JP2015526122A - 振動抑制装置を有する飲料マシン - Google Patents

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Abstract

飲料調製マシン(1)は、モジュールインタフェース(21’、25、26)を含む飲料調製用モジュール(2)と、装置インタフェース(15、16)を含む補助装置(10)とを有する。モジュールインタフェース及び装置インタフェースは、モジュール(2)と装置(10)とを互いに組み立てるように構成される。モジュールインタフェース及び装置インタフェース(15、16、21’、25、26)のうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの制動部材(21’)を含み、該制動部材は、モジュール(2)と装置(10)とがインタフェース(15、16、21’、25、26)を介して互いに組み立てられたときに、モジュール(2)と装置(10)とが制動部材(21’)のみを介して直接接触するように構成される。【選択図】図3

Description

本発明の分野は、使用中に例えば振動等の微小運動を受け、そこからもたらされる擾乱(nuisance)を低減するための構成を有する、飲料注出マシンに関する。
特定の飲料調製マシンは、抽出又は溶解される原材料を収容するカプセルを使用し、他のマシンの場合、原材料は、マシン内で貯蔵され自動的に供給されるか、さもなければ飲料の調製時に加えられる。
ほとんどの飲料マシンは、冷たい水、又は、実際には加熱抵抗器、サーモブロック等の加熱手段を介して加熱された水の源から液体を給送する、液体用、通常は水用のポンプを含む充填手段と、原材料が水で淹出される淹出ユニット又は複数の原材料が互いに混合される混合ユニットと、調製された飲料を注出するための飲料出口とをハウジング内に有する。流路の例は、米国特許第2,715,868号、米国特許第5,392,694号、米国特許第5,943,472号、米国特許第5,992,298号、米国特許第6,554,588号、国際公開第2006/032599号、国際公開第2009/024500号、国際公開第2009/150030号及び国際公開第2010/006953号に開示されている。
通常、飲料出口は、グリッドの上方に配置され、このグリッドは、カップ又はその他の容器を出口の下に支持するため、及び、飲料出口から出てくる可能性がある液滴又は他の溢出物を通過させてグリッドの下に配置された収集トレイに入るようにするためのものである。かかるマシンの例は、欧州特許第0549887号、欧州特許第1440639号、欧州特許第1731065号、欧州特許第1867260号、米国特許第5,161,455号、米国特許第5,353,692号、国際公開第2009/074557号、国際公開第2009/074559号、国際公開第2009/135869号、国際公開第2011/154492号及び国際公開第2012/007313号に開示されている。
典型的には、飲料マシンは、使用中に振動を発生させて、マシンを通してこの振動を伝搬する傾向がある、ポンプ等の振動装置を含む。マシンの構成及びその固有振動数又は共鳴振動数によっては、使用中にそうした振動によって生じる雑音及び不快感はかなり甚大なものになることがある。マシンの全体としての固有振動数又は共鳴振動数は、例えばマシンの質量及び/又は構造を調整することによって、調整することが可能な場合がある。しかしながら、そうした手法は、同じ振動装置が異なる周波数で動作することがある場合、例えば使用する場所に応じて50又は60Hzの240又は110ボルトの電源で給電される電磁ポンプのような場合、又は、マシンが可変の質量を支持する場合、例えば、マシンが、異なるタイプのカップ又はマグを充填の際に支持することがある場合、又は、マシンに新鮮な及び/又は廃棄される原材料用の少なくとも1つのリザーバが取り付けられており、使用中にこのリザーバに充填される量が増減することがある場合には、より困難なものとなる。このような場合、系の全体としての固有振動数又は共鳴振動数と調和した又は近接した振動のエコーをマシンの可能な全使用範囲にわたって防止するのは更に困難であり、振動増幅をもたらす場合さえある。
使用中の飲料マシンの微小運動によって生じる擾乱、特に飲料マシンの振動部品、典型的には例えばピストンポンプ等のポンプによって生じる擾乱を低減するために、例えばマシン内のポンプ自体を制動することによる、又はポンプによって給送される液体が伝える振動を制動することによる、制動機構を用いることが知られている。典型的には、振動ポンプは、例えば国際公開第2006/032599号、国際公開第2009/150030号及び国際公開第2010/108700号に開示されているように、例えばばね要素等の特定の制振コネクタを用いて飲料マシン内に取り付けることができる。流体ラインに沿って振動を伝達する振動ポンプが用いられる場合、流路は、流体ライン内で流通する液体を制動する機構を含むことができ、例えば、そうした流体ラインは、例えば国際公開第2009/130099号、国際公開第2010/006953号、国際公開第2011/083103号及び国際公開第2011/107574号に開示されているように、弾性のシールコネクタ又は膜を含むことができる。
上述の努力にもかかわらず、特にマシンの振動部品に起因する、使用中の飲料調製マシンの微小運動によって生じる擾乱及び雑音を減らす必要性が依然として存在する。
従って、本発明は、飲料を飲料出口からカップへ、例えば異なる大きさのカップ、特に、例えばエスプレッソ用カップのような背の低いカップ、及び、例えばカプチーノ用カップ等のマグのような背の高いカップへ注出するためのマシンに関する。マシンは、飲料をカプセルから調製するように構成することができる。
本説明の目的のために、「飲料」は、人が消費できる任意の液体物質、例えば、茶、コーヒー、ホットチョコレート又はコールドチョコレート、ミルク、スープ、離乳食等を含むように意図されている。「カプセル」は、封入パッケージ内の、フレバリング原材料等の、任意の予め小分けされた飲料原材料を含むように意図され、該封入パッケージは、特に気密パッケージ、例えばプラスチック、アルミニウム、再利用可能及び/又は生分解性パッケージ等の、任意の材料のものであり、且つ、原材料を収容した軟質ポッド又は剛性カートリッジを含む、任意の形状及び構造のものである。
