JP3136004B2 - ルーバー式雨戸 - Google Patents
ルーバー式雨戸Info
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- JP3136004B2 JP3136004B2 JP04288237A JP28823792A JP3136004B2 JP 3136004 B2 JP3136004 B2 JP 3136004B2 JP 04288237 A JP04288237 A JP 04288237A JP 28823792 A JP28823792 A JP 28823792A JP 3136004 B2 JP3136004 B2 JP 3136004B2
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- slats
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通気・採光を行うため
のルーバー式雨戸に関する。
のルーバー式雨戸に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平3−84192
号公報に開示されているように、上下複数のスラットを
チエンに回転自在に支持し、チエンを上下移動させると
共に各スラットを回転させることにより、開口部を遮蔽
又は開放して通気・採光を行うことができるブラインド
シャッタが知られている。
号公報に開示されているように、上下複数のスラットを
チエンに回転自在に支持し、チエンを上下移動させると
共に各スラットを回転させることにより、開口部を遮蔽
又は開放して通気・採光を行うことができるブラインド
シャッタが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の構造
では、複数枚のスラットを用いて開口部を閉じるため、
開口部を閉じた状態ではスラット間に隙間が生じ易く、
このため、雨戸本来の目的である気密性や断熱性が不十
分となり、室内の快適性が損なわれるという問題があ
る。
では、複数枚のスラットを用いて開口部を閉じるため、
開口部を閉じた状態ではスラット間に隙間が生じ易く、
このため、雨戸本来の目的である気密性や断熱性が不十
分となり、室内の快適性が損なわれるという問題があ
る。
【0004】本発明は上記問題に鑑みて為されたもので
あって、その目的とするところは気密性及び断熱性を向
上させることができるルーバー式雨戸を提供するにあ
る。
あって、その目的とするところは気密性及び断熱性を向
上させることができるルーバー式雨戸を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、開口部3を挟んでその両側に配置される一
対のサイドフレーム1,1に沿ってチエン5が上下移動
自在に配置され、上記チエン5に複数枚のスラット2が
所定間隔をあけて回転自在に支持されて成るルーバー式
雨戸において、上記一対のサイドフレーム1,1の内部
には、チエン5が上下移動自在に収納される空間部Sが
上記開口部3に面して夫々設けられる。サイドフレーム
1,1の側枠部1dにはスラット受け面50が形成され
る。上記複数枚のスラット2は、スラット回転機構12
によってスラット2を開く方向と閉じる方向に回転自在
とされる。各スラット2の下縁部には、その全長にわた
って隣合う下方のスラット2の上縁部の全長に密着可能
な閉塞片7が夫々設けられ、且つ、各スラット2の長手
方向の両端には、サイドフレーム1,1の上記スラット
受け面50に密着可能で且つスラット2の上下移動時に
はスラット受け面50から離反する閉塞部52が設けら
れていることを特徴とする。
に本発明は、開口部3を挟んでその両側に配置される一
対のサイドフレーム1,1に沿ってチエン5が上下移動
自在に配置され、上記チエン5に複数枚のスラット2が
所定間隔をあけて回転自在に支持されて成るルーバー式
雨戸において、上記一対のサイドフレーム1,1の内部
には、チエン5が上下移動自在に収納される空間部Sが
上記開口部3に面して夫々設けられる。サイドフレーム
1,1の側枠部1dにはスラット受け面50が形成され
る。上記複数枚のスラット2は、スラット回転機構12
によってスラット2を開く方向と閉じる方向に回転自在
とされる。各スラット2の下縁部には、その全長にわた
って隣合う下方のスラット2の上縁部の全長に密着可能
な閉塞片7が夫々設けられ、且つ、各スラット2の長手
方向の両端には、サイドフレーム1,1の上記スラット
受け面50に密着可能で且つスラット2の上下移動時に
はスラット受け面50から離反する閉塞部52が設けら
れていることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によれば、スラット回転機構12によ
って各スラット2を閉じる方向に回転させて開口部3を
閉じた場合、スラット2の下縁部の閉塞片7が下方に隣
接するスラット2の上縁部に密着することによって各ス
ラット2間の隙間を夫々埋めることができる。また、ス
ラット2の長手方向の両端の閉塞部52がサイドフレー
ム1,1のスラット受け面50に密着することによって
各スラット2とサイドフレーム1,1との隙間を夫々塞
ぐことができる。従って、複数枚のスラット2で開口部
3を閉じる構造であっても、雨水や風などが各スラット
2の間、及び各スラット2とサイドフレーム1,1との
間から室内に侵入するのが確実に防がれ、十分な気密性
と断熱性とを確保できる。
