JP3135743B2 - 画像濃度制御装置 - Google Patents

画像濃度制御装置

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JP3135743B2
JP3135743B2 JP05126633A JP12663393A JP3135743B2 JP 3135743 B2 JP3135743 B2 JP 3135743B2 JP 05126633 A JP05126633 A JP 05126633A JP 12663393 A JP12663393 A JP 12663393A JP 3135743 B2 JP3135743 B2 JP 3135743B2
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保之 新谷
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真プロセスの画像
濃度を制御する画像濃度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】OA化の急速な進歩にともない、高品位
な画質を得る複写機、プリンター、ファクシミリが強く
要望されている。この様な要求があるなかで、これま
で、複写画像の濃度を測定し、予め設定しておいた基準
濃度信号と比較して、画像濃度制御を行い、常に一定の
濃度の画像を実現することが可能となった。例えば、特
開平04−85602号公報では、高濃度の基準濃度パ
ッチと低濃度の基準濃度パッチを備えており、まず、こ
れらの基準濃度パッチを、帯電した感光体上に投影して
基準濃度パッチの潜像を作成し、これを現像手段により
可視像にして、その濃度を検出する。そして、予め設定
しておいた基準濃度信号と比較し、電子写真プロセスの
定性モデルを用いて制御入力の変化方向を決定し、検出
された濃度が基準濃度信号と等しくなるまで、繰り返し
制御を行い、常に一定の濃度の画像を得ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像濃度制御装
置では、画像濃度を調整するための制御入力の調整可能
範囲を越える場合の動作については考慮されていない。
しかしながら、画像濃度を調整するための制御入力の例
えば露光量には、露光量を上げたときの消費電力量の増
加や温度上昇、ランプ寿命等から調整可能範囲が存在
し、同様に帯電電圧についても調整可能範囲が存在す
る。この方式をそのまま実施すると、制御入力の設定値
が調整可能範囲を越えた場合は、調整可能範囲を越えた
制御入力についてのみ実際にプロセスに入力する制御入
力を単純に調整範囲内に修正し、調整範囲を越えない制
御入力については、そのままの設定値をプロセスに入力
することとなる。そのため、出力濃度の高濃度と低濃度
とのいづれか一方さえも目標濃度に一致させることがで
きないという問題点があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、帯電
電圧又は露光量の制御入力が調整範囲を越える場合に、
それらの制御入力を調整範囲内としかつ少なくとも1つ
の出力画像濃度は目標濃度と等しくし、他の出力画像濃
度と目標濃度の誤差を小さくする画像濃度制御装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像濃度制御装
置は、感光体を帯電させる帯電手段と、感光体に潜像を
作成する露光手段と、潜像を可視像とする現像手段と、
少なくとも1つの基準濃度パッチと、基準濃度パッチの
出力濃度を検出する濃度検出手段と、濃度検出手段の出
力と予め設定された目標濃度との誤差を演算する誤差算
出手段と、誤差算出手段の出力に変化量変換関数を乗じ
て帯電電圧、露光量の変化量を演算する第1演算手段
と、第1演算手段で演算された帯電電圧の変化量と帯電
電圧の値との加算値である帯電加算値が予め設定された
帯電電圧範囲を越えたときにのみ信号を出力する第1判
断手段と、第1判断手段から信号が出力された場合に帯
電電圧範囲と誤差算出手段の出力と変化量変換関数とに
基づき帯電電圧範囲内で少なくとも1つの任意の基準濃
度パッチの出力濃度を目標濃度に一致させ、他の基準濃
度パッチの出力濃度と目標濃度との誤差を最も小さくす
