JP3132152U - 案内装置とその潤滑剤導入部材及び潤滑剤供給構造 - Google Patents

案内装置とその潤滑剤導入部材及び潤滑剤供給構造 Download PDF

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【課題】潤滑剤を側方から供給する場合であっても、潤滑剤を必要とする各部位に略均等に供給することができる案内装置の潤滑剤供給構造を提供すること。
【解決手段】軌道台と、該軌道台にその長手方向に相対移動可能に組み込まれた移動ブロック(移動台)3と、を備え、前記移動ブロック3に取り付けられたエンドプレート5の長手方向における端面の幅方向中央に開口する潤滑剤供給口19aから供給される潤滑剤を該エンドプレート5の幅方向両側に分岐させて軌道ブロック3の両側部とこれに対向する移動台の内面との間に供給する案内装置の潤滑剤供給構造を、エンドプレート5の前記潤滑剤供給口19aに連なる潤滑剤導入路21を側面に開口させて構成された潤滑剤導入部材6をエンドプレート5の長手方向における端面に取り付けて構成する。
【選択図】図5

Description

本考案は、移動台の側面から潤滑剤を供給する方式を採用した案内装置と潤滑剤を導入するための潤滑剤導入部材及び潤滑剤供給構造に関するものである。
例えば、工作機械や産業機械等に用いられる案内装置は、軌道台と、該軌道台にその長手方向に相対移動可能に組み込まれた移動台を含んで構成されるが、軌道台と移動台の摺動部の磨耗や摩擦を低減する目的で軌道台の側部とこれに対向する移動台の内面との間に潤滑剤を供給するものがある。このような潤滑剤を供給する案内装置においては、通常、潤滑剤は移動台の幅方向中央から供給されている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、機械の構造上の理由等によって潤滑剤を移動台の側面から供給せざるを得ない場合がある。この場合の潤滑剤供給構造を図8に示す。
即ち、図8は潤滑剤をエンドプレートの側面から供給する潤滑剤供給構造を模式的に示す横断面図であり、エンドプレート105の幅方向中央上部には大径の潤滑剤供給孔119が長手方向(図8の紙面垂直方向)に形成され、この潤滑剤供給孔119から左右には潤滑剤供給溝120a,120bが分岐し、これらの潤滑剤供給溝120a,120bはエンドプレート105の左右のスカート部105aをそれぞれ下方に延び、各スカート部105aの内面に上下に分岐して開口している。尚、潤滑剤供給孔119は、移動台の幅方向中央から潤滑剤を供給する場合に最初に潤滑剤が流れる孔であって、その端部はエンドプレート105の長手方向一端面に潤滑剤供給口として開口しているが、エンドプレート105の側面から潤滑剤を供給する本例の場合は潤滑剤供給口は盲栓によって閉じられている。
又、エンドプレート105には前記潤滑剤供給溝120bに連なる短い潤滑剤供給溝120cが横方向に形成されており、エンドプレート105の一側面(図8の左側面)には、潤滑剤供給溝120cに連なる配管122がニップル123を介して接続されている。
而して、不図示の潤滑剤供給装置から潤滑剤が配管122を通ってエンドプレート105の側面からエンドプレート105の内部に供給され、エンドプレート105の内部では、潤滑剤は潤滑剤供給溝120cから分岐して一部が潤滑剤供給溝120aを下方へ向かって流れて一方(図8の左方)のスカート部105aの内面から上下に分岐して流出し、残りの潤滑剤は潤滑剤供給溝120bをそのまま水平に流れた後、潤滑剤供給溝120bの垂直部を下方に向かって流れ、他方(図8の右方)のスカート部105aの内面から上下に向かって流出して潤滑に供される。
特開平6−346919号公報
