JP3134995U - 身体障害者用左アクセル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】右アクセルペダルが誤って押される事故を防止しつつ右下肢の不自由な身体障害者に自然な姿勢での運転を可能とする身体障害者用左アクセル装置を提供する。
【解決手段】左アクセルペダル26は、左引っ張りスプリング24により、アクセル操作位置にある第1の状態と、跳ね上げられてアクセル非操作位置にある第2の状態とのいずれかに保持される(右アクセルペダル36も同様)。右足障害者使用時には左アクセルペダル26を第1の状態(アクセル操作位置)に保持するとともに右アクセルペダル36を第2の状態(アクセル非操作位置)に保持する。健常者使用時には右アクセルペダル36を第1の状態に保持するとともに左アクセペダル26を第2の状態に保持する。第1および第2の状態を切り替えるにはスプリングの引っ張り力に抗して例えば手でアクセルペダルを跳ね上げあるいは押し下げる。
【選択図】図1

Description

本考案は、身体障害者用左アクセル装置に係り、特に右下肢の不自由な身体障害者がオートマチック式自動車のアクセル操作を左足で行なえるようにした身体障害者用左アクセル装置に関する。
自動車のアクセルぺダルやブレーキペダルは一般に右足で踏んで作動させるようになっており、このため右下肢の不自由な身体障害者はブレーキペダルの右側に位置するアクセルペダルを操作できず、このままでは運転することができない。この点に鑑みて本出願人は既に下記特許文献において身体障害者用左アクセル装置を提案している。
実用新案登録第2546978号公報
特許文献1の身体障害者用左アクセル装置は左アクセルペダルを含む装置全体を車両床面に着脱自在に取り付けるものであり、左アクセルペダルを取り付けた状態において右アクセルペダルは遮蔽板により遮蔽される。これによれば、右足の接触や床面への落下物等で右アクセルペダルが誤って押される事故を防止して安全性の向上が期待できる。
しかし、右下肢の不自由な身体障害者にとって右下肢を曲げるのは困難あるいは不可能なこともあり、また右下肢が義足の身体障害者は右下肢を曲げることができない。特許文献1の技術ではこのような場合、身体障害者は右アクセルペダルを遮蔽している上記の遮蔽板を右下肢で圧迫し続けたり不本意な位置に右下肢を置かなくてはならなかったりする。そうすると運転姿勢が不自然になり、安全な運転がしにくくなる。また、装置全体を車両床面に取り付けたり車両床面から取り外したりする作業が必要であり、切換操作に時間がかかりやすい。さらに取り外した装置を別の場所(例えばトランク)に格納する必要もあるため省スペース化には適さない。
本考案はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、右アクセルペダルが誤って押される事故を防止しつつ右下肢の不自由な身体障害者に自然な姿勢での運転を可能とし、かつ健常者が運転する場合との間で切換操作を迅速に行うことができ、さらに省スペース化を実現することも可能な身体障害者用左アクセル装置を提供することにある。
本考案の第1の態様の身体障害者用左アクセル装置は、
車体内側に固定された軸受け部材と、
前記軸受け部材を貫通するシャフト部と、
前記シャフト部の両端からそれぞれ延長する左アーム部および右アーム部と、
前記左アーム部の先端に左ヒンジを介して取り付けられた左ペダルアームと、
前記左アーム部と前記左ペダルアームとの間に設けられた左引っ張りスプリングと、
前記左ペダルアームに取り付けられた左アクセルペダルと、
前記車体内側の所定の支点を中心として前記右アーム部の回動に応じて回動するアクセル入力アームと、
前記アクセル入力アームの先端に右ヒンジを介して取り付けられた右ペダルアームと、
前記アクセル入力アームと前記右ペダルアームとの間に設けられた右引っ張りスプリングと、
前記右ペダルアームに取り付けられた右アクセルペダルとを備え、
前記左アクセルペダルは、前記左引っ張りスプリングにより、アクセル操作位置にある第1の状態と、跳ね上げられてアクセル非操作位置にある第2の状態とのいずれかに保持され、
前記右アクセルペダルは、前記右引っ張りスプリングにより、アクセル操作位置にある第1の状態と、跳ね上げられてアクセル非操作位置にある第2の状態とのいずれかに保持されることを特徴とする。
第1の態様の身体障害者用左アクセル装置において、右足障害者が使用する際には前記左アクセルペダルを前記第1の状態に保持するとともに前記右アクセルペダルを前記第2の状態に保持し、健常者が使用する際には前記右アクセルペダルを前記第1の状態に保持するとともに前記左アクセペダルを前記第2の状態に保持するとよい。
第1の態様の身体障害者用左アクセル装置において、
前記左ヒンジは、前記左アーム部に固定された左第1ヒンジ部材と、前記左ペダルアームに固定された左第2ヒンジ部材とをピンまたはボルトを回転支点として連結したものであり、
