JP3136723U - バッグ - Google Patents

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喜代松 正田
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株式会社ヤマト屋
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Abstract

【課題】バッグを肩に掛けたまま、または把持部を手で把持したままでも、片手でスムーズにファスナーの開閉操作が可能であり、かつ十分な大きさの開口部を確保することが可能なバッグを提供する。
【解決手段】収納部11と、上記収納部上部12を長さ方向に沿って開口する開口部13と、上記開口部を開閉するためのファスナー部14と、上記ファスナー部の長さ方向両端部15に延設されたファスナー端部片16と、上記収納部上部の長さ方向両端部にその両端部が固定された、持ち運び用帯状体17とを有し、上記持ち運び用帯状体の両端部18と、上記ファスナー端部片が互いに固定されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、収納部の上部に開口部を有し、上記開口部をファスナーによって開閉するバッグに関する。
収納部の上部に開口部を有し、上記開口部をボタン、フック、またはファスナー等の開閉手段により開閉することで使用する形態のバッグは広く流通している。
上記開閉手段がボタン、及びフックによるものの場合、持ち運び途中に外れやすく、また外部から内容物が見え易くなる等の問題がある。この点、ファスナーによる開閉手段は、外れにくく、かつ内容物が外部から視認されない。
収納部上部の開口部をファスナーにより開閉するバッグは、例えば従来、図5、6に示したような形態に形成されている。
図5、6において、バッグ80の略直方体箱状に形成された収納部81の上部82にはファスナー部83によって開閉される開口部84が設けられている。
上記ファスナー部83は、ファスナー本体90とファスナー取り付け片91とからなり、上記ファスナー取り付け片91の長さ方向両端部89、89にはファスナー端部片86、86が連設されている。
また、収納部上部82の長さ方向両端部85、85には肩掛け用紐87が固定されている。
この場合、ファスナーは上記開口部84の長さ寸法よりも大きい長さ寸法を有しており、上記ファスナー端部片86、86は固定されておらず、収納部81からは遊離した状態にある。
従って、上記開口部84を開放する際、収納部81を幅方向に拡開した場合であっても、上記のようにファスナーは開口部84の長さ寸法よりも大きい長さ寸法に形成されていることから、ファスナー両端部までスライダー89を移動させて、開口部84を大きく開くことができるように構成されている。
しかしながら、上記ファスナー端部片86、86はバッグ収納部から遊離した状態であるため、指等で上記ファスナー端部片86を挟持せずにスライダー88をスライドさせると、上記ファスナー端部片86が収納部上方に反り返ってしまうため、スムーズな開閉操作が困難となるという問題があった。
従って、ファスナー部83の開閉操作時は、上記ファスナー端部片86を指等で挟持した上でスライダー88をスライドさせる必要があった。
具体的には、上記収納部81を肩掛け用紐87で肩にかけている場合は、肩に掛けている方の手指で上記ファスナー部83のファスナー端部片86を把持し、もう一方の手指でスライダー88をスライドさせる必要があり、非常に無理な体勢となる。また、この際バッグが肩からずれ落ちてしまう恐れがあるという問題を有していた。
さらに、上記ファスナー端部片86と上部82の長さ方向端部85の間に隙間が生じることで、小寸法の内容物が落下する恐れがあるという問題をも有していた。
一方、上記ファスナー端部片86を設けず、上記ファスナー部83の長さ方向両端部89、89を、直接上部82の長さ方向端部85に固定した形態のバッグも存在するが、片手でも開閉操作が可能である反面、開口部を広げ難いため、十分な大きさの開口部を確保できないという問題を有していた。
