JP2005500217A - ドリップトレイアセンブリを備える飲料ディスペンサおよび方法 - Google Patents

ドリップトレイアセンブリを備える飲料ディスペンサおよび方法 Download PDF

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Abstract

飲料を保持する中空本体(22)と、ディスペンサベースアセンブリ(46)を備える栓(42)とを含む携帯式飲料ディスペンサ(10)は、水平に延びるベース支持部材(54、56)に摺動的に取り付けられた、通常栓(42)からの飲料のドリップを受ける取外し可能なドリップトレイアセンブリ(28)と、取外し可能なドリップトレイアセンブリを空にし掃除するために取り外すとき、ドリップトレイアセンブリの下方でドリップを捕らえるための、支持部材に固定的に取り付けられた予備ドリップトレイ(148)とを含む。ドリップトレイアセンブリ(28)は、各々が尖ったピーク(98)およびピークから離れて下方に傾斜する1対の対向するほぼ平らな面(100、102)を有し、したがってピークから離れて下方に飲料を導きドリッププレート(84)によって飲料が保持される、複数の細長く平行な格子部材を有する格子パネル(84)で覆われたドリップシンク(68)を含む。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は一般に栓(faucet)を備えるタイプの飲料ディスペンサに関し、より詳細には、本体と本体および栓を支持表面の上で支持するベースとを備えるそのような飲料ディスペンサに関する。
【背景技術】
【0002】
漏斗アセンブリ以外は実質的に閉じた上部(top)を備え、中空本体内に飲料を受ける入口と、本体の底部にあり本体からコーヒーカップやティーカップなどサービング用デカンタまたはサービング用容器に飲料を取り出す栓とを備える中空の断熱された本体を備えるタイプの飲料ディスペンサがよく知られている。そのようなディスペンサをコーヒーブルワ(coffee brewers)と共に使用する場合、ブルーバスケット出口(brew basket outlet)の下に、漏斗アセンブリの上部がブルーバスケット出口に隣接した状態で、漏斗アセンブリから新しく入れたコーヒーを最小限の熱損失で直接受けるようにディスペンサを配置する。ブルーサイクルが完了すると、コーヒーディスペンサは、ブルーバスケットの下から取り除かれ、コーヒーブルワから離れた別の場所に運ばれ、本体の上部に回転可能に取り付けられたハンドルを使って配られる(serve)。それから、別のほぼ同一であるが空のコーヒーディスペンサが、今一杯にされたものの代わりにブルワのブルーバスケットの下に置かれ、新しいブルーサイクルが始まる。このようにして、飲料を沸かす1回のサイクルあたり1〜3ガロンの比較的大量のコーヒーまたは他の飲料が新しく沸かされ、またはそれがディスペンサに新しく追加され、したがって様々なサービング位置に配ることができ、また同様に大きな宴会場またはレストランのダイニングルーム全体にも配ることができる。
【0003】
飲料ディスペンサを移動する前に、漏斗アセンブリの入口開口を適切な閉鎖部材で閉じて、漏斗入口開口からのこぼれおよび熱損失を防止する。1つの知られた飲料ディスペンサの場合では、漏斗の入口開口の閉鎖部はハンドルで支えられており、閉鎖部材のディスペンサ本体からの分離、起こり得る閉鎖部材の紛失または置き間違いを防止する。別のディスペンサでは、閉鎖部材が連結されておらず、ディスペンサ本体からの分離、紛失または置き間違いが起こり得る。
【0004】
ブルワに恒久的に取り付けられたタイプの非携帯式ディスペンサに関して、栓の下にドリップトレイを設けることが知られている。そのようなドリップトレイは、通常は固定され、通常はブルワがその上で支持されるカウンタ上面の前部で、栓の下に取り付けられる。そのような恒久的に取り付けられたドリップトレイは、栓からの飛沫およびドリップの貯留物を収容でき、そのような貯留物を徐々に排出するシンクを備えている。そのシンクは、複数の平行な格子部材から形成され、飛沫などが通過する格子を支持する。
【0005】
これらの格子部材は、ブルワの前部および後部の方向に対して平行な方向に互いに配列され、一般に平らなまたは丸みをおびた柔らかな断面の形を備える。ブルワの前部および後部の方向に対して横切る方向に、ほぼ平らなまたは丸みをおびた柔らかな断面の形を備えるこれらの格子部材を配列することも知られている。コーヒーカップまたはティーカップまたは他のデカンタは、栓が動作している間、これらの格子の上に置かれる。格子の上に落ちるどんな飛沫も、それ自体は複数の平行な格子部材の間の開口を通過する。格子を飛び越しまたはそれに届かない他の飛沫は、単にそれが落ちたところ、すなわち床の上に落ち、ディスペンサから栓を介して飲料を入れようとする人にかかり、反対側でブルワのハウジングに対してかかり、またはカウンタ上に落ちる。栓の寿命が限られておりまた栓が高い頻度で使用されるので多くの応用例でしばしば起こる、飲料を注ぐ栓が「閉じた」位置にあるにもかかわらず栓のドリップが滴下する場合、飲料のサービングとサービングとの合間で別の飛沫が発生する。しばしばそのように恒久的に取り付けられたドリップトレイアセンブリは、複数のシングルブルワ、または2個の飲料の栓およびティー用の熱湯の栓を備えるツインブルワのいずれかの複数のサービングステーションからのドリップを集める細長い直線的な複数の帯片(strip)からできている。そのようなドリップトレイはまた、ミルクディスペンサなど他のタイプの飲料ディスペンサと共に使用される。
【0006】
