JPH0736686U - 粉粒状食品振りかけ装置 - Google Patents

粉粒状食品振りかけ装置

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器の底部から上方の開口部に向かって斜め
に架け渡したコンベヤを稼働して、容器内の粉粒状食品
を外に取り出して別の食品に振りかける量の時間当たり
の処理能力を、容器の外から自由に調整することが可能
な粉粒状食品振りかけ装置を提供する。 【構成】 容器1と、容器1の内部に置かれた粉粒状食
品Aを上部の開口から外に取り出すために勾配をもって
架け渡され、表面に桟8を設けられたコンベヤ4と、一
端が軸5aによって容器1の内壁に枢着され他端9が自
由端としてコンベヤ4上に載せられた弾性板5と、容器
1の外部に設けられてコンベヤ4の勾配角度を容器の外
から任意に調整する手段としての吊板15とをそなえて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、粉粒状食品の振りかけ装置に関するもので、本体としての他の食品 の表面に対して粉粒状食品を振りかけるための装置に関し、特にその振りかけ量 の調整を装置の外から自由に行うことのできる粉粒状食品の振りかけ装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
食品の製造装置であって、その製造工程の途中に、粉粒状食品を外部から振り かける工程を含み、該工程を経てはじめて完全な食品として仕上げられるものが ある。一例を挙げると、上面に粒状の胡桃(くるみ)の定量を振りかけて完成さ れるケーキがあるが、このような工程を機械的に行わせるための従来の技術とし ては、一般に次のようなものが行われている。
【0003】 その一つは、一方に開口のある比較的平たい形状のホッパー内に粉粒状食品を 収容し、これを電動バイブレータなどに直結して該ホッパーに対して規則的な振 動を継続して与えることにより、内容物の粉粒状食品に対して上記開口から外部 に向かってほぼ均一な送り出し作用を行わせるもので、一般に振動式フィーダの 通称のある搬送装置を、一定の容器から内容物を継続して取り出す手段として利 用するものである。この従来の技術は、稼働動力として市販の電動バイブレータ が利用できてそのため動力の入手がきわめて容易であること、ならびにその性質 上かなりの勾配の傾斜面をも登攀して、高所に位置する開口からの送り出し作用 が可能であること、などのため、とくに粉粒体ないしは小形部品の継続的な搬送 手段として広く利用されるものである。
【0004】 もう一つは、粉粒体の振りかけ量を一回ごとに規制して間欠式に振りかけ操作 を行う方式のもので、振りかけ量について特に厳密な均等化を図ることのできる ものである。そのための構造を簡単に説明すると、中央部に粉粒状食品を装填す る桝形などの部屋のある平らな中板と、中板の両面に該板とそれぞれ接触を保ち ながら摺動して中板の部屋を開放しまたは閉鎖する上板と下板とがあり、上板が 上記部屋の上面を開放し下板が下面を閉鎖した状態のときに、上方から部屋に向 かって粉粒状食品を装填し、定量の装填が終わったところで上板を摺動して部屋 の上面を閉じ、つぎに下板を摺動して部屋の下面を開放することによって、部屋 に収容されている粉粒状食品を部屋の外へ落下させ、下方に置かれている食品に 対してこれを振りかける方法である。この従来の方法は、振りかけの操作が間欠式 に行われること、ならびに一回ごとの振りかけ量に対してかなり高精度の規制が 可能であること、などの特長がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の粉粒状食品振りかけ装置によって、食品の表面に粉粒状食 品の振りかけ作業を行うと、それぞれ次のような不具合の点が発生する。
