JP3132529B2 - 音声入力装置 - Google Patents

音声入力装置

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JP3132529B2 JP26431992A JP26431992A JP3132529B2 JP 3132529 B2 JP3132529 B2 JP 3132529B2 JP 26431992 A JP26431992 A JP 26431992A JP 26431992 A JP26431992 A JP 26431992A JP 3132529 B2 JP3132529 B2 JP 3132529B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数個のマイクロホ
ンを用いた音声入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、カメラ一体型VTRに使用する
音声入力装置としては、被写体方向からの音声のみをピ
ックアップし、撮影者側やその他の方向からの音声を除
去するようにすることが望まれる。
【0003】このように、特定の方向からの音声入力の
みをピックアップする音声入力装置としては、一般に
は、例えば図14に示すような単一指向性のマイクロホ
ンが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
単一指向性のマイクロホンは、最も高い感度の入射方向
以外の他の方向の感度も比較的高い。このため、最高感
方向とヌル感度方向とを結んだ線(これを指向軸と称
する)の方向を希望音声方向に向けて設置しても、図1
4の特性図から明らかなように、不要音声の入射方向
が、希望音声入射方向に対して横方向の場合には、希望
音声に比べ、例えば1/2(−6dB)の大きさで収音
されてしまう。
【0005】この発明は、以上の点にかんがみ、希望音
声到来方向以外の方向の感度が、単一指向性のマイクロ
ホンよりも、さらに低くすることができる超指向性を、
簡単な構成で実現することができる音声入力装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明による音声入力装置は、共に単一指向性の
マイクロホンであり、かつ、これらの指向軸は同一方向
を向き、前記指向軸と直交する配列方向に所定の距離
だけ離して配置される第1及び第2のマイクロホンと、
前記第2のマイクロホンの出力信号を、2d/c(cは
音の伝播速度)以下の所定の遅延時間だけ遅延させる
延回路と、前記第1のマイクロホンの出力信号から前記
遅延回路の出力信号を減算して出力信号を得る減算回路
とを備えることを特徴とする
【0007】
【作用】上記の構成においては、減算回路において、第
1のマイクロホンの出力と、第2のマイクロホンの出力
を遅延回路で遅延した出力とが合成され、指向軸に対し
て横方向の感度が、従来に比べて、より低くされた指向
性の音声入力装置が実現される。
【0008】
【実施例】以下、この発明による音声入力装置のいくつ
かの一実施例を、図を参照しながら説明する。
【0009】図1は、この発明の一例で、第1のマイク
ロホン11と、第2のマイクロホン21が、間隔dだけ
隔てて配置されている。これらマイクロホン11及び
は、図2に示すように、共に、単一指向性のマイクロ
ホンで構成されており、その指向軸zの方向が、これら
2個のマイクロホン11及び21の配列方向に対して直
交する方向に向き、かつ、感度の高い方向が、図の左側
を向くように、設置されている。
【0010】そして、マイクロホン11により収音さ
れ、電気信号に変換されて得られた音声信号は、アンプ
12を介して減算回路13に供給される。また、マイク
ロホン21により収音され、電気信号に変換されて得ら
れた音声信号は、アンプ22を介して遅延回路23に供
給されて遅延され、その遅延信号が減算回路13に供給
される。そして、この減算回路13からの減算出力が装
置の出力として出力端子14に導出される。
【0011】この例の場合、遅延回路23の遅延量は、
2つのマイクロホン11,21間の距離dを音が伝播す
る時間を考慮して定められている。この値としては、音
の伝播速度をcとしたとき、d/cの2倍以下に選定す
るのが好ましい。この例では、この遅延回路23の遅延
量は、d/cに等しく選定されている。
【0012】この場合において、図2において矢印AR
で示すように、2個のマイクロホン11,12の配列方