飲料調製マシンは、家庭用又は家庭外用マシンとすることができる。マシンは、コーヒー、茶、チョコレート、カカオ、ミルク、スープ、離乳食等の調製マシンとすることができる。マシンは、調製される飲料の原材料、例えば、挽いたコーヒー又は茶又はチョコレート又はカカオ又はミルク粉末を収容したカプセルに熱水若しくは冷水又は別の液体を通すことによって、飲料調製用モジュール内で飲料を調製するように構成することができる。
飲料調製は、一般的に、例えば水とミルク粉末といった複数の飲料原材料の混合、及び/又は、飲料原材料の浸出、例えば挽いたコーヒー又は茶を水で浸出することを含む。かかる原材料の少なくとも1つは、凝集していない及び/又は凝集した粉末の形態、及び/又は液体形態、特に濃縮形態で供給することができる。キャリア又は希釈液、例えば水をかかる原材料と混合して飲料を形成することができる。
例えば、ユーザの要求に応じて、一杯分に相当する所定量の飲料が形成され注出される。そうした一杯分の量は、飲料の種類に応じて、25〜200mlの範囲内、又は最大300又は400mlまで、例えばカップ又はマグを満たす量、とすることができる。形成され注出される飲料は、リストレット、エスプレッソ、ルンゴ、カプチーノ、カフェラッテ、アメリカーノコーヒー、茶などから選択することができる。特に、コーヒーマシンは、エスプレッソを例えば一杯分当たり20〜60mlの調整可能な量を注出するように、及び/又は、ルンゴを例えば一杯分当たり70〜150mlの範囲内の量を注出するように構成することができる。
特定の態様によれば、本発明は、少なくとも1つのモジュールインタフェースを含む飲料調製用モジュールと、少なくとも1つの装置インタフェースを含む補助装置とを有する飲料調製マシンに関する。モジュールインタフェース及び装置インタフェースは、モジュールと装置とを互いに組み付けるように構成される。
典型的には、飲料調製用モジュールは、使用中に、ポンプ、例えば往復ポンプ、特にピストンポンプといった振動部品により生じる微小運動を受ける。
飲料調製用モジュールは、例えば飲料原材料を取り扱うための、特に飲料原材料の混合用及び/又は飲料の熱調節用の、飲料処理ユニットを含むことができる。
補助装置は、飲料モジュールの機能を高める又は完成させるために用いることができる受動的又は能動的な装置とすることができ、例えば、補助装置は、カップかさ上げ装置等のカップ支持装置、サービス装置、新鮮な原材料又は使用済み原材料若しくは廃棄材料を貯蔵するためのリザーバ、ミルク起泡装置又は他の同様の装置とすることができる。
本発明によれば、これらのモジュールインタフェース及び装置インタフェースのうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの制動部材を含み、該制動部材は、モジュールと装置とがインタフェースを介して互いに組み付けられたときに、モジュールと装置とが該制動部材のみを介して直接機械的に接触するように構成される。
従って、モジュールが、振動又はその他の機械的運動、例えばモジュールに取り付けられたポンプの振動等を受けたとき、かかる振動がモジュールに組み付けられて固定された補助装置に伝搬することを、制動部材によって抑制することができる。ゆえに、補助装置が、擾乱の発生、典型的には雑音に関与することを、低減し又は抑制することができる。
一般的に言って、制動効果を得るためには、制動部材は、モジュールと装置との境界面におけるモジュールの剛性より低い剛性を有するものとすべきである。特に、制動部材は、振動又は機械的衝撃の伝達が制動部材に沿って抑制又は低減されることにより補助装置が振動又は機械的衝撃を全く受けないか又はモジュールよりも少ししか受けなくなるように、十分に変形可能なものとすべきである。特に、制動部材は、モジュールから生じる運動を吸収し、そうした運動(例えば振動)が補助装置に伝達されることを妨げるように、制動のために弾性的及び/又は塑性的に変形可能なものとすべきである。例えば、モジュールからの振動を、機械的エネルギーとして補助装置へ伝達するのではなく、制動部材によって吸収して熱放射に変換することができる。
典型的には、少なくとも1つの制動部材は、ゴム弾性又はエラストマー弾性を有するシリコーン又はゴムなどの材料で作られる。制動部材は、モジュールの微小運動、例えば振動の影響下での弾性及び/又は塑性変形能を有することができる。
1つの実施形態において、モジュールインタフェース及び装置インタフェースは、組み立てられると互いに機械的に固定され、随意に、インタフェースの少なくとも1つは、取外し可能である。この文脈において、「固定」の概念は、関連する部品がユーザの見地からすれば恒久的に組み立てられたことを意味する。部品は、特別に訓練された保守又は修理担当者により破壊的又は非破壊的に分解することができる。しかしながら、飲料調製のためであっても、又は、ユーザによる例えばマシンの洗浄若しくは保管といった他の種類の取り扱いのためであっても、通常のユーザがこのようなインタフェースを分解することは期待されていない。
別の実施形態において、モジュールインタフェース及び装置インタフェースは、組み立てられると分解可能である。この場合、装置インタフェースは、例えば飲料調製又はマシンのユーザによる例えば通常の保守などの別の種類の取り扱いといった通常の使用のために、通常のユーザがインタフェースを分解することが可能であるように、それどころか分解することが期待されるように構成される。
補助装置は、動作位置において動作モジュールインタフェースによってモジュールに組み付け可能とすることができる。装置は、装置の動作位置とは異なる休止位置において休止モジュールインタフェースによってモジュールに組み付け可能とすることができる。後者の場合、その動作位置において、装置は、モジュールに組み付けられてもよく、又は組み付けられなくてもよい。
制動部材のうちの少なくとも1つは、モジュールに対する装置の相対運動を可能にするフレクシャーベアリングを形成することができる。制動部材は、装置インタフェース及びモジュールインタフェースのうちの少なくとも一方、例えば両方に固定することができる。この場合、インタフェースは、制動部材自体によって互いに固定される。
装置インタフェース及びモジュールインタフェースは、装置がモジュールに組み付けられたとき、互いに磁気的に拘束されるものとすることができる。そのような場合、インタフェースはまた、別の手段によって、例えば制動部材によって、互いに固定されるものとすることもできる。