上記のようにブルワからホットコーヒー飲料を直接受けるように特別に適合されたディスペンサなどの携帯式ディスペンサでは、発明者は組込み式のドリップトレイを設けることが明らかに知られていないことに気づいた。知られているコーヒーディスペンサは、ベースがドリップトレイアセンブリを簡単には取り付けられず、栓のハンドルを前に引くとき前方向に倒れる傾向もある。使用者が、栓からのコーヒーの送出を速めるために、ディスペンサを故意に傾けようとする例もある。ディスペンサのベースは、知られたディスペンサの中空本体の本体の前方に、前に倒れるのを防止しまたは妨げるのに十分なほどは、延びていない。
【0007】
使用者は、カウンタ、テーブルまたは他の支持表面の上で栓の下に、飛沫およびドリップを吸収し集めるために、ドリップトレイの代わりに一般に布またはスポンジを置く。しかし、これらのドリップトレイの代替物は、衛生的でなく見苦しくいつも利用できるとは限らない。また、それらが飽和した後は、それらの代替物は飛沫を吸収せず、あるいは栓が動作中それらの表面に置かれたカップおよび配るための飲料沸かし器の底部をもはや乾いた状態にしておかない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明によれば、知られている飲料ディスペンサの欠点を克服する飲料ディスペンサおよび方法が提供される。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的は、一部には、飲料を保持するための中空本体と、本体の底部に隣接して本体に取り付けられ本体の側部から外側に延びる栓とをもつ携帯式飲料ディスペンサにおいて、底部および栓を下にある支持表面の上方で支持するディスペンサベースアセンブリであって、本体および本体に取り付けられた栓を支持表面の上方で支持する手段と、ドリップトレイアセンブリと、ドリップトレイアセンブリを支持手段に栓の下方の位置で栓からの飲料のドリップを受けるために取り付ける手段とを含むディスペンサベースアセンブリを設けることによって実現される。
【0010】
好ましくは、支持手段は、本体に取り付けられ本体の反対側で本体の前方に延びる1対の支持ベース部材を含み、ドリップトレイアセンブリが、1対の前方に延びる支持ベース部材間の空間に亘って延びている。また、1対の前方に延びる支持ベース部材は、安定性を増すために栓の前方範囲の先まで前方に延び、栓ガードは栓よりも前方に延び、支持部材が前方への延長部になっている1対の脚部は、栓ガードの少なくとも最前方範囲まで、好ましくはそれよりも前方に延びる。さらに、好ましい実施形態では、取付け手段がドリップトレイアセンブリを支持手段に取外し可能に取り付ける手段を含み、栓の下部で動作可能位置にあるとき、取付け部材がドリップトレイアセンブリを支持手段に解除可能にロックする手段を含む。
【0011】
本発明の目的は、一部には、飲料を保持するための中空本体と本体の底部に隣接して本体に取り付けられ本体の側部から外側に延びる栓とをもつ携帯式飲料ディスペンサにおいて、底部および栓を支持表面の上方で支持するディスペンサベースアセンブリであって、本体に連結される上面および下にある支持表面によって支持される底部を備える細長い垂直部材と、ベースの底部に連結される一端を備え、本体の深さのほぼ半分に等しい長さだけ本体から前方に延びる細長い水平部材とを含むディスペンサベースアセンブリを設けることによっても実現される。
【0012】
好ましくは、細長い水平部材が中空本体の1対の面の一方から延び、中空本体1対の面の前記一方とは反対の他方の面から、一方の細長い水平部材にほぼ平行な方向に延びる他の細長い水平部材を含む。ドリップトレイが一方の細長い水平部材と他方細長い水平部材との間に取り付けられる。
【0013】
本発明の目的は、一部には、本体が取り付けられる前方セクションを有し飲料を保持するための中空本体を備え飲料ディスペンサの栓からの飲料のドリップを集める飛沫防止ドリップトレイアセンブリであって、プレート底部および開放された上面を囲み上方に延びる側壁を備えるドリッププレートと、開放された上面を覆い上方に延びる側壁によってプレート底部の上方で支持され、各々が尖ったピークをもちピークから離れて下方に傾斜する1対の対向するほぼ平らな2つの面をもち、ピークから離れて下方に飲料を導きドリッププレートによって飲料が保持される複数の細長く平行な格子部材を有する格子を備える格子パネルとを含む飛沫防止ドリップトレイアセンブリを設けることによって実現される。
【0014】
さらに、この目的は、飲料を後部および前部に入れる手段と前部に取り付けられ飲料を注ぐ栓とを備える飲料ディスペンサと組み合わせて、プレート底部および開放された上面を囲む上方に延びる側壁を備えるドリッププレートと、開放された上面を覆い上方に延びる側壁によってプレート底部の上方で支持され、複数の間隔をあけて配置された細長い平行な格子部材から形成される格子を備える格子パネルとを含み、前記細長い格子部材が、ディスペンサの前部および後部の方向に対し実質的に横切ってほぼ横方向に延び、したがって飛沫を下方にドリッププレートへと導くドリッププレートアセンブリを設けることによって実現される。
【0015】
この目的は、一部には、飲料を保持するための中空本体と本体の底部に隣接して本体に取り付けられ本体の側部から外側に延びる栓とをもつ携帯式飲料ディスペンサにおいて、底部および栓を下にある支持表面の上方で支持するディスペンサベースアセンブリであって、本体および本体に取り付けられた栓を支持表面の上方で支持する手段と、ドリップトレイアセンブリと、予備ドリップトレイと、ドリップトレイアセンブリを予備ドリップトレイの上方で、栓の下方位置で支持手段に取り付けて、栓からの飲料のドリップを受ける手段とを含むディスペンサベースアセンブリを設けることによって実現される。