【0006】 1) 振動式フィーダの場合、該振動が粉粒状食品を収納するホッパーのみに止 まらないで、装置全体に波及伝播する傾向があり、装置の寿命に対して思わしく ない影響を与える。また、振動とともにかなりの高音を発し、環境を害するとい う欠点がある。そのうえ、処理容量を増大しようとすると、装置の大型化に伴っ て上記諸影響の増巾が加速度的に累増する。
【0007】 さらに、振動に応じて上部に設けた開口から外部に送り出される送出量は、ほ ぼ規則的な作動の結果として一応平均化されているとはいえ、かなり高精度の等 量振りかけが要求される場合には、この方式では不安であり、不適とされる。
【0008】 2) 中央部に部屋が設けられる平らな中板と、中板の両面に沿って摺動して中 板の部屋を開放しまたは閉鎖する上板と下板とよりなるものの場合には、一回ご との振りかけ量がかなり高精度のもとに規制されるという利点があるが、中板の 部屋を上板が閉鎖するとき、部屋の上面から外にはみ出した粉粒体の部分が上板 によって切り取られ、あるいは押し潰される危険性が強い。特に粉粒体が比較的 大きい粒体、たとえば胡桃の大粒よりなるもののような場合、この問題は直接製 品価値の低下につながることになる。
【0009】 本考案は、従来の諸装置における上記の問題点にかんがみてなされたもので、 粉粒状食品の振りかけ作業を簡単容易に行うことができ、振りかけ量の調整が装 置の外部から自由に行われて、しかも該調整を高精度のもとに行うことのできる 粉粒状食品の振りかけ装置を実現することを目的としている。
【0010】
【問題を解決するための手段】
上記の目的達成のために、本考案の粉粒状食品振りかけ装置は、低所から高所 に向かって粉粒状食品を搬送するための勾配をもって設置されて表面に適当間隔 ごとに横方向の桟が設けられているコンベヤと、該コンベヤの一端を底部近傍に 取り付けられ、他端を上方の開口部近傍に取り付けられて該コンベヤの稼働によ り内部に収容される粉粒状食品を該開口部から外へ取り出すようにした粉粒状食 品の容器と、一端が容器の底部近傍の側壁内に枢着され、他端が上記コンベヤの 搬送面上に載せられて、稼働中のコンベヤの搬送面との間に摺動状態を保持しな がら上記枢着点のまわりの揺動を可能に設けた弾性板と、容器内で弾性板の上面 に載せられた状態に収容される粉粒状食品を稼働中の上記コンベヤの搬送面上に 受け取った後これを開口部から外へ取り出して落下させる直下の位置に、粉粒状 食品の振りかけ対象としての食品を運び込むための手段とをそなえ、上記コンベ ヤには粉粒状食品の搬送能力を調整するための手段として、コンベヤの設置され る勾配角度を容器の外から任意に調整し得る手段を設けている。
【0011】 また、請求項2のように、上記コンベヤの勾配角度を容器の外から任意に調整 し得る手段が、コンベヤとともに容器を一体的に任意の角度に傾斜させる手段で あってもよい。
【0012】 また、請求項3のように、上記コンベヤの勾配角度を容器の外から任意に調整 し得る手段として、容器内のコンベヤを容器とは無関係に単独に傾斜させる手段 としてもよい。
【0013】 上記コンベヤの粉粒状食品の搬送能力を調整するための手段として、請求項4 のように、容器内で粉粒状食品と対接するコンベヤの表面積を増減可能に構成す ることもできる。
【0014】 容器内において粉粒状食品と対接するコンベヤの表面積を増減する上記手段と して、請求項5のように、コンベヤの長手方向に沿ってコンベヤ表面を部分的に 隠蔽する遮蔽板を設け、これを側面からコンベヤを横断する方向に向かって進退 させる構成とすることも可能である。
【0015】
【作用】
