JPH05219927A - 飼料の混合装置及び混合飼料の製造方法 - Google Patents

飼料の混合装置及び混合飼料の製造方法

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JPH05219927A
JPH05219927A JP2808692A JP2808692A JPH05219927A JP H05219927 A JPH05219927 A JP H05219927A JP 2808692 A JP2808692 A JP 2808692A JP 2808692 A JP2808692 A JP 2808692A JP H05219927 A JPH05219927 A JP H05219927A
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feed
mixed
rotary shaft
wall plate
mixing chamber
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JP2808692A
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Masaroku Itabashi
板橋正六
Shoichi Kogure
小暮正一
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Gunma Prefecture
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Gunma Prefecture
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  • Storage Of Harvested Produce (AREA)
  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 家畜に与える混合飼料の混合を迅速、且つ良
好に行え、更にこれを長期保存可能とする。 【構成】 円筒状を呈するとともに上面13a、及び側
面13bが開閉自在な周壁板13と、該周壁板13の両
端を閉塞する前壁板11a、後壁板11bとにより本体
枠10を構成し、該本体枠10内に形成された混合室R
には、複数の連鎖杆23,23,・・・が取付られた回
転軸21を配置する。一方、側面13bの近傍には搬送
機30を併設し、投入口iから混合室Rに投入された濃
厚飼料g′と粗飼料g″が該混合室R内で混合された
後、搬出口eから搬送機30上に掻き出されるように構
成した飼料の混合装置A、及びこの飼料の混合装置Aで
混合された混合飼料gを順次、サイロt内に収集するよ
うにした混合飼料の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乳牛等の家畜に与える
飼料の混合機、並びにこの混合飼料の製造方法に関し、
さらに詳細にはトウモロコシの実や糟糠等の穀類から成
る濃厚飼料と、牧草やトウモロコシの葉、茎等を乳酸発
酵させたサイレージ、或いは乾草等から成る粗飼料と、
を迅速に混合可能な飼料の混合装置、並びにこの混合飼
料の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乳牛や肉牛等の家畜を飼育する畜産農家
にあっては、家畜に濃厚飼料と粗飼料をそれぞれ別々に
与える方法がとられていた。
【0003】則ち、家畜はその採食嗜好性から濃厚飼料
を好んで食べる傾向にあり、延いては粗飼料を食べ残し
てしまうため、飼料を与えるにあたっては先ず粗飼料を
給与し、その後に濃厚飼料を給与しなければならない。
【0004】ところが、前記の如く濃厚飼料と粗飼料を
別々に与えるにはあたっては、家畜に対する給餌回数が
増加する等の煩わしさがあり、仕事効率の悪さも指摘さ
れていた。
【0005】なお、濃厚飼料と粗飼料を同時に与えるこ
とによって、家畜が濃厚飼料を過食すると、第1胃食滞
・急性鼓腸症等、様々な消化器系の疾病を起こすことが
あり、逆に該濃厚飼料の給与を絶つと乳質、乳量に悪影
響が及んでしまう。
【0006】このため、濃厚飼料と粗飼料を混合し(以
下、混合飼料と称する)、これを家畜に与えるという自
由採食法が案出され、これに伴って濃厚飼料と粗飼料の
混合を行う装置が各種開発されている。