前記第1の状態においては前記左引っ張りスプリングの両端の取付点を結ぶ直線よりも前記回転支点が上側となり、前記第2の状態においては前記左引っ張りスプリングの両端の取付点を結ぶ直線よりも前記回転支点が下側となるとよい。
第1の態様の身体障害者用左アクセル装置において、
前記右ヒンジは、前記アクセル入力アームに固定された右第1ヒンジ部材と、前記右ペダルアームに固定された右第2ヒンジ部材とをピンまたはボルトを回転支点として連結したものであり、
前記第1の状態においては前記右引っ張りスプリングの両端の取付点を結ぶ直線よりも前記回転支点が上側となり、前記第2の状態においては前記右引っ張りスプリングの両端の取付点を結ぶ直線よりも前記回転支点が下側となるとよい。
第1の態様の身体障害者用左アクセル装置において、
前記左アクセルペダルが前記第1の状態に保持されるとき、前記左アーム部の端面と前記左ペダルアームの端面とが当接し、
前記右アクセルペダルが前記第1の状態に保持されるとき、前記アクセル入力アームの端面と前記右ペダルアームの端面とが当接してもよい。
第1の態様の身体障害者用左アクセル装置において、前記アクセル入力アームに固定されかつ前記右アーム部を挟んで前記右アーム部の回動に伴い回動する従動アームをさらに備えるとよい。
本考案の第2の態様の身体障害者用左アクセル装置は、
車体内側に固定された軸受け部材と、
前記軸受け部材を貫通するシャフト部と、
前記シャフト部の両端からそれぞれ延長する左アーム部および右アーム部と、
前記左アーム部の先端に左ヒンジを介して取り付けられた左ペダルアームと、
前記左アーム部と前記左ペダルアームとの間に設けられた左引っ張りスプリングと、
前記左ペダルアームに取り付けられた左アクセルペダルと、
前記車体内側の所定の支点を中心として前記右アーム部の回動に応じて回動するアクセル入力アームと、
前記アクセル入力アームの少なくとも一部を覆うように前記アクセル入力アームに一体的に取り付けられた第1カバー部と、
前記第1カバー部に右ヒンジを介して取り付けられた第2カバー部と、
前記第2カバー部によって少なくとも一部が覆われるように前記第2カバー部に一体的に取り付けられた右ペダルアームと、
前記第1カバー部と前記第2カバー部との間に設けられた右引っ張りスプリングと、
前記右ペダルアームに取り付けられた右アクセルペダルとを備え、
前記左アクセルペダルは、前記左引っ張りスプリングにより、アクセル操作位置にある第1の状態と、跳ね上げられてアクセル非操作位置にある第2の状態とのいずれかに保持され、
前記右アクセルペダルは、前記右引っ張りスプリングにより、アクセル操作位置にある第1の状態と、跳ね上げられてアクセル非操作位置にある第2の状態とのいずれかに保持されることを特徴とする。
第2の態様の身体障害者用左アクセル装置において、右足障害者が使用する際には前記左アクセルペダルを前記第1の状態に保持するとともに前記右アクセルペダルを前記第2の状態に保持し、健常者が使用する際には前記右アクセルペダルを前記第1の状態に保持するとともに前記左アクセペダルを前記第2の状態に保持するとよい。
第2の態様の身体障害者用左アクセル装置において、
前記左ヒンジは、前記左アーム部に固定された左第1ヒンジ部材と、前記左ペダルアームに固定された左第2ヒンジ部材とをピンまたはボルトを回転支点として連結したものであり、
前記第1の状態においては前記左引っ張りスプリングの両端の取付点を結ぶ直線よりも前記回転支点が上側となり、前記第2の状態においては前記左引っ張りスプリングの両端の取付点を結ぶ直線よりも前記回転支点が下側となるとよい。
第2の態様の身体障害者用左アクセル装置において、
前記右ヒンジは、前記第1カバー部に固定された右第1ヒンジ部材と、前記第2カバー部に固定された右第2ヒンジ部材とをピンまたはボルトを回転支点として連結したものであり、
前記第1の状態においては前記右引っ張りスプリングの両端の取付点を結ぶ直線よりも前記回転支点が上側となり、前記第2の状態においては前記右引っ張りスプリングの両端の取付点を結ぶ直線よりも前記回転支点が下側となるとよい。
第2の態様の身体障害者用左アクセル装置において、
前記左アクセルペダルが前記第1の状態に保持されるとき、前記左アーム部の端面と前記左ペダルアームの端面とが当接し、
前記右アクセルペダルが前記第1の状態に保持されるとき、前記第1カバー部の端面と前記第2カバー部の端面とが当接し、又は前記アクセル入力アームの端面と前記右ペダルアームの端面とが当接してもよい。
第2の態様の身体障害者用左アクセル装置において、前記第1カバー部に固定されかつ前記右アーム部を挟んで前記右アーム部の回動に伴い回動する従動アームをさらに備えるとよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せも本考案の態様として有効である。