る帯電電圧、露光量の変化量を演算する第2演算手段
と、第1判断手段から信号が出力されない場合は前記第
1演算手段で、信号が出力された場合は第2演算手段で
それぞれ演算された帯電電圧、露光量の変化量をそれぞ
れ帯電電圧、露光量に加算する設定値更新手段とを備え
たことを特徴とする。
【0006】また、上記帯電電圧と同様に露光量につい
ては、第1判断手段をそれに対応する第2判断手段に代
え、第2演算手段をそれに対応する第3演算手段に代え
た構成としたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、第1演算手段により誤差算出
手段の出力に変化量変換関数を乗じて制御入力である帯
電電圧および露光量の変化量を演算し、第1判断手段に
より第1演算手段で演算された変化量により決まる制御
入力の帯電電圧が調整範囲内に入っているか否かを判断
し、調整範囲内に入っていない場合は、第2演算手段に
より帯電電圧の調整範囲と誤差算出手段の出力と変化量
変換関数とに基づいて帯電電圧、露光量の変化量を演算
し、優先度の高い出力濃度のみを目標濃度に一致させる
帯電電圧、露光量の変化量を算出することにより、その
出力濃度を目標濃度に一致させ、他の出力画像濃度と目
標濃度の誤差を小さくすることができる。
【0008】また、第2判断手段により制御入力の露光
量が調整範囲内に入っているか否かを判断し、第3演算
手段により上記帯電電圧の場合と同様に調整範囲内で少
なくとも1つの任意の出力画像濃度を目標濃度と等しく
し、他の出力画像濃度と目標濃度の誤差を小さくするこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例の画像濃度制御装置につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0010】図1に本発明の第1実施例における画像濃
度制御装置の構成を示す。図1において、100は帯電
コロトロン、102は露光サブシステム、104は現像
サブシステム、106は感光体、108はトナー、11
0は原稿、112は濃度検出器、114は高濃度の基準
濃度パッチ、116は低濃度の基準濃度パッチ、118
は高濃度の基準濃度パッチ114に対するトナー像、1
20は低濃度の基準濃度パッチ116に対するトナー
像、122は原稿台である。
【0011】200は画像制御部であり、202は誤差
検出器、204は制御終了検査部、206は第1制御入
力変化量演算器、208は第1判断部、210は第2制
御入力変化量演算器、212は制御入力更新部、214
は制御入力生成部である。
【0012】以上の構成の画像濃度制御装置について、
以下その動作を説明する。
【0013】まず、電子写真プロセスの動作について説
明する。感光体106は帯電コロトロン100によって
流入電流Idを受けて初期表面電位V0 に帯電される。
次に、露光サブシステム102により照明および結像光
学系を介して原稿110の像が感光体106上に形成さ
れる。このとき画像部分では画像濃度DIMに対応した実
効光エネルギーEIMが、背景部(バックグランド部)で
は濃度DBGに対応する実効光エネルギーEBGがおのおの
の感光体106に与えられる。露光前に一様にV0 であ
った感光体106の表面電位は原稿濃度に対応した実効
光エネルギーを受けて減衰し、現像サブシステム104
に至るときには画像部分でVIM、バックグランド部でV
BGとなっている。トナー108のトナー濃度TC などと
現像器の諸設定パラメータ(スリーブ回転速度、スリー
ブと感光体106間の距離、着磁パターン、バイアス電
圧VBIASなど)から感光体106の表面電位に対応した
トナー量が現像されて感光体106の表面に付着する。
この時同時に、高濃度の基準濃度パッチ114に対して
は、トナー像118が形成され、低濃度の基準濃度パッ
チ116に対しては、トナー像120が形成される。
【0014】次に、濃度検出器112は高濃度及び低濃
度の基準濃度パッチのトナー像の濃度を検出し、誤差検
出器202はこれらの検出値をそれぞれ予め設定する基
準高濃度信号及び基準低濃度信号と比較しそれぞれ高濃
度誤差信号及び低濃度誤差信号を算出し、第1制御入力
変化量演算器206は誤差検出器202の出力と変化量
変換関数に基づき誤差信号が0になるような帯電電圧、