【0007】例えば、前記濃厚飼料と粗飼料の混合装置
として、本願出願人により考案されたオーガ式の混合装
置が知られている。
【0008】この混合装置は、図7乃至図8に示すよう
に基台1と、該基台1に長手方向傾動可能に支持される
ボックス状の本体2と、該本体2を傾動動作させるため
の駆動装置3と、本体2内の下部にその長手方向に沿っ
て設けられる一対のスパイラルフィン軸7a,7bで構
成されたスクリュウコンベア4とから成り、前記本体2
はその一端側が閉塞され、他端側に飼料投入口5と飼料
取出口6を有した構成となっている。
【0009】一方、他の混合装置として、円筒状を呈し
た本体と、該本体の中心に回転自在に取付られた鉛直方
向に延在する回転軸と、該回転軸に直交して取付られ、
前記本体内を回転軸の回転に伴って回転動する撹拌羽根
と、により構成された混合装置も知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の混合装置にあっては、以下に記す如く様々な問題が
あった。
【0011】スクリュウコンベアを有した前記オーガ式
混合装置にあっては、飼料投入口から濃厚飼料、及び粗
飼料を本体内に投入してから該本体を傾斜させ、しかる
後に前記スクリュウコンベヤを駆動させることにより、
投入された濃厚飼料、及び粗飼料が下方から上方に向け
て搬送され、延いてはこれが繰り返して行われる過程で
混合が成される構成であるため、スクリュウコンベヤで
搬送される時のみに飼料混合が成され、下方に滞留して
いる時点では混合が行われないこととなり、延いては飼
料混合に時間を要した。
【0012】一方、撹拌羽根を有する前記混合装置にあ
っては、濃厚飼料と粗飼料の比重が各々異なることによ
り、撹拌羽根による混合時に例えば乾草のみが上部に出
現されることとなる等、良好な混合が成されないという
問題点があった。
【0013】なお、粗飼料には前記の如くトウモロコシ
の茎も用いられるが、これは非常に硬いため(適当の長
さに切断されているが)、混合された飼料であってもこ
の部分のみを家畜が食べ残すことがある。
【0014】そこで、茎の部分も食べ残すことがないよ
うに、これを細かく砕けるような装置の出現が畜産業界
において切望されていた。
【0015】他方、多汁性飼料を含む混合飼料は、夏期
等の高温多湿時期にこれを放置しておくと直ちに変質し
てしまうため、給餌の都度この混合飼料を作る以外に方
法がなかった。
【0016】本発明は、上記事情に鑑みて成されたもの
であり、トウモロコシの実や糟糠等の穀類から成る濃厚
飼料と、牧草やトウモロコシの葉、茎等を乳酸発酵させ
たサイレージ、或いは乾草等から成る粗飼料と、を迅速
に混合できるとともに、混合時においてトウモロコシの
茎等の硬質部分を圧砕可能で、且つ製造された混合飼料
を長期保存可能とした飼料の混合装置、並びにこの混合
飼料の製造方法を提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、水平方向に延
在、配置されるとともに複数の連鎖杆が所定間隔毎に掛
止された回転自在な回転軸と、該回転軸の両端を軸支す
る前後壁板、及び周囲を囲繞する周壁板から成り、該周
壁板の上面と側面を開閉自在とした本体枠と、該開閉自
在な側面に沿って配置された搬送機と、により構成した
ことを特徴とする飼料の混合装置を提供することにより
上記課題を達成するものである。
【0018】また、本発明は、複数の連鎖杆が取付られ
た回転軸が配置される混合室に、濃厚飼料と粗飼料を投
入した後、前記回転軸を回転させて濃厚飼料と粗飼料を
混合し、しかる後、前記混合室の一部を開放して混合済
みの濃厚飼料、及び粗飼料を前記回転軸で搬送機上に掻
き出し、これを該搬送機にて連続搬送するようにしたこ
とを特徴とする混合飼料の製造方法を提供することによ
り上記課題を達成するものである。
【0019】更に本発明は、コンベヤ上に複数のサイロ
を配列、載置するとともに、該サイロを前記搬送機の長
手方向先端における下方に順次送り込んで混合飼料をサ
イロ詰めし、しかる後、該サイロ内の抜気を行うように
したことを特徴とする混合飼料の製造方法を提供するこ
とにより、上記課題を達成するものである。
【0020】
【作用】本発明における飼料の混合装置、及び混合飼料
の製造方法にあっては、一度に大量の飼料を混合可能
で、且つこれを迅速に行うことが可能であるとともに、