装置インタフェースは、モジュールインタフェースの対応する強磁性要素に対して磁気的に拘束されるように配置された、少なくとも1つの磁場発生要素、例えば永久磁石又は電磁石等の磁石要素を含むことができ、又は、逆もまた同様である。特に、装置の磁性又は強磁性要素は、モジュールの磁性又は強磁性要素の平均磁場軸の上方に片寄った平均磁場軸を有することができ、その結果、装置がモジュールによって下向きに付勢される。
好適な磁場発生要素は、例えば、鉄、ニッケル、コバルト、例えばランタノイド等の希土類元素、並びにかかる金属を含む合金及び酸化物、並びにかかる元素及び成分を担持するポリマー(例えば、プラスチック)で作られた、永久磁石とすることができる。電磁石を磁石要素として用いることも可能である。
好適な強磁性要素は、Co、Fe、Fe、FeOFe、NiOFe、CuOFe、MgO Fe、NdFe14B、Mn、Bi、Ni、MnSb、MnOFe、YFe12、CrO、MnAs、Gd、Dy、EuO、CuMnAl、CuMnIn、CuMnSn、NiMnAl、NiMnIn、NiMnSn、NiMnSb、NiMnGa、CoMnAl、CoMnSi、CoMnGa、CoMnGe、SmCo、SmCo17、PdMnAl、PdMnIn、PdMnSn、PdMnSb、CoFeSi、FeSi、FeVAl、MnVGa及びCoFeGeのうちの少なくとも1つで作ることができる。
装置インタフェース及び/又はモジュールインタフェースの磁石及び/又は強磁性要素は、例えば非強磁性の又は磁気的に中性の壁又は支持要素などの非強磁性要素の、通り穴又は止まり穴といった穴の中に取り付けることができ、随意に、そうした穴の中に圧力嵌めする又は接着する又はねじ込むことができる。他の組立て及び接続方法ももちろん可能である。
少なくとも1つの制動部材を、磁場発生要素及び/又は強磁性要素の周りに配置することができる。例えば、少なくとも1つの制動部材がそうした磁石及び/又は強磁性要素の周りにリング等のループを形成し、又は、複数の制動部材がそうした要素の周りで離間した構成にある。
一実施形態において、補助装置は、モジュールの足部に載置されるように構成された底部を有し、装置底部は、足部により形成されるモジュールインタフェースの上で制動部材の少なくとも1つによって離間される装置インタフェースを形成し、補助装置及びモジュールは、特に磁気的に及び/又は重力により、互いに拘束される。例えば、装置インタフェースが磁場発生要素を含み、モジュールインタフェースが強磁性要素を含み、又は、逆もまた同様であり、磁場発生要素及び強磁性要素が互いに協働して装置とモジュールとを互いに固定する。
別の実施形態において、モジュール及び補助装置は、共通の外部支持体表面に直接載置され、使用中、そこで支持されるように構成することができる。
底部のためのかかる外部支持体表面は、キッチンテーブル若しくはダイニングテーブル、又は飲料調製マシンの重量を支持することができる任意の概ね安定した水平な表面とすることができる。
例えば、補助装置は、装置インタフェースがその中又はその上に取り付けられる直立壁を含み、モジュールは、モジュールインタフェースがその中又はその上に配置される第1の面を含み、この壁及び第1の面は、モジュールと装置とがインタフェースを介して組み付けられたときに互いに向き合う。例えば、装置インタフェースは、磁性又は強磁性要素を含み、モジュールインタフェースは、対応する磁性又は強磁性要素を含み、その結果、装置要素とモジュール要素とが互いに磁気的に拘束されたとき、
装置要素、特にその外観面(apparent face)は、直立壁の凹部内に引っ込んでおり、モジュール要素、特にその外観面は、第1の面から突出しており、その結果、モジュール要素、特に要素の外観面が、装置凹部の中に、特に装置要素の外観面まで又は該外観面に向かって延びるようになっており、又は、
装置要素、特にその外観面は、直立壁から突出しており、モジュール要素、特にその外観面は、第1の面の凹部内に引っ込んでおり、その結果、装置要素、特に要素の外観面が、面の凹部の中に、特にモジュール要素の外観面まで又は該外観面に向かって延びるようになっている。
モジュールは、上述のモジュールインタフェースに加えて、そこから離間した更に別のインタフェースを有することができる。この更に別のモジュールインタフェースは、第1の面とは異なる第2のモジュール面の中又は上に配置することができ、装置壁及び第2のモジュール面は、モジュールと補助装置とが装置インタフェース及び更に別のモジュールインタフェースを介して互いに組み付けられたときに互いに向き合う。
好ましい実施形態において、補助装置は、カップを飲料調製用モジュールの飲料出口の下方で支持するためのカップ支持装置である。
カップ支持装置を制動部材によってモジュールから分離することにより、モジュールからカップ支持体への振動の伝搬、及び、支持体上に置かれたカップがカップへの飲料注出の間に振動が原因で移動することが低減される。それゆえ、注出中のカップの実質的な移動を防止することにより、飲料が出口からカップの口の上及びカップの外側に注出されるか、もっとひどいときには、カップが支持体から落ちるか又は飲料モジュールにぶつかってそれに対して振動するというリスクが軽減される。
カップ支持体は、外部支持体表面上又は飲料調製用モジュールの足部上に載置される底部を有することができる。カップ支持体は、底部によって支持されるとともにカップを受けてこれを支持体の底部の上方に支持するように構成されたプラットフォームを有することができ、プラットフォームは、特に、液体収集用のキャビティを有する容器を底部と共に形成する直立壁のような概ね直立の壁によって、底部の上方に離間される。
典型的には、プラットフォームは、該プラットフォームを通して液体を排出するための機構、特にグリッド状の機構を含むことができる。
モジュールは、モジュールインタフェースを支持するサービス装置、特に、消費可能物質を供給するため及び/又は使用済み若しくは廃棄物質を収集するためのサービス装置を有することができる。
典型的には、サービス装置は、少なくとも1つの、使用済みフレバリング原材料及び/又は廃水等の廃棄飲料原材料、少なくとも1つの、使用済みの、飲料原材料を飲料調製用モジュールに供給するためのカプセル、及び、洗浄、すすぎ又は湯垢除去用液体等の洗浄剤、のうちの少なくとも1つを収集するように構成される。好適なサービス装置は、使用前の上記飲料原材料及び/又はカプセルの補給品、又は使用前の上記洗浄剤の補給品を貯蔵するように構成することができる。