って各スラット2を閉じる方向に回転させて開口部3を
閉じた場合、スラット2の下縁部の閉塞片7が下方に隣
接するスラット2の上縁部に密着することによって各ス
ラット2間の隙間を夫々埋めることができる。また、ス
ラット2の長手方向の両端の閉塞部52がサイドフレー
ム1,1のスラット受け面50に密着することによって
各スラット2とサイドフレーム1,1との隙間を夫々塞
ぐことができる。従って、複数枚のスラット2で開口部
3を閉じる構造であっても、雨水や風などが各スラット
2の間、及び各スラット2とサイドフレーム1,1との
間から室内に侵入するのが確実に防がれ、十分な気密性
と断熱性とを確保できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。本実施例では、左右一対のサイドフレーム1,
1に沿って案内されるチエン5に複数枚のスラット2を
回転自在に取付けて成るルーバー式雨戸を例示する。上
記左右一対のサイドフレーム1,1は、例えば図3及び
図7に示すように、開口部3に面して断面形状が略コ字
形に形成されたアルミサッシから成る。サイドフレーム
1,1の内部には、図1(a)(b)に示すように、空
間部Sが上記開口部3に面して夫々設けられている。サ
イドフレーム1の一方の側枠部1dは室内側Eに配置さ
れると共に、サイドフレーム1の他方の側枠部1cは室
外側Fに配置されるものであって、室内側Eの側枠部1
dは室外側Fの側枠部1cよりも大きく突出しており、
その内面には凸状のスラット受け面50と、凹状の窪み
面51とが段差状に形成されている。これらサイドフレ
ーム1,1の上端1a,1aには、図3に示すように、
スラット2を収納するスラット収納部4が架設されてお
り、スラット収納部4には、複数枚のスラット2と、各
スラット2の両端部を支持する左右一対のチエン5,5
と、チエン5,5を駆動する駆動手段とが配置されてい
る。以下、順に説明する。
明する。本実施例では、左右一対のサイドフレーム1,
1に沿って案内されるチエン5に複数枚のスラット2を
回転自在に取付けて成るルーバー式雨戸を例示する。上
記左右一対のサイドフレーム1,1は、例えば図3及び
図7に示すように、開口部3に面して断面形状が略コ字
形に形成されたアルミサッシから成る。サイドフレーム
1,1の内部には、図1(a)(b)に示すように、空
間部Sが上記開口部3に面して夫々設けられている。サ
イドフレーム1の一方の側枠部1dは室内側Eに配置さ
れると共に、サイドフレーム1の他方の側枠部1cは室
外側Fに配置されるものであって、室内側Eの側枠部1
dは室外側Fの側枠部1cよりも大きく突出しており、
その内面には凸状のスラット受け面50と、凹状の窪み
面51とが段差状に形成されている。これらサイドフレ
ーム1,1の上端1a,1aには、図3に示すように、
スラット2を収納するスラット収納部4が架設されてお
り、スラット収納部4には、複数枚のスラット2と、各
スラット2の両端部を支持する左右一対のチエン5,5
と、チエン5,5を駆動する駆動手段とが配置されてい
る。以下、順に説明する。
【0008】まず、複数枚のスラット2は、スラット収
納部4に出し入れ自在に収納されるものであって、サイ
ドフレーム1,1に沿って上下方向に移動するチエン
5,5の長手方向に所定間隔をあけて連設されている。
各スラット2は、図4に示すように、スラット本体2a
とスラット軸2bと小スラット2cとが同一軸線上に連
設されている。スラット本体2aは、サイドフレーム
1,1間に架け渡される長寸の板状部材から成り、その
長手方向の両側には、チエン5に回転自在に支持される
スラット軸2bが設けられている。また、小スラット2
cは短寸(例えば50mm角)の板状部材から成り、こ
の小スラット2cの回転によってスラット本体2aがス
ラット軸2bを中心として回転できるようになってい
る。さらに、図5及び図6に示すように、スラット本体
2aとスラット軸2bとの間には下方に隣接するスラッ
ト2との間の間隔を保持するための保持部材6が介在さ
れており、またスラット本体2aの下縁には、略L字状
の閉塞片7が下方に突設されており、各スラット2の降
下完了状態ではスラット2の下縁の閉塞片7が下方に隣
接するスラット2の上縁に接して、上下方向の隙間がな
いように閉塞されるものである。さらに、スラット本体
2aの長手方向の両端には、図1(b)に示すように、
サイドフレーム1のスラット受け面50に密着可能な閉
塞部52が設けられると共に、サイドフレームの凹状の
窪み面51に対応する切り欠き2dが設けられ、この窪
み面51及び切り欠き2dによって、スラット2が逆回
転した際にスラット本体の閉塞部52と上記スラット受
け面50との密着状態がサイドフレーム1によって妨げ
られないようになっている。
納部4に出し入れ自在に収納されるものであって、サイ
ドフレーム1,1に沿って上下方向に移動するチエン
5,5の長手方向に所定間隔をあけて連設されている。
各スラット2は、図4に示すように、スラット本体2a
とスラット軸2bと小スラット2cとが同一軸線上に連
設されている。スラット本体2aは、サイドフレーム
1,1間に架け渡される長寸の板状部材から成り、その
長手方向の両側には、チエン5に回転自在に支持される
スラット軸2bが設けられている。また、小スラット2
cは短寸(例えば50mm角)の板状部材から成り、こ
の小スラット2cの回転によってスラット本体2aがス
ラット軸2bを中心として回転できるようになってい
る。さらに、図5及び図6に示すように、スラット本体
2aとスラット軸2bとの間には下方に隣接するスラッ
