JP3133937B2 - 団塊状食品の粉粒付着方法、および同方法に用いる粉粒付着装置 - Google Patents

団塊状食品の粉粒付着方法、および同方法に用いる粉粒付着装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、団塊状食品の粉粒
付着方法、および同方法に用いる粉粒付着装置、更に詳
しくは、おはぎ生地、団子等の団塊状食品の表面全体
に、きな粉、ゴマ、青のり等の食用粉粒を、食品形状を
崩すことなく万遍に塗すことのできる団塊状食品の粉粒
付着方法とこの付着方法に用いるコンパクトにして高性
能な粉粒付着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、おはぎ生地、だんご等の団塊状食
品の表面に、きな粉、ごま、青のり、或いは粉砕したく
るみ等を万遍なく塗してゆく作業は、専ら人手によって
行われていた。食品業界では、この粉粒付着作業を自動
機械化する試みが行なわれていたのであるが、食品材料
は一般に柔らかくて変形し易い上、粘着性を有している
ため機械的な取り扱いが難しく、食品材料の表面全体に
万遍なく食用粉粒を付着させ、余分な粉粒をはたき落と
してから所定位置に配置するという一連の微妙な手捌き
は、複雑で高価な装置をもってしてもなかなか機械化す
ることはできず、実用化には到らなかった。せいぜいタ
ーンテーブル上に食用粉粒を撒布しておきこの食用粉粒
を食品表面に手で塗すより仕方がなかったのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従前の食品
表面への粉粒付着作業の自動機械化に上記の如き問題点
があったことに鑑みて為されたものであり、団塊状食品
の表面全体に、きな粉、ごま、青のり等の食用粉粒を、
食品形状やサイズを選ばず、しかも、その食品形状を崩
すことなく、万遍に塗すことのできる団塊状食品の粉粒
付着方法、並びにこの粉粒付着方法に用いるコンパクト
にして高性能な粉粒付着装置を提供することを技術的課
題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術的課
題を解決するために、回転運行されるパーン1上に食用
粉粒Pを撒布し、こうして回転搬送される前記食用粉粒
Pに対し局部的抵抗を付与することによって嵩高な粉粒
滞留部を形成する一方、当該パーン1上には更に団塊状
食品Fを送り込んで前記粉粒滞留部に誘導して、この粉
粒滞留部に団塊状食品Fを埋没させることにより当該団
塊状食品Fの表面全体に食用粉粒Pを付着させ、この食
用粉粒Pの付着した団塊状食品Fを掻上げ手段によって
パーン1から取り出すようにした粉粒付着方法におい
て、 この掻上げ手段が、周面にレーキ3を列設した回転
ロール2であって、前記レーキ3がパーン1内の食用粉
粒Pに接触した状態にあるとき回転搬送される食用粉粒
Pに抵抗を付与して嵩高な粉粒滞留部D 1 を形成させる
と共にこの粉粒滞留部D 1 の内部に団塊状食品Fを誘導
し埋没せしめて団塊状食品Fの表面全体に食用粉粒Pを
付着させ、また、当該回転ロール2が回転してレーキ3
が上昇揺動することにより食用粉粒Pの付着した団塊状
食品Fがパーン1から掻上げ取り出されるという技術的
手段を採用した。
【0005】また、本発明は、上記技術的課題を解決す
るために、食用粉粒Pを載置して回転運行するパーン1
と;このパーン1上に団塊状食品Fを送り込む食品供給
手段5と;周面にレーキ3を備えた回転ロール機構であ
って、このレーキ3がパーン1上の食用粉粒Pに接触し
て当該食用粉粒Pによる粉粒滞留部D1 を形成すると共
に当該粉粒滞留部D1 の内部に団塊状食品Fを誘導し埋
没させて団塊状食品Fの表面全体に食用粉粒Pを付着さ