本考案の第1の態様によれば、右アクセルペダルをアクセル非操作位置にある第2の状態に保持することにより、右下肢の不自由な身体障害者が左アクセルペダルを使用する際に右アクセルペダルが誤って押される事故を防止することができる。また、従来例(特許文献1)のように遮蔽板によって右アクセルペダルを遮蔽する場合と比較して、右下肢の不自由な身体障害者は遮蔽板を右下肢で圧迫し続けたり不本意な位置に右下肢を置く必要がなくなる。このため右下肢の不自由な身体障害者は自然な姿勢での運転が可能となり安全な運転がしやすくなる。また、左右のアクセルペダルをそれぞれアクセル操作位置にある第1の状態又は跳ね上げられてアクセル非操作位置にある第2の状態のいずれかに保持する構成としているので、従来例とは異なり装置全体の取付けあるいは取外しの作業が不要で切換操作を迅速に行い得る。また、従来例で必要とされた装置保管のためのスペースが不要なため省スペース化も実現できる。
本考案の第2の態様によれば、第1の態様と同様の効果を奏することができるとともに、第1カバー部と第2カバー部とを右ヒンジを介して連結しているため、アクセル入力アームと右ペダルアームに直接溶接等でヒンジを形成する必要がなくなる。このためアクセル入力アームと右ペダルアームが例えばプラスチック製であるために直接的なヒンジ加工が困難な場合に有利である。
以下、図面を参照しながら本考案の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は考案を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも本考案の本質的なものであるとは限らない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る身体障害者用左アクセル装置100の概略斜視図である。鉄製の取付板10は運転席前側のダッシュロアパネル(不図示)にボルト12で固定される。取付板10には軸受け部材14が溶接等により一体的に形成される。アーム付きシャフト15は、軸受け部材14を貫通して軸受け部材14に支持されるシャフト部16と、シャフト部16の両端からそれぞれ延長する左アーム部18および右アーム部20とを有する。左ペダルアーム22は、左アーム部18の先端に左ヒンジ23を介して取り付けられる。左アーム部18および左ペダルアーム22にはそれぞれスプリング取付凸部181、221が一体に形成され、スプリング取付凸部181、221には左引っ張りスプリング24の両端241、242がそれぞれ取り付けられる。すなわち左アーム部18と左ペダルアーム22との間に左引っ張りスプリング24が設けられる。左アクセルペダル26は左ペダルアーム22に固定される。
アクセル開度センサ40(アクセルポジションセンサとも言い、アクセル操作量を検出するもの)は車両床面に固定される。アクセル開度センサ40はアクセル操作量を回転量で検知するためのアクセル入力シャフト30を有している。アクセル入力アーム28はアクセル入力シャフト30と一体となっている。これらの部分は一般的なオートマチック車が有する機構である。従動アーム29はアクセル入力アーム28と溶接等により一体化される。従動アーム29は先端が二叉であり、その二叉部分の間を右アーム部20の先端折曲部が貫いている。右ペダルアーム32は、アクセル入力アーム28の先端に右ヒンジ33を介して取り付けられる。アクセル入力アーム28および右ペダルアーム32にはそれぞれスプリング取付凸部281、321が一体に形成され、スプリング取付凸部281、321には右引っ張りスプリング34の両端341、342がそれぞれ取り付けられる。すなわちアクセル入力アーム28と右ペダルアーム32との間に右引っ張りスプリング34が設けられる。右アクセルペダル36は右ペダルアーム32に取り付けられる(固定される)。ブレーキペダル90は上述のダッシュロアパネル(不図示)に取り付けられたブレーキアーム91に固定される。
左ヒンジ23は、左アーム部18に固定された左第1ヒンジ部材231と、左ペダルアーム22に固定された左第2ヒンジ部材232とを、ボルト234(又はピン)を回転支点として連結したものである。詳細には左第1ヒンジ部材231および左第2ヒンジ部材232の各々に形成された孔に1本のボルト234を挿入し、このボルト234に嵌合するナット(不図示)を遊びを残して締める(ボルトに対してナットを固定する)。左第1ヒンジ部材231には折曲げストッパ235が一体に形成され、これにより後述のように左アクセルペダル26を跳ね上げた時の左第2ヒンジ部材232の位置(すなわち左アクセルペダル26の位置)が定められる。
