JPH0343887B2 - - Google Patents
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- JPH0343887B2 JPH0343887B2 JP58048208A JP4820883A JPH0343887B2 JP H0343887 B2 JPH0343887 B2 JP H0343887B2 JP 58048208 A JP58048208 A JP 58048208A JP 4820883 A JP4820883 A JP 4820883A JP H0343887 B2 JPH0343887 B2 JP H0343887B2
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- heater
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Landscapes
- Apparatus For Making Beverages (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、コーヒー、紅茶、緑茶等の飲料水を
所望により温かくして、或は冷たくして自動的に
抽出する装置に関する。
所望により温かくして、或は冷たくして自動的に
抽出する装置に関する。
湯を注ぐことによりコーヒー等の飲料を抽出す
るだけでなく、抽出された温かい飲料を氷で冷や
して冷たい飲料を得ることができるコーヒー等の
抽出装置は、実開昭54−49283号公報で知られて
いる。この公報に記載の抽出装置は、温かい飲料
を得る場合にその保温をするために必要な保温機
能を持つているから、この機能によつて冷たい飲
料を得る場合に、冷たい飲料を溜めるとともに加
熱部上に載置されるポツトが加熱されないように
するための遮熱機構を設けている。この機構は、
上記加熱部を取付けた台部に移動自在に設けられ
た受台であり、その上昇により加熱部からポツト
を離して遮熱し、この遮熱が必要でない温かい飲
料を得る場合には、受台を下げてポツトを加熱部
に載置させるようになつている。
るだけでなく、抽出された温かい飲料を氷で冷や
して冷たい飲料を得ることができるコーヒー等の
抽出装置は、実開昭54−49283号公報で知られて
いる。この公報に記載の抽出装置は、温かい飲料
を得る場合にその保温をするために必要な保温機
能を持つているから、この機能によつて冷たい飲
料を得る場合に、冷たい飲料を溜めるとともに加
熱部上に載置されるポツトが加熱されないように
するための遮熱機構を設けている。この機構は、
上記加熱部を取付けた台部に移動自在に設けられ
た受台であり、その上昇により加熱部からポツト
を離して遮熱し、この遮熱が必要でない温かい飲
料を得る場合には、受台を下げてポツトを加熱部
に載置させるようになつている。
ところで、冷たい飲料を得る場合においては、
抽出された液を冷やすために氷を用いるから、ポ
ツトおよびこの上方に配置されるフイルター装置
等を備える抽出器は、その内部に氷を収納して
も、収納しなくても、温かい、或いは冷たい飲料
を抽出するのに問題がない高さに形成される。そ
のため、上記抽出器は氷の収納スペースを考慮し
て高く形成されるものであり、したがつて、それ
に応じて抽出器の上方に配置される上方突出部を
有する器体を備えた給湯器の高さも高く形成さ
れ、抽出装置全体が大形であるという問題があつ
た。
抽出された液を冷やすために氷を用いるから、ポ
ツトおよびこの上方に配置されるフイルター装置
等を備える抽出器は、その内部に氷を収納して
も、収納しなくても、温かい、或いは冷たい飲料
を抽出するのに問題がない高さに形成される。そ
のため、上記抽出器は氷の収納スペースを考慮し
て高く形成されるものであり、したがつて、それ
に応じて抽出器の上方に配置される上方突出部を
有する器体を備えた給湯器の高さも高く形成さ
れ、抽出装置全体が大形であるという問題があつ
た。
また、上記公報に記載の技術においては、ポツ
トが着脱自在に載置される載置台の他に、ポツト
を支持して上下動される受台が必要であるととも
に、この受台を上下動させるための上下機構を必
要とするので、部品点数が多く、構造が複雑であ
るという問題がある。また、上記公報に記載の技
術においては、加熱部に内蔵された湯沸しヒータ
を保温ヒータに兼用していることと相俟つて、上
記遮熱機構によつてポツトが持ち上げられる高さ
は比較的小さいから、湯沸しヒータにより加熱さ
れる加熱部からの幅射熱がポツトの底面に作用し
易い。そのために、遮熱作用が十分ではなく、折
角冷やされた飲料の温度が上がる可能性が高いと
いう問題がある。
トが着脱自在に載置される載置台の他に、ポツト
を支持して上下動される受台が必要であるととも
に、この受台を上下動させるための上下機構を必
要とするので、部品点数が多く、構造が複雑であ
るという問題がある。また、上記公報に記載の技
術においては、加熱部に内蔵された湯沸しヒータ
を保温ヒータに兼用していることと相俟つて、上
記遮熱機構によつてポツトが持ち上げられる高さ
は比較的小さいから、湯沸しヒータにより加熱さ
れる加熱部からの幅射熱がポツトの底面に作用し
易い。そのために、遮熱作用が十分ではなく、折
角冷やされた飲料の温度が上がる可能性が高いと
いう問題がある。
本発明の目的は、温かい飲料と冷たい飲料とを
抽出できることは勿論のこと、装置全体の高さが
小さくコンパクトであつて、かつ構造が簡単で、
しかも冷やされた飲料の温度上昇を防止できるよ
うにしたコーヒー等の抽出装置を得ることにあ
る。
抽出できることは勿論のこと、装置全体の高さが