ト2との間の間隔を保持するための保持部材6が介在さ
れており、またスラット本体2aの下縁には、略L字状
の閉塞片7が下方に突設されており、各スラット2の降
下完了状態ではスラット2の下縁の閉塞片7が下方に隣
接するスラット2の上縁に接して、上下方向の隙間がな
いように閉塞されるものである。さらに、スラット本体
2aの長手方向の両端には、図1(b)に示すように、
サイドフレーム1のスラット受け面50に密着可能な閉
塞部52が設けられると共に、サイドフレームの凹状の
窪み面51に対応する切り欠き2dが設けられ、この窪
み面51及び切り欠き2dによって、スラット2が逆回
転した際にスラット本体の閉塞部52と上記スラット受
け面50との密着状態がサイドフレーム1によって妨げ
られないようになっている。
【0009】上記チエン5,5は、図3に示すように、
複数枚のスラット2を回転自在に支持するものであっ
て、スラット収納部4から左右のサイドフレーム1,1
に沿って出し入れ自在とされている。このチエン5,5
を駆動する駆動手段は、チエン5が噛み合うスプロケッ
ト8と、このスプロケット8を回転させる正逆回転用の
モータ9等で構成される。上記スプロケット8は、スラ
ット収納部4に配置される同期軸10の両端部に連結さ
れており、回転時の互いの位相角のずれを防いでいる。
同期軸10は歯車やウォーム等の機構(図示せず)を介
してスラット収納部4内のモータ9から回転動力が与え
られる。左右のスプロケット8の回転によって、チエン
5,5は全てのスラット2をスラット収納部4に平行に
夫々収納する開位置から、サイドフレーム1,1の全長
に亘ってスラット2を展開させる閉位置にわたって上下
移動させるようになっている。なお、図11に示すよう
に、スラット収納部4にはスラット2をガイドするため
のガイドレール40を設けるようにしてもよい。
複数枚のスラット2を回転自在に支持するものであっ
て、スラット収納部4から左右のサイドフレーム1,1
に沿って出し入れ自在とされている。このチエン5,5
を駆動する駆動手段は、チエン5が噛み合うスプロケッ
ト8と、このスプロケット8を回転させる正逆回転用の
モータ9等で構成される。上記スプロケット8は、スラ
ット収納部4に配置される同期軸10の両端部に連結さ
れており、回転時の互いの位相角のずれを防いでいる。
同期軸10は歯車やウォーム等の機構(図示せず)を介
してスラット収納部4内のモータ9から回転動力が与え
られる。左右のスプロケット8の回転によって、チエン
5,5は全てのスラット2をスラット収納部4に平行に
夫々収納する開位置から、サイドフレーム1,1の全長
に亘ってスラット2を展開させる閉位置にわたって上下
移動させるようになっている。なお、図11に示すよう
に、スラット収納部4にはスラット2をガイドするため
のガイドレール40を設けるようにしてもよい。
【0010】次に、複数枚のスラット2をスラット軸2
bを中心に回転させるスラット回転機構12(図2)を
説明する。スラット回転機構12は、複数の挟持部材1
3と、各挟持部材13によって複数の小スラット2cを
個別に挟持させると共に各挟持部材13を同期的に回転
させる手段(スラット回転用カム20、固定軸21、連
動軸22、ピンA、ピンB)とを備えている。
bを中心に回転させるスラット回転機構12(図2)を
説明する。スラット回転機構12は、複数の挟持部材1
3と、各挟持部材13によって複数の小スラット2cを
個別に挟持させると共に各挟持部材13を同期的に回転
させる手段(スラット回転用カム20、固定軸21、連
動軸22、ピンA、ピンB)とを備えている。
【0011】まず、スラット回転用カム20は、略扇形
に形成されており、スラット収納部4のスプロケット8
の外側に夫々配置されている。各スラット回転用カム2
0は同期軸11を介して互いに連結されると共にこのス
ラット回転用カム20の回転により後述する連動軸22
の上下移動が行われるものである。ここで、スラット回
転用カム20の同期軸11と上記スプロケット8の同期
軸10とは互いに連動しないように同一軸線上に配置さ
れている。つまり、スプロケット8の同期軸11を筒状
とし、この同期軸11の内部にスラット回転用カム20
の同期軸10を貫通させてある。このスラット回転用カ
ム20は、図2に示すように、引張ばね23によって例
えば反時計回り方向に常にばね付勢されていると共に、
図13に示すように、スラット回転用カム20の外周面
には切欠部24が設けられ、この切欠部24に対してチ
エン5,5に連結されたピン25が引っ掛かることによ
り、全てのスラット2が降下完了した時点でチエン5,
5がさらに回転することによって上記ピン25がスラッ
ト回転用カム20を上記引張ばね23のばね力に抗して
時計回り方向に回転させるようになっている。
に形成されており、スラット収納部4のスプロケット8
の外側に夫々配置されている。各スラット回転用カム2
0は同期軸11を介して互いに連結されると共にこのス
ラット回転用カム20の回転により後述する連動軸22
の上下移動が行われるものである。ここで、スラット回
転用カム20の同期軸11と上記スプロケット8の同期
軸10とは互いに連動しないように同一軸線上に配置さ
れている。つまり、スプロケット8の同期軸11を筒状
とし、この同期軸11の内部にスラット回転用カム20
の同期軸10を貫通させてある。このスラット回転用カ
ム20は、図2に示すように、引張ばね23によって例
えば反時計回り方向に常にばね付勢されていると共に、
図13に示すように、スラット回転用カム20の外周面