左アクセルペダル26は、左引っ張りスプリング24により、アクセル操作位置にある第1の状態と、跳ね上げられてアクセル非操作位置にある第2の状態とのいずれかに保持される。図1は第1の状態を示している。この第1の状態においては、左引っ張りスプリング24の両端の取付点241、242を結ぶ直線よりもボルト234(つまり左第1ヒンジ部材231および左第2ヒンジ部材232の回転支点)が上側となる。したがって左引っ張りスプリング24は左アクセルペダル26を下げるように作用する。そして左アーム部18および左ペダルアーム22の端面同士が当接することにより両者は押下力を伝達可能となり、左アクセルペダル26はアクセル操作位置に留まる。つまり、左引っ張りスプリング24は左アーム部18および左ペダルアーム22の端面を一種のストッパのように利用して左アクセルペダル26をアクセル操作位置にある第1の状態に保持する。次に、左アクセルペダル26が跳ね上げられてアクセル非操作位置にある第2の状態を図2により説明する。
図2は、図1の身体障害者用左アクセル装置100において左アクセルペダル26を跳ね上げた第2の状態を説明するための部分拡大図である。第2の状態においては、左引っ張りスプリング24の両端の取付点241、242を結ぶ直線よりもボルト234(回転支点)が下側となる。したがって左引っ張りスプリング24は左アクセルペダル26を跳ね上げるように作用する。そして左第2ヒンジ部材232のエッジが折曲げストッパ235に当接することにより左アクセルペダル26がアクセル非操作位置に留まる。つまり、左引っ張りスプリング24は折曲げストッパ235を利用して左アクセルペダル26をアクセル非操作位置にある第2の状態に保持する。
以下で説明する右ヒンジ33は左ヒンジ23と同様に構成され、右アクセルペダル36は右引っ張りスプリング34により左アクセルペダル26と同様に第1の状態と第2の状態とのいずれかに保持される。
右ヒンジ33は、アクセル入力アーム28に溶接等で固定された右第1ヒンジ部材331と、右ペダルアーム32に溶接等で固定された右第2ヒンジ部材332とを、ボルト334(又はピン)を回転支点として連結したものである。詳細には右第1ヒンジ部材331および右第2ヒンジ部材332の各々に形成された孔に1本のボルト334を挿入し、このボルト334に嵌合するナット(不図示)を遊びを残して締める(ボルトに対してナットを固定する)。右第1ヒンジ部材331には折曲げストッパ335が一体に形成され、これにより後述のように右アクセルペダル36を跳ね上げた時の右第2ヒンジ部材332の位置(すなわち右アクセルペダル36の位置)が定められる。
右アクセルペダル36は、右引っ張りスプリング34により、アクセル操作位置にある第1の状態と、跳ね上げられてアクセル非操作位置にある第2の状態とのいずれかに保持される。図1は第1の状態を示している。この第1の状態においては、右引っ張りスプリング34の両端の取付点341、342を結ぶ直線よりもボルト334(つまり右第1ヒンジ部材331および右第2ヒンジ部材332の回転支点)が上側となる。したがって右引っ張りスプリング34は右アクセルペダル36を下げるように作用する。そしてアクセル入力アーム28および右ペダルアーム32の端面同士が当接することにより両者は押下力を伝達可能となり、右アクセルペダル36がアクセル操作位置に留まる。つまり、右引っ張りスプリング34はアクセル入力アーム28および右ペダルアーム32の端面を一種のストッパのように利用して右アクセルペダル36をアクセル操作位置にある第1の状態に保持する。次に、右アクセルペダル36が跳ね上げられてアクセル非操作位置にある第2の状態を説明する。
第2の状態においては、図2の左アクセルペダル26の場合と同様、右引っ張りスプリング34の両端の取付点341、342を結ぶ直線よりもボルト334が下側となる。したがって右引っ張りスプリング34は右アクセルペダル36を跳ね上げるように作用する。そして右第2ヒンジ部材332のエッジが折曲げストッパ335に当接することにより右アクセルペダル36がアクセル非操作位置に留まる。つまり、右引っ張りスプリング34は折曲げストッパ335を利用して右アクセルペダル36をアクセル非操作位置にある第2の状態に保持する。
身体障害者用左アクセル装置100を右足障害者が使用する際には左アクセルペダル26を第1の状態(アクセル操作位置)に保持するとともに右アクセルペダル36を第2の状態(アクセル非操作位置)に保持する(右足障害者用の運転設定)。身体障害者用左アクセル装置100を健常者が使用する際には右アクセルペダル36を第1の状態(アクセル操作位置)に保持するとともに左アクセペダル26を第2の状態(アクセル非操作位置)に保持する(健常者用の運転設定)。第1および第2の状態を切り替えるにはスプリングの引っ張り力に抗して例えば手でアクセルペダルを跳ね上げあるいは押し下げればよく、従来例(特許文献1)のような装置全体の脱着は不要である。したがって、右足障害者用の運転設定と健常者用の運転設定との切換を迅速に行うことができる。
