JP3133440B2 - 金属水素化物を利用した熱駆動型冷熱発生方法及び装置 - Google Patents
金属水素化物を利用した熱駆動型冷熱発生方法及び装置Info
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- JP3133440B2 JP3133440B2 JP03349842A JP34984291A JP3133440B2 JP 3133440 B2 JP3133440 B2 JP 3133440B2 JP 03349842 A JP03349842 A JP 03349842A JP 34984291 A JP34984291 A JP 34984291A JP 3133440 B2 JP3133440 B2 JP 3133440B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属水素化物を利用して
冷熱を取り出す熱駆動型冷熱発生方法および装置に関す
る。
冷熱を取り出す熱駆動型冷熱発生方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ある種の金属や合金が発熱的に水素を吸
蔵して金属水素化物を形成し、また、この金属水素化物
が可逆的に水素を放出することが知られている。なお、
金属水素化物は脱水素化すると金属になるが、この明細
書では、この場合も含めて金属水素化物という。
蔵して金属水素化物を形成し、また、この金属水素化物
が可逆的に水素を放出することが知られている。なお、
金属水素化物は脱水素化すると金属になるが、この明細
書では、この場合も含めて金属水素化物という。
【0003】近年、この金属水素化物の特性を利用して
冷熱や温熱を得るためのシステムが、例えば特公昭63
−4111号に提案されている。
冷熱や温熱を得るためのシステムが、例えば特公昭63
−4111号に提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来の方式では、例えば−50℃レベル位の低温の冷
熱を取り出そうとすると、冷凍時の水素平衡圧力が低圧
になり、合金の水素化反応が迅速に行われなくなり、冷
熱を発生しなくなるという問題点があった。また、例え
ば、冷却温度を−20℃から−50℃まで自由に調節し
てその範囲内で任意の低温を効率よく取り出すことが困
難であった。
た従来の方式では、例えば−50℃レベル位の低温の冷
熱を取り出そうとすると、冷凍時の水素平衡圧力が低圧
になり、合金の水素化反応が迅速に行われなくなり、冷
熱を発生しなくなるという問題点があった。また、例え
ば、冷却温度を−20℃から−50℃まで自由に調節し
てその範囲内で任意の低温を効率よく取り出すことが困
難であった。
【0005】そこで本発明は、上記の点に鑑み、常に所
望の低温冷熱を効率良く発生させることのできる金属水
素化物を利用した熱駆動型冷熱発生方法および装置を提
供することを目的とする。
望の低温冷熱を効率良く発生させることのできる金属水
素化物を利用した熱駆動型冷熱発生方法および装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1は、前記金属水素化物として平衡水素圧力
が低い方から高い方に順に第1、第2、第3の3種類の
金属水素化物を用い、前記第1サイクルでは前記一方の
組で前記第1の金属水素化物を前記放熱部により放熱し
た状態で、前回の第2サイクルで吸蔵した水素を前記第
2、第3の金属水素化物より解離して前記第1の金属水
素化物に吸蔵させ、このとき前記第2の金属水素化物よ
り発生する冷却熱で前記他方の組の前記第3の金属水素
化物を冷却すると共に、前記第3の金属水素化物より発
生する冷凍熱を取り出す一方、前記他方の組で前記第1
の金属水素化物を前記加熱部により加熱し、前記第2の
金属水素化物を前記放熱部により放熱し、前記第3の金
属水素化物を前記一方の組の前記第2の金属水素化物よ
り発生する冷却熱で冷却することにより前記第1の金属
水素化物より解離した水素を前記第2、第3の金属水素
化物に吸蔵させる動作を行わせ、前記第2サイクルでは
前記一方の組みと他方の組みの動作を入れ替えて動作さ
せることにより連続して冷凍熱を取り出すことを特徴と
する。
め、請求項1は、前記金属水素化物として平衡水素圧力
が低い方から高い方に順に第1、第2、第3の3種類の
金属水素化物を用い、前記第1サイクルでは前記一方の
組で前記第1の金属水素化物を前記放熱部により放熱し
た状態で、前回の第2サイクルで吸蔵した水素を前記第
2、第3の金属水素化物より解離して前記第1の金属水
素化物に吸蔵させ、このとき前記第2の金属水素化物よ
り発生する冷却熱で前記他方の組の前記第3の金属水素
化物を冷却すると共に、前記第3の金属水素化物より発
生する冷凍熱を取り出す一方、前記他方の組で前記第1
の金属水素化物を前記加熱部により加熱し、前記第2の
金属水素化物を前記放熱部により放熱し、前記第3の金
属水素化物を前記一方の組の前記第2の金属水素化物よ
り発生する冷却熱で冷却することにより前記第1の金属
水素化物より解離した水素を前記第2、第3の金属水素
化物に吸蔵させる動作を行わせ、前記第2サイクルでは
前記一方の組みと他方の組みの動作を入れ替えて動作さ
せることにより連続して冷凍熱を取り出すことを特徴と
する。
【0007】請求項2は、金属水素化物として平衡水素
圧力が低い方から高い方に順に第1、第2、第3の3種
類の金属水素化物を用いると共に、金属水素化物収納容
器として第1から第8までの8個の金属水素化物収納容
器を用い、前記第1から第4までの金属水素化物収納容
器には前記第1の金属水素化物を、前記第5、第6の金
属水素化物収納容器には前記第2の金属水素化物を、前
記第7、第8の金属水素化物収納容器には前記第3の金
属水素化物をそれぞれ充填し、前記第1と前記第5、前
記第2と前記第6、前記第3と前記第7、前記第4と前
記第5の各金属水素化物収納容器の各水素給放出管を、
それぞれ水素導管と電動バルブを介して接続する一方、
前記第1と前記第3、前記第2と前記第4の各金属水素
化物収納容器の各熱交換器をそれぞれ熱媒輸送管と3方
切替弁を介して第1、第2の加熱部または第1、第2の
放熱部の各熱交換器に第1サイクルと第2サイクルとで
交互に切替て接続すると共に、前記第5の金属水素化物
収納容器の熱交換器は第3の放熱部の熱交換器又は第8
の金属水素化物収納容器の熱交換器に、第6の金属水素
化物収納容器の熱交換器は第7の金属水素化物収納容器
の熱交換器または前記第3の放熱部の熱交換器に、前記
第7の金属水素化物収納容器の熱交換器は前記第6の金
属水素化物収納容器の熱交換器または冷却負荷の熱交換
器に、前記第8の金属水素化物収納容器の熱交換器は前
記冷却負荷の熱交換器または前記第5の金属水素化物収
納容器の熱交換器にそれぞれ熱媒輸送管と3方切替弁を
介して第1サイクルと第2サイクルとで交互に切替て接
続することを特徴とする。
圧力が低い方から高い方に順に第1、第2、第3の3種
類の金属水素化物を用いると共に、金属水素化物収納容
器として第1から第8までの8個の金属水素化物収納容
器を用い、前記第1から第4までの金属水素化物収納容
器には前記第1の金属水素化物を、前記第5、第6の金
属水素化物収納容器には前記第2の金属水素化物を、前
記第7、第8の金属水素化物収納容器には前記第3の金
属水素化物をそれぞれ充填し、前記第1と前記第5、前
記第2と前記第6、前記第3と前記第7、前記第4と前
記第5の各金属水素化物収納容器の各水素給放出管を、
それぞれ水素導管と電動バルブを介して接続する一方、
前記第1と前記第3、前記第2と前記第4の各金属水素
化物収納容器の各熱交換器をそれぞれ熱媒輸送管と3方
切替弁を介して第1、第2の加熱部または第1、第2の
放熱部の各熱交換器に第1サイクルと第2サイクルとで
交互に切替て接続すると共に、前記第5の金属水素化物
収納容器の熱交換器は第3の放熱部の熱交換器又は第8
の金属水素化物収納容器の熱交換器に、第6の金属水素
化物収納容器の熱交換器は第7の金属水素化物収納容器
の熱交換器または前記第3の放熱部の熱交換器に、前記
第7の金属水素化物収納容器の熱交換器は前記第6の金
属水素化物収納容器の熱交換器または冷却負荷の熱交換
器に、前記第8の金属水素化物収納容器の熱交換器は前
記冷却負荷の熱交換器または前記第5の金属水素化物収
納容器の熱交換器にそれぞれ熱媒輸送管と3方切替弁を
介して第1サイクルと第2サイクルとで交互に切替て接
続することを特徴とする。
【0008】請求項3は、金属水素化物として平衡水素
圧力が低い方から高い方に順に第1、第2、第3の3種
類の金属水素化物を用いると共に、金属水素化物収納容
