16の縫い目の間でほぼ真っ直ぐな再生ペット生地Pに対し、無漂白コットン生地Cが弛んだ状態となる。
この結果、洗濯等で無漂白コットン生地Cが縮んだ場合でも、この縮み分が無漂白コットン生地Cの弛み部分で吸収され、縫い合わせ部分10Aにヨレやシワが生じにくくなる。縫い糸16は持ち手13に対して直交する方向に延びるから、袋体12からの荷重の影響を受けることなく縮み幅の予測をすることができる。
縫い合わせ部分10Aでは、縫い糸16を縫い付ける際に再生ペット生地Pよりも無漂白コットン生地Cの送り量が長くなっている。これにより、図5に示すように、縫い糸16の縫い目の間でほぼ真っ直ぐな再生ペット生地Pに対し、無漂白コットン生地Cが弛んだ状態となる。
この結果、洗濯等で無漂白コットン生地Cが縮んだ場合でも、この縮み分が無漂白コットン生地Cの弛み部分で吸収され、縫い合わせ部分10Aにヨレやシワが生じにくくなる。縫い糸16は持ち手13に対して直交する方向に延びるから、袋体12からの荷重の影響を受けることなく縮み幅の予測をすることができる。
第1実施形態によれば、持ち手13に再生ペット生地を採用する一方、無漂白コットン生地を袋体12の外観に見せることで、手提げバックの環境への取り組みを使用者や購入者等の見る者に容易に認識させることができる。この結果、再生ペット材料の有効利用を図りつつ、環境問題への意識を高めたエコロジカルな手提げバック10を実現することができる。
また、袋体12と持ち手13の外観においては、無漂白コットン生地と再生ペット生地との質感および色合いの差によってアクセントが与えられ、デザイン性が高められる。
さらに、持ち手13に再生ペット生地を採用したことで、持ち手13に手汗などの汚れが付きにくくなり、その耐久性を良好に保つことができる。この結果、長期に亘って手提げバック10を愛用することが可能になる。
さらに、持ち手13に再生ペット生地を採用したことで、持ち手13に手汗などの汚れが付きにくくなり、その耐久性を良好に保つことができる。この結果、長期に亘って手提げバック10を愛用することが可能になる。
[第2実施形態]
次に、本考案の第2実施形態を図6および図7に示した。
第2実施形態の手提げバック20は、袋体12を箱型にしたものである。袋体12に無漂白コットン生地、持ち手13に再生ペット生地が用いられる。
次に、本考案の第2実施形態を図6および図7に示した。
第2実施形態の手提げバック20は、袋体12を箱型にしたものである。袋体12に無漂白コットン生地、持ち手13に再生ペット生地が用いられる。
袋体12は、矩形縦長の無漂白コットン生地12bを正面、底面および背面に沿って折り曲げ、この生地の左右端部に側面用の矩形の無漂白コットン生地12cが縫い付けられる。
持ち手13は、再生ペット生地を一定幅の帯状に形成しておき、その両端部を縫い糸16でクロス状に袋体12に縫い付けている(図7参照)。無漂白コットン生地と再生ペット生地との縫い合わせ部分20Aでは、第1実施形態と同様に、無漂白コットン生地に弛みをもたせてある。
持ち手13は、再生ペット生地を一定幅の帯状に形成しておき、その両端部を縫い糸16でクロス状に袋体12に縫い付けている(図7参照)。無漂白コットン生地と再生ペット生地との縫い合わせ部分20Aでは、第1実施形態と同様に、無漂白コットン生地に弛みをもたせてある。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、再生ペット材料が持ち手13として有効利用される一方、袋体12の無漂白コットン生地の外観から手提げバック20の環境への取り組みが直ぐに分かる。
また、無漂白コットン生地と再生ペット生地との質感および色合いの差がアクセントとなって手提げバック10のデザイン性を高めることができる。
また、無漂白コットン生地と再生ペット生地との質感および色合いの差がアクセントとなって手提げバック10のデザイン性を高めることができる。
また、再生ペット生地からなる持ち手13は、汚れが付きにくく耐久性に優れるため、手提げバック20の品質が向上し、さらには、袋体12が箱状になっているため、スーパーマーケットなどの買い物かごに入れ易く、その使い勝手も良好になる。
[第3実施形態]
本考案の第3実施形態を図8〜図10に示した。
第3実施形態の手提げバック30は、袋体12に内ポケット17を設けたものである。袋体12と持ち手13に無漂白コットン生地が用いられ、内ポケット17に再生ペット生地が用いられている。
本考案の第3実施形態を図8〜図10に示した。
第3実施形態の手提げバック30は、袋体12に内ポケット17を設けたものである。袋体12と持ち手13に無漂白コットン生地が用いられ、内ポケット17に再生ペット生地が用いられている。
