JP3136285B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents
画像処理装置及び画像処理方法Info
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- JP3136285B2 JP3136285B2 JP10210891A JP21089198A JP3136285B2 JP 3136285 B2 JP3136285 B2 JP 3136285B2 JP 10210891 A JP10210891 A JP 10210891A JP 21089198 A JP21089198 A JP 21089198A JP 3136285 B2 JP3136285 B2 JP 3136285B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像処理装置に関
し、特に多階調の画像データをより階調数の少ない画像
データに変換する画像処理装置及び画像処理方法に関す
るものである。
し、特に多階調の画像データをより階調数の少ない画像
データに変換する画像処理装置及び画像処理方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多階調の画像データをその階調数
を削減した画像データに変換する手段として、一般的に
ディザ処理や誤差拡散処理等が用いられていた。
を削減した画像データに変換する手段として、一般的に
ディザ処理や誤差拡散処理等が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のデ
ィザ処理は、階調性を高くするためにはより大きなディ
ザマトリクスを使用しなければならず、解像度が低下し
てしまうので、解像度と階調性の両立が困難であるとい
う問題点がある。また、従来の誤差拡散処理は、原稿の
画像濃度と出力画像濃度の画素毎の濃度差を演算し、こ
の演算結果である誤差分を周辺画像に特定の重み付けを
施した後に分散させていく方法である。従って、注目画
素近傍に発生誤差を拡散させるので解像度と階調性の双
方がディザ処理より良好である。しかし、この誤差拡散
処理の欠点として、視覚的に認識可能な縞パターン(モ
アレ)が発生し、画質の低下を招くという問題点があ
る。
ィザ処理は、階調性を高くするためにはより大きなディ
ザマトリクスを使用しなければならず、解像度が低下し
てしまうので、解像度と階調性の両立が困難であるとい
う問題点がある。また、従来の誤差拡散処理は、原稿の
画像濃度と出力画像濃度の画素毎の濃度差を演算し、こ
の演算結果である誤差分を周辺画像に特定の重み付けを
施した後に分散させていく方法である。従って、注目画
素近傍に発生誤差を拡散させるので解像度と階調性の双
方がディザ処理より良好である。しかし、この誤差拡散
処理の欠点として、視覚的に認識可能な縞パターン(モ
アレ)が発生し、画質の低下を招くという問題点があ
る。
【0004】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、従来の誤差拡散処理で得られる解
像度と階調性とを低下させることなく、視覚的に認識可
能な縞パターンが発生しない画像処理装置及び画像処理
方法を提供することを目的とする。
めになされたもので、従来の誤差拡散処理で得られる解
像度と階調性とを低下させることなく、視覚的に認識可
能な縞パターンが発生しない画像処理装置及び画像処理
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、しきい値を用いて多階調
の画像データをより階調数の少ない画像データに変換す
る、誤差拡散回路を有する画像処理装置であって、注目
画素の近傍の誤差拡散処理された画像データを保存する
手段と、注目画素の誤差拡散処理結果の予測値を生成す
る手段と、保存された画像データと生成された予測値か
ら注目画素を原点とした所定形状の画像データ群よりな
る注目画素ウィンドウを生成する手段と、保存された画
像データから注目画素近傍の画素を原点とした少なくと
も1個の注目画素ウィンドウと同一形状の画像データ群
よりなる注目画素近傍ウィンドウを生成する手段と、注
目画素ウィンドウと注目画素近傍ウィンドウとをそれぞ
れ比較して、その関連性を判定する判定手段と、判定手
段による所定の関連性があるとの判定出力に応答して、
変換後の注目画素が予測値に合致する可能性を低下させ
るように画像データの変換に用いるしきい値を変更する
手段とを備えたものである。
めに、請求項1記載の発明は、しきい値を用いて多階調
の画像データをより階調数の少ない画像データに変換す
る、誤差拡散回路を有する画像処理装置であって、注目
画素の近傍の誤差拡散処理された画像データを保存する
手段と、注目画素の誤差拡散処理結果の予測値を生成す
る手段と、保存された画像データと生成された予測値か
ら注目画素を原点とした所定形状の画像データ群よりな
る注目画素ウィンドウを生成する手段と、保存された画
像データから注目画素近傍の画素を原点とした少なくと
も1個の注目画素ウィンドウと同一形状の画像データ群
よりなる注目画素近傍ウィンドウを生成する手段と、注
目画素ウィンドウと注目画素近傍ウィンドウとをそれぞ
れ比較して、その関連性を判定する判定手段と、判定手
段による所定の関連性があるとの判定出力に応答して、
変換後の注目画素が予測値に合致する可能性を低下させ
るように画像データの変換に用いるしきい値を変更する
手段とを備えたものである。
【0006】このように構成すると、比較するウィンド
ウ同士の関連性に基づいてしきい値の変更が制御され
る。請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成
において、所定の関連性を比較されたウィンドウ同士の
同一性又は類似性としたものである。このように構成す
ると、変換された画像データによる一定パターンの連続
性が阻止される。
ウ同士の関連性に基づいてしきい値の変更が制御され
る。請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成
において、所定の関連性を比較されたウィンドウ同士の
同一性又は類似性としたものである。このように構成す
ると、変換された画像データによる一定パターンの連続
性が阻止される。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の構成において、比較されたウィンドウ同士が同一性
がある場合のしきい値の変更の度合を、比較されたウィ
ンドウ同士が類似性がある場合のしきい値の変更の度合
に比べて大きくしたものである。このように構成する
と、ウィンドウ同士が同一性がある場合の方が、類似性
がある場合より変換された画像データによる一定パター
ンの連続性をより強制的に阻止することができる。
明の構成において、比較されたウィンドウ同士が同一性
がある場合のしきい値の変更の度合を、比較されたウィ
ンドウ同士が類似性がある場合のしきい値の変更の度合
に比べて大きくしたものである。このように構成する
と、ウィンドウ同士が同一性がある場合の方が、類似性
がある場合より変換された画像データによる一定パター
ンの連続性をより強制的に阻止することができる。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1から請求
項3のいずれかに記載の発明の構成において、予測値を
誤差拡散処理される前の画像データから予測される2番
目に高い発生確率の階調値としたものである。このよう
に構成すると、縞パターンの発生する恐れが少ない階調
値の画像データに対して不要にしきい値を変動させない
効率的な予測値となる。
項3のいずれかに記載の発明の構成において、予測値を
誤差拡散処理される前の画像データから予測される2番
目に高い発生確率の階調値としたものである。このよう
に構成すると、縞パターンの発生する恐れが少ない階調
値の画像データに対して不要にしきい値を変動させない
効率的な予測値となる。
【0009】請求項5記載の発明は、しきい値を用いて
多階調の画像データをより階調数の少ない画像データに
変換する、誤差拡散回路を有する画像処理装置であっ
て、注目画素の近傍の誤差拡散処理された画像データを
保存する手段と、注目画素の誤差拡散処理結果の予測値
を生成する手段と、保存された画像データから注目画素
近傍の画素を原点とした、少なくとも2個が異なる形状
の画像データ群よりなる複数の注目画素近傍ウィンドウ
を生成する手段と、保存された画像データと生成された
予測値とから注目画素を原点とし、異なった形状の注目
画素近傍ウィンドウの各々に対応した形状の複数の画像
データ群よりなる注目画素ウィンドウを生成する手段
と、注目画素ウィンドウと注目画素近傍ウィンドウとに
おいて、それぞれ形状の対応するもの同士を比較して同
一性又は類似性を判定する判定手段と、少なくとも一組
のウィンドウ同士に同一性又は類似性があるとの判定手
段の判定出力に応答して、変換後の注目画素が予測値に
合致する可能性を低下させるように画像データの変換に
用いるしきい値を変更する手段とを備えたものである。
多階調の画像データをより階調数の少ない画像データに
変換する、誤差拡散回路を有する画像処理装置であっ
て、注目画素の近傍の誤差拡散処理された画像データを
保存する手段と、注目画素の誤差拡散処理結果の予測値
