JP3134729B2 - 繊維結合型セラミックス及びその製法 - Google Patents

繊維結合型セラミックス及びその製法

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JP3134729B2 JP07242262A JP24226295A JP3134729B2 JP 3134729 B2 JP3134729 B2 JP 3134729B2 JP 07242262 A JP07242262 A JP 07242262A JP 24226295 A JP24226295 A JP 24226295A JP 3134729 B2 JP3134729 B2 JP 3134729B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高い強度及びきわめて高
い破壊靱性を有し、さらに1000℃以上の空気中でも
優れた力学的特性を発現する繊維結合型セラミックス及
びその製法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】特開平7−69747号公
報には、Si、C、Ti又はZr、及びOを構成元素と
する無機質繊維と、この無機質繊維の間隙を充填するよ
うに存在する、SiTi又はZr、及びOを構成元素と
する無機物質とから構成され、無機質繊維と無機物質と
の境界層として1〜200nmの非晶質及び/又は結晶
質の炭素からなる層が存在する無機繊維焼結体が開示さ
れている。
【0003】また、上記公報には、Si、C、Ti又は
Zr、及びOを構成元素とする内面層と、Si、Ti又
はZr、及びOを構成元素とする表面層とからなる無機
繊維の積層物を、不活性ガス中、50〜1000kg/
cmの圧力下に、段階的に昇温して加熱焼結する無機
繊維焼結体の製法が開示されている。
【0004】上記公報に記載の無機繊維焼結体は、高い
破壊エネルギー及び優れた力学的特性を示す一方で、1
300℃を超える高温下では塑性変形的な挙動を示すこ
とがある。上記の無機繊維焼結体は構造材料として有望
なものであり、構造材料には高温下でも塑性変形的な挙
動を示さないことが望まれる。
【0005】従って、上記公報の開示されている無機繊
維焼結体における高い破壊エネルギー及び優れた力学的
特性を保持しつつ、同時に、1300℃を超えるような
きわめて高い温度においても塑性変形的な挙動を示さな
い材料の開発が望まれる。
【0006】
【課題を解決する技術的手段】本発明の目的は、上記要
望を満足する繊維結合型セラミックス及びその製法を提
供することにある。
【0007】本発明によれば、(a)Si、M、C及び
Oからなる非晶質物質、(b)β−SiC、MC及びC
の結晶質超微粒子と、SiO及びMOの非晶質物質
との集合体(MはTi又はZrを示す。)、又は(c)
上記(a)の非晶質物質と上記(b)の集合体との混合
物から構成される無機質繊維と、この無機質繊維の間隙
を充填するように存在する、(d)Si及びO、場合に
よりMからなる非晶質物質、(e)結晶質のSiO
び/又はMOからなる結晶質物質、又は(f)上記
(d)の非晶質物質と上記(e)の結晶質物質との混合
物から構成され、かつ100nm以下の粒径のMCから
なる結晶質微粒子が分散した無機物質とから構成され、
さらに、上記の無機質繊維と上記の無機物質との境界層
として1〜200nmの非晶質及び/又は結晶質の炭素
からなる層が存在することを特徴とする繊維結合型セラ
ミックスが提供される。
【0008】さらに、本発明によれば、内面層と表面層
とからなる無機繊維であって、内面層が(a)Si、
M、C及びOからなる非晶質物質、(b)β−SiC、
MC及びCの結晶質超微粒子と、SiO及びMO
非晶質物質との集合体(MはTi又はZrを示す。)、
又は(c)上記(a)の非晶質物質と上記(b)の集合
体との混合物から構成される無機質物質で構成され、表
面層が、(d)Si及びO、場合によりMからなる非晶
質物質、(e)結晶質のSiO及び/又はMOから
なる結晶質物質、又は(f)上記(d)の非晶質物質と
上記(e)の結晶質物質との混合物からなる無機質物質
で構成され、かつ、表面層の厚さT(単位μm)がT=
aD(ここで、aは0.023〜0.053の範囲内の
数値であり、Dは無機繊維の直径(単位μm)であ
る。)を満足する無機繊維の積層物を、不活性ガス中、
50〜1000kg/cmの圧力下に1550〜18
50℃の範囲の温度でホットプレスすることを特徴とす
る繊維結合型セラミックスの製造方法が提供される。
【0009】まず、本発明の繊維結合型セラミックスに