右足障害者用の運転設定の場合、身体障害者用左アクセル装置100において左アクセルペダル26が踏まれると、それに連動して左ペダルアーム22とアーム付きシャフト15が軸受け部材14を中心に回動する。既述のようにアーム付きシャフト15は右アーム部20の先端折曲部が従動アーム29の先端の二叉部分に挟まれた状態となっているため、アーム付きシャフト15の回動に伴って従動アーム29とアクセル入力アーム28がアクセル入力シャフト30を中心に回動する。これによりアクセル入力シャフト30は回転し、アクセル開度センサ40がアクセル入力シャフト30の回転を電気的に検出し、アクセル入力シャフト30の回転量(すなわち左アクセルペダル26の踏込量)に応じてスロットルバルブ(不図示)が開かれる。
本実施の形態によれば、下記の通りの効果を奏することができる。
(1) 右アクセルペダル36を跳ね上げてアクセル非操作位置にある第2の状態に保持することにより、右下肢の不自由な身体障害者が左アクセルペダル26を使用する際に右アクセルペダル36が誤って押される事故を防止することができる。
(2) 右下肢の不自由な身体障害者が左アクセルペダル26を使用する際に、従来例(特許文献1)のように遮蔽板によって右アクセルペダル36を遮蔽する場合と比較して、遮蔽板を右下肢で圧迫し続けたり不本意な位置に右下肢を置く必要がなくなる。このため自然な姿勢での運転が可能となり安全な運転がしやすくなる。
(3) 左アクセルペダル26及び右アクセルペダル36をそれぞれ第1の状態(アクセル操作位置)又は第2の状態(アクセル非操作位置)のいずれかに保持する構成としているので、従来例(特許文献1)とは異なり装置全体の取付けあるいは取外しの作業が不要である。このため、左アクセルペダルを用いる右足障害者用の運転設定と、右アクセルペダルを用いる健常者用の運転設定との切換を迅速かつ簡単に行うことができる。
(4) 例えば左アクセルペダル26を第1の状態から第2の状態に切り替えるとき、左引っ張りスプリング24の両端の取付点241、242を結ぶ直線よりもボルト234を下側にすれば後は左引っ張りスプリング24の引っ張り力によって左アクセルペダル26はアクセル非操作位置まで自動的に移動し保持される。したがって第1の状態から第2の状態への切り替えが容易である。第2の状態から第1の状態への切り替えについても同様のことがいえる。また、右アクセルペダル36を第1および第2の状態間で切り替える場合も同様のことがいえる。
(5) 従来例(特許文献1)で必要とされた装置保管のためのスペースが不要なため省スペース化に有利である。
(6) アクセル操作位置にある第1の状態では安全な運転の観点からアクセルペダルは確実に保持されることが望まれるところ、左アクセルペダル26が第1の状態のとき左アーム部18の端面と左ペダルアーム22の端面とが左引っ張りスプリング24の引っ張り力により当接し、右アクセルペダル36が第1の状態のときアクセル入力アーム28の端面と右ペダルアーム32の端面とが右引っ張りスプリング34の引っ張り力により当接する。これにより端面同士の当接を利用しない場合と比較して左アクセルペダル26と右アクセルペダル36はそれぞれ第1の状態で確実に保持されることとなり、安全性が高いといえる。また別途ストッパを設ける必要がなくなり構成もシンプルである。
(7) アーム付きシャフト15の右アーム部20の先端折曲部を従動アーム29の先端の二叉部分で挟むというシンプルな構成で、軸受け部材14を中心とするアーム付きシャフト15の回動を、アクセル入力シャフト30を中心とする従動アーム29とアクセル入力アーム28の回動に変換することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態ではアクセル入力アーム28に右第1ヒンジ部材331を溶接等により一体的に形成したり、右ペダルアーム32に右第2ヒンジ部材332を溶接等により一体的に形成する必要がある。そうすると下記の2点が課題となる。
1.プラスチック等の非金属を使用したアクセル入力アームや右ペダルアームの場合、溶接ができず加工が困難である。近年こうしたプラスチック製のアームを使用した車が多くなりつつある。
2.近年、エンジンの電子制御化に伴って既設アクセルに位置検知用の電子部品が取り付けられることが一般的になりつつあり、そうすると溶接の際に電子部品を破損するおそれがある。破損を回避するために電子部品を取り外すことも考えられるが工程の複雑化につながり好ましくない。
本実施の形態では第1の実施の形態と同様の効果を得つつ上記の課題を解決する。
図3は本発明の第2の実施の形態に係る身体障害者用左アクセル装置200の概略斜視図であり、図4は図3の身体障害者用左アクセル装置200の要部の分解斜視図である。左アクセルペダル26側の構成は図1に示される第1の実施の形態と同様なのでここでは説明を省略する。
