JP2843095B2 - ルーバー式パネルシヤッター - Google Patents
ルーバー式パネルシヤッターInfo
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- JP2843095B2 JP2843095B2 JP4851190A JP4851190A JP2843095B2 JP 2843095 B2 JP2843095 B2 JP 2843095B2 JP 4851190 A JP4851190 A JP 4851190A JP 4851190 A JP4851190 A JP 4851190A JP 2843095 B2 JP2843095 B2 JP 2843095B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- out frame
- frame
- chain
- shutter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建築物の開口部、例えば、出入口、窓、シ
ョーウィンド等に設けられるシヤッター、特に、パネル
部材を用いたシヤッターに関するものである。
ョーウィンド等に設けられるシヤッター、特に、パネル
部材を用いたシヤッターに関するものである。
(従来の技術) 従来、建物の出入口、窓、シヨーウィンド等には、ガ
ラス戸や、雨戸等種々のものが用いられている。スラッ
トを用いたシヤッターも利用されるが、閉鎖状態におい
て、通風や採光を行なうことは困難であった。
ラス戸や、雨戸等種々のものが用いられている。スラッ
トを用いたシヤッターも利用されるが、閉鎖状態におい
て、通風や採光を行なうことは困難であった。
最近、複数のパネル体を用いて、これを昇降させて開
閉を行なうシヤッターも登場している。このようなパネ
ルシヤッターは、パネルの材料として、金属材料に限ら
ず、合成樹脂,ガラス等、種々の材料を用いることがで
きるものである。特に、ガラスを用いたものは、一般家
庭や商店等に用いて、従来のスラットを用いたシヤッタ
ーには見られない効果が期待できる。
閉を行なうシヤッターも登場している。このようなパネ
ルシヤッターは、パネルの材料として、金属材料に限ら
ず、合成樹脂,ガラス等、種々の材料を用いることがで
きるものである。特に、ガラスを用いたものは、一般家
庭や商店等に用いて、従来のスラットを用いたシヤッタ
ーには見られない効果が期待できる。
さらに、パネル面を回動させることにより換気や採光
を行なうこともできる。しかしながら、パネル面の回動
は、一旦閉鎖したシヤッターを少し持ち上げて各パネル
間に間隔が生じることを利用してパネル面を傾斜させる
ものであるから、その状態では不安定で、また、傾斜状
態で施錠を行なうことが困難であるなどの問題を有して
いる。
を行なうこともできる。しかしながら、パネル面の回動
は、一旦閉鎖したシヤッターを少し持ち上げて各パネル
間に間隔が生じることを利用してパネル面を傾斜させる
ものであるから、その状態では不安定で、また、傾斜状
態で施錠を行なうことが困難であるなどの問題を有して
いる。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上述した問題点を解決するためになされた
もので、シヤッターが閉鎖され、アウトフレーム同士が
接触して連結部材にパネルの重量が掛かっていない状態
において、パネル部材の角度を変えることができ、換気
や採光をすることができるパネルシヤッターを提供する
ことを目的とするものである。
もので、シヤッターが閉鎖され、アウトフレーム同士が
接触して連結部材にパネルの重量が掛かっていない状態
において、パネル部材の角度を変えることができ、換気
や採光をすることができるパネルシヤッターを提供する
ことを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、ルーバー式パネルシヤッターにおいて、ガ
イドレールに案内されて昇降するアウトフレームと、該
アウトフレームに回動可能に支持されたパネル部材と、
前記アウトフレームに上下に移動可能に保持された移動
部材と、該移動部材の移動により前記パネル部材を傾斜
させる係合部材とを有する複数のパネル本体と、閉鎖時
に最下部のパネル本体の移動部材に係合して、これを駆
動するための駆動部材とよりなり、前記駆動部材により
