JP3132528B2 - 音程制御装置 - Google Patents
音程制御装置Info
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Description
特に信号の時間軸に対する伸張・圧縮処理に関する。
ブロック図および図7のタイミング・チャートを用いて
説明する。
ル・オーディオ入力信号48を適当な周期毎のフレーム
54に分ける。次に、信号伸張・圧縮回路50で、各フ
レーム毎に時間軸に対して信号の伸張・圧縮処理を行
う。さらに、フレーム結合回路51で、前記伸張・圧縮
の処理で生じるフレーム周期に対して余った信号を、切
り捨てるかあるいは足りない信号を前後のフレームの信
号と重複させ補充した後、フレームを結合し出力する。
フレームの結合方法には、その際の雑音をなるべく抑え
るため、ゼロクロス接続法、クロスフェード接続法、位
相検出クロスフェード接続法などがある。
に、フレームの終わりおよび次にくるフレームの初め付
近で、それぞれの信号が同方向に基準値66(直流ゼロ
レベル)をクロスする点を探し、その点で接続する。そ
れにより、接続点69で連続性がたもたれる。
うに、フレームの終わりをフェードアウトし、それと同
時に次にくるフレームの開始をフェードインし、お互い
を加算結合する。位相検出クロスフェード接続法とは、
図10に示すように、ゼロクロス接続法とクロスフェー
ド接続法を両方兼ね備えた方法である。
1に示すように、入力されたディジタル・オーディオ信
号を、伸張・圧縮の度合いに合わせてサンプリング周期
を変更して出力している。例えば、1.2倍に伸張する
場合は、入力のサンプリング周期(Tsi)に対して、出
力のサンプリング周期(Tso)をTso=Tsi×1.2と
して出力する。
び出力のサンプリング周期111を同じにし、pサンプ
リング周期110毎に信号の前値補間等の補間、あるい
は切り捨てを行っていた。さらに、音質を良くするた
め、補間あるいは切り捨てを行った前後の信号を用い
て、より高度なスムージング処理を行っていた。例え
ば、1.2倍に伸張する場合は、入力信号n個に対して
余分に(1.2−1)×n個の信号が必要となるので、
入力信号m個に対して1個の信号が必要とすると、n:
(1.2−1)×n=m:1,m=1/(1.2−1)
=5=pとなり、5サンプリング毎に信号を補間すれば
良い。もし、mの値が整数でない場合は、平均してその
値になるようpの値を可変する。
で同じ値になるので、信号を圧縮した際、信号の周波数
成分が高い方にシフトすることを考慮し、信号を圧縮し
た後に周波数成分がサンプリング周波数の1/2以下に
なるよう、低域通過ディジタル・フィルタを用いてあら
かじめ帯域制限を行う。
来の音程制御装置は、伸張・圧縮の度合いに合わせて出
力のサンプリング周期を可変する場合、入力および出力
のサンプリング周期に相当するそれぞれのサンプリング
周波数の最小公倍数となる基本信号が必要であった。そ
のため、使用する基本信号によって、伸張・圧縮の可変
範囲あるいは可変ステップに制限があった。
信号を持つ場合、基本信号による可変範囲や可変ステッ
プの制限は無くなるが、内部処理に対して入力と出力の
タイミングを同時に周期させるのが非常に難しかった。
周期を同じにし、pサンプリング周期毎に信号の補間あ
るいは切り捨てを行う場合、補間あるいは切り捨てを行
うと本来の信号と異なってしまうため、それが大きなノ
イズとして聞こえていた。加えて高度なスムージング処
理を行った場合でも、ノイズはある程度軽減する程度で
あった。
鑑み、伸張・圧縮の可変範囲あるいは可変ステップに制
限が少なく、かつに入力と出力のタイミングを簡単に同
期させることができ、歪の無い伸張・圧縮処理を行なう
ことができる音程制御装置を提供することにある。
入手段(2)、低域通過ディジタル・フィルタ(4)、
出力手段(5)を備える音程制御装置であって、前記ゼ
ロ代入手段は、ディジタル・オーディオ入力信号の1サ
ンプリング周期中に等間隔に「n−1」個(nは自然
数)の「0」を代入し、前記低域通過ディジタル・フィ
ルタは、前記出力手段が圧縮処理を行う際に信号の周波
数成分が高い方にシフトすることによりディジタル・オ
ーディオ入力信号のサンプリング周波数の1/2を越え
る帯域を除去する特性を有すると共に、前記ゼロ代入手
段の出力を入力とし、前記出力手段は、前記低域通過デ
ィジタル・フィルタの出力をm個(mは自然数、m≧n
+1)ごとに、ディジタル・オーディオ入力信号のサン
プリング周期にて出力する圧縮処理を行うことを特徴と
する音程制御装置が得られる。
る。
施例のブロック図である。図2は、図1の処理を行った
場合の時間軸でみた信号の変化、図3は、周波数軸でみ
た信号の変化である。
ンプリング処理を行うため、入力した信号に対し、ゼロ
代入回路2によって、入力信号と入力信号の間、すなわ
ち1サンプリング周期中に、等間隔にn−1個のゼロ信
号を代入する。このとき、図3に示すとおり、周波数
は、n倍になるが、信号の周波数成分は何等変わらな
い。
以下の帯域内にある不必要な周波数成分を低域通過ディ
ジタル・フィルタ3で取り除き、初めからn倍のサンプ
リング周波数でサンプリングした時と同じ周波数成分に
する(図3)。このとき、代入したゼロ信号が、そのタ
イミングで実際にアナログ信号をサンプリングした時と
同じ値となる(図2)。
で同じ値になるので、圧縮処理を行なう場合は、信号の
周波数成分が高い方にシフトするので、出力のサンプリ
ング周波数の1/2の帯域が保てるように低域通過ディ
ジタル・フィルタ4で、あらかじめ、はみだす帯域を取
り除いておく。ここで、はみだす帯域は圧縮する度合い
によって変化するので、それに合わせて低域通過ディジ
タル・フィルタの遮断周波数を可変する。
オーディオ信号をサンプリングしたサンプリング周期1
0毎に、入力信号および生成した信号列の中からm個ご
とに信号を出力する(図2)。よって入力信号を時間軸
に対して伸張・圧縮することができる。すなわち、n>
mのときは伸張が、n<mのときは圧縮が行なわれる。
に実現できるので、可変範囲あるいは可変ステップの制
限はかなり少なくなる。例えば、1.2倍に伸張する場
