JP3078802B1 - 飲料抽出装置 - Google Patents

飲料抽出装置

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JP3078802B1
JP3078802B1 JP11210034A JP21003499A JP3078802B1 JP 3078802 B1 JP3078802 B1 JP 3078802B1 JP 11210034 A JP11210034 A JP 11210034A JP 21003499 A JP21003499 A JP 21003499A JP 3078802 B1 JP3078802 B1 JP 3078802B1
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信義 渡辺
吉弘 岩本
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オルゴ株式会社
株式会社ユニマットオフィスコ
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Abstract

【要約】 【課題】 チャンバーを確実かつスムーズに保持するこ
とができると共に手前でのチャンバーホルダーの抜け落
ちを防止できる。 【解決手段】 上記装置本体1Aの左、右のフレーム5
6が嘴部15の下方に相当する位置でフレーム56と隙
間を有する二重壁に形成する外壁60を設け、この二重
壁間を前後に挿通したガイド溝孔61とし、このガイド
溝孔61を形成する外壁60の前方にストッパー用孔6
2を形成する一方、チャンバーホルダー54が前方にチ
ャンバー8を上方より収納する広巾の漏斗部54aと、
この漏斗部54aを囲んで漏斗部の広巾に相当し左、右
側より後方に延び、かつガイド溝孔61内に前後摺動す
る左、右のガイド壁54bとにて一体成形され、この
左、右のガイド壁54bの後端部にそれぞれ外側に向け
て突出したストッパー用爪54cを突出してなる構成と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコーヒー、紅茶等の抽出
を行う飲料抽出装置であって、コーヒー粉、紅茶葉等を
セットしたチャンバーを前後自在に摺動するチャンバー
ホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、業務用として用いられる飲料抽出
装置は、台枠の両側に平板状のフレーム56'を立設し
た骨組枠を設け、この骨組枠の前面に合成樹脂材料によ
る前枠57'を係合すると共に、縦方向に2分割され、
かつ合成樹脂材料により側面視コ字状の側枠58'を骨
組枠の左右両側よりそれぞれ係合して側面視コ字状で、
かつ上部前方を嘴部15'とし、下部前方を台座部11'
とした装置本体1A'を設け、この装置本体1A'内の嘴
部15'内に給水タンクと、装置本体内後部にヒータを
備えた湯沸かしタンクと、給水タンクと湯沸かしタンク
とを連結する給水パイプと、湯沸かしタンク内の沸騰水
を嘴部下端に吐出する吐出パイプとをそれぞれ内蔵して
いる。
【0003】そしてこの装置本体1A'の嘴部15'下端
で吐出パイプ先端の下方にコーヒー粉、紅茶葉等をセッ
トするチャンバー8'を設け、このチャンバーを前後自
在に摺動するチャンバーホルダー54'を設け、チャン
バー底面より抽出された抽出液を貯える貯蔵容器を設
け、台座部11'に貯蔵容器内の抽出液を保温するウォ
マー12'を具備し、給水タンクに所望の水を給水する
と給水パイプを通じて湯沸かしタンク内に入り、この湯
沸かしタンク内の水がヒータにて加熱されて沸騰する。
【0004】更に、給水タンクに必要とする所定の水を
追加すると給水パイプを通じて湯沸かしタンク内に追加
の水が供給され、湯沸かしタンク内でこの追加の水に相
当する沸騰水がサイホン現象の働きにて吐出パイプを通
じてチャンバー上部へ吐出される。このチャンバーには