駆動された移動部材の移動を順次上方の移動部材に伝達
するようになしたことを特徴とするものである。
イドレールに案内されて昇降するアウトフレームと、該
アウトフレームに回動可能に支持されたパネル部材と、
前記アウトフレームに上下に移動可能に保持された移動
部材と、該移動部材の移動により前記パネル部材を傾斜
させる係合部材とを有する複数のパネル本体と、閉鎖時
に最下部のパネル本体の移動部材に係合して、これを駆
動するための駆動部材とよりなり、前記駆動部材により
駆動された移動部材の移動を順次上方の移動部材に伝達
するようになしたことを特徴とするものである。
(作 用) ガイドレールに案内されて昇降するアウトフレームに
対して、パネル部材が回動可能に支持されている。パネ
ル部材とアウトフレームとの間に係合部材が設けられ、
係合部材が駆動されるとパネル部材をアウトフレームに
対して傾斜させることができる。係合部材は、移動部材
により駆動される。各パネル本体に設けられた移動部材
は、アウトフレームとほぼ同じ長さち形成されているか
ら、アウトフレーム同士が接触した状態において、最下
部のパネル本体の移動部材が駆動部材により駆動される
ことにより、駆動された移動部材の移動を順次上方の移
動部材に伝達することができ、すべてのパネル部材を回
動させることができる。
対して、パネル部材が回動可能に支持されている。パネ
ル部材とアウトフレームとの間に係合部材が設けられ、
係合部材が駆動されるとパネル部材をアウトフレームに
対して傾斜させることができる。係合部材は、移動部材
により駆動される。各パネル本体に設けられた移動部材
は、アウトフレームとほぼ同じ長さち形成されているか
ら、アウトフレーム同士が接触した状態において、最下
部のパネル本体の移動部材が駆動部材により駆動される
ことにより、駆動された移動部材の移動を順次上方の移
動部材に伝達することができ、すべてのパネル部材を回
動させることができる。
(実施例) 第1図乃至第9図は、本発明を建物の窓に適用した一
実施例を説明するためのもので、第1図は、中間部を省
略した縦断面図、第2図は、横断面図、第3図は、パネ
ル本体の斜視図、第4図は、端部の横断面図、第5図
は、アウトフレームの説明図、第6図は、最下部のパネ
ル本体の斜視図、第7図は、駆動部材の説明図、第8図
(A)は、連結チェーンの結合部の側面図、第8図
(B)は、同じく上面図、第9図は、パネル部材の下部
フレームの断面図である。
実施例を説明するためのもので、第1図は、中間部を省
略した縦断面図、第2図は、横断面図、第3図は、パネ
ル本体の斜視図、第4図は、端部の横断面図、第5図
は、アウトフレームの説明図、第6図は、最下部のパネ
ル本体の斜視図、第7図は、駆動部材の説明図、第8図
(A)は、連結チェーンの結合部の側面図、第8図
(B)は、同じく上面図、第9図は、パネル部材の下部
フレームの断面図である。
第1図および第2図に示すように、例えば、5枚のパ
ネル本体1A,1B,1C,1D,1E(第2図においては、参照数字
を1で図示した。)は、それぞれ支持ローラー2を有
し、連結チェーン3に取り付けられ、窓の両側に取り付
けられたガイドレール4に案内されて開口部を昇降し、
開放時には、収納部8内の収納部案内レール6上に収納
される。この実施例では、収納部8が建物の外側(第1
図において右側)に出ているから、庇の役目を兼ねるこ
とができる。29は網戸である。
ネル本体1A,1B,1C,1D,1E(第2図においては、参照数字
を1で図示した。)は、それぞれ支持ローラー2を有
し、連結チェーン3に取り付けられ、窓の両側に取り付
けられたガイドレール4に案内されて開口部を昇降し、
開放時には、収納部8内の収納部案内レール6上に収納
される。この実施例では、収納部8が建物の外側(第1
図において右側)に出ているから、庇の役目を兼ねるこ
とができる。29は網戸である。
この複数のパネル本体1A,1B,1C,1D,1Eからなるシヤッ
ターを開放するには、駆動スプロケット5を正転して連
結チェーン3を引き上げ、パネル本体に取り付けられた
支持ローラー2を順次に収納部案内レール6に乗せ、パ
ネル本体1E,1D.1C,1B,1Aの順に収納部案内レール6上に
移動させながら収納する。駆動スプロケット5は、電動
機9から伝達チェーン10,11により駆動される。
ターを開放するには、駆動スプロケット5を正転して連