本考案の粉粒状食品振りかけ装置によって、別途搬入される食品の表面に該粉 粒状食品を振りかけるには、まず容器内のコンベヤを稼働させる。それにより、 一端が容器の底部近傍の側壁内に枢着されて他端が上記コンベヤの搬送面上に載 せられた状態の弾性板は、該他端がコンベヤ搬送面の桟の部分を通過するごとに 大きく揺動しながら搬送面との摺動状態を保持している。容器内に収容される粉 粒状食品は、この状態の弾性板上に載せられて、その揺動とともに弾性板上から コンベヤ上に移され、コンベヤ表面の桟の効果に助けられて低所から高所まで搬 送され、容器の開口部に至ってコンベヤの反転により外部へ落とされる。その落 下の位置には粉粒状食品の振りかけ対象としての食品を運び込むコンベヤライン が敷かれていて、該対象食品を一定速度で連続的に、または移動と停止との交互 の作動によって間欠的に所定の位置まで送り込まれ、ここで対象食品への粉粒状 食品の振りかけ作業が行われる。
【0016】 コンベヤ搬送面上に載せ得る粉粒状食品の量、言い換えると、コンベヤの搬送 能力は、該搬送面の水平投影面積に比例して増減することは明らかである。した がって、コンベヤの勾配角度を、コンベヤのそなえる調整手段によって容器の外 から調整すると、コンベヤの走行速度は一定のままでコンベヤの時間当たりの搬 送能力を自由に増減することが可能であり、その結果上記コンベヤラインによっ て運び込まれる食品に対する粉粒状食品の振りかけ量の調整がきわめて簡単容易 に行われる。
【0017】 上記コンベヤの設置される勾配角度を容器の外から任意に調整し得る手段が、 請求項2のように、コンベヤとともに容器を一体的に任意の角度に傾斜させる構 造であると、容器を傾斜させるという簡単な操作によって、コンベヤの勾配角度 を調整することができ、該角度の増減によって上記コンベヤが容器の外へ取り出 す粉粒状食品の量を加減する方式の実施が容易に行われる。
【0018】 また、上記コンベヤ角度を増減する手段が、請求項3のように、容器とは無関 係に単独にコンベヤを傾斜させる構成であると、装置の性質上容器を動かすこと が好ましくなくて、できるだけ容器を傾斜させる機会を減少したい場合などにこ の方式を適用して非常に好都合である。
【0019】 粉粒状食品の単位時間当たりの振りかけ量を調整するために、コンベヤが容器 の外へ取り出す粉粒状食品の量を加減する手段を、請求項4のように、容器内で 粉粒状食品と対接するコンベヤの表面積を増減する手段にしておくと、粉粒状食 品の振りかけ量の調整がきわめて自然に且つ円滑に行われ、高精度の調整が可能 である。その一例として、請求項5のように、コンベヤの長手方向に沿ってコン ベヤ表面を部分的に隠蔽する遮蔽板を設け、これを側面からコンベヤを横断する 方向に向かって進退させる構成にすると、無理のない状態で粉粒状食品の振りか け量の増減が可能となり、あるいは振りかけの態様に対する特別の要求、たとえ ば集中的な振りかけによって上面に模様を描くなどのことも可能となって、食品 の多様性を伸展し品位を向上するうえでも効果がある。
【0020】
【実施例】
本考案の実施例を図面によって説明する。図1〜図4において、容器1は、上 部に開いた四角の深皿状に構成され、その上部端縁の一辺に沿って取り付けた外 軸2を軸受3,3によって外部から支承することにより、容器1は外軸2の回り の揺動を可能に支持される。容器1の内部には、コンベヤ4と弾性板5とが設け られる。コンベヤ4は一端を容器1の底部近傍に軸6によって取り付けられ、他 端を容器1の上方の開口部近傍に軸7により取り付けられて、コンベヤ4の稼働 により容器1の内部に収容される粉粒状食品Aを、容器1内の低所から高所に向 かって搬送するための勾配をもって設置される。コンベヤ4の表面には、適当間 隔ごとに横方向の桟8が設けられ、該表面に受け取った粉粒状食品Aを確実に搬 送するようになっている。桟8の相互間の間隔は、粉粒状食品Aの種類,粒の大 きさなどによっておのずから異なり、あるいは粉粒状食品が振りかけられる菓子 の搬送形式によっても異なる。さらに、桟8の高さも、上記間隔とともに粉粒状 食品Aの態様と、振りかけ模様に対する要求などにより、適宜決定される。一例 としてケシ粒のような細粒体を菓子の表面に一様に振りかけたい場合には、桟8 の高さをできるだけ低くするとともに、桟の間隔を小さくし、それによって粉粒 状食品Aがコンベヤ4を離れて落下するときの状態の均一化を図ることが行われ る。