せ、かつ、このレーキ3が上昇揺動することによって食
用粉粒Pの付着した団塊状食品Fをパーン1から掻上げ
て所定位置に送り出す掻上げ手段2と;を包含するとい
う技術的手段を採用した。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づき詳しく説明する。尚、図1は本発明の実
施形態たる粉粒付着装置の構成を示す一部省略斜視図、
図2は同装置の一部省略平面図、図3は同装置の一部省
略側面図、図4は同装置の動作を説明する概略平面図、
図5は同装置の邪魔板の作用を説明する部分側面図、図
6及び図7は同装置のレーキの作用を説明する部分側面
図、図8は同装置のレーキの変形例を示す部分側面図で
ある。
【0007】図中、符号1で指示するものは、所要量の
食用粉粒P(ごま粒)を収容可能な底浅の有底円筒形状
のパーンであり、このパーン1は、ハウジング11に内蔵
したモータ(図示せず)により車輪12・12…にて支持さ
れながら回転運行し(約30〜60rpm )、容器内の食用粉
粒Pを回転搬送する。なお、図1〜図3にはこの回転搬
送される食用粉粒Pは図示していない。
【0008】図中、符号2で指示するものは、パーン1
の上方へ持ち出された食品掻上げ手段たる回転ロールで
あり、この回転ロール2はカバー22内のモータ(図示せ
ず)によりギヤ21を介して間欠回転運動を行う。本実施
形態の回転ロール2は、その前後面を除いて鋼線にて籠
状立方体形状に形成されており、その周面には次述する
レーキ3・3…が合計4つ放射状に配設されている。な
お、この回転ロール2はカバー22、操作盤23を含めその
全体が、下方のロッド部24においてハウジング11のステ
ー25から着脱可能になっている。
【0009】本実施形態のレーキ3は、複数本の鋼線に
て熊手形状の籠型に形成され、回転ロール2の周面にそ
の方向を揃えて放射状に配設されている。これらレーキ
3・3…が回転ロール2にて回転駆動されて、順番に回
転搬送状態の食用粉粒Pに向流的に接触しながら其処で
一時的に停止するように間欠的に回転運動を行うのであ
る。
【0010】図中、符号4で指示するものは、前記回転
ロール2の上流側に配設された半円筒樋状の邪魔板であ
り、本実施形態では長短一対の邪魔板4・4が計3対、
ハウジング11からパーン1上方へ片持式に持ち出された
ステー41・41…に着脱自在に配設されている。
【0011】図中、符号5で指示するものは、前記邪魔
板4・4…の上流側にその投入部を持ち出した食品供給
手段たる投入コンベヤであり、団塊状食品F(だんご)
をパーン1内へ投入する。図中、符号6で指示するもの
は、前記レーキ3・3…に近接状態に配設された食品搬
送手段たる搬送コンベヤであり、この搬送コンベヤ6は
レーキ3・3…により食用粉粒P内から取り出された団
塊状食品Fを受け取り所定位置へ搬送する。
【0012】以下、図4〜図7を参照しながら本実施形
態装置が行う粉粒付着作業を詳しく説明する。なお、図
4にはパーン1内における粉粒滞留部D2 ・D1 のみ図
示しており、他の食用粉粒Pは図示を省いている。
【0013】図4に示すように、投入コンベヤ5にてパ
ーン1の食用粉粒P上へ投入された団塊状食品Fは、回
転搬送されている食用粉粒Pに運ばれ、まず邪魔板4の
位置にまで誘導される。この邪魔板4は、前述した如く
回転搬送状態の食用粉粒Pに対し固定状態に配設されて
いるため、邪魔板4の搬送抵抗により邪魔板4のすぐ上
流部では食用粉粒Pが盛り上がって嵩高な粉粒滞留部D
2 が形成されている。この嵩高な粉粒滞留部D2 の内部
に、食用粉粒Pにより誘導されてきた団塊状食品Fが完
全に埋没し、この結果、団塊状食品Fの表面全体に食用
粉粒Pが万遍なく付着するのである(図5参照)。
【0014】このように、本実施形態では、回転搬送状