結チェーン3を引き上げ、パネル本体に取り付けられた
支持ローラー2を順次に収納部案内レール6に乗せ、パ
ネル本体1E,1D.1C,1B,1Aの順に収納部案内レール6上に
移動させながら収納する。駆動スプロケット5は、電動
機9から伝達チェーン10,11により駆動される。
シヤッターの閉鎖は、駆動スプロケット5を逆転させ
て連結チェーン3を引出し、ガイドレール4に沿ってパ
ネル本体を展開し、窓を閉塞するものである。最下端の
パネル本体1Aが下部窓枠7に接触されない状態では、連
結チェーン3は弛むことなく張られ、パネル本体同士に
は少しの間隔が開けられている。さらに、駆動スプロケ
ット5が逆転して、各パネル本体同士が接触して完全閉
鎖状態となる。この状態では、最後のパネル本体1Eから
第1のスプロケット12までのチェーンは、やや弛んだ状
態に張られている。第1スプロケット12より後部には、
チェーン14が接続されている。したがって、完全閉鎖状
態からさらに駆動スプロケット5を逆転させると、チェ
ーン14が引かれ、第2スプロケット13を介して、ガイド
レール4内に延びるチェーン14を引き上げ、そして端部
に固着された駆動部材15を上方に移動させる。後述する
ように、完全閉鎖状態における駆動部材15の移動によ
り、パネル面の傾斜動作を行なうことができる。駆動部
材15には、後述するスプリング28(第7図)が取り付け
られ、常時チェーン14を下方に引いている。
て連結チェーン3を引出し、ガイドレール4に沿ってパ
ネル本体を展開し、窓を閉塞するものである。最下端の
パネル本体1Aが下部窓枠7に接触されない状態では、連
結チェーン3は弛むことなく張られ、パネル本体同士に
は少しの間隔が開けられている。さらに、駆動スプロケ
ット5が逆転して、各パネル本体同士が接触して完全閉
鎖状態となる。この状態では、最後のパネル本体1Eから
第1のスプロケット12までのチェーンは、やや弛んだ状
態に張られている。第1スプロケット12より後部には、
チェーン14が接続されている。したがって、完全閉鎖状
態からさらに駆動スプロケット5を逆転させると、チェ
ーン14が引かれ、第2スプロケット13を介して、ガイド
レール4内に延びるチェーン14を引き上げ、そして端部
に固着された駆動部材15を上方に移動させる。後述する
ように、完全閉鎖状態における駆動部材15の移動によ
り、パネル面の傾斜動作を行なうことができる。駆動部
材15には、後述するスプリング28(第7図)が取り付け
られ、常時チェーン14を下方に引いている。
なお、連結チェーン3に比して、チェーン14にかかる
負荷は小さいから、例えば、連結チェーン3に#35を用
い、チェーン14に#25を用いることができる。両チェー
ンの接続部は、第8図に示すように、第1スプロケット
12の近傍において、連結チェーン3の後端とチェーン14
の前端との間にピン16を挿入することにより行なわれ
る。ピン16は、両チェーンの幅より長く突出し、収納レ
ール6の支持部材6aの上部に設けられた枠6bに係合する
ように位置される。上述したように、チェーン14がスプ
リング28(第7図)により張力を受けているが、ピン16
が枠6bに突き当たることにより、連結チェーン3が弛ん
だ状態における接続部の移動を阻止するストッパーの役
目を果たしている。したがって、駆動スプロケット5
が、完全閉鎖状態からさらに逆転動作をするまでは、チ
ェーン14が移動することはない。
負荷は小さいから、例えば、連結チェーン3に#35を用
い、チェーン14に#25を用いることができる。両チェー
ンの接続部は、第8図に示すように、第1スプロケット
12の近傍において、連結チェーン3の後端とチェーン14
の前端との間にピン16を挿入することにより行なわれ
る。ピン16は、両チェーンの幅より長く突出し、収納レ
ール6の支持部材6aの上部に設けられた枠6bに係合する
ように位置される。上述したように、チェーン14がスプ
リング28(第7図)により張力を受けているが、ピン16
が枠6bに突き当たることにより、連結チェーン3が弛ん
だ状態における接続部の移動を阻止するストッパーの役
目を果たしている。したがって、駆動スプロケット5
が、完全閉鎖状態からさらに逆転動作をするまでは、チ
ェーン14が移動することはない。
パネル本体の詳細を説明する。
第3図は、パネル本体の一方の端部近傍を示す斜視図