本考案の課題は、バッグを肩に掛けたまま、または手に提げたままでも、片手でスムーズにファスナーの開閉操作が可能であり、かつ十分な大きさの開口部を確保することが可能なバッグを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された考案に係るバッグは、上部に開口部を有する収納部と、上記開口部を開閉しうるファスナー部と、上記ファスナー部の長さ方向両端部に延設されたファスナー端部片と、上記収納部収納部に取り付けられた持ち運び用帯状体とを備えたバッグにおいて、上記ファスナー端部片が上記持ち運び用帯状体に固定されていることを特徴とする。
すなわち、ファスナー端部片と持ち運び用帯状体の両端部が互いに固定されていることで、スライダーをスライドさせる際に、ファスナー端部片がスライダーに引かれて収納部上方に反り返ることがない。
また、請求項2に記載された考案に係るバッグは、上記ファスナー端部片は上記持ち運び用帯状体の幅寸法と同一に形成されていることを特徴とする。
すなわち、持ち運び用帯状体からファスナー端部片がはみ出さず、持ち運び時に邪魔になることがない。
また、請求項3に記載された考案に係るバッグは、上記持ち運び用帯状体が肩掛け用紐であることを特徴とする。
また、請求項4に記載された考案に係るバッグは、上記持ち運び用帯状体が手提げ用把持部であることを特徴とする。
また、請求項5に記載された考案に係るバッグは、上記ファスナー部は、互いに対向する2つのスライダーを有し、上記ファスナー部の長さ方向両端部いずれからでも開閉操作が可能であることを特徴とする。
すなわち、対向する2つのスライダーにより、両端どちらからでもファスナーを開閉できる。
請求項1に記載の考案に係るバッグは、上部に開口部を有する収納部と、上記開口部を開閉しうるファスナー部と、上記ファスナー部の長さ方向両端部に延設されたファスナー端部片と、上記収納部収納部に取り付けられた持ち運び用帯状体とを備えたバッグにおいて、上記ファスナー端部片が上記持ち運び用帯状体に固定されているため、ファスナー端部片を挟持せずにスライダーをスライドさせても、ファスナー端部片がスライダーに引かれて収納部上方へ反り返ることがない。
従って、片手のみで容易にファスナーの開閉操作が可能なバッグを提供できる。
また、上記ファスナー端部片はバッグ収納部ではなく、上記持ち運び用帯状体に固定されているため、十分な大きさの開口部を確保可能なバッグを提供できる。
さらに、上記ファスナー端部片が上記持ち運び用帯状体に固定されることで、上記ファスナー端部片とバッグ収納部間の隙間が小さくなり、小寸法の内容物の落下も防止可能なバッグを提供できる。
請求項2に記載の考案に係るバッグは、上記ファスナー端部片は上記持ち運び用帯状体の幅寸法と同一に形成されているため、上記持ち運び用帯状体を肩に掛けるか、若しくは手で把持する場合も邪魔にならず、使い勝手が良いバッグを提供できる。
請求項3に記載の考案に係るバッグは、上記持ち運び用帯状体が肩掛け用紐であるため、バッグを肩に掛けたままでも、片手のみで容易にファスナーの開閉操作が可能なバッグを提供できる。
請求項4に記載の考案に係るバッグは、上記持ち運び用帯状体が手提げ用把持部であるため、バッグを把持したまま、もう一方の手で容易にファスナーの開閉操作が可能なバッグを提供できる。
請求項5の考案に係るバッグは、上記ファスナー部は、互いに対向する2つのスライダーを有し、上記ファスナー部の長さ方向両端部いずれからでも開閉操作が可能であるため、ファスナーの両端いずれからでも、片手で容易に開閉操作を行うことが可能なバッグを提供できる。
以下添付図面に記載に基づき、持ち運び用帯状体が肩掛け用紐である場合の実施の形態に基づき、本考案を説明する。
図1〜3に示すとおり、本実施の形態に係るバッグ10は収納部11と、上記収納部上部12を長さ方向に沿って開口する開口部13と、ファスナー本体21とファスナー取り付け片22とからなる、上記開口部13を開閉するためのファスナー部14と、上記ファスナー取り付け片22の長さ方向両端部20、20に延設されたファスナー端部片16、16と、上記収納部上部の長さ方向端部15、15にその端部18、18が固定された、肩掛け用紐17とを有し、ファスナー端部片16、16は、上記肩掛け用紐17の幅寸法と同一に形成され、上記ファスナー端部片16、16は上記肩掛け用紐17の両端部18、18から所定寸法分離間して上記肩掛け用紐17の上方側に固定されている。