例えば、サービス装置は、モジュール内外に摺動可能にするための引出し構造、サービス装置をモジュールの内外に手動で動かすためのハンドル、並びに、第1の物質を収容するための第1の容器及び第2の物質を収容するための第2の容器、例えば下部容器及び上部容器、特に液体を収容するための下部容器及び固形物を収容するための上部容器、のうちの少なくとも1つを含む。
サービス装置は、モジュールインタフェース若しくはその一部又はモジュールインタフェース用支持体を同時に形成する、ハンドルを含むことができる。
サービス装置が可動である場合、特にモジュールの内外に摺動可能である場合、サービス装置は、飲料調製用モジュールのインタフェースと補助装置インタフェースとの分解に抗するように飲料調製用モジュールに固定することができる。
例えば、サービス装置は、組み付けられた補助装置のインタフェースと対応するモジュールのインタフェースとの接続力より強い、スナップ若しくは磁気コネクタ又は別の組立て手段によって、モジュールのキャビティ内に固定することができる。従って、モジュールのインタフェース、すなわちサービス装置の一部と、補助装置のインタフェースとが分離されるとき、サービス装置は、モジュールのキャビティ内の所定の位置に留まる。
補助装置は、モジュールに組み付けられると、背の低いカップを出口の下で持ち上げるためのかさ上げ装置とすることができ、モジュールは、かさ上げ装置をモジュールの出口の下から取り去ると、飲料出口から出口の下に置かれた背の高いカップの中に飲料を注出するように構成される。
そのような背の高いカップを飲料出口の下に置くための表面は、マシンの外側の表面、例えば飲料調製用モジュールを設置したテーブルの表面とすることができる。代替的に、飲料調製用モジュールは、その飲料出口の下に、背の高いカップ又はかさ上げ装置を置くことができる足部を含むことができる。
随意に、かさ上げ装置のインタフェース及びモジュールのインタフェースは分解可能であり、装置をモジュールから分離して出口の下から装置を取り去って、支持体表面又は出口の下の足部に背の高いカップを置くことができるようになっている。代替的に、装置は、インタフェースを分解することなく単に出口から遠ざけることができる。
本開示の文脈において、マシンの相対的な向き、例えば、マシンの上部、正面、底部、側面、背面等への言及は、特段の断りのない限り、典型的には、例えば、マシンを操作して飲料を注出するのに自然なようにテーブル上でユーザの正面に置かれた状態でのマシンの操作の向きに関するものである。
ここで、図面を参照して本発明を説明する。
本発明による飲料調製用モジュールの補助装置の一部の斜視図である。 補助装置及びマシンのモジュールが同じ外部支持体表面上に載置された、図1の補助装置を含む飲料調製装置の平面図である。 補助装置及びマシンのモジュールが同じ外部支持体表面上に載置された、図1の補助装置を含む飲料調製装置の正面図である。 図3に示された詳細Aの拡大図である。 図3に示された詳細Bの拡大図である。 本発明によるモジュール及び補助装置の組立体の変形例を示す。 補助装置がモジュールの足部に固定された、モジュール及び補助装置の変形例を示す。 本発明による、補助装置が飲料調製用モジュールに可動方式で組み付けられた、本発明の更に別の変形例を示す。
図1から図3Bは、本発明の特定の実施形態、特に、例えばカップ支持装置又はカップかさ上げ装置の形態の、補助装置10の実施形態、及び、飲料調製用モジュール2と装置10とで形成された飲料調製マシン1の実施形態を示す。
マシン1には、典型的には電源から電気コードを介して給電することができる。
飲料調製用モジュール2は、典型的には、例えば水等の液体をリザーバ又はタンク(図示せず)から流通させるための内部流路を含む。好適なタング及びリザーバについての更なる詳細は、例えば、国際公開第2007/135136号、国際公開第2010/128109号、国際公開第2011/083103号、国際公開第2011/089210号、及び欧州特許第2 228 633号に開示されている。
代替的に、モジュール2は、蛇口に直接接続することができる。モジュール2は、ハウジング21によって覆われており、底部22を有する。
モジュール2は、フレバリング原材料、特に予め小分けされた原材料、例えばカプセルに入れた状態でこのようなモジュールに供給される原材料を保持し、その中に液体を流通させて飲料を形成するように構成することができる。かかるモジュールの例は、国際公開第2009/074550号及び国際公開第2009/130099号に開示されており、それらの教示は引用により本明細書に組み入れられる。
飲料は、形成されると、飲料出口20を介して、例えば典型的には飲料調製マシン1が設置された支持体5上又はその上方に位置する、注出領域6へ注出することができる。使用中、装置10は、典型的には注出領域6内に配置される。
装置10がカップかさ上げ装置である場合、これは、背が高いカップ3の中に飲料を注出するように構成された飲料調製用モジュール2の飲料出口20の下で、背の低いカップ3’を持ち上げるように構成することができる。
そうした背の高いカップ3及びかさ上げ装置10を飲料出口20の下に置くための面は、マシンの外部の面5、例えば飲料調製用モジュール2が設置されたテーブル等の支持体5の表面の一部分とすることができる。代替的に、飲料調製用モジュールは、背の高いカップ又はかさ上げ装置のいずれかをその上に置くことができる、飲料出口の下に延びる足部を含む。
装置10、例えばカップ支持装置又はカップかさ上げ装置は、
マシン外部の面又はモジュールの足部の表面などの支持体表面5上に載置するための底部12と、
底部12により支持され、背の低いカップ3’を受けて、背の低いカップ3’を底部12の上方に、例えば、典型的には1〜10cm、例えば2〜7cm、持ち上げるように構成することができるプラットフォーム14と、
底部12及びプラットフォーム14をユニット12、14として、例えば出口20の下で、モジュール2の対応するインタフェース21’、25、26に組み付けて固定するためのインタフェース15、16と、
を含む。