であり、パネル部17とその両側に配置されたアウトフレ
ーム18により構成される。パネル部17は、ガラス板17a
と縦枠17b,上枠17c,下枠17dとにより一体的に構成され
ている。パネル面には、ガラス板に限らず、アルミニウ
ム等の軽合金板、あるいは、鉄板等、適宜の材料が選択
できる。支持ローラー2の軸2aを通る横断面図の第4図
から明らかなように、軸2aと係合部2cで同軸に結合され
た軸2bによって、パネル部の縦枠17bがアウトフレーム1
8に回転可能に支持されている。しかしながら、軸2aと
軸2bとが同軸とされなければならないものではない。ア
ウトフレーム18には、貫通する縦穴が設けられ、角形の
中空の移動部材19が摺動可能に挿入されている。移動部
材19の長さは、アウトフレーム18と等しい長さである。
その端部は、球面形状とするなど、上方および下方に位
置するパネル本体の移動部材と接触移動が容易になるよ
う配慮することが望ましい。アウトフレームの下方に設
けた切り欠き部18aも同様の理由により設けられたもの
である。したがって、必ずしも必要なものではない。
であり、パネル部17とその両側に配置されたアウトフレ
ーム18により構成される。パネル部17は、ガラス板17a
と縦枠17b,上枠17c,下枠17dとにより一体的に構成され
ている。パネル面には、ガラス板に限らず、アルミニウ
ム等の軽合金板、あるいは、鉄板等、適宜の材料が選択
できる。支持ローラー2の軸2aを通る横断面図の第4図
から明らかなように、軸2aと係合部2cで同軸に結合され
た軸2bによって、パネル部の縦枠17bがアウトフレーム1
8に回転可能に支持されている。しかしながら、軸2aと
軸2bとが同軸とされなければならないものではない。ア
ウトフレーム18には、貫通する縦穴が設けられ、角形の
中空の移動部材19が摺動可能に挿入されている。移動部
材19の長さは、アウトフレーム18と等しい長さである。
その端部は、球面形状とするなど、上方および下方に位
置するパネル本体の移動部材と接触移動が容易になるよ
う配慮することが望ましい。アウトフレームの下方に設
けた切り欠き部18aも同様の理由により設けられたもの
である。したがって、必ずしも必要なものではない。
完全閉鎖状態において、各パネル本体1が積み重なっ
た状態では、アウトフレーム18が互いに接触して上部の
パネル本体の荷重を受ける。パネル部17の高さは、上部
パネルの荷重を受けないようにアウトフレームの高さよ
りやや低くして、完全閉鎖状態で回動できるようにす
る。もちろん、合決構造を採用してパネル間に内外方向
の隙間が開かないようしてもよい。
た状態では、アウトフレーム18が互いに接触して上部の
パネル本体の荷重を受ける。パネル部17の高さは、上部
パネルの荷重を受けないようにアウトフレームの高さよ
りやや低くして、完全閉鎖状態で回動できるようにす
る。もちろん、合決構造を採用してパネル間に内外方向
の隙間が開かないようしてもよい。
第5図は、パネル部とアウトフレームとの関係構造を
説明するためのものである。アウトフレーム18には、パ
ネル側部の面を図示し、パネル部の縦枠17bの外周を一
点鎖線で図示した。移動部材19のパネル部側の面には、
アウトフレーム18の切り欠き溝18bを通してロック爪20
と係合ピン21が固着されている。ロック爪20は、縦枠17
bに固着されたロックピン22に係合し、縦枠17bの回動を
阻止し、パネル部をアウトフレームにロックする。係合
ピン21は、アーム23の係合穴23aに係合する。しかし、
係合穴23aが縦方向の長穴に形成されているから、移動
部材19の一定の移動量までは、係合ピン21は、アーム23
との間で遊びにより係合しない。アーム23は、縦枠17b
に固定された軸23bに回動可能に支持されている。
説明するためのものである。アウトフレーム18には、パ
ネル側部の面を図示し、パネル部の縦枠17bの外周を一
点鎖線で図示した。移動部材19のパネル部側の面には、
アウトフレーム18の切り欠き溝18bを通してロック爪20
と係合ピン21が固着されている。ロック爪20は、縦枠17
bに固着されたロックピン22に係合し、縦枠17bの回動を
阻止し、パネル部をアウトフレームにロックする。係合
ピン21は、アーム23の係合穴23aに係合する。しかし、
係合穴23aが縦方向の長穴に形成されているから、移動
部材19の一定の移動量までは、係合ピン21は、アーム23