【0021】 図1において、容器1内に集積された粉粒状食品Aは、その大部分が弾性板5 の上面に載った状態にあって、その集積が弾性板5の揺動につれてコンベヤ4の 側に寄せられ、コンベヤ4によって送り出される。弾性板5は、一端が容器1の 底部近傍の側壁内面に軸5aによって枢着され、他端9がコンベヤ4の搬送面上 に載せられて、稼働中のコンベヤ搬送面と摺動状態を保持しながら軸5aのまわ りの揺動を可能に設けられる。そのため、コンベヤ4の桟8が弾性板5の他端9 の下を通過するごとに弾性板5がその弾性と桟8による段差とによって踊りあが ることになり、弾性板5の上面に載った粉粒状食品Aが一定のリズムをもってコ ンベヤ4上に移乗させられる。容器1は左右両側面の内側に傾斜板10,10が 内張りされており、これによって内部に収容される粉粒状食品Aを弾性板5と協 同してコンベヤ4の上面に向かって寄せ集める作用をする。 モータ11はコンベヤ4を駆動するためのもので、外軸2の内側に同心状態に 収容された内軸12を介してチェーン13を経て軸6を駆動し、さらにチェーン 14を経て軸7を駆動してコンベヤ4を循環作動させる。
【0022】 容器1を吊り上げまたは吊り下ろすための円弧状の吊板15が軸6の延長部に その一端を枢支される。吊板15は長手方向のみぞ16をそなえている。固定部 に設置された保持装置17に植設されたボルト18が、吊板15のみぞ16を挿 通する関係位置に配置されていて、吊板15を用いて軸6を引き上げ、または引 き下ろすことによって容器1を外軸2のまわりに旋回させることができるととも に、その旋回位置で吊板15をボルト18によって保持装置17に対して締め付 けることにより、容器1の旋回位置を保持することができる。上記実施例のもの は、コンベヤ4を容器1とともに一体的に任意の角度に傾斜させ、それによって コンベヤ4の勾配角度を調整する方式のものであり、この方式によれば容器の外 からコンベヤの勾配角度を調整する作業がきわめて容易に行われる。
【0023】 粉粒状食品Aが振りかけられる対象としての食品Bは、コンベヤラインCに載 って運び込まれ、コンベヤ4から落とされる粉粒状食品Aの直下の位置を一定速 度で連続的に、または移動と停止との交互の作動によって間欠的に通過して、そ の間に食品Bへの粉粒状食品Aの振りかけ作業が行われる。
【0024】 図5は、本考案装置の他の実施例を示す。この装置では、コンベヤ4の時間当 たりの搬送能力を自由に増減するためのコンベヤ勾配角度の調整を、容器の姿勢 とは無関係に容器の外から単独に行い得る構成の例が示され、請求項3に該当す るものである。図5において、容器19は固定部に定置される。容器19の内部 には、コンベヤ4と弾性板5とが設けられる。コンベヤ4は一端を容器19の底 部近傍に外軸20によって取り付けられ、他端は容器19の上方の開口部近傍に あってその傾斜角を可変の状態に置かれている。コンベヤ4の稼働によって容器 19の内部に収容される粉粒状食品Aは、容器19内の低所から高所に向かって 搬送され、上部に設けた開口部から容器の外へ取り出される。コンベヤ4の表面 の構成、ならびに弾性板5の構成とその作用については、図1の実施例のものと 同等である。
