JP3132641U - ラバースイッチ部品 - Google Patents

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眞生 高桑
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トーホーポリマー株式会社
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Abstract

高導電性と耐高電流特性とを有する優れた電気接点を備え、かつ安価に製造できるラバースイッチ部品の提供。
【解決手段】 シリコーンゴムから成形される成形部品4と、成形部品上に敷設される電気接点2とを備えたラバースイッチ部品1であって、電気接点2は、無電解化学メッキ処理によりシリコーンパウダーに銀メッキを施した後に、付加型の液状シリコーンと混合して所定粘度とした印刷インクを用いて印刷及び硬化されて形成される。
【選択図】 図4

Description

本考案は、特に優れた電気特性を有するラバースイッチ部品に関するものである。
スイッチのラバースイッチ部品を樹脂成形品として準備しておき、電気接点を設けるために金属メッキする技術が知られている。この技術によれば、成形後の樹脂部品に表面処理を施し、例えばニッケルや金等の金属メッキ処理により電気接点を形成するようにしている。(非特許文献1)
「プラスチック加工技術便覧」日刊工業新聞社、昭和52年12月20日、4版
上記の金属メッキ処理において、特に高導電性と耐高電流特性とを有する優れた電気特性を有する電気接点を実現可能とするためには、金メッキ処理が通常は施されることになる。
しかしながら、近年になり金地金価格が高騰し、上記のような優れた電気接点を備えたラバースイッチ部品を安価に提供することが困難となっている。
したがって、本考案は上記のような事情に鑑みてなされたものであり、高導電性と耐高電流特性とを有する優れた電気接点を備え、かつ安価に製造することのできるラバースイッチ部品の提供を目的としている。
以上の課題を解決するために、本考案によれば、シリコーンゴム材料を用いて成型金型から成形される成形部品と、前記成形部品上に敷設される電気接点と、を備えたラバースイッチ部品であって、前記電気接点は、無電解化学メッキ処理でシリコーンパウダーに銀メッキを施した後に、付加型の液状シリコーンと混合して10000〜15000CP(センチポイズ)の粘度にした印刷インクを用いて印刷及び硬化されることを特徴としている。
また、前記成形部品は、押圧面と前記押圧面に対向する裏面と、前記押圧面を動作位置から待機位置に復帰させる弾性変形部と、前記弾性変形部の周面から延設される鍔部とを有し、前記電気接点を前記裏面上に前記印刷及び硬化により形成したことを特徴としている。
また、前記成形部品の前記裏面は、前記弾性変形部及び前記鍔部で取り囲まれるとともに、前記裏面上に前記電気接点のパターンを転写するために、前記パターンを転写ピン上に印刷した後に前記転写することを特徴としている。
また、前記待機位置から前記動作位置に押圧操作すると前記電気接点が接触することで導通状態となる基板パターンを形成した電気回路基板と、前記成形部品の前記鍔部を装着する装置本体との間で前記成型部品を挟持することを特徴としている。
そして、前記電気接点は前記電極パターンの形状に応じて1箇所または複数箇所形成されることを特徴としている。
本考案によれば、電気接点を無電解化学メッキ処理によりシリコーンパウダーに銀メッキを施した後に、付加型の液状シリコーンと混合して所定粘度にした印刷インクを用いて印刷及び硬化させて形成するで電気特性に優れたラバースイッチ部品を安価に製造することができる。
以下に、本考案の好適な実施形態について、添付の図面を参照して説明する。
図1は、本考案の一実施形態のラバースイッチ部品の製造工程を図示したフローチャートである。図2(a)は、図1のラバースイッチ部品を得るための成型金型の要部断面図、図2(b)、(c)は転写部材の要部断面図を図示している。
本図において、ラバースイッチ部品はその形状の制約から転写により電気接点を設ける場合について述べるが、これに限定されず種々の形態のラバースイッチ部品に応じて電気接点が形成されることは言うまでもない。
先ず、図1において、製造が開始されるとステップS1において無電解化学メッキ処理により所定バッチ量のシリコーンパウダーに対して銀メッキが施される。この後に、ステップS2において混合機を使用して所定重量分の付加型の液状シリコーンと混合されることで粘度が10000〜15000CP(センチポイズ、10〜15Pa・S)となる粘度状態にした印刷インクを得る。
一方、図2(a)において、上型11と下型13との間にはラバースイッチ部品の外形形状を有したキャビティ14が形成されており、このキャビティ14内にコンパウンドシリコーンゴム材料が充填されることで成型品4を得るように構成されている。
また上型11にはガイド棒12が固定されており、下型13のガイド孔に入るようにして位置決め及び移動時の案内を行う。
図2(b)において、成型品4がキャビティ14から脱型され、二次加硫を行い治具に装着後に、図1のステップS3により予め上記の印刷インクを用いて電極パターン2、2を印刷した転写ピン15と当接させることで、図2(c)に図示のようにすることでキートップ裏面3上に転写印刷を行う。その後、成型品をオーブンに入れて所定時間の約1時間、所定温度の200℃で熱硬化させる。
以上の工程を経て得られるラバースイッチ部品によれば、接触抵抗値としてカーボン接点の約十分の一にすることができ、かつ耐電流値としてカーボン接点が直流12Vで5mアンペアであるのに対して直流24Vで12mアンペアの長期保証が可能となることが確認された。よって、一般電気製品用のみならず特に使用環境条件のより厳しい車両搭載用の各種機器にも十分に使用できることが確認された。
図3(a)はラバースイッチ部品1の中心断面図、(b)は別構成のラバースイッチ部品を3個設けた底面図である。図3(a)、(b)本図において、ラバースイッチ部品1は上記の成形部品4として、押圧面7とこの押圧面に対向する裏面3と、後述するように押圧面7を動作位置から待機位置に復帰させる弾性変形部5と、この弾性変形部の周面から延設される鍔部6とを有した楕円、長円形状部品として準備されており、図中に示した寸法を備えた長円形の穴部を有している。このように裏面3は弾性変形部5と鍔部6で取り囲まれているので三日月形状の各電気接点2、2を裏面3の中央部上に直接印刷することはできない。そこで上記の転写印刷方法を用いて電気接点が形成される。
また、図3(c)の別構成のラバースイッチ部品1の中心断面図において、既に説明済みの構成または部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、このラバースイッチ部品1は円形部品として準備されており、裏面3上に円形形状の電極接点2(不図示)が形成されることになる。
最後に図4(a)は、ラバースイッチ部品1が基板パターン52を形成した電気回路基板51と、成形部品の鍔部6を装着する装置本体50との間で挟持され、待機位置にある状態を図示した断面図、(b)は動作位置にある状態を図示した断面図である。
図4(a)の待機位置から動作位置になるように指先などで押圧操作されると弾性変形部5が図4(b)に図示したように弾性変形して電気接点2が基板パターン52、52間に対して同時に接触することで導通状態となる。
その後、指先の押圧操作を解除すると弾性変形部5が図4(a)に図示したように弾性変形して元の状態に戻る。
尚、本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本考案に含まれることは言うまでもなく、例えば、シリコーンゴム材料とシリコーン樹脂材料とから2色成型することも可能であり、さらに印刷インク部分を同時成型することもできる。
本考案の一実施形態に係るラバースイッチ部品の製造工程を図示したフローチャートである。 (a)は、図1のラバースイッチ部品を得るための成型金型の要部断面図、(b)は転写ピンの要部断面図、(c)は完成したラバースイッチ部品の要部断面図である。 である。 (a)はラバースイッチ部品1の中心断面図、(b)は別構成のラバースイッチ部品の底面図、(c)は別構成のラバースイッチ部品1の中心断面図である。 (a)は、ラバースイッチ部品1が基板パターン52を形成した電気回路基板51と、成形部品の鍔部6を装着する装置本体50との間で挟持され、待機位置にある状態を図示した断面図、(b)は動作位置にある状態を図示した断面図である。
符号の説明
1 ラバースイッチ部品
2 電気接点
4 成型部品

