JP3134651U - ロール巻きフイルム - Google Patents

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Abstract

【課題】ドラムにロール巻きされる長いフイルムであって、該フイルムが規則正しく横ズレしないで巻き取ることが出来るフイルムの提供。
【解決手段】フイルム表面5の両側縁にレーザー光線4を照射することで表面5を溶融して凹凸部を形成し、フイルムを巻き取る際にエヤーを取り込んでも、エヤーは凹凸部によってフイルム間に形成される僅かな隙間に逃げることが出来る。
【選択図】図2

Description

本考案は規則正しくロール巻きすることが出来、横滑りが防止されるフイルムに関するものである。
今日、プラスチック製品は無数に存在しているが、これらプラスチック製品は一般に射出成形している。すなわち、樹脂を細かくしたペレットを加熱することで溶融し、これを先端ノズルから金型に射出することで所定の形状に成形され、温度が低下して固まったところで金型を開いて取り出すことが出来る。このように、金型があれば色々な形状の製品又は部品を成形することが出来る。
一方、プラスチック製品及びプラスチック部品には、薄い板で構成されるものがあり、このような形状の場合、他のプラスチック品の場合と同じく射出成形したのではコストがかかることから、プラスチックフイルムが材料として使用される。すなわち、一定厚さに成形されたプラスチックフイルムを所定の形状に裁断したり、成形したり、又は曲げ成形することで製作することが出来る。肉厚の薄いプラスチック品の場合、コストがかかるのみならず金型にて射出成形することが技術的に困難な時もある。
ところで、このプラスチックフイルムは圧延鋼板の場合と同じようにロール巻きされて出荷され、必要な場合に巻き戻して使用される。ところで、フイルムをロール巻きする場合、空気が一緒に取り込まれてフイルム間に介在する為に均一な巻き取りが出来なく、分厚いプラスチックフイルムであればフイルム同士が横滑りを生じるといった問題が発生する。
特開平8−225199号に係る「プラスチックフイルムの巻取装置および巻取方法」は、フイルム巻取ロールへの空気巻き込みに伴う巻姿欠点の発生を防止することが出来る。接圧ローラーを用いてフイルムをロール状に巻き取るに際し、最外巻層の両耳部を、接圧ローラーの手前で浮上させる、プラスチックフイルムの巻取装置および巻取方法である。
特開平8−133537号に係る「プラスチックフイルムの巻取装置」は、巻き欠点の発生しない、巻姿の良好なプラスチックフイルム巻取ロールを高速で得ることのできるプラスチックフイルムの巻取装置である。
プラスチックフイルムを接厚ローラーで押圧しながらロール状に巻き取るプラスチックフイルムの巻取装置において、接厚ローラーを、ローラー長手方向中央部の外径が両端部の外径に比べて小さく、かつ、その外径の変化曲線がローラー長手方向に2次以上の高次の曲線で近似されたローラーから構成している。
このように、プラスチックフイルムの巻き取り装置には色々あるが、均一に巻き取ることが出来ないのが現実である。
特開平8−225199号に係る「プラスチックフイルムの巻取装置および巻取方法」 特開平8−133537号に係る「プラスチックフイルムの巻取装置」
このように、プラスチックフイルムをロール巻きするには上記のごとき問題がある。本考案が解決しようとする課題はこの問題点であり、特別な巻取り装置を用いることなく、プラスチックフイルムの一部に加工を施すことで規則正しく巻き取ることが出来るロール巻きフイルムを提供する。
本発明は巻取り装置に特徴はなく、巻き取られるフイルムに特徴を備えている。すなわち、フイルム面にレーザー光線を照射することで一部を溶融して凹凸部を形成する。ここで、該凹凸部の位置は特に限定しないが、一般的にはロール巻きされるフイルムの両側縁部と成り、レーザー光線を照射して凹凸部が形成されたフイルムは回転するドラムに巻き取られる。
勿論、レーザー光線の照射を連続することなく、断続して照射することもあり、この場合にはフイルム面に形成される凹凸部は連続せず、断続的に形成される。又、巻き取られる長さ方向に沿って一直線に形成する場合に限らず、ジグザグ状に湾曲した形状とする場合もある。そして、フイルム表面に形成される凹凸部の大きさ(高さ及び幅)は、照射されるレーザー光線の強さによって変化するが、本発明ではこの大きさは限定しないことにする。