小さくコンパクトであつて、かつ構造が簡単で、
しかも冷やされた飲料の温度上昇を防止できるよ
うにしたコーヒー等の抽出装置を得ることにあ
る。
上記目的を達成するために、本発明にかかるコ
ーヒー等の抽出装置は、 ボトルおよびこの上方に配置されるフイルター
装置を備えて形成される温飲料用抽出器と、 上記ボトルとフイルター装置間に着脱自在に設
けられるとともに、内部に氷が収納されて上記ボ
トルおよびフイルター装置とともに冷飲料用抽出
器を形成する冷却容器と、 下部に上記ボトルが着脱自在に載置される載置
台が形成された器体と、この器体に上下動自在に
取付けられて上記器体の上面から突出する吐出管
カバーと、上記載置台から外れた位置において上
記器体に内蔵されて熱湯を形成する湯沸しヒータ
を有した加熱機構と、この加熱機構の出湯口に一
端が接続されるとともに、他端部に上記吐出管カ
バーに収納された吐出管を有し、この管の上記フ
イルター装置に対向する吐出口の高さ位置が調節
自在に形成された吐出配管系とを備えた給湯器
と、 上記載置台に設けられた保温ヒータと、 この保温ヒータに直列接続して上記器体に設け
られ、温飲料の抽出時に閉じられるとともに冷飲
料の抽出時に開かれる保温スイツチとを具備した
ものである。
ーヒー等の抽出装置は、 ボトルおよびこの上方に配置されるフイルター
装置を備えて形成される温飲料用抽出器と、 上記ボトルとフイルター装置間に着脱自在に設
けられるとともに、内部に氷が収納されて上記ボ
トルおよびフイルター装置とともに冷飲料用抽出
器を形成する冷却容器と、 下部に上記ボトルが着脱自在に載置される載置
台が形成された器体と、この器体に上下動自在に
取付けられて上記器体の上面から突出する吐出管
カバーと、上記載置台から外れた位置において上
記器体に内蔵されて熱湯を形成する湯沸しヒータ
を有した加熱機構と、この加熱機構の出湯口に一
端が接続されるとともに、他端部に上記吐出管カ
バーに収納された吐出管を有し、この管の上記フ
イルター装置に対向する吐出口の高さ位置が調節
自在に形成された吐出配管系とを備えた給湯器
と、 上記載置台に設けられた保温ヒータと、 この保温ヒータに直列接続して上記器体に設け
られ、温飲料の抽出時に閉じられるとともに冷飲
料の抽出時に開かれる保温スイツチとを具備した
ものである。
本発明によれば、載置台に温飲料用抽出器を載
せて、給湯器による給湯と保温スイツチを閉じる
ことにより、ボトル内に温かいコーヒー等の飲料
を抽出できる。すなわち、湯沸しヒータおよび保
温ヒータがいずれも発熱することによつて、加熱
機構によりフイルター装置への給湯がなされるの
で、ボトル内に温かいコーヒー等を抽出できると
ともに、このコーヒー等は保温ヒータにより保温
される。また、飲料用抽出器は冷却容器を有する
ことから、温飲料用抽出器よりも高さ寸法が大で
あるにも拘らず、吐出配管系の吐出口の高さ位置
の調節により、冷飲料用抽出器を載置台に載せ
て、この抽出器に対して加熱機構による給湯を行
うことができる。このとき保温スイツチは開かれ
た状態を維持する。したがつて、加熱機構による
フイルター装置への給湯で抽出された温かいコー
ヒー等を冷却容器内の氷で冷やして、冷飲料をボ
トル内に得ることができる。そして、この場合、
保温スイツチは開かれているので、載置台の保温
ヒータは発熱せず、ボトルが載置台よりの熱伝導
で加熱されることがないとともに、発熱している
湯沸しヒータは載置台外に配設されているので、
その輻射熱がボトルに作用することもない。以上
のようにして、使用者の選択によつて温かい飲料
または冷たい飲料を、面倒な手間を要することな
く自動的に抽出できる。また、以上のようにして
冷たい飲料を抽出する場合には、給湯器の器体か
ら吐出管および吐出管カバーを上方へ引き出して
吐出口の高さ位置を高くするので、冷飲料用抽出
器の高さが温飲料用抽出器よりも高いにも拘ら
ず、その高さに応じて器体の高さを大きくする必
要がない。したがつて、器体の高さは、高さが低
い温飲料用抽出器で温かい飲料を得る場合を基準
とすればよいので、器体の高さを小さくできるも
のであり、それに伴いコンパクトな抽出装置とで
きる。
せて、給湯器による給湯と保温スイツチを閉じる
ことにより、ボトル内に温かいコーヒー等の飲料
を抽出できる。すなわち、湯沸しヒータおよび保
温ヒータがいずれも発熱することによつて、加熱
機構によりフイルター装置への給湯がなされるの
で、ボトル内に温かいコーヒー等を抽出できると
ともに、このコーヒー等は保温ヒータにより保温
される。また、飲料用抽出器は冷却容器を有する
ことから、温飲料用抽出器よりも高さ寸法が大で
あるにも拘らず、吐出配管系の吐出口の高さ位置
の調節により、冷飲料用抽出器を載置台に載せ
て、この抽出器に対して加熱機構による給湯を行
うことができる。このとき保温スイツチは開かれ
た状態を維持する。したがつて、加熱機構による
フイルター装置への給湯で抽出された温かいコー
ヒー等を冷却容器内の氷で冷やして、冷飲料をボ
トル内に得ることができる。そして、この場合、
保温スイツチは開かれているので、載置台の保温
ヒータは発熱せず、ボトルが載置台よりの熱伝導
で加熱されることがないとともに、発熱している
湯沸しヒータは載置台外に配設されているので、
その輻射熱がボトルに作用することもない。以上
のようにして、使用者の選択によつて温かい飲料
または冷たい飲料を、面倒な手間を要することな
く自動的に抽出できる。また、以上のようにして
冷たい飲料を抽出する場合には、給湯器の器体か
ら吐出管および吐出管カバーを上方へ引き出して
吐出口の高さ位置を高くするので、冷飲料用抽出
器の高さが温飲料用抽出器よりも高いにも拘ら