向の、マイクロホン11側から到来する音声SAの成分
について考えると、この音声SAは、マイクロホン11
と、マイクロホン21との両方に収音されるが、両マイ
クロホン11,12間の距離d分の遅延時間d/cだ
け、マイクロホン11に入力される音声SAに対して、
マイクロホン21に入力される音声SAは遅延される。
しかも、マイクロホン21の出力音声信号は、遅延回路
23により、さらに、遅延される。このため、減算回路
13の入力信号としては、マイクロホン11と、マイク
ロホン21の出力音声中の音声SA成分は、タイミング
的に、かなりずれた信号となり、無相関になる。したが
って、減算回路13で、マイクロホン11の出力音声信
号から遅延回路23の出力信号を減算しても、方向AR
からの音声SA成分は殆ど低減されない。
【0013】一方、方向ARとは逆方向ALから到来す
る音声SBもマイクロホン11と、マイクロホン21と
で収音されるが、マイクロホン11と、マイクロホン2
1とは距離dだけ離れて配置されているので、この音声
SBの到来方向に応じた遅延時間d/cだけ、マイクロ
ホン11に入力される音声SBは、マイクロホン21に
入力される音声SBに対して遅延される。しかし、マイ
クロホン21の出力音声信号は、遅延回路23により同
じ遅延時間だけ遅延されるので、方向ALから到来する
音声SBの成分は、減算回路13の入力としては、時間
ずれがなくなるようになり、減算回路13でキャンセル
される。
【0014】すなわち、音声到来方向が、方向ARとは
180°異なる方向AL、つまり、図3においては、方
向の場合には、マイクロホン11への音声入力は、マ
イクロホン21の音声入力に対して、丁度、d/cだけ
遅延する。この方向の音声成分は、減算回路13におい
ては、第1のマイクロホン11側からの音声信号成分
と、第2のマイクロホン21側からの音声信号成分の時
間ずれが全くなくなるので、キャンセルされる。
【0015】次に、音声が図3において、、′で示
す斜め後方から到来する場合には、そのときの音声の方
向ARに対する入射角度をθとすると、音声がマイクロ
ホン21に到達してからマイクロホン11に到達するま
での時間は、d・cosθ/cであるので、方向の場
合より短くなる。したがって、減算回路13の2つの入
力中のこの方向、′からの音声成分は、その時間d
・cosθ/cと、遅延回路23の遅延時間d/cとの
差の時間だけ、ずれる。このため、減算回路13でのキ
ャンセル量が少なくなる。
【0016】また、音声が図3において、、′で示
す横方向から到来する音声成分の場合には、その音声の
マイクロホン11の入力時点と、マイクロホン21の入
力時点との遅延は、僅かとなる。したがって、遅延回路
23の遅延量との差が大きくなり、さらに、よりキャン
セル量が少なくなる。
【0017】図4は、この発明の基本的原理構成を説明
するための図である。すなわち、図4に示すように、距
離dだけ離れた位置に平面波P1,P2が、方向ARに
対して入射角θで到来するとき、 P2=P1・Exp(−jωd・cosθ/c) … (1) となる。そして、P2に遅延が加わったP2dは、 P2d=P2・Exp(−jωnT) … (2) (T:音声信号のサンプリング間隔)となる。したがっ
て、 P=P1−P2d =P1(1−Exp(−j(ωnT+ωd・cosθ/c)))…(3) となる。ここで、例えば図5の方向から不要音声が到
来するとした場合、すなわち、θ=180°のときに、
P=0になるようなnTは、 nT=d/c となるので、 P=P1(1−Exp(−jω(d/c)(1+cosθ))) …(4) となる。
【0018】そして、図1の例において、図2に示すよ
うに、マイクロホンが左側に指向軸が向くような単一指
向性の式は、 1−sinθ で表されるので、前記(4)式から、図1の例の出力P
out は、 Pout =(1−sinθ) ×(1−Exp(−jω(d/c)(1+cosθ)))…(5) となる。
【0019】この式をθについてグラフ化すると、図5
に示すような指向性になる。すなわち、指向軸方向が方
向ARに対して45°、反時計方向に傾いたものとな
る。そして、この方向ARに対して45°傾いた指向軸
方向の音声を希望音声方向(例えばこの方向を正面方
向)とすると、正面とは逆の背面方向(図の右下方)か
らの音に対する感度が非常に低く、しかも、正面方向に
対して左右横方向から到来する音は、正面方向から到来
する音に比べて約1/6(約−16dB)となる。つま
り、正面感度が側面感度に対して従来に比べて非常に高