には切欠部24が設けられ、この切欠部24に対してチ
エン5,5に連結されたピン25が引っ掛かることによ
り、全てのスラット2が降下完了した時点でチエン5,
5がさらに回転することによって上記ピン25がスラッ
ト回転用カム20を上記引張ばね23のばね力に抗して
時計回り方向に回転させるようになっている。
【0012】上記スラット回転用カム20の下方には、
サイドフレーム1,1に沿って上下移動自在の連動軸2
2が配置されており、この連動軸22とスラット回転用
カム20とはクランク機構26を介して互いに連結され
ている。上記クランク機構26は、図2に示すように、
上クランク26aと下クランク26bとから成り、スラ
ット回転用カム20の回転運動がクランク機構26を介
して連動軸22の上下運動に変換されるようになってい
る。なお、上クランク26a側の軸27は下クランク2
6b側の長孔28に遊嵌されており、連動軸22に図3
の左右方向への若干の遊びをもたせることにより、挟持
部材13の回転時に連動軸22が左右に動いて挟持部材
13をスムーズに回転させるようになっている。また、
連動軸22の側方には、サイドフレーム1,1に固定さ
れた固定軸21(図13)が連動軸22とほぼ平行に配
置されている。
サイドフレーム1,1に沿って上下移動自在の連動軸2
2が配置されており、この連動軸22とスラット回転用
カム20とはクランク機構26を介して互いに連結され
ている。上記クランク機構26は、図2に示すように、
上クランク26aと下クランク26bとから成り、スラ
ット回転用カム20の回転運動がクランク機構26を介
して連動軸22の上下運動に変換されるようになってい
る。なお、上クランク26a側の軸27は下クランク2
6b側の長孔28に遊嵌されており、連動軸22に図3
の左右方向への若干の遊びをもたせることにより、挟持
部材13の回転時に連動軸22が左右に動いて挟持部材
13をスムーズに回転させるようになっている。また、
連動軸22の側方には、サイドフレーム1,1に固定さ
れた固定軸21(図13)が連動軸22とほぼ平行に配
置されている。
【0013】また、複数の挟持部材13は、上記複数の
スラット2と同じ数だけ設けられるものであって、連動
軸22と固定軸21の長手方向に所定間隔を存して夫々
支持されている。各挟持部材13は、図8(a)(b)
及び図9に示すように、略円板状の固定クリップ13a
と、固定クリップ13aとほぼ同じ形状の可動クリップ
13bとから成る。固定クリップ13aは、固定軸21
に回転自在に支持される軸部14と、連動軸22に回転
自在に支持される軸部15と、上下一対のガイド16と
を備えており、固定クリップ13aの前端部には、小ス
ラット2cの一側面に当接自在の挟持片17aが設けら
れている。そして、固定クリップ13aは、図10
(a)〜(e)に示すように、固定軸21と連動軸22
に跨がるように配置されると共に、固定クリップ13a
の軸部14,15が固定軸21と連動軸22に夫々回転
自在に支持されており、連動軸22の上下運動が固定ク
リップ13aの回転運動に変換されることにより、固定
クリップ13aは軸部15を中心として回転自在となっ
ている。上記固定軸21と連動軸22はサイドフレーム
1の内部に夫々組み込まれている。
スラット2と同じ数だけ設けられるものであって、連動
軸22と固定軸21の長手方向に所定間隔を存して夫々
支持されている。各挟持部材13は、図8(a)(b)
及び図9に示すように、略円板状の固定クリップ13a
と、固定クリップ13aとほぼ同じ形状の可動クリップ
13bとから成る。固定クリップ13aは、固定軸21
に回転自在に支持される軸部14と、連動軸22に回転
自在に支持される軸部15と、上下一対のガイド16と
を備えており、固定クリップ13aの前端部には、小ス
ラット2cの一側面に当接自在の挟持片17aが設けら
れている。そして、固定クリップ13aは、図10
(a)〜(e)に示すように、固定軸21と連動軸22
に跨がるように配置されると共に、固定クリップ13a
の軸部14,15が固定軸21と連動軸22に夫々回転
自在に支持されており、連動軸22の上下運動が固定ク
リップ13aの回転運動に変換されることにより、固定
クリップ13aは軸部15を中心として回転自在となっ
ている。上記固定軸21と連動軸22はサイドフレーム
1の内部に夫々組み込まれている。
【0014】一方、可動クリップ13bは、固定クリッ
プ13aと一体に回転されるものであって、固定クリッ
プ13aの一対のガイド16が遊嵌される一対の長孔状
のガイド孔18を備え、このガイド孔18の長手方向に
向かって可動クリップ13bが固定クリップ13aに対
して移動自在に支持されている。この可動クリップ13
bの前端部には小スラット2cの他側面に当接自在の挟
持片17bが設けられると共に、その後端部には上記挟
持片17bの下端位置から固定クリップ13aの後端部
に至るほぼ半周にわたって円弧状のカム面19が形成さ
れ、このカム面19の終端位置には、連動軸22に突設
されたピンBに面して配置される突起片30が形成され
ている。上記カム面19は、図10(a)(b)に示す
ように、固定軸21に突設されたピンAに対向配置され
ると共に、上記突起片30は連動軸22に突設されたピ
ンBに対向配置されており、本実施例では、両クリップ
13a,13bの5°傾斜姿勢P1 から垂直姿勢P2 に
至る間は、ピンAが可動クリップ13bの突起片30を
押し下げて可動クリップ13bの挟持片17bを固定ク
リップ13aの挟持片17aに近接する方向に移動させ