を生成する手段と、保存された画像データから注目画素
近傍の画素を原点とした、少なくとも2個が異なる形状
の画像データ群よりなる複数の注目画素近傍ウィンドウ
を生成する手段と、保存された画像データと生成された
予測値とから注目画素を原点とし、異なった形状の注目
画素近傍ウィンドウの各々に対応した形状の複数の画像
データ群よりなる注目画素ウィンドウを生成する手段
と、注目画素ウィンドウと注目画素近傍ウィンドウとに
おいて、それぞれ形状の対応するもの同士を比較して同
一性又は類似性を判定する判定手段と、少なくとも一組
のウィンドウ同士に同一性又は類似性があるとの判定手
段の判定出力に応答して、変換後の注目画素が予測値に
合致する可能性を低下させるように画像データの変換に
用いるしきい値を変更する手段とを備えたものである。
【0010】このように構成すると、複数の組のウィン
ドウ同士の同一性又は類似性に基づいてしきい値の変動
が制御される。請求項6記載の発明は、請求項1又は請
求項5記載の発明の構成において、変更されたしきい値
を補正する手段をさらに備えたものである。請求項7記
載の発明は、しきい値を用いて多階調の画像データをよ
り少ない階調数の画像データに変換する画像処理方法で
あって、注目画素の変換後の画像データを予測し、注目
画素近傍の変換後の画像データ群よりなる第1の画像パ
ターンと、予測された画像データを含む画像データ群よ
りなる、第1の画像パターンと同一形状の第2の画像パ
ターンとの間に関連性が生じる可能性を判定し、可能性
があると判定された時、注目画素の変換のためのしきい
値をその可能性が低くなるように変更するものである。
ドウ同士の同一性又は類似性に基づいてしきい値の変動
が制御される。請求項6記載の発明は、請求項1又は請
求項5記載の発明の構成において、変更されたしきい値
を補正する手段をさらに備えたものである。請求項7記
載の発明は、しきい値を用いて多階調の画像データをよ
り少ない階調数の画像データに変換する画像処理方法で
あって、注目画素の変換後の画像データを予測し、注目
画素近傍の変換後の画像データ群よりなる第1の画像パ
ターンと、予測された画像データを含む画像データ群よ
りなる、第1の画像パターンと同一形状の第2の画像パ
ターンとの間に関連性が生じる可能性を判定し、可能性
があると判定された時、注目画素の変換のためのしきい
値をその可能性が低くなるように変更するものである。
【0011】このように構成すると、注目画素の変換の
ためのしきい値が第1の画像パターンと第2の画像パタ
ーンとの間に関連性が生じる可能性を低くするように変
更される。
ためのしきい値が第1の画像パターンと第2の画像パタ
ーンとの間に関連性が生じる可能性を低くするように変
更される。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、比較するウィンドウ同士の関連性に基づいてしき
い値の変更が制御されるので、注目画素近傍の画像デー
タの内容に応じて、一定パターンの画像データの連続性
が制御される。従って、所望の画質の画像データを目的
に応じて出力することができる。
明は、比較するウィンドウ同士の関連性に基づいてしき
い値の変更が制御されるので、注目画素近傍の画像デー
タの内容に応じて、一定パターンの画像データの連続性
が制御される。従って、所望の画質の画像データを目的
に応じて出力することができる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加えて、変換された画像データの一定パター
ンの連続性が阻止されるので、視覚的に認識される縞パ
ターンの発生が防止され、画質が向上する。請求項3記
載の発明は、請求項2記載の発明の効果に加えて、変換
された画像データによる一定のパターンの連続性の防止
が、注目画素近傍の画像データに応じてより細やかに制
御される。
明の効果に加えて、変換された画像データの一定パター
ンの連続性が阻止されるので、視覚的に認識される縞パ
ターンの発生が防止され、画質が向上する。請求項3記
載の発明は、請求項2記載の発明の効果に加えて、変換
された画像データによる一定のパターンの連続性の防止
が、注目画素近傍の画像データに応じてより細やかに制
御される。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1から請求
項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、縞パター
ンの発生する恐れが少ない階調値の画像データに対して
不要にしきい値を変動させないので、階調性を劣化させ
ることがない。請求項5記載の発明は、複数組のウィン
ドウに基づいてしきい値の変更が制御されるので、画像
データの特徴に応じて比較すべきウィンドウを選択する
ことができ、縞パターンの発生がより細やかに阻止され
る。
項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、縞パター
ンの発生する恐れが少ない階調値の画像データに対して
不要にしきい値を変動させないので、階調性を劣化させ
ることがない。請求項5記載の発明は、複数組のウィン
ドウに基づいてしきい値の変更が制御されるので、画像
データの特徴に応じて比較すべきウィンドウを選択する
ことができ、縞パターンの発生がより細やかに阻止され
る。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1又は請求
項5記載の発明の効果に加えて、画像データの特徴を加
味してしきい値を補正するので、より効果的な画像デー
タの変換が可能となり、画質の向上に寄与する。請求項
7記載の発明は、しきい値が第1の画像パターンと第2
の画像パターンとの間に関連性が生じる可能性を低くす
るように変更されるので、視覚的に認識可能な縞パター
ンの発生を効率的に阻止し、画質の向上に寄与する。
項5記載の発明の効果に加えて、画像データの特徴を加
味してしきい値を補正するので、より効果的な画像デー
タの変換が可能となり、画質の向上に寄与する。請求項
7記載の発明は、しきい値が第1の画像パターンと第2
の画像パターンとの間に関連性が生じる可能性を低くす
るように変更されるので、視覚的に認識可能な縞パター
ンの発生を効率的に阻止し、画質の向上に寄与する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第1の実施の
形態による画像処理装置の基本構成を示したブロック図
であり、図3は、図1のデータバッファの内容とウィン
ドウ信号との関係を示した図である。これらの図を参照
して、誤差拡散回路121に入力する画像データ入力信
号107は、誤差拡散処理結果予測値生成回路102に
入力され、誤差拡散処理結果予測値生成回路102は、
画像データ入力信号107に基づき誤差拡散処理結果予
測信号109を注目画素ウィンドウ生成回路103に出
力する。一方、誤差拡散回路121が出力する画像処理
後の画像データ出力信号108は、必要とされるライン
数分のラインバッファで構成された誤差拡散処理結果デ
ータバッファ101に格納される。誤差拡散処理結果デ
ータバッファ101に格納されている誤差拡散処理結果
信号110は、注目画素ウィンドウ生成回路103及び
複数の注目画素近傍ウィンドウ生成回路104a〜10
4cに出力される。
形態による画像処理装置の基本構成を示したブロック図
であり、図3は、図1のデータバッファの内容とウィン
ドウ信号との関係を示した図である。これらの図を参照
して、誤差拡散回路121に入力する画像データ入力信
号107は、誤差拡散処理結果予測値生成回路102に
入力され、誤差拡散処理結果予測値生成回路102は、
画像データ入力信号107に基づき誤差拡散処理結果予
測信号109を注目画素ウィンドウ生成回路103に出
力する。一方、誤差拡散回路121が出力する画像処理
後の画像データ出力信号108は、必要とされるライン
数分のラインバッファで構成された誤差拡散処理結果デ
ータバッファ101に格納される。誤差拡散処理結果デ
ータバッファ101に格納されている誤差拡散処理結果
信号110は、注目画素ウィンドウ生成回路103及び
複数の注目画素近傍ウィンドウ生成回路104a〜10
4cに出力される。
【0017】注目画素ウィンドウ生成回路103は、注
目画素★を原点としたウィンドウW内の誤差拡散処理結
果予測信号109(x)及び誤差拡散処理結果信号11
0(i〜v)を予め決定されているビット位置に配置し
た注目画素ウィンドウ信号111をウィンドウ間の相関
判定回路105に出力する。同様に、複数の注目画素近
傍ウィンドウ生成回路104a〜104cは予め決定さ
れたそれぞれが異なった位置の注目画素★の近傍を原点
としたウィンドウW1 〜W3 内の誤差拡散処理結果信号
110を、注目画素ウィンドウ生成回路103と同様に
予め決定されたビット位置に配置した注目画素近傍ウィ
ンドウ信号112a〜112cを相関判定回路105に
出力する。
目画素★を原点としたウィンドウW内の誤差拡散処理結
果予測信号109(x)及び誤差拡散処理結果信号11
0(i〜v)を予め決定されているビット位置に配置し
た注目画素ウィンドウ信号111をウィンドウ間の相関
判定回路105に出力する。同様に、複数の注目画素近
傍ウィンドウ生成回路104a〜104cは予め決定さ
れたそれぞれが異なった位置の注目画素★の近傍を原点
としたウィンドウW1 〜W3 内の誤差拡散処理結果信号
