JP3132903U - 要介護者用入浴、排泄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 要介護者の入浴、排泄が容易に行え、設備及び稼働コストとも安価な入浴、排泄装置を提供する。
【解決手段】 ベッドサイドの床面に埋め込まれて要介護者が浸かることができる浴・便槽と、浴・便槽にまたがって架設されるレールと、レールを走行できる昇降機と、要介護者を横臥した状態で支えて昇降機に昇降可能に吊り下げられる支持部材とからなる要介護者用入浴、排泄装置。
【選択図】 図1

Description

本考案は、要介護者用入浴、排泄装置に関するものである。
高齢化社会の到来により、自らの意思で身体を十分に動かすことができない要介護者は増えており、これに伴って種々の要介護者向けの機器が出回っている。入浴設備もその一つであり、要介護者を吊り下げてベッドから浴槽又は便槽までを移動できるものもある(特許文献1)。しかし、この先行例では,浴槽にしても便槽にしても、それはあくまで従来の設備であり、入浴又は排泄によってそれぞれの場所まで移動しなければならない。
特開平05−115528号公報
本考案は、入浴と排泄を同じ場所でできるようにするとともに、軽度の要介護者であれば、自力でも入浴、排便ができるようにしたものである。要するに、横臥した状態で排泄できる便槽(トイレ)であり、しかも、これに湯を張れば浴槽にもなるものである。
このため、本考案は、請求項1に記載した、ベッドサイドの床面に埋め込まれて要介護者が浸かることができる浴・便槽と、浴・便槽にまたがって架設されるレールと、レールを走行できる昇降機と、要介護者を横臥した状態で支えて昇降機に昇降可能に吊り下げられる支持部材とからなる要介護者用入浴、排泄装置を提供するとともに、これにおいて、請求項2の、浴・便槽の底部に要介護者が腰を掛けことができる腰掛けが設けられており、浴・便槽に要介護者が掴まることができる掴まり棒が取外し可能に設けられている手段、請求項3の、昇降機が遠隔操作できるものであり、その操作盤が昇降機から吊り下げられている手段を提供したものである。
請求項1の手段によると、入浴にしても、排泄にしても、同じ槽である浴・便槽まで行けばよいのであるから、介護者が移動させる場合でも、要介護者が自力で移動する場合でも移動が楽である。また、浴・便槽はベッドサイドに設けられるものであるから、移動設備も短くて済み、設備コスト、稼働コストとも安価になる。さらに、浴・便槽は床面より下に設けられているから、この点で入りも容易であり、障害のより重い要介護者でも自力で移動できることもある。請求項2の手段によれば、要介護者がこれに掴まることができるから、用便等のときに息むことができる。請求項3の手段によれば、要介護者自身が昇降機等を自ら操作して移動できることもある。
図1は本考案に係る要介護者用入浴、排泄装置(以下、単に装置という)の縦断面図、図2は横断面図であるが、この装置はベッド又は布団(図示省略)が置かれ(敷かれ)ている床の傍の床面1に埋め込まれる浴・便槽(以下、浴槽という)2と、浴槽2にまたがって架設されるレール3と、レール3を走行できる昇降機4と、昇降機4に昇降可能に吊り下げられる支持部材5とからなる。
浴槽2は、陶器、樹脂、金属、木材で構成されるもので、要介護者が仰向けになって入れる位の大きさのものである。そして、この浴槽2は、縦断面において中央部(最低部)2a(要介護者の尻の辺り)が一番凹んでいて端側に向かって徐々に高くなっており、横断面において中央が低く、端側に向かって高くなっている。また、最低部2aのやや上辺りの傾斜になった個所に要介護者が腰をかけることができる腰掛け6が設けられており、この腰掛け6の真ん中には排泄物が通過できる排泄物通過溝(以下、通過溝)6aが形成されている。
さらに、腰掛け6の下方の真ん中には自動又は手動で操作される開閉弁(図示省略)で開閉される排出口7aが形成され、これに排出管7が連結されて所定の排出場所まで延びている。また、浴槽2には給湯又は給水のための蛇口(図示省略)が設けられている。この他、浴槽2を横切って中に入った要介護者が掴まることができる掴まり棒8も設けられようになっている。この掴まり棒8は取付け、取外しが可能で床面1に形成された孔(図示省略)等に掴まり棒8の挿入部8aを挿入すれば、取り付けられ、抜き出せば取り外せるようになっている。
この浴槽2は、ベッドに近接して床面1よりも下方に設けられるのが特徴である。最近では、台所の床面の下方に床下収納庫を設備する関係で、各室の床面1と下の地面との間には、40〜70cm程度の空間7を設けているから、この空間に浴槽2を据え付ければよい。なお、空間がない場合は、地面を掘って据え付けることになる。