しかしながら、図8に示す従来の潤滑剤供給構造においては、潤滑剤の供給側(図8の左側)と反供給側(図8の右側)とで潤滑剤が流れる長さL1とL2に大きな差が生じ(L1<L2)、大きな長さL2を流れる潤滑剤の流路抵抗が大きくなるため、流路抵抗の小さな供給側に多くの潤滑剤が供給され、反供給側に供給される潤滑剤の量が不足するという問題があった。
本考案は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、潤滑剤を側方から供給する場合であっても、潤滑剤を必要とする各部位に略均等に供給することができる案内装置とその潤滑剤導入部材及び潤滑剤供給構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案は、軌道台と、該軌道台にその長手方向に相対移動可能に組み込まれた移動台と、を備え、前記移動台の前記長手方向における端面の幅方向中央に開口する潤滑剤供給口から供給される潤滑剤を分岐させて前記軌道台の側部とこれに対向する前記移動台の内面との間に供給する案内装置に取り付けられる潤滑剤導入部材を、前記移動台の前記潤滑剤供給口に連なる潤滑剤導入路を側面に開口させて構成したことを特徴とする。
請求項2記載の考案は、軌道台と、該軌道台にその長手方向に相対移動可能に組み込まれた移動台と、を備え、前記移動台の前記長手方向における端面の幅方向中央に開口する潤滑剤供給口から供給される潤滑剤を分岐させて前記軌道台の側部とこれに対向する前記移動台の内面との間に供給する案内装置の潤滑剤供給構造として、請求項1記載の潤滑剤導入部材を前記移動台の長手方向における端面に取り付けたことを特徴とする。
請求項3記載の考案は、請求項2記載の考案において、前記移動台の本体の前記長手方向における両端面に取り付けられた蓋体の一方の端面に前記潤滑剤供給口を開口させるとともに、該蓋体の端面に前記潤滑剤導入部材を取り付けたことを特徴とする。
請求項4記載の考案は、請求項3又は4記載の考案において、前記潤滑剤導入部材と前記移動台又は前記蓋体との接合面の前記潤滑剤導入路と前記潤滑剤供給口との接続部の周囲にシールリングを介設したことを特徴とする。
請求項5記載の考案は、軌道台と、該軌道台にその長手方向に相対移動可能に組み込まれた移動台とを備え、前記移動台の前記長手方向における端面の幅方向中央に開口する潤滑剤供給口から供給される潤滑剤を分岐させて前記軌道台の側部とこれに対向する前記移動台の内面との間に供給する案内装置において、請求項1記載の潤滑剤導入部材及び請求項2〜4の何れかに記載の潤滑剤供給構造を設けたことを特徴とする。
請求項1及び2記載の考案によれば、移動台の長手方向における端面の幅方向中央に開口する潤滑剤供給口に連なる潤滑剤導入路を側面に開口させて潤滑剤導入部材を構成し、この潤滑剤導入部材を移動台の長手方向における端面に取り付けて潤滑剤供給構造を構成したため、潤滑剤導入部材の側面に開口する潤滑剤導入路から供給された潤滑剤は、移動台の長手方向における端面の幅方向中央に開口する潤滑剤供給口へと流れ、この潤滑剤供給口から分岐して軌道台の側部とこれに対向する移動台の内面との間に供給される。このように、側面から供給された潤滑剤は、潤滑剤導入部材によって移動台の幅方向中央へと導かれ、そこから分岐されて潤滑剤の供給を必要とする各部位へと供給されるため、各分岐路の潤滑剤の流れる長さが略等しくなり、従って、潤滑剤の流路抵抗も各分岐路で略等しくなり、この結果、潤滑剤を必要とする各部位に略均等に供給することができ、或る部位への潤滑剤供給量が不足する等の従来の問題が解消される。
請求項3記載の考案によれば、移動台の本体に取り付けられた蓋体の一方の端面に潤滑剤供給口を開口させるとともに、該蓋体の端面に潤滑剤導入部材を取り付けたため、移動台本体に何ら変更を加えることなく、潤滑剤導入部材を単に蓋体の端面に取り付けるだけの簡単な構成で前記効果を得ることができる。
