JPH09214758A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH09214758A
JPH09214758A JP8037354A JP3735496A JPH09214758A JP H09214758 A JPH09214758 A JP H09214758A JP 8037354 A JP8037354 A JP 8037354A JP 3735496 A JP3735496 A JP 3735496A JP H09214758 A JPH09214758 A JP H09214758A
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JP
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JP8037354A
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English (en)
Inventor
Harunobu Miyashita
晴信 宮下
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負の誤差が拡散蓄積されることによる悪影響
を除くための誤差累計値の決定を、誤差を分配する画素
数に関係なく一定の時間で行う。 【解決手段】 減算器5は2値化回路3に対する入力デ
ータと2値化データとの誤差を出力する。誤差データバ
ッファ6には周辺画素の誤差データが蓄積され、該誤差
データには重み付けがされた後、誤差累計回路7で周辺
画素の誤差データの和が算出される。補正器8では、誤
差累計値Teの正負の別、および濃度を示す入力データ
Piがドットを発生させる値であるか否かに基づいて第
2の重み付けを行う。入力データPiがドットを発生さ
せる値のとき、つまり注目画素の濃度が予定値よりも高
い場合は、第2の重み付けは前記誤差累計値の負の値の
絶対値が大きくならないように決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に関
し、特に、多階調画像データを量子化して階調を伴った
画像を印刷記録する際に、誤差拡散法によって階調表現
を行う画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多階調画像データの各画素の濃度を単純
2値化する場合、表現可能な最大階調値Mと最小階調値
Lとの間に設けられているスレッショルド値Sと各画素
の濃度データとを比較し、前記濃度データの方がスレッ
ショルド値Sよりも大きい時にはドットを発生させるよ
うに処理をし、その反対に前記濃度データの方がスレッ
ショルド値Sよりも小さい時にはドットを発生させない
ように処理をしている。前記誤差拡散法のスレッショル
ド値Sは、通常、最大階調値Mの50%(256階調の
表現を行う場合は128)付近に設定される。
【0003】このような処理をすることにより、ドット
が発生される画素の階調は最大階調値Mになり、ドット
が発生されない画素の階調は最小階調値Lになる。通
常、最小階調値Lはゼロに設定される。
【0004】上記2値化処理によれば、スレッショルド
Sと最小階調値Lとの間にある画像の濃度データ(DA
TA)の2値化データは(DATA−L)の誤差を含
む。また、スレッショルドSと最大階調値Mとの間にあ
る画像の濃度データの2値化データは(M−DATA)
の誤差を含む。これらの誤差を周辺の画素に分配し、面
全体として元の画像データに近い階調表現を行う誤差拡
散法が知られている。
【0005】濃度データDATAがスレッショルドSと
最小階調値Lとの間にある場合、誤差(DATA−L)
は正の誤差であり、この誤差は周囲に分配され、周囲の
画素の濃度データに他の周囲画素から分配された誤差デ
ータとともに加算される。そして、誤差データの累計値
(本来の濃度データおよび周囲の画素から分配された誤
差データの合計値)がスレッショルド値Sを超えた時点
でドットが発生され、過去の誤差は打ち消される。
【0006】一方、濃度データDATAがスレッショル
ドSと最大階調値Mとの間にある場合、誤差(M−DA
TA)は負の誤差であり、この誤差の分だけ本来の濃度
よりも濃い(階調の高い)ドットが発生される。そこ
で、この場合は、周囲の画素の濃度は本来のものよりも
下げて、結果的に、一定のエリア全体では本来の濃度に
近くなるように誤差の分配を行う。すなわち、前記負の
誤差を周囲の画素に分配することにより、分配された誤
差が周囲の画素の濃度データに加算されて該周囲の画素
の濃度が下げられる。
【0007】上記のように、正の誤差と負の誤差とを同
等に取り扱うと、面全体の平均濃度は保持されるが、視
覚に訴える感じは実際と異なり、違和感を生じさせる。
