JP3134870U - コンクリート改質、保護材塗布施工確認シール - Google Patents

コンクリート改質、保護材塗布施工確認シール Download PDF

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Abstract

【課題】施工前の改質材の溶液がアルカリ性か否かの確認試験は特にしなくても良く、また、施工され、コンクリート構造物が保護されたことが容易に確認でき、しかも写真に撮ることにより簡単に報告用の資料を作製し得、処理後は簡単に除去でき、外観を損ねることのないコンクリート改質、保護材塗布施工確認シールを提供する。
【解決手段】コンクリート構造物に、基板3の裏面が接着、剥離自在で、かつ前記基板3の表面にはコンクリート構造物に対するアルカリ溶液からなる改質、保護材施工により呈色反応するリトマス試験紙4が設けられる。リトマス試験紙4は両面テープの一方の剥離紙を剥がして前記基板3の表面に接着され、かつ基板3裏面の接着、剥離手段も両面テープを用いる。基板3の表面には施工箇所の表示が施されている。
【選択図】図3

Description

この考案は、橋、トンネル等のコンクリート構造物に対し改質(コンクリートの機能の修復、保護等)の塗布施工が行われたか否かを容易に判別し得る、コンクリート改質および保護材塗布施工確認用のシールに関する。
コンクリートは、圧縮強度が大で、大きな荷重を支えることができる、任意の造形が可能である、耐火性・耐熱性・耐久性等に優れている、比較的コスト安である等の理由により、土木、建築物等、様々な分野に用いられている。
しかしながら、コンクリートは打設後、養生していく過程で含まれている水分が蒸発して抜け、乾燥収縮によりひび割れが発生する。また、鉄筋の腐食、アルカリ骨材反応等によってもひび割れが生じる。また、酸性雨や海に近い場所では塩害により、直径の大きい細孔や直径の小さい細孔空隙等からなる連続細孔が多数存在し、脆くなり、耐久性が低下する。
このため、コンクリート構造物に対しては有効な改質、保護材をコンクリ−トに深く浸透させコンクリート自体を改質したり保護する必要があり、例えば橋等のコンクリート構造物に対し、無色透明であって液状の浸透性アルカリコンクリ−ト改質材を塗布し、アルカリ処理による改質を行っていた。この種のコンクリートの改質、保護材としては、例えば商品名エバーテスターがある。
この改質、保護材が所定のアルカリ性を有するか否かについては、従来、リトマス紙やPH試験機によって、塗布前に希釈した容器に入れた状態で液の中に試薬を入れたり、リトマス紙を漬けたりする方法で強アルカリである事を確かめ、その後、コンクリート構造物に対し施工を行っていた。
しかしながら、改質材は無色透明であるため、施工してもコンクリート構造物の所定の部位にきちんと施工したか否かを外観から判別し難く、また、施工前の改質、保護材がアルカリ性のものか否かの確認作業が煩雑である、という課題があった。
この考案は上記のことに鑑み提案されたもので、その目的とするところは、施工前の改質、保護材の溶液がアルカリ性か否かの確認試験は特にしなくても良く、また、施工され、コンクリート構造物が改質、保護されたことが容易に確認でき、しかも写真に撮ることにより簡単に報告用の資料を作製し得、処理後は簡単に除去でき、外観を損ねることのないコンクリート改質、保護材塗布施工確認シールを提供することにある。
請求項1の考案は、コンクリート構造物に、基板3の裏面が接着、剥離自在で、かつ前記基板3の表面にはコンクリート構造物に対するアルカリ溶液からなる改質、保護材塗布施工により呈色反応するリトマス試験紙4が設けられてなることを特徴とする。
請求項2の考案は、請求項1記載のコンクリート改質、保護材塗布施工確認シールにおいて、前記リトマス試験紙4は両面テープ5の一方の剥離紙5aを剥がして前記基板3の表面に接着され、かつ基板3裏面の接着、剥離手段も両面テープ5’からなり、基板3の表面には施工箇所の表示が施されたことを特徴とする。
本考案では、コンクリート構造物に対し裏面が接着、剥離自在な基板3の表面にコンクリート改質、保護材に反応するリトマス試験紙4を設けたため、この基板3を施工が必要なコンクリート構造物の部位に貼っておけば容易に施工場所がわかり、施工後はリトマス試験紙4が変色するため、施工したことを容易に確認できる。
また、それを写真に撮ることにより簡単に報告書用の資料を作成できる。
コンクリート改質、保護材がアルカリ溶液であれば施工によりリトマス試験紙が変色し、アルカリ溶液でなければ変色しないので、事前にコンクリート改質、保護材がアルカリ溶液か否かの試験を省略することができる。
基板3には、施工箇所の表示がなされているため、作業者は容易に施工場所を知ることができる。
また、施工後は簡単に基板3をコンクリート構造物から剥がすことができ、概観を損ねることはない。
以下、図面に沿って本発明の実施例を説明する。
図1は、川Rの上に架けられた橋Bのコンクリート躯体1の所望の位置に確認検査チェック2に貼り付けた状態を示す。この確認チェックシール2は、コンクリート躯体1に対しアルカリ性のコンクリート改質、保護材を塗布した場合に呈色反応し、青色に変化するため、これにより、コンクリート改質、保護材がアルカリ性であること、施工が行われたこと、が分かるようになっている。