ついて説明する。無機質繊維は上記の(a)、(b)又
は(c)で構成される。(b)におけるβ−SiCとM
Cとはそれらの固溶体として存在することもでき、また
MCは炭素欠損状態であるMC1−x(xは0以上で1
未満の数である。)として存在することもできる。無機
質繊維を構成する各元素の割合は、通常、Si:30〜
60重量%、M:0.5〜35重量%、好ましくは1〜
10重量%、C:25〜40重量%、O:0.01〜3
0重量%である。無機質繊維の相当直径は一般に5〜2
0μmである。
【0010】無機質繊維は、本発明の繊維結合型セラミ
ックス中に、80体積%以上、好ましくは85〜91体
積%存在する。それぞれの無機質繊維の表面には、非晶
質及び結晶質の炭素が、1〜200μmの範囲の境界層
として層状に偏析している。そして、この無機質繊維の
間隙を充填するように、上記の(d)、(e)又は
(f)の無機質物質が存在している。また、場所によっ
ては、無機質繊維と無機質物質とが、前記の炭素を境界
層として相互に接触していてもよい。
【0011】本発明の繊維結合型セラミックスにおいて
重要なことは、無機質繊維が円柱形最密構造にきわめて
近い状態で充填されるに十分な量で存在していること、
それぞれの無機質繊維の間隙には100nm以下のMC
からなる結晶質微粒子が分散したSiOを主体とする
酸化物が充填されていること、及び無機質繊維の表面に
は1〜200μmの範囲の非晶質及び/又は結晶質の炭
素が存在していることである。前述した特開平7−69
747号公報には、本発明の繊維結合型セラミックスの
特徴である、上記の(d)〜(f)の酸化物中にMCの
超微粒子が存在することについての記載がないことが理
解される。
【0012】上記の無機質繊維と酸化物との境界に存在
する炭素層及び酸化物中のMCは、後述する製法におけ
るホットプレスの過程で生成するが、こららの生成機構
について説明する。本発明の製法においては、前記
(d)〜(f)の酸化物を有する無機繊維が使用される
が、ホットプレスの過程で無機繊維内部から移動してき
た炭素が、酸化物に含有されているMと結合することに
よりMCが生成すると同時に、内面層の回りに偏析する
ことによって炭素層が生成する。
【0013】本発明の繊維結合型セラミックスにおける
無機物質中に存在するMCは結晶径が100nm以下と
微細であるため、無機物質の分散強化に重要な役割を果
たしており、無機物質内部に進展してくる亀裂に伴った
転位を抑制して破壊に対する抵抗力を増大する作用を有
する。また、上記の炭素層は、化学気相蒸着法又は化学
気相含浸法によって形成される炭素層とは異なってい
る。この炭素層は無機質繊維の内部に向かって濃度が減
少する傾斜した組成分布を有しており、繊維結合型セラ
ミックスが破壊する際の滑り層として作用し、直線的な
亀裂の進行を阻止する作用を有する。
【0014】繊維結合型セラミックスにおける無機物質
を構成する各元素の割合は、通常、Si:20〜65重
量%、M:0.3〜40重量%、好ましくは1〜15重
量%、O:30〜55重量%であり、場合によっては5
重量%以下の炭素を含むことがある。
【0015】つきに本発明の繊維結合型セラミックスの
製法について説明する。本発明で原料として使用される
無機繊維は、例えば特開昭62−289641号公報に
記載の方法に従って、上記の(a)、(b)及び(c)
から構成される無機繊維を、酸化性雰囲気下に500〜
1600℃の範囲の温度で加熱することによって調製す
ることができる。この無機繊維(M:Ti)は宇部興産
株式会社からチラノ繊維(登録商標)として市販されて
いる。無機繊維の形態については特別の制限はなく、連
続繊維、連続繊維を切断したチョップ状短繊維、あるい
は連続繊維を一方向に引き揃えたシート状物又は織物で
あることができる。
【0016】上記の酸化性雰囲気での加熱処理によって
無機繊維の表面に形成される前記の(d)、(e)又は
(f)からなる無機質物質の表面層の厚さT(μm)
が、T=aD(ここで、aは0.023〜0.053の
範囲内の数値であり、Dは無機繊維の直径(単位μm)
である。)を満足するように、加熱処理条件を選択する
ことが必要である。表面層の厚さを上記範囲に厳密に制
御することにより、無機繊維の含有率が80体積%以上
の繊維結合型セラミックスを調製することが可能にな
る。
【0017】aの値が下限より小さいと、無機繊維表面
に存在する表面層は、最密充填された無機質繊維の間隙
を完全に充填するには不十分であり、結果として、最終
製品である繊維結合型セラミックスにおける無機質繊維
の間隙には欠陥としての空隙が残存することになり、最
