JPH11301431A - 車両用ペダル支持構造 - Google Patents

車両用ペダル支持構造

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JPH11301431A
JPH11301431A JP11104898A JP11104898A JPH11301431A JP H11301431 A JPH11301431 A JP H11301431A JP 11104898 A JP11104898 A JP 11104898A JP 11104898 A JP11104898 A JP 11104898A JP H11301431 A JPH11301431 A JP H11301431A
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arm
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boss
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定値以上の外力が車両前部に作用した際に
車両用ペダルの踏面をフリーな状態にする。 【解決手段】 ブレーキペダル10は、ペダルボス30
に溶接されプッシュロッド20が連結されたペダル上方
アーム16と、ペダルボス30にセレーション係合され
下端部にペダルパッド28を備えたペダル下方アーム1
8とに分割されている。両者の間にはリベット42回り
に揺動することにより、ペダル下方アーム18とペダル
ボス30とのセレーション係合を解除する解除レバー4
0が配設されている。従って、所定値以上の外力が車両
前部に作用してフロントパネル12が後方変位すると、
当該フロントパネル12によって解除レバー40が揺動
し、ペダル下方アーム18がペダルボス30に対して回
転自在な状態になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揺動中心軸回りに
揺動可能に支持されて、下端部に設けられた踏面に乗員
の踏力が付与されることにより揺動して所定部位に連結
された踏力伝達部材を介して乗員が付与した踏力を液圧
変換手段に伝達する車両用ペダルに対して適用される車
両用ペダル支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、所定値以上の外力が車両の前方から作用した際の対
策として種々の対策が講じられている。この種の対策の
一例として、実開平1−73464号公報に開示された
構成を挙げることができる。
【0003】簡単に説明すると、図16に示される如
く、この公報に開示された構成では、ステアリングシャ
フト400を覆うステアリングコラム402が、上板部
材404及び一対の側板部材406から成るチルトブラ
ケット408並びにこれらの側板部材406間を貫通し
てステアリングコラム402の下縁を支持するシャフト
410によって車体側に支持されている。
【0004】さらに、上述したチルトブラケット408
の下方側には、略円弧面形状とされかつ弾性変形可能な
ニープロテクタ412が配設されている。このニープロ
テクタ412は、弾性変形可能なステー414を介して
ステアリングコラム402の下縁側に弾性的に支持され
ている。
【0005】上記構成によれば、所定値以上の外力が車
両の前方から作用すると、乗員は車両前方側へ慣性移動
しようとし、これに伴い乗員の脚部は膝を起点として屈
曲しながら同方向へ慣性移動しようとする。このため、
仮にニープロテクタ412が配設されていない場合に
は、乗員の膝がチルトブラケット408に接触する可能
性がある。しかしながら、上記の如く、チルトブラケッ
ト408の下方にニープロテクタ412を配設しておけ
ば、乗員の膝はニープロテクタ412に接触するのみと
なる。
【0006】このようなニープロテクタ412を配設す
る構成も所定値以上の外力が車両の前方から作用した際
の対策として有意義なものと思われるが、乗員の脚部と
の関係における当該対策としては別の観点からアプロー
チすることも可能であり、又乗員の脚部との関係におけ
る当該対策を多面的に成立させることが多重防護の観点