プラットフォーム14は、プラットフォーム14を通して液体を排出するための機構、特にグリッド状機構を含むことができる。例えば、プラットフォーム14は、複数の通り穴の機構を含む。例えば0.5〜1.5cmの範囲の直径を有する大きめの通り穴を、かさ上げ装置を出口20の下で使用するときに鉛直方向で出口20の下になるところに設け、万一カップ3’が飲料注出サイクルが終わる前にプラットフォームから取り去られたときでも、プラットフォーム14上での大量溢出を回避することができる。この場合、飲料は、プラットフォームを汚さずに、大きめの通り穴を介して直接プラットフォーム14を通り抜けて流れる。
本発明によれば、モジュールインタフェース及び装置インタフェース15、16、21’、25、26は、少なくとも1つの制動部材21’を含み、該制動部材は、モジュール2と装置10とがインタフェース15、16、21’、25、26を介して互いに組み付けられて固定されたときに、モジュール2と装置10とが制動部材21’のみを介して直接接触するように構成される。例えば、少なくとも1つの制動部材21’は、ゴム弾性又はエラストマー弾性を有するシリコーン又はゴムなどの材料、及び/又は塑性変形能を有する材料で作ることができる。
この特定の実施形態において、装置10及びモジュール2のインタフェース15、16;21’、25、26は分解可能であり、ユニット12、14をモジュール2から分離して飲料出口20の下からユニット12、14を取り去って、出口20の下に背の高いカップ3を置くことができるようになっている。
典型的には、装置10は、底部12の上方にプラットフォーム14を離間する概ね直立した壁11を有する。側壁11は、底部12に接続することができ、液体を収集するキャビティ13を有する容器を該底部と共に形成することができる。例えば、側壁11は、底部12に対して組み付けられ、又は底部12と一体である。装置インタフェース15、16は、直立壁11に取り付けられても、又は該壁に含まれても、又は該壁によって形成されてもよい。
特定の実施形態において、補助装置インタフェース15、16は、
モジュールインタフェース21’、25、26の対応する強磁性要素26に対して磁気的に拘束されるように構成された磁石要素16、及び/又は、
モジュールインタフェースの対応する磁石に対して磁気的に拘束されるように構成された強磁性要素を含むことができる。
装置インタフェース15、16の磁石16及び/又は強磁性要素は、非強磁性要素、例えばプラスチック壁などの非強磁性壁11の、通り穴又は止まり穴15などの穴の中に取り付けることができる。
同様に、要素26、26’、26’’は、例えばプラスチック製の、非強磁性ハウジング21などの非強磁性要素の、又は、後述するようなサービス装置23の、通り穴25又は止まり穴などの穴の中に取り付けることができる。モジュール2は、図3A及び図3Bに示すように、典型的には、要素26、26’、26’’の周りに支持隆起部を形成する制動要素21’が設けられたハウジング21を有し、補助装置10をそれに対して適切に位置決めするようになっている。
本発明の特定の実施形態において、モジュール2は、補助装置10のインタフェース15、16の分解可能な組み立てのために、更に別のモジュールインタフェース25、26’、26’’を含む。このような更に別のモジュールのインタフェース25、26’、26’’は、装置インタフェース15、16がそこに組み付けられたときに装置10のユニット12、14が飲料出口20の下から離れて配置されるように配置することができる。従って、補助装置10は、使用(又は動作)位置では出口20の下でモジュール2に固定することができ、また、休止位置では出口20から離してモジュール2に固定することができる。
補助装置10は、単一又は複数の組立て用インタフェースユニット15、16を有することができ、これらがモジュール2の対応する数のインタフェースユニット21’、25、26と協働して、該装置をモジュールに組み付けることができる。図3に示すように、モジュールインタフェースは、一対のユニット21’、25、26を含む。このユニット対は、図1及び図3に示すように一対のユニット15、16と協働する。より多くの又はより少ない制動部材21’をユニット15、16及び25、26と共に用いることももちろん可能である。本例では、制動要素21’は、各ユニット15、16に対して設けられる。しかしながら、一対のモジュールユニット及び協働する一対の装置ユニット、並びにただ1つの制動要素又は2つより多くの制動要素を有することも可能である。
飲料出口20及びモジュールインタフェース21’、25、26は、モジュール2の第1の面20’上に配置することができる。上述の更に別のモジュールのインタフェース21’、25、26’、26’’は、マシンの少なくとも1つの第2の面20’’に配置することができ、特に、第1の面はマシン正面20’を形成することができ、第2の面は、マシン側面20’’及びマシン背面のうちの少なくとも1つを形成することができる。
壁11は、補助装置10が面20’、20’’に対して配置されたときに面20’、20’’に当接する制動部材11’を支持することができる。
制動部材11’、21’は、リングとして又は少なくとも1つのピンとして形作ることができ、又は、別の形状を有することもできる。制動部材11’、21’は、接着、押し込み、溶接、圧力嵌め、ねじ込み等によって、モジュールの面20’、20’’及び/又は装置の壁11に固定することができる。
図2及び図3において、補助装置10、例えばかさ上げ装置は、モジュール2の側面20’’に当接する休止位置で示されている。
更に、モジュール2は、モジュールインタフェース21’、25、26及び更に別のモジュールインタフェース21’、25、26’、26’’のうちの少なくとも1つを支持するサービス装置23、特に消費可能物質を供給するため及び/又は使用済み若しくは廃棄物質を収集するためのサービス装置23、を受け入れるキャビティを有することができる。図3において、モジュール2は、補助装置10を飲料出口20の下に組み付けるためのモジュールインタフェース21’、25、26を支持するサービス装置23と共に示されている。代替的に、サービス装置を補助装置10の休止位置に隣接して配置することも可能である。
サービス装置23は、
モジュール2の内外に摺動可能にするための引出し構造、
サービス装置23をモジュール2の内外に手動で動かすためのハンドル231、並びに
第1の物質を収容するための第1の容器230及び第2の物質を収容するための第2の容器232、例えば下部容器230及び上部容器232、特に液体を収容するための下部容器及び固形物を収容するための上部容器、