濾紙を敷いた後、コーヒー粉、紅茶葉等の原料をセット
し、このチャンバー上部より吐出された沸騰水は原料と
混合し、チャンバー下部より抽出液となって滴下され、
貯蔵容器内に溜められる。
【0005】そして、この飲料抽出装置では、図7に示
すように、装置本体1A'の左、右のフレーム56'が嘴
部15'下方に相当する外側に前後に向けて外向きの巾
の狭いガイドレール64'を設ける一方、合成樹脂材料
よりなるチャンバーホルダー54'がチャンバー8'を納
める巾の狭いリング部54a'と、このリング部54a'の
左、右側より後方に延びて縦断面外向きコ字状の巾の狭
いガイド板54b'とを一体成形し、このガイド板54b'
を上記ガイドレール64'に沿って前後自在に摺動して
いた。
【0006】
【発明から解決しようとする課題】ところが、この種の
飲料抽出装置にあっては、チャンバーホルダーのガイド
板は合成樹脂成型によって、安価に成形できる反面、外
向きに拡がる傾向を有し、また、頻度の高い使用によっ
て、外向きに拡がって、ガイドレールより離脱し、チャ
ンバーを確実に保持することができないという問題点が
あった。また、チャンバーホルダーを引き出すと、この
チャンバーホルダーの前方に下向きの大きな荷重がかか
ることとなり、ガイドレールに沿って前方へ引き出され
たガイド板は巾狭で、しかも外壁向きに拡がる作用が働
いて、上記荷重を支えることができなくて、抜け落ちて
しまうという問題点があった。
【0007】そこで、本発明はこのような従来の飲料抽
出装置が有していた課題を解決したものであって、チャ
ンバーを確実かつスムーズに保持することができると共
に手前でのチャンバーホルダーの抜け落ちを防止できる
ことを目的とした飲料抽出装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の飲料抽出装置は装置本体1Aの左、右のフ
レーム56が嘴部15の下方に相当する位置でフレーム
56と隙間を有する二重壁に形成する外壁60を設け、
この二重壁間を前後に挿通したガイド溝孔61とし、こ
のガイド溝孔61を形成する外壁60の前方にストッパ
ー用孔62を形成する一方、チャンバーホルダー54が
前方にチャンバー8を上方より収納する広巾の漏斗部5
4aと、この漏斗部54aを囲んで漏斗部の広巾に相当し
左、右側より後方に延び、かつガイド溝孔61内に前後
摺動する左、右のガイド壁54bとにて一体成形され、
この左、右のガイド壁54bの後端部にそれぞれ外側に
向けて突出したストッパー用爪54cを突出してなる構
成としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
に基づき説明する。図中、図1は本発明実施例の斜視
図、図2は本発明実施例の縦断面図、図3は本発明実施
例の上部拡大縦断面図、図4は本発明実施例の要部を示
す分解斜視図、図5は図1のA部縦断拡大図、図6は従
来例の斜視図、図7は従来例の要部を示す分解斜視図、
図8は図6のB部縦断面拡大図である。
【0010】飲料抽出装置1は特にオフィス等で使用さ
れる業務用のものであって、図2に示すように、装置本
体1A上部の給水タンク2と、装置本体1A内に配置し
たヒータ3を備えた熱板4と、この熱板4上に載置した
湯沸かしタンク5と、湯沸かしタンク5の上部開口を閉
鎖する密閉蓋6と、給水タンク2と湯沸かしタンク5と
を連結する給水パイプ7と、コーヒー粉、紅茶葉等の原
料をセットするすりばち状のチャンバー8と、このチャ
ンバー8を保持するチャンバーホルダー54と、湯沸か
しタンク5内の沸騰水をチャンバー8上方へ導く吐出パ
イプ9と、チャンバー8底面より抽出された抽出液を貯
蔵する貯蔵容器10と、この貯蔵容器10を載置し、貯
蔵容器10内の抽出液を保温する装置本体1A前方下部
の台座部11の保温ヒータを備えたウォーマー12と、
コンセントからの電源をコントロールするマイクロコン