露光量の変化量を算出する。
【0015】次に、第1判断部208は、第1制御入力
変化量演算器で演算された帯電電圧の変化量と前回の制
御入力である帯電電圧の値との加算値である帯電加算値
が予め設定した帯電電圧範囲を越えたときにのみ信号を
出力し、第2制御入力変化量演算器210は、第1判断
部から信号が出力された場合に帯電電圧範囲と誤差検出
器202の出力と変化量変換関数とに基づき帯電電圧、
露光量の変化量を演算する。
【0016】制御入力更新部212は第1判断部208
から信号が出力されない場合は第1制御入力変化量演算
器206で演算された帯電電圧、露光量の変化量、信号
が出力された場合は第2制御入力変化量演算器210で
演算された帯電電圧、露光量の変化量をそれぞれ前回の
制御入力である帯電電圧、露光量に加算し、加算値を今
回値として帯電電圧、露光量を更新する。
【0017】制御入力生成部214では、制御入力更新
部208で更新した帯電電圧、露光量に基づき、帯電コ
ロトロン、露光サブシステムの入力を生成する。
【0018】以上の動作により基準となる濃度と等しい
濃度の画像を実現する。なお、誤差検出器202と変化
量算出器206の間に、制御終了検査部204が設置さ
れており、誤差検出手段202の出力である高濃度誤差
信号及び低濃度誤差信号が近似的に0である場合望みの
画像が得られたと判断し制御動作を終了する。
【0019】以下電子写真プロセスの現像までの基本動
作について詳細に説明する。電子写真プロセスでは、帯
電サブプロセス、露光サブプロセス、現像サブプロセス
の3つのサブプロセスを通して、感光体106上にはト
ナー像が形成される。原稿110の画像濃度を入力画像
濃度DIMとし、それに対応する感光体106上のトナー
像の濃度DS を出力画像濃度とすると、両者の関係は入
力画像がソリッド画像の場合には次式で表現できる。
【0020】
【数1】
【0021】
【数2】
【0022】
【数3】
【0023】ここで、Sは感光体106の感度であり、
γS は現像サブシステム104の各パラメータ及びトナ
ー108の物性や劣化度合い、感光体106の膜厚およ
び誘電率などで決まる定数、VBIASは現像バイアス電圧
である。さらに、感光体表面電位VDDP 、実効光エネル
ギーEBGは調整可能なパラメータであり、これらを調節
することにより入力画像濃度DIMに対する出力画像濃度
S の値を調整することが可能である。感光体表面電位
DDP は直接には操作できないが、帯電コロトロン10
0からの流入電流Id を操作することで間接的に操作が
可能である。
【0024】入力画像濃度DIMと出力画像濃度DS の関
係は、(数1)〜(数3)より、
【0025】
【数4】
【0026】という式が得られ、図2に示す実測濃度特
性曲線のようになる。
【0027】画像制御の目的はこの実測濃度特性曲線を
望ましい目標濃度特性曲線に一致させることである。こ
こで、電子写真プロセスの調整可能パラメータである帯
電電圧、露光量を制御入力とし、出力画像濃度を出力と
し、制御入力の変化に対する出力の変化量を実験等によ
り求め、次にこの制御入力の変化に対する出力の変化量
の逆関数を求めることにより、出力濃度と目標濃度との
誤差に基づき制御入力の変化量を演算する変化量変換関
数が求められる。この変化量変換関数と出力濃度と目標
濃度の誤差を乗じ出力濃度を目標濃度に一致させる制御
入力の変化量を演算する。ここで演算された制御入力の
変化量により決まる制御入力の帯電電圧が調整範囲内に
入っているか否かを判断し、その判断結果に基づき、調
整範囲内に入っていない場合は、出力濃度と目標濃度と
の誤差と調整範囲と変化量変換関数とから入力の変化量
を演算する。これにより、出力濃度を目標濃度に一致さ
せる制御入力の帯電電圧が調整範囲を越える場合でも、
帯電電圧の調整範囲内で、低濃度の出力画像濃度を目標
濃度と等しくし、高濃度の出力画像濃度と目標濃度との
誤差を小さくする入力を求めることができ、これに基づ
き制御を行うことで、調整範囲内で最良の出力画像を得
ることができる。
【0028】以下、このような画像制御を行う画質制御
部200の動作について詳細に説明する。
【0029】今、制御入力生成部214により電子写真
プロセスへの入力である感光体表面電位VDDP 、実効光
エネルギーEBGで構成される制御入力