視覚的に違和感を生じさせないためには、注目画素付近
の比較的狭い範囲の濃度を忠実に再現する必要がある
が、上述の誤差拡散法では全体の濃度が平均化されるだ
けである。
【0008】例えば、図8(a)に示すような2本の長
い縦線a,bを印字する場合、実際には縦線aの濃度が
最大階調値Mとスレッショルド値Sとの間にあったとす
ると、この縦線aを発生させたことにより、負の誤差が
右下方向に累積されていく。通常、画素の処理が左上か
ら右下方向に進行するためである。
【0009】この累積誤差により、本来右の縦線bを発
生させるべき位置で、前記負の誤差の累積値が加算され
た結果、画素の濃度値がスレッショルド値Sより小さく
なることがある。このような場合、図8(b)に示すよ
うに右下位置ではドットが発生されず線がとぎれるとい
う不具合が生じる。
【0010】上記不具合が発生することを、具体的な数
値で示す。例えば、図9に示すようにn=1列とn=4
列に縦線を発生させる場合を想定する。各縦線の濃度を
200、最大階調値Mを255、最小階調値Lを0とす
ると、画素A、D、G、Jに線を発生することにより、
右下にいくほど負の誤差が拡大している(図10の誤差
拡散量参照)。
【0011】図10において、各画素に対応する4行か
らなる数字の第1行目はその真上の画素から分配される
誤差の値を示し、第2行目は左上の画素から分配される
誤差の値を示し、第3行目は左の画素から分配される誤
差の値を示す。また、下1行目の括弧内の数字は上記3
つの誤差値の合計値である。なお、この例では、説明を
簡単にするため、右および下の画素へはそれぞれ40%
の誤差を拡散し、斜め右下の画素へは20%の誤差を拡
散している。
【0012】図10の数字から明らかなように、左方向
で実際の濃度より大きい値のドットを発生させた場合、
そのドット発生による誤差が右下に累積していき、右下
の位置ではドットを発生しにくくなる。
【0013】前記負の誤差が拡散されて蓄積していくこ
とによる悪影響を除去するための誤差拡散方法および画
像処理装置が提案されている(特開平5−153398
号公報)。該方法および装置では、多値多階調画像デー
タの量子化誤差が正のときは分配計数を掛けたあと、そ
の値を分配先の累計値に加算する。これに対して、量子
化誤差が負のときは、誤差の累計値と分配する誤差とを
比較し、前記累計値の絶対値が大きい場合には誤差を加
算せず、その反対に、分配する誤差の法が大きい場合に
は分配先の累計値を前記分配する誤差で置き換えるもの
である。この処理によって分配する誤差が一定値に抑制
されるという効果が期待できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
誤差拡散方法および画像処理装置では、次のような問題
点がある。すなわち、上述のように負の誤差が発生する
と、誤差を分配する画素のすべてに関し、分配先の誤差
累計値と分配する誤差とを比較して新しい誤差累積値を
決定する必要がある。そのために、誤差を分配する画素
が3つであれば、3回の比較が必要となり、誤差を分配
する画素が8つであれば、8回の比較が必要となる。こ
のように誤差を分配する画素が増えるとそれに伴って比
較の回数が増加して、処理に時間がかかるようになると
いう問題点がある。
【0015】本発明は、上記の問題点を解消し、誤差を
分配する画素数に関係なく一定の時間で誤差累計値を決
定して、前記負の誤差が拡散蓄積されることによる悪影
響を除くことができる画像処理装置を提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、注目画素の濃度を代表す
る多値データに補正値を加算して補正多値データを生成
する加算手段と、前記補正多値データを少なくとも1つ
のスレッショルド値によって該多値データよりも小さい
データに変換して出力するデータ変換手段と、前記デー
タ変換手段の入力データより出力データの方が小さいと
きは両データの差を正の誤差データとして生成し、前記
入力データより出力データの方が大きいときは両データ
の差を負の誤差データとして生成する誤差生成手段と、
予定の周辺画素に関して前記誤差データを保持するバッ
ファ手段と、前記周辺画素のそれぞれの誤差データに各
画素毎の予定の重み付けをした後、該誤差データの和を
生成する誤差累計手段と、前記注目画素の濃度を代表す
る多値データが予定値より大きく、かつ前記誤差データ
の和が負のときに、前記誤差データの和の負の値の絶対
値が小さくなるように該誤差データの和に第2の重み付
けをし、それを前記補正値として前記加算手段に供給す
る誤差データ補正手段とを具備した点に特徴がある。
【0017】この特徴によれば、誤差生成手段よって、
例えば、前記データ変換手段で2値化されたデータに含
まれる誤差データが予定の周辺画素毎に生成される。こ
の誤差データは重み付けがされた後、その和が求められ