態の食用粉粒Pに対して邪魔板4により局部的抵抗を付
与して形成した嵩高な粉粒滞留部D2 に、食用粉粒Pの
搬送力を利用して誘導した団塊状食品Fを埋没せしめる
ことによって、食用粉粒Pを付着させるようにしている
ので、邪魔板4にて十分な高さの粉粒滞留部D2 を形成
してやるだけで、団塊状食品Fの形状やサイズ等を選ば
ず、しかも、団塊状食品Fの表面に局部的に無理な力が
加わることがないので食品形状が崩れることもなく、団
塊状食品Fの表面全体に食用粉粒Pを万遍なくに塗すこ
とが可能なのである。
【0015】また、搬送状態の食用粉粒Pに対し邪魔板
4により抵抗を付与して粉粒滞留部D2 を形成し、この
粉粒滞留部D2 内部で粉粒付着作業を行なうようにして
いるので、団塊状食品Fの表面へ各食用粉粒Pが適当な
圧力で押しつけられることになり、一般に付着が困難な
ごま粒であっても食品表面に確実に付着させることがで
きるのである。
【0016】なお、本実施形態の邪魔板4は半円筒形状
に形成されているため、搬送状態の食用粉粒Pはこの半
円筒内面に沿って押し上げられて団塊状食品Fの上部に
降りかかるようにして団塊状食品Fを完全に覆うことに
なる。しかも、本実施形態の邪魔板4は食用粉粒Pの搬
送方向に対して平面上において斜めに配置されているの
で、粉粒滞留部D2 内部において団塊状食品F自体がき
りもみ状態に螺旋状に回転することになる。この結果、
極めて効果的な粉粒付着が可能になる。
【0017】更にまた、本実施形態では、長短一対の邪
魔板4・4を逆ハ字形状に計3対、対設しているので、
食品表面に食用粉粒Pを塗すと同時に、パーン1内にお
ける団塊状食品Fの搬送位置をも規制することができ
る。したがって、遠心力による団塊状食品Fや食用粉粒
Pの遠心方向への偏在を防止することが可能となり、滞
りのない粉粒付着作業が実現でき、高品質な粉粒付着食
品を提供し得る。
【0018】なお、図4には、長短一対の邪魔板4・4
を二対配設している例を図示しているが、勿論これに限
られるものではなく、団塊状食品Fの形状、サイズ、或
いは食用粉粒Pの種類、パーン収容量に応じて、図1に
示すように計3対配設しても良く、また、後述するレー
キ3が形成する粉粒滞留部D1 において充分な粉粒付着
作業が行い得るのであれば、これら邪魔板4を全て外し
ておいても良い。
【0019】これら邪魔板4・4…を通過した団塊状食
品Fは、さらに回転搬送されている食用粉粒Pによって
レーキ3の位置まで誘導される(図4参照)。このレー
キ3は、前述した如く回転ロール2により間欠回転運動
を行ない、団塊状食品Fが誘導されてくるまでに回転降
下しており、パーン1内の食用粉粒Pに接触して食用粉
粒Pに局部的抵抗を付与しレーキ3のすぐ上流側に粉粒
滞留部D1 を形成している。
【0020】この粉粒滞留部D1 の内部へ誘導されてき
た団塊状食品Fが埋没することによって食品表面に再び
食用粉粒Pが塗されると同時に、このレーキ3により粉
粒滞留部D1 内の団塊状食品Fが捕捉されるのである
(図6参照)。なお、図4中、符号42で指示するもの
は、このレーキ3の搬送抵抗による粉粒滞留部D1 の形
成を補助する補助板である。
【0021】そして、レーキ3が団塊状食品Fを捕捉し
た状態で、回転ロール2が回転動作を開始してレーキ3
が上昇揺動し、粉粒滞留部D1 内部から団塊状食品Fが
掻上げられる(図7参照)。前述したように、レーキ3
は鋼線にて籠状に形成されているので、この掻上げ動作
中に団塊状食品Fの表面からは余分な食用粉粒Pが落と
される。
【0022】団塊状食品Fを掻上げたレーキ3は、途中
に停止状態を挟みながら更に回転してゆき、図7に示す
ように団塊状食品Fを搬送コンベヤ6へ送り出し、続い
て搬送コンベヤ6が食用粉粒Pの付着した団塊状食品F