【0030】
【数5】
【0031】に基づきk回目の試行を行ったとする。制
御入力X(k)により電子写真プロセスは濃度検出器1
12によって検出された高濃度部の濃度Ds _h と低濃
度部の濃度Ds _l で構成される出力
【0032】
【数6】
【0033】を実現したとする。この時、制御入力更新
部212は、k回目の試行で制御入力生成部214が電
子写真プロセスに入力した制御入力X(k)を基準制御
入力Xold として記憶する。なお、1回目の試行を行な
う以前の時(初期状態)は基準制御入力Xold には初期
制御入力Xini を与えて記憶しておく。
【0034】次に、誤差検出器202は、出力ベクトル
Yと、この2つの濃度の望ましい値である基準高濃度信
号Ds _hdと、基準低濃度信号Ds _ldとでから構成さ
れる基準出力Yd とを比較し、誤差信号
【0035】
【数7】
【0036】を出力する。次に、第1制御入力変化量演
算器206で、誤差検出器202の出力であるe(k)
と変化量変換関数を乗ずることにより制御入力の変化量
を算出する。実験等により入力の変化に対する出力の変
化量
【0037】
【数8】
【0038】を実験等により求め、次にこの入力の変化
に対する出力の変化量の逆関数を求めることにより、変
化量変換関数は、実験的に以下のように得られる。
【0039】
【数9】
【0040】(数9)のa、b、c、dは、出力濃度に
より変化する。aおよびcは、
【0041】
【数10】
【0042】
【数11】
【0043】のように、高濃度の出力の関数となる。ま
た、bおよびdは、
【0044】
【数12】
【0045】
【数13】
【0046】のように、低濃度の出力の関数となる。
【0047】(数9)で表される変化量変換関数と(数
7)に示される誤差検出器202の出力を乗ずることに
より、(数14)により制御入力の変化量
【0048】
【数14】
【0049】を出力する。
【0050】次に、第1判断部208は基準入力Xold
に第1制御入力変化量演算器206で演算した制御入力
の変化量△X(k+1)を加えて、k+1回目の制御入
【0051】
【数15】
【0052】を作成する。(数15)のk+1回目の制
御入力の帯電電圧VDDP (k+1)と制御入力の帯電電
圧の調整可能範囲の上限値VDDPMAXと下限値VDDPMINを
比較し、
【0053】
【数16】
【0054】または、
【0055】
【数17】
【0056】の場合は、k+1回目の制御入力の帯電電
圧が制御入力の調整可能範囲を越えるか否かを示す信号
VDDPFLAG に、
【0057】
【数18】
【0058】を出力する。なお、
【0059】
【数19】
【0060】の場合は、信号VDDPFLAG に、
【0061】
【数20】
【0062】を出力する。
【0063】第2制御入力変化量演算器210では、第
1判断部208の出力信号VDDPFLAG が1である場合
に、調整範囲内で、低濃度の出力画像濃度を目標濃度と
等しくし、高濃度の出力画像濃度と目標濃度との誤差を
小さくする制御入力の変化量を演算する。
【0064】制御入力の変化量は(数14)に示される
ように(数9)で表される変化量変換関数と(数7)に
示される誤差検出器202の出力を乗ずることにより求
める。(数14)、(数9)、(数7)より
【0065】
【数21】
【0066】となる。(数21)中で、△VDDP (k+
1)、△EBG(k+1)は、k+1回目の制御入力のそ
れぞれ帯電電圧、露光量の変化量であり、
【0067】
【数22】
【0068】に示すとおりである。
【0069】今、第1判断部208の比較結果に基づ
き、k+1回目の制御入力の帯電電圧が制御入力の調整
可能範囲を越える場合、すなわち
【0070】
【数23】
【0071】であり、k+1回目の制御入力の帯電電圧
が帯電電圧の調整範囲の上限値より大きい場合、すなわ
【0072】
【数24】
【0073】である場合は、第1制御入力変化量演算器
206において(数14)で演算された帯電電圧の変化
量を与えることはできず、実際に与えることのできる帯
電電圧の変化量△VDDP _L (k+1)は、帯電電圧の
調整範囲の上限値VDDPMAXとk回目の制御入力X(k)
の帯電電圧VDDP (k)の差
【0074】
【数25】
【0075】となる。制御の目的は、低濃度の出力濃度