【0016】
好ましくは予備ドリップトレイは恒久的に支持手段に取り付けられ、ドリップトレイアセンブリは取外し可能に支持手段に取り付けられる。ドリップトレイは、栓のほぼ下方に位置し、飲料の液滴を集めるためのシンクを形成する凹部を備えるほぼ平面の本体をもつ。支持手段は、本体に取り付けられ本体の反対側で本体から前方に延びる1対の支持ベース部材を含み、ドリップトレイアセンブリが、1対の前方に延びる支持ベース部材間の空間に亘って延びている。取外し可能な取付け手段は、支持手段の前方の分離位置から動作可能位置まで、支持手段に対して相対的に摺動運動を行うようにドリップトレイアセンブリを取り付ける手段を含み、ドリップトレイアセンブリが栓の下方の動作可能位置で支持手段と完全に係合する。支持ベースは、本体の対向する2つの面で前方に延びる1対の水平でほぼ平行な支持部材と、平行な支持部材に予備ドリップトレイを取り付ける手段と、予備ドリップトレイで支えられドリップトレイアセンブリを下から支持する手段とを含む。また、好ましくは、予備ドリップトレイは1対の平行なレールを備え、ドリップトレイアセンブリを下から支持する。予備ドリップトレイは、栓の下方に位置する水平でほぼ平行な支持部材に固定的に取り付けられ、それらの間の空間に亘って延びている。
【0017】
この目的は、取外し可能なドリップトレイを取り外してそれを空にし掃除するステップと、取外し可能なドリップトレイを取り外している間に、飲料ブルワからのドリップを予備ドリップトレイで捕らえるステップと、取外し可能なドリップトレイアセンブリを再び取り付ける前に、予備ドリップトレイからのどんなドリップも清掃するステップと、空にし清掃した後、取外し可能なドリップトレイアセンブリを交換するステップとを実行することで飲料ブルワを掃除する方法を提供することによっても実現される。
【0018】
さらに、この目的は、一部には、飲料を後部および前部に入れる本体および前部に取り付けられ飲料を注ぐ栓を備える飲料ディスペンサと組み合わせて、プレート底部および開放された上面を囲む上方に延びる側壁を備えるドリッププレートと、開放された上面を覆い、上方に延びる側壁によってプレート底部の上方で支持され、複数の間隔をあけて配置された細長い平行な尖ったピークを備える格子部材から形成される格子を備える格子パネルとを含み、前記細長い格子部材が、ディスペンサ本体に向いた方向に延びるドリッププレートアセンブリを設けることによって実現される。
【0019】
本発明における前述の有利な特徴を詳細に以下に説明するが、他の特徴は、図面のいくつかの図に関して記載される本発明の好ましい実施形態の詳細な説明から明白になるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
図1、2、3および4を参照すると、本発明を組み込んだ飲料ディスペンサ20、この具体的な場合ではホットコーヒーディスペンサは、上部カバーアセンブリ24を備える断熱された中空本体22と、ベースアセンブリ26と、ドリップトレイアセンブリ28とを含む。図3を見ると、上部カバーアセンブリは、はめ込んだ(mated)商用コーヒーブルワ38などのブルーバスケット36の底部のところでドレイン孔34から直接ホットコーヒーを受ける入口開口32を有する漏斗アセンブリ30を備える。図2に最もよく示されるように、コーヒーを煎じて中空本体22内に直接入れた後、ブルワ38の下からコーヒーかすを取り除き、入口開口32を閉鎖部材40で閉じる。本発明を図1から3の携帯式コーヒーディスペンサ20で実施する(embody)場合には、飲料ディスペンサ20は、ブルワ38または他の主要な飲料の源から離れたサービング位置(serving location)に運ばれる。コーヒーは、ハンドル44およびディスペンス出口45を備える手動のディスペンサ弁または栓アセンブリ42を介して飲料ディスペンサ20から注がれ、ディスペンス出口45は、ハンドル44で操作される弁を介して、本体22の底部23の隣接部で中空本体22の内部に連通する出口管に連結されている。
【0021】
ベースアセンブリ26は、円筒形本体22の後方部分および両側面を備えるほぼ連続する表面を形成する、水平断面においてほぼU字形の細長い垂直な脚部アセンブリ46を備える。脚部アセンブリ46は、ディスペンサ本体22の底部23の周縁部のすぐ下にあるディスペンサ本体22の対向する2つの面に一般に接する2個の前方に延びる平行な脚部セクション、すなわち脚部48および50を含む。これらの脚部48および50は、平面図ではほぼU字形であるベース52に結合し、ベース52はそれぞれ脚部48および50の底部から前方に延びる2個の平行な水平ベース部材54および56を備える。足部55および57が、サービングカートなどの支持表面59の上方でベース26を支持する。
【0022】
本発明の重要な目的を実現するために、水平ベース部材54および56は、ある長さ、すなわち中空本体22の深さまたは中空本体22の直径64のほぼ半分に等しい長さにあたる、前方範囲62の長さだけ、中空本体22の最前方部材22’の前方に延び、したがって全ディスペンサ20の全体の高さ65の半分より大きいベース高さと、垂直な高さすなわち中空本体22の長さ66にほぼ等しい長さである長さ69より大きな、全ベース長67をもつベースをもたらす。
【0023】
最大2ガロンの飲料を収納するサイズの飲料ディスペンサ20では、直径は9インチ、本体の高さ69は、22.15インチである。2ガロンのサイズの場合、前方範囲62は、好ましくはほぼ4インチ、すなわちほぼ直径の半分である。そのような前方に延びるベース26で、栓のハンドルを飲料を注ぐために前方に引くとき、本体22が前に転倒するリスクはほとんどないと結論づけられている。また、故意に本体を前傾することがより難しくなっており、そのような安全でない行為をする気をなくさせる。