ず、その高さに応じて器体の高さを大きくする必
要がない。したがつて、器体の高さは、高さが低
い温飲料用抽出器で温かい飲料を得る場合を基準
とすればよいので、器体の高さを小さくできるも
のであり、それに伴いコンパクトな抽出装置とで
きる。
以下本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
抽出装置は、給湯器1と、温飲料用抽出器2お
よび冷飲料用抽出器3とを形成するボトル4、フ
イルター装置5、および冷却容器6とから構成さ
れている。
よび冷飲料用抽出器3とを形成するボトル4、フ
イルター装置5、および冷却容器6とから構成さ
れている。
温飲料用抽出器2は、互いに着脱自在なボトル
4およびフイルター装置5から形成されている。
冷飲料用抽出器3は、上記ボトル4およびフイル
ター装置5、並びにこれらの間に着脱自在に設け
られている冷却容器6とから形成されている。
4およびフイルター装置5から形成されている。
冷飲料用抽出器3は、上記ボトル4およびフイル
ター装置5、並びにこれらの間に着脱自在に設け
られている冷却容器6とから形成されている。
ボトル4は透明耐熱ガラス等からなり、有底筒
状であつて、外面には把手7が取付けられてい
る。
状であつて、外面には把手7が取付けられてい
る。
フイルター装置5は、いずれも合成樹脂製のフ
イルター容器8、拡散部材9、および流れ切換皿
10とから形成されている。上記容器8は、等間
隔例えば90゜毎に配される抽出孔11を底面に有
した容器部12の底部に、複数の係合孔13およ
び切欠き14を有した円板状の鍔部15を一体に
設けるとともに、これら容器部12と鍔部15と
にわたる把手部16を一体に設けて、形成されて
いる。なお、複数の抽出孔11は容器部12の中
心を中心とする同一円周上に夫々4個配設されて
いるとともに、容器部12内には、使い捨て形の
紙フイルターAとともにコーヒー粉等の被抽出材
料Bが収納されるようになつている。拡散部材9
はフイルター容器8の上面開口に着脱自在に施蓋
されるもので、給湯される湯を拡散して上記材料
Bに注ぐ拡散部17を有して形成されている。流
れ切換皿10は、上縁に複数の係合爪18を一体
に有しており、この爪18を上記係合孔13に係
合させて鍔部15の下面に取付けられている。係
合爪18の寸法Cは係合孔13の寸法Dより小さ
く(第4図参照)、かつ係合爪18は係合孔13
内を長さ方向に沿つて移動可能である。すなわ
ち、この構造によつて流れ切換皿10は鍔部15
に回動可能に取付けられているものである。な
お、第4図中19は流れ切換皿10に一体に突設
された摘みで、これは上記切欠き14から露出さ
れて、この切欠き14の両端への当接により流れ
切換皿10の回動が規制されるようになつてい
る。そして、流れ切換皿10の底板部には、中央
凹み部20と、上記抽出孔11と同数の集水溝2
1と、上記抽出孔11と同数の分散溝22とが形
成されている。中央凹み部20の中心部には集中
流水孔23が形成されている。集水溝21はその
一端が中央凹み部20に開口され、かつ他端に向
うにつれて漸次上向きに傾斜された樋状の構造で
あり、そして集水溝21は上記抽出孔11と同じ
間隔で設けられている。分散溝22は第4図に示
すように流れ切換皿10の内周面に沿つて設けた
分散部と、この分散部の中央から中央凹み部20
方向に向けて設けた受水部とから略T字状に形成
されている。さらに分散溝22は受水部から分散
部に向うにつれて漸次下向きに傾斜された構造で
あり、その分散部の両端側には夫々分散流出孔2
4が形成されている。しかも、分散溝22は上記
集水溝21,21間において夫々形成されている
とともに、これら両溝21,22間の角度θは流
れ切換皿10の規制された回動角に等しくしてあ
る。なお、第4図中Eは上記抽出孔11の移動軌
跡を示している。
イルター容器8、拡散部材9、および流れ切換皿
10とから形成されている。上記容器8は、等間
隔例えば90゜毎に配される抽出孔11を底面に有
した容器部12の底部に、複数の係合孔13およ
び切欠き14を有した円板状の鍔部15を一体に
設けるとともに、これら容器部12と鍔部15と
にわたる把手部16を一体に設けて、形成されて
いる。なお、複数の抽出孔11は容器部12の中
心を中心とする同一円周上に夫々4個配設されて
いるとともに、容器部12内には、使い捨て形の
紙フイルターAとともにコーヒー粉等の被抽出材
料Bが収納されるようになつている。拡散部材9
はフイルター容器8の上面開口に着脱自在に施蓋
されるもので、給湯される湯を拡散して上記材料
Bに注ぐ拡散部17を有して形成されている。流
れ切換皿10は、上縁に複数の係合爪18を一体
に有しており、この爪18を上記係合孔13に係
合させて鍔部15の下面に取付けられている。係
合爪18の寸法Cは係合孔13の寸法Dより小さ
く(第4図参照)、かつ係合爪18は係合孔13
内を長さ方向に沿つて移動可能である。すなわ
ち、この構造によつて流れ切換皿10は鍔部15
に回動可能に取付けられているものである。な
お、第4図中19は流れ切換皿10に一体に突設
された摘みで、これは上記切欠き14から露出さ
れて、この切欠き14の両端への当接により流れ
切換皿10の回動が規制されるようになつてい
る。そして、流れ切換皿10の底板部には、中央
凹み部20と、上記抽出孔11と同数の集水溝2
1と、上記抽出孔11と同数の分散溝22とが形
成されている。中央凹み部20の中心部には集中
流水孔23が形成されている。集水溝21はその
一端が中央凹み部20に開口され、かつ他端に向
うにつれて漸次上向きに傾斜された樋状の構造で
あり、そして集水溝21は上記抽出孔11と同じ