本発明のフイルム表面には凹凸部が形成され、その為にドラムに巻き取る場合、互いに重なり合うフイルム間には僅かな隙間が形成される。従って、フイルムの巻き取りと共に空気が取り込まれても、該空気はこの隙間に逃げることが出来、その為に巻き取られるフイルムは規則正しく巻き付き、しかも横ズレしない。
そして、この凹凸部はレーザー光線を照射することで簡単に形成することが出来る。すなわち、レーザー光線の照射によって局部的に溶融して凹部を形成すると共に、その両側に凸部が出来る。この凹凸部の大きさはレーザー光線の強さを調整することで自由にコントロール出来、巻き取られるフイルムの厚さに応じて最適な凹凸部が作られる。又、レーザー光線の照射を制御することで連続した凹凸部及び断続的な凹凸部であっても自由であり、又ジグザグ状に湾曲した形状とする場合もある。
図1はペットボトルフイルム1(PETフイルム)の表面を表している。上記PETフイルム1は一定幅の帯状体であり、その両側縁2,2に沿って凹凸部3,3は直線状に形成している。この凹凸部3,3はレーザー光線を照射することで一部が溶融して形成され、その高さ及び幅は該レーザー光線の強さによって変化する。
図2は凹凸部3を表している図1のA−A断面拡大図である。同図はレーザー光線4を照射している場合であり、PETフイルム1の表面5は溶融して凹部6が形成され、該凹部6の両側には凸部7,7が盛り上がって作られる。これら凹凸の高さ(H)及び凹凸の幅(W)はレーザー光線の強さ、PETフイルムの移動速度、集光レンズとPETフイルム1までの距離によって変化する。
図3はレーザー光線照射装置を示す具体例であり、PETフイルム1はドラム8に巻き取られると共に、レーザー光線4が照射される。ここで、ドラム8の回転はサーボモータ9によって回転駆動される為に、その回転速度は自由にコントロールされ、レーザー光線4はレーザー装置から照射される。PETフイルム1はドラム8に巻き取られるが、巻き取りに際してレーザー光線4が照射されて表面5の両側には凹凸部3,3が形成される。
上記レーザー光線照射装置は制御部を備え、該制御部はサーボモータ9の回転速度、及びレーザー光線の強さ、集光レンズの位置(PETフイルムからの距離)をコントロールして最適な大きさの凹凸部3,3を形成することが出来る。そして、同装置のコンプレッサーはエヤーを噴射し、集光レンズに汚れが付着しないようにしている。
該凹凸部3,3はPETフイルム1に図1に示すように両側縁に設けられるが、必ずしも直線限定するものではなく、図4に示すように一定範囲内で側縁に沿ってジグザグ状に形成することもある。むしろ、凹凸部をジグザグ状に湾曲して設ける方が好ましい。又、図3に示すレーザー光線照射装置では、ドラム8に巻き付いた状態でPETフイルム1の両側縁2,2にレーザー光線4,4を照射して凹凸部3,3を形成しているが、該ドラム8の手前の位置にてレーザー光線4,4を照射することもある。すなわち、PETフイルム1が直線移動している状態で凹凸部3,3を形成する。
ところで、本考案が対象とするフイルムは上記PETフイルム1に限定するものではない。このPETフイルム1は金型でペットボトルに成形される。ペットボトルは一般にその肉厚が薄く、その為に射出成形することは容易でなく、コスト的にも高くなる為に、PETフイルム1が材料として使用されて所定形状のボトルに成形される。
本発明に係る凹凸部を形成したPETフイルム。 図1のA−A断面拡大図。 レーザー光線照射装置の具体例。 ジグザグ状に凹凸部を形成したフイルム。
符号の説明
1 PETフイルム
2 側縁
3 凹凸部
4 レーザー光線
5 表面
6 凹部
7 凸部
8 ドラム
9 サーボモータ

Claims (5)

  1. ドラムにロール巻きされる長いフイルムにおいて、その表面にレーザー光線を照射することで該表面を溶融して凹凸部を形成し、規則正しく上記ドラムに巻き取られることを特徴とするロール巻きフイルム。
  2. 上記凹凸部をフイルムの両側縁に形成した請求項1記載のロール巻きフイルム。
  3. 上記凹凸部をフイルムの両側縁に連続して形成した請求項2記載のロール巻きフイルム。
  4. 上記凹凸部をフイルムの両側縁に断続的に形成した請求項2記載のロール巻きフイルム。
  5. 上記凹凸部を側縁に沿ってジグザグ状に形成した請求項1記載のロール巻きフイルム。
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