器として第1から第6までの6個の金属水素化物収納容
器を用い、前記第1、第2の金属水素化物収納容器には
前記第1の金属水素化物を、前記第3、第4の金属水素
化物収納容器には前記第2の金属水素化物を、前記第
5、第6の金属水素化物収納容器には前記第3の金属水
素化物をそれぞれ充填し、前記第1と前記第3および前
記第5、前記第2と前記第4および前記第6の各金属水
素化物収納容器の各水素給放出管を、それぞれ水素導管
と電動バルブを介して相互に接続する一方、前記第1と
前記第2の各金属水素化物収納容器の各熱交換器をそれ
ぞれ熱媒輸送管と3方切替弁を介して加熱部または放熱
部の各熱交換器に第1サイクルと第2サイクルとで交互
に切替て接続すると共に、前記第3の金属水素化物収納
容器の熱交換器は前記放熱部の他の熱交換器または第6
の水素化物収納容器の熱交換器に、第4の金属水素化物
収納容器の熱交換器は第5の金属水素化物収納容器の熱
交換器または前記放熱部の他の熱交換器に、前記第5の
金属水素化物収納容器の熱交換器は前記第4の金属水素
化物収納容器の熱交換器または冷却負荷の熱交換器に、
前記第6の金属水素化物収納容器の熱交換器は前記冷却
負荷の熱交換器または前記第3の金属水素化物収納容器
の熱交換器にそれぞれ熱媒輸送管と3方切替弁を介して
第1サイクルと第2サイクルとで交互に切替て接続する
ことを特徴とする。
圧力が低い方から高い方に順に第1、第2、第3の3種
類の金属水素化物を用いると共に、金属水素化物収納容
器として第1から第6までの6個の金属水素化物収納容
器を用い、前記第1、第2の金属水素化物収納容器には
前記第1の金属水素化物を、前記第3、第4の金属水素
化物収納容器には前記第2の金属水素化物を、前記第
5、第6の金属水素化物収納容器には前記第3の金属水
素化物をそれぞれ充填し、前記第1と前記第3および前
記第5、前記第2と前記第4および前記第6の各金属水
素化物収納容器の各水素給放出管を、それぞれ水素導管
と電動バルブを介して相互に接続する一方、前記第1と
前記第2の各金属水素化物収納容器の各熱交換器をそれ
ぞれ熱媒輸送管と3方切替弁を介して加熱部または放熱
部の各熱交換器に第1サイクルと第2サイクルとで交互
に切替て接続すると共に、前記第3の金属水素化物収納
容器の熱交換器は前記放熱部の他の熱交換器または第6
の水素化物収納容器の熱交換器に、第4の金属水素化物
収納容器の熱交換器は第5の金属水素化物収納容器の熱
交換器または前記放熱部の他の熱交換器に、前記第5の
金属水素化物収納容器の熱交換器は前記第4の金属水素
化物収納容器の熱交換器または冷却負荷の熱交換器に、
前記第6の金属水素化物収納容器の熱交換器は前記冷却
負荷の熱交換器または前記第3の金属水素化物収納容器
の熱交換器にそれぞれ熱媒輸送管と3方切替弁を介して
第1サイクルと第2サイクルとで交互に切替て接続する
ことを特徴とする。
【0009】請求項4は、請求項2記載において、前記
各金属水素化物収納容器に充填する金属水素化物の充填
量を第1、第2、第3の金属水素化物の順にすると共
に、第1の金属水素化物の充填量を第3と第2の金属水
素化物の合計以上としたことを特徴とする。
各金属水素化物収納容器に充填する金属水素化物の充填
量を第1、第2、第3の金属水素化物の順にすると共
に、第1の金属水素化物の充填量を第3と第2の金属水
素化物の合計以上としたことを特徴とする。
【0010】請求項5は、請求項2記載において、前記
冷却負荷に別の熱交換器を設けると共に、前記第5又は
第6の金属水素化物収納容器の熱交換器と前記第7又は
第8の金属水素化物収納容器の熱交換器とを相互に接続
する熱媒輸送管に弁開度が調節可能な制御弁を設け、こ
の制御弁を介して前記熱媒輸送管に前記冷却負荷の別の
熱交換器を接続したことを特徴とする。
冷却負荷に別の熱交換器を設けると共に、前記第5又は
第6の金属水素化物収納容器の熱交換器と前記第7又は
第8の金属水素化物収納容器の熱交換器とを相互に接続
する熱媒輸送管に弁開度が調節可能な制御弁を設け、こ
の制御弁を介して前記熱媒輸送管に前記冷却負荷の別の
熱交換器を接続したことを特徴とする。
【0011】請求項6は、請求項3記載において、前記
冷却負荷に別の熱交換器を設けると共に、前記第3又は
第4の金属水素化物収納容器の熱交換器と前記第5又は
第6の金属水素化物収納容器の熱交換器とを相互に接続
する熱媒輸送管に弁開度が調節可能な制御弁を設け、こ
の制御弁を介して前記熱媒輸送管に前記冷却負荷の別の
熱交換器を接続したことを特徴とする。
冷却負荷に別の熱交換器を設けると共に、前記第3又は
第4の金属水素化物収納容器の熱交換器と前記第5又は
第6の金属水素化物収納容器の熱交換器とを相互に接続
する熱媒輸送管に弁開度が調節可能な制御弁を設け、こ
の制御弁を介して前記熱媒輸送管に前記冷却負荷の別の
熱交換器を接続したことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1は、第1サイクルでは、一方の組で第
1の金属水素化物を加熱し、それによって解離した水素
を第2の金属水素化物および第3の金属水素化物に吸蔵
させる。同時に、他方の組で第2の金属水素化物および
第3の金属水素化物から第1の金属水素化物に水素を移
動させる。このとき、前記他方の組の第2の金属水素化
物からの水素解離で発生する冷熱を利用して前記一方の
組の第3の金属水素化物水素吸蔵のための冷却をする共
に、前記他方の組の第3の金属水素化物からの水素解離
で発生する冷凍熱を取り出す。第2サイクルでは、前記
一方の組みの動作と前記他方の組の動作とを全く逆にす
る。この第1サイクルと第2サイクルとを交互に繰り返
すことにより、冷凍熱発生時の動作水素圧力を従来より
も高めることができ、金属水素化物の水素化反応が迅速
に行われ、−50℃レベルのごく低温の冷熱を連続的に
取り出すことが可能になる。
1の金属水素化物を加熱し、それによって解離した水素
を第2の金属水素化物および第3の金属水素化物に吸蔵
させる。同時に、他方の組で第2の金属水素化物および
第3の金属水素化物から第1の金属水素化物に水素を移
動させる。このとき、前記他方の組の第2の金属水素化
物からの水素解離で発生する冷熱を利用して前記一方の
組の第3の金属水素化物水素吸蔵のための冷却をする共
に、前記他方の組の第3の金属水素化物からの水素解離
で発生する冷凍熱を取り出す。第2サイクルでは、前記
一方の組みの動作と前記他方の組の動作とを全く逆にす
る。この第1サイクルと第2サイクルとを交互に繰り返
すことにより、冷凍熱発生時の動作水素圧力を従来より
も高めることができ、金属水素化物の水素化反応が迅速
に行われ、−50℃レベルのごく低温の冷熱を連続的に
取り出すことが可能になる。
【0013】請求項2は、請求項1の方法を装置に具体
化したもので、第1の金属水素化物を収納した金属水素
化物収納容器を4器と、第2および第3の金属水素化物
を収納した金属水素化物収納容器を2器づつ4器、合計
8器の金属水素化物収納容器を用意する。平衡水素圧力
が1番低い第1の金属水素化物を加熱し、それによって
発生した水素を第2の金属水素化物に吸蔵させ、次の過
程で第1の金属水素化物を冷却して圧力を下げ、これに
より第2の金属水素化物から第1の金属水素化物に水素
を移動させる。この時水素放出による吸熱により冷熱を
第2の金属水素化物から取り出し、この冷熱により平衡
水素圧力の1番高い第3の金属水素化物を冷却する。同
時に別途用意した第1の金属水素化物を加熱し、それに
よって発生した水素を第3の金属水素化物に吸蔵させ
る。次にこの別途用意した第1の金属水素化物を冷却し
て圧力を下げ、第3の金属水素化物より水素を放出さ
せ、吸熱により冷凍を取り出す。これにより、冷凍熱発
生時の動作水素圧力を従来よりも高めることができ、金
属水素化物の水素化反応が迅速に行われ、−50℃レベ
ルのごく低温の冷熱を連続的に取り出すことが可能にな
る。
化したもので、第1の金属水素化物を収納した金属水素
化物収納容器を4器と、第2および第3の金属水素化物
を収納した金属水素化物収納容器を2器づつ4器、合計
8器の金属水素化物収納容器を用意する。平衡水素圧力
が1番低い第1の金属水素化物を加熱し、それによって
発生した水素を第2の金属水素化物に吸蔵させ、次の過
程で第1の金属水素化物を冷却して圧力を下げ、これに
より第2の金属水素化物から第1の金属水素化物に水素
を移動させる。この時水素放出による吸熱により冷熱を
第2の金属水素化物から取り出し、この冷熱により平衡
水素圧力の1番高い第3の金属水素化物を冷却する。同
時に別途用意した第1の金属水素化物を加熱し、それに
よって発生した水素を第3の金属水素化物に吸蔵させ