間隔で設けられている。分散溝22は第4図に示
すように流れ切換皿10の内周面に沿つて設けた
分散部と、この分散部の中央から中央凹み部20
方向に向けて設けた受水部とから略T字状に形成
されている。さらに分散溝22は受水部から分散
部に向うにつれて漸次下向きに傾斜された構造で
あり、その分散部の両端側には夫々分散流出孔2
4が形成されている。しかも、分散溝22は上記
集水溝21,21間において夫々形成されている
とともに、これら両溝21,22間の角度θは流
れ切換皿10の規制された回動角に等しくしてあ
る。なお、第4図中Eは上記抽出孔11の移動軌
跡を示している。
冷却容器6は透明又は半透明の合成樹脂で有底
筒状に形成され、外面に把手25を一体に有して
いるとともに、底面に通水孔26が形成されてい
る。この容器6内には可成りの量の氷Fが収納さ
れるようになつている。したがつて、この冷却容
器6の使用の有無によつて、温飲料用抽出器2の
高さ寸法Gよりも冷飲料用抽出器3の高さ寸法H
の方が大きくなつている。
筒状に形成され、外面に把手25を一体に有して
いるとともに、底面に通水孔26が形成されてい
る。この容器6内には可成りの量の氷Fが収納さ
れるようになつている。したがつて、この冷却容
器6の使用の有無によつて、温飲料用抽出器2の
高さ寸法Gよりも冷飲料用抽出器3の高さ寸法H
の方が大きくなつている。
また、上記給湯器1について説明すれば、27
は器体であつて、その下面開口は底板28で閉塞
されている。そして給湯器1の下部には前方に延
出された載置台29が形成されている。この載置
台29には保温ヒータ30が設けられている。な
お、第1図および第2図中31はヒータ取付部
材、32はステンレス板等のヒータカバー板で、
このカバー板32上に上記両抽出器2,3が夫々
着脱自在に載置されるようになつている。また、
器体27の後部には給水タンク33が設けられて
いる。このタンク33は固定式でも差支えない
が、本実施例では着脱可能であつて、その止水弁
34を内蔵したタンク口部35は、器体27に設
けた給水口36に挿脱されるようになつている。
なお、37は液密用のOリングである。さらに、
器体27内には上記載置台29から外れた位置に
加熱機構38が設けられている。
は器体であつて、その下面開口は底板28で閉塞
されている。そして給湯器1の下部には前方に延
出された載置台29が形成されている。この載置
台29には保温ヒータ30が設けられている。な
お、第1図および第2図中31はヒータ取付部
材、32はステンレス板等のヒータカバー板で、
このカバー板32上に上記両抽出器2,3が夫々
着脱自在に載置されるようになつている。また、
器体27の後部には給水タンク33が設けられて
いる。このタンク33は固定式でも差支えない
が、本実施例では着脱可能であつて、その止水弁
34を内蔵したタンク口部35は、器体27に設
けた給水口36に挿脱されるようになつている。
なお、37は液密用のOリングである。さらに、
器体27内には上記載置台29から外れた位置に
加熱機構38が設けられている。
加熱機構38には本実施例の場合所謂ヒータポ
ンプをなすものが使用されている。つまり、アル
ミニウム合金等よりなる熱盤39に加熱管40を
装着するとともに、この管40に沿つてシーズヒ
ータ等の湯沸しヒータ41を装着して形成されて
いる。また熱盤39にはサーモスタツト42が取
付けられており、そして本実施例の場合には、給
湯後の不要な加熱をなくして省電力化を図るため
に、本体外より操作可能な手動復帰形のサーモス
タツトを用いている。
ンプをなすものが使用されている。つまり、アル
ミニウム合金等よりなる熱盤39に加熱管40を
装着するとともに、この管40に沿つてシーズヒ
ータ等の湯沸しヒータ41を装着して形成されて
いる。また熱盤39にはサーモスタツト42が取
付けられており、そして本実施例の場合には、給
湯後の不要な加熱をなくして省電力化を図るため
に、本体外より操作可能な手動復帰形のサーモス
タツトを用いている。
上記給水口36と加熱管40とは給水配管系4
3で接続されており、この配管系43には上記ヒ
ータポンプの沸騰圧発生時に給水タンク33への
逆流を阻止する逆流防止手段、例えば逆止弁44
が設けてある。なお、逆止弁44に代えて絞りを
設けて逆流防止手段としてもよい。
3で接続されており、この配管系43には上記ヒ
ータポンプの沸騰圧発生時に給水タンク33への
逆流を阻止する逆流防止手段、例えば逆止弁44
が設けてある。なお、逆止弁44に代えて絞りを
設けて逆流防止手段としてもよい。
さらに、上記加熱管40の出湯口には吐出配管
系45が接続されている。この配管系45は、加
熱管40に一端が接続された硬質なエルボ管46
と、このエルボ管46に下端が接続された硬質な
接続管47と、この接続管47に下端が接続され
た導管49と、この導管49の逆U字状に折曲げ
られた上端部に一端が接続されたチユーブ48
と、このチユーブ48の他端に一端が接続された
硬質な吐出管50と、から形成されている。そし
て、チユーブ48は、シリコンゴム等よりなる耐
熱材料製であつて、かつ可撓性を有しているとと
もに、可撓変形時の内径変化を防止するために比
較的厚肉に形成されている。さらに、吐出管50
の先端部は吐出口50aとなつており、このの吐
出口50aはフイルター装置5の中心部上方に対
向するように配設されている。また、上記チユー
ブ48は吐出口50の高さ位置を調節可能とする
ために用いられ、このチユーブ48の可撓変形で
吐出管50の上下動を許容するものである。
系45が接続されている。この配管系45は、加
熱管40に一端が接続された硬質なエルボ管46