を所定位置へ搬送してゆく。
【0023】なお、本実施形態では、回転ロール2の周
上に計4つのレーキ3・3…を放射状に配設することに
よって、搬送コンベヤ6への送り出し時に、隣接するレ
ーキ3の背面部31を送出路として利用して円滑なる送り
出しを可能にしている。しかも、団塊状食品Fがこの背
面部31の斜面送出路を転がり落ちるときには食品表面か
ら余分な食用粉粒Pがふるい落とされるのである。
【0024】本発明の具体例である実施形態は概ね上記
の如く構成されているが、本発明はこの実施形態に限定
されるものではなく『特許請求の範囲』の記載内におい
て、種々の変更が可能である。
【0025】例えば、上記実施形態では、回転ロール2
によりレーキ3・3…を間欠回転動作せしめているが、
粉粒付着作業を行なうのに充分な高さの粉粒滞留部D1
が各レーキ3にて形成可能であれば、各レーキ3を食用
粉粒Pに接触させた状態で一時的に停止させずに、比較
的に低速度で連続回転させるようにしても良い。
【0026】また、粉粒滞留部D1 を形成するレーキ3
の搬送抵抗を変化させるべく、籠状に形成されたレーキ
3の鋼線の太さや間隔を変更したり、図8の実施変形例
に示すように、レーキ3の所要位置に部分的に板材32を
貼設してレーキ3の各部位で搬送抵抗に差を設けるよう
にしても良い。団塊状食品Fの形状、サイズ、或いは食
用粉粒Pの種類、収容量、搬送速度等の各条件に合わせ
て当該レーキ3の搬送抵抗を種々変更することによって
適宜に粉粒滞留部D1 の高さを調整することが可能であ
る。
【0027】また、周面にレーキ3・3…を設けた回転
ロール2を、パーン1内に複数台、配設するようにして
も良く。パーン1の大きさ、運行回転速度等を考慮して
種々の変更が可能である。
【0028】
【発明の効果】以上、実施形態をもって説明したとおり
本発明に係る団塊状食品の粉粒付着方法は、回転搬送状
態の食用粉粒に対し局部的に搬送抵抗を付与することに
よって嵩高な粉粒滞留部を形成せしめ、さらにこの食用
粉粒の搬送力を利用して団塊状食品を誘導し前記粉粒滞
留部に埋没せしめることにより食品表面全体に食用粉粒
を付着させるようにしているので、団塊状食品の形状、
サイズを選ばず、確実に食品表面全体に万遍なく食用粉
粒を塗すことが可能となる。
【0029】しかも、粉粒滞留部を形成して粉粒付着を
行なうレーキを利用して粉粒滞留部内の団塊状食品を掻
上げるようにパーンから団塊状食品を取り出すことがで
きるので、団塊状食品の形状を崩すことなく連続的な粉
粒付着作業を行い得る。
【0030】また必要であれば、レーキの上流側に邪魔
板を配設すれば、更に確実な粉粒付着を行なうことがで
き、食品業界において本発明の利用価値は頗る高いもの
がある。
【0031】また、本発明装置は、所要量の食用粉粒を
収容するパーンを回転運行させることにより効率的に食
用粉粒を回転搬送せしめると共に、団塊状食品の粉粒付
着・掻上げ作業を行なうレーキの下降・上昇動作を、間
欠回転若しくは連続回転可能な回転ロールにより行なっ
ているので、頗る円滑な稼働が可能になると共に装置全
体を極めてコンパクトに構成でき高性能な粉粒付着装置
を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態たる粉粒付着装置の構成を示
す一部省略斜視図である。
【図2】同装置の一部省略平面図である。
【図3】同装置の一部省略側面図である。
【図4】同装置の動作を説明する概略平面図である。
【図5】同装置の邪魔板の作用を説明する部分側面図で
ある。
【図6】同装置のレーキの作用を説明する部分側面図で
ある。
【図7】同装置のレーキの作用を説明する部分側面図で
ある。
【図8】同装置のレーキの実施変形例を示す部分側面図
である。
【符号の説明】