を目標濃度に一致させ、高濃度の出力濃度と目標濃度と
の誤差をできるだけ小さくすることである。そこで(数
25)で表される実際に与えることのできる帯電電圧の
変化量△VDDP _L (k+1)と、(数7)の出力濃度
の低濃度の誤差とを(数21)に代入し、実際に変化さ
せることのできる高濃度の出力濃度の目標値をDs _hd
_L とすると(数26)が得られる。
【0076】
【数26】
【0077】となる。(数26)で求められた高濃度の
出力濃度の目標値Ds _hd_L とDs_h (k)との差
を(数21)に代入することにより、低濃度の出力濃度
を目標濃度に一致させ、高濃度の出力濃度と目標濃度と
の誤差をできるだけ小さくする制御入力の変化量を(数
27)により求めることができる。
【0078】
【数27】
【0079】次に第1判断部208の比較結果に基づ
き、k+1回目の制御入力の帯電電圧が制御入力の調整
可能範囲を越える場合、すなわち、
【0080】
【数28】
【0081】であり、k+1回目の制御入力の帯電電圧
が帯電電圧の調整範囲の下限値より小さい場合、すなわ
【0082】
【数29】
【0083】である場合について述べる。実際に与える
ことのできる帯電電圧の変化量は、帯電電圧の調整範囲
の下限値VDDPMINとk回目の制御入力X(k)の帯電電
圧VDDP (k)の差
【0084】
【数30】
【0085】となる。実際に変化させることのできる高
濃度の出力濃度の目標値Ds _hd_LとDs _h (k)
との差は(数26)より求められる。(数26)の高濃
度の出力濃度の目標値Ds _hd_L とDs _h (k)と
の差を(数21)に代入することにより、低濃度の出力
濃度を目標濃度に一致させ、高濃度の出力濃度と目標濃
度との誤差をできるだけ小さくする制御入力の変化量を
(数27)により求めることができる。
【0086】そして、制御入力更新部212は、第1判
断部208の出力信号VDDPFLAG が0である場合は、第
1制御入力変化量演算器206で演算された入力変化△
X(k+1)を、基準入力ベクトルXold に加算し、第
1判断部208の出力信号VDDPFLAG が1である場合
は、第2制御入力変化量演算器210で演算された入力
変化△X(k+1)を、基準入力ベクトルXold に加算
し、k+1回目の制御入力
【0087】
【数31】
【0088】を作成する。
【0089】制御入力生成部214では、制御入力更新
部212で更新した帯電電圧、露光量に基づき、帯電コ
ロトロン、露光サブシステムの入力を生成する。
【0090】以上の動作により基準となる濃度と等しい
濃度の画像を実現する。なお、誤差検出器202と変化
量算出器206の間に、制御終了検査部204が設置さ
れており、誤差検出手段202の出力である高濃度誤差
信号及び低濃度誤差信号が近似的に0である場合望みの
画像が得られたと判断し制御動作を終了する。
【0091】これにより、出力濃度を目標濃度に一致さ
せる制御入力の帯電電圧が調整範囲を越える場合でも、
帯電電圧の調整範囲内で、低濃度の出力画像濃度を目標
濃度と等しくし、高濃度の出力画像濃度と目標濃度との
誤差を小さくする入力を求めることができ、これに基づ
き制御を行うことで、低濃度のかぶりと呼ばれる下地汚
れがなく高濃度も目標濃度に近い調整範囲内での最も良
好な出力画像を得ることができる。
【0092】次に、本発明の第2実施例として、演算し
た出力濃度を目標濃度に一致させる制御入力の変化量に
より決まる制御入力の露光量が調整範囲を越える場合
に、出力濃度と目標濃度との誤差と調整範囲と変化量変
換関数とから入力の変化量を再演算することにより、露
光量の調整範囲内で、低濃度の出力画像濃度を目標濃度
と等しくし、高濃度の出力画像濃度と目標濃度との誤差
を小さくする入力を求め、これに基づいて制御を行う画
像濃度制御装置ついて説明する。
【0093】図3に本発明の第2実施例における画像濃
度制御装置の構成を示す。図3において、100は帯電
コロトロン、102は露光サブシステム、104は現像
サブシステム、106は感光体、108はトナー、11
0は原稿、112は濃度検出器、114は高濃度の基準
濃度パッチ、116は低濃度の基準濃度パッチ、118
は高濃度の基準濃度パッチ114に対するトナー像、1