【0024】
前方に延びるベースアセンブリ26は、飲料ディスペンサ20をより安全にするのに加えて、ドリップトレイアセンブリ28のためのよい支持プラットフォームをもたらす。一方、ドリップトレイアセンブリ28を、前述のような前に転倒するリスクを低減するのに必要なものより短い前方範囲62をもつU字形または他の形状のベースでも、片持ち梁で取り付けることができる。しかし、前方範囲62があるので、ドリップトレイアセンブリ28の全長は、深さ全体にわたって下にある支持部によってもたらされる。図1、2および4に示すように、ベースアセンブリ26は、ドリップトレイアセンブリ28の全長を、水平ベース部材54および56の間で実質的に支持する。
【0025】
図5、6および7を参照すると、ドリップトレイアセンブリ28は、底部70を備えるドリッププレート68と、周辺側壁72、74、78および80と、開放された上面82と、飛沫防止で耐湿の格子プレート84とを含む。周辺側壁72〜80の上部に連続するレッジ86が形成され、格子プレート84は周辺部の周りでレッジ86によって支持される。レッジ86の深さは、格子プレート84の厚さにほぼ等しい。したがって、格子プレート84がレッジ86によって支持されるとき、格子プレート86の上部表面88は、側壁72〜80とほぼ同一平面、またはそれらより下になる。本発明の重要な目的を実現するために、格子プレート84は、図1および7の飲料ディスペンサ20の縦方向に平行な中央の垂直対称面96を横切る方向に延びる、等しいサイズの平行な空間94によって等間隔に互いに離間された複数の平行な格子部材92から構成される格子90を備える。格子90を図に示すように横方向に配列すると、飛沫は、固定したディスペンサ位置で使用され知られたドリップトレイにおいて通例である反対の縦方向に配列するときに比べて、ディスペンサ20の使用者のいる前方にではなく、横方向にまた下方向に、ドリッププレート68内へ、より簡単に導かれることが結論づけられた。
【0026】
本発明の他の利点は、滑らかに丸いピークおよび凸面の側面をもつ従来の形状の格子部材ではなく、交差する平面表面または凹面表面100および102によって形成される、尖ったピーク98をもつ細長い部材92の形状の格子90を設けることによって実現できる。丸みのあるまたは平面の格子部材と比べて、尖ったピーク98は、飛沫またはドリップを細かい小滴に砕き、上方向にはねにくく、したがってドリッププレート68中により簡単に排水されることが結論づけられた。さらに、事実上、尖ったピーク98の頂部に、丸みのあるまたは平面の格子部材では起こったように飲料が溜まることはなく、本発明の尖った格子部材92は、格子部材92を内側に曲げまたはへこませる力に対して、より抵抗力がある。ピークの角度は、好ましくは、垂直に対して45度の角度で延びる2個の平らな表面100および102によって形成されるほぼ90度である。尖ったピークのままである限り、別のピークの角度を使用することもできるが、好ましくは、ピークの角度は60度から120度の範囲内である。ピーク98が尖っているので、容器が格子90の上に置かれたとき、若干の湿気がピーク98に残っていても、容器の底部の小さい部分しか格子90の表面と接触せず、したがって濡れることをさらに少なくする。
【0027】
図1および7に最もよく示されるように、格子部材は、そのパターンの中心106が栓の出口ノズル45のすぐ下にあるほぼ円形のパターン104に入るように寸法決めされ配列される。中心からパターン104の境界線までの距離を約1.5インチから3インチとすることで、ほぼすべての飛沫およびドリップをパターン104上で捕らえるのに十分であることがわかったが、あまり影響されずに、(with less affect)あるいは栓とパターンとの間隔が示されたものより小さい場合には、より小さいパターンを使用することもできる。いずれにしても、パターン104は、容器のどの部分もパターン104の外側に出ずに、栓から注がれる飲料を受けるために使用することが企図されるどんなサービング用容器も完全に支持するのに十分に大きいはずである。容器の底部をパターン104の上部だけに置くことによって、容器の底部の湿気が最小に維持される。容器は、水が溜まらずまたはほとんど濡れることがないピーク98だけに接触し、したがって、栓42からの飲料を注ぐ間、容器が飲料で濡れることを防止する。
【0028】
本発明の別の重要な態様によれば、ドリップトレイアセンブリ28が、図1および図7の破線に示すように、ベース部材54と56との間で、ドリップトレイアセンブリ取付けポケット107のところで、ドリップトレイアセンブリ28が清掃のために取り外すことができるように、ベースアセンブリ26に解除可能に取り付けられる。図8、9および10を参照すると、ベースアセンブリ26は、それぞれベース部材54および56の内側表面に取り付けられそれらから内部に延びる1対のレール108および110を備えている。これらのレール108および110は、それぞれ対向する面72および78の近隣部でドリップトレイ68の底部70を摺動的に支持する。ベース部材56および54の上部に取り付けられたブロッキングタブ112および114は、格子プレート84の上で互いに内側方向に向かって延び、したがってドリップトレイアセンブリ28が、レール108と110との間でかつタブ112と114との間に挿入されたとき、格子プレート84がドリッププレート68から分離することを妨げる。図7に破線で示す、ドリップトレイアセンブリポケット107の後方の1対のベース部材54と56との間の中央に位置するベースアセンブリ26の前方に向いた表面116で、別の保持タブ118が、ドリップトレイアセンブリ28の裏面80において格子プレート84の上で前方に延びており、したがって、ドレインプレート84がドリップトレイ69から分離するのをさらに防止する。ドリップトレイアセンブリ28を清掃しようとするとき、U字形の、下方への開口により画定され、上部ドリッププレートの前部延長部であるドリッププレート84の前方部74のハンドル115を使用して、組み立て中にドリップトレイアセンブリ28をドリップトレイアセンブリ取付けポケットから、それが保持タブ112、114および118、またレール108および110から解除されるまで手動で摺動させる。