したがって、例えば、図中左側から右側にわたって施工を行うと、それに従って確認検査チェック用の確認シール2の色が順次変わっていくため、どこまで施工されたか、施工漏れがないか等を視覚を介し容易に確認することができる。
また、色が変わるので、それを写真に撮れば、施工が行われたことを説明する資料を簡単に作成することができる。
図2は、確認検査チェック用の確認シール2の一構成例を示す。
外形がほぼ横長をなす基板3の正面部分の例えば下方に酸性、アルカリ性によって呈色反応を示す横長のリトマス試験紙4が設けられている。上部の空白部分には例えば「施工箇所 NO.」の表示が施され、この確認検査チェック用の確認シール2を被施工場所に貼ることにより、作業者はその部分が施工箇所であること、NO.の表示によってどこまで施工かが分かる。
そして、コンクリート改質、保護材を被施工場所に塗布すれば、図3(a)において、当初ピンク色(中性)をしていたリトマス試験紙4が、図3(b)に示すように、改質材によりアルカリ性となるため、青色に変色するので、施工済みであることを知ることができる。また、塗布量の変更があっても変色には影響はない。
施工するコンクリート構造物が、例えば図4に示すように橋であったり、対象物によっては確認検査チェック用の確認シール2を多く貼って緻密に塗布作業を行わせるようにすることができる。
図5(a)(b)は、リトマス試験紙4を基板3に貼るための構成を示す。リトマス試験紙4は市販のものを利用し得る。このリトマス試験紙4に対し、ほぼ同形状の両面テープ5を用意し、一方の剥離紙5aを剥がし、リトマス試験紙4の裏面に接着剤層5bを介し貼り付ける。図5(b)はその状態を示す。この両面テープ5も市販品を利用し得る。
図6(a)、(b)は、基板3を被施工場所に貼るようにするための構成例を示す。基板3は例えば薄いプラスチックまたは防水処理が施された紙材で良く、この基板3の裏面に、ほぼ同形状の両面テープ5’の一方の剥離紙5a’を剥がし、接着剤層5b’を介し貼り付ければ良い。図6(b)はその状態を示す。
その後に、図5(b)に示したリトマス試験紙4の裏面側の他方の剥離紙5cを剥がし、基板3の下方に接着剤層5bを介し貼り付ければ、図7に示すような確認検査チェック用の確認シールを構成することができる。
この確認シール2を被施工場所に貼るには、他方の剥離材5c’を剥がし、接着剤層5b’を介し貼り付ければ良い。施工後は、容易に剥がすことができ、コンクリート構造物の外観を損ねることはない。
図8は確認シール2の他の構成例を示す。この実施例では、図8(a)に示すように、リトマス試験紙4の裏面に直接接着剤4aを塗布し、図8(b)に示すように、基板3の表面の所定の位置に貼り付けるようにしたものである。基板3の裏面には、図6に示した両面テープ5’の接着剤層5b’、他方の剥離紙5c’が設けられている。
この例ではリトマス試験紙4用の両面テープ5が不要になるため、その分、コストを低減することができる。
なお、上記各実施例では、基板3、リトマス試験紙4が横長の形状としたが、例えば楕円形等のその他の形状としても良いことは勿論である。
また、コンクリート構造物としては、橋のコンクリート躯体1を例にとって説明したが、他のコンクリート構造物にも適用できることは勿論である。
また、基板3に「施工箇所」との文字を表示したが、他の文字、マークまたは記号、それらの組み合わせとしても良い。
橋のコンクリート躯体に本考案を適用した場合の斜視図を示す。 本考案の確認検査チェック用の確認シールの正面図を示す。 本考案の確認検査チェック用の確認シールの動作説明図で、(a)は施工前、(b)は施工後を示す。 川にかけられた橋の状態例の説明図を示す。 (a)、(b)は確認シール製造工程を示す。 (a)、(b)は同じく確認シール製造工程を示す。 完成された確認シールの側面図。 (a)、(b)は本考案の他の確認検査チェックシールの構成例を示す。
符号の説明
1 コンクリート躯体
2 確認シール
3 基板
4 リトマス試験紙
5、5’ 両面テープ
5a、5a’ 一方の剥離紙
5b、5b’ 接着剤層
B 橋
R 川

Claims (2)

  1. コンクリート構造物に、基板(3)の裏面が接着、剥離自在で、かつ前記基板(3)の表面にはコンクリート構造物に対するアルカリ溶液からなる改質、保護材塗布施工により呈色反応するリトマス試験紙(4)が設けられてなることを特徴とするコンクリート改質、保護材塗布施工確認シール。
  2. 請求項1記載のコンクリート改質、保護材塗布施工確認シールにおいて、前記リトマス試験紙(4)は両面テープ(5)の一方の剥離紙(5a)を剥がして前記基板(3)の表面に接着され、かつ基板(3)裏面の接着、剥離手段も両面テープ(5’)からなり、基板(3)の表面には施工箇所の表示が施されたことを特徴とするコンクリート改質、保護材塗布施工確認シール。
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