のうちの少なくとも1つを含むことができる。
図3に示すように、インタフェース21’、25、26は、ハンドル231の中又は上に取り付けられる。
例えば、サービス装置23は、組み付けられた補助装置10のインタフェース15、16と対応するモジュール2のインタフェース21’、25、26との接続力より強い、スナップ若しくは磁気コネクタ又は別の組立て手段によって、モジュールのキャビティ内に固定することができる。従って、モジュール2のインタフェース、すなわちサービス装置23の一部と、補助装置10のインタフェースとが分離されるとき、サービス装置23は、モジュール2のキャビティ内の所定の位置に留まる。サービス装置23をモジュール2のキャビティ内に保持するのに適した機構の例は、国際公開第2011/086087号に開示されている。
サービス装置23をモジュール2内に配置し、例えば使用済みカプセル内の、茶葉又は挽いたコーヒー等の使用済み原材料、及び廃液を収集することができる。サービス装置23は、上部容器232内の固形物用収集器、及び液体用の下部区画230を含むことができる。サービス装置23は、モジュール2内に形成された座部又はキャビティ内に挿入可能、例えば摺動可能であり、例えばサービス装置内に収容された固形物及び/又は液体を空にする等の保守のために、キャビティから取り出すことができる。例えば、使用済み原材料用の収集器232の貯蔵容量は、例えば国際公開第2010/128109号で教示されるように、貯水器等の液体供給リザーバの貯蔵容量に合わせることができる。本装置に適合することができるサービス装置の安全機構は、国際公開第2011/086087号及び国際公開第2011/086088号に開示されている。
サービス装置23を飲料調製用モジュールの下部に配置して、飲料調製時に、例えば原材料淹出又は混合ユニットから、例えば重力により、装置23に排出される使用済みフレバリング原材料を収集することができる。好適な淹出ユニット構成の例は、例えば欧州特許第1 646 305号、欧州特許第1 859 713号、欧州特許第1 859 714号及び国際公開第2009/043630号に開示されている。
装置23は、典型的には、例えば、引用により本明細書に組み入れられる国際公開第2009/074559号及び国際公開第2009/135869号で教示されるような目詰まり防止機構を有する。
飲料調製用モジュール2は、典型的には、以下の構成要素、すなわち、
a)この飲料のフレバリング原材料、特にカプセル内に供給された予め小分けされた原材料を受けるとともに、流入する水などの液体をこの原材料に通して飲料出口20に案内するための、淹出ユニットなどの、原材料保持部、
b)原材料保持部に供給される液体流を加熱するための、ボイラ、又はサーモブロック等のインライン加熱器、
c)インライン加熱器を通じて、又はボイラから、液体を給送するためのポンプ、
d)液体タンクなどの液体源から液体を飲料出口20に案内するための少なくとも1つの液体接続部材、
e)インタフェースを介してユーザから命令を受け、インライン加熱器及びポンプを制御するための、特にプリント回路基板(PCB)を含む電子制御ユニット、及び
f)原材料保持部、ボイラ又はインライン加熱器、ポンプ、液体リザーバ、サービス装置23、液体流、液体圧力、及び液体温度、の特性から選択される少なくとも1つの動作特性を検出して、かかる特性を制御ユニットへ通信するための少なくとも1つの電子センサ、
のうちの少なくとも1つを含む。
加熱器は、ボイラ、サーモブロック、又はオンデマンド加熱器(ODH)、例えば欧州特許第1 253 844号、欧州特許第1 380 243号及び欧州特許第1 809 151号に開示されるODH型式のものとすることができる。好適な淹出ユニット及びカプセル管理の例は、例えば、引用により本明細書に組み入れられる国際公開第2005/004683号、国際公開第2007/135136号及び国際公開第2009/043630号に開示される。好適な飲料調製用モジュールは、例えば、引用により本明細書に組み入れられる国際公開第2009/074550号及び国際公開第2009/130099号に開示される。
モジュール2は、典型的には、底部22を有する。補助装置の底部12及びモジュールの底部22の両方が同じ外部支持体表面5上に載置され、使用中、そこで支持されるように構成することができる。底部12、22は、特に使用中は互いに隣接している。
上述のように、モジュール2及び補助装置10は、インタフェース21’、25、26及び装置インタフェース15、16によって互いに磁気的に拘束可能なものとすることができる。装置インタフェース15、16は、磁場発生要素16を有することができ、モジュールインタフェース25、26は、強磁性要素26、26’、26’’を有することができ、及び/又は、逆もまた同様である。補助装置10の要素16は、モジュール2の平均磁場軸26aの上方に片寄った平均磁場軸16aを有することができるので、その結果、補助装置10は、モジュール2によって下向きに、例えば支持体表面5へと付勢され、補助装置10を表面5上に間違いなく配置することができる。
特定の実施形態において、補助装置10は、上述のように、装置支持部材11、例えば概ね直立の壁11を含むカップ支持装置であり、モジュール2は、上述のように、モジュール支持部材21、23、例えばモジュールハウジング21の壁又はサービス装置23の壁を含む。装置支持部材11は、少なくとも1つの(例えば2つの)装置要素16を支持し、モジュール支持部材21、23は、少なくとも1つのモジュール要素26、26’、26’’を支持する。装置要素16及びモジュール要素26、26’、26’’は、モジュールと装置とのインタフェースを形成し、互いに磁気的に拘束可能である。装置要素16とモジュール要素26、26’、26’’とが互いに磁気的に拘束されたとき、
装置要素16、特にその外観面16bは、装置の支持部材11の凹部15内に引っ込んでおり、モジュール要素26、26’、26’’、特にその外観面26bは、モジュール支持部材21、23から突出しており、その結果、モジュール要素、特にモジュールの外観面26bが、装置凹部15の中に、特に装置の外観面16bまで又は装置の該外観面に向かって延びるようになっており、又は、
装置要素、特にその外観面は、装置支持部材から突出しており、モジュール要素、特にその外観面は、モジュール支持部材の凹部内に引っ込んでおり、その結果、装置要素、特に装置の外観面が、モジュール凹部の中に、特にモジュールの外観面まで又はモジュールの該外観面に向かって延びるようになっている。