からも重要である。
【0007】このような視点から着想し実験を重ねた結
果、本件発明者は、所定値以上の外力が車両の前方から
作用した際におけるボディーパネル等の変形、変位挙動
を利用してブレーキペダル等の車両用ペダルの踏面をフ
リーな状態にすることも極めて有効な対策として成立す
るという結論に至った。
【0008】本発明は上記知見に鑑み、所定値以上の外
力が車両前部に作用した際に車両用ペダルの踏面をフリ
ーな状態にすることができる車両用ペダル支持構造を得
ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、揺動中心軸回りに揺動可能に支持されて、下端部に
設けられた踏面に乗員の踏力が付与されることにより揺
動して所定部位に連結された踏力伝達部材を介して乗員
が付与した踏力を液圧変換手段に伝達する車両用ペダル
に対して適用される車両用ペダル支持構造であって、前
記車両用ペダルは、踏力伝達部材側と連結された第1ア
ームと、当該第1アームと係合されると共に踏面を備え
た第2アームと、を含んで構成され、さらに、所定値以
上の外力が車両前部に作用した際における車体側構成部
材の略車両後方側への変位を利用して第1アームと第2
アームとの係合を解除する解除手段を備えている、こと
を特徴としている。
【0010】請求項2記載の本発明に係る車両用ペダル
支持構造は、請求項1記載の発明において、第1アーム
と第2アームとの係合が解除された状態において、第1
アームに対する第2アームのペダル踏込み方向への所定
量以上の相対変位を規制する規制手段を備えている、こ
とを特徴としている。
【0011】請求項1記載の本発明によれば、通常時に
は、踏力伝達部材側と連結された第1アームと踏面を備
えた第2アームとが係合されているため、乗員が第2ア
ームの踏面に踏力を付与すると、第2アームと共に第1
アームも揺動中心軸回りに揺動される。これにより、第
1アームと連結された踏力伝達部材を介して、乗員が付
与した踏力が液圧変換手段に伝達されて液圧に変換され
る。
【0012】一方、所定値以上の外力が車両前部に作用
すると、車体側構成部材が略車両後方側へ変位し、この
変位を利用して解除手段によって第1アームと第2アー
ムとの係合が解除される。このため、第1アームと第2
アームとの相互間に作用していた拘束力が失われる。
【0013】請求項2記載の本発明の作用は、以下の通
りである。前述した請求項1記載の本発明によれば、解
除手段によって第1アームと第2アームとの係合が解除
されると、第2アームは第1アームに対して自由に動く
ことができる。
【0014】ここで、請求項2記載の本発明では、規制
手段を設けたので、第1アームと第2アームとの係合が
解除された状態において、第2アームの踏面を乗員が踏
み込むと、第1アームに対する第2アームのペダル踏み
込み方向への相対変位量が所定量に達した時点で、規制
手段によって当該第1アームに対する第2アームのペダ
ル踏み込み方向への相対変位が規制される。このため、
規制された以降は、乗員のペダル操作が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、図1〜図
7を用いて、第1実施形態に係るブレーキペダル10の
支持構造について説明する。
【0016】図1には「車両用ペダル」としての吊り下
げ式のブレーキペダル10の支持構造が側面視で示され
ており、又図2には当該ブレーキペダル10の要部縦断
面構造が示されており、更に図3には当該ブレーキペダ
ル10の要部を上方側から観た平面構造が示されてい
る。なお、本実施形態に係るブレーキペダル10の支持
構造は、フルキャブオーバータイプの車両に対して適用
されるものである。
【0017】これらの図に示されるように、「車体側構
成部材」としてのフロントパネル12の車室内側には、
ペダルブラケット14(図2及び図3参照)に揺動可能
に支持されたブレーキペダル10が配置されている。こ
のブレーキペダル10は、略車両上下方向を長手方向と
して配置された「第1アーム」としてのペダル上方アー
ム16と、「第2アーム」としてのペダル下方アーム1
8とに二分割されている。