と、このエルボ管46に下端が接続された硬質な
接続管47と、この接続管47に下端が接続され
た導管49と、この導管49の逆U字状に折曲げ
られた上端部に一端が接続されたチユーブ48
と、このチユーブ48の他端に一端が接続された
硬質な吐出管50と、から形成されている。そし
て、チユーブ48は、シリコンゴム等よりなる耐
熱材料製であつて、かつ可撓性を有しているとと
もに、可撓変形時の内径変化を防止するために比
較的厚肉に形成されている。さらに、吐出管50
の先端部は吐出口50aとなつており、このの吐
出口50aはフイルター装置5の中心部上方に対
向するように配設されている。また、上記チユー
ブ48は吐出口50の高さ位置を調節可能とする
ために用いられ、このチユーブ48の可撓変形で
吐出管50の上下動を許容するものである。
そして、器体27には吐出管カバー51が上下
動自在に取付けられ、この内部にはチユーブ48
の一部および吐出管50が収納されている。この
カバー51の器体27内に常に挿入された部分に
は、抜止め用鍔部52およびこれより下方におい
て他の鍔部53が一体に設けられ、鍔部53には
節動用板ばね54が取付けられている。さらに、
器体27内には節動突起55,56を有したリブ
57が設けられ、これら突起55,56に上記板
ばね54が係脱されるようになつている。しか
も、器体27内には上記鍔部53によつて開閉さ
れる保温スイツチ58が設けられ、本実施例の場
合常閉のマイクロスイツチを用いている。
動自在に取付けられ、この内部にはチユーブ48
の一部および吐出管50が収納されている。この
カバー51の器体27内に常に挿入された部分に
は、抜止め用鍔部52およびこれより下方におい
て他の鍔部53が一体に設けられ、鍔部53には
節動用板ばね54が取付けられている。さらに、
器体27内には節動突起55,56を有したリブ
57が設けられ、これら突起55,56に上記板
ばね54が係脱されるようになつている。しか
も、器体27内には上記鍔部53によつて開閉さ
れる保温スイツチ58が設けられ、本実施例の場
合常閉のマイクロスイツチを用いている。
以上の構造おいて、第6図に示したように湯沸
しヒータ41とサーモスタツト42の直列回路
と、保温ヒータ30と保温スイツチ58の直列回
路とは、器体27から導出されるプラグ59に並
列接続されている。
しヒータ41とサーモスタツト42の直列回路
と、保温ヒータ30と保温スイツチ58の直列回
路とは、器体27から導出されるプラグ59に並
列接続されている。
次に上記一実施例の作用について説明する。
温かいコーヒー等を得るには、まず第1図に示
したように載置台29のヒータカバー板32上
に、被抽出材料Bを紙フイルターAとともに収納
した温飲料用抽出器2を載せる。この場合、フイ
ルター装置5の流れ切換皿10の摘み19を例え
ばホツトの表示(第4図、第5図参照)側に位置
させておく。したがつて、この状態では抽出孔1
1の真下に集水溝21が夫々対向し、かつ分散溝
22は抽出孔11とは対向していない。なお、上
記摘み19をアイス表示(第4図,第5図参照)
側に位置させても差支えない。また、吐出管カバ
ー51は下げた状態として、保温スイツチ58を
閉じる。次に、プラグ59および図示しない操作
スイツチを介して通電すればよい。なお、この通
電以前に必要ある場合にはサーモスタツト42を
手動で復帰させておく。そうすると、両ヒータ3
0,41が夫々発熱するから、湯沸しヒータ41
の発熱により加熱管40内の水が加熱沸騰される
毎に、その沸騰圧力によつて熱湯が吐出配管系4
5に吐出するヒータポンプ作用が生じる。このた
め、熱湯は、少量ずつ吐出口50から吐出される
度に、拡散部17によつて拡散されながら被抽出
材料Bに注がれ、コーヒー等の抽出をなすもので
ある。そして、抽出された温かいコーヒー等は抽
出孔11から流下して、集水溝21に受けられる
から、集水溝21の傾斜に沿つて中央凹み部20
に至り、その集中流水孔23を通つてボトル4に
溜められる。こうして得られた温かいコーヒー等
は、保温ヒータ30の加熱によつて保温される。
なお、所定量の給湯が終了した後には、ヒータポ
ンプたる加熱機構38は所謂ドライアツプ状態と
なり、これをサーモスタツト42が検出して電気
回路を開く。このため、この時点以後は湯沸しヒ
ータ41は、サーモスタツト42を手動で復帰さ
せないかぎり発熱することがない。
したように載置台29のヒータカバー板32上
に、被抽出材料Bを紙フイルターAとともに収納
した温飲料用抽出器2を載せる。この場合、フイ
ルター装置5の流れ切換皿10の摘み19を例え
ばホツトの表示(第4図、第5図参照)側に位置
させておく。したがつて、この状態では抽出孔1
1の真下に集水溝21が夫々対向し、かつ分散溝
22は抽出孔11とは対向していない。なお、上
記摘み19をアイス表示(第4図,第5図参照)
側に位置させても差支えない。また、吐出管カバ
ー51は下げた状態として、保温スイツチ58を
閉じる。次に、プラグ59および図示しない操作
スイツチを介して通電すればよい。なお、この通
電以前に必要ある場合にはサーモスタツト42を
手動で復帰させておく。そうすると、両ヒータ3
0,41が夫々発熱するから、湯沸しヒータ41
の発熱により加熱管40内の水が加熱沸騰される
毎に、その沸騰圧力によつて熱湯が吐出配管系4
5に吐出するヒータポンプ作用が生じる。このた
め、熱湯は、少量ずつ吐出口50から吐出される
度に、拡散部17によつて拡散されながら被抽出
材料Bに注がれ、コーヒー等の抽出をなすもので
ある。そして、抽出された温かいコーヒー等は抽
出孔11から流下して、集水溝21に受けられる
から、集水溝21の傾斜に沿つて中央凹み部20