請求項4記載の考案によれば、潤滑剤導入部材と移動台又は蓋体との接合面の潤滑剤導入路と潤滑剤供給口との接続部をシールリングによって確実にシールすることができ、接続部からの潤滑剤の漏れを防ぐことができる。
請求項5記載の考案によれば、請求項1記載の潤滑剤導入部材及び請求項2〜4の何れかに記載の潤滑剤供給構造によって潤滑剤を必要とする部位に略均等に供給することができるため、潤滑剤の過不足を生じることなく円滑で安定した動作が可能となる。
以下に本考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本考案に係る案内装置の一形態としての転がり案内装置の斜視図、図2は図1のA−A線断面図、図3は移動ブロックの平面図、図4は同移動ブロックの分解斜視図である。
本実施の形態に係る転がり案内装置1は、図1に示すように、軌道台である長尺の軌道レール2を備えており、該軌道レール2の左右の側面には上下2条の転動体転走溝10−1,10−2と10−3,10−4が長手方向に計4本形成されている(図2参照)。
上記軌道レール2には、移動台である横断面コの字状の移動ブロック3が長手方向に相対移動可能に跨架状態で組み込まれている。この移動ブロック3は、図1、図3及び図4に示すように、移動ブロック本体4と、該移動ブロック本体4の移動方向両端面に取り付けられた蓋体であるエンドプレート5と、該エンドプレート5の移動方向外側に取り付けられた本発明に係る潤滑剤導入部材6と、該潤滑剤導入部材6の移動方向外側に取り付けられたエンドシール7と、該エンドシール7の移動方向外側に取り付けられた積層型接触スクレーパ8と、該積層型接触スクレーパ8の移動方向外側に取り付けられた金属スクレーパ9とで構成されている。
上記移動ブロック本体4の両側部に一体に形成されたスカート部4aの前記軌道レール2の左右側面に対向する各内面には、図2及び図3に示すように、上下2条の負荷転動体転走溝11−1,11−2と11−3,11−4が移動方向にそれぞれ形成されており、これらの負荷転動体転走溝11−1〜11−4と軌道レール2の前記転動体転走溝10−1〜10−4によって負荷転動体転走路12−1〜12−4がそれぞれ形成されている。又、移動ブロック本体4の両側部のスカート部4aには、前記負荷転動体転走溝11−1〜11−4に対応する計4本の円孔状の転動体逃げ孔13−1〜13−4が負荷転動体転走溝11−1〜11−4と平行に貫設されている。
前記エンドプレート5の両側部には、図3に示すように、軌道レール2と移動ブロック本体4との間に形成された前記負荷転動体転走路12−1〜12−4と移動ブロック本体4に形成された前記転動体逃げ孔13−1〜13−4とをそれぞれ連通させる転動体循環路を構成する平面視半リング状の転動体方向転換路14−1〜14−4が上下2段に亘って形成されている。
而して、軌道レール2と移動ブロック3には、それぞれ対応する負荷転動体転走路12−1〜12−4と転動体逃げ孔13−1〜13−4及び転動体方向転換路14−1〜14−4によって閉ループ状の計4つの転動体循環路が形成されており、各転動体循環路には複数のボール15が配列、収容されている。従って、軌道レール2と移動ブロック3とは複数のボール15を介して互いに相対移動可能に組み付けられており、両者の相対移動に伴ってボール15が各転動体循環路を循環し、これらのボール15によって摺動摩擦が低減されて軌道レール2と移動ブロック3との相対移動が抵抗なく円滑になされるとともに、両者に作用する負荷が受けられる。
前記潤滑剤導入部材6は、これの側部から供給されるグリース等の潤滑剤を移動ブロック本体4内の幅方向中央に導くためのものであって、その詳細は後述する。
前記エンドシール7は、軌道レール2の表面に付着した異物等の移動ブロック3内への侵入と移動ブロック3内の潤滑剤の漏出を防ぐためのものであって、その内周面は軌道レール2の表面に接触している。