20は低濃度の基準濃度パッチ116に対するトナー
像、122は原稿台である。
【0094】300は画質制御部、202は誤差検出
器、204は制御終了検査部、206は第1制御入力変
化量演算器、308は第2判断部、310は第3制御入
力変化量演算器、212は制御入力更新部、214は制
御入力生成部である。ここで、第1の実施例と同様の動
作を行う構成には第1の実施例と同じ番号をつけてい
る。
【0095】次に、以上の構成の画像濃度制御装置の動
作を説明する。
【0096】まず、電子写真プロセスの動作については
第1の実施例と同じであるが、本実施例では、画質制御
部200が画質制御部300に代えられ、それに伴って
制御入力の帯電電圧が調整範囲を越えるか否かを判断す
る第1判断部208に代えて制御入力の露光量が調整範
囲を越えるか否かを判断する第2判断部308が設けら
れ、第1判断部の判断結果に基づき帯電電圧の調整範囲
内で低濃度の出力濃度を目標濃度に一致させ高濃度の出
力濃度と目標濃度の誤差を最小にする制御入力の変化量
を求める第2制御入力変化量演算器210に代えて、第
2判断部308の判断結果に基づき露光量の調整範囲内
で低濃度の出力濃度を目標濃度に一致させ高濃度の出力
濃度と目標濃度の誤差を最小にする制御入力の変化量を
求める第3制御入力変化量演算器310が設けられてい
る。
【0097】以下、第1の実施例と異なる点のみについ
て説明する。
【0098】第2判断部308は、基準入力Xold に第
1制御入力変化量演算部で演算された制御入力の変化量
△X(k+1)を加えて、k+1回目の制御入力
【0099】
【数32】
【0100】を作成する。(数32)のk+1回目の制
御入力の露光量EBG(k+1)と制御入力の露光量の調
整可能範囲の上限値EBGMAX と下限値EBGMIN を比較
し、
【0101】
【数33】
【0102】または、
【0103】
【数34】
【0104】の場合は、k+1回目の制御入力の露光量
が制御入力の調整可能範囲を越えるか否かを示す信号E
BGFLAGに
【0105】
【数35】
【0106】を出力する。なお、
【0107】
【数36】
【0108】の場合は、信号EBGFLAGに
【0109】
【数37】
【0110】を出力する。
【0111】第3制御入力変化量演算器310では、第
2判断部308の出力信号EBGFLAGが1である場合に、
調整範囲内で、低濃度の出力画像濃度を目標濃度と等し
くし、高濃度の出力画像濃度と目標濃度との誤差を小さ
くする制御入力の変化量を演算する。
【0112】今、第2判断部308の比較結果に基づ
き、k+1回目の制御入力の露光量が制御入力の調整可
能範囲を越える場合、すなわち
【0113】
【数38】
【0114】であり、k+1回目の制御入力の露光量が
露光量の調整範囲の上限値より大きい場合、すなわち
【0115】
【数39】
【0116】である場合は、第1制御入力変化量演算器
206において(数14)で演算された露光量の変化量
を与えることはできず、実際に与えることのできる露光
量の変化量は、露光量の調整範囲の上限値EBGMAX とk
回目の制御入力X(k)の露光量EBG(k)の差
【0117】
【数40】
【0118】となる。制御の目的は、低濃度の出力濃度
を目標濃度に一致させ、高濃度の出力濃度と目標濃度と
の誤差をできるだけ小さくすることである。そこで(数
40)で表される実際に与えることのできる露光量の変
化量△EBG_L (k+1)と、(数7)の出力濃度の低
濃度の誤差とを(数21)に代入し、実際に変化させる
ことのできる高濃度の出力の目標値をDs _hd_L とす
ると(数41)が得られる。
【0119】
【数41】
【0120】となる。(数41)で求められた高濃度の
出力濃度の目標値Ds _hd_L とDs_h (k)との差
を(数21)に代入することにより、低濃度の出力濃度
を目標濃度に一致させ、高濃度の出力濃度と目標濃度と
の誤差をできるだけ小さくする制御入力の変化量を(数
42)により求めることができる。
【0121】
【数42】
【0122】次に第2判断部308の比較結果に基づ
き、k+1回目の制御入力の露光量が制御入力の調整可
能範囲を越える場合、すなわち
【0123】
【数43】
【0124】であり、k+1回目の制御入力の露光量が
露光量の調整範囲の下限値より小さい場合、すなわち