また、上記ファスナー部14は、互いに対向する2つのスライダー19、19を有している。
以下に、本実施例について詳細を説明する。
図1及び図4に示すように、本考案に係るバッグ10は、肩掛け用紐17を肩に掛けて用いる。
ファスナー部14を開放するため、片手でスライダー19を引いた場合、スライダー19には、上記スライダー19が移動する方向において、斜め上方への引張力が働く。
この際、上記ファスナー端部片16が上記肩掛け用紐17の端部18に固定されていることから、上記引張力に抗することができ、上記スライダー19に引かれて上記ファスナー端部片16が上方へ反り返ることがない。
従って、上記ファスナー部14の開放操作が阻害されることを防止し、上記バッグ10を肩に掛けたままでも、一方の手で容易に上記ファスナー部14の開閉操作を行うことができる。
また、上記ファスナー端部片16、16は上記肩掛け用紐17の端部18、18から所定寸法分離間して上記肩掛け用紐17の上方側に固定されているため、バッグ収納部に上記ファスナー端部片16、16が一体的に固定されているバッグと比較し、より大きな開口部を確保でき、内容物の出し入れも容易となる。
さらに、上記ファスナー端部片16、16が上記肩掛け用紐17の端部18、18に固定されることで、上記ファスナー端部片16、16と収納部11の間に隙間が生じ難く、小寸法の内容物が落下することを防止できる。
なお、本実施例は、肩掛け用紐を有するバッグを例としているが、肩掛け用紐が、手提げ用把持部であっても、同様の作用効果が得られる。
本製品は、肩に掛けて使用するショルダーバッグ及び手で把持して使用するハンドバッグを含め、ファスナーで上部の開口部を開閉するバッグに適用可能である。
本実施例の形態に係るバッグの斜視図である。 本実施例の形態に係るバッグのおけるファスナー端部片の拡大平面図である。 本実施例の形態に係るバッグのファスナー端部片の拡大側面図である。 本実施例の形態に係るバッグのファスナー開放操作時の斜視図である。 従来のバッグの斜視図である。 従来のバッグのファスナー端部片の拡大側面図である。
符号の説明
10 本考案に係るバッグ
11 収納部
12 収納部上部
13 開口部
14 ファスナー部
15 収納部上部の長さ方向端部
16 ファスナー端部片
17 肩掛け用紐
18 肩掛け用紐端部
19 スライダー
20 ファスナー取り付け21の長さ方向端部
21 ファスナー本体
22 ファスナー取り付け片

Claims (5)

  1. 上部に開口部を有する収納部と、上記開口部を開閉しうるファスナー部と、上記ファスナー部の長さ方向両端部に延設されたファスナー端部片と、上記収納部収納部に取り付けられた持ち運び用帯状体とを備えたバッグにおいて、
    上記ファスナー端部片が上記持ち運び用帯状体に固定されていることを特徴
    とするバッグ。
  2. 上記ファスナー端部片は上記持ち運び用帯状体の幅寸法と同一に形成されていることを特徴とする請求項1記載のバッグ
  3. 上記持ち運び用帯状体が肩掛け用紐であることを特徴とする請求項1または2記載のバッグ。
  4. 上記持ち運び用帯状体が手提げ用把持部であることを特徴とする請求項1または2記載のバッグ。
  5. 上記ファスナー部は、互いに対向する2つのスライダーを有し、
    上記ファスナー部の長さ方向両端部いずれからでも開閉操作が可能であることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載のバッグ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017195571A1 (ja) * 2016-05-09 2019-03-07 株式会社パワーサポート バッグ及びファスナー

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