【0018】ペダル上方アーム16の上端部には、「踏
力伝達部材」としてのプッシュロッド(オペレーティン
グロッド)20の先端部が相対回転自在に連結されてい
る。具体的に説明すると、プッシュロッド20の先端部
には平面視で略コ字形とされたクレビス22が取り付け
られており、このクレビス22の両側部内にペダル上方
アーム16の上端部が挿入状態で配置されている。そし
て、このクレビス22の両側部とペダル上方アーム16
の上端部とにクレビスピン24が挿通され、当該クレビ
スピン24の貫通端部に抜け止め用のβピン26等が挿
入係止されることにより、ペダル上方アーム16の上端
部とプッシュロッド20の先端部とが相対回転自在に連
結されている。
【0019】なお、プッシュロッド20の基端部はブレ
ーキペダル10に付与された乗員の踏力を増強するため
の踏力増強手段として機能する図示しないブレーキブー
スタと連結されており、更にブレーキブースタには当該
ブレーキブースタによって増強された圧力を液圧に変換
するための液圧変換手段として機能するマスタシリンダ
並びに液圧系統の体積変化に追従してブレーキフルード
を貯留及び補充するリザーバタンクが一体的に配設され
ている。
【0020】一方、ペダル下方アーム18の下端部に
は、乗員の踏力が付与される「踏面」としてのペダルパ
ッド28が取り付けられている。また、ペダル下方アー
ム18の上端部は、ペダルボス30を介してペダル上方
アーム16の下端部と係合されている。具体的に説明す
ると、図2に示されるように、ペダル上方アーム16の
下端部には円孔が形成されており、この円孔内へ略円筒
状のペダルボス30が圧入されて溶接により固着されて
いる。さらに、ペダルボス30の軸方向中間部にはセレ
ーション32が形成されており、当該セレーション32
にペダル下方アーム18の上端部が嵌合されることによ
り、ペダルボス30とペダル下方アーム18の上端部と
が係合されている(図4参照)。
【0021】なお、ペダルボス30の軸方向両端部には
樹脂製のブッシュ34が嵌入されており、更にこれらの
ブッシュ34内には図示しない樹脂製のカラーが挿入さ
れている。そして、ペダルブラケット14の一方のサイ
ドプレート部14A側からペダルボス30の軸芯部へ
「揺動中心軸」としての取付ボルト36が挿入され、他
方のサイドプレート部14B側からナット38が螺合さ
れることにより、ブレーキペダル10はペダルボス30
を揺動中心として取付ボルト36回りに揺動可能に支持
されている。
【0022】さらに、上述したペダル上方アーム16の
下端部側とペダル下方アーム18の上端部側との間に
は、「解除手段」としての板状の解除レバー40が介在
されている。解除レバー40は、側面視で略ε形状を成
している。解除レバー40の下端部は、リベット42で
ペダル下方アーム18の長手方向中間部付近に結合され
ている。従って、解除レバー40は、リベット42回り
に揺動可能にペダル下方アーム18に支持されている。
また、解除レバー40の上部側には、後端側から前端側
に向かって円弧状に切欠かれた切欠44が形成されてい
る。この切欠44の切欠幅は、ペダルボス30のセレー
ション32の外径寸法よりも若干大きく設定されてい
る。
【0023】また、上述したペダル下方アーム18の上
端部とペダルブラケット14の他方のサイドプレート部
14Bとの間には、圧縮コイルスプリング46が配設さ
れている。この圧縮コイルスプリング46はペダルボス
30に巻装されており、一端部は前記他方のサイドプレ
ート部14Bに当接係止され、又他端部はペダル下方ア
ーム18の上端部の側面に当接係止されている。従っ
て、圧縮コイルスプリング46は、ペダル下方アーム1
8の上端部及び解除レバー40の上部側をこれらの部材
がペダル上方アーム16の下端部に密着する方向へ常時
押圧付勢している。さらに、図3に示されるように、上
述した解除レバー40の上部前端側には、当該解除レバ
ー40の後端側から前端側へ向かうにつれて板厚が増加
するテーパ部40Aが形成されている。
【0024】次に、本実施形態の作用並びに効果につい
て説明する。
【0025】ブレーキペダル10の通常操作時にあって
は、圧縮コイルスプリング46の付勢力によってペダル
