JPH06163735A - 半導体用パッケージ - Google Patents
半導体用パッケージInfo
- Publication number
- JPH06163735A JPH06163735A JP33492592A JP33492592A JPH06163735A JP H06163735 A JPH06163735 A JP H06163735A JP 33492592 A JP33492592 A JP 33492592A JP 33492592 A JP33492592 A JP 33492592A JP H06163735 A JPH06163735 A JP H06163735A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- palladium
- gold plating
- chip
- semiconductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Die Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は薄い金めっき層でも性能劣化が起
こらないようにした半導体用パッケージを提供するもの
である。 【構成】 この発明はシリコン半導体チップがAu−S
i共晶反応でチップマウント部にマウントされ、かつチ
ップマウント部は表面に金めっき層を有する半導体用パ
ッケージにおいて、前記金めっき層の下地として厚み
0.01〜10μのパラジウム層或はパラジウム含有量
が60%以上のパラジウム合金層を設けたことを特徴と
する半導体用パッケージを提供するものである。
こらないようにした半導体用パッケージを提供するもの
である。 【構成】 この発明はシリコン半導体チップがAu−S
i共晶反応でチップマウント部にマウントされ、かつチ
ップマウント部は表面に金めっき層を有する半導体用パ
ッケージにおいて、前記金めっき層の下地として厚み
0.01〜10μのパラジウム層或はパラジウム含有量
が60%以上のパラジウム合金層を設けたことを特徴と
する半導体用パッケージを提供するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体用パッケージに
関するもので、特にシリコン半導体チップのパッケージ
のマウントに当たりAu−Si共晶反応を利用する半導
体用パッケージに関するものである。
関するもので、特にシリコン半導体チップのパッケージ
のマウントに当たりAu−Si共晶反応を利用する半導
体用パッケージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来半導体用パッケージは、通常基材の
メタライズ層にニッケルめっき又は銅めっきを施し、そ
の上に金めっきを施して形成される。前記ニッケルめっ
き又は銅めっきを下地とした半導体用パッケージは、チ
ップをパッケージヘダイボンディングした後のエイジン
グ処理の際に、下地のニッケルめっきや銅めっき或はメ
タライズ層が金めっき面に拡散してシリコンチップの剥
離やボンディング性の劣化が起こった。従って、コスト
高になるにもかかわらず金めっき層を通常4〜5μ等に
厚くすることが行われている。
メタライズ層にニッケルめっき又は銅めっきを施し、そ
の上に金めっきを施して形成される。前記ニッケルめっ
き又は銅めっきを下地とした半導体用パッケージは、チ
ップをパッケージヘダイボンディングした後のエイジン
グ処理の際に、下地のニッケルめっきや銅めっき或はメ
タライズ層が金めっき面に拡散してシリコンチップの剥
離やボンディング性の劣化が起こった。従って、コスト
高になるにもかかわらず金めっき層を通常4〜5μ等に
厚くすることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は薄い金めっ
き層でも性能劣化が起こらないようにした半導体用パッ
ケージを提供するものである。
き層でも性能劣化が起こらないようにした半導体用パッ
ケージを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明はシリコン半導
体チップがAu−Si共晶反応でチップマウント部にマ
ウントされ、かつチップマウント部は表面に金めっき層
を有する半導体用パッケージにおいて、前記金めっき層
の下地として厚み0.01〜10μのパラジウム層或は
パラジウム含有量が60%以上のパラジウム合金層を設
けたことを特徴とする半導体用パッケージを提供するも
のである。この発明は金属面上に金めっきが施された半
導体用パッケージに関するものであるが、適用できる金
属面としては特に制限がなく、通常の電子部品を構成す
る金属、例えば銅,ニッケル,ニッケル合金,アルミニ
ウム等でよく、更にセラミック基板表面をタングステ
ン,モリブデン等もしくはこれらの混合物を主体とした
材料でメタライジングしたものであっても良い。パラジ
ウム層及びパラジウム合金層の製作方法にも制限がな
く、電気めっき,無電解めっき等のめっき方法や、蒸
着,スパッタリング等でもかまわない。パラジウム層及
びパラジウム合金層の厚みは0.01〜10μであり、
0.05〜1μがより望ましい。パラジウム合金層とし
てはPd−Ni,Pd−Co,Pd−Bi,Pd−A
g,Pd−Au等の合金が用いられる。また、パラジウ
ム合金層のパラジウム含有量は重量比で60%以上であ
るが、これより少ない例えば50%以下等になると密着
強度が劣るようになる。このようなパラジウム層又はパ
ラジウム合金層を形成したならば公知の方法で厚み1.