ピュータによる電気回路機構とからなっている。
【0011】飲料抽出装置1の装置本体1Aは台枠55
の両側に平板状のフレーム56を立設した骨組枠を設
け、この骨組枠の前面に合成樹脂材料による側面視コ字
状の前枠57を係合すると共に、縦方向に分割され、か
つ合成樹脂材料の側枠58を骨組枠の左右両側よりそれ
ぞれ係合して側面視コ字状で、かつ上部前方を嘴部15
とし、下部前方を台座部11とし、後部を筒状胴部59
としている。
【0012】装置本体1Aの左、右のフレーム56は図
4乃至図5に示すように、それぞれ嘴部15の下方位置
に相当する筒状胴部59に、このフレーム56と側枠5
8との間にあって、フレーム56との間に隙間を有する
外壁60を設け、このフレーム56と外壁60との二重
壁間を前後に挿通したガイド溝孔61としている。この
外壁60は巾広く、しかもフレーム56の前後長さに等
しい長さに形成しており、外壁60の前方にストッパー
用孔62を形成している。
【0013】装置本体1Aは筒状胴部59内に湯沸かし
タンク5を内蔵し、この湯沸かしタンク5の下方に湯沸
かしタンク5の下方を支える下部ホルダー30を固定
し、湯沸かしタンク5の上方に湯沸かしタンク5の上方
を支える上部ホルダー33を固定している。この上部ホ
ルダー33は筒状胴部59の上部前方を通って嘴部15
の下部を覆っており、後述の給水タンク2の支え軸49
に係合する保持軸51を垂設している。
【0014】装置本体1Aは下部ホルダー30下方に電
源コード収納部13を設け、この下部ホルダー30と電
源コード収納部13との間に電気回路機構を操作するメ
イン基板を設けている。この装置本体1Aは嘴部15内
上部に給水タンク2を内蔵し、嘴部15下方にチャンバ
ーホルダー54と共にチャンバー8を収納自在に装着し
ている。
【0015】チャンバー8は合成樹脂材料にて図3乃至
図4に示すように、すり鉢状に形成しており、底面に複
数の小孔を形成している。このチャンバー8は予め濾紙
を敷いた後、この濾紙上にコーヒー粉、紅茶葉等の原料
をセットして、嘴部15下端で吐出パイプ9先端下方に
配置している。
【0016】チャンバー8を前後自在に摺動するチャン
バーホルダー54は合成樹脂材料にて、図3乃至図5に
示すように、チャンバー8を上方より載置する広巾の濾
斗部54aと、この濾斗部54aを囲んで濾斗部54aの
広巾に相当した左、右側より後方に延び、かつ装置本体
1Aのガイド溝孔61内を前後摺動する左、右のガイド
壁54b、54bとにて一体成形している。
【0017】このチャンバーホルダー54の左、右のガ
イド壁54bは後端部に外側に向けてストッパー用爪5
4cを突出している。このストッパー用爪54cはガイド
壁54bの外壁に後方より前方に向けて高くなる傾斜壁
を設けている。この傾斜壁にてチャンバーホルダー54
を前方へ引くと、このストッパー用爪54cが装置本体
1Aのストッパー用孔62に嵌め込まれて、チャンバー
ホルダー54の前方移動を停止させる。又、チャンバー
ホルダー54を後方へ押すとストッパー用爪54cの傾
斜壁に沿って、スムーズにストッパー用孔62から抜け
て、ガイド溝孔61内を摺動することとなる。
【0018】このチャンバーホルダー54のストッパー
用爪54cとそれを嵌合するストッパー用孔62はチャ
ンバーホルダー54を前方へ引き出し、チャンバー8が
嘴部15前方に引き出されて取り出せる位置に相当する
個所に形成している。このチャンバーホルダー54の
左、右のガイド壁54bは濾斗部54aと同じ広巾に形成
しているので、上方からの荷重に対して安定しており、
チャンバーホルダー54を前方へ引き出し、コーヒー
粉、紅茶葉等の原料をセットした荷重のかかったチャン
バー8を濾斗部54aに載置しても、十分耐えることが
できてガイド溝孔61内よりガイド壁54bが抜け落ち
ることがない。
【0019】18は装置本体1Aの上端開口を閉鎖する
ための装置本体用蓋であって、外周に低い側壁を備えた