ることにより、両クリップ13a,13b間で小スラッ
ト2cが挟持されるようになっている。また図10
(c)〜(e)に示す両クリップ13a,13bの45
°姿勢P3 から110°姿勢P5 に回転する間は、ピン
Bが可動クリップ13bのカム面19を上方へ押圧して
両クリップ13a,13b間で小スラット2cの挟持状
態を保持する働きをする。
プ13aと一体に回転されるものであって、固定クリッ
プ13aの一対のガイド16が遊嵌される一対の長孔状
のガイド孔18を備え、このガイド孔18の長手方向に
向かって可動クリップ13bが固定クリップ13aに対
して移動自在に支持されている。この可動クリップ13
bの前端部には小スラット2cの他側面に当接自在の挟
持片17bが設けられると共に、その後端部には上記挟
持片17bの下端位置から固定クリップ13aの後端部
に至るほぼ半周にわたって円弧状のカム面19が形成さ
れ、このカム面19の終端位置には、連動軸22に突設
されたピンBに面して配置される突起片30が形成され
ている。上記カム面19は、図10(a)(b)に示す
ように、固定軸21に突設されたピンAに対向配置され
ると共に、上記突起片30は連動軸22に突設されたピ
ンBに対向配置されており、本実施例では、両クリップ
13a,13bの5°傾斜姿勢P1 から垂直姿勢P2 に
至る間は、ピンAが可動クリップ13bの突起片30を
押し下げて可動クリップ13bの挟持片17bを固定ク
リップ13aの挟持片17aに近接する方向に移動させ
ることにより、両クリップ13a,13b間で小スラッ
ト2cが挟持されるようになっている。また図10
(c)〜(e)に示す両クリップ13a,13bの45
°姿勢P3 から110°姿勢P5 に回転する間は、ピン
Bが可動クリップ13bのカム面19を上方へ押圧して
両クリップ13a,13b間で小スラット2cの挟持状
態を保持する働きをする。
【0015】次に、上記スラット2の動作状態を説明す
る。まず、複数のスラット2を昇降させるにあたって
は、図11及び図12に示すように、モータ9によって
スプロケット8を回転させる。このスプロケット8の回
転によりサイドフレーム1,1内に設けられたチエン
5,5が昇降して、両チエン5,5間に架け渡された各
スラット2が昇降する。このとき、スプロケット8の同
期軸10とスラット回転用カム20の同期軸11とは連
動しない構造であるため、スラット回転用カム20は回
転せず、スラット回転用カム20のクランク機構26に
よって連動軸22は最上位置に保持されている。そし
て、チエン5,5の降下完了位置では、複数のスラット
本体2aによって開口部3全体が覆われると共に、各小
スラット2cが固定クリップ13aと可動クリップ13
b間に夫々挿入された状態で、各小スラット2cと両ク
リップ13a,13bのセンターが一致するようにチエ
ン5によって位置決めされている。この時点では小スラ
ット2cは両クリップ13a,13bによって挟持され
ていない。
る。まず、複数のスラット2を昇降させるにあたって
は、図11及び図12に示すように、モータ9によって
スプロケット8を回転させる。このスプロケット8の回
転によりサイドフレーム1,1内に設けられたチエン
5,5が昇降して、両チエン5,5間に架け渡された各
スラット2が昇降する。このとき、スプロケット8の同
期軸10とスラット回転用カム20の同期軸11とは連
動しない構造であるため、スラット回転用カム20は回
転せず、スラット回転用カム20のクランク機構26に
よって連動軸22は最上位置に保持されている。そし
て、チエン5,5の降下完了位置では、複数のスラット
本体2aによって開口部3全体が覆われると共に、各小
スラット2cが固定クリップ13aと可動クリップ13
b間に夫々挿入された状態で、各小スラット2cと両ク
リップ13a,13bのセンターが一致するようにチエ
ン5によって位置決めされている。この時点では小スラ
ット2cは両クリップ13a,13bによって挟持され
ていない。
【0016】次に、スラット2を回転させて通気や採光
を行うにあたっては、各スラット2を降下完了位置まで
降下させ、各小スラット2cを両クリップ13a,13
b間に夫々挿入させた状態から、モータ9をさらに回転
させる。このとき、図13(a)に示すように、スプロ
ケット8の回動によりチエン5,5がさらに降下し、チ
エン5,5に連結されたピン25がスラット回転用カム
20の切欠部24に引っ掛かり、スラット回転用カム2
0を引張ばね23(図2)のばね力に抗して時計回り方
向に回転させる。これにより、クランク機構26によっ
て連動軸22が下方に押し下げられ、図10(a)〜
(e)に示す固定クリップ13aと可動クリップ13b
の各動作が行われる。つまり、スラット2が全て降りる
までは、両クリップ13a,13bに隙間をもたせて小
スラット2cが両クリップ13a,13b間を上下移動
し易くなっているが、スラット2が全て降りてしまうと
両クリップ13a,13bが5°閉の回転を行い、図1
0(a)に示す両クリップ13a,13bの5°傾斜姿
勢P1 から図10(b)に示す垂直姿勢P2 に移行す
る。
を行うにあたっては、各スラット2を降下完了位置まで
降下させ、各小スラット2cを両クリップ13a,13
b間に夫々挿入させた状態から、モータ9をさらに回転
させる。このとき、図13(a)に示すように、スプロ
ケット8の回動によりチエン5,5がさらに降下し、チ
エン5,5に連結されたピン25がスラット回転用カム
20の切欠部24に引っ掛かり、スラット回転用カム2
