JP3133740B2 - 飲料抽出装置 - Google Patents

飲料抽出装置

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JP3133740B2
JP3133740B2 JP11210056A JP21005699A JP3133740B2 JP 3133740 B2 JP3133740 B2 JP 3133740B2 JP 11210056 A JP11210056 A JP 11210056A JP 21005699 A JP21005699 A JP 21005699A JP 3133740 B2 JP3133740 B2 JP 3133740B2
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信義 渡辺
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  • Apparatus For Making Beverages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコーヒー、紅茶等の抽出
を行う飲料抽出装置であって、抽出した抽出液を保温す
るウォーマーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、業務用として用いられる飲料抽出
装置は、金属製材料による深板の台枠の両側に平板状の
フレームを立設した骨組枠を設け、この骨組枠の前面に
合成樹脂材料による側面視コ字状の前枠を係合して側面
視コ字状で、かつ上部前方を嘴部とし、下部前方を台座
部とした装置本体を設け、この台座部の前枠の上壁中央
に開口を穿設し、前枠の上壁と台枠との間に隙間を設け
ると共に、この装置本体の嘴部内に給水タンクと、装置
本体内後部にヒータを備えた湯沸かしタンクと、給水タ
ンクと湯沸かしタンクとを連結する給水パイプと、湯沸
かしタンク内の沸騰水を嘴部下端に吐出する吐出パイプ
とをそれぞれ内蔵している。
【0003】そして、この装置本体の嘴部下端で吐出パ
イプ先端の下方にコーヒー粉、紅茶葉等をセットするチ
ャンバーの底面より抽出された抽出液を貯える貯蔵容器
を設け、この貯蔵容器内の抽出液を保温し、かつ裏側に
保温用ヒータを備えたウォーマーを設け、このウォーマ
ーが前枠の上壁開口を覆って台枠に支持されていて、給
水タンクに所望の水を給水すると給水パイプを通じて湯
沸かしタンク内に入り、この湯沸かしタンク内の水がヒ
ータにて加熱されて沸騰する。
【0004】更に、給水タンクに必要とする所定の水を
追加すると、給水パイプを通じて湯沸かしタンク内に追
加の水が供給され、湯沸かしタンク内でこの追加の水に
相当する沸騰水がサイホン現象の働きにて吐出パイプを
通じてチャンバー上部へ吐出される。このチャンバーに
は濾紙を敷いた後、コーヒー粉、紅茶葉等の原料をセッ
トし、このチャンバー上部より吐出された沸騰水は原料
と混合し、チャンバー下端より抽出液となって滴下さ
れ、貯蔵容器内に溜められる。そして、この貯蔵容器を
ウォーマーに載置すると保温用ヒータで加熱されたウォ
ーマーにて貯蔵容器内の抽出液が暖められ、常時暖かい
コーヒー、紅茶等を飲むことができる。
【0005】又、この飲料抽出装置は、図6に示すよう
に、ウォーマー12'が中央裏側に保温ヒータ62'を備
えた平板状のプレート66'と、このプレート66'を囲
んだリング状の側枠67'とを別体に設け、プレート6
6'の下壁中央にシャフト61'を垂下し、このシャフト
61'の下端が台枠55'を貫通し、ナット64`で台枠
55'裏側より締め付け固定し、温度センサー63'で貯
蔵容器内の液温を間接的に感知して保温ヒータ62'の
ON、OFFを設定していた。
【0006】
【発明から解決しようとする課題】ところが、この種の
飲料抽出装置にあっては、ウォーマーのプレートと台枠
とには隙間があり、台枠裏側のナットを締め付ければ締
め付けるほど、プレートが台枠に近づき椀状にかたむい
て、プレートに平坦面を有することができなくなって、
貯蔵容器をウォーマーに載置しても貯蔵容器の下端周り
のみがウォーマーの側枠と接するのみで、プレートと接
触できずに、所望の保温効果を期待することができなく