に至り、その集中流水孔23を通つてボトル4に
溜められる。こうして得られた温かいコーヒー等
は、保温ヒータ30の加熱によつて保温される。
なお、所定量の給湯が終了した後には、ヒータポ
ンプたる加熱機構38は所謂ドライアツプ状態と
なり、これをサーモスタツト42が検出して電気
回路を開く。このため、この時点以後は湯沸しヒ
ータ41は、サーモスタツト42を手動で復帰さ
せないかぎり発熱することがない。
また、冷たいコーヒー等を得る場合には、第2
図に示すようにして行う。つまり、まず吐出管カ
バー51を引上げて器体27の上面より突出さ
せ、吐出管50の吐出口50aの位置を高くす
る。この調節はチユーブ48の可撓変形により吐
出配管系45を損うことなく実現できるととも
に、吐出管カバー51を引上げた状態は、板ばね
54と節動突起55との係合で固定される。しか
も、吐出管カバー51の引上げ状態において鍔部
53が保温スイツチ58を押圧して、このスイツ
チ58を開く。この後に載置台29上に冷飲料用
抽出器3を載せる。勿論、この抽出器3の冷却容
器6には氷Fが収納されていることは言うまでも
ない。この場合、フイルター装置5の流れ切換皿
10の摘み19をアイス表示側に位置させてお
く。したがつて、抽出孔11の真下に分散溝22
の受水部が夫々対向し、かつ集水溝21は抽出孔
11とは対向しない。次に、通電を行えばよい。
そうすると、湯沸しヒータ41のみに通電され
て、既述のヒータポンプ作用を起こすから、フイ
ルター装置5で熱湯により抽出された温かいコー
ヒー等は、冷却容器6を通る間に氷Fによつて冷
されて、通水孔26から流下してボトル4に溜め
られる。そして、この場合保温ヒータ30は発熱
されないので、冷されたコーヒー等が加熱される
ことはない。また、発熱している大発熱量の湯沸
しヒータ41は載置台29外に配設されているの
で、その輻射熱がボトル4に作用して、ボトル4
内の冷飲料が温められることもない。
図に示すようにして行う。つまり、まず吐出管カ
バー51を引上げて器体27の上面より突出さ
せ、吐出管50の吐出口50aの位置を高くす
る。この調節はチユーブ48の可撓変形により吐
出配管系45を損うことなく実現できるととも
に、吐出管カバー51を引上げた状態は、板ばね
54と節動突起55との係合で固定される。しか
も、吐出管カバー51の引上げ状態において鍔部
53が保温スイツチ58を押圧して、このスイツ
チ58を開く。この後に載置台29上に冷飲料用
抽出器3を載せる。勿論、この抽出器3の冷却容
器6には氷Fが収納されていることは言うまでも
ない。この場合、フイルター装置5の流れ切換皿
10の摘み19をアイス表示側に位置させてお
く。したがつて、抽出孔11の真下に分散溝22
の受水部が夫々対向し、かつ集水溝21は抽出孔
11とは対向しない。次に、通電を行えばよい。
そうすると、湯沸しヒータ41のみに通電され
て、既述のヒータポンプ作用を起こすから、フイ
ルター装置5で熱湯により抽出された温かいコー
ヒー等は、冷却容器6を通る間に氷Fによつて冷
されて、通水孔26から流下してボトル4に溜め
られる。そして、この場合保温ヒータ30は発熱
されないので、冷されたコーヒー等が加熱される
ことはない。また、発熱している大発熱量の湯沸
しヒータ41は載置台29外に配設されているの
で、その輻射熱がボトル4に作用して、ボトル4
内の冷飲料が温められることもない。
しかも、フイルター装置5の抽出孔11から流
下された温かいコーヒー等は、分散溝22で受け
られてから、その傾斜に沿つて分散部に至り、こ
の分散部の両端側に設けられた分散流出孔24を
通つて冷却容器6内に流下される。このように抽
出された温かいコーヒー等が分散されて氷Fに注
がれることから、氷Fにコーヒー等の通り道が大
きく形成されることがなく、コーヒー等の氷Fと
の接触が良くなる。したがつて、ボトル4が保温
ヒータ30で加熱されないことと相まつて、十二
分に冷えたコーヒー等を得ることができる。
下された温かいコーヒー等は、分散溝22で受け
られてから、その傾斜に沿つて分散部に至り、こ
の分散部の両端側に設けられた分散流出孔24を
通つて冷却容器6内に流下される。このように抽
出された温かいコーヒー等が分散されて氷Fに注
がれることから、氷Fにコーヒー等の通り道が大
きく形成されることがなく、コーヒー等の氷Fと
の接触が良くなる。したがつて、ボトル4が保温
ヒータ30で加熱されないことと相まつて、十二
分に冷えたコーヒー等を得ることができる。
なお、上記一実施例では使い勝手をより良くす
るために、保温スイツチ58の開閉を、吐出口5
0aの高さ位置の調節に連動させたが、このスイ
ツチ58には手動で開閉されるものを用いて実施
してもよい。
るために、保温スイツチ58の開閉を、吐出口5
0aの高さ位置の調節に連動させたが、このスイ
ツチ58には手動で開閉されるものを用いて実施
してもよい。
また、上記一実施例ではサーモスタツト42に
手動復帰形のものを用いたが、これに代えて熱盤
39温度の上がり下がりに伴つて開閉を繰返えす
自動復帰形のサーモスタツト42を用いて実施し
てもよい。また、サーモスタツト42に代えて水
圧スイツチを設けて実施してもよい。水圧スイツ
チはダイヤフラム等を備えて給水配管系43に取
付けられ、この配管系43内部の水圧が規定値以
上である場合には湯沸しヒータ41への通電回路
を閉じ、かつ水圧が規定値を下回わつた場合に上
記通電回路を開くものである。
手動復帰形のものを用いたが、これに代えて熱盤
39温度の上がり下がりに伴つて開閉を繰返えす
自動復帰形のサーモスタツト42を用いて実施し
てもよい。また、サーモスタツト42に代えて水