前記積層型接触スクレーパ8は、微細な異物の移動ブロック3内への侵入を防ぐためのものであって、ケーシングの内部にフェルト状の複数の板材を積層して構成されており、これら板材の内周面は軌道レール2の表面に接触している。
前記金属スクレーパ9は、切り屑、スパッタ、砂塵等のような比較的大きな異物を排除するためのものであって、その内周面が軌道レール2の表面に接触しない状態で積層型接触スクレーパ8に取り付けられている。
而して、以上説明したエンドプレート5、潤滑剤導入部材6、エンドシール7、積層型接触スクレーパ8及び金属スクレーパ9は、互いに積層された状態で図4に示す2本のボルト16によって移動ブロック本体4の長手方向両端面に取り付けられている。
ところで、図2及び図4に示すように、移動ブロック本体4の左右のスカート部4aの下面には、シール部材としてのサイドスクレーパ17が複数本のボルト18によって取り付けられている。このサイドスクレーパ17は、その先端部が軌道レール2の側面に長手方向に沿って接触することによって軌道レール2の側面とこれに対向する移動ブロック3の内側面との間の隙間を密封し、外部からの異物の侵入及び内部からの潤滑剤の漏出を防止する機能を果たす。
而して、本実施の形態に係る転がり案内装置1は、側方から潤滑剤を定期的又は連続的に供給するものであって、側方からの潤滑剤の供給は前記潤滑剤導入部材6を含んで構成される本考案に係る潤滑剤供給構造によってなされる。
ここで、潤滑剤導入部材6とこれを備えた潤滑剤供給構造の詳細を図5〜図7に基づいて説明する。
図5は本考案に係る潤滑剤供給構造を模式的に示す転がり案内装置端部の模式的平面図、図6は図5のB−B線断面図、図7は図6のC−C線断面図であり、図示のように、一方のエンドプレート5の幅方向中央上部には大径の潤滑剤供給孔19が長手方向(図6の紙面垂直方向)に形成され、この潤滑剤供給孔19から左右には潤滑剤供給溝20が分岐し、これらの潤滑剤供給溝20はエンドプレート5の左右のスカート部5aをそれぞれ下方に延び、各スカート部5aの内面に上下に分岐して開口している。そして、潤滑剤供給孔19は、エンドプレート5の外端面(潤滑剤導入部材6の取付面)に潤滑剤供給口19aとして開口している。
又、エンドプレート5の端面に取り付けられた潤滑剤導入部材6には、図5に示すように、平面視でL字状に屈曲した潤滑剤導入路21が形成されており、この潤滑剤導入路21の一端はエンドプレート5の前記潤滑剤供給口19aに接続されて潤滑剤供給孔19に連通しており、他端はエンドプレート5の側面に開口している。そして、エンドプレート5の一側面(図6の左側面)には、潤滑剤導入路21に連なる配管22がニップル23を介して接続されている。
更に、図5及び図7に示すように、潤滑剤導入部材6とエンドプレート5との接合面の潤滑剤導入路21と潤滑剤供給口19aとの接続部の周囲にはOリング等のシールリング24が介設されている。
而して、不図示の潤滑剤供給装置から潤滑剤が配管22を通って潤滑剤導入部材6の側面から供給されると、該潤滑剤導入部材6の内部では、潤滑剤は潤滑剤導入路21によって流れ方向が直角に曲げられてエンドプレート5に向かって流れ、潤滑剤導入路21からエンドプレート5の潤滑剤供給孔19へと流れ込む。ここで、前述のように潤滑剤供給孔19はエンドプレート5の幅方向中央に形成されているため、側方から供給された潤滑剤は、潤滑剤導入部材6によって流れ方向が変えられてエンドプレート5の幅方向中央に形成された潤滑剤供給孔19へと導かれる。
そして、上述のようにエンドプレート5の潤滑剤供給孔19に導入された潤滑剤は、両側方に分岐して左右の潤滑剤供給溝20を下方へ向かってそれぞれ、左右のスカート部5aの内面から上下に分岐して軌道レール2の側部と移動ブロック3の内面との間に流出し、前記各転動体循環路内を転動しながら循環するボール15の潤滑に供される。
