JP3133180B2 - 半導体用パッケージ - Google Patents

半導体用パッケージ

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JP3133180B2
JP3133180B2 JP04334927A JP33492792A JP3133180B2 JP 3133180 B2 JP3133180 B2 JP 3133180B2 JP 04334927 A JP04334927 A JP 04334927A JP 33492792 A JP33492792 A JP 33492792A JP 3133180 B2 JP3133180 B2 JP 3133180B2
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chip
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plating
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精一 芹澤
匡弘 井川
隆治 高崎
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Japan Pure Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体用パッケージに
関するもので、特にシリコン半導体チップのパッケージ
のマウントに当たりAu−Si共晶反応を利用する半導
体用パッケージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来半導体用パッケージは、通常基材の
メタライズ層にニッケルめっき又は銅めっきを施し、そ
の上に金めっきを施して構成される。前記ニッケルめっ
き又は銅めっきを下地とした半導体用パッケージは、チ
ップをパッケージヘダイボンディングした後のエイジン
グ処理の際に、下地のニッケルめっきや銅めっき或はメ
タライズ層が金めっき面に拡散してシリコンチップの剥
離やボンディング性の劣化が起こった。従って、コスト
高になるにもかかわらず金めっき層を通常4〜5μ等に
厚くすることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は薄い金めっ
き層でも性能劣化が起こらないようにした半導体用パッ
ケージを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明はシリコン半導
体チップがAu−Si共晶反応でチップマウント部にマ
ウントされ、かつチップマウント部は表面に金めっき層
を有する半導体用パッケージにおいて、前記チップマウ
ント部の金めっき層の下地として厚み0.01〜10μ
のコバルト或は鉄の含有量が重量比で何れも0.1〜5
0%のAu−Co合金層或はAu−Fe合金層を設けた
ことを特徴とする半導体用パッケージを提供するもので
ある。この発明は金属面上に金めっきが施された半導体
用パッケージに関するものであるが、適用できる金属面
としては特に制限がなく、通常の電子部品を構成する金
属、例えば銅,ニッケル,ニッケル合金,アルミニウム
等でよく、更にセラミック基板表面をタングステン,モ
リブデン等もしくはこれらの混合物を主体とした材料で
メタライジングしたものであっても良い。Au−Co合
金層或はAu−Fe合金層はコバルト或は鉄の含有量が
重量比で0.1〜50%で残部が金であればその製作方
法に制限がなく、電気めっき,無電解めっき等のめっき
方法や、蒸着,スパッタリング等でもかまわない。Au
−Co合金層の厚みは0.01〜10μであり、0.0
5〜1μがより望ましい。また、Au−Co合金層或は
Au−Fe合金層のコバルト或は鉄の含有量は重量比で
0.3〜50%が特に好ましい。コバルト或は鉄の含有
量が0.1%より少なくなると耐熱性が悪くなり、かつ
50%より多くなると密着強度が劣るようになる。この
ようなAu−Co合金層を形成したならば公知の方法で
厚み1.5〜2μの金めっきを施せば十分である。
【0005】
【作用】以上のようにして製作したこの発明による半導
体用パッケージは金めっきが厚み1.5〜2μでよく従
来品の4〜5μより薄くても従来品と同様な性能を得る
ことができる。その理由は従来品は下地として例えばニ
ッケルめっきを施した場合ニッケルの金への拡散がある
と想像されるが、この発明によれば下地としてAu−C
o合金層或はAu−Fe合金層がありコバルト或は鉄を
含んでいるため、金への前記合金層の更に下にある下地
層からの拡散、例えば金へのニッケル等の拡散が大幅に
抑制され、金めっき層の純粋性が保たれるからではない
かと推察される。
【0006】
【実施例】以下この発明の実施例について説明する。タ
ングステンを主体とするメタライズ印刷された標準的な
セラミックパッケージに、ワット浴によりニッケルを5
〜7μ、その上に日本高純度化学株式会社からオーロブ
ライトHS(商標)として市販されているAu−Coめ
っき液によりAu−Co合金層をCo含有率0.3%で
0.1μめっきして金めっきの下地とした。次に日本高
純度化学株式会社からテンペレジストEX(商標)とし
て市販されている金めっき液により厚み1.5μの金め
っきを施して実施例1の製品を5個製作した。また、比
較例1としてAu−Co合金層がなくその他は実施例1
と同様にしたものを5個製作した。
【0007】実施例1と比較例1の各々に温度条件45
0℃でチップをダイボンディングしてAu−Si共晶反
応でチップをチップマウント部にマウントし、エージン
グテストとして、300℃で58時間後のチップのプッ
シュプル強度を測定し、チップの剥れの発生の有無を確
認した。その結果実施例1のものはプッシュプル強度が
56Kg/cm2 以上であり、チップの剥れはなく良品
と判断された。比較例1のものはプッシュプル強度がそ
れぞれ11.4,5.2,12.8,3.1,4.2K
g/cm2 で何れも剥れが発生して不良品と判断され
た。
【0008】タングステンを主体とするメタライズ印刷
された標準的なセラミックパッケージに、ワット浴によ
りニッケルを5〜7μ、その上に日本高純度化学株式会
社からオーロブライトF(商標)として市販されている
Au−Feめっき液によりAu−Fe合金層をFe含有
率20%で0.1μめっきして金めっきの下地とした。
次に日本高純度化学株式会社からテンペレジストEX
(商標)として市販されている金めっき液により厚み
1.5μの金めっきを施した実施例2の製品を5個製作
した。また、比較例2としてAu−Fe合金層がなくそ
の他は実施例2と同様にしたものを5個製作した。
【0009】実施例2と比較例2の各々に実施例1など
と同じくチップダイボンディングしてエージングテスト
を実施し、チップマウントのプッシュプル強度の測定と
チップの剥れの発生の有無を確認した。その結果実施例
2のものは何れもプッシュプル強度が56Kg/cm2
以上であり、チップの剥れはなく良品と判断された。比
較例2のものはプッシュプル強度がそれぞれ8.1,
2.9,5.5,4.0,10.4Kg/cm2 で何れ
も剥れが発生して不良品と判断された。
【0010】
【発明の効果】この発明による半導体用パッケージは前
述したように金めっき層の下地にAu−Co合金層或は
Au−Fe合金層が形成してあるから、良好な性能を維
持しながら金めっき層を薄くすることができて著しく安
価になるという経済的効果を有している。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/52 H01L 21/58

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン半導体チップがAu−Si共晶
    反応でチップマウント部にマウントされ、かつチップマ
    ウント部は表面に金めっき層を有する半導体用パッケー
    ジにおいて、前記チップマウント部の金めっき層の下地
    として厚み0.01〜10μのコバルト或は鉄の含有量
    が重量比で何れも0.1〜50%のAu−Co合金層或
    はAu−Fe合金層を設けたことを特徴とする半導体用
    パッケージ。
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