【0029】
次に図10、11、12および13を参照して、本発明の別の目的を実現するために、ドリップトレイアセンブリ28を取付け位置107内部の完全挿入位置に摺動するとき、ポケット107からの許可のない取外しを防止するために、所定の場所に自動的にロックする。ロックアーム124の端部のところで上方に向いたフック掛け(hook−receptacle)122を備える第1ロック部材120によって自動ロックが実現される。ドリップトレイアセンブリが、ポケット107内に完全に挿入されるとき、ロックアーム124が、前方に延びる2つのベース部材54と56との間でベース26の前部表面116に位置するロック開口126を介して、水平ベース部材54と56との間に位置するベース26の後面129とベース26の前面116との間でロックセクション128の内部に延びる。ロックセクション128は、上方に向いたフック掛け122とかみ合う(mate)下方に向いたフック132を備える、回転可能に取り付けられたロック部材130を納める。
【0030】
回転可能に取り付けられたロック部材132は、対合する凸面円形旋回軸表面138の上部に回転可能に取り付けられた凹面円形旋回表面134を備える。回転可能に取り付けられたロック部材130の底部は、下方に向いたフック132を上昇させ、上方に向いたフック掛け122の上に上げ、それとの係合を外し、望むときにドリップトレイアセンブリ28を解錠する矢印140で示される反時計周りの旋回運動を可能にする受口131を備える。この旋回は、ロックセクション128の後方のロック解除開口144を通してアクセス可能であるロック解除ハンドル142を手で押し下げることによって手動で実現される。
【0031】
受口131があり、また旋回表面138の旋回軸133の前方のロック部材130の部分の長さが、旋回軸133のロック後部の部分の長さより長いので、ロック部材130の大部分の重さが旋回軸138の前方にかかる。人が、ロック部材120を係合させることによってロック解除ハンドル42を作動させて妨害することをしないときには、この重さの不均衡によってロック部材130を時計回り方向に旋回させる。フック132は傾斜カム表面146をもち、フック掛け132は対合する傾斜カム表面148をもつ。ドリップトレイアセンブリ28がポケット107内の完全係合位置に挿入されると共にカム表面146がカム表面148に押しつけたとき、カム表面148の最も高い部分がフック146の最も低い部分を通過するまでカム表面146によってフック132は上方にカム運動し、その時点で下方に向いたフック132が、上方に向いたフック掛け122と安定してロックされた係合状態になる。このようにして、ドリップトレイは、自動的にポケット107内部の所定位置でロックされるが、自分で飲料を注ぐ客など許可のない人が簡単に見たりアクセスしたりできない、飲料ディスペンサ20後方の比較的隠れた位置から手動で解除することができる。
【0032】
次に、図14、15および16を参照すると、本発明の別の態様は、図1から13のディスペンサ20と指摘する点以外はほぼ同等である、飲料ディスペンサ20’で実施されている。飲料ディスペンサ20の対応する部品と同等または等価な飲料ディスペンサ20’の部品は、同じ参照番号で示されている。飲料ディスペンサ20とは違って、図1、2および10に示すように、ドリップトレイアセンブリ28を動作可能位置から取り外したとき、栓42の下方の空間および一般に前方に延びる脚部54と56との間の空間は空である。ドリップトレイアセンブリ28を取り外したときの脚部54と56との間の空の空間が図8および9に示されている。したがって、空にし清掃するためにドリップトレイアセンブリ28を一時的に取り外し、または置き間違え、または紛失したとき、栓42からのドリップは飲料ディスペンサのどの部分によっても捕らえられず、下にある支持面59の上面に落ちるだけである。主要なドリップトレイアセンブリ28を取り外したとき、飲料ディスペンサ20に組み込まれていたようなドリップを捕らえる予備ドリップトレイはない。
【0033】
この相対的な欠点は、図14から16の飲料ディスペンサ20’によって克服される。ドリップトレイアセンブリ28を取り外したとき、空の空間の代わりに、ドリップを捕らえる予備ドリップを受けアセンブリ148を設ける。予備ドリップトレイアセンブリ148は、ドリップトレイアセンブリ28の挿入および取外しを容易にするために脚部54および56の最も前の部分で少しくぼんだ脚部54と56との間で、後縁116から前縁152まで連続して延びる、比較的薄く一般に平らな支持本体150を備える。平らな本体150中の丸いくぼみが栓42のすぐ下方で予備シンク154を画定する。平らな支持本体は、動作可能位置に挿入するとき、ドリップトレイアセンブリ28の底部の下にある支持部を摺動するように1対の細長い平行な持ち上がったレール154および156をも支える。好ましくは、予備ドリップトレイアセンブリ148は、恒久的に脚部54および56に取り付けられ、それらと一体で成形プラスチックの単一品(single piece)から形成することが好ましい。予備ドリップトレイアセンブリ148は、ドリップトレイアセンブリ28から離れて使用でき、したがって主要なドリップトレイアセンブリとして機能し得ることを理解されたい。