0を引張ばね23(図2)のばね力に抗して時計回り方
向に回転させる。これにより、クランク機構26によっ
て連動軸22が下方に押し下げられ、図10(a)〜
(e)に示す固定クリップ13aと可動クリップ13b
の各動作が行われる。つまり、スラット2が全て降りる
までは、両クリップ13a,13bに隙間をもたせて小
スラット2cが両クリップ13a,13b間を上下移動
し易くなっているが、スラット2が全て降りてしまうと
両クリップ13a,13bが5°閉の回転を行い、図1
0(a)に示す両クリップ13a,13bの5°傾斜姿
勢P1 から図10(b)に示す垂直姿勢P2 に移行す
る。
【0017】このとき、連動軸22のピンBが可動クリ
ップ13bの突起片30を押し下げて可動クリップ13
bがガイド孔18に沿ってスライドして挟持片17a,
17b間が狭められ、小スラット2cを挟み込む。この
時点ではピンAは機能していない。さらに連動軸22が
下降すると、図10(c)〜(e)に示すように、可動
クリップ13bのカム面19が固定軸21のピンAを伝
って移動して、可動クリップ13bがピンAによって上
方へ持ち上げられ、クリップ13a,13b間で小スラ
ット2cが挟持されたまま両クリップ13a,13bが
垂直姿勢P2 から45°姿勢P3 、80°姿勢P4 、水
平姿勢を越えて110°姿勢P5 まで回転(図15の矢
印A′で示す方向)する。これにより、小スラット2c
と一体のスラット本体2aが両クリップ13a,13b
で締め込まれた状態でスラット軸2bまわりに回転し、
スラット2の回転によって開口部3が開放されて通気・
採光が行われるようになる。なお、スラット2の回転方
向及びその角度は連動軸22の上下移動量で決められ
る。また、両クリップ13a,13bの水平姿勢にあっ
ては、ピンA,Bがかからないので両クリップ13a,
13b間に隙間が生じるようになっている。さらに、上
記カム面19の移動終端位置にストッパ41(図10
(e)参照)を設けておき、スラット2を110°以上
回転した時には上記ストッパ41によって両クリップ1
3a,13bの過剰回転を防止するようにしてもよい。
ップ13bの突起片30を押し下げて可動クリップ13
bがガイド孔18に沿ってスライドして挟持片17a,
17b間が狭められ、小スラット2cを挟み込む。この
時点ではピンAは機能していない。さらに連動軸22が
下降すると、図10(c)〜(e)に示すように、可動
クリップ13bのカム面19が固定軸21のピンAを伝
って移動して、可動クリップ13bがピンAによって上
方へ持ち上げられ、クリップ13a,13b間で小スラ
ット2cが挟持されたまま両クリップ13a,13bが
垂直姿勢P2 から45°姿勢P3 、80°姿勢P4 、水
平姿勢を越えて110°姿勢P5 まで回転(図15の矢
印A′で示す方向)する。これにより、小スラット2c
と一体のスラット本体2aが両クリップ13a,13b
で締め込まれた状態でスラット軸2bまわりに回転し、
スラット2の回転によって開口部3が開放されて通気・
採光が行われるようになる。なお、スラット2の回転方
向及びその角度は連動軸22の上下移動量で決められ
る。また、両クリップ13a,13bの水平姿勢にあっ
ては、ピンA,Bがかからないので両クリップ13a,
13b間に隙間が生じるようになっている。さらに、上
記カム面19の移動終端位置にストッパ41(図10
(e)参照)を設けておき、スラット2を110°以上
回転した時には上記ストッパ41によって両クリップ1
3a,13bの過剰回転を防止するようにしてもよい。
【0018】これに対して、スラット2を閉じて通気・
採光を行わない場合は、モータ9を逆回転させる。この
とき、両クリップ13a,13bが図10(a)に示す
5°傾斜位置P1 よりもさらに閉じる方向に逆回転する
ことによって、スラット2全体が図10(b)〜(e)
の回転方向とは反対方向に夫々回転する。そして、図1
4に示すように、スラット本体2aの下縁に設けられた
閉塞片7が下方に隣接するスラット2の上縁に密着する
と共に、図1(b)に示すように、スラット本体2aの
長手方向の両端に設けた閉塞部52がサイドフレームの
スラット受け面50に夫々密着する。従って、各スラッ
ト2間の隙間、及び各スラット2とサイドフレーム1と
の隙間が夫々塞がれ、図15に示すように、複数枚のス
ラット2で開口部3を矢印B′方向に閉じる構造であっ
ても、雨水や風などが各スラット2間、及び各スラット
2とサイドフレーム1との間から室内に侵入するのを確
実に防止でき、十分な気密性と断熱性を確保でき、室内
を快適に保てるようになる。
採光を行わない場合は、モータ9を逆回転させる。この
とき、両クリップ13a,13bが図10(a)に示す
5°傾斜位置P1 よりもさらに閉じる方向に逆回転する
ことによって、スラット2全体が図10(b)〜(e)
の回転方向とは反対方向に夫々回転する。そして、図1
4に示すように、スラット本体2aの下縁に設けられた
閉塞片7が下方に隣接するスラット2の上縁に密着する
と共に、図1(b)に示すように、スラット本体2aの
長手方向の両端に設けた閉塞部52がサイドフレームの
スラット受け面50に夫々密着する。従って、各スラッ
ト2間の隙間、及び各スラット2とサイドフレーム1と
の隙間が夫々塞がれ、図15に示すように、複数枚のス
ラット2で開口部3を矢印B′方向に閉じる構造であっ
ても、雨水や風などが各スラット2間、及び各スラット
2とサイドフレーム1との間から室内に侵入するのを確
実に防止でき、十分な気密性と断熱性を確保でき、室内