無漂白コットン生地は、手提げバック30の正面および背面の生地と、底面の生地とが縦方向(図8紙面上下方向)に繋がった形状で裁断され、この生地の両側端部が縫い合わせられる。同じ生地の上端部を縫い合わせることで持ち手13が形成される。
袋体12の底部は、図9に示すように、無漂白コットン生地の左右両端部がコの字状に裁断される。この裁断部分の周縁Sが矢印方向に折れ曲がった状態で縫い合わされて図8に示す舟底形になる。
袋体12の底部は、図9に示すように、無漂白コットン生地の左右両端部がコの字状に裁断される。この裁断部分の周縁Sが矢印方向に折れ曲がった状態で縫い合わされて図8に示す舟底形になる。
図10に示すように、袋体12の内側には、持ち手13の間の位置に内ポケット17が垂れ下がる。開口部17aから下方にポケットが形成される。
内ポケット17の上端部には縁取り布18が被せられ、この縁取り布18の上から無漂白コットン生地(袋体12)と、再生ペット生地(内ポケット17)が縫い合わされている。なお、縁取り布18は、薄手の無漂白コットン生地からなるものである。
内ポケット17の上端部には縁取り布18が被せられ、この縁取り布18の上から無漂白コットン生地(袋体12)と、再生ペット生地(内ポケット17)が縫い合わされている。なお、縁取り布18は、薄手の無漂白コットン生地からなるものである。
無漂白コットン生地と再生ペット生地との縫い合わせ部分30Aでは、前述の第1実施形態と同様に、無漂白コットン生地に弛みがもたせてあり、この弛みによって再生ペット生地との収縮率の差が吸収される。
第3実施形態の手提げバック30によれば、再生ペット材料を内ポケット17として有効利用しつつ、袋体12および持ち手13の無漂白コットン生地により環境配慮の取り組みを見る者に容易に伝えることができる。
さらに、再生ペット生地からなる内ポケット17を設けたことで、濡れ物などを内ポケット17に小分けして収納することができ、手提げバック30の利便性を高めることができる。
[第4実施形態]
本考案の第4実施形態を図11に示した。
第4実施形態の手提げバック40は、第3実施形態の袋体12と、第2実施形態の持ち手13とを組み合わせたものである。袋体12には無漂白コットン生地が用いられ、持ち手13には再生ペット生地が用いられている。
本考案の第4実施形態を図11に示した。
第4実施形態の手提げバック40は、第3実施形態の袋体12と、第2実施形態の持ち手13とを組み合わせたものである。袋体12には無漂白コットン生地が用いられ、持ち手13には再生ペット生地が用いられている。
袋体12は、無漂白コットン生地を舟底形に縫い合わせて形成され、袋体12の上端部には再生ペット生地の持ち手13が前後に2カ所取り付けられる。無漂白コットン生地と再生ペット生地との縫い合わせ部分40Aでは、無漂白コットン生地に弛みをもたせてある。
第4実施形態によっても、再生ペット材料を持ち手13として有効利用しつつ、袋体12の無漂白コットン生地により環境配慮の取り組みを見る者に認識させることができる。
また、無漂白コットン生地と再生ペット生地との質感および色合いの差がアクセントとなって手提げバック40のデザイン性を高めることができる。
また、無漂白コットン生地と再生ペット生地との質感および色合いの差がアクセントとなって手提げバック40のデザイン性を高めることができる。
[第5実施形態]
本考案の第5実施形態を図12に示した。
第5実施形態の手提げバック50は、第3実施形態の持ち手13の形状を変更したものである。袋体12と持ち手13に無漂白コットン生地が用いられ、内ポケット17に再生ペット生地が用いられている。
本考案の第5実施形態を図12に示した。
第5実施形態の手提げバック50は、第3実施形態の持ち手13の形状を変更したものである。袋体12と持ち手13に無漂白コットン生地が用いられ、内ポケット17に再生ペット生地が用いられている。
無漂白コットン生地は、手提げバック50の正面および背面の生地と、底面の生地とが縦方向(図13紙面上下方向)に繋がった形状で裁断され、この生地の両側端部が縫い合わせられる。同じ生地の上端部を正面から観て環状に縫い合わせることで持ち手13が形成される。袋体12の底部は、第3実施形態と同様に、舟底形に縫い合わせられる。
袋体12の上端部には、再生ペット生地の内ポケット17が縫い付けられており、無漂白コットン生地と再生ペット生地との縫い合わせ部分50Aでは、縫い目の間に無漂白コットン生地の弛みがもたせてある。
