JP3136747B2 - 炉内搬送用ロール - Google Patents
炉内搬送用ロールInfo
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- JP3136747B2 JP3136747B2 JP04089830A JP8983092A JP3136747B2 JP 3136747 B2 JP3136747 B2 JP 3136747B2 JP 04089830 A JP04089830 A JP 04089830A JP 8983092 A JP8983092 A JP 8983092A JP 3136747 B2 JP3136747 B2 JP 3136747B2
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- JP
- Japan
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- roll
- furnace
- peripheral surface
- heat
- support ring
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- Expired - Lifetime
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- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
- Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
Description
連続熱処理炉等の高温度熱処理を連続的に行う工業用炉
にて被熱物を炉内にて支持し搬送せしめる炉内搬送用ロ
ールの構造に関するものである。
ローラーハース式と称される連続式熱処理炉において、
その被熱物を炉内で支持している炉内搬送用ロールは耐
熱性の金属製中空丸パイプで構成されその内部に丸パイ
プ保護のために冷却水を循環させている。
熱エネルギーが外に持ち出されるので望ましくなく、こ
のため従来から特に真空連続炉のような高温度処理炉で
はセラミックス,黒鉛或いはモリブデン合金,チタン合
金等のような水冷を必要としない耐熱性素材で成形され
たロールを使用することもテストされていた。
熱性素材は、例えばキー溝やピン孔のような応用集中が
起き易い切欠等が形成されていると機械的強度が大きく
損なわれ搬送に伴う振動で破壊し易くなるため充分な余
裕をもって太いロールを成形しなければならなくなり製
造コストが高くつくという問題があった。
ルは上記課題を解決しようとするもので、耐熱性素材に
より横断面多角形なる長手棒状のロール本体を形成する
と共に、外周面が真円形で内周面は該ロール本体の外周
面に合致する多角形に形成された被熱物支持リングを該
ロール本体に取り付けてなることを特徴としたものであ
る。
支持リングを取り付けることで、キー溝等の切欠を形成
することなくロール本体の回転トルクを被熱物支持リン
グに伝達できる機械的強度の強い炉内搬送用ロールを製
作し得る。
1乃至図3に示した炉内搬送用ロールは、耐熱性素材と
して炭素繊維複合炭素材(炭素繊維を埋設することによ
り強化された炭素材で、c/cコンポジットと称され
る。)を使用し、これをその繊維方向が長手方向に平行
となるように横断面四角形の長手棒状のロール本体1を
成形する。
支持部2a,2bが形成されている。3はロール本体1
と同様の耐熱性素材により成形された被熱物支持リング
で、該被熱物支持リング3は外周面3aは真円形でその
一側縁に鍔部3bが形成されていると共に、内周面3c
は前記ロール本体1の外周面に合致する正方形に開口し
ており、ロール本体1の外周にこの被熱物支持リング3
を一端より外嵌することによりロール本体1に対して被
熱物支持リング3を回転不能に取り付けし得る。
に炉体内に水平に支持される。即ち、4,4は炉壁、
5,5は該炉壁4,4から突出したロール本体1両端の
支持部2bを支持する軸受体で、該支持部2bには必要
に応じてスプロケット等の回転駆動手段が固着される。
そして被熱物支持リング3の外周面3a上にトレイ6が
支持され、ロール本体1を回転駆動させればその回転ト
ルクが被熱物支持リング3に確実に伝達されるので該ト
レイ6にこの力が伝達し該トレイ6上に乗せた被熱物7
を炉内搬送できるようにしている。
の外周に必要に応じさらに多数個取り付けることができ
その取付数の増減は自由であり、このような被熱物支持
リング3が介在することによりトレイ6をロール本体1
より離間させて炉内を搬送できるため被熱物7或いはト
レイ6の高温度がロール本体1に直接伝達するのを防
ぐ。
か三角形または五角形以上の多角形としてもよく、その
ロール本体1の外周面に合致するように被熱物支持リン
グ3の内周面を形成すれば、ロール本体1の回転トルク
を確実に被熱物支持リング3に伝達し得る。
等を構成する耐熱性素材としては上記実施例に示した炭
素繊維複合炭素材のほか、セラミックス,黒鉛,モリブ
デン合金,チタン合金等の他の耐熱性材料を使用するこ
ともできるが、炭素繊維複合炭素材は特にその繊維方向
をロール本体1の長手方向と平行なるようにすることに
より靱性が優れ搬送中に加わる振動に対して非常に強い
ものとなり得る。
ール本体1と同様に炭素繊維複合炭素材で成形された厚
さ14ミリメートル程度の長手の板状耐熱性素材8(こ
れらは種々の厚さの市販品があるので、それを一定幅,
一定長にカッターで切断することにより容易に入手でき
る)を4枚その横断面が四角形となるように束ね合わ
せ、その外周面に前記のような被熱物支持リング3を外
嵌することにより四角形に保形された角形組筒状のロー