下方アーム18の上端部はペダルボス30のセレーショ
ン32に係合された状態を維持していると共に、ペダル
ボス30は解除レバー40の切欠44の長手方向中間部
付近に位置されている。従って、乗員がペダル下方アー
ム18のペダルパッド28を踏み込むと、当該ペダル下
方アーム18の上端部と係合されたペダルボス30も取
付ボルト36回りに同方向へ回転される。このため、ペ
ダルボス30に溶接されたペダル上方アーム16も同方
向へ揺動され、これによりプッシュロッド20が略車両
後方側へ向けて押圧される。その結果、乗員の踏力はプ
ッシュロッド20を介してブレーキブースタに伝達され
て増強された後にマスタシリンダによって液圧に変換さ
れる。
【0026】一方、所定値以上の外力が車両前部に作用
すると、図5に示されるように、フロントパネル12が
略車両後方側へ変位することがある。この場合、フロン
トパネル12によって解除レバー40の前端部が押圧さ
れる。このため、解除レバー40はリベット42回りに
略車両後方側へ揺動され、これに伴い図6に示されるよ
うに、ペダル上方アーム16の下端部の前端エッジ部が
解除レバー40のテーパ部40A上を相対的に摺動して
いく。これにより、解除レバー40によって、ペダル下
方アーム18の上端部が圧縮コイルスプリング46の付
勢力に抗してペダル上方アーム16から離間する方向へ
変位され、ペダル下方アーム18の上端部とペダルボス
30のセレーション32との係合が解除される。すなわ
ち、ペダルボス30のセレーション32を介してペダル
下方アーム18に作用していたペダル上方アーム16に
対する拘束力が失われる。
【0027】その結果、所定値以上の外力が車両前部に
作用した際にペダル下方アーム18ひいてはペダルパッ
ド28をフリーな状態にすることができ、拘束力を失っ
たペダル下方アーム18はペダルボス30回りに略車両
前方側へ回転変位される。これにより、本実施形態によ
れば、所定値以上の外力が車両の前方から作用した際に
おける乗員の慣性移動による脚部の膝の屈曲を抑制する
ことができ、ひいては乗員の脚部の膝をステアリングコ
ラムから遠ざけることができる。
【0028】なお、本実施形態では、ペダル下方アーム
18とペダルボス30とを係合させるための構成として
セレーション32を採用したが、これに限らず、図7に
示されるような凸歯係合を採用してもよい。簡単に説明
すると、ペダルボス30の軸方向中間部には90度間隔
でキー状の凸歯48が形成されており、これらの凸歯4
8をペダル下方アーム18の上端部に嵌合させることに
より、ペダル下方アーム18の上端部とペダルボス30
とを係合させるようにしてもよい。要は、ペダル下方ア
ーム18の上端部がペダルボス30に対して軸方向に相
対移動可能で、かつペダル下方アーム18が揺動された
際にはペダルボス30も一体的に回転して当該揺動をペ
ダルボス30を介してペダル上方アーム16に確実に伝
達することができる係合手段として把握される構成であ
ればすべて適用可能である。この点は、後述する第2実
施形態及び第3実施形態についても同様である。
【0029】また、本実施形態では、ペダル下方アーム
18の上端部をペダルボス30のセレーション32に係
合させた状態を維持するべく、狭義には付勢手段として
把握される圧縮コイルスプリング46を用いたが、これ
に限らず、通常時においてはペダル下方アーム18の上
端部とペダルボス30との係合状態を保持し、所定値以
上の外力が車両前部に作用した際には解除レバー40か
らの押圧力を受けて当該保持状態を解除し得る保持手段
として把握される構成であればすべて適用可能である。
例えば、セレーション32の所定部位に形成されたV溝
に止め輪を嵌合させたり、自然状態での内径がセレーシ
ョン32の外径よりも短い所定硬度の筒状の弾性体(ゴ
ムブッシュ等)をセレーション32に被嵌させたり、或
るいは、ペダル下方アーム18のペダルボス30への組
付後にセレーション32の歯先を適宜間隔である程度潰
しておく等の構成を適用することも可能である。この点
も、後述する第2実施形態及び第3実施形態についても
同様である。
【0030】さらに、本実施形態では、ペダル上方アー
ム16の下端部をペダルボス30に溶接により固着して