【0125】
【数44】
【0126】である場合について述べる。実際に与える
ことのできる露光量の変化量は、露光量の調整範囲の下
限値EBGMIN とk回目の制御入力X(k)の露光量EBG
(k)の差
【0127】
【数45】
【0128】となる。実際に変化させることのできる高
濃度の出力濃度の目標値Ds _hd_LとDs _h (k)
との差を求めると(数41)となる。(数41)の高濃
度の出力濃度の目標値をDs _hd_L とDs _h (k)
との差を(数21)に代入することにより、低濃度の出
力濃度を目標濃度に一致させ、高濃度の出力濃度と目標
濃度との誤差をできるだけ小さくする制御入力の変化量
を(数42)により求めることができる。
【0129】そして、制御入力更新部212は、第2判
断部308の出力信号EBGFLAGが0である場合は、第1
制御入力変化量演算器206で演算された入力変化△X
(k+1)を、基準入力ベクトルXold に加算し、第2
判断部308の出力信号EBGFLAGが1である場合は、第
3制御入力変化量演算器210で演算された入力変化△
X(k+1)を、基準入力ベクトルXold に加算し、k
+1回目の制御入力
【0130】
【数46】
【0131】を作成する。
【0132】これにより、出力濃度を目標濃度に一致さ
せる制御入力の露光量が調整範囲を越える場合でも、露
光量の調整範囲内で、低濃度の出力画像濃度を目標濃度
と等しくし、高濃度の出力画像濃度と目標濃度との誤差
を小さくする入力を求めることができ、これに基づき制
御を行うことで、低濃度のかぶりと呼ばれる下地汚れが
なく高濃度も目標濃度に近い調整範囲内での最も良好な
出力画像を得ることができる。
【0133】尚、第1実施例と第2実施例とは独立した
構成としたが、第1実施例と第2実施例を同時に備える
構成としても同様の効果が得られることは明らかであ
る。
【0134】
【発明の効果】本発明によれば、以上のように第1演算
手段により出力濃度と目標濃度との誤差出力に変化量変
換関数を乗じて制御入力である帯電電圧および露光量の
変化量を演算し、第1判断手段により第1演算手段で演
算された変化量により決まる制御入力の帯電電圧が調整
範囲内に入っているか否かを判断し、調整範囲内に入っ
ていない場合は、第2演算手段により帯電電圧の調整範
囲と誤差算出手段の出力と変化量変換関数とに基づいて
帯電電圧、露光量の変化量を演算し、優先度の高い出力
濃度のみを目標濃度に一致させる帯電電圧、露光量の変
化量を算出することにより、1つの出力濃度を目標濃度
に一致させ、他の出力画像濃度と目標濃度の誤差を小さ
くすることができ、制御入力の調整範囲内で最も良好な
出力画像を得ることができる。
【0135】また、上記帯電電圧に代えて露光量につい
ても、第2判断手段により制御入力の露光量が調整範囲
内に入っているか否かを判断し、第3演算手段により上
記帯電電圧の場合と同様に演算することにより、制御入
力の露光量が調整範囲内で少なくとも1つの任意の出力
画像濃度を目標濃度と等しくし、他の出力画像濃度と目
標濃度の誤差を小さくすることができ、制御入力の調整
範囲内で最も良好な出力画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における画像濃度制御装置
の構成図である。
【図2】入力画像濃度DIMと出力画像濃度DS の関係を
表す濃度特性曲線を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例における画像濃度制御装置
の構成図である。
【符号の説明】
100 帯電コロトロン 102 露光サブシステム 104 現像サブシステム 106 感光体 108 トナー 110 原稿 112 濃度検出器 114 高濃度の基準濃度パッチ 116 低濃度の基準濃度パッチ 118 高濃度の基準濃度パッチに対するトナー像 120 低濃度の基準濃度パッチに対するトナー像 122 原稿台 200 画像制御部 202 誤差検出器 204 制御終了検査部 206 第1制御入力変化量算出器 208 第1判断部 210 第2制御入力変化量演算部 212 制御入力更新部 214 制御入力生成部 300 画像制御部 308 第2判断部 310 第3制御入力変化量演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−186255(JP,A) 特開 平2−6970(JP,A) 特開 平3−215876(JP,A) 特開 平4−110865(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 G03G 21/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真プロセスの感光体を所定の帯電