圧スイツチを設けて実施してもよい。水圧スイツ
チはダイヤフラム等を備えて給水配管系43に取
付けられ、この配管系43内部の水圧が規定値以
上である場合には湯沸しヒータ41への通電回路
を閉じ、かつ水圧が規定値を下回わつた場合に上
記通電回路を開くものである。
さらに、上記一実施例においてチユーブ48の
可撓変形に伴う内径変化を、より確実に防止する
ためにチユーブ48の可撓性を損わない範囲で、
このチユーブ48の外周にコイルスプリングを補
強材として巻付けてもよい。
可撓変形に伴う内径変化を、より確実に防止する
ためにチユーブ48の可撓性を損わない範囲で、
このチユーブ48の外周にコイルスプリングを補
強材として巻付けてもよい。
そして、上記一実施例では吐出口50aの高さ
位置を調節するために可撓性のチユーブ48を用
いたが、吐出配管系45を次のように構成してチ
ユーブおよび導管48を省略してもよい。すなわ
ち、接続管47の上部側は上端が開口された直管
構造とし、この直管部と吐出管50の下端が開口
された直管部とを、Oリング等の水封部材を介し
て上下方向に沿つて摺動自在に嵌合して、吐出配
管系45を伸縮するように構成すればよい。要す
れば、吐出配管系45はその一部が上下方向に移
動自在に構成され、同一部の変位で吐出口50a
の高さ位置が調節できるようなつていればよい。
位置を調節するために可撓性のチユーブ48を用
いたが、吐出配管系45を次のように構成してチ
ユーブおよび導管48を省略してもよい。すなわ
ち、接続管47の上部側は上端が開口された直管
構造とし、この直管部と吐出管50の下端が開口
された直管部とを、Oリング等の水封部材を介し
て上下方向に沿つて摺動自在に嵌合して、吐出配
管系45を伸縮するように構成すればよい。要す
れば、吐出配管系45はその一部が上下方向に移
動自在に構成され、同一部の変位で吐出口50a
の高さ位置が調節できるようなつていればよい。
しかも、上記一実施例ではフイルター装置が流
れ切換皿10を備えるが、この皿10は省略して
もよい。さらに、冷却容器6はその下部をボトル
4内に挿入して設けてもよい。
れ切換皿10を備えるが、この皿10は省略して
もよい。さらに、冷却容器6はその下部をボトル
4内に挿入して設けてもよい。
また、本発明において給湯器にはその給湯がヒ
ータポンプ以外の方法によるものを採用しても差
支えない。
ータポンプ以外の方法によるものを採用しても差
支えない。
その他、本発明の実施に当つては、本発明の要
旨に反しない限り、給湯器およびその器体、加熱
機構およびその吐出配管系、吐出口、ボトル、フ
イルター装置、冷却容器、載置台、湯沸しヒー
タ、保温ヒータ、保温スイツチ等の具体的な構
造、形状、位置、材質等は、上記一実施例に制約
されるものではなく、種々の態様に構成して実施
できることは勿論である。
旨に反しない限り、給湯器およびその器体、加熱
機構およびその吐出配管系、吐出口、ボトル、フ
イルター装置、冷却容器、載置台、湯沸しヒー
タ、保温ヒータ、保温スイツチ等の具体的な構
造、形状、位置、材質等は、上記一実施例に制約
されるものではなく、種々の態様に構成して実施
できることは勿論である。
以上説明した本発明は上記特許請求の範囲に記
載の構成を要旨とするから、吐出配管系の吐出口
の高さ位置が調節自在であることにより、氷を収
納した冷却容器の使用の有無で高さ寸法が異なる
冷飲料用抽出器と温飲料用抽出器とを給湯器の載
置台に載せることができる。したがつて、温かい
飲料と冷たい飲料とを自動的に抽出できることは
勿論のこと、温かい飲料の抽出時には吐出配管系
の吐出口が下がつて位置されるとともに、冷たい
飲料の抽出時には吐出管およびそのカバーの上方
への引出しにより、吐出口が高い位置にあるか
ら、この高い位置の吐出口を基準として、その高
さに合わせて器体を形成する必要がなく、器体の
高さを小さくでき、したがつてコンパクトな抽出
装置を提供できる。しかも、温かい飲料を抽出す
る際には、湯沸しヒータとは別に載置台に設けた
保温ヒータで保温ができるにも拘らず、冷たい飲
料を抽出する際には、保温スイツチが開かれて保
温ヒータが発熱しないから、冷たくした飲料が載
置台からの熱伝導により加熱されることがないと
ともに、発熱する湯沸しヒータは、保温ヒータが
設けられた載置台から外れた位置に設けられて、
その輻射熱がボトルに作用することもないので、
十分に冷却された飲料を得ることができる。その
上、保温スイツチの開閉による保温ヒータの制御
で以上の加熱防止ができるので、加熱防止のため
機械的動作機構を不要とでき、したがつて部品点
数が少なく簡単な構造で実施できる等の効果があ
る。
載の構成を要旨とするから、吐出配管系の吐出口
の高さ位置が調節自在であることにより、氷を収
納した冷却容器の使用の有無で高さ寸法が異なる
冷飲料用抽出器と温飲料用抽出器とを給湯器の載
置台に載せることができる。したがつて、温かい
飲料と冷たい飲料とを自動的に抽出できることは
勿論のこと、温かい飲料の抽出時には吐出配管系
の吐出口が下がつて位置されるとともに、冷たい
飲料の抽出時には吐出管およびそのカバーの上方
への引出しにより、吐出口が高い位置にあるか
ら、この高い位置の吐出口を基準として、その高
さに合わせて器体を形成する必要がなく、器体の
高さを小さくでき、したがつてコンパクトな抽出
装置を提供できる。しかも、温かい飲料を抽出す
る際には、湯沸しヒータとは別に載置台に設けた
保温ヒータで保温ができるにも拘らず、冷たい飲
料を抽出する際には、保温スイツチが開かれて保
温ヒータが発熱しないから、冷たくした飲料が載
置台からの熱伝導により加熱されることがないと
ともに、発熱する湯沸しヒータは、保温ヒータが