皿状を逆位にした形状に形成しており、この周側内壁に
所定の間隔を隔てて複数の爪用溝を設けている。この複
数の爪用溝の一つは装置本体1Aから装置本体用蓋18
を取り外すための取り外し用の爪用溝であって、装置本
体1Aのハンドル載置部に載置したハンドル21に隠れ
る位置の側内壁に形成している。この取り外し用の爪用
溝の上部にコインを差し込み取り外し用の爪を押し込む
ための透孔を形成している。
【0020】この装置本体用蓋18は前部で給水タンク
2上方に位置する個所に開閉自在の給水タンク用開閉蓋
19を設けている。この装置本体用蓋18は給水タンク
用開閉蓋19より離れた周囲の内壁に下向きで二つのリ
ブからなる環状溝を形成している。この環状溝内にはポ
リエチレン発泡体またはシリコン発泡体からなるクッシ
ョン材が押し詰められており、後述の給水タンク2の水
受け容器の口元がこのクッション材に当接するようにし
ている。
【0021】湯沸かしタンク5は、ステンレス材料にて
有底筒状に形成しており、図2乃至図3に示すように、
この上部開口を着脱自在の密閉蓋6にて閉鎖している。
この湯沸かしタンク5は上部開口に近い筒状上部外周に
この湯沸かしタンク5を補強するための内方に窪んだ環
状溝による環状ビードを設けている。この環状ビードは
外方に突出した環状突部であってもよい。27は湯沸か
しタンク5を吊り上げるための把手である。
【0022】湯沸かしタンク5は後述の熱板4上に着脱
自在に装着しており、この湯沸かしタンク5の底面を熱
板4の上面形状に沿って中央内側に向けて窪んだ山形状
に形成している。この湯沸かしタンク5の底面は熱板4
との伝熱効率がよければよく、熱板4の上面形状が平面
状であればそれに沿う平面状に形成してもよい。この湯
沸かしタンク5の底面のコーナーは大きな円弧状に形成
している。このコーナーの円弧状により湯沸かしタンク
5の底面の掃除を容易にしている。
【0023】湯沸かしタンク5を加熱する熱板4はヒー
タ3を備え熱伝導性の良好な金属材料、特にアルミダイ
キャスト等により中央開口の円板状に形成している。こ
の熱板4を加熱するヒータ3はシーズヒータにより熱板
4の下部周壁にリング状に埋設している。この熱板4の
中央開口には湯沸かしタンク5内の水の温度を感知し、
かつ湯沸かしタンク5が熱板4上に載置したときにのみ
電源をOFFするセンサー部材が熱板4上に突出自在に
装着している。
【0024】この熱板4の下面を覆う熱板カバー29は
装置本体1A内の下部ホルダー30にビス止めしてお
り、熱板4と共に装置本体1A内に固定している。この
熱板カバー29は熱板4の熱を装置本体1A内下部に放
熱しないように熱遮蔽の働きをしている。
【0025】31はガラス繊維等の断熱材で、加熱され
た湯沸かしタンク5の放熱を防ぐよう湯沸かしタンク5
の胴体を囲んだ円筒状に形成している。この円筒状の断
熱材31の内周に外筒32を設けている。この外筒32
は金属性材料にて円筒状に形成しており、湯沸かしタン
ク5を自由に出し入れできる大きさの直径に形成してい
る。この外筒32は外筒外周に巻き付けられた断熱材3
1と共に下端を熱板4外周の熱板カバー29上面に載置
し、上端を装置本体1A内の上部ホルダー33に固定し
ている。
【0026】湯沸かしタンク用の密閉蓋6は湯沸かしタ
ンク5の上部開口に着脱自在に装着しており、金属性材
料にて平板状に形成し、この平板状の外周端に下向きの
環状下向溝を設けている。この密閉蓋6は上部中央を締
付部材35にて押圧されている。この密閉蓋6の環状下
向溝内にはシリコンゴム等の材料による環状シール材を
装填している。この環状シール材下面は湯沸かしタンク
5の上部開口を形成する周端と密に当接している。40
は注水パイプで、湯沸かしタンク5内に装填されてお
り、第2パイプ部38の小口径の下端に連結している。
【0027】給水タンク2は給水容器44と、給水容器
44を内蔵した水受け容器45との二槽構造からなって
いる。この給水容器44は合成樹脂材料にて浅い小鉢状