第5実施形態によっても、再生ペット材料を内ポケット17として有効利用しつつ、袋体12および持ち手13の外観に無漂白コットン生地を見せることで、手提げバック50の環境への取り組みを見る者に容易に認識させることができる。
また、再生ペット生地の内ポケット17により手提げバック30の利便性を高めることができる。
さらには、袋体12と持ち手13とが一体となって正面および背面に向くため、手提げバック50を肩に掛けて持つといった使い方も容易になる。
また、再生ペット生地の内ポケット17により手提げバック30の利便性を高めることができる。
さらには、袋体12と持ち手13とが一体となって正面および背面に向くため、手提げバック50を肩に掛けて持つといった使い方も容易になる。
[変形例]
第1〜5実施形態を説明したが、本考案の実施形態はこれらに限定されることなく、その他の変形・変更を伴ってもよい。
例えば第1〜5実施形態において、無漂白コットン生地と再生ペット生地との縫い合わせ部分の糸をワンタッチで簡単に解けるようにしてもよい。このような構成では、手提げバックを廃棄する際に、各生地の分別が簡単になりリサイクル利用を促進することができる。
袋体12や持ち手13の形状・長さ・位置については適宜変更してもよい。その他、袋体の内側だけでなく、袋体の外側に再生ペット生地からなるポケットを設けるようにしてもよい。
第1〜5実施形態を説明したが、本考案の実施形態はこれらに限定されることなく、その他の変形・変更を伴ってもよい。
例えば第1〜5実施形態において、無漂白コットン生地と再生ペット生地との縫い合わせ部分の糸をワンタッチで簡単に解けるようにしてもよい。このような構成では、手提げバックを廃棄する際に、各生地の分別が簡単になりリサイクル利用を促進することができる。
袋体12や持ち手13の形状・長さ・位置については適宜変更してもよい。その他、袋体の内側だけでなく、袋体の外側に再生ペット生地からなるポケットを設けるようにしてもよい。
10 手提げバック
10A 縫い合わせ部分
12 袋体
13 持ち手
15 タグ
16 縫い糸
17 内ポケット
18 縁取り布
C 無漂白コットン生地
P 再生ペット生地
10A 縫い合わせ部分
12 袋体
13 持ち手
15 タグ
16 縫い糸
17 内ポケット
18 縁取り布
C 無漂白コットン生地
P 再生ペット生地
Claims (4)
- 再生ペット生地と無漂白コットン生地とを組合せてなることを特徴とする手提げバック。
- 請求項1記載の手提げバックであって、
再生ペット生地と無漂白コットン生地とが重ねて縫い合わされるものであり、
これらの縫い合わせ部分では、縫い合わせの際に再生ペット生地よりも無漂白コットン生地が長く送り出されており、かつ、各々の縫い目の間に、再生ペット生地に対して無漂白コットン生地の弛みが分配される、手提げバック。 - 請求項1または2記載の手提げバックであって、
所持品を収容するための袋体と、
この袋体を吊り下げる持ち手とを有しており、
前記袋体が無漂白コットン生地により形成され、かつ、前記持ち手が再生ペット生地により形成される、手提げバック。 - 請求項1または2記載の手提げバックであって、
所持品を収容するための袋体と、
この袋体の内側に設けられる内ポケットとを有しており、
前記袋体が無漂白コットン生地により形成され、かつ、前記内ポケットが再生ペット生地により形成される、手提げバック。
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JP2007006796U JP3137145U (ja) | 2007-09-02 | 2007-09-02 | 手提げバック |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012210597A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Duskin Co Ltd | 複合フィルタ及びこれを用いた複合フィルタ構造体 |
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2007
- 2007-09-02 JP JP2007006796U patent/JP3137145U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
JP2012210597A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Duskin Co Ltd | 複合フィルタ及びこれを用いた複合フィルタ構造体 |
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