なり、常に冷たいコーヒー、紅茶しか飲むことができな
いという問題点があった、しかも側枠の温度センサーに
よって温度ヒータがONの状態を維持することとなって
無駄な消費電力を費やすこととなるという問題点があっ
た。
【0007】そこで、本発明はこのような従来の飲料抽
出装置が有していた課題を解決したものであって、ウォ
ーマーと貯蔵容器との接触を確実にして、所望の保温効
果を得て、常時暖かいコーヒー、紅茶等を飲むことがで
きると共に、温度センサーによる温度ヒータのON、O
FFが有効に働き、効率的な消費電力とすることができ
ることを目的とした飲料抽出装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の飲料抽出装置は湯沸かしタンク5内の沸騰
水を吐出パイプ9を介して前方上部より抽出する装置本
体1Aを設け、装置本体1Aの下部に筺体状の前枠57
と、前枠57との間に隙間を隔てて前枠57下部を覆う
台枠55とを設け、前枠57の前方上壁中央に開口59
を設け、この開口59を前枠57の上壁上方より覆い、
かつ抽出液の貯蔵された貯蔵容器10を保温するウォー
マー12を設け、ウォーマー12の下壁中央にシャフト
61を設け、シャフト61の周りのウォーマー12下壁
に保温ヒータ62を設け、台枠55を貫通したシャフト
61の先端にナット64を螺着して、開口59を形成す
る周壁上部にウォーマー12を保持、固定する飲料抽出
装置1であって、上記ウォーマー12下壁のシャフト6
1の周りに保温ヒータ62と共に温度センサー63とを
設け、前枠57の開口59を形成する周壁の下端に適宜
の間隔を隔て、かつ台枠55上面に当接する垂下リブ6
0を複数設ける一方、台枠55の開口59に相当する位
置に上向きに突出した山形部58を設ける構成としてい
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
に基づき説明する。図中、図1は本発明実施例の斜視
図、図2は本発明実施例の縦断面図、図3は本発明実施
例の下部拡大断面図、図4は本発明実施例の要部を示す
縦断面図、図5は従来例を示す斜視図、図6は従来例の
ウォーマーを示す縦断面図である。
【0010】飲料抽出装置1は特にオフィス等で使用さ
れる業務用のものであって、図2に示すように、装置本
体1A上部の給水タンク2と、装置本体1A内に配置し
たヒータ3を備えた熱板4と、この熱板4上に載置した
湯沸かしタンク5と、湯沸かしタンク5の上部開口を閉
鎖する密閉蓋6と、給水タンク2と湯沸かしタンク5と
を連結する給水パイプ7と、コーヒー粉、紅茶葉等の原
料をセットするすりばち状のチャンバー8と、このチャ
ンバー8を保持するチャンバーホルダー54と、湯沸か
しタンク5内の沸騰水をチャンバー8上方へ導く吐出パ
イプ9と、チャンバー8底面より抽出された抽出液を貯
蔵する貯蔵容器10と、この貯蔵容器10を載置し、貯
蔵容器10内の抽出液を保温する装置本体1A前方下部
の台座部11の保温ヒータを備えたウォーマー12と、
コンセントからの電源をコントロールするマイクロコン
ピュータによる電気回路機構とからなっている。
【0011】飲料抽出装置1の装置本体1Aは台枠55
の両側に平板状のフレームを立設した骨組枠を設け、こ
の骨組枠の前面に合成樹脂材料による側面視コ字状の前
枠57を係合すると共に、縦方向に分割され、かつ合成
樹脂材料の側枠を骨組枠の左右両側よりそれぞれ係合し
て側面視コ字状で、かつ上部前方を嘴部15とし、下部
前方を台座部11とし、後部を筒状胴部56としてい
る。
【0012】装置本体1Aの台枠55は図3乃至図4に
示すように、台座部11に相当する個所の中央を上向き
に突出した山形部58を設けている。この装置本体1A
の台座部11は台枠55の前方を前枠57にて覆ってお
り、台枠55と前枠57の上壁との間に隙間Lを設けて
いる。この台座部11は台枠55の山形部58上方に相
当する前枠57の上壁中央に大口径の開口59を形成し
ている。
【0013】この台座部11の前枠57は図3乃至図4
に示すように、開口59を形成する周壁下端に適宜の間
隔を隔てて複数の垂下リブ60を設けている。この垂下
リブ60の下端は台枠55の山形部58より離れた上面
に当接する長さに形成している。この垂下リブ60は開