に形成されており、中央の底をL型段状に形成して最下
端を開口している。この給水容器44は装置本体用蓋1
8の給水タンク用開閉蓋19の下方に配置するようにし
ている。
【0028】この給水容器44の底の開口には上側より
L型段部にメッシュフイルターが張設されており、この
メッシュフイルター上のL型段部内側壁に沿って着脱自
在な環状枠を装着している。この環状枠内のメッシュフ
イルター上には活性炭を装填している。この環状枠の外
壁には小さな突起が適宜の間隔を隔てて複数形成されて
いて、この突起がL型段部に当接して、L型段部に環状
枠がきつく嵌め込まれるようになっている。この給水容
器44は水受け容器45との間に隙間があり、特に後述
の水受け容器45に連結した蒸気抜パイプ50との間に
は大きな隙間が生じるように形成されている。
【0029】水受け容器45は後方下向きに傾斜した傾
斜底を有した浅い側壁の筒状に形成されており、後部側
壁上部に蒸気抜パイプ50を連結している。この蒸気抜
パイプ50よりも下方で離れた位置に給水パイプ7を連
結している。49は傾斜底の下壁と一体形成された支え
軸で、上部ホルダー33及び係止部材の保持軸51に係
合するようにしている。
【0030】この水受け容器45の上部開口を形成する
壁の上端は装置本体用蓋18の環状溝に嵌合し、この環
状溝内のクッション材に密に当接している。このように
給水タンク7は給水容器44を内蔵した水受け容器45
の支え軸49を装置本体1Aの上部ホルダー33に設け
た保持軸51に係合し、水受け容器45の上端を装置本
体用蓋18の環状溝に嵌合しているだけで全く固定箇所
のない構造としている。
【0031】給水パイプ7は水受け容器45の傾斜底の
後端に水受け容器45と一体成形しているが、水受け容
器45と別体に成形しても何ら支障をきたすことはな
い。この水受け容器45と一体成形された給水パイプ7
は水受け容器45に近い入り口を大きな口元とし、密閉
蓋6と連通する出口を段状の付いた小口径部としてい
る。この給水パイプ7の小口径部が密閉蓋6に貫通して
いる。
【0032】この給水パイプ7は水受け容器45の後端
と密閉蓋6との間の距離を近づけて液流路を極端に短く
しており、水受け容器45と密閉蓋6に最も離れたコー
ナーの壁面を大きな角度で形成している。このコーナー
の大きな角度により泡溜まりがなくなり給水圧力が落ち
ることがなくなっている。吐出パイプ9は後端を密閉蓋
6に貫通し、先端を自由端としチェンバー8上方に配置
している。蒸気抜パイプ50はゴム材料等の弾性材料に
てチューブ状に形成されており、一端を水受け容器45
に貫通し、他端を密閉蓋6に貫通している。
【0033】52は係止部材であって上部ホルダー33
のシャワーボール用の透孔を覆うように形成しており、
中央上部に上部ホルダー33の透孔よりも小さい吐出パ
イプ用孔を形成し、この吐出パイプ用孔の周りに水受け
容器45の支え軸49に係合する保持軸51と同じ作動
をする保持軸51を垂設し、中央下部にシャワーボール
用開口を形成している。この係止部材52は給水タンク
7と共に着脱自在としている。この係止部材52は吐出
パイプ用孔に吐出パイプ9の自由端を下向きにして挿入
している。53はシャワーボールで、上面に環状鍔を備
えた網目半球状に形成されており、この環状鍔を係止部
材52のシャワーボール用開口に下側より差し込んで係
止めしている。
【0034】チャンバー8底面より抽出された抽出液を
貯蔵する貯蔵容器10は熱伝導性の良好なガラス製一重
びんである。この貯蔵容器10を載置し、貯蔵容器10
内の抽出液を保温するウォーマー12はホーローにて形
成されており、装置本体1Aの前方下部の台座部11に
設けており、下面に保温ヒータとセンサーとを設けてい
る。
【0035】マイクロコンピュータによる電気回路機構
は湯沸かしタンク5の離脱時には通電せず、また湯沸か
しタンク5内に水なし空焚きには通電しない湯沸かしタ