終製品の力学的特性に悪影響を及ぼす。aの値が0.0
53より大きいと、相対的に無機質繊維間隙に存在する
無機物質の体積%が多くなって無機質繊維の体積含有率
の低下をもたらし、結果として、無機質繊維の最密充填
から遠のくために、最終製品の繊維結合型セラミックス
の高温下でのずり変形が起こりやすくなり、最終製品が
高温下で好ましくない塑性変形的な挙動を示すようにな
る。
【0018】前記の酸化性雰囲気の具体例としては、空
気、純酸素、オゾン、水蒸気、炭酸ガスが挙げられる。
選択する酸化性雰囲気の種類により原料無機繊維の酸化
速度は異なるが、いずれの雰囲気においても、上記した
ように、表面層の厚さを制限を満足する酸化時間内で処
理を行うことが重要である。
【0019】本発明においては、上記の無機繊維からな
る積層物を作成し、ついで所望の形状に成形した後に、
不活性ガス中でホットプレスすることにより、最終製品
である繊維結合型セラミックスが得られる。ホットプレ
スする際の圧力は50〜1000kg/cmであり、
温度は1550〜1850℃の範囲である。
【0020】Si、M及びOを含有する無機繊維の表面
層は1550〜1600℃の範囲の温度で液相を形成す
るが、無機繊維の内部から出てくる炭素を液相中に存在
するMと効果的に反応させてMCを生成させるために、
少なくとも1550℃以上のホットプレス温度が必要で
ある。ホットプレス温度が1850℃より高くなると、
上記の液相の粘性がきわめて低くなり、生成したMCの
移動度が大きくなってMC同士の衝突頻度が増大して、
MCの異常粒成長が起こると共に、MCが無機質繊維と
無機物質との境界部に偏析し、粒子分散機能を果たせな
い状態になる。
【0021】
【実施例】以下に実施例及び比較例を示す。以下におい
て、最終製品の力学的特性はつぎのようにして測定し
た。 層間剪断強度 幅6mm、高さ3mm、長さ21mmの一方向強化材を
用い、スパン間距離10mmで、JIS K7057に
準じて測定した。 室温4点曲げ強度 島津製オートグラフ(DSS−500)を用いて測定し
た。試験片は、幅4mm、高さ3mm、長さ40mmの
一方向強化材を用い、上部支点間距離10mm、下部支
点間距離30mmで行った。 準静的破壊エネルギー JIS R1607に準じて、シェブロンノッチ試験片
を用いた3点曲げ試験により測定した。なお、支点間距
離は30プラス・マイナス0.5mmとした。
【0022】実施例1 繊維径10μmのチラノ繊維(登録商標:宇部興産株式
会社製)を1100℃の空気中で17時間加熱処理して
原料の無機繊維を得た。繊維表面にはa=0.027に
相当する平均約270nmの均一な表面層が形成されて
いた。この無機繊維を一方向に引き揃えた厚さ150μ
mのシート状物150枚を積層した後、90×90mm
角に切断し、ホットプレスのカーボンダイス中にセット
し、アルゴン気流下に500kg/cmの圧力下に、
1750℃まで昇温し、同温度に1時間保持して繊維結
合型セラミックスを得た。
【0023】得られた繊維結合型セラミックスの無機質
繊維の含有率は89体積%であった。無機質繊維の間隙
に存在する無機物質を透過型電子顕微鏡、制限視野電子
線回折装置及びエネルギー分散型X線分析装置で観察し
た結果、無機物質中には粒径100nm以下のTiC粒
子の分散が認められた。また、無機質繊維と無機物質と
の界面には薄い境界炭素層の生成が認められた。図1は
上記の透過型電子顕微鏡像であり、上述のTiCの分散
状態並びに境界炭素層の生成状態が分かる。
【0024】この繊維結合型セラミックスの層間剪断強
度は約100MPa、室温4点曲げ強度は780MP
a、準静的破壊エネルギーは約8800J/mであっ
た。準静的破壊エネルギーの値は炭素繊維で強化された
炭素複合材料(C/Cコンポジット)の値に匹敵し、ま
た、層間剪断強度及び室温4点曲げ強度は、いずれも、
C/Cコンポジットのそれらを大幅に上回っている。こ
の繊維結合型セラミックスの1400℃の空気中におけ
る4点曲げ試験の測定結果を図2に示す。図2から、こ
の繊維結合型セラミックスは1400℃の空気中におい
ても塑性変形的な挙動を示しておらず、室温強度を保持
していることが分かる。
【0025】比較例1 繊維径10μmのチラノ繊維(登録商標:宇部興産株式
会社製)を1150℃の空気中で23時間加熱処理して
原料の無機繊維を得た。繊維表面にはa=0.072に
相当する平均約720nmの均一な表面層が形成されて
いた。この無機繊維を使用した以外は実施例1における
と同様にして、繊維結合型セラミックスを得た。
【0026】この繊維結合型セラミックスの無機質繊維