該混合時に飼料の硬質部分を圧砕可能で、更には製造さ
れた混合飼料を長期間保存することができるようになっ
ている。
【0021】則ち、混合室内に配された回転軸を回転さ
せると、該回転軸に基端を固着させた複数の連鎖杆が、
混合室内に投入された濃厚飼料と粗飼料との負荷抵抗に
よって、一旦前記回転軸に捲回されることとなるが、次
第に負荷抵抗に対抗するべくこれが延びて濃厚飼料と粗
飼料を徐々に混合室内に掻き散らすように働くため、前
記混合室内に大量の飼料を投入しても該飼料の負荷抵抗
によって連鎖杆が停止してしまうことなく、これが徐々
に高速回転して内部の飼料(濃厚飼料、及び粗飼料)を
迅速に混合するように働く。
【0022】また、高速回転した連鎖杆は飼料を本体枠
の内周面に叩き付けるように働くため、トウモロコシの
茎等の硬質飼料は細かく圧砕されることとなる。
【0023】一方、飼料を混合している段階で、前記本
体枠の一部(側面)を開放させると、該開放部分から混
合された飼料が連鎖杆によって掻き出され、開放箇所近
傍に配された搬送機上に落下し、搬送されるようになっ
ている。
【0024】また、前記搬送機の長手方向先端における
下方には、サイロ(ビニル等の袋)が順次送り込まれる
ようになっているため容易にこれを収集でき、且つ収集
後にサイロ内の空気を吸引機等で抜気することで、これ
を長期保存できるようになっている。
【0025】従って、製造された混合飼料は、前記サイ
ロに詰められた状態で流通させることが可能である。
【0026】
【実施例】以下、本発明に係わる飼料の混合装置、及び
混合飼料の製造方法の実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
【0027】図1は本発明に係わる飼料の混合装置を示
す斜視図、図2は同実施例における飼料の混合装置を示
す平面図、図3は同実施例における飼料の混合装置を示
す正面図、図4は同実施例における本体枠内部を示す断
面図、図5(a)は回転軸の一部を示す平面図、図5
(b)は図5(a)におけるX−X線断面図、図6は本
発明に係わる飼料の混合装置を示す側面図である。
【0028】本発明の請求項1に係わる飼料の混合装置
Aの特徴とするところは、水平方向に延在、配置される
とともに複数の連鎖杆23,23,・・・が所定間隔毎
に掛止された回転自在な回転軸21と、該回転軸21の
両端を軸支する前後壁板11a,11b、及び周囲を囲
繞する周壁板13から成り、該周壁板13の上面13a
と側面13bを開閉自在とした本体枠10と、該開閉自
在な側面13bに沿って配置された搬送機30と、によ
り構成したところにある。
【0029】また、請求項2に係わる混合飼料の製造方
法の特徴とするところは、複数の連鎖杆23,23,・
・・が取付られた回転軸21が配置される混合室Rに、
濃厚飼料g′と粗飼料g″を投入した後、前記回転軸2
1を回転させて濃厚飼料g′と粗飼料g″を混合し、し
かる後、前記混合室Rの一部(側面13b)を開放して
混合済みの濃厚飼料g′及び粗飼料g″(混合飼料g)
を前記回転軸21で搬送機30上に掻き出し、これを該
搬送機30にて連続搬送するようにしたところにある。
【0030】更に、請求項3に係わる混合飼料の製造方
法の特徴とするところは、コンベヤ40上に複数のサイ
ロtを配列、載置するとともに、該サイロtを前記搬送
機30の長手方向先端30aにおける下方に順次送り込
んで混合飼料gをサイロtに詰め、しかる後、該サイロ
t内の抜気を行うようにしたところにある。
【0031】前記飼料の混合装置Aの本体枠10は、鉄
板等の金属材料から成り、円筒状を呈する周壁板13
と、該周壁板13の両端を閉塞する前後壁板11a,1
1bとにより構成され、内部に混合室Rが形成されてい
る。
【0032】なお、周壁板13の側面13bは、上部方
向が前後壁板11a,11bに枢着されることにより開
閉自在となっており、延いては該側面13bの開放によ
って混合飼料gを排出する排出口eが開口されるように
なっている。
【0033】また、周壁板13の上面13aは、側面1
3b逆側が前後壁板11a,11b、及び固定された周
壁板13に枢着されることにより開閉自在となってお
り、延いては該上面13aの開放によって濃厚飼料g′
と粗飼料g″を投入する投入口iが開口されるようにな
っている。
【0034】なお、上面13aは支点p′近傍にロッド
先端が当着された油圧シリンダ51の作動によって開閉