車両床面に固定されたアクセル開度センサ40にアクセル入力シャフト30Aが回転自在に支持される。アクセル入力アーム28Aはアクセル入力シャフト30Aと一体になっている。溶接等が可能な鉄等の第1カバー部128は断面コの字型であり、第1カバー部128とアクセル入力アーム28Aとを貫通するボルト410、420および図4のナット430、440によってアクセル入力アーム28Aに一体的に取り付けられてアクセル入力アーム28Aをコの字型に覆う。従動アーム129は第1カバー部128と溶接等により一体化される。従動アーム129は先端が二叉であり、その二叉部分の間を右アーム部20の先端折曲部が貫く。鉄等の第2カバー部132は第1カバー部128の連結端に右ヒンジ133を介して取り付けられる。第2カバー部132は断面コの字型であり、第2カバー部132と右ペダルアーム32Aとを貫通するボルト450、460および図4のナット470、480によって右ペダルアーム32Aに一体的に取り付けられて右ペダルアーム32Aをコの字型に覆う。第1カバー部128および第2カバー部132にはそれぞれスプリング取付凸部281A、321Aが一体に形成され、スプリング取付凸部281A、321Aには右引っ張りスプリング134の両端341A、342Aがそれぞれ取り付けられる。すなわち第1カバー部128と第2カバー部132との間に右引っ張りスプリング134が設けられる。右アクセルペダル36は右ペダルアーム32Aに固定される。
右ヒンジ133は、第1カバー部128に溶接等で固定された右第1ヒンジ部材331Aと、第2カバー部132に固定された右第2ヒンジ部材332Aとを、ボルト334A(又はピン)を回転支点として連結したものである。詳細には右第1ヒンジ部材331Aおよび右第2ヒンジ部材332Aの各々に形成された孔に1本のボルト334Aを挿入し、このボルト334Aに嵌合するナット(不図示)を遊びを残して締める(ボルトに対してナットを固定する)。右第1ヒンジ部材331Aには折曲げストッパ335Aが一体に形成され、これにより後述のように右アクセルペダル36を跳ね上げた時の右第2ヒンジ部材332Aの位置(すなわち右アクセルペダル36の位置)が定められる。
右アクセルペダル36は、右引っ張りスプリング34により、アクセル操作位置にある第1の状態と、跳ね上げられてアクセル非操作位置にある第2の状態とのいずれかに保持される。図3は第1の状態を示している。この第1の状態においては、右引っ張りスプリング134の両端の取付点341A、342Aを結ぶ直線よりもボルト334A(つまり右第1ヒンジ部材331Aおよび右第2ヒンジ部材332Aの回転支点)が上側となる。したがって右引っ張りスプリング134は右アクセルペダル36を下げるように作用する。そしてアクセル入力アーム28Aおよび右ペダルアーム32Aの端面同士が当接し、又は第1カバー部128および第2カバー部132の端面同士が当接するすることにより、両者は押下力を伝達可能となり、右アクセルペダル36がアクセル操作位置に留まる。つまり、右引っ張りスプリング134はアクセル入力アーム28Aおよび右ペダルアーム32Aの端面あるいは第1カバー部128および第2カバー部132の端面を一種のストッパのように利用して右アクセルペダル36をアクセル操作位置にある第1の状態に保持する。次に、右アクセルペダル36が跳ね上げられてアクセル非操作位置にある第2の状態を説明する。
第2の状態においては、右引っ張りスプリング134の両端の取付点341A、342Aを結ぶ直線よりもボルト334Aが下側となる。したがって右引っ張りスプリング134は右アクセルペダル36を跳ね上げるように作用する。そして右第2ヒンジ部材332Aのエッジが折曲げストッパ335Aに当接することにより右アクセルペダル36がアクセル非操作位置に留まる。つまり、右引っ張りスプリング134は折曲げストッパ335Aを利用して右アクセルペダル36をアクセル非操作位置にある第2の状態に保持する。
身体障害者用左アクセル装置200を右足障害者あるいは健常者が使用する際の使用方法は上述した第1の実施の形態と同様であり、第1および第2の状態を切り替えるにはスプリングの引っ張り力に抗して例えば手でアクセルペダルを跳ね上げあるいは押し下げればよい。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏するとともに、アクセル入力アーム28Aと右ペダルアーム32Aに直接溶接等でヒンジを形成する必要がないため、アクセル入力アーム28Aと右ペダルアーム32Aの材質は特に制限されず例えばプラスチック製やアルミ製であってもよく、第1の実施の形態と比較して適用範囲が広い。また既設アクセルに位置検知用の電子部品が取り付けられていてもその部分には溶接が不要なので電子部品を破損するおそれが少ない。
上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素の組合せにいろいろな変形が可能なこと、またそうした変形例も本考案の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、変形例を列挙する。
実施の形態ではシャフト部16と左アーム部18と右アーム部20とがアーム付きシャフト18として一体化された場合を説明したが、変形例ではそれらを別体としてもよい。第1の実施の形態におけるアクセル入力アーム28と従動アーム29とアクセル入力シャフト30についても同様のことがいえる。
