JP3135782B2 - 平形のセグメントタイプ砥石車 - Google Patents

平形のセグメントタイプ砥石車

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JP3135782B2
JP3135782B2 JP06069293A JP6929394A JP3135782B2 JP 3135782 B2 JP3135782 B2 JP 3135782B2 JP 06069293 A JP06069293 A JP 06069293A JP 6929394 A JP6929394 A JP 6929394A JP 3135782 B2 JP3135782 B2 JP 3135782B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は平形のセグメントタイプ
の砥石車に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】近年硬質
の金属材料の研削には極めて硬い粒子である立方晶系窒
化硼素やダイヤモンドからつくられた超砥粒を結合剤、
例えばビトリフアイドボンドやレジノイドボンドなどで
結合せしめて2〜3mmの厚さにつくられた平形砥石部を
有する砥石車が用いられている。
【0003】このような超砥粒を用いる砥石車の砥石部
は通常超砥粒のみで構成される場合と超砥粒と一般砥石
とで構成される場合がある。後者の場合、通常超砥粒で
構成される超砥粒砥石部の内側に一般砥石から構成され
コア部と呼ばれる一般砥石部が設けられ、超砥粒砥石部
とその内側の一般砥石部が一体成形されて砥石部が形成
される。
【0004】而して前記砥石部は通常、外周に沿って任
意の数等分、例えば12等分又は24等分に分割してセ
グメント状に形成される。超砥粒が高価なため、部分的
に交換することができる方が経済的だからである。
【0005】このようなセグメントタイプの砥石車を回
転しつつ被研削材料を研削するに当っては常に研削箇所
への多量の研削液の供給が図られているが、必ずしも研
削液が十分且つ均一に供給されず、被削材の冷却効果、
研削屑の除去効果が不十分となり、被削材に研削焼けが
発生し易かった。
【0006】特に既設の溝の側面と底面を研削したり、
コの字型の溝を新たに入れるべく研削しようとする場
合、その溝形状に対応する断面コの字状を有する砥石部
を備えた砥石車が用いられる。例えば平形形状の超砥粒
砥石外周部の両側外縁部を延長して更に若干深さの超砥
粒砥石使用面を形成する側部を備えるものか、又は同様
に外周断面がコの字状を有する超砥粒砥石部を形成し内
部空隙部(コの字の内側)に一般砥石を充填したものを
砥石部としこれを基部乃至コア部外周に接着せしめる。
このような砥石車による研削加工の場合砥石部の両側縁
部即ち両側のコーナー側面部の摩擦がはげしい。当該箇
所への研削液の供給を図っても必ずしも十分な供給が行
なわれず、被削材の冷却、研削屑の除去効果が不十分と
なり、そのため被削材のコーナー側面部に研削焼けが生
じ易かった。
【0007】かくて本発明は、かかる問題を解決するた
めに、研削液を砥石全体の研削箇所に十分な研削液を均
一に供給して研削焼けの発生を防止し得る平形のセグメ
ントタイプ砥石車を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かくて本発明は、フラン
ジ部の外周部分に円板状基部と台金とセグメントタイプ
の平形の砥石部とを順次設けてなる平形のセグメントタ
イプ砥石車において、前記フランジ部と円板状基部との
間に環状通液溜まりを形成し、該円板状基部と台金との
間に環状通液溝を形成すると共に、前記フランジ部の移
動側フランジ部に外部と上記環状通液溜まりとを連通す
る連通孔を穿設し、該円板状基部に前記環状通液溜まり
と環状通液溝との間を連通する通液孔を穿設し、該台金
に前記環状通液溝と吐出口とを連通する通液孔を穿設し
て、連通孔を設けることにより、フランジ部の外部側に
供給した研削液を平形の砥石部のセグメント毎に設けら
れた吐出口に分配して供給自在としたことを特徴とする
平形のセグメントタイプ砥石車を提供するものである。
【0009】本発明を図面に示す一実施例について詳し
く説明する。先ず吐出口を砥石部の両側縁部に設ける場
合を図1〜8について説明する。
【0010】図1は本発明に係る砥石車の一実施例の平
面図、図2は図1のX−X線断面図、図3は図2のY−