されるようになっているとともに、側面13bは支点
p″近傍にロッド先端が当着された油圧シリンダ53の
作動によって開閉するようになっている。
【0035】また、特に前記側面13bは、図示しない
ストッパーにより最大開度が制限されるようになってい
るとともに、該側面13bと前壁板11aを引張りスプ
リング55によって連結することにより、混合飼料gの
排出量調整、及び混合飼料gの詰まりが防止されるよう
になっている。
【0036】ところで、上述する濃厚飼料g′とは穀類
飼料のことであり、トウモロコシの実や糟糠等から成
り、一方粗飼料g″は牧草やトウモロコシの葉、茎を乳
酸発酵させたサイレージ、或いは乾草から成るものであ
る。
【0037】一方、前記混合室R内には回転軸21が貫
通され、その両端を前後壁板11a,11bの中心で軸
支しているとともに、前壁板11a側の一端にはスプロ
ケット25が嵌着され、トラクターCの駆動軸mによっ
て回転動されるスプロケット27と前記スプロケット2
5をチェーン29を介して連結することにより回転軸2
1が回転するようになっている。
【0038】則ち、飼料の混合装置Aは車輪60を有
し、前記トラクターCに連結杆50を連結することで牽
引されるようになっているため、該トラクターCの駆動
軸mによる回転軸21駆動が可能である。
【0039】ところで、前記回転軸21には、図5に示
すように保持片22に一端を固着せしめた遊動自在な金
属チェーン等から成る連鎖杆23が所定間隔毎に配され
ており、更に各連鎖杆23,23,・・・の先端には鉄
片23aが固着され、混合能力や混合飼料gの排出能力
が高められるようになっている。
【0040】なお、該連鎖杆23の長さは内部の濃厚飼
料g′と粗飼料g″の混合が十分に行え、且つこれを残
存することなく綺麗に排出できるように、先端が周壁板
13の内面に僅かに当接する程度が好ましい。
【0041】他方、前記周壁板13の側面13bに沿っ
て配置されている搬送機30は、主動ローラ31と従動
ローラ32にゴムベルト33を掛け渡したベルトコンベ
ヤであり、その上面が排出口eの下方に位置するように
して前記本体枠10に併設されている。
【0042】この搬送機30の駆動は、該搬送機30の
保持枠34に取付られているスプロケット35と、後壁
板11b側から突出する回転軸21の一端を、伝達軸3
6を介して連結し、更に前記主動ローラ31に取付られ
ているスプロケット37とスプロケット35にチェーン
38を掛け渡すことにより行われる。
【0043】また、本体枠10逆側の前記保持枠34に
は、排出口eと対向する箇所に混合飼料gの飛散を防止
するための防護壁39が取付られている。
【0044】而して、前記側面13bを開放し、排出口
eを開口させると、連鎖杆23により掻き飛ばされた混
合飼料gが搬送機30上に落下して該搬送機30の長手
先端方向に搬送されるようになる。
【0045】次に、前記飼料の混合装置Aを利用した混
合飼料の製造方法についての説明をする。
【0046】先ず、油圧シリンダ51を作動させて上面
13aを開放し、投入口iを開口させる。
【0047】投入口iが開口されたら、ブルドーザや起
重機を用いて濃厚飼料g′と粗飼料g″を混合室R内に
投入(2000kg収納可能)し、しかる後、前記上面
13aを閉塞して回転軸21の回転動を行い、濃厚飼料
g′と粗飼料g″の混合を開始する。
【0048】混合を開始してから3分間程度経過した
ら、油圧シリンダ53を作動させて側面13bを僅かに
開放し、排出口eを開口させる。
【0049】而して、回転軸21と連動して回転する連
鎖杆23,23,・・・によって、混合された混合飼料
gを排出口eから順次搬送機30に掻き出し、該搬送機
30の長手先端方向にこれを搬送する。
【0050】一方、前記搬送機30の長手方向先端30
aにおける下方には、ローラコンベヤ等から成るコンベ
ヤ40を搬送機30と直交するようにして延在、配置す
るとともに、該コンベヤ40上にトランスバッグ等から
成るビニル袋状のサイロtを4〜5個配列し、搬送機3
0から落下してくる混合飼料gを、該サイロt内に順次
収集する。
【0051】なお、コンベヤ40上に配置されるサイロ
tは、満サイロtであっても搬送機30先端の下方位置
から容易且つ迅速に排除可能で、且つ空サイロtも迅速
な位置付けが可能であるため、連続して落下してくる混