一体化し、当該ペダルボス30にペダル下方アーム18
の上端部を通常は係合させて所定値以上の外力が車両前
部に作用した際には離脱させる構成を採ったが、これに
限らず、逆の構成を採ってもよい。すなわち、ペダル下
方アーム18の上端部をペダルボス30に溶接により固
着して一体化し、当該ペダルボス30にペダル上方アー
ム16の下端部を通常は係合させて所定値以上の外力が
車両前部に作用した際には離脱させるようにしてもよ
い。この点は後述する第2実施形態についても同様であ
る。また、後述する第3実施形態では、前記逆の構成が
採られている。 〔第2実施形態〕次に、図8〜図10を用いて、第2実
施形態に係るブレーキペダル10の支持構造について説
明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分に
ついては、同一番号を付してその説明を省略する。
【0031】図8及び図9に示されるように、本実施形
態では、ペダル下方アーム18の上端部に、正面視でL
字形に形成された「規制手段」としての規制部50を設
けた点に特徴がある。規制部50の上縁部50Aは、ペ
ダル上方アーム16の中間部の前端面と正面視で重合す
る程度に延出されている(図9参照)。
【0032】上記構成によれば、所定値以上の外力が車
両前部に作用した際にフロントパネル12の後方変位に
よって解除レバー40が押圧され、これによりペダル下
方アーム18の上端部とペダルボス30のセレーション
32との係合を解除してペダル下方アーム18ひいては
ペダルパッド28をフリーな状態にする点は、前述した
第1実施形態の場合と同様である。
【0033】ここで、本実施形態では、ペダル下方アー
ム18の上端部にL字形の規制部50を設けたので、前
記の如くペダル下方アーム18がペダルボス30のセレ
ーション32から離脱されると、図10に示されるよう
に、当該規制部50の上縁部50Aがペダル上方アーム
16の中間部の前端面に当接する。これにより、ペダル
上方アーム16に対するペダル下方アーム18のペダル
踏み込み方向への相対変位が規制される。その結果、規
制部50によってペダル下方アーム18のペダル踏み込
み方向への相対変位が規制された以降は、乗員のペダル
操作が可能となり、前記外力作用後に最寄りの整備工場
等までの走行を可能にすることができる。 〔第3実施形態〕次に、図11〜図15を用いて、第3
実施形態に係るブレーキペダル60の支持構造について
説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分
については、同一番号を付してその説明を省略する。
【0034】図11〜図13に示されるように、本実施
形態では、第1及び第2実施形態で用いたブレーキペダ
ル支持構造をボンネットタイプの車両、或るいはセミボ
ンネットタイプの車両に適用した点に特徴がある。従っ
て、部品形状及び部品レイアウトが異なるものの、基本
的な考え方は前述した各実施形態と同様である。
【0035】概説すると、図11に示されるように、エ
ンジンルーム62と車室内空間64とを仕切る位置に
は、「車体側構成部材」としてのダッシュパネル66が
略垂直に配置されている。なお、ダッシュパネル66の
上端部は略車両幅方向を長手方向として配置されたカウ
ルインナパネルの前端下部に溶接接合されており、又ダ
ッシュパネル66の下端部はフロアパネルに溶接接合さ
れている。
【0036】ダッシュパネル66の略車両後方側には高
強度部材であるパイプ状のインパネリインフォース68
が略車両幅方向を長手方向として配置されており、両者
の間にペダルブラケット70が掛け渡されている。な
お、ペダルブラケット70は下方側が開放された断面コ
字形に形成されており、又ペダルブラケット70の一対
のサイドプレート部70A、70Bの前部側には略車両
前後方向に対する剛性を意図的に低下させるための開口
や切欠等が形成されている。
【0037】上述したペダルブラケット70の一対のサ
イドプレート部70A、70B間には、「車両用ペダ
ル」としての吊り下げ式のブレーキペダル60が揺動可
能に支持されている。このブレーキペダル60も「第1
アーム」としてのペダル上方アーム72と、「第2アー