る。この和が注目画素の濃度を代表する多値データに加
算されるが、このとき、該注目画素の濃度が予定値より
も高い場合は、第2の重み付けがされて前記誤差データ
の負の値の絶対値が大きくならないようにする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態例に係る画
像処理装置の構成を示すブロック図である。同図におい
て、入力データPiは画像の濃度データであり、ここで
は8ビットデータで表現される256階調の多値データ
である。入力データPiは加算器1に入力され、後で詳
述する補正後の誤差累計値Te´が該入力データPiに
加算される。リミッタ3は入力データを0ないし255
になるように修正するものであり、前記補正後の誤差累
計値Te´と入力データPiとが加算された値Pieが
0以下ならばその値を0に、255以上ならばその値を
255に修正して値Pi´を出力する。値Pieが0〜
255の間ならばそのまま変化させることなく値Pi´
として出力する。
【0019】2値化回路3では、前記リミッタの出力P
i´をスレッショルド値Tと比較する。スレッショルド
値Tは画像の種類や希望する印字結果により任意に決定
できるが、ここでは127とする。そして、スレッショ
ルドT≧Piのときは2値データPoとして「0」を出
力し、T<Pi´のときは2値データPoとして「1」
を出力する。
【0020】2値データPoは誤差を検出するため多値
生成器4に供給される。多値生成器4は2値データPo
として「0」が入力されると値Po´として「0」を発
生する。一方、2値データPoとして「1」が入力され
ると値Po´として「255」を発生する。値Po´は
減算器5に入力され、該減算器9では該値Po´と他方
の入力データつまりリミッタ2の出力値Pi´との差
(Pi´−Po´)が誤差データErrとして算出され
る。誤差データErrは符号付きの8ビットデータで、
0〜127までが正の誤差、−127〜−1が負の誤差
となる。算出された誤差データErrは誤差データバッ
ファ6に蓄積される。
【0021】誤差累計回路7は誤差データバッファ6か
ら誤差データが入力されると誤差累計値Teを出力す
る。誤差累計値Teは次のようにして生成される。図2
(a)は注目画素およびその周辺画素の誤差データを示
す図である。本実施形態では、注目画素Xより前の2画
素とその1ライン前の5画素の誤差Ae,Be,Ce,
De,Ee,Fe,Geが対象であり、各誤差に予定の
分配率で重みを付けて、図2(b)の算出式を使用して
誤差累計値Teを算出する。
【0022】なお、誤差データを分配する画素数を7つ
にしたのは一例であって、これに限定されない。また、
各画素の分配率も図2(b)に示したものに限定されな
い。
【0023】さらに、この誤差累計値Teは誤差累計値
の補正器(以下、単に「補正器」という)8で補正後の
誤差累計値Te´として修正される。以下、補正器8に
おける補正後の誤差累計値Te´の生成方法について詳
細に説明する。補正器8は、入力データPiがスレッシ
ョルド値Tより大きいときであって、かつ、誤差累計値
Teが負の値つまり負の誤差のときに誤差累計値Teを
補正する。それ以外の値をとる入力データPiのとき
は、誤差累計値Teは補正されないまま補正後の誤差累
計値Te´として加算器1に出力される。
【0024】換言すれば、本来黒画素となるべき入力デ
ータPiに負の誤差が加算されると、加算された値Pi
e(リミッタ2で修正された値Pi´)がスレッショル
ド値T以下になることがある。そうすると、2値化回路
3の出力データPoが「0」となってドットが発生しな
いことが起こり得る。そこで、入力データPiがスレッ
ショルド値Tより大きいときであって、かつ、誤差累計
値Teが負の値のときに誤差累計値Teの絶対値を小さ
くするように処理をする。
【0025】補正器8での具体的な処理の内容を、図3
のフローチャートを参照して説明する。図3において、
ステップS1では入力データPiが127以下か否かを
判断する。この数値「127」はスレッショルド値Tと
同値であり、この判断によって入力データPiが本来白
に近い画素を示すデータか否かを判断する。入力データ
Piが127以下のときは、ステップS4に移行してT
e´=Teの処理を行い動作を終了する。つまり実質的
には誤差累計値Teの補正をしないで、そのまま出力す
る。
【0026】これに対して、入力データPiが128以
上のときはステップS2に移行して、誤差累計値Teが
負の値であるか否かを判断する。誤差累計値Teが負の
値でないときはステップS4に進む。また誤差累計値T
eが負の値のときはステップS3に移行する。
【0027】ステップS3では入力データPiに応じて
4つの条件分岐を行う。入力データPiが、128≦P
i≦159のときはステップS5(図4)へ、160≦
