JP3132634U - 鉄筋コンクリート施工用のスペーサ - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が簡単で、かつ設置も容易にでき、配筋作業も簡単にできると共に、コスト面でも有利な鉄筋コンクリート施工用のスペーサを提供すること。
【解決手段】側面視三角形状のスペーサ本体には、設置部と傾斜部となる2面を形成して、上記設置部と傾斜部に、鉄筋を支持する係止部をそれぞれ設けている。接地部と傾斜部とを上下逆転させることにより、上記接地部が傾斜部となり、傾斜部が接地部となるよう構成している。上記それぞれの係止部は、スペーサ本体を反転設置した場合に、コンクリート設置面からの距離がそれぞれ異なった位置となるように鉄筋を支持可能に形成している。
【選択図】 図1

Description

この考案は、鉄筋コンクリート施工時にコンクリート内に適当な高さを維持して埋設される鉄筋を支持するための鉄筋コンクリート施工用のスペーサに関する。
従来、鉄筋コンクリート施工用のスペーサとしては、種々のものが提供されている。このスペーサの例として、例えば、特許文献1(実公平6−13292号公報)に鉄筋の高さ調整具が開示されている。この高さ調整具は、4本の支持柱間に4つの支持壁が交差して形成され、2つの支持壁同士の間に受持片がそれぞれ設けられており、これらの受持片の設置する位置を異ならせることにより、鉄筋の支持高さを調整することができるよう構成されたものである。また、この高さ調整具は、支持柱を上下方向につなぎ合わせることにより、支持柱の長手方向にも高さを調整することができるよう構成されている。
そして、この構成の高さ調整具では、各支持壁間に設けた受持片の位置を変更することにより、4種類の支持高さの調整が可能であると共に、支持柱同士を重ねることにより、支持柱方向にも高さ調整が可能になっている。
実公平6−13292号公報
しかしながら、上記高さ調整具を用いて、現場にて鉄筋を配設する場合、調整位置が多数あって複雑になりすぎた結果、複数設置した場合に鉄筋を支持する高さが不揃いになるという欠点があった。
また、この高さ調整具は、合成樹脂材料を用いて成形しているが、構成が複雑であるため製造コストが高価であり、コンクリート内に埋設するスペーサとして構成が簡単で安価なスペーサが求められていた。
さらに、上記高さ調整具では、鉄筋をいずれの高さの支持位置に設置させる場合にも、作業者が鉄筋を持ち上げて当該高さ調整具上に載置する作業が必要であるため、作業者の疲労が増大する原因ともなっていた。
そこで、この考案は、構成が簡単で、かつ設置も容易にでき、配筋作業も簡単にできると共に、コスト面でも有利な鉄筋コンクリート施工用のスペーサを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、この考案の鉄筋コンクリート施工用のスペーサは、側面視三角形状のスペーサ本体に、設置部と傾斜部となる2面を形成して、上記設置部と傾斜部に、鉄筋を支持する係止部をそれぞれ設けていると共に、接地部と傾斜部とを上下逆転させることにより、上記接地部が傾斜部となり、傾斜部が接地部となるよう構成しており、上記それぞれの係止部は、スペーサ本体を反転設置した場合に、コンクリート設置面からの距離がそれぞれ異なった位置となるように鉄筋を支持可能に形成していることを特徴としている。
この請求項1記載の考案によれば、鉄筋を配置する際、側面視三角形状に形成したスペーサ本体を、コンクリート上に仮配置した鉄筋に対して、当該スペーサの鋭角側を鉄筋の下に差し込んでいくだけで、鉄筋を傾斜部上に導くと共に、傾斜部上をスライドさせて係止部に係止させることができる。
したがって、鉄筋の配筋を簡単に、かつ作業性良く行うことができる。
また、この構成のスペーサは、構造が簡単であるため、製造コストも低減することができる。
そして、接地部と傾斜部とを上下逆転させて用いることにより、鉄筋の支持高さを簡単に変更することができる。
次に、この考案の請求項2記載の鉄筋コンクリート施工用のスペーサは、設置部と傾斜部となる2面を有する側面視三角形状のスペーサ本体を、側面視直角三角形となるよう構成していることを特徴としている。
この請求項2記載の鉄筋コンクリート施工用のスペーサでは、コンクリート上に載置した際、いずれの傾斜部を使用しているかが側面から見て一目瞭然なので、多数のスペーサを配置する場合、全てのスペーサを同じ形(向き)になるように配置するだけで、同一の高さに鉄筋を簡単に配筋することができる。
さらに、この考案の鉄筋コンクリート施工用のスペーサは、設置部、傾斜部及び立上部からなる3面を有する側面視三角形状のスペーサ本体を形成し、上記設置部と傾斜部、及び立上部に、鉄筋を支持する係止部をそれぞれ設けていると共に、接地部と傾斜部とを上下逆転させることにより、上記接地部が傾斜部となり、傾斜部が接地部となるよう構成しており、上記それぞれの係止部は、スペーサ本体を反転設置した場合に、コンクリート設置面からの距離がそれぞれ異なった位置となるように鉄筋を支持可能に形成しており、さらに立上部に形成した係止部も、設置部と傾斜部とを反転させた状態で、鉄筋を異なる高さに支持可能に構成していることを特徴としている。
この構成の鉄筋コンクリート施工用のスペーサによれば、設置部、傾斜部及び立上部の3面に鉄筋の係止部を設けているので、鉄筋の支持高さの設定をきめ細かく行うことができるようになり、1種類のスペーサで多数の設定が可能になって、供給するスペーサの種類を減らしてコスト的にも有利な商品を提供することができるようになる。