い、いわば、超指向性の音声入力装置を実現することが
できる。
【0020】図1の例の装置を2個組み合わせることに
より、左右2チャンネルのステレオ音声を収音するため
の音声入力装置を実現した例を図7に示す。図7におい
て、マイクロホン11Rは右チャンネルの音声収音用、
マイクロホン11Lは左チャンネルの音声収音用であ
り、両マイクロホン11R,11Lは、距離dだけ離し
て配置される。また、これらマイクロホン11R及び1
1Lは、前述の図1の例と同様に、図2に示すように、
共に、単一指向性のマイクロホンで構成されており、そ
の指向軸の方向が、これら2個のマイクロホン11R及
び11Lの配列方向に対して直交する方向に向き、か
つ、感度の高い方向が、図の左側を向くように、設置さ
れている。
【0021】先ず、右チャンネルの音声信号についての
構成について説明すると、マイクロホン11Rにより収
音され、電気信号に変換されて得られた右チャンネルの
音声信号は、アンプ12Rを介して減算回路13Rに供
給される。
【0022】また、マイクロホン11Lにより収音さ
れ、電気信号に変換されて得られた右チャンネルの音声
にとっての不要音声信号は、アンプ12Lを介して遅延
回路23Rに供給され、この遅延回路23Rの遅延出力
信号が減算回路13Rに供給される。減算回路13Rの
出力信号は、出力端子14Rに導出される。遅延回路2
3Rの遅延量は、前述の図1の例の遅延回路23の遅延
量と、全く等しい関係に選定されている。
【0023】このときの出力端子14Rに得られる出力
信号の指向特性は、図5に示したものとなる。すなわ
ち、図7において、矢印aRで示す左斜め上、45°方
向を右チャンネルの音声到来方向として、出力端子14
Rには、右チャンネル音声信号が得られる。
【0024】次に、左チャンネルの音声信号についての
構成について説明すると、マイクロホン11Lにより収
音され、電気信号に変換されて得られた左チャンネルの
音声信号は、アンプ12Lを介して減算回路13Lに供
給される。
【0025】また、マイクロホン11Rからの左チャン
ネルの音声にとっての不要音声信号は、アンプ12Rを
介して遅延回路23Lに供給され、この遅延回路23L
の遅延出力信号が減算回路13Lに供給される。減算回
路13Lの出力信号は、出力端子14Lに導出される。
遅延回路23Lの遅延量も、また、前述の図1の例の遅
延回路23の遅延量と、全く等しい関係に選定されてい
る。
【0026】このときの出力端子14Lに得られる出力
端子の指向特性は、図6に示したものとなり、指向軸の
方向が方向ARに対して135°ずれた方向になる。す
なわち、図7において、矢印aLで示す左斜め下、45
°方向を左チャンネルの音声到来方向として、出力端子
14Lには、左チャンネル音声信号が得られる。したが
って、図7の例によれば、開き角が約90°の方向から
の音声を2チャンネルステレオ音声として収音した出力
音声信号が得られる。
【0027】次に、図1の例の音声入力装置からの出力
信号の指向特性は、2個のマイクロホン11,12の出
力音声信号間にゲイン差を設けることにより、指向軸の
方向を変えることができる。図8は、その場合の構成例
である。
【0028】すなわち、この例においては、マイクロホ
ン11の出力信号は、アンプ12及びゲイン調整回路3
1を介して減算回路13に供給される。ゲイン調整回路
31は、調整信号入力端子32を介して入力されるゲイ
ン調整信号により可変される。その他は、図1の例と全
く同様に構成される。
【0029】この図8の構成においては、ゲイン調整回
路31のゲインが調整信号により変えられることによ
り、減算回路13で演算されるマイクロホン11の出力
信号のゲインと、マイクロホン12の出力信号の遅延信
号のゲインとの比が変わり、このため、指向特性の指向
軸の方向が変更される。
【0030】すなわち、ゲイン調整回路31のゲインG
が、G=1のときには、減算回路13の2つの入力信号
のゲイン比は、1:1となるので、図9Aに示すよう
に、図5に示した特性と同じになり、指向軸の方向は、
方向ARに対して45°傾いた状態になる。
【0031】ゲイン調整回路31のゲインGが、1<G
<2のときには、減算回路13の2つの入力信号のう
ち、マイクロホン11の出力信号ゲインが高くなり、出
力信号の指向特性は、図9Bに示すように、指向軸の方
向が方向ARに対して45゜以上傾いた状態になる。そ
して、ゲインG=2のときには、図9Cに示すように、
出力信号の指向特性は、指向軸の方向が方向ARに対し