【0034】
次に、図17を参照すると、取外し可能なドリップトレイアセンブリ28’の別の形態は、ドリップトレイアセンブリ28’の格子プレート84’の細長い格子部材92および空間94がディスペンサの縦方向に平行な方向で細長い軸96に平行に配列されていることを除いて、ドリップトレイアセンブリ28とほぼ同等である。この形態は細長い軸96方向の飛沫を低減するのにそれほどよくはないが、従来の丸いまたは平らな格子部材ではなく、格子部材92用に飛沫を低減させる、尖ったピーク102をもつ三角形の断面を使用するので、図1および図7で示した方向ではコーヒーカップまたは他の容器の底部が格子部材92に引っかかる可能性があることがわかった。したがって、従来の丸いまたは平らな上部の格子部材を使用するときだけ図7に示す方向を使用し、栓42の下部から動かすときカップの底部に引っかからずになお飛沫を低減する図5、6および7に関して上述された本発明の尖った格子部材を使うときは、図17で示した方向を使用するのが好ましいかもしれない。
【0035】
どのように本発明を実施するかを教示するために具体的な実施形態を詳細に開示してきたが、添付の特許請求の範囲で定義される本発明の範囲から逸脱することなく、多くの変形形態が可能であることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】ドリッププレートアセンブリと、転倒防止ベースアセンブリの範囲に対するディスペンサ本体中心の相対位置とを示す、本発明の飲料ディスペンサの好ましい実施形態の平面図である。
【図2】完全に取り付けた位置でのドリッププレートアセンブリの前面を示す、図1の飲料ディスペンサの正面図である。
【図3】飲料容器が新しく入れたコーヒーで満たされたときのブルーサイクル中における、転倒防止ベースアセンブリをやはり示し、ブルワのブルーバスケットとディスペンサとの間の空間的関係を示す、図1および2の飲料ディスペンサの側面図である。
【図4】転倒防止ベースアセンブリにドリップトレイアセンブリを取り付けた飲料ディスペンサの全体を示す、図3のディスペンサの側部断面図である。
【図5】ドリッププレートから取り外したときのドリップトレイアセンブリの格子プレートの側部断面図である。
【図6】格子をドリッププレートに取り付けたドリップトレイアセンブリの側部断面図である。
【図7】ドリッププレートの上に格子を支持したドリップトレイアセンブリの平面図である。
【図8】ドリップトレイアセンブリを取外し可能に取り付けたベースの底部部分の拡大正面図である。
【図9】ドリップトレイを、前方に延びる2つのベース部材の間で取付けポケット内に挿入したとき、組み立て状態に保持する上部保持タブを示す、前方に延びるベース部材の図4の断面線9−9に沿った断面正面図である。
【図10】転倒防止ディスペンサベースのベースに取り付けたドリッププレートの側部断面図をより詳しく示す図4の拡大部分図である。
【図11】図5の側面図に示すドリッププレートアセンブリのロック部材の平面図である。
【図12】図10および11のロック部材の側面図である。
【図13】一端から見た図6のロック部材の別の側面図である。
【図14】主要なドリップトレイアセンブリを一時的に取り外し、予備ドリップトレイアセンブリを設けた、本発明の飲料ディスペンサの別の実施形態の正面図である。
【図15】予備ドリップトレイアセンブリをより詳細に示す図14の飲料ディスペンサのベースだけの正面図である。
【図16】図14および15の予備ドリップトレイアセンブリの側面図である。
【図17】格子部材の方向を90度変えた図5から7のドリップトレイアセンブリの別の実施形態の正面図である。

Claims (31)

  1. 飲料を保持するための中空本体と、前記本体の底部に隣接して前記本体に取り付けられ、前記本体の側部から外側に延びる栓とを有する携帯式飲料ディスペンサにおいて、前記底部および前記栓を、下方に位置する支持表面の上方で支持するディスペンサベースアセンブリが、
    前記本体および前記本体に取り付けられた前記栓を、支持表面の上方で支持する支持手段と、
    ドリップトレイアセンブリと、
    前記栓からの飲料のドリップを受けるために、前記ドリップトレイアセンブリを、前記栓の下方の位置で前記支持手段に取り付けるための取付け手段とを含む
    携帯式飲料ディスペンサの改良。
  2. 前記支持部材が、前記本体に取り付けられ、前記本体の両側で本体の前方に延びる1対の支持ベース部材を含み、
    前記ドリップトレイアセンブリが、前方に延びる前記1対の支持ベース部材間の空間に亘って延びている、請求項1に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  3. 前方に延びる前記1対の支持ベース部材が、前記栓の前方範囲に亘って前方に延びている、請求項2に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  4. 前記栓の前方に延びる栓ガードを備え、1対の脚部が前記栓ガードの少なくとも最前方範囲まで延びている、請求項2に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  5. 前記1対の脚部が、前記栓ガードの前記前方範囲の先まで延びている、請求項4に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  6. 