110を、注目画素ウィンドウ生成回路103と同様に
予め決定されたビット位置に配置した注目画素近傍ウィ
ンドウ信号112a〜112cを相関判定回路105に
出力する。
【0018】相関判定回路105は注目画素ウィンドウ
信号111と複数の注目画素近傍ウィンドウ信号112
a〜112cのいずれかとが予め決定されている同一又
は類似判定基準を満たすかどうか検査する。これらの基
準を満たす場合は、ウィンドウ間の相関判定信号113
を「真」に逆の場合は「偽」とし、誤差拡散しきい値生
成回路106に相関判定信号113を出力する。誤差拡
散しきい値生成回路106は、相関判定信号113が
「真」の場合、画像データ入力信号107と相関判定信
号113とに基づいて注目画素を誤差拡散処理した結果
が誤差拡散処理結果予測信号109と等しくなり難いよ
うに誤差拡散しきい値信号114を変更する。これによ
って後述するように縞パターンの発生を引き起こす同一
画像パターンの連続を防止することができる。
信号111と複数の注目画素近傍ウィンドウ信号112
a〜112cのいずれかとが予め決定されている同一又
は類似判定基準を満たすかどうか検査する。これらの基
準を満たす場合は、ウィンドウ間の相関判定信号113
を「真」に逆の場合は「偽」とし、誤差拡散しきい値生
成回路106に相関判定信号113を出力する。誤差拡
散しきい値生成回路106は、相関判定信号113が
「真」の場合、画像データ入力信号107と相関判定信
号113とに基づいて注目画素を誤差拡散処理した結果
が誤差拡散処理結果予測信号109と等しくなり難いよ
うに誤差拡散しきい値信号114を変更する。これによ
って後述するように縞パターンの発生を引き起こす同一
画像パターンの連続を防止することができる。
【0019】図2は、図1の誤差拡散処理結果予測値生
成回路102の動作内容を示した図であり、256階調
の画像データ入力信号107を2階調の画像データ出力
信号108に変換する場合を想定している。図を参照し
て、誤差拡散処理結果予測信号109として、画像デー
タ入力信号107が127階調以下の場合は「1」、画
像データ入力信号107が127階調より大きい場合は
「0」の値が誤差拡散処理結果予測値生成回路102か
ら出力される。従って、低階調の連続エリアでは全白の
注目画素近傍ウィンドウ信号112a〜112cに対し
て注目画素は黒画素と予測されるので、注目画素ウィン
ドウ信号111と注目画素近傍ウィンドウ信号112a
〜112cとは同一とはならない。そのため、誤差拡散
しきい値信号114は変動しないので解像度及び階調性
の劣化を防止できる効果がある。同様に、高階調の連続
エリアでも画像ウィンドウ間に対し同一性が判定されな
いために、解像度及び階調性の劣化を防止できる効果が
ある。
成回路102の動作内容を示した図であり、256階調
の画像データ入力信号107を2階調の画像データ出力
信号108に変換する場合を想定している。図を参照し
て、誤差拡散処理結果予測信号109として、画像デー
タ入力信号107が127階調以下の場合は「1」、画
像データ入力信号107が127階調より大きい場合は
「0」の値が誤差拡散処理結果予測値生成回路102か
ら出力される。従って、低階調の連続エリアでは全白の
注目画素近傍ウィンドウ信号112a〜112cに対し
て注目画素は黒画素と予測されるので、注目画素ウィン
ドウ信号111と注目画素近傍ウィンドウ信号112a
〜112cとは同一とはならない。そのため、誤差拡散
しきい値信号114は変動しないので解像度及び階調性
の劣化を防止できる効果がある。同様に、高階調の連続
エリアでも画像ウィンドウ間に対し同一性が判定されな
いために、解像度及び階調性の劣化を防止できる効果が
ある。
【0020】このように、予測信号は誤差拡散処理され
る前の画像データから予想される2番目に高い発生確率
の階調値としているのは、縞パターンの発生する虞のな
い画像データに対して不要にしきい値を変動させないた
めである。従って、入力される画像データの特性によっ
ては、2番目以外の他の発生確率の階調値を予測信号と
しても良い。
る前の画像データから予想される2番目に高い発生確率
の階調値としているのは、縞パターンの発生する虞のな
い画像データに対して不要にしきい値を変動させないた
めである。従って、入力される画像データの特性によっ
ては、2番目以外の他の発生確率の階調値を予測信号と
しても良い。
【0021】図3を参照して、誤差拡散処理結果データ
バッファ101に格納された2階調の誤差拡散処理結果
データ内のa〜vの誤差拡散処理結果信号110と誤差
拡散処理結果予測信号109とを用いて、o、r及びu
を原点とする3個の注目画素近傍ウィンドウW1 〜W3
から、注目画素近傍ウィンドウ信号112a〜112c
と注目画素ウィンドウWから注目画素ウィンドウ信号1
11が生成されている。ここで、各画素ウィンドウの形
状は3画素×3画素、原点は右下隅であることが予め決
定されている。また、各画素ウィンドウの左上隅画素を
MSB(最上位ビット)に、右下隅画素をLSB(最下
位ビット)に順次配置して注目画素近傍ウィンドウ信号
112a〜112cと注目画素ウィンドウ信号111と
を生成することが予め決定されている。
バッファ101に格納された2階調の誤差拡散処理結果
データ内のa〜vの誤差拡散処理結果信号110と誤差
拡散処理結果予測信号109とを用いて、o、r及びu
を原点とする3個の注目画素近傍ウィンドウW1 〜W3
から、注目画素近傍ウィンドウ信号112a〜112c
と注目画素ウィンドウWから注目画素ウィンドウ信号1
11が生成されている。ここで、各画素ウィンドウの形
状は3画素×3画素、原点は右下隅であることが予め決
定されている。また、各画素ウィンドウの左上隅画素を
MSB(最上位ビット)に、右下隅画素をLSB(最下
位ビット)に順次配置して注目画素近傍ウィンドウ信号
112a〜112cと注目画素ウィンドウ信号111と
を生成することが予め決定されている。
【0022】従って、注目画素ウィンドウ信号111、
注目画素近傍ウィンドウ信号112a〜112cのいず
れかの数値が等しい時画像ウィンドウ間のデータに同一
性があると判断でき、また注目画素ウィンドウ信号11
1、注目画素近傍ウィンドウ信号112a〜112cの
ハミング距離の値が類似性を示すことになるので、画像
ウィンドウ間の同一性又は類似性の判定が容易になる。
注目画素近傍ウィンドウ信号112a〜112cのいず
れかの数値が等しい時画像ウィンドウ間のデータに同一
性があると判断でき、また注目画素ウィンドウ信号11
1、注目画素近傍ウィンドウ信号112a〜112cの
ハミング距離の値が類似性を示すことになるので、画像
ウィンドウ間の同一性又は類似性の判定が容易になる。
【0023】図4は、図1の誤差拡散しきい値生成回路
106の動作内容を示した図である。注目画素ウィンド
ウ信号111と複数ある注目画素近傍ウィンドウ信号1
12a〜112cのいずれかとが等しい数値になった時
は、ウィンドウ間の相関判定信号113と256階調の
画像データ入力信号107とを用いて、誤差拡散処理の
誤差拡散しきい値信号114を図のように変更する。即
ち、誤差拡散しきい値信号114に128が設定される
のはウィンドウ間に同一性がない通常状態であり、ウィ
ンドウ間に同一性がある時は画像データ入力信号107
が127以下の時に誤差拡散処理のしきい値を192と
し、画像データ入力信号107が128以上の時に誤差
拡散処理のしきい値を64とする。誤差拡散しきい値信
号114に192が設定されるのは、図2に示したよう
に誤差拡散処理結果予測信号109が「1」であり、し
きい値を上げて誤差拡散処理結果である画像データ出力
信号108に同じ値、即ち「1」を出力し難くするため
である。一方、誤差拡散しきい値信号114に64が設
定されるのは、誤差拡散処理結果予測信号109が
「0」であり、しきい値を下げて画像データ出力信号1
08に同じ値、即ち「0」を出力し難くするためであ
る。
106の動作内容を示した図である。注目画素ウィンド
ウ信号111と複数ある注目画素近傍ウィンドウ信号1
12a〜112cのいずれかとが等しい数値になった時
は、ウィンドウ間の相関判定信号113と256階調の
画像データ入力信号107とを用いて、誤差拡散処理の
誤差拡散しきい値信号114を図のように変更する。即
ち、誤差拡散しきい値信号114に128が設定される
のはウィンドウ間に同一性がない通常状態であり、ウィ
ンドウ間に同一性がある時は画像データ入力信号107
が127以下の時に誤差拡散処理のしきい値を192と
し、画像データ入力信号107が128以上の時に誤差
拡散処理のしきい値を64とする。誤差拡散しきい値信
号114に192が設定されるのは、図2に示したよう
に誤差拡散処理結果予測信号109が「1」であり、し
きい値を上げて誤差拡散処理結果である画像データ出力
信号108に同じ値、即ち「1」を出力し難くするため
である。一方、誤差拡散しきい値信号114に64が設
定されるのは、誤差拡散処理結果予測信号109が
「0」であり、しきい値を下げて画像データ出力信号1
08に同じ値、即ち「0」を出力し難くするためであ
る。
【0024】このように誤差拡散回路121において誤
差拡散しきい値信号114の数値が大きいと画像データ
出力信号108に「1」を出力する可能性が減少し、誤
差拡散しきい値信号114の数値が小さいと画像データ
出力信号108に「0」を出力する可能性が減少する。