て90゜傾いた状態になる。すなわち、ゲイン調整回路
31のゲインGを1から2まで変えることにより、指向
軸の方向を方向ARに対して45゜〜90゜まで変える
ことができる。
【0032】なお、ゲイン調整回路31をマイクロホン
11の出力信号に対して挿入するようにしたが、ゲイン
調整回路をマイクロホン21の出力側の遅延回路23の
前あるいは後に設けてもよい。また、ゲイン調整回路
は、ゲインを上げるだけでなく、ゲインを下げるもので
あってもよい。
【0033】前述した左右2チャンネルのステレオ音声
信号を得る音声入力装置の実施例において、各チャンネ
ル出力の指向軸の方向を変えるようにする場合の例を図
10に示す。
【0034】すなわち、図10の例においては、右チャ
ンネルの音声出力に対しては、図7の例のアンプ12R
と減算回路13Rとの間にゲイン調整回路31Rが挿入
され、端子32Rからのゲイン調整信号が入力される。
このゲイン調整により、右チャンネル音声出力の指向軸
が変えられる。また、左チャンネルの音声出力に対して
は、アンプ12Lと減算回路13Lとの間にゲイン調整
回路31Lが挿入され、端子31Lからのゲイン調整信
号が入力される。このゲイン調整により、左チャンネル
の音声出力の指向軸が変えられる。
【0035】次に、図1の例において、遅延回路23の
遅延量を変えることにより、出力信号の指向特性の指向
軸を境にした左右での感度比を変えることができる。図
11は、その場合の例で、アンプ22と減算回路13と
の間に可変遅延回路41が設けられる。そして、遅延量
調整信号が入力端子42から入力される。
【0036】前述したように、可変遅延回路41の遅延
量DLを2個のマイクロホン11,21間の距離dを音
が伝播する時間に等しくしたとき、すなわち、DL=d
/cのときには、図12Aに示すように、方向ARに対
して45°傾いた指向軸に対して対称的な特性となり、
指向軸に対して左右方向から到来する音声に対する感度
は、等しくなる。これに対して、可変遅延回路41の遅
延量DL>d/cのときには、図12Bに示すように、
指向軸の方向はほぼ変わらないが、この指向軸の右側の
感度が、左側の感度より大きくなる。また、可変遅延回
路41の遅延量DL<d/cのときには、図12Cに示
すように、指向軸の方向はほぼ変わらないが、この指向
軸の左側の感度が、右側の感度より大きくなる。なお、
前述もしたように、遅延量DLは、2・d/c以内であ
るほうが好ましい。
【0037】図13は、前述した左右2チャンネルのス
テレオ音声信号を得る音声入力装置の実施例に、図11
の例を適用した場合である。すなわち、図7の例の遅延
回路23Rの代わりに可変遅延回路41Rが接続され、
端子42Rからの遅延量調整信号により、その遅延量が
調整される。また、図7の例の遅延回路23Lの代わり
に可変遅延回路41Lが接続され、端子42Lからの遅
延量調整信号により、その遅延量が調整される。
【0038】この構成においては、可変遅延回路23
R,23Lの遅延量を調整することにより、左右チャン
ネルの開き角90°は変わらないが、それぞれのチャン
ネル出力の指向特性の指向軸に対して左右方向から到来
する音声に対するの感度比が変わるので、左右チャンネ
ルのクロストーク量を変えることができる。すなわち、
指向軸を一定方向に保持しながら、左右チャンネルのク
ロストーク量を変えることができるので、安定なステレ
オ感を常に得ることができる。
【0039】なお、上記の説明は、アナログ信号処理と
して説明したが、デジタル信号処理の構成とすることも
容易にできる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、簡単な構成により、希望音声到来方向に対して横方
向の感度を、十分に、低くすることができる超指向性を
実現することができる。そして、この発明によれば、開
き角90°の2チャンネルステレオ音声入力装置を、簡
単な構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による音声入力装置の一実施例のブロ
ック図である。
【図2】図1の例に用いる2個のマイクロホンを説明す
るための図である。
【図3】図1の例の動作の説明に使用する音声到来方向
を示す図である。
【図4】この発明の原理的な構成を示す図である。
【図5】図1の例の出力の指向特性の例を示す図であ
る。
【図6】図1の例の出力の指向特性の例を示す図であ
る。
【図7】この発明のステレオ音声入力装置の一実施例の