【0025】 モータ11はコンベヤ4を駆動するためのもので、ベルト21を介して外軸2 0の内側に同心状態に収容された内軸22を駆動し、さらにチェーン14を経て 軸7を駆動することによりコンベヤ4を循環作動させる。傾動レバー23は、外 軸20の延長部が容器19の外に突出した端部にキー24によって固着され、傾 動レバー23を外軸20のまわりに旋回することによって、コンベヤ4を外軸2 0のまわりに傾動することができる。25は係止用のボルトで、コンベヤ4の任 意の傾動位置においてボルト25を締め付けることにより、その傾動位置を保持 するためのものである。
【0026】 本考案装置のさらに他の実施例が図6および図7に示される。この実施例のも のは、同一のコンベヤを用い同一の稼働速度で作動する粉粒状食品振りかけ装置 の単位時間当たりの振りかけ量を調整する手段として、コンベヤが容器内で粉粒 状食品と対接するコンベヤの表面積を増減し得る構成としたもので、請求項4な いし5に該当するものである。図6および図7において、図1の実施例と共通の 部材に対しては共通の符号によって表示される。遮蔽板26は、コンベヤ4の表 面の両側を隠蔽するためのもので、傾斜板10とコンベヤ4との間にあってコン ベヤ4を横断する方向に向かって進退させることにより、コンベヤ4が粉粒状食 品Aと対接する表面積を増減することができる。
【0027】 そのための構成として、ボルト27が一端を遮蔽板26の外側面に固着され、 他端はねじ加工されて容器1の側板を貫通して外部に突出させられている。遮蔽 板26の外側面と容器1の側板内面との間には、ばね28が介装されており、ボ ルト27の他端にねじ込まれたナット29を外部から締め付けることによって、 ばね28に抗して遮蔽板26を容器1の側板の方向に引っ張りつけた状態とする ことにより、遮蔽板26の位置が安定して保持される。コンベヤ4が粉粒状食品 Aと対接する表面積を縮小して粉粒状食品の振りかけ量を減少するには、ナット 29を容器1の外から緩めることによって、ばね28の弾発力で遮蔽板26がコ ンベヤ4の表面を隠蔽する方向に進出することにより、目的が達成できる。この 方式の振りかけ量調整機構によると、コンベヤ4の傾斜角を増減する必要がない ので、装置が簡略化され、無理のない状態で振りかけ量の増減が可能となるばか りでなく、振りかけの態様に対する特別の要求、たとえば集中的な振りかけ状態 を行うことも可能となるなどの効果がある。
【0028】
【考案の効果】
本考案の粉粒状食品振りかけ装置は以上のように構成されているので、つぎの ような効果がある。
【0029】 (イ) 請求項1では、コンベヤの設置される勾配角度の調整が容器の外から可 能であるため、該手段を通じて食品の表面に振りかける粉粒状食品の振りかけ量 の調整操作を容器の外から容易に行うことができ、作業能率を大幅に向上して生 産性の増大に寄与する。
【0030】 (ロ) 請求項2では、コンベヤの設置される勾配角度の調整を、コンベヤを内 蔵する容器を傾斜することにより、容器と一体的に行うようにしたので、調整操 作が簡易化され、装置の簡略化が図られる。
【0031】 (ハ) 請求項3では、コンベヤの勾配角度の調整を容器とは無関係に、単独に 容器の外から行う構成としたので、上記のように容器と一体的に行うものと比較 して装置の小型化、軽量化が可能である。また、コンベヤを傾斜させる作業によ って容器を動かすことが好ましくない場合などに、本構成を適用するときわめて 好都合である。
【0032】 (ニ) 請求項4では、粉粒状食品の単位時間当たりの振りかけ量を調整する手 段として、粉粒状食品と対接するコンベヤの表面積を増減することによって調整 するようにしたので、粉粒状食品の振りかけ量の調整がきわめて自然に且つ確実 に行われ、高精度の調整を行うことができる。