従って、誤差拡散しきい値信号114が上記のように変
更されることにより、誤差拡散処理済画像データに一定
のパターンが連続し難いようなフィードバック制御がさ
れることになる。
差拡散しきい値信号114の数値が大きいと画像データ
出力信号108に「1」を出力する可能性が減少し、誤
差拡散しきい値信号114の数値が小さいと画像データ
出力信号108に「0」を出力する可能性が減少する。
従って、誤差拡散しきい値信号114が上記のように変
更されることにより、誤差拡散処理済画像データに一定
のパターンが連続し難いようなフィードバック制御がさ
れることになる。
【0025】図5は、上記の実施の形態による画像処理
装置によって処理される、誤差拡散処理結果データバッ
ファ101に格納された2階調の具体的な画像データを
示した図である。中間値より若干低いほぼ一定の階調値
を持った画像データ入力信号107が連続して入力され
た場合、誤差拡散処理によって二値化処理された結果を
格納する誤差拡散処理結果データバッファ101は、図
に示すような白点と黒点の比率が1:1となったパター
ンを繰り返すエリアが生じる可能性がある。ただし、画
像データ入力信号107は中間値より若干低い階調値を
持つため、白点と黒点の比率が1:1のパターンを繰り
返した後に白点比率の高いパターンがいずれ発生するこ
とは避けようがない。そのため、視覚的に認識可能な面
積でこれらのパターンが切り替わることによって縞パタ
ーンを生じる虞がある。そこで、図5で発生している白
点と黒点の比率が1:1のパターンの連続が視覚的に認
識可能な面積において生じる前に、この連続性を阻止す
る必要がある。
装置によって処理される、誤差拡散処理結果データバッ
ファ101に格納された2階調の具体的な画像データを
示した図である。中間値より若干低いほぼ一定の階調値
を持った画像データ入力信号107が連続して入力され
た場合、誤差拡散処理によって二値化処理された結果を
格納する誤差拡散処理結果データバッファ101は、図
に示すような白点と黒点の比率が1:1となったパター
ンを繰り返すエリアが生じる可能性がある。ただし、画
像データ入力信号107は中間値より若干低い階調値を
持つため、白点と黒点の比率が1:1のパターンを繰り
返した後に白点比率の高いパターンがいずれ発生するこ
とは避けようがない。そのため、視覚的に認識可能な面
積でこれらのパターンが切り替わることによって縞パタ
ーンを生じる虞がある。そこで、図5で発生している白
点と黒点の比率が1:1のパターンの連続が視覚的に認
識可能な面積において生じる前に、この連続性を阻止す
る必要がある。
【0026】ここで、先ず図5に示した注目画素★が白
点になるか黒点になるかを検討してみる。ウィンドウW
に着目してみると、画像データ入力信号107は前述の
ように中間値より若干低い階調値を有するため、通常の
処理によればウィンドウWの白点(5個)及び黒点(3
個)の比率から注目画素★には黒点が入る可能性が高
い。この場合の誤差拡散処理結果データバッファ101
の黒点及び白点の配列を示したのが図6である。
点になるか黒点になるかを検討してみる。ウィンドウW
に着目してみると、画像データ入力信号107は前述の
ように中間値より若干低い階調値を有するため、通常の
処理によればウィンドウWの白点(5個)及び黒点(3
個)の比率から注目画素★には黒点が入る可能性が高
い。この場合の誤差拡散処理結果データバッファ101
の黒点及び白点の配列を示したのが図6である。
【0027】図6から分かるように、注目画素を含めた
ウィンドウWの白黒パターンとウィンドウW1 の白黒パ
ターンとは完全に一致している。即ち、同一パターンが
繰り返されることになり、この繰り返しが視覚的に認識
されるほど連続し、その後別の白黒パターンに切り替わ
ってまたこのパターンが連続すると、図7に示すような
視覚的に不快な縞パターンが発生することになる。
ウィンドウWの白黒パターンとウィンドウW1 の白黒パ
ターンとは完全に一致している。即ち、同一パターンが
繰り返されることになり、この繰り返しが視覚的に認識
されるほど連続し、その後別の白黒パターンに切り替わ
ってまたこのパターンが連続すると、図7に示すような
視覚的に不快な縞パターンが発生することになる。
【0028】次に、図5の画像データに本願発明の第1
の実施の形態による画像処理装置による処理を行った場
合について説明する。誤差拡散処理結果予測信号109
は、図2に示したように画像データ入力信号107が中
間値より低いので「1」の値が出力され、ウィンドウW
の信号と誤差拡散処理結果予測信号109とを用いて、
注目画素ウィンドウ信号111は、「01010100
1」の値となる。一方、注目画素★から上方向に2画
素、左方向に1画素移動した位置を原点としたウィンド
ウW1 の112も「010101001」の値となり、
結果として注目画素ウィンドウ信号111と注目画素近
傍ウィンドウ信号112とが同一値になる。従って、ウ
ィンドウ間の相関判定信号113が「真」となるため、
誤差拡散しきい値信号114は、図4に示したように通
常値より大きな値に変更され、誤差拡散処理した結果注
目画素★が「1」となる確率を低下させる。
の実施の形態による画像処理装置による処理を行った場
合について説明する。誤差拡散処理結果予測信号109
は、図2に示したように画像データ入力信号107が中
間値より低いので「1」の値が出力され、ウィンドウW
の信号と誤差拡散処理結果予測信号109とを用いて、
注目画素ウィンドウ信号111は、「01010100
1」の値となる。一方、注目画素★から上方向に2画
素、左方向に1画素移動した位置を原点としたウィンド
ウW1 の112も「010101001」の値となり、
結果として注目画素ウィンドウ信号111と注目画素近
傍ウィンドウ信号112とが同一値になる。従って、ウ
ィンドウ間の相関判定信号113が「真」となるため、
誤差拡散しきい値信号114は、図4に示したように通
常値より大きな値に変更され、誤差拡散処理した結果注
目画素★が「1」となる確率を低下させる。
【0029】このしきい値の変更によって注目画素★が
白点となったとした場合の誤差拡散処理結果データバッ
ファ101の状態を示したのが図8である。これによる
と、注目画素を含んだウィンドウWの白黒パターンとウ
ィンドウW 1 の白黒パターンとが一致しておらず、同一
パターンの連続が阻止された状態となっている。このた
め、図7に示したような同一パターンの連続に基づく縞
パターンの発生の可能性は、図9に示すように低くなり
画質を向上させる。
白点となったとした場合の誤差拡散処理結果データバッ
ファ101の状態を示したのが図8である。これによる
と、注目画素を含んだウィンドウWの白黒パターンとウ
ィンドウW 1 の白黒パターンとが一致しておらず、同一
パターンの連続が阻止された状態となっている。このた
め、図7に示したような同一パターンの連続に基づく縞
パターンの発生の可能性は、図9に示すように低くなり
画質を向上させる。
【0030】尚、上記の実施の形態では、図4のように
ウィンドウ間の同一性の有無によって誤差拡散処理のし
きい値を変更しているが、同一性に限らず、ウィンドウ
間に類似性がある場合にもしきい値を変更すると縞パタ
ーンの発生を防止する効果がある。図10は、このよう
なウィンドウ間の類似性も考慮に入れた本願発明の第2
の実施の形態による画像処理装置の誤差拡散しきい値生
成回路の動作内容を示した図である。
ウィンドウ間の同一性の有無によって誤差拡散処理のし
きい値を変更しているが、同一性に限らず、ウィンドウ
間に類似性がある場合にもしきい値を変更すると縞パタ
ーンの発生を防止する効果がある。図10は、このよう
なウィンドウ間の類似性も考慮に入れた本願発明の第2
の実施の形態による画像処理装置の誤差拡散しきい値生
成回路の動作内容を示した図である。
【0031】ウィンドウ間の相関判定信号113は2ビ
ットで構成され、第1のビットはウィンドウ間の同一性
を示し注目画素ウィンドウ信号111と複数の注目画素
近傍ウィンドウ信号112a〜112cのいずれかとが
等しい数値になったとき「真」とし、第2ビットは注目
画素ウィンドウ信号111と複数の注目画素近傍ウィン
ドウ信号112a〜112cのいずれかとのハミング距
離が1以下になったとき「真」とする。尚、誤差拡散処
理の誤差拡散しきい値信号114は、画像ウィンドウ間
で類似性が判定できたときより同一性が判定できたとき
に通常状態からの変更量を大きくしている。従って、一
定のパターン連続を防止するフィードバック制御をウィ
ンドウ間の同一、類似の状態に合わせてより細かに実行
できる効果が得られる。
ットで構成され、第1のビットはウィンドウ間の同一性
を示し注目画素ウィンドウ信号111と複数の注目画素
近傍ウィンドウ信号112a〜112cのいずれかとが
等しい数値になったとき「真」とし、第2ビットは注目
画素ウィンドウ信号111と複数の注目画素近傍ウィン
ドウ信号112a〜112cのいずれかとのハミング距
離が1以下になったとき「真」とする。尚、誤差拡散処
理の誤差拡散しきい値信号114は、画像ウィンドウ間
で類似性が判定できたときより同一性が判定できたとき
に通常状態からの変更量を大きくしている。従って、一
定のパターン連続を防止するフィードバック制御をウィ
ンドウ間の同一、類似の状態に合わせてより細かに実行
できる効果が得られる。
【0032】図11は、この発明の第3の実施の形態に