の含有率は72体積%と低かった。但し、実施例1で得
られたものと同様に、無機質繊維の間隙に存在する無機
物質中には粒径100nm以下のTiC粒子の分散が認
められ、無機質繊維と無機物質との界面には薄い均一な
境界炭素層の生成が認められた。
【0027】この繊維結合型セラミックスの室温4点曲
げ強度は720MPaであり、準静的破壊エネルギーも
約830J/mと高かったが、1400℃における4
点曲げ試験の測定結果は、図3に示すように、塑性変形
的な挙動を示し、強度も低下していた。
【0028】比較例2 ホットプレス温度を1900℃に変更した以外は実施例
1を繰り返して、繊維結合型セラミックスを得た。得ら
れた繊維結合型セラミックスの室温4点曲げ強度を準静
的破壊エネルギーは、それぞれ、765MPa及び87
20J/mと良好であった。しかし、透過型電子顕微
鏡像観察の結果、無機質繊維間の無機物質中に存在する
TiC結晶は、食い合いによる異常粒成長を起こしてお
り、また、無機質繊維近傍に存在していることから、粒
子分散の効果を示さず、層間剪断強度は40MPa程度
であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1で得られた繊維結合型セラミ
ックスの粒子構造を示す図面に代わる透過電子顕微鏡写
真である。
【図2】図2は、実施例1で得られた繊維結合型セラミ
ックスの1400℃における4点曲げ試験結果を示す図
である。
【図3】図3は、比較例1で得られた繊維結合型セラミ
ックスの1400℃における4点曲げ試験結果を示す図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神徳 泰彦 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇 部興産株式会社宇部研究所内 審査官 三崎 仁 (56)参考文献 特開 平7−69747(JP,A) 特開 平7−172949(JP,A) 特開 平6−87657(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 35/80

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)Si、M、C及びOからなる非晶質
    物質、(b)β−SiC、MC及びCの結晶質超微粒子
    と、SiO及びMOの非晶質物質との集合体(Mは
    Ti又はZrを示す。)、又は(c)上記(a)の非晶
    質物質と上記(b)の集合体との混合物を含有する無機
    質繊維と、この無機質繊維の間隙を充填するように存在
    する、(d)Si及びO、場合によりMからなる非晶質
    物質、(e)結晶質のSiO及び/又はMOからな
    る結晶質物質、又は(f)上記(d)の非晶質物質と上
    記(e)の結晶質物質との混合物を含有し、かつ100
    nm以下の粒径のMCからなる結晶質微粒子が分散した
    無機物質とからなり、上記無機質繊維の含有量が80体
    積%以上であり、さらに、上記の無機質繊維と上記の無
    機物質との境界層として1〜200nmの非晶質及び/
    又は結晶質の炭素からなる層が存在することを特徴とす
    る繊維結合型セラミックス。
  2. 【請求項2】内面層と表面層とからなる無機繊維であっ
    て、内面層が(a)Si、M、C及びOからなる非晶質
    物質、(b)β−SiC、MC及びCの結晶質超微粒子
    と、SiO及びMOの非晶質物質との集合体(Mは
    Ti又はZrを示す。)、又は(c)上記(a)の非晶
    質物質と上記(b)の集合体との混合物を含有する無機
    質物質で構成され、表面層が、(d)Si及びO、場合
    によりMからなる非晶質物質、(e)結晶質のSiO
    及び/又はMOからなる結晶質物質、又は(f)上記
    (d)の非晶質物質と上記(e)の結晶質物質との混合
    物を含有する無機質物質で構成され、かつ、表面層の厚
    さT(単位μm)がT=aD(ここで、aは0.023
    〜0.053の範囲内の数値であり、Dは無機繊維の直
    径(単位μm)である。)を満足する無機繊維の積層物
    を、不活性ガス中、50〜1000kg/cmの圧力
    下に1550〜1850℃の範囲の温度でホットプレス
    することを特徴とする繊維結合型セラミックスの製造方
    法。
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