Pi≦191のときはステップS6(図5)へ、192
≦Pi≦223のときはステップS7(図6)へ、22
4≦Pi≦255のときはステップS8(図7)へ、そ
れぞれ進む。
【0028】まず、図4において、ステップS5では、
誤差累計値Teに応じて4つの条件分岐を行う。誤差累
計値Teが、−32≦Te≦−1のときはステップS9
へ、−33≦Te≦−64のときはステップS10へ、
−65≦Te≦−95のときはステップS11へ、−9
6≦Te≦−127のときはステップS12へ、それぞ
れ進む。そして、ステップS9ではTe´=Te×15
/16を計算して終了する。ステップS10ではTe´
=Te×14/16を計算して終了する。ステップS1
1ではTe´=Te×12/16を計算して終了する。
ステップS12ではTe´=Te×8/16を計算して
終了する。
【0029】また、図5において、ステップS6では、
誤差累計値Teに応じて4つの条件分岐を行う。誤差累
計値Teが、−32≦Te≦−1のときはステップS1
3へ、−33≦Te≦−64のときはステップS14
へ、−65≦Te≦−95のときはステップS15へ、
−96≦Te≦−127のときはステップS16へ、そ
れぞれ進む。そして、ステップS13ではTe´=Te
×14/16を計算して終了する。ステップS14では
Te´=Te×12/16を計算して終了する。ステッ
プS15ではTe´=Te×8/16を計算して終了す
る。ステップS16ではTe´=Te×4/16を計算
して終了する。
【0030】また、図6において、ステップS7では、
誤差累計値Teに応じて4つの条件分岐を行う。誤差累
計値Teが、−32≦Te≦−1のときはステップS1
7へ、−33≦Te≦−64のときはステップS18
へ、−65≦Te≦−95のときはステップS19へ、
−96≦Te≦−127のときはステップS20へ、そ
れぞれ進む。そして、ステップS17ではTe´=Te
×12/16を計算して終了する。ステップS18では
Te´=Te×8/16を計算して終了する。ステップ
S19ではTe´=Te×4/16を計算して終了す
る。ステップS20ではTe´=Te×2/16を計算
して終了する。
【0031】さらに、図7において、ステップS8で
は、誤差累計値Teに応じて4つの条件分岐を行う。誤
差累計値Teが、−32≦Te≦−1のときはステップ
S21へ、−33≦Te≦−64のときはステップS2
2へ、−65≦Te≦−95のときはステップS23
へ、−96≦Te≦−127のときはステップS24
へ、それぞれ進む。そして、ステップS21ではTe´
=Te×8/16を計算して終了する。ステップS22
ではTe´=Te×4/16を計算して終了する。ステ
ップS23ではTe´=Te×2/16を計算して終了
する。ステップS24ではTe´=Te×1/16を計
算して終了する。
【0032】フローチャートを参照して説明した上記処
理を行う誤差累計値Teの補正器8の機能は、マイクロ
コンピュータにより実現することができる。すなわち、
CPU、ROM、RAM等を有する周知のコンピュータ
システムにより、予め前記ROM等の記憶装置に設定し
たプログラムに従って前記フローチャートの動作を実現
できる。
【0033】以上のように、本実施形態では、入力デー
タPiに加算する誤差累計値Teについて、負の誤差累
計値の絶対値を少なくする方向に補正している。すなわ
ち、入力データPiおよび誤差累計値Teの大きさ、な
らびに入力データPiおよび誤差累計値Teがそれぞれ
正負いずれであるか等に応じて補正後の誤差累計値Te
´を補正している。
【0034】なお、上述の実施形態は、次のように変形
できる。まず、図3のステップS1において入力データ
Piとの比較値「127」はスレッショルド値Tと同値
を選択したが、これに限らず、任意の値を選択してもよ
い。また、選択した値は固定したままとせず、原画像の
種類や印字結果に応じて変化させてもよい。
【0035】また、ステップS3での分岐数は4つに限
らず、最も多い分岐としては前記比較値として選択した
数値から最大階調値までの階調数で分岐できる。同様
に、ステップS5,S6,S7,S8における分岐数に
ついても、最大で、−1から負の誤差の絶対値の最大ま
での大きさで分岐できる。
【0036】また、補正後の誤差累計値Te´の補正器
8は、上述のようにマイクロコンピュータで処理するも
のに限らず、ハードウェアによって構成することもでき
る。例えばSRAM等のメモリを使い、このメモリの入
力側に入力データPiと誤差累計値Teを供給して、こ
れらと1対1で対応する補正後の誤差累計値Te´を出
力させる。例えば、入力データPiおよび誤差累計値T
eをそれぞれ8ビットで表現した場合、アドレスが16
ビットのSRAMにおいて、入力データPiおよび誤差
累計値Te(8ビット+8ビット)を該SRAMのアド