口59の下端周りに複数設けて、筒状に形成しても何も
支障をきたすことはない。
【0014】装置本体1Aは筒状胴部59内に湯沸かし
タンク5を内蔵し、この湯沸かしタンク5の下方に湯沸
かしタンク5の下方を支える下部ホルダー30を固定
し、湯沸かしタンク5の上方に湯沸かしタンク5の上方
を支える上部ホルダー33を固定している。この上部ホ
ルダー33は筒状胴部59の上部前方を通って嘴部15
の下部を覆っており、後述の給水タンク2の支え軸に係
合する保持軸を垂設している。
【0015】装置本体1Aは下部ホルダー30下方に電
源コード収納部13を設け、この下部ホルダー30と電
源コード収納部13との間に電気回路機構を操作するメ
イン基板を設けている。この装置本体1Aは嘴部15内
上部に給水タンク2を内蔵し、嘴部15下方にチャンバ
ーホルダー54と共にチャンバー8を収納自在に装着し
ている。
【0016】18は装置本体1Aの上端開口を閉鎖する
ための装置本体用蓋であって、外周に低い側壁を備えた
皿状を逆位にした形状に形成しており、この周側内壁に
所定の間隔を隔てて複数の爪用溝を設けている。この複
数の爪用溝の一つは装置本体1Aから装置本体用蓋18
を取り外すための取り外し用の爪用溝であって、装置本
体1Aのハンドル載置部に載置したハンドル21に隠れ
る位置の側内壁に形成している。この取り外し用の爪用
溝の上部にコインを差し込み取り外し用の爪を押し込む
ための透孔を形成している。
【0017】この装置本体用蓋18は前部で給水タンク
2上方に位置する個所に開閉自在の給水タンク用開閉蓋
19を設けている。この装置本体用蓋18は給水タンク
用開閉蓋19より離れた周囲の内壁に下向きで二つのリ
ブからなる環状溝を形成している。この環状溝内にはポ
リエチレン発泡体またはシリコン発泡体からなるクッシ
ョン材が押し詰められており、後述の給水タンク2の水
受け容器の口元がこのクッション材に当接するようにし
ている。
【0018】湯沸かしタンク5は、ステンレス材料にて
有底筒状に形成しており、図2に示すように、この上部
開口を着脱自在の密閉蓋6にて閉鎖している。この湯沸
かしタンク5は上部開口に近い筒状上部外周にこの湯沸
かしタンク5を補強するための内方に窪んだ環状溝によ
る環状ビードを設けている。この環状ビードは外方に突
出した環状突部であってもよい。
【0019】湯沸かしタンク5は後述の熱板4上に着脱
自在に装着しており、この湯沸かしタンク5の底面を熱
板4の上面形状に沿って中央内側に向けて窪んだ山形状
に形成している。この湯沸かしタンク5の底面は熱板4
との伝熱効率がよければよく、熱板4の上面形状が平面
状であればそれに沿う平面状に形成してもよい。この湯
沸かしタンク5の底面のコーナーは大きな円弧状に形成
している。このコーナーの円弧状により湯沸かしタンク
5の底面の掃除を容易にしている。
【0020】湯沸かしタンク5を加熱する熱板4はヒー
タ3を備え熱伝導性の良好な金属材料、特にアルミダイ
キャスト等により中央開口の円板状に形成している。こ
の熱板4を加熱するヒータ3はシーズヒータにより熱板
4の下部周壁にリング状に埋設している。この熱板4の
中央開口には湯沸かしタンク5内の水の温度を感知し、
かつ湯沸かしタンク5が熱板4上に載置したときにのみ
電源をOFFするセンサー部材が熱板4上に突出自在に
装着している。
【0021】この熱板4の下面を覆う熱板カバー29は
装置本体1A内の下部ホルダー30にビス止めしてお
り、熱板4と共に装置本体1A内に固定している。この
熱板カバー29は熱板4の熱を装置本体1A内下部に放
熱しないように熱遮蔽の働きをしている。
【0022】31はガラス繊維等の断熱材で、加熱され
た湯沸かしタンク5の放熱を防ぐよう湯沸かしタンク5
の胴体を囲んだ円筒状に形成している。この円筒状の断
熱材31の内周に外筒32を設けている。この外筒32
は金属性材料にて円筒状に形成しており、湯沸かしタン
ク5を自由に出し入れできる大きさの直径に形成してい
る。この外筒32は外筒外周に巻き付けられた断熱材3
1と共に下端を熱板4外周の熱板カバー29上面に載置
し、上端を装置本体1A内の上部ホルダー33に固定し
ている。
【0023】湯沸かしタンク用の密閉蓋6は湯沸かしタ
ンク5の上部開口に着脱自在に装着しており、金属性材