ンク通電制御手段と、湯沸かしタンク5内の高温水を高
温状態から低温状態に予め設定された時間維持し、その
後高温状態に復帰させる湯沸かしタンク低温維持動作手
段と、さらにウォーマー12においても常時保温状態を
維持し、貯蔵容器10の離脱時には通電せず、また貯蔵
容器10内に水なし空焚きには通電しない貯蔵容器通電
制御手段とを備えている。
【0036】抽出液の摘出にあたっては先ず、給水タン
ク2に給水すると給水パイプを介して、湯沸かしタンク
5内に溜まる。電源を入れると熱板4により加熱されて
湯沸かしタンク5内の水が熱湯となる。この熱湯となっ
た後に給水タンク2に必要量の水を供給すると、注水パ
イプ40を介して湯沸かしタンク5内の下部に供給され
た水の量だけ熱湯がサイホン現象によって吐出パイプ9
を通りシャワーボール内へ摘下し、予めチャンバー8に
セットされたコーヒー粉、紅茶葉等の原料が濾紙を介し
て抽出液となってチャンバー8底面より流れ出る。この
流れでた抽出液を貯蔵容器10内に蓄えておき、貯蔵容
器10をウォーマー12に載置すれば、ウォーマー12
の加熱によって常時暖かいコーヒー、紅茶等の飲料を味
わうことができる。
【0037】以上本発明の代表例と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構
成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができるものである。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
発明にいうところの飲料抽出装置は台枠の両側に平板状
のフレームを立設した骨組枠を設け、この骨組枠の前面
に合成樹脂材料による側面視コ字状の前枠を係合すると
共に、縦方向に2分割され、かつ合成樹脂材料の側枠を
骨組枠の左右両側よりそれぞれ係合して側面視コ字状
で、かつ上部前方を嘴部とし、下部前方を台座部とした
装置本体を設け、この装置本体内の嘴部内に給水タンク
と、装置本体内後部にヒータを備えた湯沸かしタンク
と、給水タンクと湯沸かしタンクとを連結する給水パイ
プと、湯沸かしタンク内の沸騰水を嘴部下端に吐出する
吐出パイプとをそれぞれ内蔵し、装置本体の嘴部下端で
吐出パイプ先端の下方にコーヒー粉、紅茶葉等をセット
するチャンバーを設け、このチャンバーを前後自在に摺
動するチャンバーホルダーを設け、チャンバー底面より
抽出された抽出液を貯える貯蔵容器を設け、台座部に貯
蔵容器内の抽出液を保温するウォマーを設けてなる飲料
抽出装置であって、上記装置本体の左、右のフレームが
嘴部の下方に相当する位置でフレームと隙間を有する二
重壁に形成する外壁を設け、この二重壁間を前後に挿通
したガイド溝孔とし、このガイド溝孔を形成する外壁の
前方にストッパー用孔を形成する一方、チャンバーホル
ダーが前方にチャンバーを上方より収納する広巾の漏斗
部と、この漏斗部を囲んで漏斗部の広巾に相当し左、右
側より後方に延び、かつガイド溝孔内に前後摺動する
左、右のガイド壁とにて一体成形され、この左、右のガ
イド壁の後端部にそれぞれ外側に向けて突出したストッ
パー用爪を突出してなる構成としているものであるか
ら、チャンバーを確実かつスムーズに保持することがで
きると共にチャンバーホルダーの左、右のガイド壁が濾
斗部と同じ広巾に形成されているので、上方からの荷重
に対して安定しており、チャンバーホルダーを前方へ引
き出し、コーヒー粉、紅茶葉等の原料をセットした荷重
のかかったチャンバーを濾斗部に載置しても、十分耐え
ることができてガイド溝孔内よりガイド壁が抜け落ちる
ことがなく、手前でのチャンバーホルダーの抜け落ちを
防止できるという顕著な効果を期待することが出来るに
至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の斜視図。
【図2】本発明実施例の縦断面図。
【図3】本発明実施例の上部拡大縦断面図。