【0033】 (ホ) 請求項5では、上記の粉粒状食品と対接するコンベヤ表面積の増減手段 として、コンベヤ表面を部分的に隠蔽する遮蔽板を設け、これを側面からコンベ ヤを横断する方向に向かって進退させる構成とされる。そのために、無理のない 状態で粉粒状食品の振りかけ量の増減が可能となり、あるいは振りかけの態様に 対する特別の要求、たとえば集中的な振りかけによって上面に模様を描くなどの ことも可能となって、食品の多様性を伸展し品位を向上するうえで効果を発揮す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の粉粒状食品振りかけ装置の一実施例
の断面図である。
【図2】図1の実施例の平面図である。
【図3】図1の実施例の作用を説明するための側面図で
ある。
【図4】図1の実施例のIV−IV線における断面図であ
る。
【図5】この考案の装置の他の実施例の側面図である。
【図6】この考案の装置のさらに他の実施例の断面図で
ある。
【図7】図6の装置の平面図である。
【符号の説明】
1,19 容器 2,20 外軸 4 コンベヤ 5 弾性板 5a,6,7 軸 8 桟 9 他端 10 傾斜板 11 モータ 12,22 内軸 13,14 チェーン 15 吊板 17 保持装置 23 傾動レバー 26 遮蔽板

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低所から高所に向かって粉粒状食品を搬
    送するための勾配をもって設置されて、表面に適当間隔
    ごとに横方向の桟が設けられているコンベヤと、 上記コンベヤの一端を底部近傍に取り付けられ他端を上
    方の開口部近傍に取り付けられて該コンベヤの稼働によ
    り内部に収容される粉粒状食品を開口部から外へ取り出
    すようにした粉粒状食品の容器と、 一端が容器の底部近傍の側壁内に枢着され、他端が上記
    コンベヤの搬送面上に載せられて、稼働中のコンベヤの
    搬送面と摺動状態を保持しながら上記枢着点のまわりの
    揺動を可能に設けた弾性板と、 容器内で弾性板の上面に載せられた状態に収容される粉
    粒状食品を稼働中の上記コンベヤの搬送面上に受け取っ
    た後これを開口部から外へ取り出して落下させる直下の
    位置に、粉粒状食品の振りかけ対象としての食品を運び
    込むための手段とをそなえ、 上記コンベヤには粉粒状食品の搬送能力を調整するため
    の手段として、コンベヤの設置される勾配角度を容器の
    外から任意に調整し得る手段を設けたことを特徴とする
    粉粒状食品振りかけ装置。
  2. 【請求項2】 上記コンベヤの勾配角度を容器の外から
    任意に調整し得る手段が、コンベヤとともに容器を一体
    的に任意の角度に傾斜させる手段である請求項1記載の
    粉粒状食品振りかけ装置。
  3. 【請求項3】 上記コンベヤの勾配角度を容器の外から
    任意に調整し得る手段が、容器内のコンベヤを容器とは
    無関係に単独に傾斜させる手段である請求項1記載の粉
    粒状食品振りかけ装置。
  4. 【請求項4】 上記コンベヤの粉粒状食品の搬送能力を
    調整するための手段として、容器内において粉粒状食品
    と対接するコンベヤの表面積を増減する手段をそなえる
    請求項1記載の粉粒状食品振りかけ装置。
  5. 【請求項5】 上記の容器内において粉粒状食品と対接
    するコンベヤの表面積を増減する手段が、コンベヤの長
    手方向に沿ってコンベヤ表面を部分的に隠蔽する遮蔽板
    を設けてこれを側面からコンベヤを横断する方向に向か
    って進退させる手段である請求項4記載の粉粒状食品振
    りかけ装置。
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