よる画像処理装置の誤差拡散処理結果予測値生成回路の
動作内容を示した図である。この実施の形態では256
階調の画像データ入力信号107を4階調の画像データ
出力信号108に変換する場合を想定している。通常2
56階調の画像データを4階調の画像データに変換する
場合、0から41階調までの画像データは「0」とし、
41を越え84階調までの画像データは「1」とし、8
4を越え127階調までの画像データは「1」とし、1
27を越え169階調までの画像データは「2」とし、
169を越え212階調までの画像データは「2」と
し、212を越え255階調までの画像データは「3」
としている。即ち、0〜84までの階調エリアで考えれ
ば、「0」か「1」の2値に変更されることになり、0
〜41までの階調エリアで考えれば1番目に高い発生確
率の値は「0」であり、2番目に高い発生確率の値は
「1」となる。同様に41〜84までの階調エリアで考
えれば、1番目に高い発生確率値は「1」であり、2番
目に高い発生確率の値は「0」となる。従って、この実
施の形態における誤差拡散処理結果予測信号は、0〜4
1の階調データに対しては2番目に高い発生確率である
「1」の値に、41〜84の階調データに対しては2番
目に高い発生確率である「0」の値が設定されている。
84〜255の階調データに対しても同様の考え方で、
予測信号には「2」,「1」,「3」及び「2」の値が
設定されている。このように2階調以外の階調に変換す
る場合においても予測信号を生成することによって先の
実施の形態と同様の効果を得ることができる。
よる画像処理装置の誤差拡散処理結果予測値生成回路の
動作内容を示した図である。この実施の形態では256
階調の画像データ入力信号107を4階調の画像データ
出力信号108に変換する場合を想定している。通常2
56階調の画像データを4階調の画像データに変換する
場合、0から41階調までの画像データは「0」とし、
41を越え84階調までの画像データは「1」とし、8
4を越え127階調までの画像データは「1」とし、1
27を越え169階調までの画像データは「2」とし、
169を越え212階調までの画像データは「2」と
し、212を越え255階調までの画像データは「3」
としている。即ち、0〜84までの階調エリアで考えれ
ば、「0」か「1」の2値に変更されることになり、0
〜41までの階調エリアで考えれば1番目に高い発生確
率の値は「0」であり、2番目に高い発生確率の値は
「1」となる。同様に41〜84までの階調エリアで考
えれば、1番目に高い発生確率値は「1」であり、2番
目に高い発生確率の値は「0」となる。従って、この実
施の形態における誤差拡散処理結果予測信号は、0〜4
1の階調データに対しては2番目に高い発生確率である
「1」の値に、41〜84の階調データに対しては2番
目に高い発生確率である「0」の値が設定されている。
84〜255の階調データに対しても同様の考え方で、
予測信号には「2」,「1」,「3」及び「2」の値が
設定されている。このように2階調以外の階調に変換す
る場合においても予測信号を生成することによって先の
実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0033】上述のように相関判定信号113を「真」
として、誤差拡散しきい値信号114を変更する目的は
視覚的に認識可能な縞パターンを防止することにある。
従って、相関判定信号113を「真」と判定する条件
は、このような縞パターンの防止に過不足なく設定する
必要がある。即ち、相関判定信号113の「真」判定を
容易にする条件を設定すると過度に誤差拡散しきい値信
号114の変更が生じて解像度や階調性が低下し、逆に
相関判定信号113の「真」判定を困難にする条件を設
定すると縞パターンが発生してしまう。また、相関判定
信号113を「真」と判定する条件設定には多種多様な
パラメータが存在するので、上記条件設定の解は一つで
はない。
として、誤差拡散しきい値信号114を変更する目的は
視覚的に認識可能な縞パターンを防止することにある。
従って、相関判定信号113を「真」と判定する条件
は、このような縞パターンの防止に過不足なく設定する
必要がある。即ち、相関判定信号113の「真」判定を
容易にする条件を設定すると過度に誤差拡散しきい値信
号114の変更が生じて解像度や階調性が低下し、逆に
相関判定信号113の「真」判定を困難にする条件を設
定すると縞パターンが発生してしまう。また、相関判定
信号113を「真」と判定する条件設定には多種多様な
パラメータが存在するので、上記条件設定の解は一つで
はない。
【0034】そこで、上記条件設定のパラメータを列挙
し、それぞれの定性的な傾向を説明する。 (1)注目画素及び注目画素近傍ウィンドウの形状 比較すべきウィンドウを構成する画素数を多く設定する
と、相関判定信号113の同一又は類似の「真」判定確
率が低くなる。 (2)注目画素近傍ウィンドウの個数 同一又は類似とするウィンドウ個数を一定としておき、
異なる原点を持った注目画素近傍ウィンドウの個数を多
くすると、相関判定信号113の「真」判定の確率が高
まる。 (3)ウィンドウ間の同一個数 注目画素ウィンドウと同一又は類似の注目画素近傍ウィ
ンドウが1個ではなく2個又はそれ以上存在したとき相
関判定を「真」とすると、相関判定信号113の「真」
判定確率が低くなる。 (4)ウィンドウ間の類似性 比較すべきウィンドウを構成する画素数を固定してお
き、類似とするウィンドウ信号間のハミング距離を増加
させると相関判定信号113の「真」判定確率が高ま
る。ただし、ハミング距離は画素数の半分以下とする必
要がある。
し、それぞれの定性的な傾向を説明する。 (1)注目画素及び注目画素近傍ウィンドウの形状 比較すべきウィンドウを構成する画素数を多く設定する
と、相関判定信号113の同一又は類似の「真」判定確
率が低くなる。 (2)注目画素近傍ウィンドウの個数 同一又は類似とするウィンドウ個数を一定としておき、
異なる原点を持った注目画素近傍ウィンドウの個数を多
くすると、相関判定信号113の「真」判定の確率が高
まる。 (3)ウィンドウ間の同一個数 注目画素ウィンドウと同一又は類似の注目画素近傍ウィ
ンドウが1個ではなく2個又はそれ以上存在したとき相
関判定を「真」とすると、相関判定信号113の「真」
判定確率が低くなる。 (4)ウィンドウ間の類似性 比較すべきウィンドウを構成する画素数を固定してお
き、類似とするウィンドウ信号間のハミング距離を増加
させると相関判定信号113の「真」判定確率が高ま
る。ただし、ハミング距離は画素数の半分以下とする必
要がある。
【0035】図12は、この発明の第4の実施の形態に
よる画像処理装置の基本構成を示したブロック図であ
り、図13は、図12のデータバッファの内容とウィン
ドウ信号との関係を示した図である。これらの図を参照
して、誤差拡散回路121に入力する画像データ入力信
号107は、誤差拡散処理結果予測値生成回路102に
入力され、誤差拡散処理結果予測値生成回路102は画
像データ入力信号107に基づき誤差拡散処理結果予測
信号109を第1形状の注目画素ウィンドウ生成回路1
03a及び第2形状の注目画素ウィンドウ生成回路10
3bに出力する。一方、誤差拡散回路121が出力する
画像データ出力信号108は、必要とされるライン数分
のラインバッファで構成された誤差拡散処理結果データ
バッファ101に格納され、誤差拡散処理結果データバ
ッファ101に格納されているデータは、第1形状の注
目画素ウィンドウ生成回路103a及び第2形状の注目
画素ウィンドウ生成回路103b及び第1形状の注目画
素近傍ウィンドウ生成回路104a及び第2形状の注目
画素近傍ウィンドウ生成回路104bに供給される。
よる画像処理装置の基本構成を示したブロック図であ
り、図13は、図12のデータバッファの内容とウィン
ドウ信号との関係を示した図である。これらの図を参照
して、誤差拡散回路121に入力する画像データ入力信
号107は、誤差拡散処理結果予測値生成回路102に
入力され、誤差拡散処理結果予測値生成回路102は画
像データ入力信号107に基づき誤差拡散処理結果予測
信号109を第1形状の注目画素ウィンドウ生成回路1
03a及び第2形状の注目画素ウィンドウ生成回路10
3bに出力する。一方、誤差拡散回路121が出力する
画像データ出力信号108は、必要とされるライン数分
のラインバッファで構成された誤差拡散処理結果データ
バッファ101に格納され、誤差拡散処理結果データバ
ッファ101に格納されているデータは、第1形状の注
目画素ウィンドウ生成回路103a及び第2形状の注目
画素ウィンドウ生成回路103b及び第1形状の注目画
素近傍ウィンドウ生成回路104a及び第2形状の注目
画素近傍ウィンドウ生成回路104bに供給される。
【0036】注目画素ウィンドウ生成回路103a及び
注目画素ウィンドウ生成回路103bは、注目画素★を
原点としたウィンドウ内の誤差拡散処理結果予測信号1
09及び誤差拡散処理結果信号110から、予め決定さ
れている第1形状のウィンドウWa及び第2形状のウィ
ンドウWbのビット位置に配置した第1形状の注目画素
ウィンドウ信号111a及び第2形状の注目画素ウィン
ドウ信号111bを各々ウィンドウ間の相関判定回路1
05に出力する。同様に、複数の第1形状の注目画素近
傍ウィンドウ生成回路104a及び第2形状の注目画素
近傍ウィンドウ生成回路104bは予め決定されたそれ