ブロック図である。
【図8】この発明の他の実施例のブロック図である。
【図9】図8の例の動作に応じた指向特性の例を示す図
である。
【図10】図8の例をステレオ音声入力装置に適用した
例を示すブロック図である。
【図11】この発明の、さらに他の例のブロック図であ
る。
【図12】図11の例の動作に応じた指向特性の例を示
す図である。
【図13】図11の例をステレオ音声入力装置に適用し
た例を示すブロック図である。
【図14】マイクロホンの単一指向性を示す図である。
【符号の説明】
11 第1のマイクロホン 11R 右チャンネル用マイクロホン 11L 左チャンネル用マイクロホン 13 減算回路 14 出力端子 21 第2のマイクロホン 23 遅延回路 31 ゲイン調整回路 32 ゲイン調整信号入力端子 41 可変遅延回路 42 遅延量調整信号入力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 行徳 薫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭49−90103(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 3/00 320 H04R 1/40 320

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共に単一指向性のマイクロホンであり、か
    つ、これらの指向軸は同一方向を向き、前記指向軸と直
    交する配列方向に所定の距離だけ離して配置される第
    1及び第2のマイクロホンと、 前記第2のマイクロホンの出力信号を、2d/c(cは
    音の伝播速度)以下の所定の遅延時間だけ遅延させる
    延回路と、 前記第1のマイクロホンの出力信号から前記遅延回路の
    出力信号を減算して出力信号を得る減算回路とを備え
    ことを特徴とする音声入力装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記遅延回路が可変遅延回路で構成され、 前記遅延時間を変化させることにより、前記出力信号の
    指向特性の指向軸を境にした左右での感度比を変えるよ
    うにされた 音声入力装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記減算回路で減算する前記第1のマイクロホンの出力
    信号と前記第2のマイクロホンの出力信号との間に、相
    対的にゲイン差を設ける手段が設けられ、かつ、前記ゲ
    イン差が可変とされ、 前記ゲイン差を変化させることにより、前記出力信号の
    指向特性の指向軸の方向を変えるようにされた 音声入力
    装置。
  4. 【請求項4】所定の距離だけ離して配置される第1及び
    第2のマイクロホンと、 前記第1のマイクロホンの出力信号を遅延する第1の遅
    延回路と、 前記第2のマイクロホンの出力信号を遅延する第2の遅
    延回路と、 前記第1のマイクロホンの出力信号から前記第2の遅延
    回路の出力信号を減算して第1の出力信号を得る第1の
    減算回路と、 前記第2のマイクロホンの出力信号から前記第1の遅延
    回路の出力信号を減算して第2の出力信号を得る第2の
    減算回路とを備え、 前記第1及び第2のマイクロホンは、共に単一指向性の
    マイクロホンであり、かつ、これら第1及び第2のマイ
    クロホンの指向性が、これら2個のマイクロホンの配列
    方向に直交する同一方向に向くように配置された音声入
    力装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記第1及び第2の遅
    延回路が可変遅延回路で構成されてなる音声入力装置。
  6. 【請求項6】請求項4において、前記第1の減算回路で
    減算する前記第1のマイクロホンの出力信号と前記第2
    のマイクロホンの出力信号との間に、相対的にゲインさ
    を設ける手段が設けられると共に、前記第2の減算回路
    で減算する前記第2のマイクロホンの出力信号と前記第
    1のマイクロホンの出力信号との間に、相対的にゲイン
    差を設ける手段が設けられ、かつ、前記ゲイン差がそれ
    ぞれ可変とされてなる音声入力装置。
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