料にて平板状に形成し、この平板状の外周端に下向きの
環状下向溝を設けている。この密閉蓋6は上部中央を締
付部材35にて押圧されている。この密閉蓋6の環状下
向溝内にはシリコンゴム等の材料による環状シール材を
装填している。この環状シール材下面は湯沸かしタンク
5の上部開口を形成する周端と密に当接している。40
は注水パイプで、湯沸かしタンク5内に装填されてお
り、第2パイプ部38の小口径の下端に連結している。
【0024】給水タンク2は給水容器44と、給水容器
44を内蔵した水受け容器45との二槽構造からなって
いる。この給水容器44は合成樹脂材料にて浅い小鉢状
に形成されており、中央の底をL型段状に形成して最下
端を開口している。この給水容器44は装置本体用蓋1
8の給水タンク用開閉蓋19の下方に配置するようにし
ている。
【0025】この給水容器44の底の開口には上側より
L型段部にメッシュフイルターが張設されており、この
メッシュフイルター上のL型段部内側壁に沿って着脱自
在な環状枠を装着している。この環状枠内のメッシュフ
イルター上には活性炭を装填している。この環状枠の外
壁には小さな突起が適宜の間隔を隔てて複数形成されて
いて、この突起がL型段部に当接して、L型段部に環状
枠がきつく嵌め込まれるようになっている。この給水容
器44は水受け容器45との間に隙間があり、特に後述
の水受け容器45に連結した蒸気抜パイプ50との間に
は大きな隙間が生じるように形成されている。
【0026】水受け容器45は後方下向きに傾斜した傾
斜底を有した浅い側壁の筒状に形成されており、後部側
壁上部に蒸気抜パイプ50を連結している。この蒸気抜
パイプ50よりも下方で離れた位置に給水パイプ7を連
結している。水受け容器45は傾斜底の下壁に一体形成
された支え軸で、上部ホルダー33及び係止部材の保持
軸と係合する支え軸を一体形成している。
【0027】この水受け容器45の上部開口を形成する
壁の上端は装置本体用蓋18の環状溝に嵌合し、この環
状溝内のクッション材に密に当接している。このように
給水タンク7は給水容器44を内蔵した水受け容器45
の支え軸を装置本体1Aの上部ホルダー33に設けた保
持軸に係合し、水受け容器45の上端を装置本体用蓋1
8の環状溝に嵌合しているだけで全く固定箇所のない構
造としている。
【0028】給水パイプ7は水受け容器45の傾斜底の
後端に水受け容器45と一体成形しているが、水受け容
器45と別体に成形しても何ら支障をきたすことはな
い。この水受け容器45と一体成形された給水パイプ7
は水受け容器45に近い入り口を大きな口元とし、密閉
蓋6と連通する出口を段状の付いた小口径部としてい
る。この給水パイプ7の小口径部が密閉蓋6に貫通して
いる。
【0029】この給水パイプ7は水受け容器45の後端
と密閉蓋6との間の距離を近づけて液流路を極端に短く
しており、水受け容器45と密閉蓋6に最も離れたコー
ナーの壁面を大きな角度で形成している。このコーナー
の大きな角度により泡溜まりがなくなり給水圧力が落ち
ることがなくなっている。吐出パイプ9は後端を密閉蓋
6に貫通し、先端を自由端としチェンバー8上方に配置
している。蒸気抜パイプ50はゴム材料等の弾性材料に
てチューブ状に形成されており、一端を水受け容器45
に貫通し、他端を密閉蓋6に貫通している。
【0030】52は係止部材であって上部ホルダー33
のシャワーボール用の透孔を覆うように形成しており、
中央上部に上部ホルダー33の透孔よりも小さい吐出パ
イプ用孔を形成し、この吐出パイプ用孔の周りに水受け
容器45の支え軸に係合する保持軸と同じ作動をする保
持軸を垂設し、中央下部にシャワーボール用開口を形成
している。この係止部材52は給水タンク7と共に着脱
自在としている。この係止部材52は吐出パイプ用孔に
吐出パイプ9の自由端を下向きにして挿入している。5
3はシャワーボールで、上面に環状鍔を備えた網目半球
状に形成されており、この環状鍔を係止部材52のシャ
ワーボール用開口に下側より差し込んで係止めしてい
る。
【0031】チャバー8は合成樹脂材にてすり鉢状に形
成しており、底面に複数の小孔を形成している。このチ
ャンバー8は予め濾紙を敷いた後、この濾紙上にコーヒ
ー粉、紅茶葉等の原料をセットして、嘴部15下端で吐