レール3は、少なくとも浴槽2にまたがってその上方に架設されるものである。なお、ベッド又はその近辺と浴槽2とにまたがって架設されることもある。レール3にはこれを案内として走行できる昇降機(ウインチ)4が設けられているが、この昇降機4については周知のものを使用すればよい。昇降機4には吊材5aと吊索5bとからなる支持部材5が昇降可能に吊り下げられている。このように、浴槽2がベッドの近くに設けられことから、レール3を短くでき、設備コストや稼働コストが安くて済む。さらに、昇降機4にはその上下、移動を制御する操作盤(図示省略)がベッド近くに吊り下げられている。
この支持部材5は、この上に要介護者が横になって載れるものであり、一般には樹脂や繊維のネットが採用される。なお、支持部材5は身体に沿うよう可撓性であることから、バランスをとるために吊索5bは複数本で構成されるのが通常である。さらに、この昇降機4は遠隔操作ができるようになっており、その操作部材(図示省略)は所定長さで吊り下げられている(ベッドまで延ばすことができる)。
次に、以上の装置の使用について説明すると、要介護者が入浴又は排泄しようとするときには、まず、支持部材5の上に横になる。この動作は介護者がしてもよいし、要介護者自身がしてもよい。この動作を容易にするため、レール3をベッド又はその近辺まで延長させるのが好ましい。さらに、ベッドの上にこの支持部材5を敷き、その上に寝ていてもよい。こうすれば、支持部材5の上に横になる動作が楽であるし、場合によっては不要になることもある。そして、操作盤を操作して昇降機4で支持部材5を上に上げ、浴槽2まで移動させる。この操作は、介護者がしてもよいし、要介護者自身がしてもよい。
浴槽2まで移動すると、支持部材5を降ろして支持部材5ごと(或いは支持部材5から降りて)浴槽2に入り、入浴又は排泄を行う。このとき、通常は、掴まり棒8は取り外しておき、入った後に掴まり棒8をセットする。この掴まり棒8は、要介護者がこれに掴まって息んだり、身体の動きを助けるためのもので、排泄、特に用便のときには必要なものであるが、入浴のときには、必ずしも必要ではない。浴槽2に入った要介護者は、その傾斜に沿って仰向けになるが、このとき、浴槽2に設けられた腰掛け6に腰掛ける状態になる。入浴にしても、排泄にしても、この腰掛け6に腰掛けた状態の方が楽であるからであり、特に、排泄のときには、その傾向がより強い。なお、排泄物は通過溝6aを通って下方の排出口7aから排出管7を通って所定の場所に排出される。この他、浴槽2には取り付け、取外しができる蓋(図示省略)を適宜設けることもある。
ところで、要介護者が入浴するときには、浴槽2に予め(又は後から)湯を張っておくし、排泄の場合は湯は張らない。そして、このベッドから浴槽2まで移動する操作・ 動作は介護者がしてもよいし、要介護者自身がしてもよいのは上述したとおりである。入浴又は排泄が終了すると(排泄の場合には湯又は水を出して適宜に洗浄する)、以上と逆の順序の操作・動作をしてベッドまで戻ることになる。
ところで、入浴と排泄を同じ槽でするのは不潔とも思われるが、排泄後は局部及び浴槽2が洗浄できるのであり、別に問題はない。加えて、浴槽2がベッドサイドに設けられ、しかも、床面1よりも下方に設けられるのであるから、要介護者が這って行けることもでき、極力自分ですることができる。また、操作部材が吊り下げられているから、自ら操作して移動してもよい。この点で、この装置は、要介護者及び介護者にとって非常に有益なものと言える。
入浴、排泄装置の縦断面図である。 入浴、排泄装置の横断面図である。
符号の説明
1 床面
2 浴・便槽
3 レール
4 昇降機
5 支持部材
5a 〃 の吊材
5b 〃 の吊索
6 腰掛け
6a 排泄物通過溝
7 排出管
7a 排出口
8 掴まり棒
8a 〃 の挿入部

Claims (3)

  1. ベッドサイドの床面に埋め込まれて要介護者が浸かることができる浴・便槽と、浴・便槽にまたがって架設されるレールと、レールを走行できる昇降機と、要介護者を横臥した状態で支えて昇降機に昇降可能に吊り下げられる支持部材とからなる要介護者用入浴、排泄装置。
  2. 浴・便槽の底部に要介護者が腰を掛けことができる腰掛けが設けられており、浴・便槽に要介護者が掴まることができる掴まり棒が取外し可能に設けられている請求項1の要介護者用入浴、排泄装置
  3. 昇降機が遠隔操作できるものであり、その操作盤が昇降機から吊り下げられている請求項1又は2の要介護者用入浴、排泄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017217520A (ja) * 2011-12-24 2017-12-14 飯田 一喜 入浴装置
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