1 パーン 2 回転ロール 3 レーキ 4 邪魔板 5 食品供給手段 6 食品搬送手段 F 団塊状食品 P 食用粉粒 D1 ・D2 粉粒滞留部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転運行されるパーン1上に食用粉粒P
    を撒布し、こうして回転搬送される前記食用粉粒Pに対
    し局部的抵抗を付与することによって嵩高な粉粒滞留部
    を形成する一方、当該パーン1上には更に団塊状食品F
    を送り込んで前記粉粒滞留部に誘導して、この粉粒滞留
    部に団塊状食品Fを埋没させることにより当該団塊状食
    品Fの表面全体に食用粉粒Pを付着させ、この食用粉粒
    Pの付着した団塊状食品Fを掻上げ手段によってパーン
    1から取り出すようにした粉粒付着方法において、 この掻上げ手段が、周面にレーキ3を列設した回転ロー
    ル2であって、前記レーキ3がパーン1内の食用粉粒P
    に接触した状態にあるとき回転搬送される食用粉粒Pに
    抵抗を付与して嵩高な粉粒滞留部D 1 を形成させると共
    にこの粉粒滞留部D 1 の内部に団塊状食品Fを誘導し埋
    没せしめて団塊状食品Fの表面全体に食用粉粒Pを付着
    させ、また、当該回転ロール2が回転してレーキ3が上
    昇揺動することにより食用粉粒Pの付着した団塊状食品
    Fがパーン1から掻上げ取り出されることを特徴とした
    団塊状食品の粉粒付着方法。
  2. 【請求項2】 パーン1の食品投入位置と回転ロール2
    との間の所要位置に配設した邪魔板4によって回転搬送
    される食用粉粒Pに抵抗を付与し嵩高な粉粒滞留部D2
    を形成せしめて、団塊状食品Fの表面全体に食用粉粒P
    を付着させると同時に、前記パーン1内における団塊状
    食品Fの搬送位置を規制したことを特徴とする請求項1
    記載の団塊状食品の粉粒付着方法。
  3. 【請求項3】 食用粉粒Pを載置して回転運行するパー
    ン1と; このパーン1上に団塊状食品Fを送り込む食品供給手段
    5と; 周面にレーキ3を備えた回転ロール機構であって、この
    レーキ3がパーン1上の食用粉粒Pに接触して当該食用
    粉粒Pによる粉粒滞留部D1 を形成すると共に当該粉粒
    滞留部D1 の内部に団塊状食品Fを誘導し埋没させて団
    塊状食品Fの表面全体に食用粉粒Pを付着させ、かつ、
    このレーキ3が上昇揺動することによって食用粉粒Pの
    付着した団塊状食品Fをパーン1から掻上げて所定位置
    に送り出す掻上げ手段2と;を包含することを特徴とし
    た団塊状食品の粉粒付着装置。
  4. 【請求項4】 パーン1の食品供給手段5と掻上げ手段
    2との間の所要位置に少なくとも1つの邪魔板4が配設
    されていて、当該邪魔板4により回転搬送される食用粉
    粒Pに抵抗を付与し嵩高な粉粒滞留部D2 を形成せしめ
    て、団塊状食品Fの表面全体に食用粉粒Pを付着させる
    と同時に、前記パーン1内における団塊状食品Fの搬送
    位置を規制したことを特徴とする請求項3記載の団塊状
    食品の粉粒付着装置。
  5. 【請求項5】 食用粉粒Pの付着した団塊状食品Fを粉
    粒滞留部D1 から掻上げるレーキ3が回転ロール2の周
    面に放射状に複数配設されており、隣接するレーキ3の
    背面部31を送出路として掻上げた団塊状食品Fを円滑に
    食品搬送手段6へ送り出すことを特徴とする請求項3ま
    たは請求項4記載の団塊状食品の粉粒付着装置。
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