図4は、モジュールインタフェース15及び補助装置インタフェース210、25が、互いに組み付けられたときに互いに機械的に固定される変形例を概略的に示す。インタフェースの固定は、制動部材210によって達成される。制動部材210は、飲料調製用モジュールの壁21を補助装置の壁11から分離し、壁11、21が互いに接触するのを防止する、例えばディスク形状の中間離間部210’を有する。壁11及び21の開口部15及び25は、部材210の矢形状の先端を受け入れて、その後の分解が防止される。
図5は、更に別の飲料調製マシン1を概略的に示す。モジュール2と、例えばカップ支持体である装置10とが、組み付けられると、装置インタフェース150及びモジュールインタフェース211、212、250によって互いに機械的に固定される。この例では、これらのインタフェースの1つである250、特にモジュールインタフェースは、取り外し可能である。例えば、モジュールインタフェース250は、モジュール2の内外に摺動可能である。代替的に、このようなインタフェース250は、例えば、圧力嵌め、溶接、接着、ねじ等によってモジュール2に固定される。
モジュール及び装置インタフェース150、211、212、250は、一対の制動部材211、212を含む。制動部材211は、両方のインタフェースに固定され、モジュール2に対する補助装置10の、例えば矢印211’で示されるような回転などの相対運動を可能にする、フレクシャーベアリングを形成する。補助装置10はカップ支持体とすることができ、欧州特許第1 867 260 A1号に開示されるように、例えば水平展開位置(図5)及び直立収納位置に可動にすることができる。制動部材212は、モジュール又は装置10のどちらかに固定することができる。部材212は、装置をモジュール2から離すため、又は、装置10を水平に展開位置に維持するために用いられる。代替的に、制動部材211及び212は、単一の構成要素で形成することができる。装置10は、磁気的に及び/又は重力によって水平位置及び直立位置に維持することができる。さらに、直立位置では、装置10は、出口20の下で外部支持体表面(例えばテーブル)上に置かれた大きいカップの存在によって維持されることができる。
図6は、補助装置10が、モジュール2の足部22’に載置されるように構成された底部12を有する、本発明による更に別の変形例を概略的に示す。例えば、足部22’は、底部12を受けるための入れ子を形成する。装置底部12は、足部22’により形成されたモジュールインタフェース25’の上で少なくとも1つの制動部材213によって離間される、装置インタフェース15’を形成する。補助装置10及びモジュール2は、対応する要素160、260により磁気的に及び矢印10’で示されるように重力により、互いに拘束することによって、互いに組み付けて固定することができる。例えば、制動部材213は、底部12に固定され、それと共に可動である。制動部材213は、覆いを形成することができ、又はストライプ状にすることができ、又は少なくとも1つの要素で構成することができる。
例えば、補助装置10は、小さいカップ3’をマシン1の飲料出口の下に置くためのカップ支持装置を形成する。大きいカップを出口の下に置くためには、カップ支持装置10を取り去り、大きいカップを足部22’上に置くことができる。

Claims (16)

  1. 少なくとも1つのモジュールインタフェース(21’、25、26、26’、26’’)を含む飲料調製用のモジュール(2)と、
    少なくとも1つの装置インタフェース(15、16)を含む補助装置(10)と、
    を有し、
    前記モジュールインタフェース及び前記装置インタフェースが、前記モジュール(2)と前記補助装置(10)とを互いに組み付けるように構成されている、飲料調製マシン(1)において、
    前記モジュールインタフェース及び前記装置インタフェース(15、16、21’、25、26)のうちの少なくとも1つが、少なくとも1つの制動部材(21’)を含み、前記制動部材は、前記モジュール(2)と前記補助装置(10)とが前記モジュールインタフェース及び前記装置インタフェース(15、16、21’、25、26、26’、26’’)を介して互いに組み付けられたときに、前記モジュール(2)と前記補助装置(10)とが前記制動部材(21’)のみを介して直接接触するように構成されることを特徴とする、飲料調製マシン。
  2. ゴム弾性若しくはエラストマー弾性を有するシリコーン若しくはゴムなどの材料、及び/又は塑性変形能を有する材料で作られた少なくとも1つの制動部材(21’)を含む、請求項1に記載の飲料調製マシン。
  3. 前記モジュールインタフェース及び前記装置インタフェース(15、210、25;150、211、212、250)は、組み付けられると互いに機械的に固定され、随意に、前記モジュールインタフェース及び前記装置インタフェースの少なくとも1つ(250)が、前記モジュール(2)又は前記補助装置から取外し可能である、請求項1又は2に記載の飲料調製マシン。
  4. 前記モジュールインタフェース及び前記装置インタフェース(15、16、21’、25、26、26’、26’’)は、組み立てられると分解可能である、請求項1又は2に記載の飲料調製マシン。
  5. 前記補助装置(10)は、動作位置において動作モジュールインタフェース(25、26)によって前記モジュール(2)に組み付け可能である、請求項4に記載の飲料調製マシン。
  6. 前記補助装置(10)は、前記補助装置の動作位置とは異なる休止位置において休止モジュールインタフェース(21’、25、26’、26’’)によって前記モジュール(2)に組み付け可能である、請求項5に記載の飲料調製マシン。
  7. 前記制動部材のうちの少なくとも1つ(211)が、前記モジュール(2)に対する前記補助装置(10)の相対運動(211’)を可能にするフレクシャーベアリングを形成し、随意に、前記制動部材は、装置インタフェース(150)及びモジュールインタフェース(250)のうちの少なくとも一方に固定される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の飲料調製マシン。