レスとする。そして、このアドレスに対応する出力値
(8ビット)を、補正後の誤差累計値Te´とすればよ
い。
【0037】さらに、出力データPoは2値データに限
らない。すなわち、前記2値化回路3は、少なくとも1
つのスレッショルド値を有し、このスレッショルド値に
よって、多値の入力データをそれよりも小さいデータに
変換する量子化手段であればよい。このような量子化手
段を用いることにより、2以上の多値データに変換する
場合にも適用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、注目画素の濃度が予定値よりも高い
場合は、重み付けがされて前記誤差データの負の値の絶
対値が大きくならないようにできる。したがって、負の
誤差が無限に拡大することによる影響を除去できる。そ
の結果、注目画素付近の濃度を忠実に再現することがで
きる。
【0039】特に、請求項1の発明によれば、各画素毎
に誤差データの累計値の和と分配する誤差データとを比
較する等の手順が必要ないため、注目画素に誤差を分配
する画素の数を増やした場合にも、処理が複雑になるこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】 注目画素および誤差の分配をする周辺画素の
関係を示す図である。
【図3】 誤差累計値の補正動作を示すフローチャート
(その1)である。
【図4】 誤差累計値の補正動作を示すフローチャート
(その2)である。
【図5】 誤差累計値の補正動作を示すフローチャート
(その3)である。
【図6】 誤差累計値の補正動作を示すフローチャート
(その4)である。
【図7】 誤差累計値の補正動作を示すフローチャート
(その5)である。
【図8】 従来技術による線の描画の態様を示す図であ
る。
【図9】 画素の誤差拡散方向を示す図である。
【図10】 画素の誤差拡散量を示す図である。
【符号の説明】
1…加算器、 2…リミッタ、 3…2値化回路、 4
…多値生成器、 5…減算器、 6…誤差データバッフ
ァ、 7…誤差累計回路、 8…補正器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注目画素の濃度を代表する多値データに
    補正値を加算して補正多値データを生成する加算手段
    と、 前記補正多値データを少なくとも1つのスレッショルド
    値によって該多値データよりも小さいデータに変換して
    出力する量子化手段と、 前記量子化手段の入力データより出力データの方が小さ
    いときは両データの差を正の誤差データとして生成し、
    前記入力データより出力データの方が大きいときは両デ
    ータの差を負の誤差データとして生成する誤差生成手段
    と、 予定の周辺画素に関して前記誤差データを保持するバッ
    ファ手段と、 前記周辺画素のそれぞれの誤差データに各画素毎の予定
    の重み付けをした後、該誤差データの和を生成する誤差
    累計手段と、 前記注目画素の濃度を代表する多値データが予定値より
    大きく、かつ前記誤差データの和が負のときに、前記誤
    差データの和の負の値の絶対値が小さくなるように該誤
    差データの和に第2の重み付けをし、それを前記補正値
    として前記加算手段に供給する誤差データ補正手段とを
    具備したことを特徴とする画像処理装置。
JP8037354A 1996-01-31 1996-01-31 画像処理装置 Pending JPH09214758A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003108995A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Brother Ind Ltd 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2012222532A (ja) * 2011-04-07 2012-11-12 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2013012919A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Brother Ind Ltd 画像処理装置及び画像処理プログラム

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JP2013012919A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Brother Ind Ltd 画像処理装置及び画像処理プログラム

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