第1の実施の形態における従動アーム29および第2の実施の形態における従動アーム129は共に先端が二叉であるが、変形例ではこれに替えて先端が長孔の空いた板材や方形リングであるものを用いてもよい。
第2の実施の形態では第1のカバー部128および第2カバー部132が断面コの字型である場合を説明したが、これに限定されず、アクセル入力アーム28Aと右ペダルアーム32Aの形状に合わせて例えば断面半円形や半楕円形であってもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る身体障害者用左アクセル装置の概略斜視図である。 図1の身体障害者用左アクセル装置100において左アクセルペダル26を跳ね上げた第2の状態を説明するための部分拡大図である。 本発明の第2の実施の形態に係る身体障害者用左アクセル装置の概略斜視図である。 図3の身体障害者用左アクセル装置200の要部の分解斜視図である。
符号の説明
10 取付板
14 軸受け部材
15 アーム付きシャフト
16 シャフト部
18 左アーム部
20 右アーム部
22 左ペダルアーム
23 左ヒンジ
24 左引っ張りスプリング
26 左アクセルペダル
40 アクセル開度センサ
30 アクセル入力シャフト
28 アクセル入力アーム
29 従動アーム
32 右ペダルアーム
33 右ヒンジ
34 右引っ張りスプリング
36 右アクセルペダル
90 ブレーキペダル

Claims (12)

  1. 車体内側に固定された軸受け部材と、
    前記軸受け部材を貫通するシャフト部と、
    前記シャフト部の両端からそれぞれ延長する左アーム部および右アーム部と、
    前記左アーム部の先端に左ヒンジを介して取り付けられた左ペダルアームと、
    前記左アーム部と前記左ペダルアームとの間に設けられた左引っ張りスプリングと、
    前記左ペダルアームに取り付けられた左アクセルペダルと、
    前記車体内側の所定の支点を中心として前記右アーム部の回動に応じて回動するアクセル入力アームと、
    前記アクセル入力アームの先端に右ヒンジを介して取り付けられた右ペダルアームと、
    前記アクセル入力アームと前記右ペダルアームとの間に設けられた右引っ張りスプリングと、
    前記右ペダルアームに取り付けられた右アクセルペダルとを備え、
    前記左アクセルペダルは、前記左引っ張りスプリングにより、アクセル操作位置にある第1の状態と、跳ね上げられてアクセル非操作位置にある第2の状態とのいずれかに保持され、
    前記右アクセルペダルは、前記右引っ張りスプリングにより、アクセル操作位置にある第1の状態と、跳ね上げられてアクセル非操作位置にある第2の状態とのいずれかに保持されることを特徴とする、身体障害者用左アクセル装置。
  2. 請求項1に記載の身体障害者用左アクセル装置において、右足障害者が使用する際には前記左アクセルペダルを前記第1の状態に保持するとともに前記右アクセルペダルを前記第2の状態に保持し、健常者が使用する際には前記右アクセルペダルを前記第1の状態に保持するとともに前記左アクセペダルを前記第2の状態に保持することを特徴とする、身体障害者用左アクセル装置。
  3. 請求項1または2に記載の身体障害者用左アクセル装置において、
    前記左ヒンジは、前記左アーム部に固定された左第1ヒンジ部材と、前記左ペダルアームに固定された左第2ヒンジ部材とをピンまたはボルトを回転支点として連結したものであり、
    前記第1の状態においては前記左引っ張りスプリングの両端の取付点を結ぶ直線よりも前記回転支点が上側となり、前記第2の状態においては前記左引っ張りスプリングの両端の取付点を結ぶ直線よりも前記回転支点が下側となることを特徴とする、身体障害者用左アクセル装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の身体障害者用左アクセル装置において、
    前記右ヒンジは、前記アクセル入力アームに固定された右第1ヒンジ部材と、前記右ペダルアームに固定された右第2ヒンジ部材とをピンまたはボルトを回転支点として連結したものであり、
    前記第1の状態においては前記右引っ張りスプリングの両端の取付点を結ぶ直線よりも前記回転支点が上側となり、前記第2の状態においては前記右引っ張りスプリングの両端の取付点を結ぶ直線よりも前記回転支点が下側となることを特徴とする、身体障害者用左アクセル装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の身体障害者用左アクセル装置において、
    前記左アクセルペダルが前記第1の状態に保持されるとき、前記左アーム部の端面と前記左ペダルアームの端面とが当接し、