Y線断面図、図4と図5は砥石車内部の研削液供給孔を
示す要部断面図、図6は図4のA−A線断面図、図7は
図5のB−B線断面図、図8は図5のC−C線から見た
砥石部の側面図である。
【0011】この砥石車1では、図2に明らかにした如
く、中央部に砥石車取付用の穴18を有する移動側フラ
ンジ2と固定側フランジ19とからフランジ部の外周に
金属製円板状基部3乃至台金3′が取付けられ、その周
囲に平形状の砥石部17が形成される。この例において
は円板状基部3は内側の基部3と外側の基部(台金)
3′とで構成されており、又、砥石部17は内側の一般
砥石部(コア部)4と外側の超砥粒砥石部5とで形成さ
れている。この砥石部17は図1においては24等分さ
れたセグメント6で形成されている。フランジ部2の外
方には一定大きさの容積を有するタンク状の研削液導入
カバー16が取付けネジ7によって取付けられている。
8は前記研削液導入カバー16からの研削液を内部へ流
通せしめる複数個の連通孔8であり、9はフランジ固着
ボルトである。
【0012】前記カバー16内の通液溜り20にはノズ
ル21から研削液が供給されるようになっている。
【0013】円板状基部3,3′内部には研削液供給孔
が設けられる。即ち中心部に前記連通孔8に通ずる環状
の通液溜り10が設けられ、それから基部3内部に連通
孔11と通液溝12が形成され、更に基部3′内部の通
液孔13に接続し、更に通液口14,14′を経て砥石
部17の吐出口15,15′に至る。
【0014】この実施例においては図8に見られるよう
に吐出口15,15′は砥石部17の両側縁部に設けら
れている。この場合砥石部17は図4と5においては超
砥粒砥石部5は断面コの字状に形成されて、その内部空
隙部(コの字の内側)にはコスト低減のために一般砥石
4が充填されて同時成形された形になっているが全部が
超砥粒砥石であってもよい。各通液口14,14′から
対応の吐出口15,15′へは斜方向に接続されてい
る。この場合の吐出口15,15′は図8にみられるよ
うに交互状又はジグザグ状に設けることができる。
【0015】前記連通孔11は半径方向に数本例えば4
本設けられ、一方円周状に設けられた通液溝12は断面
半円状又は長方形状を有している。通液孔13は前記連
通孔11よりやや細く各吐出口15,15′ごとに円周
上等間隔に設けられている。又通液口14,14′は対
応する吐出口15,15′の位置に応じて左方又は右方
へ延長した断面長方形状に形成され、その両端から吐出
口15,15′へ接続している。
【0016】この場合の吐出口15,15′は図8に見
られるように、砥石部17の中央線を挟んで左右両側に
交互状乃至ジグザグ状に又は対称的位置に対向状にそし
て同じ側同士等間隔に設けられている。そしてこの吐出
口15,15′は通常各セグメントごとに少くとも一つ
又は一組等間隔に設けられる。
【0017】この実施例の場合は吐出口が砥石部の両側
縁部に多数設けられているので角型溝を研削加工すると
き特に研削焼けが生じ易いコーナー部へ研削液を十分均
一に供給することができて良好である。
【0018】尚、上述のように、金属製円板状基部は本
例では内側基部3及び外側基部3′の2つの部品ででき
ており、焼き嵌め等で固定されている。これは外側基部
3′がなくセグメント砥石部17を直接内側基部3に接
着すると溝12が円周上全体に通っているため接着面積
が小さく接着力が弱くなるため吐出口15に対しては1
4、吐出口15′に対しては14′の通液口にそれぞれ
通じる金属製円板状外側基部3′を使っている。溝12
の巾に較べて内側基部3、砥石部17の巾が広い場合に
は外側基部3′を省いて内側基部3に直接砥石部17を
接着してもよい。
【0019】本発明では更に他の実施例として吐出口を
幅方向中央部に形成することもできるのであり、以下か
かる実施例を図9〜13について説明する。
【0020】図9と図10は本発明のかかる実施例の砥
石車の内部の研削液供給孔を示す要部断面図、図11は
図9のD−D線断面図、図12は図10のE−E線断面
図、図13は図10のF−F線から見て砥石部の側面図
である。
【0021】これらの図9〜13においては便宜上同じ
部分については図1〜8と共通の符号が用いられてい
る。又円板状基部と砥石部内部の研削液供給孔の構造、
作用は事実上図1〜8について示した実施例の場合と共
通であり、その説明は省略する。この場合も吐出口1
5,15′は各セグメントごとに少くとも一つ又は一組