との間で遊びにより係合しない。アーム23は、縦枠17b
に固定された軸23bに回動可能に支持されている。
移動部材19が、上方に移動すると、先ず、ロック爪20
の上方への移動によりロックピン22がロック爪からはず
れ、ついで、係合ピン21がアーム23の係合穴を押し上
げ、縦枠17bを2点鎖線で示す位置に回動させる。すな
わち、シヤッターが閉鎖され、アウトフレーム同士が接
触して連結部材にパネルの重量が掛かっていない状態に
おいて、移動部材19が上方へ移動されると、パネル部材
はロックを解かれ、傾斜位置に回動する。下方の移動部
材の移動により、それに衝合して上方のパネル本体の移
動部材も同時に移動するから、同様に全てのパネル面が
傾斜することになる。移動部材の移動量により、傾斜角
度を制御できる。移動部材の移動は、最下部のパネル本
体の移動部材が移動されることにより行なわれる。
の上方への移動によりロックピン22がロック爪からはず
れ、ついで、係合ピン21がアーム23の係合穴を押し上
げ、縦枠17bを2点鎖線で示す位置に回動させる。すな
わち、シヤッターが閉鎖され、アウトフレーム同士が接
触して連結部材にパネルの重量が掛かっていない状態に
おいて、移動部材19が上方へ移動されると、パネル部材
はロックを解かれ、傾斜位置に回動する。下方の移動部
材の移動により、それに衝合して上方のパネル本体の移
動部材も同時に移動するから、同様に全てのパネル面が
傾斜することになる。移動部材の移動量により、傾斜角
度を制御できる。移動部材の移動は、最下部のパネル本
体の移動部材が移動されることにより行なわれる。
第6図は、最下部のパネル本体の一方の端部近傍を示
す斜視図であり、パネル部17は、第3図と同様である。
アウトフレーム24におけるパネル部17との関係構造も第
4図,第5図で説明したものと同様である。アウトフレ
ーム24の移動部材25が、駆動部材15(第1図,第7図)
により移動させられるようになっている点が、上述した
アウトフレーム18と相違する。移動部材25には、アウト
フレーム24の切り欠き24aを通して外側に突き出た係合
ピン25aが固着されている。また、アウトフレーム24の
外側には、鎖錠ピン26が固着されている。鎖錠ピン26に
は、ガイドレール側に取り付けられた曲玉形状のフック
部材27が係合可能に配置されている。
す斜視図であり、パネル部17は、第3図と同様である。
アウトフレーム24におけるパネル部17との関係構造も第
4図,第5図で説明したものと同様である。アウトフレ
ーム24の移動部材25が、駆動部材15(第1図,第7図)
により移動させられるようになっている点が、上述した
アウトフレーム18と相違する。移動部材25には、アウト
フレーム24の切り欠き24aを通して外側に突き出た係合
ピン25aが固着されている。また、アウトフレーム24の
外側には、鎖錠ピン26が固着されている。鎖錠ピン26に
は、ガイドレール側に取り付けられた曲玉形状のフック
部材27が係合可能に配置されている。
アウトフレーム24には、第7図に示す駆動部材15が対
向している。第7図(A)は正面図であり、図に表われ
た面がアウトフレーム24の外側の面に対向する。この実
施例では、駆動部材15の下端部とアウトフレーム24の下
端面は一致している。駆動部材15の上端には上述したチ
ェーン14が取り付けられ、上端と下部窓枠との間には、
スプリング28が設けられ、駆動部材15を下方に付勢して
いる。駆動部材25の形状は、アウトフレーム側からみた
斜視図である第7図(B)から明らかなように、カム部
15aと突起部15bが設けられている。カム部15aは、フッ
ク部材27に係合し、突起部15bは、係合ピン25aに係合す
るものである。
向している。第7図(A)は正面図であり、図に表われ
た面がアウトフレーム24の外側の面に対向する。この実
施例では、駆動部材15の下端部とアウトフレーム24の下
端面は一致している。駆動部材15の上端には上述したチ
ェーン14が取り付けられ、上端と下部窓枠との間には、
スプリング28が設けられ、駆動部材15を下方に付勢して
いる。駆動部材25の形状は、アウトフレーム側からみた
斜視図である第7図(B)から明らかなように、カム部
15aと突起部15bが設けられている。カム部15aは、フッ
ク部材27に係合し、突起部15bは、係合ピン25aに係合す
るものである。