5〜2μの金めっきを施せば十分である。
体チップがAu−Si共晶反応でチップマウント部にマ
ウントされ、かつチップマウント部は表面に金めっき層
を有する半導体用パッケージにおいて、前記金めっき層
の下地として厚み0.01〜10μのパラジウム層或は
パラジウム含有量が60%以上のパラジウム合金層を設
けたことを特徴とする半導体用パッケージを提供するも
のである。この発明は金属面上に金めっきが施された半
導体用パッケージに関するものであるが、適用できる金
属面としては特に制限がなく、通常の電子部品を構成す
る金属、例えば銅,ニッケル,ニッケル合金,アルミニ
ウム等でよく、更にセラミック基板表面をタングステ
ン,モリブデン等もしくはこれらの混合物を主体とした
材料でメタライジングしたものであっても良い。パラジ
ウム層及びパラジウム合金層の製作方法にも制限がな
く、電気めっき,無電解めっき等のめっき方法や、蒸
着,スパッタリング等でもかまわない。パラジウム層及
びパラジウム合金層の厚みは0.01〜10μであり、
0.05〜1μがより望ましい。パラジウム合金層とし
てはPd−Ni,Pd−Co,Pd−Bi,Pd−A
g,Pd−Au等の合金が用いられる。また、パラジウ
ム合金層のパラジウム含有量は重量比で60%以上であ
るが、これより少ない例えば50%以下等になると密着
強度が劣るようになる。このようなパラジウム層又はパ
ラジウム合金層を形成したならば公知の方法で厚み1.
5〜2μの金めっきを施せば十分である。
【0005】
【作用】以上のようにして製作したこの発明による半導
体用パッケージは金めっきが従来品より薄くても従来品
と同様な性能を得ることができる。その理由は従来品は
下地として例えばニッケルめっきを施した場合ニッケル
の金への拡散があると想像されるが、この発明によれば
下地層がパラジウムを含んでいるため、金へのこの下地
層及びこの下地層より更に下からの拡散が大幅に抑制さ
れ、金めっき層の純粋性が保たれるからではないかと推
察される。
体用パッケージは金めっきが従来品より薄くても従来品
と同様な性能を得ることができる。その理由は従来品は
下地として例えばニッケルめっきを施した場合ニッケル
の金への拡散があると想像されるが、この発明によれば
下地層がパラジウムを含んでいるため、金へのこの下地
層及びこの下地層より更に下からの拡散が大幅に抑制さ
れ、金めっき層の純粋性が保たれるからではないかと推
察される。
【0006】
【実施例】以下この発明の実施例について説明する。タ
ングステンを主体とするメタライズ印刷された標準的な
セラミックパッケージに、ワット浴によりニッケルを5
〜7μ、その上に日本高純度化学株式会社からパラブラ
イトSST(商標)として市販されているパラジウムめ
っき液により0.1μめっきして金めっきの下地とし
た。次に日本高純度化学株式会社からテンペレジストE
X(商標)として市販されている金めっき液により厚み
1.5μの金めっきを施した実施例1の製品を5個製作
した。また、比較例1としてパラジウム層がなくその他
は実施例1と同様にしたものを5個製作した。
ングステンを主体とするメタライズ印刷された標準的な
セラミックパッケージに、ワット浴によりニッケルを5
〜7μ、その上に日本高純度化学株式会社からパラブラ
イトSST(商標)として市販されているパラジウムめ
っき液により0.1μめっきして金めっきの下地とし
た。次に日本高純度化学株式会社からテンペレジストE
X(商標)として市販されている金めっき液により厚み
1.5μの金めっきを施した実施例1の製品を5個製作
した。また、比較例1としてパラジウム層がなくその他
は実施例1と同様にしたものを5個製作した。
【0007】実施例1と比較例1の各々に温度条件45
0℃でチップをダイボンディングしてAu−Si共晶反
応でチップマウント部にマウントし、エージングテスト
として、300℃で58時間後のプッシュプル強度を測
定し、チップの剥れの発生の有無を確認した。実施例1
のものはプッシュプル強度が56Kg/cm2 以上であ
り、チップの剥れはなく良品と判断された。比較例1の
ものはプッシュプル強度がそれぞれ9.8,4.4,
6.0,4.1,8.3Kg/cm2 で何れも剥れが発
生して不良品と判断された。
0℃でチップをダイボンディングしてAu−Si共晶反
応でチップマウント部にマウントし、エージングテスト
として、300℃で58時間後のプッシュプル強度を測
定し、チップの剥れの発生の有無を確認した。実施例1
のものはプッシュプル強度が56Kg/cm2 以上であ
り、チップの剥れはなく良品と判断された。比較例1の
ものはプッシュプル強度がそれぞれ9.8,4.4,
6.0,4.1,8.3Kg/cm2 で何れも剥れが発
生して不良品と判断された。
【0008】タングステンを主体とするメタライズ印刷
された標準的なセラミックパッケージに、ワット浴によ
りニッケルを5〜7μ、その上に日本高純度化学株式会
社からパラブライトTN20(商標)として市販されて
いるPd−Niめっき液によりPd−Ni層を0.1μ
めっきして金めっきの下地とした。次に前記実施例と同
一の金めっき液により厚み1.5μの金めっきを施した
実施例2の製品を5個製作した。また、比較例2として
Pd−Ni層がなくその他は実施例2と同様にしたもの
を5個製作した。
された標準的なセラミックパッケージに、ワット浴によ
りニッケルを5〜7μ、その上に日本高純度化学株式会
社からパラブライトTN20(商標)として市販されて
いるPd−Niめっき液によりPd−Ni層を0.1μ
めっきして金めっきの下地とした。次に前記実施例と同
一の金めっき液により厚み1.5μの金めっきを施した
実施例2の製品を5個製作した。また、比較例2として
Pd−Ni層がなくその他は実施例2と同様にしたもの
を5個製作した。
【0009】実施例2と比較例2の各々を実施例1等と