等間隔に設けられる。
【0022】この実施例では図13にみられるように、
吐出口15,15′は幅方向中央部に交互状に設けられ
ており、これに対応して図9においては吐出口15は中
心線より左側に偏倚して形成され、図10においては吐
出口15′は右側に偏倚して形成されているのが示され
ている。図13に見られる部分が砥石の使用部分であ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記のような構成になるもので
あるから砥石車を回転して砥石部で研削作業を行なう
際、砥石車内部に設けられた研削液供給孔を経て、砥石
部に設けられた吐出口に絶えず研削液を供給することが
できる。即ち連通孔8から環状通液溝10を経て外側基
部(台金)3′内部の連通孔11、環状通液溝12及び
通液孔13を経て吐出口15に至って研削箇所に研削液
が供給される。
【0024】しかも吐出口15,15′は砥石部の両側
縁部即ちコーナー部又は幅方向中央部に交互状に又は対
向状に多数設けられているので、研削箇所に研削液を十
分に均一に供給して研削箇所の冷却、研削屑の除去を円
滑に行なうことができ、研削焼けの発生をよく防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る砥石車の一実施例の平面図。
【図2】図1のX−X線断面図。
【図3】図2のY−Y線断面図。
【図4】砥石車内部の研削液供給孔を示す要部断面図。
【図5】砥石車内部の研削液供給孔を示す要部断面図。
【図6】図4のA−A線断面図。
【図7】図5のB−B線断面図。
【図8】図5のC−C線から見た砥石部の側面図。
【図9】本発明の他の実施例に係る砥石車内部の研削液
供給孔を示す要部断面図。
【図10】同砥石車内部の研削液供給孔を示す要部断面
図。
【図11】図9のD−D線断面図。
【図12】図10のE−E線断面図。
【図13】図10のF−F線から見た砥石部の側面図。
【符号の説明】
1 砥石車 2 フランジ部(移動側) 3.3′ 円板状基部 4 コア部(一般砥石部) 5 超砥粒砥石部 6,6 セグメント 7 取付けネジ 8 連通孔 9 フランジ取付けボルト 10 環状通液溜り 11 連通孔 12 通液溝 13 通液孔 14,14′ 通液口 15,15′ 吐出口 16 研削液導入カバー 17 砥石部(一般砥石部4+超砥粒砥石部5) 18 砥石車取付用穴 19 フランジ部(固定側) 20 通液溜り 21 研削液供給ノズル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−109078(JP,A) 特開 平7−96466(JP,A) 特開 平7−195274(JP,A) 特開 昭55−84489(JP,A) 実開 昭64−1856(JP,U) 実開 昭60−178567(JP,U) 実開 平6−83257(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24D 5/00,5/06,5/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フランジ部の外周部分に円板状基部と台金
    セグメントタイプの平形の砥石部とを順次設けてなる
    平形のセグメントタイプ砥石車において、前記フランジ
    部と円板状基部との間に環状通液溜まりを形成し、該円
    板状基部と台金との間に環状通液溝を形成すると共に、
    前記フランジ部の移動側フランジ部に外部と上記環状通
    液溜まりとを連通する連通孔を穿設し、該円板状基部に
    前記環状通液溜まりと環状通液溝との間を連通する通液
    孔を穿設し、該台金に前記環状通液溝と吐出口とを連通
    する通液孔を穿設して、連通孔を設けることにより、フ
    ランジ部の外部側に供給した研削液を平形の砥石部のセ
    グメント毎に設けられた吐出口に分配して供給自在とし
    ことを特徴とする平形のセグメントタイプ砥石車。
  2. 【請求項2】前記吐出口を砥石部の両側縁部に交互状又
    は対向状に設けてなる請求項1に記載の平形のセグメン
    トタイプ砥石車。
  3. 【請求項3】前記吐出口を砥石部の幅方向中央部に交互
    状に設けてなる請求項1に記載の平形のセグメントタイ
    砥石車。
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