前記取付け手段が、前記ドリップトレイアセンブリを前記支持手段に取外し可能に取り付けるための手段を含む、請求項1に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  7. 前記取付け手段は、前記栓の下部で動作可能位置にあるとき、前記ドリップトレイアセンブリを前記支持手段に解除可能にロックするための手段を含む、請求項6に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  8. 前記ドリップトレイアセンブリが外側に延びるロック部材を含み、前記ドリップトレイアセンブリが前記支持部材に対し完全係合位置にあるとき、前記ベースアセンブリが、前記ドリップトレイアセンブリの前記外側に延びるロック部材と係合するための別のロック部材を含む、請求項7に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  9. 前記別のロック部材と、前記栓の前方の位置の視界から隠れている前記外側に延びるロック部材とを手動で係合解除するためのロック解除アクチュエータを含む、請求項7に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  10. 前記ドリップトレイアセンブリが挿入されて前記支持手段と支持連結状態になるとき、前記外側に延びるロック部材が、前記ドリップトレイアセンブリの後端から、前記別のロック部材と係合するのに十分な量だけ後方向に延びる、請求項7に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  11. 前記別のロック部材が、回転可能に取り付けられており、そして、前記外側に延びるロック部材によって係合されて、前記別のロック部材を、前記外側に延びるロック部材に対してロック係合位置に回転させるためのカム表面を有している、請求項7に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  12. 前記支持手段が垂直支持部材を含み、そして、前記垂直支持部材が、内部に前記別のロック部材が取り付けられるロック支持キャビティを備えた後方垂直ベースセクションと、ロック部材開口を備える前方垂直ベースセクションであって、前記開口を通して前記別のロック部材を受入れ、前記別のロック部材とロック係合するところの前方垂直ベースセクションとを含む、請求項7に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  13. 取外し可能に取り付ける前記取付け手段が、前記支持手段の前方の分離位置から動作可能位置まで、前記支持手段に対して相対的に摺動運動を行うように前記ドリップトレイアセンブリを取り付けるための手段を含み、前記ドリップトレイアセンブリが、前記栓の下方の動作可能位置で支持手段と完全に係合する、請求項6に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  14. 前記支持ベースが、前記本体の両側から前方に延びる1対の水平なほぼ平行な支持部材を含み、
    前記ドリップトレイアセンブリが、水平な前記1対の支持部材によってそれぞれ支持される1対の対向する面を含み、そして、前記栓の下方で前記1対の支持部材間の空間に亘って延びている、請求項13に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  15. 飲料を保持するための中空本体と、前記本体の底部に隣接して前記本体に取り付けられ、前記本体の側部から外側に延びる栓とを有する携帯式飲料ディスペンサにおいて、前記底部および前記栓を、支持表面の上方で支持するディスペンサベースアセンブリが、
    前記本体に連結される上面と、および、下方に位置する前記支持表面によって支持される底部とを備える細長い垂直部材と、
    ベースの底部に連結される一端を備え、そして、前記本体の深さのほぼ半分に等しい量だけ前記本体から前方に延びる細長い水平部材と
    を含む
    携帯式飲料ディスペンサの改良。
  16. 前記細長い水平部材が、前記中空本体の1対の面のうちの一方から延びており、
    前記中空本体の1対の面の前記一方とは反対の他方の面から、一方の前記細長い水平部材に対してほぼ平行な方向に延びる別の細長い水平部材を含む、請求項15に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  17. 一方および他方の前記細長い水平部材間に取り付けられたドリップトレイを含む、請求項16に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  18. 中空本体が取り付けられる前方セクションを有し、飲料を保持するための前記中空本体を備える、飲料ディスペンサの栓からの飲料のドリップを集める、飛沫防止ドリップトレイアセンブリであって、
    プレート底部および開放された上面を囲んで、上方に延びる側壁を備えるドリッププレートと、
    前記開放された上面を覆い、且つ、前記上方に延びる側壁によって前記プレート底部の上方で支持される格子パネルであって、各々が、尖ったピークと、前記ピークから離れて下方に傾斜して、前記ピークから離れて下方に飲料を導き、前記ドリッププレートによって飲料を保持するための1対のほぼ平らな対向する面とを有する複数の細長く平行な格子部材を有する格子を備えるところの格子パネルと
    を含む飛沫防止ドリップトレイアセンブリ。
  19. 飲料を後部および前部に収容するための手段と、前部に取り付けられ、飲料を注ぐ栓とを備える飲料ディスペンサとの組合せにおいて、