ル本体1を形成すると共に、該ロール本体1の両端に支
持部9を嵌合してなる。支持部9は角軸部9aと丸軸部
9bが一体に形成され、該角軸部9aを該角形組筒の両
端開口中に嵌入している。10は該角形組筒の両端部に
外嵌され前記被熱物支持リング3と共に板状耐熱性素材
8を結束している止め輪である。なお、図5には図4に
示した炉内搬送用ロールを炉内に設置した状況を示し、
同図中図2と同一符号は同一部分を示す。
は、4枚の板状耐熱性素材8を束ね合わせてロール本体
1を成形しているので、板状耐熱性素材8の幅や長さ、
或いはその素材の厚さを変えるだけで、任意の直径,長
さ或いは強度のものが製作できる。そして該ロール本体
1に外嵌している被熱物支持リング3上に被熱物が支持
されるようにしたので角断面であることに係わりなく被
熱物をスムーズに炉内搬送できる。
し、この実施例では、板状耐熱性素材8を束ね合わせる
のに図8に示したように、相対する板状耐熱性素材8ど
うしをボルト11,ナット12により連結している。こ
のように板状耐熱性素材8の結束手段は上記止め輪以外
のものを併用してもよい。また、この実施例では角形組
筒の両端部に外嵌された止め輪14を直接軸受体13に
より回転自在に支持することで前記実施例のような支持
部9を不用としている。
は、横断面多角形のロール本体を形成しこれに内周面が
合致する被熱物支持リングを取り付けることにより構成
したので、回転トルク伝達のためのキー溝等を設けない
でよく強度が向上すると共に、製作が容易となりコスト
を低減できる有益な効果がある。
した部分断面正面図。
の分解斜視図。
分断面正面図。
部分断面正面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 耐熱性素材により横断面多角形なる長手
棒状のロール本体を形成すると共に、外周面が真円形で
内周面は該ロール本体の外周面に合致する多角形に形成
された被熱物支持リングを該ロール本体に取り付けてな
ることを特徴とした炉内搬送用ロール。 - 【請求項2】 ロール本体を炭素繊維複合炭素材により
その繊維方向を長手方向に平行となるように成形してな
ることを特徴とした請求項1記載の炉内搬送用ロール。 - 【請求項3】 ロール本体の両端に円柱状の支持部を一
体に形成してなる請求項1または2に記載の炉内搬送用
ロール。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15510391A JPH04354716A (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 炉内搬送用ロール |
JP3-155103 | 1991-05-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05296672A JPH05296672A (ja) | 1993-11-09 |
JP3136747B2 true JP3136747B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=15598684
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15510391A Pending JPH04354716A (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 炉内搬送用ロール |
JP04089830A Expired - Lifetime JP3136747B2 (ja) | 1991-05-30 | 1992-03-14 | 炉内搬送用ロール |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15510391A Pending JPH04354716A (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 炉内搬送用ロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JPH04354716A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3366544B2 (ja) * | 1997-02-05 | 2003-01-14 | 株式会社クボタ | スラブ搬送用ローラ |
JP2001289566A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-10-19 | Ulvac Japan Ltd | 搬送ローラ及びこれを備えた水素熱処理炉 |
DE102010041361A1 (de) * | 2010-09-24 | 2012-03-29 | Schunk Kohlenstofftechnik Gmbh | Transporteinrichtung |
CN107883771B (zh) * | 2017-12-07 | 2024-02-02 | 北京京诚凤凰工业炉工程技术有限公司 | 辊底炉的输送装置 |
-
1991
- 1991-05-30 JP JP15510391A patent/JPH04354716A/ja active Pending
-
1992
- 1992-03-14 JP JP04089830A patent/JP3136747B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05296672A (ja) | 1993-11-09 |
JPH04354716A (ja) | 1992-12-09 |
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