る。次にこの別途用意した第1の金属水素化物を冷却し
て圧力を下げ、第3の金属水素化物より水素を放出さ
せ、吸熱により冷凍を取り出す。これにより、冷凍熱発
生時の動作水素圧力を従来よりも高めることができ、金
属水素化物の水素化反応が迅速に行われ、−50℃レベ
ルのごく低温の冷熱を連続的に取り出すことが可能にな
る。
【0014】請求項3は、平衡水素圧力が違う3種の金
属水素化物を用いる点は請求項2と同じであるが、ここ
では、金属水素化物収納容器をそれぞれ2器ずつ計6器
設け、平衡水素圧力が1番低い第1の金属水素化物の一
方を加熱し、それによって発生した水素を第2の金属水
素化物の一方に吸蔵させる。ここで、他方の第1の金属
水素化物は冷却し圧力を下げておき、これにより他方の
第2の金属水素化物から第1の金属水素化物に水素を移
動させ、この時の水素放出による吸熱により冷熱を取り
出す。この冷熱により、平衡水素圧力の1番高い第3の
金属水素化物の一方を冷却し、第1の金属水素化物の一
方より発生した水素を第3の金属水素化物に吸蔵させ
る、また他方の第1の金属水素化物は冷却され圧力を下
げているため、予め水素が吸蔵されている他方の第3の
金属水素化物より水素を放出させ、吸熱反応により冷凍
熱を取り出すことができる。この一方と他方を交互に切
り替え運転することで冷凍熱を連続して発生させる。こ
れにより、請求項2に比べて機器の部品点数が減少して
システム構成および運転制御が簡単になるにも拘らず、
請求項2と同様に冷凍熱発生時の動作水素圧力を従来よ
りも高めることができ、金属水素化物の水素化反応が迅
速に行われ、−50℃レベルのごく低温の冷熱を連続的
に取り出すことが可能になる。
属水素化物を用いる点は請求項2と同じであるが、ここ
では、金属水素化物収納容器をそれぞれ2器ずつ計6器
設け、平衡水素圧力が1番低い第1の金属水素化物の一
方を加熱し、それによって発生した水素を第2の金属水
素化物の一方に吸蔵させる。ここで、他方の第1の金属
水素化物は冷却し圧力を下げておき、これにより他方の
第2の金属水素化物から第1の金属水素化物に水素を移
動させ、この時の水素放出による吸熱により冷熱を取り
出す。この冷熱により、平衡水素圧力の1番高い第3の
金属水素化物の一方を冷却し、第1の金属水素化物の一
方より発生した水素を第3の金属水素化物に吸蔵させ
る、また他方の第1の金属水素化物は冷却され圧力を下
げているため、予め水素が吸蔵されている他方の第3の
金属水素化物より水素を放出させ、吸熱反応により冷凍
熱を取り出すことができる。この一方と他方を交互に切
り替え運転することで冷凍熱を連続して発生させる。こ
れにより、請求項2に比べて機器の部品点数が減少して
システム構成および運転制御が簡単になるにも拘らず、
請求項2と同様に冷凍熱発生時の動作水素圧力を従来よ
りも高めることができ、金属水素化物の水素化反応が迅
速に行われ、−50℃レベルのごく低温の冷熱を連続的
に取り出すことが可能になる。
【0015】請求項4は、請求項3において金属水素化
物の充填量を第1、第2、第3の順にし、第1の金属水
素化物の量を第3と第2の合計以上とする。これによ
り、各金属水素化物収納容器内の金属水素化物を過不足
なく有効利用することができ、効率の良いシステム構成
となる。
物の充填量を第1、第2、第3の順にし、第1の金属水
素化物の量を第3と第2の合計以上とする。これによ
り、各金属水素化物収納容器内の金属水素化物を過不足
なく有効利用することができ、効率の良いシステム構成
となる。
【0016】請求項5又は請求項6は、請求項2又は請
求項3において、第2の金属水素化物より得た冷熱の一
部をその量を調節しながら冷凍負荷に送りこむことによ
り、第3の金属水素化物より得られる冷熱温度との温度
差を利用してその中間温度に冷却負荷を温度制御する。
これにより、例えば−20℃〜−50℃の間の幅広い温
度調節が可能となる。
求項3において、第2の金属水素化物より得た冷熱の一
部をその量を調節しながら冷凍負荷に送りこむことによ
り、第3の金属水素化物より得られる冷熱温度との温度
差を利用してその中間温度に冷却負荷を温度制御する。
これにより、例えば−20℃〜−50℃の間の幅広い温
度調節が可能となる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の熱駆動型冷熱発生装置の第1
実施例を示すブロック図であり、金属水素化物収納容器
1〜4には、このシステムの作動温度範囲において水素
平衡圧力が1番低いLaNi5系の金属水素化物MH3が
収納されている。金属水素化物収納容器5、6には、こ
のシステムの作動温度範囲において水素平衡圧力が2番
目に高いMm(ミッシュメタル)Ni5系の金属水素化
物MH2が収納されている。金属水素化物収納容器7、
8には、水素平衡圧力が1番高いMmNi5系の金属水
素化物MH1を収納されている。これらの容器1〜8と
しては、金属水素化物MHと熱交換するための熱交換器
1a〜8aが内設され外部の熱媒輸送管9と気密に接続
される一方、フィルタの付いた水素給放出管1b〜8b
が挿着され外部の水素導管に気密に接続される公知の金
属水素化物収納容器が使用される。なお、この明細書で
は温度の高低によらず熱を移送する媒体を全て熱媒と称
する。
実施例を示すブロック図であり、金属水素化物収納容器
1〜4には、このシステムの作動温度範囲において水素
平衡圧力が1番低いLaNi5系の金属水素化物MH3が
収納されている。金属水素化物収納容器5、6には、こ
のシステムの作動温度範囲において水素平衡圧力が2番
目に高いMm(ミッシュメタル)Ni5系の金属水素化
物MH2が収納されている。金属水素化物収納容器7、
8には、水素平衡圧力が1番高いMmNi5系の金属水
素化物MH1を収納されている。これらの容器1〜8と
しては、金属水素化物MHと熱交換するための熱交換器
1a〜8aが内設され外部の熱媒輸送管9と気密に接続
される一方、フィルタの付いた水素給放出管1b〜8b
が挿着され外部の水素導管に気密に接続される公知の金
属水素化物収納容器が使用される。なお、この明細書で
は温度の高低によらず熱を移送する媒体を全て熱媒と称
する。
【0018】加熱部10、11は内部に熱交換器10
a、11aを備えたボイラ等で構成され、オイルや加圧
水等からなる熱媒が加熱されて外部の熱媒輸送管9に送
出される。同様に、放熱部12、13、14は風冷また
は水冷の熱交換器12a、13a、14aを備えて構成
され、水やアルコール等の熱媒が冷却されて外部の熱媒
輸送管9に送出される。また、冷却負荷15は熱交換器
15a、ファン等を備えた冷凍庫等で構成され、アルコ
ール等の熱媒が熱交換器15aで熱交換されて外部の熱
媒輸送管9に送出される。
a、11aを備えたボイラ等で構成され、オイルや加圧
水等からなる熱媒が加熱されて外部の熱媒輸送管9に送
出される。同様に、放熱部12、13、14は風冷また
は水冷の熱交換器12a、13a、14aを備えて構成
され、水やアルコール等の熱媒が冷却されて外部の熱媒
輸送管9に送出される。また、冷却負荷15は熱交換器
15a、ファン等を備えた冷凍庫等で構成され、アルコ
ール等の熱媒が熱交換器15aで熱交換されて外部の熱
媒輸送管9に送出される。
【0019】これらの金属水素化物収納容器1〜8の熱
交換器1a〜8aと、加熱部10、11、放熱部12、
13、14、および、冷却負荷15の熱交換器10a〜
15aとは、3方切替弁16a〜16pからなる熱媒輸
送管切換部16を介して相互に接続される。即ち、冷却
運転の第1サイクルでは、金属水素化物収納容器1、3
の熱交換器1a、3aと加熱部10、11の熱交換器1
0a、11aとが、また、金属水素化物収納容器2、
4、5の熱交換器2a、4a、5aと放熱部12、1
3、14の熱交換器12a、13a、14aとが、ま
た、金属水素化物収納容器6の熱交換器6aと金属水素
化物収納容器7の熱交換器7aとが、また、金属水素化
物収納容器8の熱交換器8aと冷却負荷15の熱交換器
15aとがそれぞれ3方切替弁を介して相互に接続され
る。一方、冷却運転の第2サイクルでは、金属水素化物
収納容器2、4の熱交換器2a、4aと加熱部10、1
1の熱交換器10a、11aとが、また、金属水素化物
収納容器1、3、6の熱交換器1a、3a、6aと放熱
部12、13、14の熱交換器12a、13a、14a
とが、また、金属水素化物収納容器5の熱交換器5aと
金属水素化物収納容器8の熱交換器8aとが、また、金
属水素化物収納容器7の熱交換器7aと冷却負荷15の
熱交換器15aとがそれぞれ3方切替弁を介して相互に
接続される。
交換器1a〜8aと、加熱部10、11、放熱部12、
13、14、および、冷却負荷15の熱交換器10a〜