    プレート底部および開放された上面を囲んで、上方に延びる側壁を備えるドリッププレートと、
    前記開放された上面を覆い、且つ、前記上方に延びる側壁によって前記プレート底部の上方で支持され、そして、複数の間隔をあけて配置された細長い平行な格子部材から形成される格子を備える格子パネルであって、細長い前記格子部材が、ディスペンサの前記前部から前記後部への方向に対し実質的に横切るほぼ横方向に延びて、飛沫を下方に前記ドリッププレートへと導くところの格子パネルと
    を備えるドリッププレートアセンブリ。
  20. 飲料を保持するための中空本体と、前記本体の底部に隣接して前記本体に取り付けられ、前記本体の側部から外側に延びる栓とを有する携帯式飲料ディスペンサにおいて、前記底部および前記栓を、下方に位置する支持表面の上方で支持するディスペンサベースアセンブリが、
    前記本体および前記本体に取り付けられた栓を、支持表面の上方で支持する支持手段と、
    ドリップトレイアセンブリと、
    予備ドリップトレイと、
    前記ドリップトレイアセンブリを、前記予備ドリップトレイの上方で、前記栓の下方位置で前記支持手段に取り付けて、前記栓からの飲料のドリップを受けるための取付け手段と
    を含む
    携帯式飲料ディスペンサの改良。
  21. 前記予備ドリップトレイが、恒久的に前記支持手段に取り付けられ、前記ドリップトレイアセンブリが、取外し可能に前記支持手段に取り付けられる、請求項20に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  22. 前記ドリップトレイが、前記栓のほぼ下方に位置する、飲料の液滴を集めるためのシンクを形成する凹部を備える、ほぼ平らな本体を含む、請求項20に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  23. 前記支持手段が、前記本体に取り付けられ、そして、前記本体の両側で前記本体の前方に延びる1対の支持ベース部材を含み、
    前記ドリップトレイアセンブリが、前方に延びる前記1対の支持ベース部材間の空間に亘って延びている、請求項20に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  24. 取外し可能に取り付ける前記取付け手段が、前記支持手段の前方の分離位置から動作可能位置まで、前記支持手段に対して相対的に摺動運動を行うように前記ドリップトレイアセンブリを取り付けるための手段を含み、前記ドリップトレイアセンブリが、前記栓の下方の動作可能位置で前記支持手段と完全に係合する、請求項23に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  25. 前記支持ベースが、前記本体の両側から前方に延びる、1対の水平でほぼ平行な支持部材を含み、
    前記予備ドリップトレイを前記平行な支持部材に取り付けるための手段と、
    前記予備ドリップトレイによって支えられ、前記ドリップトレイアセンブリを下から支持する手段と
    を含む請求項24に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  26. 前記予備ドリップトレイが、前記ドリップトレイアセンブリを下から支持する1対のレールを含む、請求項25に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  27. 前記予備ドリップトレイが固定されており、前記栓の下方に位置する、水平でほぼ平行な支持部材間の空間に亘って延びている、請求項26に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  28. 前記ドリップトレイアセンブリが、尖った上部を備え、そして、前記ディスペンサの前記本体に向かって延びる細長い格子部材を備える格子を含む、請求項26に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  29. 下方に位置する前記支持手段が、前記予備ドリップトレイによって支えられた1対の直立したレールを含む請求項25に記載の携帯式飲料ディスペンサ。
  30. 飲料ブルワを掃除する方法において、
    取外し可能なドリップトレイを取り外して、前記ドリップトレイアセンブリを空にし掃除するステップと、
    前記取外し可能なドリップトレイが取り外されている間に、前記飲料ブルワからのドリップを予備ドリップトレイで捕らえるステップと、
    前記取外し可能なドリップトレイアセンブリを再び取り付ける前に、前記予備ドリップトレイからのドリップを清掃するステップと、
    前記取外し可能なドリップトレイアセンブリを、空にし清掃した後、交換するステップと
    を含む方法。
  31. 飲料を後部および前部に収容するための本体と、前記前部に取り付けられて、飲料を注ぐための栓とを備える飲料ディスペンサと組合せにおいて、
    プレート底部および開放された上面を囲んで、上方に延びる側壁を備えるドリッププレートと、
    前記開放された上面を覆い、且つ、前記上方に延びる側壁によって前記プレート底部の上方で支持され、そして、複数の間隔をあけて配置された細長い平行な尖ったピークを有する格子部材から形成される格子を備える格子パネルであって、前記細長い格子部材が、前記ディスペンサの本体に向かう方向に延びているところの格子パネルと
    を備えるドリッププレートアセンブリ。
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