を快適に保てるようになる。
【0019】また、本実施例では、スラット2が全て下
降した時点で、複数の小スラット2cを複数の挟持部材
13で個別に挟持すると共に各挟持部材13を所定角度
で回転させるようにしたので、各スラット2毎に従来の
ような回転用のフレームを設ける必要がなくなり、スラ
ット2の開閉構造が簡略化すると共に、スラット2を収
納する空間が小さくなり、細いサイドフレーム1,1を
使用できるようになる。しかも、チエン5の昇降、開閉
時に、各挟持部材13が各スラット2を保持するので、
各スラット2の荷重が各挟持部材13に分散され、チエ
ン5にかかる荷重が少なくなり、チエン5,5の荷重負
担を大幅に軽減することができる。従って、耐風圧に対
して良くなると共に、チエン5,5の駆動力も小さくて
済む。さらに、従来の1本のチエンで全スラットを回転
させる場合と異なり、各挟持部材13を90°以上の角
度(本実施例では、110°、最大150°まで可能)
に一度で回転させることができるようになる。
降した時点で、複数の小スラット2cを複数の挟持部材
13で個別に挟持すると共に各挟持部材13を所定角度
で回転させるようにしたので、各スラット2毎に従来の
ような回転用のフレームを設ける必要がなくなり、スラ
ット2の開閉構造が簡略化すると共に、スラット2を収
納する空間が小さくなり、細いサイドフレーム1,1を
使用できるようになる。しかも、チエン5の昇降、開閉
時に、各挟持部材13が各スラット2を保持するので、
各スラット2の荷重が各挟持部材13に分散され、チエ
ン5にかかる荷重が少なくなり、チエン5,5の荷重負
担を大幅に軽減することができる。従って、耐風圧に対
して良くなると共に、チエン5,5の駆動力も小さくて
済む。さらに、従来の1本のチエンで全スラットを回転
させる場合と異なり、各挟持部材13を90°以上の角
度(本実施例では、110°、最大150°まで可能)
に一度で回転させることができるようになる。
【0020】また、スラット回転用カム20と連動軸2
2とをクランク機構26を介して連結したので、スラッ
ト2がスラット回転用カム22に当たることがなくな
り、しかもスラット回転用カム20に引張ばね23を設
けるだけで良く、連動軸22にばねを設ける必要がなく
なり、構造が一層簡略化するという利点がある。
2とをクランク機構26を介して連結したので、スラッ
ト2がスラット回転用カム22に当たることがなくな
り、しかもスラット回転用カム20に引張ばね23を設
けるだけで良く、連動軸22にばねを設ける必要がなく
なり、構造が一層簡略化するという利点がある。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述のように、一対のサイドフ
レームの内部には、チエンが上下移動自在に収納される
空間部が開口部に面して夫々設けられると共に、サイド
フレームの側枠部にはスラット受け面が形成され、複数
枚のスラットは、スラット回転機構によってスラットを
開く方向と閉じる方向に回転自在とされ、各スラットの
下縁部には、その全長にわたって隣合う下方のスラット
の上縁部の全長に密着可能な閉塞片が夫々設けられ、且
つ各スラットの長手方向の両端には、サイドフレームの
上記スラット受け面に密着可能で且つスラットの上下移
動時にはスラット受け面から離反する閉塞部が設けられ
ているから、複数枚のスラットで開口部を閉じる構造で
あっても、スラットの下縁部の閉塞片と下方に隣接する
スラットの上縁部とが密着し、且つスラットの閉塞部と
サイドフレームのスラット受け面とが密着することによ
って、スラット間の隙間と、スラットとサイドフレーム
との隙間とが夫々塞がれる。しかもスラットの上下移動
時には、閉塞部がスラット受け面から離反することによ
って、スラットはサイドフレームに束縛されることな
く、上下移動操作がスムーズに行えるようになり、移動
後は、閉塞部がスラット受け面に密着することによっ
て、スラット間の隙間と、スラットとサイドフレームと
の隙間とが夫々塞がれる。その結果、雨戸本来の目的で
ある気密性や断熱性が向上し、家内の快適性が得られる
という効果がある。
レームの内部には、チエンが上下移動自在に収納される
空間部が開口部に面して夫々設けられると共に、サイド
フレームの側枠部にはスラット受け面が形成され、複数
枚のスラットは、スラット回転機構によってスラットを
開く方向と閉じる方向に回転自在とされ、各スラットの
下縁部には、その全長にわたって隣合う下方のスラット
の上縁部の全長に密着可能な閉塞片が夫々設けられ、且
つ各スラットの長手方向の両端には、サイドフレームの
上記スラット受け面に密着可能で且つスラットの上下移
動時にはスラット受け面から離反する閉塞部が設けられ
ているから、複数枚のスラットで開口部を閉じる構造で
あっても、スラットの下縁部の閉塞片と下方に隣接する
スラットの上縁部とが密着し、且つスラットの閉塞部と
サイドフレームのスラット受け面とが密着することによ
って、スラット間の隙間と、スラットとサイドフレーム
との隙間とが夫々塞がれる。しかもスラットの上下移動
時には、閉塞部がスラット受け面から離反することによ
って、スラットはサイドフレームに束縛されることな
く、上下移動操作がスムーズに行えるようになり、移動
後は、閉塞部がスラット受け面に密着することによっ
て、スラット間の隙間と、スラットとサイドフレームと
の隙間とが夫々塞がれる。その結果、雨戸本来の目的で
ある気密性や断熱性が向上し、家内の快適性が得られる