以下では、この考案の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この考案の実施形態としての鉄筋コンクリート施工用のスペーサの斜視図、図2は、図1の状態の側面図である。
この鉄筋コンクリート施工用のスペーサ1は、合成樹脂材料を成型にてスペーサ本体10を形成したもので、平面視方形で、かつ側面視において直角三角形となるよう形成してあり、接地部11と傾斜部12、及び垂直部13とを有するものである。
接地部11及び傾斜部12は、それぞれ打設されたコンクリート面に対して平面的に設置可能に形成している。したがって、当該スペーサ1をコンクリート上に設置した際、傾斜部12を、コンクリート面に対して傾斜状に配置することができる。
設置部11と傾斜部12には、鉄筋を係止可能な係止部15を形成している。係止部15aは、傾斜部12において、傾斜方向に直交する方向の鉄筋を支えることができるよう、略U字状の凹部として形成している。また、設置部11における係止部15bは、上記傾斜部12の係止部15aと同様に、設置部11の長手方向に直交する方向の鉄筋を支持する凹部にて構成している。上記係止部15a,bは、図3又は図4に示すように、凹部の入り口側より奥部を拡大させた形状としてもよく、このような形状を選択することにより、凹部の内方で鉄筋を確実に保持することができる。
そして、この実施の形態では、設置部11と垂直部13とは直角となるよう配置しており、スペーサ本体の形状として側面視では直角三角形に表れている。
なお、この実施の形態のスペーサ1は、平面視で、中空の角柱状に形成したものであり、中空にすることによって、中実とする場合に比べて、材料の必要量を格段に減少させることができると共に、角柱状に形成したことによって鉄筋を支えるための強度を保持することができる。
このスペーサ1の加工方法としては、合成樹脂材料を成形する方法の他、切断により形成することもでき、中空で角柱状の長手部材を形成した後、まず長手方向に直交する方向に切断し、次いで斜めに切断することにより当該スペーサ本体を形成し、さらに係止部を形成することで、スペーサ1を製造することもできる。
図5は設置部11と傾斜部12を反転させた状態を示すスペーサの斜視図、図6は、図5の状態の側面図を示しており、スペーサ1は、上記した設置部11と傾斜部12を上下反転させて、傾斜部12を設置部11’とし、上記設置部11を傾斜部12’とすることができる。
このよう反転設置したスペーサ1において、係止部15は、反転させる前の状態における、コンクリート面から上記係止部15aまでの距離x(図2参照)と、反転させた状態においてコンクリート面から当該係止部15bまでの距離y(図6参照)とを、異なる寸法に形成することができる。このため、設置するスペーサ1の向きを変えるだけで、コンクリート上に係止部15の高さを調節することができ、鉄筋の高さを調整することができるものである。
そして、このスペーサ1を用いれば、コンクリート上に設置するスペーサ1を側面から確認するだけで、スペーサ1の設置方向、すなわち三角形の向きが一目瞭然に判るので、多数のスペーサ1をコンクリート上に設置する場合に、全てのスペーサ1を同じ向きに簡単に揃えることができ、このため鉄筋の高さを確実に揃えることができる。
次に、図7ないし図9には、この考案の他の実施の形態のスペーサを示しており、このスペーサ2は、上記した設置部11と傾斜部12を有し、更に立上部18を有するスペーサ本体17を構成し、上記立上部18についても係止部19a,bを形成した構成態様のもので、当該係止部19a,bは、傾斜部12の傾斜方向と同じ向きの鉄筋を支持することができる。
立上部18は、図8に示すように、上下辺の中央寄りが低くなるように曲線状に形成しても良く、図9に示すように、上下辺を直線状に形成しても良い。上下辺を曲線状に形成した場合には、当該上下辺に鉄筋を載せるだけで中央に形成した係止部19a,bへ容易に導くことができるものである。
また、このスペーサ2においても、設置部11と傾斜部12との上下を反転させて設置することにより、立上部18における係止部19a,bでの鉄筋の支持高さをそれぞれ異なる位置とすることができるものである。
この構成態様のスペーサ2は、設置部11、傾斜部12及び立上部18の3面に鉄筋の係止部15,19を設けているので、鉄筋の支持高さの設定をきめ細かく行うことができるようになり、1種類のスペーサで多数の設定が可能になって、供給するスペーサの種類を減らしてコスト的にも有利な商品を提供することができるようになる。
この構成のスペーサ2においても、設置した向きを見るだけで、鉄筋の支持高さを簡単に把握することができる。
なお、上記したいずれの実施の形態においても、中空の角柱状のものを用いた例を示したが、中実のものを用いることもでき、さらには平面視角柱状の他、円柱状その他形状のものを適宜採用することができる。
この考案の実施形態としての鉄筋コンクリート施工用のスペーサの斜視図である。 図1のスペーサの側面図である。 上記スペーサの係止部の変更例を示す斜視である。 図3のスペーサの側面図である。 上記スペーサの設置部11と傾斜部12を反転させた状態を示すスペーサの斜視図である。 図5のスペーサの側面図である。 この考案の他の実施形態としての鉄筋コンクリート施工用のスペーサの斜視図である。 図7のスペーサの側面図である。 上記のスペーサの立上部の変更例を示す側面図である。
符号の説明
1,2 スペーサ
10,17 スペーサ本体
11,11’ 設置部
12,12’ 傾斜部
15,19 鉄筋の係止部
18 立上部