シヤッターの完全閉鎖時には、(A)図に示すよう
に、カム部15aは、フック部材27に係合せず、突起部15b
は、係合ピン25aに係合しない位置である。チェーン14
が駆動スプロケットの逆転により引かれると、先ず、カ
ム部15aがフック部材27に係合し、フック部材27を回動
させて、鎖錠ピン26に係合し、アウトフレーム24の上昇
を阻止する。この状態でシヤッターを鎖錠することがで
きる。
に、カム部15aは、フック部材27に係合せず、突起部15b
は、係合ピン25aに係合しない位置である。チェーン14
が駆動スプロケットの逆転により引かれると、先ず、カ
ム部15aがフック部材27に係合し、フック部材27を回動
させて、鎖錠ピン26に係合し、アウトフレーム24の上昇
を阻止する。この状態でシヤッターを鎖錠することがで
きる。
パネル部を傾斜させるには、駆動スプロケット5を、
さらに逆転させる。駆動部材15がさらに上昇し、突起部
15bが係合ピン25aに係合してこれを上昇させる。係合ピ
ン25aの上昇は、それが固着されている移動部材25を上
昇させることになり、第3図乃至第5図で説明したよう
に、アウトフレームからパネル部のロックを外し、傾斜
動作が行なわれる。
さらに逆転させる。駆動部材15がさらに上昇し、突起部
15bが係合ピン25aに係合してこれを上昇させる。係合ピ
ン25aの上昇は、それが固着されている移動部材25を上
昇させることになり、第3図乃至第5図で説明したよう
に、アウトフレームからパネル部のロックを外し、傾斜
動作が行なわれる。
シヤッターの閉鎖時の動作は、以下の説明から明らか
なように、駆動スプロケット5の逆転により、パネル本
体を順次降下させ、全てのパネル本体のアウトフレーム
が接触した状態で完全閉鎖が行われる。さらに、駆動ス
プロケット5の逆転を行ない、チェーン14を所定量だけ
引き上げて、フック部材27を回動させ、シヤッターを鎖
錠する。パネル面を傾斜させる場合は、さらに駆動スプ
ロケット5を逆転させて、チェーン14を引き上げ、移動
部材をさらに上昇させる。
なように、駆動スプロケット5の逆転により、パネル本
体を順次降下させ、全てのパネル本体のアウトフレーム
が接触した状態で完全閉鎖が行われる。さらに、駆動ス
プロケット5の逆転を行ない、チェーン14を所定量だけ
引き上げて、フック部材27を回動させ、シヤッターを鎖
錠する。パネル面を傾斜させる場合は、さらに駆動スプ
ロケット5を逆転させて、チェーン14を引き上げ、移動
部材をさらに上昇させる。
完全閉鎖時におけるパネル部の接触を良好にし、密封
性を向上させるために、第9図に示すように、パネル部
17の下枠17dの下面に弾性体30を設けるようにしてもよ
い。
性を向上させるために、第9図に示すように、パネル部
17の下枠17dの下面に弾性体30を設けるようにしてもよ
い。
(効 果) 以上説明したように、本発明によれば、パネルシヤッ
ターの閉鎖状態において、パネル面を傾斜状態として、
パネル間に隙間を開けることができるから、換気や採光
を行なうことができる効果がある。
ターの閉鎖状態において、パネル面を傾斜状態として、
パネル間に隙間を開けることができるから、換気や採光
を行なうことができる効果がある。
第1図乃至第9図は、本発明を建物の窓に適用した一実
施例を説明するためのもので、第1図は、中間部を省略
した縦断面図、第2図は、横断面図、第3図は、パネル
本体の斜視図、第4図は、端部の横断面図、第5図は、
アウトフレームの説明図、第6図は、最下部のパネル本
体の斜視図、第7図は、駆動部材の説明図、第8図
(A)は、連結チェーンの結合部の側面図、第8図
(B)は、同じく上面図、第9図は、パネル部材の下部
フレームの断面図である。 1A,1B,1C,・・・……パネル本体、2……支持ローラー,
3……連結チェーン、5……駆動スプロケット、6……
収納部案内レール、9……モーター、14……チェーン、
15……駆動部材、17……パネル部、18……アウトフレー
ム、19……移動部材、20……ロック爪、21……係合ピ
ン、22……ロックピン、23……アーム、24……アウトフ
レーム、25……移動部材、27……フック部材。
施例を説明するためのもので、第1図は、中間部を省略
した縦断面図、第2図は、横断面図、第3図は、パネル
本体の斜視図、第4図は、端部の横断面図、第5図は、
アウトフレームの説明図、第6図は、最下部のパネル本