ム」としてのペダル下方アーム74とに二分割されてお
り、前述した第1実施形態と同様の係合構成によりペダ
ルボス30を介して相互に連結されている(図12及び
図13参照)。但し、本実施形態では、ペダル下方アー
ム74の上端部がペダルボス30に溶接されて一体化さ
れており、ペダル上方アーム72の上端部がペダルボス
30のセレーション32に係合されている。
【0038】また、この実施形態では、車両レイアウト
上の理由から、即ち、エンジンルーム62内におけるペ
ダルブラケット70の前方側にブレーキブースタ76及
び「液圧変換手段」としてのマスタシリンダ78等が配
設され、当該ブレーキブースタ76からプッシュロッド
20がダッシュパネル66を貫通して車室内空間64側
へ突出した状態で配置されているため、ペダル上方アー
ム72はペダルボス30から略車両下方側へ向けて延出
されている。なお、ペダル上方アーム72の先端部(こ
の場合、下端部)にプッシュロッド20がクレビス22
及びクレビスピン24によって相対回転自在に連結され
る点は前述した第1実施形態と同様であるが、通常のペ
ダル操作時におけるペダル下方アーム74との干渉を回
避するべく、ペダル上方アーム72の先端部側はペダル
下方アーム74から離間する方向へクランクされている
(図12参照)。
【0039】さらに、この実施形態では、ペダルボス3
0からダッシュパネル66までの距離が前述した第1実
施形態や第2実施形態の場合よりも長いことから、解除
レバー80の前端側にはダッシュパネル66側へ向かっ
て突出する突出部80Aが形成されている。これに対応
して、ダッシュパネル66における突出部80Aと対向
する位置には、側面視でハット形状の押圧ブラケット8
2が溶接又は固定具により取り付けられている。なお、
この実施形態では、解除レバー80のテーパ部80Bが
ペダル上方アーム72側の面に形成されているが、機能
的には第1実施形態における解除レバー40のテーパ部
40Aと同様である。また、本実施形態では、解除レバ
ー80及び押圧ブラケット82が本発明の「解除手段」
に相当する。
【0040】また、ペダル下方アーム74における後端
側の所定位置(ペダル上方アーム72と干渉可能な位
置)には、平面視でL字形の「規制手段」としての規制
部84が一体形成されている。
【0041】上記構成によれば、ブレーキペダル60の
通常操作時にあっては、圧縮コイルスプリング46の付
勢力によってペダル上方アーム72の上端部はペダルボ
ス30のセレーション32に係合された状態を維持して
いると共に、ペダルボス30は解除レバー80の切欠4
4の長手方向中間部付近に位置されている。従って、乗
員がペダル下方アーム74のペダルパッド28を踏み込
むと、当該ペダル下方アーム74の上端部と溶接により
一体化されたペダルボス30も取付ボルト36回りに同
方向へ回転される。このため、ペダルボス30のセレー
ション32に係合されたペダル上方アーム72も同方向
へ揺動され、これによりプッシュロッド20が略車両前
方側へ向けて押圧される。その結果、乗員の踏力はプッ
シュロッド20を介してブレーキブースタ76に伝達さ
れた増強された後にマスタシリンダ78によって液圧に
変換される。
【0042】一方、所定値以上の外力が車両前部に作用
すると、その際の荷重がマスタシリンダ78及びブレー
キブースタ76を介してダッシュパネル66に入力され
ることがある。この場合、図14に示される如く、ダッ
シュパネル66は略車両後方側へ変位するのに対し、イ
ンパネリインフォース68は高強度であるため略車両後
方側へは殆ど変位しない。このため、両者の間に相対変
位が生じ、ペダルブラケット70の特に前部側が座屈変
形される。
【0043】また、ダッシュパネル66が略車両後方側
へ変位すると、これに伴ってダッシュパネル66に固定
されていた押圧ブラケット82も略車両後方側へと変位
する。このため、押圧ブラケット82によって解除レバ
ー80の突出部80Aが略車両後方側へ押圧され、解除
レバー80をリベット42回りに揺動させる。このた
め、図15に示される如く、ペダル上方アーム72の上
端部の前端エッジ部が解除レバー80のテーパ部80B
上を相対的に摺動していく。これにより、解除レバー8