合、図4に示すようn=5、m=4とすることで実現で
きる。
2の実施例のブロック図である。
ディジタル・フィルタ3,4を1つの低域通過ディジタ
ル・フィルタ45で実現している。すなわち、伸張処理
の場合は、第1の実施例で示した後者の低域通過ディジ
タル・フィルタ4は必要ないので、前者の低域通過ディ
ジタル・フィルタ3に必要な特性にしておく。圧縮処理
の場合は、後者の低域通過ディジタル・フィルタ4の遮
断周波数が前者の低域通過ディジタル・フィルタ3の遮
断周波数より低くなるので後者のフィルタ4が前者のフ
ィルタ3を兼任できる。したがって、フィルタの特性
は、後者の低域通過ディジタル・フィルタ4に必要な特
性にする。そのほかの処理は、第1の実施例と同様であ
る。
毎に、オーバーサンプリング処理を用いて信号を生成し
た後、それらの信号列の中からm個ごとに信号を出力す
ることで伸張・圧縮処理を行い、かつ入力と出力のサン
プリング周期を同じにした。したがって、歪の無い伸張
・圧縮処理ができ、さらに伸張・圧縮の可変範囲あるい
は可変ステップに制限が少なく、かつ、入力と出力のタ
イミングを簡単に同期させることができる。
ック図である。
変化を示す図である。
の変化を示す図である。
信号の変化を示す図である。
示すブロック図である。
る。
トである。
である。
図である。
る図である。
入力 2,44 ゼロ代入回路 3,4,45 低域通過ディジタル・フィルタ 5,46 出力回路 6,47,52 出力 8,21,33,99,112 アナログ・オーディ
オ信号 9,22,34,100,113 ディジタル・オー
ディオ信号 10,35,11 サンプリング周期 11,13,15,17,19,36,38,40,4
2,56,59,62,67,70,74,79,8
1,86,90,95,97,102,105,10
8,114,116,118 時間 12,26 ゼロ代入回路出力 14,29 低域通過ディジタル・フィルタ出力 16 出力回路出力(伸張の時) 18 出力回路出力(圧縮の時) 23,27,30 レベル 24,28,31 周波数 25 サンプリング周波数(fs ) 37 ゼロ代入回路出力(n=5) 39 低域通過ディジタル・フィルタ出力(n=5) 41 出力回路出力(m=4) 49 フレーム分割回路 50 信号伸張・圧縮回路 51 フレーム結合回路 54 フレーム 55 入力信号 57 伸張した信号 58 切り捨て部分 60 圧縮した信号 61 補充部分 63,71,82 接続前 64,72,76,83,88,92 フレームの終
わりの信号 65,73,78,84,89,94 次のフレーム
の初めの信号 66,85 基準値 68,80,96 接続後 69 接続点 75,91 フェードイン、フェードアウト処理後 77,93 フェードイン、フェードアウト期間 87 ゼロクロス接続後 101 入力サンプリング周期 103,115 出力(伸張の時) 104,107 出力サンプリング周期 106,117 出力(圧縮の時) 110 pサンプリング周期
Claims (1)
- 【請求項1】 ゼロ代入手段(2)、低域通過ディジタ
ル・フィルタ(4)、出力手段(5)を備える音程制御
装置であって、前記ゼロ代入手段は、ディジタル・オーディオ入力信号
の1サンプリング周期中に等間隔に「n−1」個(nは
自然数)の「0(ゼロ)」を代入し、 前記低域通過ディジタル・フィルタは、前記出力手段が
圧縮処理を行う際に信号の周波数成分が高い方にシフト
することによりディジタル・オーディオ入力信号のサン
プリング周波数の1/2を越える帯域を除去する特性を
有すると共に、前記ゼロ代入手段の出力を入力とし、 前記出力手段は、前記低域通過ディジタル・フィルタの
出力を m個(mは自然数、m≧n+1)ごとに、ディジ
タル・オーディオ入力信号のサンプリング周期にて出力
する圧縮処理を行うことを特徴とする音程制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04261408A JP3132528B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 音程制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04261408A JP3132528B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 音程制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06110465A JPH06110465A (ja) | 1994-04-22 |
JP3132528B2 true JP3132528B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=17361457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04261408A Expired - Fee Related JP3132528B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 音程制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3132528B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4285469B2 (ja) | 2005-10-18 | 2009-06-24 | ソニー株式会社 | 計測装置、計測方法、音声信号処理装置 |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP04261408A patent/JP3132528B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06110465A (ja) | 1994-04-22 |
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