15aとは、3方切替弁16a〜16pからなる熱媒輸
送管切換部16を介して相互に接続される。即ち、冷却
運転の第1サイクルでは、金属水素化物収納容器1、3
の熱交換器1a、3aと加熱部10、11の熱交換器1
0a、11aとが、また、金属水素化物収納容器2、
4、5の熱交換器2a、4a、5aと放熱部12、1
3、14の熱交換器12a、13a、14aとが、ま
た、金属水素化物収納容器6の熱交換器6aと金属水素
化物収納容器7の熱交換器7aとが、また、金属水素化
物収納容器8の熱交換器8aと冷却負荷15の熱交換器
15aとがそれぞれ3方切替弁を介して相互に接続され
る。一方、冷却運転の第2サイクルでは、金属水素化物
収納容器2、4の熱交換器2a、4aと加熱部10、1
1の熱交換器10a、11aとが、また、金属水素化物
収納容器1、3、6の熱交換器1a、3a、6aと放熱
部12、13、14の熱交換器12a、13a、14a
とが、また、金属水素化物収納容器5の熱交換器5aと
金属水素化物収納容器8の熱交換器8aとが、また、金
属水素化物収納容器7の熱交換器7aと冷却負荷15の
熱交換器15aとがそれぞれ3方切替弁を介して相互に
接続される。
【0020】また、金属水素化物収納容器1〜4の水素
給放出管1b〜4bと金属水素化物収納容器5〜8の水
素給放出管5b〜8bとが、それぞれ水素導管17a〜
17dおよび電動バルブ18a〜18dを介して相互に
接続されている。以上の装置構成において、前述の熱媒
輸送管切換部16の各3方切替弁16a〜l6p、電動
バルブ18a〜18dは制御部19により制御される。
給放出管1b〜4bと金属水素化物収納容器5〜8の水
素給放出管5b〜8bとが、それぞれ水素導管17a〜
17dおよび電動バルブ18a〜18dを介して相互に
接続されている。以上の装置構成において、前述の熱媒
輸送管切換部16の各3方切替弁16a〜l6p、電動
バルブ18a〜18dは制御部19により制御される。
【0021】図2に本発明の実施例で使用される3種の
金属水素化物の温度と圧力の特性図の一例を示す。図1
及び図2を用いて本実施例の動作を説明する。先ず、冷
却運転の第1サイクルでは、制御部19により3方切替
弁16a〜16pを切替制御して、熱交換器1aと10
a、2aと12a、3aと11a、4aと13a、5a
と14a、6aと7a、8aと15aとを夫々相互に接
続する。次いで、加熱部10、11の熱交換器10a、
11aをボイラにより加熱する。これにより、加熱され
た熱媒が収納容器1、3の熱交換器1a、3aに供給さ
れ、収納容器1、3内の金属水素化物は加熱されて水素
が解離され、図2(A)状態に示すように容器1、3内
は高温(140℃)高圧となる。一方、放熱器12〜1
4の熱交換器12a〜14aを風冷又は水冷にて冷却し
金属水素化物収納容器2、4、5内の熱交換器2a、4
a、5aを常温(20℃)に保持する。これにより、容
器2、4、5内に収容されている金属水素化物MH3、
MH2も常温に保持されて、最初収納容器2、4内は常
温低圧に(B)、また、収納容器5内は常温でAに比べ
て低圧の状態になる(C)。このとき、金属水素化物M
H2を収納している収納容器6内はやや低温(−20
℃)でBに比べてやや高圧(D)、金属水素化物MH1
を収納している収納容器7内はやや低温でAに比べて低
圧(E)、金属水素化物MH1を収納している収納容器
8内は低温(−50℃)でBに比べて高圧(F)にな
る。
金属水素化物の温度と圧力の特性図の一例を示す。図1
及び図2を用いて本実施例の動作を説明する。先ず、冷
却運転の第1サイクルでは、制御部19により3方切替
弁16a〜16pを切替制御して、熱交換器1aと10
a、2aと12a、3aと11a、4aと13a、5a
と14a、6aと7a、8aと15aとを夫々相互に接
続する。次いで、加熱部10、11の熱交換器10a、
11aをボイラにより加熱する。これにより、加熱され
た熱媒が収納容器1、3の熱交換器1a、3aに供給さ
れ、収納容器1、3内の金属水素化物は加熱されて水素
が解離され、図2(A)状態に示すように容器1、3内
は高温(140℃)高圧となる。一方、放熱器12〜1
4の熱交換器12a〜14aを風冷又は水冷にて冷却し
金属水素化物収納容器2、4、5内の熱交換器2a、4
a、5aを常温(20℃)に保持する。これにより、容
器2、4、5内に収容されている金属水素化物MH3、
MH2も常温に保持されて、最初収納容器2、4内は常
温低圧に(B)、また、収納容器5内は常温でAに比べ
て低圧の状態になる(C)。このとき、金属水素化物M
H2を収納している収納容器6内はやや低温(−20
℃)でBに比べてやや高圧(D)、金属水素化物MH1
を収納している収納容器7内はやや低温でAに比べて低
圧(E)、金属水素化物MH1を収納している収納容器
8内は低温(−50℃)でBに比べて高圧(F)にな
る。
【0022】この状態で、電動バルブ18a〜18dを
徐々に開放すると、加熱部10、11によって加熱され
ることにより解離された収納容器1、3内の水素が水素
給放出管1b、3bから水素導管17a、17c、電動
バルブ18a、18cを通って収納容器5、7に流れ、
水素給放出管5b、7bより内部の金属水素化物に発熱
的に吸蔵される(A→C,A→E)。このとき収納容器
5に発生した熱は放熱器14にて放熱される。一方、収
納容器7に発生した熱は収納容器6に供給される。これ
により収納容器6内の金属水素化物MH2からの水素解
離は促進され、解離された水素は水素給放出管6bから
水素導管17b、電動バルブ18bを通って収納容器2
に供給される(D→B)。この水素は、収納容器2内の
金属水素化物MH3に発熱的に吸蔵される。また、この
とき発生した熱は放熱器12にて放熱される。
徐々に開放すると、加熱部10、11によって加熱され
ることにより解離された収納容器1、3内の水素が水素
給放出管1b、3bから水素導管17a、17c、電動
バルブ18a、18cを通って収納容器5、7に流れ、
水素給放出管5b、7bより内部の金属水素化物に発熱
的に吸蔵される(A→C,A→E)。このとき収納容器
5に発生した熱は放熱器14にて放熱される。一方、収
納容器7に発生した熱は収納容器6に供給される。これ
により収納容器6内の金属水素化物MH2からの水素解
離は促進され、解離された水素は水素給放出管6bから
水素導管17b、電動バルブ18bを通って収納容器2
に供給される(D→B)。この水素は、収納容器2内の
金属水素化物MH3に発熱的に吸蔵される。また、この
とき発生した熱は放熱器12にて放熱される。
【0023】このとき、収納容器6内の金属水素化物M
H2からの水素解離により発生する冷熱は収納容器7内
を冷却し、低圧化する。一方、収納容器3は加熱器11
により加熱されて高温となり、水素の解離を促進して高
圧となる。これによって収納容器3から収納容器7に水
素が効率良く流れ(A→E)、大量の水素が収納容器7
に収納保持され次サイクル時の負荷冷却用に準備され
る。
H2からの水素解離により発生する冷熱は収納容器7内
を冷却し、低圧化する。一方、収納容器3は加熱器11
により加熱されて高温となり、水素の解離を促進して高
圧となる。これによって収納容器3から収納容器7に水
素が効率良く流れ(A→E)、大量の水素が収納容器7
に収納保持され次サイクル時の負荷冷却用に準備され
る。
【0024】また、放熱器13により常温に保持されて
いる金属水素化物MH3の収納容器4内は常温低圧の状
態にあり、また、水素が吸蔵されている金属水素化物M
H1の収納容器8内は高圧の状態になっている。このた
め、収納容器8から収納容器4に水素導管18dを通っ
て水素が流れ(F→B)、収納容器8の金属水素化物M
H1から水素が解離し、その吸熱反応により、−50℃
レベルの冷凍熱が発生する。発しした冷熱は熱交換器8
aから15aを通して冷却負荷15に供給される。ま
た、この時発生した水素は、収納容器4の金属水素化物
MH3に発熱的に吸蔵される。以上が冷却運転サイクル
の第1サイクルである。
いる金属水素化物MH3の収納容器4内は常温低圧の状
態にあり、また、水素が吸蔵されている金属水素化物M
H1の収納容器8内は高圧の状態になっている。このた
め、収納容器8から収納容器4に水素導管18dを通っ
て水素が流れ(F→B)、収納容器8の金属水素化物M
H1から水素が解離し、その吸熱反応により、−50℃
レベルの冷凍熱が発生する。発しした冷熱は熱交換器8
aから15aを通して冷却負荷15に供給される。ま
た、この時発生した水素は、収納容器4の金属水素化物
MH3に発熱的に吸蔵される。以上が冷却運転サイクル
の第1サイクルである。
【0025】この第1サイクルの終了と共に、電動バル