  8. 装置インタフェース(15、16)及びモジュールインタフェース(21’、25、26、26’、26’’)は、前記補助装置(10)が前記モジュール(2)に組み付けられたとき、互いに磁気的に拘束される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の飲料調製マシン。
  9. 前記装置インタフェース(15、16)は、前記モジュールインタフェース(21’、25、26、26’、26’’)の対応する強磁性要素(26、26’、26’’)に対して磁気的に拘束されるように配置された、少なくとも1つの、磁石要素などの磁場発生要素(16)を含み、又は、逆もまた同様であり、随意に、前記補助装置(10)の前記磁性又は強磁性要素(16)は、前記モジュール(2)の前記磁性又は強磁性要素(26)の平均磁場軸(26a)の上方に片寄った平均磁場軸(16a)を有しており、その結果、前記補助装置(10)が前記モジュール(2)によって下向きに付勢されるようになっている、請求項8に記載の飲料調製マシン。
  10. 少なくとも1つの制動部材(21’)が磁場発生要素(16)及び/又は強磁性要素(26、26’、26’’)の周りに配置され、随意に、少なくとも1つの制動部材(21’)が該要素(16、26、26’、26’’)の周りにリング等のループを形成し、又は複数の制動部材が該要素の周りで離間した構成にある、請求項9に記載の飲料調製マシン。
  11. 前記補助装置(10)は、前記モジュール(2)の足部(22’)に載置されるように構成された底部(12)を有し、前記補助装置の底部は、前記足部(22’)により形成されるモジュールインタフェース(25’)の上で前記制動部材(213)の少なくとも1つによって離間される装置インタフェース(15’)を形成し、前記補助装置及び前記モジュールは、特に磁気的(160、260)に及び/又は重力(10’)により、互いに拘束される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の飲料調製マシン。
  12. 前記モジュール(2)及び前記補助装置(10)が、共通の外部支持体表面(5)に直接載置され、使用中、そこで支持されるように構成される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の飲料調製マシン。
  13. 前記補助装置(10)は、前記装置インタフェース(15、16)がその中又はその上に取り付けられる直立壁(11)を含み、前記モジュール(2)は、前記モジュールインタフェース(21’、25、26)がその中又はその上に配置される第1の面(20’)を含み、前記直立壁(11)及び前記第1の面(20’)は、前記モジュール(2)と前記補助装置(10)とが前記モジュールインタフェース及び前記装置インタフェース(15、16、21’、25、26)を介して組み付けられたときに互いに向き合い、随意に、前記装置インタフェース(15、16)は、磁性又は強磁性要素(16)を含み、前記モジュールインタフェース(21’、25、26)は、対応する磁性又は強磁性要素(26)を含み、その結果、前記補助装置の要素(16)と前記モジュールの要素(26)とが互いに磁気的に拘束されたとき、
    前記補助装置の要素(16)、特にその外観面(16b)は、前記直立壁(11)の凹部(15)内に引っ込んでおり、前記モジュールの要素(26)、特にその外観面(26b)は、前記第1の面(20’)から突出しており、その結果、前記モジュールの要素、特に要素の前記外観面(26b)が、前記補助装置の凹部(15)の中に、特に前記補助装置の要素の前記外観面(16b)まで又は該外観面に向かって延びるようになっており、或いは、
    前記補助装置の要素、特にその外観面は、前記直立壁から突出しており、前記モジュールの要素、特にその外観面は、前記第1の面の凹部内に引っ込んでおり、その結果、前記補助装置の要素、特に要素の前記外観面が、前記第1の面の凹部の中に、特に前記モジュールの要素の前記外観面まで又は該外観面に向かって延びるようになっている、請求項12に記載の飲料調製マシン。
  14. 前記モジュール(2)は、前記モジュールインタフェース(21’、25、26)に加えて、そこから離間した更に別のモジュールインタフェース(21’、25、26’、26’’)を含み、随意に、前記更に別のモジュールインタフェース(21’、25、26’、26’’)は、前記第1の面(20’)とは異なる第2の面(20’’)の中又は上に配置され、前記直立壁(11)及び前記第2の面(20’’)は、前記モジュール(2)と前記補助装置(10)とが前記装置インタフェース及び前記更に別のモジュールインタフェース(15、16、21’、25、26’、26’’)を介して互いに組み付けられたときに互いに向き合う、請求項13に記載の飲料調製マシン。
  15. 前記補助装置(10)が、カップ(3’)を前記モジュール(2)の飲料出口(20)の下方で支持するためのカップ支持体を形成し、随意に、
    前記カップ支持体は、外部支持体表面(5)上若しくは前記モジュール(2)の足部(22’)上に載置される底部(12)を有し、及び/又は、
    前記カップ支持体は、前記底部(12)によって支持されるとともに前記カップ(3’)を受けてこれを前記カップ支持体の底部(12)の上方に支持するように構成されたプラットフォーム(14)を有し、前記プラットフォームは、特に、液体収集用のキャビティ(13)を有する容器を前記底部と共に形成する直立壁(11)のような概ね直立の壁(11)によって、前記底部の上方に離間されており、及び/又は、
    前記モジュール(2)は、モジュールインタフェース(21’、25、26)を支持するサービス装置(23)、特に、消費可能物質を供給するため及び/又は使用済み若しくは廃棄物質を収集するためのサービス装置(23)を有する、
    請求項1〜14のいずれか一項に記載の飲料調製マシン。
  16. 前記補助装置(10)は、前記モジュールに組み付けられると、背の低いカップ(3’)を前記飲料出口(20)の下で持ち上げるためのかさ上げ装置になり、前記モジュールは、前記かさ上げ装置を前記モジュールの前記飲料出口の下から取り去ると、前記飲料出口(20)から前記飲料出口の下に置かれた背の高いカップ(3)の中に飲料を注出するように構成される、請求項15に記載の飲料調製マシン。
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