    前記右アクセルペダルが前記第1の状態に保持されるとき、前記アクセル入力アームの端面と前記右ペダルアームの端面とが当接することを特徴とする、身体障害者用左アクセル装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の身体障害者用左アクセル装置において、前記アクセル入力アームに固定されかつ前記右アーム部を挟んで前記右アーム部の回動に伴い回動する従動アームをさらに備えることを特徴とする、身体障害者用左アクセル装置。
  7. 車体内側に固定された軸受け部材と、
    前記軸受け部材を貫通するシャフト部と、
    前記シャフト部の両端からそれぞれ延長する左アーム部および右アーム部と、
    前記左アーム部の先端に左ヒンジを介して取り付けられた左ペダルアームと、
    前記左アーム部と前記左ペダルアームとの間に設けられた左引っ張りスプリングと、
    前記左ペダルアームに取り付けられた左アクセルペダルと、
    前記車体内側の所定の支点を中心として前記右アーム部の回動に応じて回動するアクセル入力アームと、
    前記アクセル入力アームの少なくとも一部を覆うように前記アクセル入力アームに一体的に取り付けられた第1カバー部と、
    前記第1カバー部に右ヒンジを介して取り付けられた第2カバー部と、
    前記第2カバー部によって少なくとも一部が覆われるように前記第2カバー部に一体的に取り付けられた右ペダルアームと、
    前記第1カバー部と前記第2カバー部との間に設けられた右引っ張りスプリングと、
    前記右ペダルアームに取り付けられた右アクセルペダルとを備え、
    前記左アクセルペダルは、前記左引っ張りスプリングにより、アクセル操作位置にある第1の状態と、跳ね上げられてアクセル非操作位置にある第2の状態とのいずれかに保持され、
    前記右アクセルペダルは、前記右引っ張りスプリングにより、アクセル操作位置にある第1の状態と、跳ね上げられてアクセル非操作位置にある第2の状態とのいずれかに保持されることを特徴とする、身体障害者用左アクセル装置。
  8. 請求項7に記載の身体障害者用左アクセル装置において、右足障害者が使用する際には前記左アクセルペダルを前記第1の状態に保持するとともに前記右アクセルペダルを前記第2の状態に保持し、健常者が使用する際には前記右アクセルペダルを前記第1の状態に保持するとともに前記左アクセペダルを前記第2の状態に保持することを特徴とする、身体障害者用左アクセル装置。
  9. 請求項7または8に記載の身体障害者用左アクセル装置において、
    前記左ヒンジは、前記左アーム部に固定された左第1ヒンジ部材と、前記左ペダルアームに固定された左第2ヒンジ部材とをピンまたはボルトを回転支点として連結したものであり、
    前記第1の状態においては前記左引っ張りスプリングの両端の取付点を結ぶ直線よりも前記回転支点が上側となり、前記第2の状態においては前記左引っ張りスプリングの両端の取付点を結ぶ直線よりも前記回転支点が下側となることを特徴とする、身体障害者用左アクセル装置。
  10. 請求項7から9のいずれかに記載の身体障害者用左アクセル装置において、
    前記右ヒンジは、前記第1カバー部に固定された右第1ヒンジ部材と、前記第2カバー部に固定された右第2ヒンジ部材とをピンまたはボルトを回転支点として連結したものであり、
    前記第1の状態においては前記右引っ張りスプリングの両端の取付点を結ぶ直線よりも前記回転支点が上側となり、前記第2の状態においては前記右引っ張りスプリングの両端の取付点を結ぶ直線よりも前記回転支点が下側となることを特徴とする、身体障害者用左アクセル装置。
  11. 請求項7から10のいずれかに記載の身体障害者用左アクセル装置において、
    前記左アクセルペダルが前記第1の状態に保持されるとき、前記左アーム部の端面と前記左ペダルアームの端面とが当接し、
    前記右アクセルペダルが前記第1の状態に保持されるとき、前記第1カバー部の端面と前記第2カバー部の端面とが当接し、又は前記アクセル入力アームの端面と前記右ペダルアームの端面とが当接することを特徴とする、身体障害者用左アクセル装置。
  12. 請求項7から11のいずれかに記載の身体障害者用左アクセル装置において、前記第1カバー部に固定されかつ前記右アーム部を挟んで前記右アーム部の回動に伴い回動する従動アームをさらに備えることを特徴とする、身体障害者用左アクセル装置。
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KR200467761Y1 (ko) * 2008-03-15 2013-07-03 유겐가이샤 후지오토 신체 장애인용 좌측 액셀 장치
JP2019034705A (ja) * 2017-08-21 2019-03-07 佐藤 隆志 踏まないアクセル

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