ブ18a〜18dを閉じ、3方切替弁16a〜l6pを
切替て、今度は熱交換器1aと12a、2aと10a、
3aと13a、4aと11a、5aと8a、6aと14
a、7aと15aとを夫々相互に接続する。すると、加
熱器10、11の加熱により、収納容器2、4内が図2
のA状態になる。また、放熱器12〜14での放熱によ
り収納容器1、3内がB状態に、収納容器6内がC状態
になる。更に、収納容器5内はD状態、収納容器8内は
E状態、収納容器7内はF状態になる。
ブ18a〜18dを閉じ、3方切替弁16a〜l6pを
切替て、今度は熱交換器1aと12a、2aと10a、
3aと13a、4aと11a、5aと8a、6aと14
a、7aと15aとを夫々相互に接続する。すると、加
熱器10、11の加熱により、収納容器2、4内が図2
のA状態になる。また、放熱器12〜14での放熱によ
り収納容器1、3内がB状態に、収納容器6内がC状態
になる。更に、収納容器5内はD状態、収納容器8内は
E状態、収納容器7内はF状態になる。
【0026】次いで、第1サイクルと同様に、電動バル
ブ18a〜18d徐々に開いていくと、収納容器2、4
から収納容器6、8に水素移動が生じ、また、収納容器
5、7から収納容器1、3に水素移動が生じる。このと
き、収納容器8は収納容器5で発生する冷熱で冷却され
ることにより、より多くの水素が効率良く収納容器8に
回収される。一方、収納容器7には前回のサイクルで大
量の水素が収納保持されていることから、大量の水素解
離が効率良く行われて−50℃の冷凍熱が発生し、冷却
負荷15に供給される。これが第2サイクルである。
ブ18a〜18d徐々に開いていくと、収納容器2、4
から収納容器6、8に水素移動が生じ、また、収納容器
5、7から収納容器1、3に水素移動が生じる。このと
き、収納容器8は収納容器5で発生する冷熱で冷却され
ることにより、より多くの水素が効率良く収納容器8に
回収される。一方、収納容器7には前回のサイクルで大
量の水素が収納保持されていることから、大量の水素解
離が効率良く行われて−50℃の冷凍熱が発生し、冷却
負荷15に供給される。これが第2サイクルである。
【0027】上述した第1サイクルと第2サイクルを交
互に運転することで−50℃の冷凍熱を収納容器7と8
から交互に発生させてこの冷凍熱を冷却負荷15に連続
的に供給することができる。なお、この第1実施例にお
いては、加熱部10、11および放熱部12〜14をそ
れぞれ別体構成としたが、これらは勿論一体構成として
も良いことは言うまでもない。
互に運転することで−50℃の冷凍熱を収納容器7と8
から交互に発生させてこの冷凍熱を冷却負荷15に連続
的に供給することができる。なお、この第1実施例にお
いては、加熱部10、11および放熱部12〜14をそ
れぞれ別体構成としたが、これらは勿論一体構成として
も良いことは言うまでもない。
【0028】本発明の第2実施例を図3と図2を参照し
て説明する。図3はこの実施例の装置構成図で、図中図
1と同一符号は同一又は相当部分を示す。図の構成で図
1と異なる点は、部品点数を削減し、システム構成を簡
略化し、運転制御を簡単化するため、図1の加熱部1
0、11、放熱部12、13、14、金属水素化物収納
容器1、3および2、4に代えて、夫々を一体化した加
熱部22、放熱部23、金属水素化物収納容器20およ
び21を設た点である。収納容器20および21は各収
納容器5〜8の2倍以上の金属水素化物を収納できる容
量を有し、収納容器20は水素導管17a、電動バルブ
18aを介して収納容器5および7に結合されている。
また、収納容器21は水素導管17b、電動バルブ18
bを介して収納容器6および8に結合されている。
て説明する。図3はこの実施例の装置構成図で、図中図
1と同一符号は同一又は相当部分を示す。図の構成で図
1と異なる点は、部品点数を削減し、システム構成を簡
略化し、運転制御を簡単化するため、図1の加熱部1
0、11、放熱部12、13、14、金属水素化物収納
容器1、3および2、4に代えて、夫々を一体化した加
熱部22、放熱部23、金属水素化物収納容器20およ
び21を設た点である。収納容器20および21は各収
納容器5〜8の2倍以上の金属水素化物を収納できる容
量を有し、収納容器20は水素導管17a、電動バルブ
18aを介して収納容器5および7に結合されている。
また、収納容器21は水素導管17b、電動バルブ18
bを介して収納容器6および8に結合されている。
【0029】以上の構成で、冷却運転の第1サイクル時
には、収納容器20の熱交換器20aと加熱部22の熱
交換器22a、また収納容器21の熱交換器21aと放
熱部23の熱交換器23a、収納容器5の熱交換器5a
と放熱部23の熱交換器23bが接続される。更に、熱
交換器6aと7a、熱交換器8aと15aが接続される
点は前記実施例同様である。
には、収納容器20の熱交換器20aと加熱部22の熱
交換器22a、また収納容器21の熱交換器21aと放
熱部23の熱交換器23a、収納容器5の熱交換器5a
と放熱部23の熱交換器23bが接続される。更に、熱
交換器6aと7a、熱交換器8aと15aが接続される
点は前記実施例同様である。
【0030】これにより、収納容器20内は加熱部22
により加熱されて図2のA状態、収納容器21は放熱部
23で放熱されてB状態、収納容器5も加熱部23で放
熱されてC状態、収納容器6は水素が解離してD状態、
収納容器7は収納容器6で冷却されてE状態、収納容器
8は水素が解離することによりF状態になる。
により加熱されて図2のA状態、収納容器21は放熱部
23で放熱されてB状態、収納容器5も加熱部23で放
熱されてC状態、収納容器6は水素が解離してD状態、
収納容器7は収納容器6で冷却されてE状態、収納容器
8は水素が解離することによりF状態になる。
【0031】即ち、加熱部22のボイラにより熱交換器
22aを加熱し、加熱された熱媒を収納容器20の熱交
換器20aに熱交換的に送り込む。これにより、収納容
器20内の金属水素化物は加熱され、第2図(A)状態
に示すように収納容器20内で水素は高温高圧となり解
離し、解離した水素は収納容器5の金属水素化物に発熱
的に吸蔵される(B状態)。
22aを加熱し、加熱された熱媒を収納容器20の熱交
換器20aに熱交換的に送り込む。これにより、収納容
器20内の金属水素化物は加熱され、第2図(A)状態
に示すように収納容器20内で水素は高温高圧となり解
離し、解離した水素は収納容器5の金属水素化物に発熱
的に吸蔵される(B状態)。
【0032】一方、放熱部23により常温に保持されて
いる金属水素化物MH3の収納容器21内は常温低圧の
状態にあり、また、水素が吸蔵されている金属水素化物
MH2の収納容器6内は常温で高圧の状態になってい
る。このため、収納容器6から収納容器21に水素導管
17bを通って水素が流れ(C→D)、収納容器6の金
属水素化物MH2から水素が解離し、吸熱反応により冷
熱を発生する。この水素は、収納容器21の金属水素化
物MH3に発熱的に吸蔵される。
いる金属水素化物MH3の収納容器21内は常温低圧の
状態にあり、また、水素が吸蔵されている金属水素化物
MH2の収納容器6内は常温で高圧の状態になってい
る。このため、収納容器6から収納容器21に水素導管
17bを通って水素が流れ(C→D)、収納容器6の金
属水素化物MH2から水素が解離し、吸熱反応により冷
熱を発生する。この水素は、収納容器21の金属水素化
物MH3に発熱的に吸蔵される。
【0033】さらに、収納容器6の冷熱によって、収納
容器7を冷却させ収納容器7内を低圧化する。また、収
納容器20内の金属水素化物は加熱されており、第2図
(A)状態に示すように、収納容器20内で水素は高温
高圧となり解離し、これにより、収納容器7の金属水素
化物に発熱的に吸蔵される。(E状態)
容器7を冷却させ収納容器7内を低圧化する。また、収
納容器20内の金属水素化物は加熱されており、第2図
(A)状態に示すように、収納容器20内で水素は高温
高圧となり解離し、これにより、収納容器7の金属水素
化物に発熱的に吸蔵される。(E状態)
【0034】放熱器23により常温に保持されている金
属水素化物MH3の収納容器21内は常温低圧の状態に
あり、また、水素が吸蔵されている金属水素化物MH1
の収納容器8内は高圧の状態になっている。このため、
収納容器8から収納容器21に水素導管17bを通って
水素が流れ(F→B)、収納容器8の金属水素化物MH
1から水素が吸熱的に発生し、−50℃レベルの冷凍を
発生し、冷却負荷15に供給される。一方、発生した水
素は収納容器21の金属水素化物MH3に発熱的に吸蔵
される。以上が冷却運転の第1サイクルである。