設けられた載置台から外れた位置に設けられて、
その輻射熱がボトルに作用することもないので、
十分に冷却された飲料を得ることができる。その
上、保温スイツチの開閉による保温ヒータの制御
で以上の加熱防止ができるので、加熱防止のため
機械的動作機構を不要とでき、したがつて部品点
数が少なく簡単な構造で実施できる等の効果があ
る。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図および
第2図は夫々異なる状態の縦断側面図、第3図は
第1図中−線に沿う断面図、第4図はフイル
ター装置の分解斜視図、第5図はフイルター容器
の平面図、第6図は電気回路図である。 1……給湯器、2……温飲料用抽出器、3……
冷飲料用抽出器、4……ボトル、5……フイルタ
ー装置、6……冷却容器、29……載置台、30
……保温ヒータ、41……湯沸しヒータ、45…
…吐出配管系、50a……吐出口、58……保温
スイツチ、27……器体、38……加熱機構、5
0……吐出管、51……吐出管カバー、F……
氷。
第2図は夫々異なる状態の縦断側面図、第3図は
第1図中−線に沿う断面図、第4図はフイル
ター装置の分解斜視図、第5図はフイルター容器
の平面図、第6図は電気回路図である。 1……給湯器、2……温飲料用抽出器、3……
冷飲料用抽出器、4……ボトル、5……フイルタ
ー装置、6……冷却容器、29……載置台、30
……保温ヒータ、41……湯沸しヒータ、45…
…吐出配管系、50a……吐出口、58……保温
スイツチ、27……器体、38……加熱機構、5
0……吐出管、51……吐出管カバー、F……
氷。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ボトルおよびこの上方に配置されるフイルタ
ー装置を備えて形成される温飲料用抽出器と、 上記ボトルとフイルター装置間に着脱自在に設
けられるとともに、内部に氷が収納されて上記ボ
トルおよびフイルター装置とともに冷飲料用抽出
器を形成する冷却容器と、 下部に上記ボトルが着脱自在に載置される載置
台が形成された器体と、この器体に上下動自在に
取付けられて上記器体の上面から突出する吐出管
カバーと、上記載置台から外れた位置において上
記器体に内蔵されて熱湯を形成する湯沸しヒータ
を有した加熱機構と、この加熱機構の出湯口に一
端が接続されるとともに、他端部に上記吐出管カ
バーに収納された吐出管を有し、この管の上記フ
イルター装置に対向する吐出口の高さ位置が調節
自在に形成された吐出配管系とを備えた給湯器
と、 上記載置台に設けられた保温ヒータと、 この保温ヒータに直列接続して上記器体に設け
られ、温飲料の抽出時に閉じられるとともに冷飲
料の抽出時に開かれる保温スイツチとを具備した
コーヒー等の抽出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58048208A JPS59174118A (ja) | 1983-03-23 | 1983-03-23 | コ−ヒ−等の抽出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58048208A JPS59174118A (ja) | 1983-03-23 | 1983-03-23 | コ−ヒ−等の抽出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59174118A JPS59174118A (ja) | 1984-10-02 |
JPH0343887B2 true JPH0343887B2 (ja) | 1991-07-04 |
Family
ID=12796973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58048208A Granted JPS59174118A (ja) | 1983-03-23 | 1983-03-23 | コ−ヒ−等の抽出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59174118A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL8600015A (nl) * | 1986-01-07 | 1987-08-03 | Philips Nv | Koffiezetapparaat. |
WO1991000042A1 (en) * | 1989-06-29 | 1991-01-10 | Sinko Sangyo Kabushiki Kaisha | Heat exchanger for liquid such as coffee |
KR101468906B1 (ko) * | 2014-04-15 | 2014-12-05 | 최선호 | 자동 커피 드립장치 |
JP6507083B2 (ja) * | 2015-11-16 | 2019-04-24 | 象印マホービン株式会社 | コーヒーメーカー |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5636436Y2 (ja) * | 1977-09-12 | 1981-08-27 |
-
1983
- 1983-03-23 JP JP58048208A patent/JPS59174118A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59174118A (ja) | 1984-10-02 |
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