0によって、ペダル上方アーム72の上端部が圧縮コイ
ルスプリング46の付勢力に抗してペダル下方アーム7
4から離間する方向へ変位され、ペダル上方アーム72
の上端部とペダルボス30のセレーション32との係合
が解除される。すなわち、ペダルボス30のセレーショ
ン32を介してペダル上方アーム72に作用していたペ
ダル下方アーム74に対する拘束力が失われる。
【0044】その結果、所定値以上の外力が車両前部に
作用した際にペダル下方アーム74ひいてはペダルパッ
ド28をフリーな状態にすることができ、拘束力を失っ
たペダル下方アーム74はペダルボス30回りに略車両
前方側へ回転変位される。従って、本実施形態によって
も、前述した第1実施形態と同様に、所定値以上の外力
が車両の前方から作用した際における乗員の慣性移動に
よる脚部の膝の屈曲を抑制することができ、ひいては乗
員の脚部の膝をステアリングコラムから遠ざけることが
できる。
【0045】さらに、本実施形態では、ペダル下方アー
ム74の後端側にL字形の規制部84を設けたので、前
記の如くペダル上方アーム72がペダルボス30のセレ
ーション32から離脱されて略車両前方側へ所定量揺動
されると、当該規制部84がペダル上方アーム72の中
間部の後端面に当接する。これにより、ペダル上方アー
ム72に対するペダル下方アーム74のペダル踏み込み
方向への相対変位が規制される。その結果、本実施形態
によっても、前述した第2実施形態と同様に、規制部8
4によってペダル下方アーム74のペダル踏み込み方向
への相対変位が規制された以降は、乗員のペダル操作が
可能となり、前記外力作用後に最寄りの整備工場等まで
の走行を可能にすることができる。
【0046】なお、本実施形態では、押圧ブラケット8
2をダッシュパネル66に取り付ける構成を採ったが、
これに限らず、ダッシュパネル66自体に押圧ブラケッ
ト82に相当する凸部を一体成形する構成を採ってもよ
い。
【0047】以上説明してきた各実施形態では、吊り下
げ式の主ブレーキペダルを対象として本発明を適用した
が、これに限らず、吊り下げ式のクラッチペダル等の車
両用ペダルに対しても本発明は適用可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明に係る車両用ペダル支持構造は、踏力伝達部材側
と連結された第1アームと、当該第1アームと係合され
ると共に踏面を備えた第2アームと、を含んで車両用ペ
ダルを構成し、さらに、所定値以上の外力が車両前部に
作用した際における車体側構成部材の略車両後方側への
変位を利用して第1アームと第2アームとの係合を解除
する解除手段を設けたので、当該外力作用時に第1アー
ムと第2アームとの相互間に作用していた拘束力を失わ
せることができ、その結果、所定値以上の外力が車両前
部に作用した際に車両用ペダルの踏面をフリーな状態に
することができるという優れた効果を有する。
【0049】請求項2記載の本発明に係る車両用ペダル
支持構造は、請求項1に記載の発明において、第1アー
ムと第2アームとの係合が解除された状態において、第
1アームに対する第2アームのペダル踏込み方向への所
定量以上の相対変位を規制する規制手段を備えているの
で、規制手段によって第1アームに対する第2アームの
相対変位が規制された以降は乗員のペダル操作が可能と
なり、その結果、前記外力作用後に最寄りの整備工場等
までの走行を可能にすることができるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るブレーキペダルの支持構造
の全体構成を示す側面図である。
【図2】図1に示されるブレーキペダルの支持構造の要
部を示す図1の2−2線に沿う縦断面図である。
【図3】図1に示されるブレーキペダルの支持構造の要
部を図1の3線矢視方向から観た平面図である。
【図4】図1に示されるペダル下方アームとペダルボス
との係合構造を示す図2の4−4線に沿う縦断面図であ
る。
【図5】図1に示される状態から所定値以上の外力が車
両前部に作用した場合の各部材の挙動を示す側面図であ
る。
【図6】図5に示される状態におけるブレーキペダルの
支持構造の要部を図5の6線矢視方向から観た平面図で