    電圧に帯電させる帯電手段と、原稿台上の原稿を所定の
    露光量で投影して感光体に潜像を作成する露光手段と、
    潜像を可視像とする現像手段と、原稿台上に設けられた
    少なくとも1つの基準濃度パッチと、基準濃度パッチを
    露光、現像手段により感光体上に作成した可視像の出力
    濃度を検出する濃度検出手段と、濃度検出手段の出力と
    予め設定された目標濃度との誤差を演算する誤差算出手
    段と、誤差算出手段の出力に変化量変換関数を乗じて帯
    電電圧、露光量の変化量を演算する第1演算手段と、第
    1演算手段で演算された帯電電圧の変化量と帯電電圧の
    値との加算値である帯電加算値が予め設定された帯電電
    圧範囲を越えたときにのみ信号を出力する第1判断手段
    と、第1判断手段から信号が出力された場合に帯電電圧
    範囲と誤差算出手段の出力と変化量変換関数とに基づき
    帯電電圧範囲内で少なくとも1つの任意の基準濃度パッ
    チの出力濃度を目標濃度に一致させ、他の基準濃度パッ
    チの出力濃度と目標濃度との誤差を最も小さくする帯電
    電圧、露光量の変化量を演算する第2演算手段と、第1
    判断手段から信号が出力されない場合は前記第1演算手
    段で、信号が出力された場合は第2演算手段でそれぞれ
    演算された帯電電圧、露光量の変化量をそれぞれ帯電電
    圧、露光量に加算する設定値更新手段とを備えたことを
    特徴とする画像濃度制御装置。
  2. 【請求項2】 高濃度と低濃度の2つの基準濃度パッチ
    を設け、第2の演算手段を、帯電電圧範囲上限値と帯電
    電圧との差あるいは帯電電圧範囲下限値と帯電電圧との
    差と変化量変換関数に基づき帯電電圧範囲内で低濃度の
    基準濃度パッチの出力濃度を目標濃度に一致させ、高濃
    度の基準濃度パッチの出力濃度と目標濃度との誤差を最
    も小さくする帯電電圧、露光量の変化量を演算するよう
    に構成したことを特徴とする請求項1記載の画像濃度制
    御装置。
  3. 【請求項3】 第1判断手段に代えて、第1演算手段で
    演算された露光量の変化量と露光量の値との加算値であ
    る露光加算値が予め設定された露光量範囲を越えたとき
    にのみ信号を出力する第2判断手段を設け、第2演算手
    段に代えて、第2判断手段から信号が出力された場合に
    露光量範囲と誤差算出手段の出力と変化量変換関数とに
    基づき露光量範囲内で少なくとも1つの任意の基準濃度
    パッチの出力濃度を目標濃度に一致させ、他の基準濃度
    パッチの出力濃度と目標濃度との誤差を最も小さくする
    帯電電圧、露光量の変化量を演算する第3演算手段を設
    け、設定値更新手段を、第2判断手段から信号が出力さ
    れない場合は第1演算手段で、信号が出力された場合は
    第3演算手段でそれぞれ演算された帯電電圧、露光量の
    変化量をそれぞれ前記帯電電圧、露光量に加算するよう
    に構成したことを特徴とする請求項1記載の画像濃度制
    御装置。
  4. 【請求項4】 高濃度と低濃度の2つの基準濃度パッチ
    を設け、第3演算手段を、露光量範囲上限値と露光量と
    の差あるいは露光量範囲下限値と露光量との差と変化量
    変換関数に基づき露光量範囲内で低濃度の基準濃度パッ
    チの出力濃度を目標濃度に一致させ、高濃度の基準濃度
    パッチの出力濃度と目標濃度との誤差を最も小さくする
    帯電電圧、露光量の変化量を演算するように構成したこ
    とを特徴とする請求項3記載の画像濃度制御装置。
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