ぞれが異なった位置の注目画素近傍を原点としたウィン
ドウ内の誤差拡散処理結果信号110から、予め決定さ
れている第1形状のウィンドウWa1 及び第2形状のウ
ィンドウWb1 のビット位置に配置した第1形状の注目
画素近傍ウィンドウ信号112a及び第2形状の注目画
素近傍ウィンドウ信号112bを相関判定回路105に
出力する。
注目画素ウィンドウ生成回路103bは、注目画素★を
原点としたウィンドウ内の誤差拡散処理結果予測信号1
09及び誤差拡散処理結果信号110から、予め決定さ
れている第1形状のウィンドウWa及び第2形状のウィ
ンドウWbのビット位置に配置した第1形状の注目画素
ウィンドウ信号111a及び第2形状の注目画素ウィン
ドウ信号111bを各々ウィンドウ間の相関判定回路1
05に出力する。同様に、複数の第1形状の注目画素近
傍ウィンドウ生成回路104a及び第2形状の注目画素
近傍ウィンドウ生成回路104bは予め決定されたそれ
ぞれが異なった位置の注目画素近傍を原点としたウィン
ドウ内の誤差拡散処理結果信号110から、予め決定さ
れている第1形状のウィンドウWa1 及び第2形状のウ
ィンドウWb1 のビット位置に配置した第1形状の注目
画素近傍ウィンドウ信号112a及び第2形状の注目画
素近傍ウィンドウ信号112bを相関判定回路105に
出力する。
【0037】相関判定回路105は、注目画素ウィンド
ウ信号111aと注目画素近傍ウィンドウ信号112a
との間又は注目画素ウィンドウ信号111bと注目画素
近傍ウィンドウ信号112bとの間のいずれかが予め決
定されている同一又は類似判定基準を満たすかどうかを
判定する。これらの基準を満たす場合はウィンドウ間の
相関判定信号113を「真」逆の場合は「偽」とし、誤
差拡散しきい値生成回路106に相関判定信号113を
供給する。このようにこの実施の形態では比較すべき任
意のウィンドウ形状を複数組設定できるので、画像デー
タの特徴に応じてウィンドウ間の相関判定のための最適
なウィンドウ形状を設定することが容易となる。
ウ信号111aと注目画素近傍ウィンドウ信号112a
との間又は注目画素ウィンドウ信号111bと注目画素
近傍ウィンドウ信号112bとの間のいずれかが予め決
定されている同一又は類似判定基準を満たすかどうかを
判定する。これらの基準を満たす場合はウィンドウ間の
相関判定信号113を「真」逆の場合は「偽」とし、誤
差拡散しきい値生成回路106に相関判定信号113を
供給する。このようにこの実施の形態では比較すべき任
意のウィンドウ形状を複数組設定できるので、画像デー
タの特徴に応じてウィンドウ間の相関判定のための最適
なウィンドウ形状を設定することが容易となる。
【0038】具体的には図13に示すように、誤差拡散
処理結果データバッファ101に格納された2階調の誤
差拡散処理結果データ内のa〜vの誤差拡散処理結果信
号110と誤差拡散処理結果予測信号109とを用い
て、uを原点とする2画素×3画素のウィンドウWa1
から第1形状の注目画素近傍ウィンドウ信号112a
と、rを原点とする3画素×3画素のウィンドウWb1
から第2形状の注目画素ウィンドウ信号112bと、2
画素×3画素のウィンドウWaから第1形状の注目画素
ウィンドウ信号111aと3画素×3画素のウィンドウ
Wbから第2形状の注目画素ウィンドウ信号111bと
を生成している。
処理結果データバッファ101に格納された2階調の誤
差拡散処理結果データ内のa〜vの誤差拡散処理結果信
号110と誤差拡散処理結果予測信号109とを用い
て、uを原点とする2画素×3画素のウィンドウWa1
から第1形状の注目画素近傍ウィンドウ信号112a
と、rを原点とする3画素×3画素のウィンドウWb1
から第2形状の注目画素ウィンドウ信号112bと、2
画素×3画素のウィンドウWaから第1形状の注目画素
ウィンドウ信号111aと3画素×3画素のウィンドウ
Wbから第2形状の注目画素ウィンドウ信号111bと
を生成している。
【0039】ここで各画素ウィンドウの原点は右下隅で
あり、各画素ウィンドウの左上隅をMSBに、右下隅の
誤差拡散処理結果信号110か誤差拡散処理結果予測信
号109をLSBに順次配置して、注目画素近傍ウィン
ドウ信号112a及び112b,注目画素ウィンドウ信
号111a及び111bを生成するように予め決定され
ている。従って、注目画素ウィンドウ信号111aと注
目画素近傍ウィンドウ信号112aか、注目画素ウィン
ドウ信号111bと注目画素近傍ウィンドウ信号112
bのいずれかの数値が等しいときに、画像ウィンドウ間
に同一性があると判定できる。また注目画素ウィンドウ
信号111aと注目画素近傍ウィンドウ信号112a及
び注目画素ウィンドウ信号111bと注目画素近傍ウィ
ンドウ信号112b間のハミング距離が類似性の有無を
示すことになる。従って、画像ウィンドウ間の同一性も
しくは類似性の判定が容易となる。
あり、各画素ウィンドウの左上隅をMSBに、右下隅の
誤差拡散処理結果信号110か誤差拡散処理結果予測信
号109をLSBに順次配置して、注目画素近傍ウィン
ドウ信号112a及び112b,注目画素ウィンドウ信
号111a及び111bを生成するように予め決定され
ている。従って、注目画素ウィンドウ信号111aと注
目画素近傍ウィンドウ信号112aか、注目画素ウィン
ドウ信号111bと注目画素近傍ウィンドウ信号112
bのいずれかの数値が等しいときに、画像ウィンドウ間
に同一性があると判定できる。また注目画素ウィンドウ
信号111aと注目画素近傍ウィンドウ信号112a及
び注目画素ウィンドウ信号111bと注目画素近傍ウィ
ンドウ信号112b間のハミング距離が類似性の有無を
示すことになる。従って、画像ウィンドウ間の同一性も
しくは類似性の判定が容易となる。
【0040】この実施の形態では、比較すべきウィンド
ウを構成する画素数を変えることによって、注目画素の
2画素左に位置する注目画素近傍ウィンドウWa1 と注
目画素ウィンドウWaの間の同一判定の確率が、注目画
素の右上に位置する注目画素近傍ウィンドウWb1 と注
目画素ウィンドウWb間の同一の判定の確率より高くな
るように設定されている。このようにして、任意位置の
画像ウィンドウ間の同一性又は類似性の判定確率を高め
たり、低めたりすることができるので、画像データの特
徴に応じた縞パターンの発生の防止に効果的な画像ウィ
ンドウの設定自由度を高くすることができる。
ウを構成する画素数を変えることによって、注目画素の
2画素左に位置する注目画素近傍ウィンドウWa1 と注
目画素ウィンドウWaの間の同一判定の確率が、注目画
素の右上に位置する注目画素近傍ウィンドウWb1 と注
目画素ウィンドウWb間の同一の判定の確率より高くな
るように設定されている。このようにして、任意位置の
画像ウィンドウ間の同一性又は類似性の判定確率を高め
たり、低めたりすることができるので、画像データの特
徴に応じた縞パターンの発生の防止に効果的な画像ウィ
ンドウの設定自由度を高くすることができる。
【0041】図14は、この発明の第5の実施の形態に
よる画像処理装置の基本構成を示したブロック図であ
り、図15は、図14のデータバッファと補正用注目画
素近傍ウィンドウ信号との関係を示した図である。これ
らの図を参照して、この実施の形態における画像処理装
置は、誤差拡散しきい値生成回路106と誤差拡散回路
121との間に誤差拡散しきい値補正回路115を追加
している点を除いて第1の実施の形態によるものと同一
である。誤差拡散しきい値生成回路106は、画像デー
タ入力信号107とウィンドウ間が同一又は類似と判定
された相関判定信号113とに基づいて注目画素を誤差
拡散処理した結果が誤差拡散処理結果予測信号109と
等しくなり難いように生成した誤差拡散しきい値信号1
14aを誤差拡散しきい値補正回路115に出力する。
誤差拡散しきい値補正回路115は誤差拡散しきい値信
号114aを補正して誤差拡散しきい値信号114bと
して誤差拡散回路121に出力する。
よる画像処理装置の基本構成を示したブロック図であ
り、図15は、図14のデータバッファと補正用注目画
素近傍ウィンドウ信号との関係を示した図である。これ
らの図を参照して、この実施の形態における画像処理装
置は、誤差拡散しきい値生成回路106と誤差拡散回路
121との間に誤差拡散しきい値補正回路115を追加
している点を除いて第1の実施の形態によるものと同一
である。誤差拡散しきい値生成回路106は、画像デー
タ入力信号107とウィンドウ間が同一又は類似と判定
された相関判定信号113とに基づいて注目画素を誤差
拡散処理した結果が誤差拡散処理結果予測信号109と
等しくなり難いように生成した誤差拡散しきい値信号1
14aを誤差拡散しきい値補正回路115に出力する。
誤差拡散しきい値補正回路115は誤差拡散しきい値信
号114aを補正して誤差拡散しきい値信号114bと
して誤差拡散回路121に出力する。
【0042】従って、この実施の形態によれば、誤差拡
散処理済の画像データに一定のパターンが連続し難いよ
うにフィードバック制御すると共に、他の手法で誤差拡
散しきい値をさらに変更することによって高品位の画像
データ出力を得ることが可能となる。即ち誤差拡散しき
い値補正回路115では公知技術である文字や写真等の
領域判定結果を用いたしきい値補正や乱数及び画素位置
を用いたしきい値補正等の手法が応用できるが、例えば
本実施の形態では、以下のようなしきい値補正を行って
いる。
散処理済の画像データに一定のパターンが連続し難いよ