出パイプ9先端下方に配置している。チャンバー8を前
後自在に摺動するチャンバーホルダー54はチャンバー
8と共に、装置本体1Aの嘴部下端に前後摺動自在に装
着している。
【0032】チャンバー8底面より抽出された抽出液を
貯蔵する貯蔵容器10は熱伝導性の良好なガラス製一重
びんである。この貯蔵容器10を載置し、貯蔵容器10
内の抽出液を保温するウォーマー12はホーロー材料に
て皿状に形成している。
【0033】このウォーマー12は図4に示すように、
ホーロー材料により皿状に形成した中央平坦面のウォー
マー本体12Aと、このウォーマー本体12Aの下壁中
央より垂下したシャフト61と、このシャフト61の周
りでウォーマー本体12Aの下壁に張設した保温ヒータ
62と、この保温ヒータ62より離れてウォーマー本体
12Aの下壁に当接した温度センサー63と、シャフト
61を通した台枠55の山形部58下壁に当接するナッ
ト64とからなっている。
【0034】このウォーマー本体12Aは中央の皿状の
平坦面と台枠55の山形部58との隙間を狭く設け、皿
状の側壁面の外周端を前枠57の開口59を形成する周
壁上面に当接している。このウォーマー本体12Aはナ
ット64を台枠55の下壁より締め付ければ、前枠57
の開口59の下端周りの垂下リブ60が台枠55上面に
当って、開口59を形成する周壁と台枠55との隙間L
を常に均一に保持すると共に、ウォーマー本体12A中
央と台枠55の山形部58との隙間が狭い状態で維持で
きるので、ウォーマー本体12Aの平坦面並びに側壁面
の変形を防ぐことができる。
【0035】マイクロコンピュータによる電気回路機構
は湯沸かしタンク5の離脱時には通電せず、また湯沸か
しタンク5内に水なし空焚きには通電しない湯沸かしタ
ンク通電制御手段と、湯沸かしタンク5内の高温水を高
温状態から低温状態に予め設定された時間維持し、その
後高温状態に復帰させる湯沸かしタンク低温維持動作手
段と、さらにウォーマー12においても常時保温状態を
維持し、貯蔵容器10の離脱時には通電せず、また貯蔵
容器10内に水なし空焚きには通電しない貯蔵容器通電
制御手段とを備えている。
【0036】抽出液の摘出にあたっては先ず、給水タン
ク2に給水すると給水パイプを介して、湯沸かしタンク
5内に溜まる。電源を入れると熱板4により加熱されて
湯沸かしタンク5内の水が熱湯となる。この熱湯となっ
た後に給水タンク2に必要量の水を供給すると、注水パ
イプ40を介して湯沸かしタンク5内の下部に供給され
た水の量だけ熱湯がサイホン現象によって吐出パイプ9
を通りシャワーボール内へ摘下し、予めチャンバー8に
セットされたコーヒー粉、紅茶葉等の原料が濾紙を介し
て抽出液となってチャンバー8底面より流れ出る。この
流れでた抽出液を貯蔵容器10内に蓄えておき、貯蔵容
器10をウォーマー12に載置すれば、ウォーマー12
の加熱によって常時暖かいコーヒー、紅茶等の飲料を味
わうことができる。
【0037】以上本発明の代表例と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構
成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができるものである。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
発明にいうところの飲料抽出装置は湯沸かしタンク内の
沸騰水を吐出パイプを介して前方上部より抽出する装置
本体を設け、装置本体の下部に筺体状の前枠と、前枠と
の間に隙間を隔てて前枠下部を覆う台枠とを設け、前枠
の前方上壁中央に開口を設け、この開口を前枠の上壁上
方より覆い、かつ抽出液の貯蔵された貯蔵容器を保温す
るウォーマーを設け、ウォーマーの下壁中央にシャフト
を設け、シャフトの周りのウォーマー壁に保温ヒータを
設け、台枠を貫通したシャフトの先端にナットを螺着し
て、開口を形成する周壁上部にウォーマーを保持、固定
する飲料抽出装置であって、上記ウォーマー下壁のシャ
フトの周りに保温ヒータと共に温度センサーとを設け、
前枠の開口を形成する周壁の下端に適宜の間隔を隔て、
かつ台枠上面に当接する垂下リブを複数設ける一方、台
枠の開口に相当する位置に上向きに突出した山形部を設