【図4】本発明実施例の要部を示す分解斜視図。
【図5】図1のA部縦断面拡大図。
【図6】従来例の斜視図。
【図7】従来例の要部を示す分解斜視図。
【図8】図6のB部縦断面拡大図。
【符号の説明】
1…飲料抽出装置 1A…装置本体 2…給水タンク 3…ヒータ 4…熱板 5…湯沸かしタンク 6…密閉蓋 7…給水パイプ 8…チャンバー 9…吐出パイプ 10…貯蔵容器 11…台座部 12…ウォーマー 15…嘴部 18…装置本体用蓋 19…給水タンク用開閉蓋 33…上部ホルダー 35…締付部材 44…給水容器 45…水受け容器 49…支え軸 51…保持部材 54…チャンバーホルダー 54a…漏斗部 54b…ガイド壁 54c…ストッパー用爪 55…台枠 56…フレーム 57…前枠 58…側枠 59…筒状胴部 60…外壁 61…ガイド溝孔 62…ストッパー用孔 64'…ガイドレール
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−209858(JP,A) 特開 平8−89407(JP,A) 特開 平10−117939(JP,A) 実開 昭54−47686(JP,U) 実開 昭54−77284(JP,U) 特公 平2−36253(JP,B2) 実公 昭60−14411(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 31/00 - 31/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台枠(55)の両側に平板状のフレーム
    (56)を立設した骨組枠を設け、この骨組枠の前面に
    合成樹脂材料による側面視コ字状の前枠(57)を係合
    すると共に、縦方向に2分割され、かつ合成樹脂材料の
    側枠(58)を骨組枠の左右両側よりそれぞれ係合して
    側面視コ字状で、かつ上部前方を嘴部(15)とし、下
    部前方を台座部(11)とした装置本体(1A)を設
    け、この装置本体(1A)内の嘴部(15)内に給水タ
    ンク(2)と、装置本体(1A)内後部にヒータ(3)
    を備えた湯沸かしタンク(5)と、給水タンク(2)と
    湯沸かしタンク(5)とを連結する給水パイプ(7)
    と、湯沸かしタンク(5)内の沸騰水を嘴部(15)下
    端に吐出する吐出パイプ(9)とをそれぞれ内蔵し、装
    置本体(1A)の嘴部(15)下端で吐出パイプ(9)
    先端の下方にコーヒー粉、紅茶葉等をセットするチャン
    バー(8)を設け、このチャンバー(8)を前後自在に
    摺動するチャンバーホルダー(54)を設け、チャンバ
    ー(8)底面より抽出された抽出液を貯える貯蔵容器
    (10)を設け、台座部(11)に貯蔵容器内の抽出液
    を保温するウォマー(12)を設けてなる飲料抽出装置
    (1)であって、上記装置本体(1A)の左、右のフレ
    ーム(56)が嘴部(15)の下方に相当する位置でフ
    レーム(56)と隙間を有する二重壁に形成する外壁
    (60)を設け、この二重壁間を前後に挿通したガイド
    溝孔(61)とし、このガイド溝孔(61)を形成する
    外壁(60)の前方にストッパー用孔(62)を形成す
    る一方、チャンバーホルダー(54)が前方にチャンバ
    ー(8)を上方より収納する広巾の漏斗部(54a)
    と、この漏斗部(54a)を囲んで漏斗部の広巾に相当
    し左、右側より後方に延び、かつガイド溝孔(61)内
    に前後摺動する左、右のガイド壁(54b)とにて一体
    成形され、この左、右のガイド壁(54b)の後端部に
    それぞれ外側に向けて突出したストッパー用爪(54
    c)を突出してなることを特徴とした飲料抽出装置。
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