Claims (5)

  1. シリコーンゴム材料を用いて成型金型から成形される成形部品と、 前記成形部品上に敷設される電気接点と、を備えたラバースイッチ部品であって、
    前記電気接点は、無電解化学メッキ処理でシリコーンパウダーに銀メッキを施した後に、付加型の液状シリコーンと混合して10000〜15000CP(センチポイズ)の粘度にした印刷インクを用いることで印刷及び硬化されることを特徴とするラバースイッチ部品。
  2. 前記成形部品は、押圧面と前記押圧面に対向する裏面と、前記押圧面を動作位置から待機位置に復帰させる弾性変形部と、前記弾性変形部の周面から延設される鍔部とを有し、 前記電気接点を前記裏面上に前記印刷及び硬化により形成したことを特徴とする請求項1に記載のラバースイッチ部品。
  3. 前記成形部品の前記裏面は、前記弾性変形部及び前記鍔部で取り囲まれるとともに、前記裏面上に前記電気接点のパターンを転写するために前記パターンを転写ピン上に印刷した後に前記転写することを特徴とする請求項1または2に記載のラバースイッチ部品。
  4. 前記待機位置から前記動作位置に押圧操作すると前記電気接点が接触することで導通状態となる基板パターンを形成した電気回路基板と、前記成形部品の前記鍔部を装着する装置本体との間で前記成型部品を挟持することを特徴とする請求項2乃至3のいずれか1項に記載のラバースイッチ部品。
  5. 前記電気接点は前記基板パターンの形状に応じて1箇所または複数箇所形成されることを特徴とする請求項4に記載のラバースイッチ部品。
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