合飼料gの収集作業を労力を要することなく行うことが
できる。
【0052】また、混合飼料gで一杯になったサイロt
は、その後、吸引装置等を用いて内部の空気を抜気され
るため、長期の保存が可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明に係わる飼料の混合装置、及び混
合飼料の製造方法は、以下に記載するような効果を有す
る。
【0054】(1)本発明における飼料の混合装置、及
び混合飼料の製造方法にあっては、混合室内に配された
回転軸を回転させると、該回転軸に基端を固着させた複
数の連鎖杆が、混合室内に投入された濃厚飼料と粗飼料
との負荷抵抗によって、一旦前記回転軸に捲回されるこ
ととなるが、次第に負荷抵抗に対抗するべくこれが延び
て濃厚飼料と粗飼料を徐々に混合室内に掻き散らすよう
になるため、前記混合室内に大量の飼料を投入しても該
飼料の負荷抵抗によって連鎖杆が停止してしまうことな
く、これが徐々に高速回転して迅速に混合が行われると
いう優れた効果を有する。
【0055】(2)また、高速回転した連鎖杆は飼料を
本体枠の内周面に叩き付けるようになるため、トウモロ
コシの茎等の硬質飼料は細かく圧砕されることとなり、
延いては家畜がこれを食べ残すことがなくなるという優
れた効果を有する。
【0056】(3)また、飼料を混合している段階で、
前記本体枠の側面を開放させることにより、該開放部分
から混合された飼料が連鎖杆によって順次搬送機上に掻
き出されるため、製造効率が極めて高いという優れた効
果を有する。
【0057】(4)また、搬送機の長手方向先端におけ
る下方には、コンベヤ上に配置されたサイロが順次送り
込まれるようになっているため、製造された混合飼料を
容易に収集できるという優れた効果を有する。
【0058】(5)更に、混合飼料が収集されたサイロ
からは、内部の空気を吸引機等で抜気するようにしてい
るため、これを長期間保存できることとなり、延いては
製造された混合飼料をサイロに詰めた状態で流通させる
ことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる飼料の混合装置を示す斜視図
【図2】同実施例における飼料の混合装置を示す平面図
【図3】同実施例における飼料の混合装置を示す正面図
【図4】同実施例における本体枠内部を示す断面図
【図5】(a)は回転軸の一部を示す平面図、(b)は
(a)におけるX−X線断面図
【図6】本発明に係わる飼料の混合装置を示す側面図
【図7】従来の混合装置を示す側面図
【図8】図7におけるY−Y線断面図図
【符号の説明】
A 飼料の混合装置 R 混合室 g 混合飼料 g′ 濃厚飼料 g″ 粗飼料 t サイロ 10 本体枠 11a 前壁板 11b 後壁板 13 周壁板 13a 上面 13b 側面 21 回転軸 23 連鎖杆 30 搬送機 30a 長手方向先端 40 コンベヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に延在、配置されるとともに複
    数の連鎖杆が所定間隔毎に掛止された回転自在な回転軸
    と、該回転軸の両端を軸支する前後壁板、及び周囲を囲
    繞する周壁板から成り、該周壁板の上面と側面を開閉自
    在とした本体枠と、該開閉自在な側面に沿って配置され
    た搬送機と、により構成したことを特徴とする飼料の混
    合装置。
  2. 【請求項2】 複数の連鎖杆が取付られた回転軸が配置
    される混合室に、濃厚飼料と粗飼料を投入した後、前記
    回転軸を回転させて濃厚飼料と粗飼料を混合し、しかる
    後、前記混合室の一部を開放して混合済みの濃厚飼料、
    及び粗飼料を前記回転軸で搬送機上に掻き出し、これを
    該搬送機にて連続搬送するようにしたことを特徴とする
    混合飼料の製造方法。
  3. 【請求項3】 コンベヤ上に複数のサイロを配列、載置
    するとともに、該サイロを前記搬送機の長手方向先端に
    おける下方に順次送り込んで混合飼料をサイロ詰めし、
    しかる後、該サイロ内の抜気を行うようにしたことを特
    徴とする請求項2記載の混合飼料の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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