属水素化物MH3の収納容器21内は常温低圧の状態に
あり、また、水素が吸蔵されている金属水素化物MH1
の収納容器8内は高圧の状態になっている。このため、
収納容器8から収納容器21に水素導管17bを通って
水素が流れ(F→B)、収納容器8の金属水素化物MH
1から水素が吸熱的に発生し、−50℃レベルの冷凍を
発生し、冷却負荷15に供給される。一方、発生した水
素は収納容器21の金属水素化物MH3に発熱的に吸蔵
される。以上が冷却運転の第1サイクルである。
【0035】この第1サイクルの終了と共に、電動バル
ブ18を閉じ、3方切替弁16を切替て、今度は熱交換
器20aと23a、21aと22a、5aと8a、6a
と23b、7aと15aとを夫々相互に接続する。する
と、加熱部22の加熱により、収納容器21内が図2の
A状態になる。また、放熱器23での放熱により収納容
器20内がB状態に、放熱器6内がC状態になる。更
に、収納容器5は内はD状態、収納容器8は内はE状
態、収納容器7は内はF状態になる。
ブ18を閉じ、3方切替弁16を切替て、今度は熱交換
器20aと23a、21aと22a、5aと8a、6a
と23b、7aと15aとを夫々相互に接続する。する
と、加熱部22の加熱により、収納容器21内が図2の
A状態になる。また、放熱器23での放熱により収納容
器20内がB状態に、放熱器6内がC状態になる。更
に、収納容器5は内はD状態、収納容器8は内はE状
態、収納容器7は内はF状態になる。
【0036】次いで、第1サイクルと同様に、電動バル
ブ18徐々に開いていくと、収納容器21から収納容器
6、8に水素移動が生じ、収納容器5、7から収納容器
20に水素移動が生じる。このとき、収納容器8は収納
容器5で発生する冷熱で冷却されることにより、より多
くの水素が効率良く収納容器8に回収される。一方、収
納容器7には前回のサイクルで大量の水素が収納保持さ
れていることから、大量の水素解離が効率良く行われて
−50℃の冷凍熱が発生し、冷却負荷15に供給され
る。これが第2サイクルである。
ブ18徐々に開いていくと、収納容器21から収納容器
6、8に水素移動が生じ、収納容器5、7から収納容器
20に水素移動が生じる。このとき、収納容器8は収納
容器5で発生する冷熱で冷却されることにより、より多
くの水素が効率良く収納容器8に回収される。一方、収
納容器7には前回のサイクルで大量の水素が収納保持さ
れていることから、大量の水素解離が効率良く行われて
−50℃の冷凍熱が発生し、冷却負荷15に供給され
る。これが第2サイクルである。
【0037】上述した第1サイクルと第2サイクルを交
互に運転することで−50℃の冷凍熱を収納容器7と8
から交互に発生させてこの冷凍熱を冷却負荷15に連続
的に供給することができる。
互に運転することで−50℃の冷凍熱を収納容器7と8
から交互に発生させてこの冷凍熱を冷却負荷15に連続
的に供給することができる。
【0038】この実施例に依れば、−50℃の冷凍熱の
連続的な取り出しが可能になると共に、先の第1実施例
に比べて部品点数が減少することから、システム構成並
びに運転制御が簡略される利点が得られる。
連続的な取り出しが可能になると共に、先の第1実施例
に比べて部品点数が減少することから、システム構成並
びに運転制御が簡略される利点が得られる。
【0039】ところで、冷却負荷15の種類や使用時の
状況に依っては、冷凍熱を例えば−50℃から約−20
℃まで変化させたい場合が有る。その場合、熱交換器1
5bの熱交換効率を変化させることは容易ではない。ま
た、熱交換器15bから得られる冷凍熱を外部に捨てれ
ば外部の環境に悪影響を及ぼすことになる。
状況に依っては、冷凍熱を例えば−50℃から約−20
℃まで変化させたい場合が有る。その場合、熱交換器1
5bの熱交換効率を変化させることは容易ではない。ま
た、熱交換器15bから得られる冷凍熱を外部に捨てれ
ば外部の環境に悪影響を及ぼすことになる。
【0040】図4は、このような場合を考慮してなされ
た本発明の第3実施例を示す装置構成図である。図中、
図3と同一符号は同一又は相当部分を示す。図4の構成
で図3と異なる点は、収納容器5又は6の熱交換器5a
又は6aと収納容器7又は8の熱交換器7a又は8aと
を接続する熱媒輸送管9に熱媒流通開度が連続的に調節
可能な制御弁24a、24bを設けると共に、冷却負荷
15にも新たに熱交換器15bを設置して、この熱交換
器15bを熱媒輸送管25にて制御弁24a、24bに
接続するようにした点である。また、冷却負荷15には
冷却温度を検出する温度センサー15cを設け、検出信
号を制御部19に出力するようにしている。一方、制御
部19内には冷却負荷温度を設定する設定器を設け、そ
の温度設定器で設定した温度と温度センサー15cから
の負荷温度とを比較し、その偏差にPID演算を施し、
その結果を弁開閉操作信号として制御弁24に出力し、
弁開度を調節するようにしている。
た本発明の第3実施例を示す装置構成図である。図中、
図3と同一符号は同一又は相当部分を示す。図4の構成
で図3と異なる点は、収納容器5又は6の熱交換器5a
又は6aと収納容器7又は8の熱交換器7a又は8aと
を接続する熱媒輸送管9に熱媒流通開度が連続的に調節
可能な制御弁24a、24bを設けると共に、冷却負荷
15にも新たに熱交換器15bを設置して、この熱交換
器15bを熱媒輸送管25にて制御弁24a、24bに
接続するようにした点である。また、冷却負荷15には
冷却温度を検出する温度センサー15cを設け、検出信
号を制御部19に出力するようにしている。一方、制御
部19内には冷却負荷温度を設定する設定器を設け、そ
の温度設定器で設定した温度と温度センサー15cから
の負荷温度とを比較し、その偏差にPID演算を施し、
その結果を弁開閉操作信号として制御弁24に出力し、
弁開度を調節するようにしている。
【0041】以上の構成で、冷却運転の第1サイクル時
には、収納容器20の熱交換器20aと加熱部22の熱
交換器22a、また収納容器21の熱交換器21aと放
熱部23の熱交換器23a、収納容器5の熱交換器5a
と放熱部23の熱交換器23b、熱交換器6aと7a、
熱交換器8aと15aが接続される点は前記実施例同様
である。
には、収納容器20の熱交換器20aと加熱部22の熱
交換器22a、また収納容器21の熱交換器21aと放
熱部23の熱交換器23a、収納容器5の熱交換器5a
と放熱部23の熱交換器23b、熱交換器6aと7a、
熱交換器8aと15aが接続される点は前記実施例同様
である。
【0042】これにより、収納容器20内は加熱部22
により加熱されて図2のA状態、収納容器21は放熱部
23で放熱されてB状態、収納容器5も放熱部23で放
熱されてC状態、収納容器6は水素が解離してD状態、
収納容器7は収納容器6で冷却されてE状態、収納容器
8は水素が解離することによりF状態になる。
により加熱されて図2のA状態、収納容器21は放熱部
23で放熱されてB状態、収納容器5も放熱部23で放
熱されてC状態、収納容器6は水素が解離してD状態、
収納容器7は収納容器6で冷却されてE状態、収納容器
8は水素が解離することによりF状態になる。
【0043】従って、前記第2実施例同様に、冷却運転
の第1サイクル時には、収納容器20から収納容器5お
よび7に水素移動が行われると共に、収納容器6および
8から収納容器21への水素移動が行われる。この収納
容器8から収納容器21への水素移動即ち収納容器8内
の金属水素化物からの水素解離により−50℃の冷凍熱
が発生し、これが冷却負荷15に供給される。また、こ
のとき行われる収納容器20から7への水素移動即ち収
納容器7内の金属水素化物への水素吸蔵は、次サイクル
における準備である。
の第1サイクル時には、収納容器20から収納容器5お
よび7に水素移動が行われると共に、収納容器6および
8から収納容器21への水素移動が行われる。この収納
容器8から収納容器21への水素移動即ち収納容器8内
の金属水素化物からの水素解離により−50℃の冷凍熱
が発生し、これが冷却負荷15に供給される。また、こ
のとき行われる収納容器20から7への水素移動即ち収
納容器7内の金属水素化物への水素吸蔵は、次サイクル
における準備である。
【0044】この第1サイクルの終了により、電動バル
ブ18を閉じ、3方切替弁16を切替て、今度は熱交換
器20aと23a、21aと22a、5aと8a、6a
と23b、7aと15aとを夫々相互に接続する。する
と、加熱部22の加熱により、収納容器21内が図2の
A状態になる。また、放熱部23での放熱により収納容
器20内がB状態に、収納容器6内がC状態になる。更
に、収納容器5は内はD状態、収納容器8は内はE状