うにフィードバック制御すると共に、他の手法で誤差拡
散しきい値をさらに変更することによって高品位の画像
データ出力を得ることが可能となる。即ち誤差拡散しき
い値補正回路115では公知技術である文字や写真等の
領域判定結果を用いたしきい値補正や乱数及び画素位置
を用いたしきい値補正等の手法が応用できるが、例えば
本実施の形態では、以下のようなしきい値補正を行って
いる。
【0043】図3における注目画素近傍ウィンドウ信号
112a〜112cの生成と同様な方法でp、q及びv
を原点とする補正用注目画素近傍ウィンドウ信号116
a〜116cを生成する。低階調部では補正用注目画素
近傍ウィンドウ信号116a〜116cのいずれかが
「1」の数値(二値では000000001)の場合、
注目画素近傍に極めて低い階調の画像が連続した上に注
目画素近傍で「1」が出力されたと判断する。そして、
注目画素においては誤差拡散処理結果が「1」になり難
いように誤差拡散しきい値生成回路106が生成した誤
差拡散しきい値信号114aを増加するように補正し、
逆に高階調部では補正用注目画素近傍ウィンドウ信号1
16a〜116cのいずれかが「510」の数値(二値
では111111110)の場合、誤差拡散しきい値信
号114aを減じた誤差拡散しきい値信号114bを誤
差拡散回路121に供給する。これによって、極めて低
い階調又は高い階調が連続したエリアで黒点又は白点が
均一に分布するので、品質の優れた画像データ出力信号
108が得られる。
112a〜112cの生成と同様な方法でp、q及びv
を原点とする補正用注目画素近傍ウィンドウ信号116
a〜116cを生成する。低階調部では補正用注目画素
近傍ウィンドウ信号116a〜116cのいずれかが
「1」の数値(二値では000000001)の場合、
注目画素近傍に極めて低い階調の画像が連続した上に注
目画素近傍で「1」が出力されたと判断する。そして、
注目画素においては誤差拡散処理結果が「1」になり難
いように誤差拡散しきい値生成回路106が生成した誤
差拡散しきい値信号114aを増加するように補正し、
逆に高階調部では補正用注目画素近傍ウィンドウ信号1
16a〜116cのいずれかが「510」の数値(二値
では111111110)の場合、誤差拡散しきい値信
号114aを減じた誤差拡散しきい値信号114bを誤
差拡散回路121に供給する。これによって、極めて低
い階調又は高い階調が連続したエリアで黒点又は白点が
均一に分布するので、品質の優れた画像データ出力信号
108が得られる。
【0044】図16は、この発明の第6の実施の形態に
よる画像処理装置の基本構成を示したブロック図であ
り、図17は、図16の画像データ出力信号108,誤
差バッファ122及びデータバッファ123の関係を示
した図である。これらの図を参照して、この実施の形態
による画像処理装置は、データバッファ123がライン
メモリを有さない形式のものであり、これに誤差バッフ
ァ122のデータが出力される点を除いて第1の実施の
形態によるものと同一である。誤差拡散処理によって二
値の画像データ出力信号108を生成する場合でかつ誤
差バッファ122には各注目画素について発生した二値
化誤差を格納する場合、その誤差データが正のときの誤
差拡散処理結果は「0」、負のときは「1」である可能
性が極めて高いことが知られている。
よる画像処理装置の基本構成を示したブロック図であ
り、図17は、図16の画像データ出力信号108,誤
差バッファ122及びデータバッファ123の関係を示
した図である。これらの図を参照して、この実施の形態
による画像処理装置は、データバッファ123がライン
メモリを有さない形式のものであり、これに誤差バッフ
ァ122のデータが出力される点を除いて第1の実施の
形態によるものと同一である。誤差拡散処理によって二
値の画像データ出力信号108を生成する場合でかつ誤
差バッファ122には各注目画素について発生した二値
化誤差を格納する場合、その誤差データが正のときの誤
差拡散処理結果は「0」、負のときは「1」である可能
性が極めて高いことが知られている。
【0045】この実施の形態では、この性質を利用し
て、画像データ出力信号108と誤差バッファ122に
格納された注目画素ラインより前のラインの誤差データ
をラインメモリ不要型誤差拡散結果のデータバッファ1
23に供給する。データバッファ123はラインバッフ
ァメモリの機能を有していないが、この誤差データに基
づいて注目画素近傍の誤差拡散処理結果信号110を出
力している。このようにこの実施の形態では、従来の誤
差拡散処理に必要となるラインバッファ以外にラインバ
ッファを設けないので、メモリに要するコストの増加が
極力押えられ、かつ縞パターンを効果的に防止できる画
像処理装置となる効果がある。
て、画像データ出力信号108と誤差バッファ122に
格納された注目画素ラインより前のラインの誤差データ
をラインメモリ不要型誤差拡散結果のデータバッファ1
23に供給する。データバッファ123はラインバッフ
ァメモリの機能を有していないが、この誤差データに基
づいて注目画素近傍の誤差拡散処理結果信号110を出
力している。このようにこの実施の形態では、従来の誤
差拡散処理に必要となるラインバッファ以外にラインバ
ッファを設けないので、メモリに要するコストの増加が
極力押えられ、かつ縞パターンを効果的に防止できる画
像処理装置となる効果がある。
【0046】具体的には図17において、誤差拡散処理
によって二値の画像データ出力信号108が生成され、
かつ注目画素★について発生した二値化誤差を2ライン
分格納した誤差バッファ122の値と二値の画像データ
出力信号108とに基づいてラインメモリ不要型誤差拡
散結果のデータバッファ123が生成されている。即
ち、データバッファ123における注目画素の1ライン
前の誤差拡散結果データは、誤差バッファ122に格納
された、それぞれ対応する誤差データが正のとき「0」
(白)とし、負のとき「1」(黒)としている。一方、
データバッファ123における注目画素★と同一ライン
の誤差拡散結果データは、それぞれ対応する画像データ
出力信号108によってすでに決定されている。
によって二値の画像データ出力信号108が生成され、
かつ注目画素★について発生した二値化誤差を2ライン
分格納した誤差バッファ122の値と二値の画像データ
出力信号108とに基づいてラインメモリ不要型誤差拡
散結果のデータバッファ123が生成されている。即
ち、データバッファ123における注目画素の1ライン
前の誤差拡散結果データは、誤差バッファ122に格納
された、それぞれ対応する誤差データが正のとき「0」
(白)とし、負のとき「1」(黒)としている。一方、
データバッファ123における注目画素★と同一ライン
の誤差拡散結果データは、それぞれ対応する画像データ
出力信号108によってすでに決定されている。
【0047】このようにして、データバッファ123は
ラインバッファメモリの機能を有することなく、2ライ
ン分の誤差拡散処理結果信号110を出力することが可
能となっており、この信号に基づいて、先の実施の形態
のように設定したウィンドウ間の相関を判定してしきい
値を生成すればよい。尚、図17のように2ライン分の
誤差拡散処理結果信号110しか出力できない場合、副
走査方向(図においては上下方向)の画像ウィンドウ間
の同一性又は類似性の判定能力が極めて低下する。この
場合には、縦方向に1画素のウィンドウ形状に設定した
注目画素ウィンドウWと、注目画素から上方向に1画素
移動した位置を原点とした注目画素近傍ウィンドウW1
とを比較し、全ビットの値が異なっている場合にウィン
ドウ間の同一性があったと判定することが縞パターンの
発生防止に効果がある。これは、2ライン間で逆のパタ
ーンを繰り返すことによって白黒比率は1:1となり、
中間階調の画像データ入力が連続したエリアで安定し易
く、放置すれば視覚的に認識可能な面積以上に同一パタ
ーンが連続する可能性が高いためである。そこで、この
ような相関関係があったとき、ウィンドウ間を同一と判
定して、注目画素のしきい値を変更することによって縞
パターンの発生を防止することができる。
ラインバッファメモリの機能を有することなく、2ライ
ン分の誤差拡散処理結果信号110を出力することが可
能となっており、この信号に基づいて、先の実施の形態
のように設定したウィンドウ間の相関を判定してしきい
値を生成すればよい。尚、図17のように2ライン分の
誤差拡散処理結果信号110しか出力できない場合、副
走査方向(図においては上下方向)の画像ウィンドウ間
の同一性又は類似性の判定能力が極めて低下する。この
場合には、縦方向に1画素のウィンドウ形状に設定した
注目画素ウィンドウWと、注目画素から上方向に1画素
移動した位置を原点とした注目画素近傍ウィンドウW1
とを比較し、全ビットの値が異なっている場合にウィン
ドウ間の同一性があったと判定することが縞パターンの
発生防止に効果がある。これは、2ライン間で逆のパタ
ーンを繰り返すことによって白黒比率は1:1となり、
中間階調の画像データ入力が連続したエリアで安定し易
く、放置すれば視覚的に認識可能な面積以上に同一パタ
ーンが連続する可能性が高いためである。そこで、この
ような相関関係があったとき、ウィンドウ間を同一と判
定して、注目画素のしきい値を変更することによって縞
パターンの発生を防止することができる。
【図1】この発明の第1の実施の形態による画像処理装
置の基本構成を示すブロック図である。