ある。
【図7】ペダル下方アームとペダルボスとの係合構造の
別の実施形態を示す図4に対応する縦断面図である。
【図8】第2実施形態に係るブレーキペダルの支持構造
の全体構成を示す側面図である。
【図9】図8に示されるブレーキペダルの支持構造の要
部を図8の9線矢視方向から観た正面図である。
【図10】図8に示される状態から所定値以上の外力が
車両前部に作用した場合の各部材の挙動を示す側面図で
ある。
【図11】第3実施形態に係るブレーキペダルの支持構
造の全体構成を示す側面図である。
【図12】図11に示されるブレーキペダルの支持構造
の要部を示す図11の12−12線に沿う縦断面図であ
る。
【図13】図11に示されるブレーキペダルの支持構造
の要部を図11の13線矢視方向から観た平面図であ
る。
【図14】図11に示される状態から所定値以上の外力
が車両前部に作用した場合の各部材の挙動を示す側面図
である。
【図15】図14に示される状態におけるブレーキペダ
ルの支持構造の要部を図14の15線矢視方向から観た
平面図である。
【図16】従来構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ブレーキペダル(車両用ペダル) 12 フロントパネル(車体側構成部材) 16 ペダル上方アーム(第1アーム) 18 ペダル下方アーム(第2アーム) 20 プッシュロッド(踏力伝達部材) 28 ペダルパッド(踏面) 36 取付ボルト(揺動中心軸) 40 解除レバー(解除手段) 50 規制部(規制手段) 60 ブレーキペダル(車両用ペダル) 66 ダッシュパネル(車体側構成部材) 72 ペダル上方アーム(第1アーム) 74 ペダル下方アーム(第2アーム) 78 マスタシリンダ(液圧変換手段) 80 解除レバー(解除手段) 82 押圧ブラケット(解除手段) 84 規制部(規制手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺動中心軸回りに揺動可能に支持され
    て、下端部に設けられた踏面に乗員の踏力が付与される
    ことにより揺動して所定部位に連結された踏力伝達部材
    を介して乗員が付与した踏力を液圧変換手段に伝達する
    車両用ペダルに対して適用される車両用ペダル支持構造
    であって、 前記車両用ペダルは、踏力伝達部材側と連結された第1
    アームと、当該第1アームと係合されると共に踏面を備
    えた第2アームと、を含んで構成され、 さらに、所定値以上の外力が車両前部に作用した際にお
    ける車体側構成部材の略車両後方側への変位を利用して
    第1アームと第2アームとの係合を解除する解除手段を
    備えている、 ことを特徴とする車両用ペダル支持構造。
  2. 【請求項2】 第1アームと第2アームとの係合が解除
    された状態において、第1アームに対する第2アームの
    ペダル踏込み方向への所定量以上の相対変位を規制する
    規制手段を備えている、 ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ペダル支持構
    造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004505853A (ja) * 2000-08-17 2004-02-26 エドシャ・ベテーティグングスジュステーメ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 自動車のペダル領域の安全装置
JP2007011840A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Suzuki Motor Corp ペダル装置
JP2013161289A (ja) * 2012-02-06 2013-08-19 Mitsubishi Motors Corp ペダル装置
WO2023210237A1 (ja) * 2022-04-29 2023-11-02 株式会社デンソー ブレーキペダル装置

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