態、収納容器7は内はF状態になる。
ブ18を閉じ、3方切替弁16を切替て、今度は熱交換
器20aと23a、21aと22a、5aと8a、6a
と23b、7aと15aとを夫々相互に接続する。する
と、加熱部22の加熱により、収納容器21内が図2の
A状態になる。また、放熱部23での放熱により収納容
器20内がB状態に、収納容器6内がC状態になる。更
に、収納容器5は内はD状態、収納容器8は内はE状
態、収納容器7は内はF状態になる。
【0045】次いで、第1サイクルと同様に、電動バル
ブ18徐々に開いていくと、収納容器21から収納容器
6、8に水素移動が生じ、収納容器5、7から収納容器
20に水素移動が生じる。このとき、収納容器7には前
回のサイクルで大量の水素が収納保持されていることか
ら、大量の水素解離が効率良く行われて−50℃の冷凍
熱が発生し、冷却負荷15に供給される。これが第2サ
イクルである。以上の第1サイクルと第2サイクルを交
互に運転することで例えば−50℃の冷凍熱を冷却負荷
15に連続的に供給する点は前記第2実施例同様であ
る。
ブ18徐々に開いていくと、収納容器21から収納容器
6、8に水素移動が生じ、収納容器5、7から収納容器
20に水素移動が生じる。このとき、収納容器7には前
回のサイクルで大量の水素が収納保持されていることか
ら、大量の水素解離が効率良く行われて−50℃の冷凍
熱が発生し、冷却負荷15に供給される。これが第2サ
イクルである。以上の第1サイクルと第2サイクルを交
互に運転することで例えば−50℃の冷凍熱を冷却負荷
15に連続的に供給する点は前記第2実施例同様であ
る。
【0046】この実施例で、冷却負荷15の冷却温度を
調節する場合は、制御弁25a、25bの開度を制御し
て熱媒輸送管9から冷却負荷15の熱交換器15bに供
給する熱媒の流量を調節する。
調節する場合は、制御弁25a、25bの開度を制御し
て熱媒輸送管9から冷却負荷15の熱交換器15bに供
給する熱媒の流量を調節する。
【0047】これにより、冷却負荷15はその熱交換器
15aと熱交換器15bに供給される夫々の冷熱の温度
が異なることからその温度間の温度に冷却される。例え
ば、熱交換器15aに−50℃熱媒が供給され、熱交換
器15bに−20℃の熱媒が供給された場合に、−50
〜−20℃間の温度に冷却される。その温度は熱交換器
15bに流す量に応じて決まり、熱交換器15bに流す
熱媒の量を多くすれば、−20℃に近い温度となり、ま
た、熱交換器15bに流す量を減らせば、−50℃に近
い温度に冷却される。
15aと熱交換器15bに供給される夫々の冷熱の温度
が異なることからその温度間の温度に冷却される。例え
ば、熱交換器15aに−50℃熱媒が供給され、熱交換
器15bに−20℃の熱媒が供給された場合に、−50
〜−20℃間の温度に冷却される。その温度は熱交換器
15bに流す量に応じて決まり、熱交換器15bに流す
熱媒の量を多くすれば、−20℃に近い温度となり、ま
た、熱交換器15bに流す量を減らせば、−50℃に近
い温度に冷却される。
【0048】このときの冷却負荷15の冷却温度は、以
下のようにして制御部19により応答性良く制御され
る。即ち、制御部19では、設定温度と冷却負荷温度と
の偏差にPID演算を施し、その演算出力で偏差が0に
なる方向に制御弁24を開閉操作することにより、設定
値の急激な変更、外乱当が生じても制御弁24を所定開
度に調節して冷却負荷15の温度を設定温度通りに迅速
かつ高精度に制御することができる。
下のようにして制御部19により応答性良く制御され
る。即ち、制御部19では、設定温度と冷却負荷温度と
の偏差にPID演算を施し、その演算出力で偏差が0に
なる方向に制御弁24を開閉操作することにより、設定
値の急激な変更、外乱当が生じても制御弁24を所定開
度に調節して冷却負荷15の温度を設定温度通りに迅速
かつ高精度に制御することができる。
【0049】なお、上記第3実施例では前記図3に示し
た第2実施例に制御弁24と熱交換器15bを追加した
例について示したが、前記図1に示した第1実施例の収
納容器5又は6の熱交換器5a又は6aと収納容器7又
は8の熱交換器7a又は8aとを接続する熱媒輸送管9
に熱媒流通開度が連続的に調節可能な制御弁24を追加
すると共に、冷却負荷15に新たに熱交換器15bを追
加設置して、この熱交換器15bを熱媒輸送管にて制御
弁24a、24bに接続する構成としても上記第3実施
例同様の作用効果が得られる。
た第2実施例に制御弁24と熱交換器15bを追加した
例について示したが、前記図1に示した第1実施例の収
納容器5又は6の熱交換器5a又は6aと収納容器7又
は8の熱交換器7a又は8aとを接続する熱媒輸送管9
に熱媒流通開度が連続的に調節可能な制御弁24を追加
すると共に、冷却負荷15に新たに熱交換器15bを追
加設置して、この熱交換器15bを熱媒輸送管にて制御
弁24a、24bに接続する構成としても上記第3実施
例同様の作用効果が得られる。
【0050】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に依れ
ば、冷凍熱発生時の動作水素圧力が従来方式に比較して
高くなるため、金属水素化物の水素化反応が迅速に行わ
れるようになり、たとえば−50℃レベルのかなり低い
温度の取り出しが可能になる。また、簡単なシステム構
成並びに運転制御で、冷却温度が調節可能にして、効率
の良い冷凍冷却が可能となる。
ば、冷凍熱発生時の動作水素圧力が従来方式に比較して
高くなるため、金属水素化物の水素化反応が迅速に行わ
れるようになり、たとえば−50℃レベルのかなり低い
温度の取り出しが可能になる。また、簡単なシステム構
成並びに運転制御で、冷却温度が調節可能にして、効率
の良い冷凍冷却が可能となる。
【図1】本発明の第1実施例を示す熱駆動型冷熱発生装
置のシステム構成図。
置のシステム構成図。
【図2】本発明の冷却システムの動作を説明するための
金属水素化物の水素圧力−温度平衡特性図。
金属水素化物の水素圧力−温度平衡特性図。
【図3】本発明の第2実施例を示す熱駆動型冷熱発生装
置のシステム構成図。
置のシステム構成図。
【図4】本発明の第3実施例を示す熱駆動型冷熱発生装
置のシステム構成図。
置のシステム構成図。
1、2、3、4、5、6、7、8 金属水素化物収納容
器 1a〜8a、10a〜15a、15b 熱交換器 1b〜8b 水素給放出管 16 熱媒輸送管切替部 16a〜16n 3方切替弁 17a〜17d 水素導管 9、25 熱媒輸送管 10、11 加熱部 12〜14 放熱部 15 冷却負荷 19 制御部 14 水素導管 18、18a〜18d 電動バルブ 24、24a、24b 制御弁
器 1a〜8a、10a〜15a、15b 熱交換器 1b〜8b 水素給放出管 16 熱媒輸送管切替部 16a〜16n 3方切替弁 17a〜17d 水素導管 9、25 熱媒輸送管 10、11 加熱部 12〜14 放熱部 15 冷却負荷 19 制御部 14 水素導管 18、18a〜18d 電動バルブ 24、24a、24b 制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 17/12
Claims (6)
- 【請求項1】 容器内部に、金属水素化物と共に、外部
の水素導管と気密に接続する水素給放出管と、外部の熱
媒輸送管と気密に接続する熱交換器とがそれぞれ封入さ
れてなる複数個の金属水素化物収納容器の前記各水素給
放出管を前記水素導管により適宜接続する一方、前記各
熱交換器を加熱部あるいは放熱部の熱交換器に適宜接続
して2組に分け、一方の組で水素放出による冷熱の取り
出しを行っている間に他方の組で水素を回収して蓄える
第1サイクルと、前記他方の組で蓄えた水素を放出する
ことにより冷熱を取り出す間に前記一方の組で水素を回
収して蓄える第2サイクルとを交互に繰り返すことによ
り、連続して冷熱を取り出す金属水素化物を利用した熱
駆動型冷熱発生方法において、 前記金属水素化物として平衡水素圧力が低い方から高い
方に順に第1、第2、第3の3種類の金属水素化物を用
い、前記第1サイクルでは前記一方の組で前記第1の金
属水素化物を前記放熱部により放熱した状態で、前回の
第2サイクルで吸蔵した水素を前記第2、第3の金属水
素化物より解離して前記第1の金属水素化物に吸蔵さ
せ、このとき前記第2の金属水素化物より発生する冷却
熱で前記他方の組の前記第3の金属水素化物を冷却する
と共に、前記第3の金属水素化物より発生する冷凍熱を
取り出す一方、前記他方の組で前記第1の金属水素化物
を前記加熱部により加熱し、前記第2の金属水素化物を
前記放熱部により放熱し、前記第3の金属水素化物を前
記一方の組の前記第2の金属水素化物より発生する冷却