体の斜視図、第7図は、駆動部材の説明図、第8図
(A)は、連結チェーンの結合部の側面図、第8図
(B)は、同じく上面図、第9図は、パネル部材の下部
フレームの断面図である。 1A,1B,1C,・・・……パネル本体、2……支持ローラー,
3……連結チェーン、5……駆動スプロケット、6……
収納部案内レール、9……モーター、14……チェーン、
15……駆動部材、17……パネル部、18……アウトフレー
ム、19……移動部材、20……ロック爪、21……係合ピ
ン、22……ロックピン、23……アーム、24……アウトフ
レーム、25……移動部材、27……フック部材。
Claims (1)
- 【請求項1】ガイドレールに案内されて昇降するアウト
フレームと、該アウトフレームに回動可能に支持された
パネル部材と、前記アウトフレームに上下に移動可能に
保持された移動部材と、該移動部材の移動により前記パ
ネル部材を傾斜させる係合部材とを有する複数のパネル
本体と、閉鎖時に最下部のパネル本体の移動部材に係合
して、これを駆動するための駆動部材とよりなり、前記
駆動部材により駆動された移動部材の移動を順次上方の
移動部材に伝達するようになしたことを特徴とするルー
バー式パネルシヤッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4851190A JP2843095B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | ルーバー式パネルシヤッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4851190A JP2843095B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | ルーバー式パネルシヤッター |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2320099A Division JP2904910B2 (ja) | 1990-11-24 | 1990-11-24 | パネルシヤッター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03250184A JPH03250184A (ja) | 1991-11-07 |
JP2843095B2 true JP2843095B2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=12805401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4851190A Expired - Lifetime JP2843095B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | ルーバー式パネルシヤッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2843095B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010144385A (ja) * | 2008-12-18 | 2010-07-01 | Central Japan Railway Co | 隙間埋め構造 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4786988B2 (ja) * | 2005-02-04 | 2011-10-05 | 株式会社トプコン | 眼鏡フレームの玉型形状表示装置及びレンズ研削加工装置 |
-
1990
- 1990-02-28 JP JP4851190A patent/JP2843095B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010144385A (ja) * | 2008-12-18 | 2010-07-01 | Central Japan Railway Co | 隙間埋め構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03250184A (ja) | 1991-11-07 |
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