けているために、ウォーマーの下壁に保温ヒータ、温度
センサー、シャフトが一体的に取り付けられ、構造が至
って簡単で、部品点数も少なく組立簡単であると共に長
さ短く山形部を貫通したシャフトに対し、ナットを締め
付けるので、ナットの螺着も手間がかからず、簡単に螺
着することができる。又、ナットの締め付けによって、
ウォーマーが下向きに引っ張られ前枠の開口周壁を押し
下げることとなるが、垂下リブにて開口の周壁の押し下
げを止めて常に前枠の上壁を水平状態に維持することが
できる。更に、ウォーマーの外周下端が前枠の開口周り
で支えられている垂下リブによつて、安定した状態を維
持することができ、ウォーマー上に載置した貯蔵容器と
ウォーマーとの接触を均一で確実に行い、所定の保温効
果を常に持続することができる。更に又、保温ヒータの
傍の温度センサーの働きによって、保温ヒータの温度管
理が容易にできて、常時、決められた保温状態を維持す
ることができる。また、保温ヒータであるために、前枠
と台枠との間の隙間にも高温の熱がこもることもないの
で、合成樹脂材料等で成形される前枠を熱変形させるこ
とも全くないという顕著な効果を期待することが出来る
に至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の斜視図。
【図2】本発明実施例の縦断面図。
【図3】本発明実施例の下部拡大縦断面図。
【図4】本発明実施例の要部を示す縦断面図。
【図5】従来例を示す斜視図。
【図6】従来例のウォーマーを示す縦断面図。
【符号の説明】
1…飲料抽出装置 1A…装置本体 2…給水タンク 3…ヒータ 5…湯沸かしタンク 8…チャンバー 9…吐出パイプ 10…貯蔵容器 11…台座部 12…ウォーマー 55…台枠 56…筒状胴部 57…前枠 58…山形部 59…開口 60…垂下リブ 61…シャフト 62…保温ヒータ 64…ナット
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−133408(JP,A) 特開 平4−210012(JP,A) 特開 平6−113953(JP,A) 実開 昭54−34579(JP,U) 実開 昭53−118884(JP,U) 実開 昭57−132633(JP,U) 実開 昭53−51389(JP,U) 特公 昭55−11047(JP,B2) 実公 昭58−30010(JP,Y2) 実公 平3−10911(JP,Y2) 実公 昭55−32016(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 31/44,31/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯沸かしタンク(5)内の沸騰水を吐出
    パイプ(9)を介して前方上部より抽出する装置本体
    (1A)を設け、装置本体(1A)の下部に筺体状の前
    枠(57)と、前枠(57)との間に隙間を隔てて前枠
    (57)下部を覆う台枠(55)とを設け、前枠(5
    7)の前方上壁中央に開口(59)を設け、この開口
    (59)を前枠(57)の上壁上方より覆い、かつ抽出
    液の貯蔵された貯蔵容器(10)を保温するウォーマー
    (12)を設け、ウォーマー(12)の下壁中央にシャ
    フト(61)を設け、シャフト(61)の周りのウォー
    マー(12)下壁に保温ヒータ(62)を設け、台枠
    (55)を貫通したシャフト(61)の先端にナット
    (64)を螺着して、開口(59)を形成する周壁上部
    にウォーマー(12)を保持、固定する飲料抽出装置
    (1)であって、上記ウォーマー(12)下壁のシャフ
    ト(61)の周りに保温ヒータ(62)と共に温度セン
    サー(63)とを設け、前枠(57)の開口(59)を
    形成する周壁の下端に適宜の間隔を隔て、かつ台枠(5
    5)上面に当接する垂下リブ(60)を複数設ける一
    方、台枠(55)の開口(59)に相当する位置に上向
    きに突出した山形部(58)を設けることを特徴とした
    飲料抽出装置。
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