熱で冷却することにより前記第1の金属水素化物より解
離した水素を前記第2、第3の金属水素化物に吸蔵させ
る動作を行わせ、前記第2サイクルでは前記一方の組と
他方の組の動作を入れ替えて動作させることにより連続
して冷凍熱を取り出すことを特徴とする金属水素化物を
利用した熱駆動型冷熱発生方法。 - 【請求項2】 容器内部に、金属水素化物と共に、外部
の水素導管と気密に接続する水素給放出管と、外部の熱
媒輸送管と気密に接続する熱交換器とがそれぞれ封入さ
れてなる複数個の金属水素化物収納容器の前記各水素給
放出管を前記水素導管により適宜接続する一方、前記各
熱交換器を加熱部あるいは放熱部の熱交換器に適宜接続
して2組に分け、一方の組で水素放出による冷熱の取り
出しを行っている間に他方の組で水素を回収して蓄える
第1サイクルと、前記他方の組で蓄えた水素を放出する
ことにより冷熱を取り出す間に前記一方の組で水素を回
収して蓄える第2サイクルとを交互に繰り返すことによ
り、連続して冷熱を取り出す金属水素化物を利用した熱
駆動型冷熱発生装置において、 前記金属水素化物として平衡水素圧力が低い方から高い
方に順に第1、第2、第3の3種類の金属水素化物を用
いると共に、前記金属水素化物収納容器として第1から
第8までの8個の金属水素化物収納容器を用い、前記第
1から第4までの金属水素化物収納容器には前記第1の
金属水素化物を、前記第5、第6の金属水素化物収納容
器には前記第2の金属水素化物を、前記第7、第8の金
属水素化物収納容器には前記第3の金属水素化物をそれ
ぞれ充填し、前記第1と前記第5、前記第2と前記第
6、前記第3と前記第7、前記第4と前記第5の各金属
水素化物収納容器の各水素給放出管を、それぞれ水素導
管と電動バルブを介して接続する一方、前記第1と前記
第3、前記第2と前記第4の各金属水素化物収納容器の
各熱交換器をそれぞれ熱媒輸送管と3方切替弁を介して
第1、第2の加熱部または第1、第2の放熱部の各熱交
換器に第1サイクルと第2サイクルとで交互に切替て接
続すると共に、前記第5の金属水素化物収納容器の熱交
換器は第3の放熱部の熱交換器又は第8の金属水素化物
収納容器の熱交換器に、第6の金属水素化物収納容器の
熱交換器は第7の金属水素化物収納容器の熱交換器また
は前記第3の放熱部の熱交換器に、前記第7の金属水素
化物収納容器の熱交換器は前記第6の金属水素化物収納
容器の熱交換器または冷却負荷の熱交換器に、前記第8
の金属水素化物収納容器の熱交換器は前記冷却負荷の熱
交換器または前記第5の金属水素化物収納容器の熱交換
器にそれぞれ熱媒輸送管と3方切替弁を介して第1サイ
クルと第2サイクルとで交互に切替て接続することを特
徴とする金属水素化物を利用した熱駆動型冷熱発生装
置。 - 【請求項3】 容器内部に、金属水素化物と共に、外部
の水素導管と気密に接続する水素給放出管と、外部の熱
媒輸送管と気密に接続する熱交換器とがそれぞれ封入さ
れてなる複数個の金属水素化物収納容器の前記各水素給
放出管を前記水素導管により適宜接続する一方、前記各
熱交換器を加熱部あるいは放熱部の熱交換器に適宜接続
して2組に分け、一方の組で水素放出による冷熱の取り
出しを行っている間に他方の組で水素を回収して蓄える
第1サイクルと、前記他方の組で蓄えた水素を放出する
ことにより冷熱を取り出す間に前記一方の組で水素を回
収して蓄える第2サイクルとを交互に繰り返すことによ
り、連続して冷熱を取り出す金属水素化物を利用した熱
駆動型冷熱発生装置において、 前記金属水素化物として平衡水素圧力が低い方から高い
方に順に第1、第2、第3の3種類の金属水素化物を用
いると共に、前記金属水素化物収納容器として第1から
第6までの6個の金属水素化物収納容器を用い、前記第
1、第2の金属水素化物収納容器には前記第1の金属水
素化物を、前記第3、第4の金属水素化物収納容器には
前記第2の金属水素化物を、前記第5、第6の金属水素
化物収納容器には前記第3の金属水素化物をそれぞれ充
填し、前記第1と前記第3および前記第5、前記第2と
前記第4および前記第6の各金属水素化物収納容器の各
水素給放出管を、それぞれ水素導管と電動バルブを介し
て相互に接続する一方、前記第1と前記第2の各金属水
素化物収納容器の各熱交換器をそれぞれ熱媒輸送管と3
方切替弁を介して加熱部または放熱部の各熱交換器に第
1サイクルと第2サイクルとで交互に切替て接続すると
共に、前記第3の金属水素化物収納容器の熱交換器は前
記放熱部の他の熱交換器または第6の水素化物収納容器
の熱交換器に、第4の金属水素化物収納容器の熱交換器
は第5の金属水素化物収納容器の熱交換器または前記放
熱部の他の熱交換器に、前記第5の金属水素化物収納容
器の熱交換器は前記第4の金属水素化物収納容器の熱交
換器または冷却負荷の熱交換器に、前記第6の金属水素
化物収納容器の熱交換器は前記冷却負荷の熱交換器また
は前記第3の金属水素化物収納容器の熱交換器にそれぞ
れ熱媒輸送管と3方切替弁を介して第1サイクルと第2
サイクルとで交互に切替て接続することを特徴とする金
属水素化物を利用した熱駆動型冷熱発生装置。 - 【請求項4】 前記各金属水素化物収納容器に充填する
金属水素化物の充填量を第1、第2、第3の金属水素化
物の順にすると共に、第1の金属水素化物の充填量を第
3と第2の金属水素化物の合計以上としたことを特徴と
する請求項3記載の金属水素化物を利用した熱駆動型冷
熱発生装置。 - 【請求項5】 前記冷却負荷に別の熱交換器を設けると
共に、前記第5又は第6の金属水素化物収納容器の熱交
換器と前記第7又は第8の金属水素化物収納容器の熱交
換器とを相互に接続する熱媒輸送管に弁開度が調節可能
な制御弁を設け、この制御弁を介して前記熱媒輸送管に
前記冷却負荷の別の熱交換器を接続したことを特徴とす
る請求項2記載の金属水素化物を利用した熱駆動型冷熱
発生装置。 - 【請求項6】 前記冷却負荷に別の熱交換器を設けると
共に、前記第3又は第4の金属水素化物収納容器の熱交
換器と前記第5又は第6の金属水素化物収納容器の熱交
換器とを相互に接続する熱媒輸送管に弁開度が調節可能
な制御弁を設け、この制御弁を介して前記熱媒輸送管に
前記冷却負荷の別の熱交換器を接続したことを特徴とす
る請求項3記載の金属水素化物を利用した熱駆動型冷熱
発生装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03349842A JP3133440B2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 金属水素化物を利用した熱駆動型冷熱発生方法及び装置 |
| US07/986,744 US5351493A (en) | 1991-12-10 | 1992-12-08 | Thermally driven refrigeration system utilizing metal hydrides |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03349842A JP3133440B2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 金属水素化物を利用した熱駆動型冷熱発生方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05157398A JPH05157398A (ja) | 1993-06-22 |
| JP3133440B2 true JP3133440B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=18406486
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03349842A Expired - Fee Related JP3133440B2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 金属水素化物を利用した熱駆動型冷熱発生方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3133440B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-10 JP JP03349842A patent/JP3133440B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05157398A (ja) | 1993-06-22 |
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