置の基本構成を示すブロック図である。
【図2】図1の誤差拡散処理結果予測値生成回路102
の動作内容を示した図である。
の動作内容を示した図である。
【図3】図1の誤差拡散処理結果データバッファ101
の内容とウィンドウ信号との関係を示した図である。
の内容とウィンドウ信号との関係を示した図である。
【図4】図1の誤差拡散しきい値生成回路106の動作
内容を示した図である。
内容を示した図である。
【図5】この発明の第1の実施の形態による画像処理装
置によって処理される、誤差拡散処理結果データバッフ
ァ101に格納された2階調の具体的な画像データを示
した図である。
置によって処理される、誤差拡散処理結果データバッフ
ァ101に格納された2階調の具体的な画像データを示
した図である。
【図6】図5に示した画像データから注目画素★を黒点
とした場合の画像データを示した図である。
とした場合の画像データを示した図である。
【図7】図6の画像データをその一部とした黒点及び白
点の全体の配列状態を示した図である。
点の全体の配列状態を示した図である。
【図8】図5に示した画像データから注目画素★を白点
とした場合の画像データを示した図である。
とした場合の画像データを示した図である。
【図9】図8の画像データをその一部とした黒点及び白
点の全体の配列状態を示した図である。
点の全体の配列状態を示した図である。
【図10】この発明の第2の実施の形態による画像処理
装置のしきい値生成回路の動作内容を示した図である。
装置のしきい値生成回路の動作内容を示した図である。
【図11】この発明の第3の実施の形態による画像処理
装置の誤差拡散処理結果予測値生成回路の動作内容を示
した図である。
装置の誤差拡散処理結果予測値生成回路の動作内容を示
した図である。
【図12】この発明の第4の実施の形態による画像処理
装置の基本構成を示したブロック図である。
装置の基本構成を示したブロック図である。
【図13】図12の誤差拡散処理結果データバッファ1
01の内容とウィンドウ信号との関係を示した図であ
る。
01の内容とウィンドウ信号との関係を示した図であ
る。
【図14】この発明の第5の実施の形態による画像処理
装置の基本構成を示したブロック図である。
装置の基本構成を示したブロック図である。
【図15】図14の誤差拡散処理結果データバッファ1
01の内容と補正用注目画素近傍ウィンドウ信号との関
係を示した図である。
01の内容と補正用注目画素近傍ウィンドウ信号との関
係を示した図である。
【図16】この発明の第6の実施の形態による画像処理
装置の基本構成を示したブロック図である。
装置の基本構成を示したブロック図である。
【図17】図16の画像データ出力信号108,誤差バ
ッファ122及びデータバッファ123の関係を示した
図である。
ッファ122及びデータバッファ123の関係を示した
図である。
101・・・誤差拡散処理結果データバッファ 102・・・誤差拡散処理結果予測値生成回路 103・・・注目画素ウィンドウ生成回路 104・・・注目画素近傍ウィンドウ生成回路 105・・・相関判定回路 106・・・誤差拡散しきい値生成回路 107・・・画像データ入力信号 108・・・画像データ出力信号 109・・・誤差拡散処理結果予測信号 110・・・誤差拡散処理結果信号 111・・・注目画素ウィンドウ信号 112・・・注目画素近傍ウィンドウ信号 113・・・相関判定信号 114・・・誤差拡散しきい値信号 115・・・誤差拡散しきい値補正回路 116・・・補正用注目画素近傍ウィンドウ信号 121・・・誤差拡散回路 122・・・誤差バッファ 123・・・データバッファ 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (7)
- 【請求項1】 しきい値を用いて多階調の画像データを
より階調数の少ない画像データに変換する、誤差拡散回
路を有する画像処理装置であって、 注目画素の近傍の誤差拡散処理された画像データを保存
する手段と、 前記注目画素の誤差拡散処理結果の予測値を生成する手
段と、 前記保存された画像データと前記生成された予測値から
前記注目画素を原点とした所定形状の画像データ群より
なる注目画素ウィンドウを生成する手段と、 前記保存された画像データから前記注目画素近傍の画素
を原点とした、少なくとも一個の前記注目画素ウィンド
ウと同一形状の画像データ群よりなる注目画素近傍ウィ
ンドウを生成する手段と、 前記注目画素ウィンドウと前記注目画素近傍ウィンドウ
とをそれぞれ比較してその関連性を判定する判定手段
と、 前記判定手段による所定の関連性があるとの判定出力に
応答して、変換後の前記注目画素が前記予測値に合致す
る可能性を低下させるように画像データの変換に用いる
しきい値を変更する手段とを備えた、画像処理装置。 - 【請求項2】 前記所定の関連性は、比較されたウィン
ドウ同士の同一性又は類似性である、請求項1記載の画
像処理装置。 - 【請求項3】 前記比較されたウィンドウ同士が同一性
がある場合のしきい値の変更の度合は、前記比較された
ウィンドウ同士が類似性がある場合のしきい値の変更の
度合に比べて大きい、請求項2記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記予測値は誤差拡散処理される前の画
像データから予測される2番目に高い発生確率の階調値
である、請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像
処理装置。 - 【請求項5】 しきい値を用いて多階調の画像データを
より階調数の少ない画像データに変換する、誤差拡散回
路を有する画像処理装置であって、 注目画素の近傍の誤差拡散処理された画像データを保存
する手段と、 前記注目画素の誤差拡散処理結果の予測値を生成する手
段と、 前記保存された画像データから前記注目画素近傍の画素
を原点とした、少なくとも2個が異なる形状の画像デー
タ群よりなる複数の注目画素近傍ウィンドウを生成する
手段と、 前記保存された画像データと前記生成された予測値か
ら、前記注目画素を原点とし、前記異なった形状の注目
画素近傍ウィンドウの各々に対応した形状の複数の画像
データ群よりなる注目画素ウィンドウを生成する手段
と、 前記注目画素ウィンドウと前記注目画素近傍ウィンドウ
とにおいて、それぞれ形状の対応するもの同士を比較し
て同一性又は類似性を判定する判定手段と、 少なくとも一組のウィンドウ同士に同一性又は類似性が
あるとの前記判定手段による判定出力に応答して、変換
後の前記注目画素が前記予測値に合致する可能性を低下
させるように画像データの変換に用いるしきい値を変更
する手段とを備えた、画像処理装置。 - 【請求項6】 前記変更されたしきい値を補正する手段
をさらに備えた、請求項1又は請求項5記載の画像処理
装置。 - 【請求項7】 しきい値を用いて多階調の画像データを
より少ない階調数の画像データに変換する画像処理方法
であって、 注目画素の変換後の画像データを予測し、 前記注目画素近傍の変換後の画像データ群よりなる第1
の画像パターンと、前記予測された画像データを含む画
像データ群よりなる、前記第1の画像パターンと同一形
状の第2の画像パターンとの間に関連性が生じる可能性
を判定し、 前記可能性があると判定された時、前記注目画素の変換
のためのしきい値を前記可能性が低くなるように変更す
る、画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10210891A JP3136285B2 (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10210891A JP3136285B2 (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000050066A JP2000050066A (ja) | 2000-02-18 |
JP3136285B2 true JP3136285B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=16596809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10210891A Expired - Fee Related JP3136285B2 (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3136285B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7414756B2 (en) | 2003-08-08 | 2008-08-19 | Seiko Epson Corporation | Image processing apparatus for converting image data by unit of multiple pixels and printing apparatus |
-
1998
- 1998-07-27 JP JP10210891A patent/JP3136285B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2000050066A (ja) | 2000-02-18 |
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