という効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)はサイドフレ
ームの側枠部付近の平面断面図、(b)はサイドフレー
ムのスラット受け面とスラットの閉塞部との密着状態を
示す平面断面図である。
ームの側枠部付近の平面断面図、(b)はサイドフレー
ムのスラット受け面とスラットの閉塞部との密着状態を
示す平面断面図である。
【図2】同上のスラットとサイドフレームを備えたルー
バー式雨戸の側面図である。
バー式雨戸の側面図である。
【図3】同上のスラット収納部付近の正面図である。
【図4】同上のスラットの平面図である。
【図5】同上のスラットとチエンの取付け状態を正面か
ら見た分解斜視図である。
ら見た分解斜視図である。
【図6】同上のスラットとチエンの取付け状態を背面か
ら見た分解斜視図である。
ら見た分解斜視図である。
【図7】同上のサイドフレームの平面図である。
【図8】同上の挟持部材を示し、(a)は固定クリップ
の正面図、(b)は可動クリップの正面図である。
の正面図、(b)は可動クリップの正面図である。
【図9】同上の固定クリップと可動クリップとの組立状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図10】(a)〜(e)は同上の挟持部材の動作状態
説明図である。
説明図である。
【図11】同上のスラットがスラット収納部に収納され
た状態を示す側面図である。
た状態を示す側面図である。
【図12】同上のチエンを駆動させるモータ付近の斜視
図である。
図である。
【図13】(a)はスラットの閉塞状態を示す斜視図、
(b)はスラットの開放状態を示す斜視図である。
(b)はスラットの開放状態を示す斜視図である。
【図14】同上の各スラットの閉塞状態を示す正面図で
ある。
ある。
【図15】スラットの閉塞状態の概略断面図である。
1 サイドフレーム 1d 側枠部 2 スラット 3 開口部 5 チエン 7 閉塞片 12 スラット回転機構 50 スラット受け面 52 閉塞部 S 空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/04 E06B 7/086 E06B 9/02
Claims (1)
- 【請求項1】 開口部を挟んでその両側に配置される一
対のサイドフレームに沿ってチエンが上下移動自在に配
置され、上記チエンに複数枚のスラットが所定間隔をあ
けて回転自在に支持されて成るルーバー式雨戸におい
て、上記一対のサイドフレームの内部には、チエンが上
下移動自在に収納される空間部が上記開口部に面して夫
々設けられると共に、サイドフレームの側枠部にはスラ
ット受け面が形成され、上記複数枚のスラットは、スラ
ット回転機構によってスラットを開く方向と閉じる方向
に回転自在とされ、各スラットの下縁部には、その全長
にわたって隣合う下方のスラットの上縁部の全長に密着
可能な閉塞片が夫々設けられ、且つ各スラットの長手方
向の両端には、サイドフレームの上記スラット受け面に
密着可能で且つスラットの上下移動時にはスラット受け
面から離反する閉塞部が設けられていることを特徴とす
るルーバー式雨戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04288237A JP3136004B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | ルーバー式雨戸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04288237A JP3136004B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | ルーバー式雨戸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06137040A JPH06137040A (ja) | 1994-05-17 |
JP3136004B2 true JP3136004B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=17727613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04288237A Expired - Fee Related JP3136004B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | ルーバー式雨戸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3136004B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101875345B1 (ko) * | 2017-12-28 | 2018-07-06 | 정국 | 클립형 엔드락 |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP04288237A patent/JP3136004B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06137040A (ja) | 1994-05-17 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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