Claims (3)

  1. 鉄筋コンクリート施工用のスペーサであって、側面視三角形状のスペーサ本体には、設置部と傾斜部となる2面を形成して、上記設置部と傾斜部に、鉄筋を支持する係止部をそれぞれ設けていると共に、接地部と傾斜部とを上下逆転させることにより、上記接地部が傾斜部となり、傾斜部が接地部となるよう構成しており、上記それぞれの係止部は、スペーサ本体を反転設置した場合に、コンクリート設置面からの距離がそれぞれ異なった位置となるように鉄筋を支持可能に形成していることを特徴とする鉄筋コンクリート施工用のスペーサ。
  2. 設置部と傾斜部となる2面を有する側面視三角形状を、側面視直角三角形となるよう構成している請求項1記載の鉄筋コンクリート施工用のスペーサ。
  3. 鉄筋コンクリート施工用のスペーサであって、設置部、傾斜部及び立上部からなる3面を有する側面視三角形状のスペーサ本体を形成し、上記設置部と傾斜部、及び立上部に、鉄筋を支持する係止部をそれぞれ設けていると共に、接地部と傾斜部とを上下逆転させることにより、上記接地部が傾斜部となり、傾斜部が接地部となるよう構成しており、上記それぞれの係止部は、スペーサ本体を反転設置した場合に、コンクリート設置面からの距離がそれぞれ異なった位置となるように鉄筋を支持可能に形成しており、さらに立上部に形成した係止部も、設置部と傾斜部とを反転させた状態で、鉄筋を異なる高さに支持可能に構成していることを特徴とする鉄筋コンクリート施工用のスペーサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107386536A (zh) * 2017-09-14 2017-11-24 林侯申 混凝土保护层用垫块

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