同じチップダイボンディングテストを実施し、チップマ
ウント部にマウントし、エージングテストとして、30
0℃で58時間後のプッシュプル強度を測定し、チップ
の剥れの発生の有無を確認した。その結果実施例2のも
のはプッシュプル強度が56Kg/cm2 以上であり、
チップの剥れはなく良品と判断された。比較例1のもの
はプッシュプル強度がそれぞれ3.0,10.2,5.
1,8.2,4.9Kg/cm2 で何れも剥れが発生し
て不良品と判断された。
同じチップダイボンディングテストを実施し、チップマ
ウント部にマウントし、エージングテストとして、30
0℃で58時間後のプッシュプル強度を測定し、チップ
の剥れの発生の有無を確認した。その結果実施例2のも
のはプッシュプル強度が56Kg/cm2 以上であり、
チップの剥れはなく良品と判断された。比較例1のもの
はプッシュプル強度がそれぞれ3.0,10.2,5.
1,8.2,4.9Kg/cm2 で何れも剥れが発生し
て不良品と判断された。
【0010】金めっき層の下地としてPd−Ni層に代
えて、Pd−Co,Pd−Bi,Pd−Ag,Pd−A
u層を形成した半導体用パッケージを製作し、エージン
グテスト後のプッシュプル強度を測定したところすべて
56Kg/cm2 以上でチップ剥れもなかった。
えて、Pd−Co,Pd−Bi,Pd−Ag,Pd−A
u層を形成した半導体用パッケージを製作し、エージン
グテスト後のプッシュプル強度を測定したところすべて
56Kg/cm2 以上でチップ剥れもなかった。
【0011】
【発明の効果】この発明による半導体用パッケージは前
述したように金めっき層の下地にパラジウム層或はパラ
ジウム含有量が60%以上のパラジウム合金層が設けて
あるから、良好な性能を維持しながら金めっき層を薄く
することができて著しく安価になるという経済的効果を
有している。
述したように金めっき層の下地にパラジウム層或はパラ
ジウム含有量が60%以上のパラジウム合金層が設けて
あるから、良好な性能を維持しながら金めっき層を薄く
することができて著しく安価になるという経済的効果を
有している。
Claims (1)
- 【請求項1】 シリコン半導体チップがAu−Si共晶
反応でチップマウント部にマウントされ、かつチップマ
ウント部は表面に金めっき層を有する半導体用パッケー
ジにおいて、前記金めっき層の下地として厚み0.01
〜10μのパラジウム層或はパラジウム含有量が60%
以上のパラジウム合金層を設けたことを特徴とする半導
体用パッケージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33492592A JPH06163735A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 半導体用パッケージ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33492592A JPH06163735A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 半導体用パッケージ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06163735A true JPH06163735A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=18282779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33492592A Pending JPH06163735A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 半導体用パッケージ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06163735A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110163439A1 (en) * | 2010-01-07 | 2011-07-07 | Jin-Wook Jang | Die bonding a semiconductor device |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP33492592A patent/JPH06163735A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110163439A1 (en) * | 2010-01-07 | 2011-07-07 | Jin-Wook Jang | Die bonding a semiconductor device |
US8753983B2 (en) * | 2010-01-07 | 2014-06-17 | Freescale Semiconductor, Inc. | Die bonding a semiconductor device |
US9105599B2 (en) | 2010-01-07 | 2015-08-11 | Freescale Semiconductor, Inc. | Semiconductor devices that include a die bonded to a substrate with a gold interface layer |
US9111901B2 (en) | 2010-01-07 | 2015-08-18 | Freescale Semiconductor, Inc. | Methods for bonding a die and a substrate |
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