以上のように、本実施の形態では、側方から供給された潤滑剤は、潤滑剤導入部材6によって流れ方向が変えられてエンドプレート5の幅方向中央に形成された潤滑剤供給孔19へと導かれ、そこから左右に分岐されて供給側(図6の左側)と反供給側(図6の右側)へと供給されるため、潤滑剤の流れる長さL(図6参照)が供給側と反供給側で略等しくなり、従って、潤滑剤の流路抵抗も供給側と反供給側で略等しくなり、この結果、潤滑剤を供給側と反供給側に略均等に供給することができ、反供給側への潤滑剤供給量が不足する等の従来の問題が解消され、潤滑剤の過不足を生じることなく転がり案内装置1の円滑で安定した動作が可能となる。
更に、本実施の形態では、移動ブロック本体4に取り付けられたエンドプレート5の一方の端面に潤滑剤供給口19aを開口させるとともに、該エンドプレート5の端面に潤滑剤導入部材6を取り付けたため、移動ブロック本体4に何ら変更を加えることなく、潤滑剤導入部材6を単にエンドプレート5の端面に取り付けるだけの簡単な構成で前記効果を得ることができる。
又、本実施の形態では、潤滑剤導入部材6とエンドプレート5との接合面の潤滑剤供給路21と潤滑剤供給口19aとの接続部をシールリング24によって確実にシールすることができ、接続部からの潤滑剤の漏れを防ぐことができる。
尚、以上は本考案を特にボールが無限循環する形式の転がり案内装置に適用した形態について説明したが、本考案は、ボールが循環しない有限形式の転がり案内装置の他、転動体としてローラを用いる転がり案内装置、ローラ等の転動体を用いない滑り案内装置に対しても同様に適用可能である。
又、本考案は、その技術的範囲を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であって、軌道レールや移動ブロックの横断面形状、転動体の循環路の条数等は適宜変更可能である。
更に、以上の実施の形態では、直線運動を案内する直線運動案内装置について説明したが、本考案は、曲線運動を案内する曲線運動案内装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
ところで、以上の実施の形態では、潤滑剤導入部材6をエンドプレート5に取り付けたが、案内装置の種類によっては移動ブロック本体とエンドプレートとが一体成形されているものがある。又、以上の実施の形態では、潤滑剤を移動ブロック3の長手方向一端側からのみ供給する転がり案内装置1について説明したが、必要に応じて潤滑剤を移動ブロック3の長手方向両端側から供給するようにしても良い。
本発明に係る転がり案内装置の斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 本考案に係る転がり案内装置の移動ブロックの平面図である。 本考案に係る転がり案内装置の移動ブロックの分解斜視図である。 本考案に係る潤滑剤供給構造を模式的に示す転がり案内装置端部の模式的平面図である。 図5のB−B線断面図である。 図6のC−C線断面図である。 従来の潤滑剤供給構造を模式的に示すエンドプレートの横断面図である。
符号の説明
1 転がり案内装置(案内装置)
2 軌道レール(軌道台)
3 移動ブロック(移動台)
4 移動ブロック本体
4a 移動ブロック本体のスカート部
5 エンドプレート(蓋体)
5a エンドプレートのスカート部
6 潤滑剤導入部材
7 エンドシール
8 積層型接触スクレーパ
9 金属スクレーパ
10−1〜10−4 転動体転走溝
11−1〜11−4 負荷転動体転走溝
12−1〜12−4 負荷転動体転走路
13−1〜13−4 転動体逃げ孔
14−1〜14−4 転動体方向転換路
15 ボール(転動体)
16 ボルト
17 サイドスクレーパ
18 ボルト
19 潤滑剤供給孔
19a 潤滑剤供給口
20 潤滑剤供給溝
21 潤滑剤導入路
22 配管
23 ニップル
24 シールリング

Claims (5)

  1. 軌道台と、
    該軌道台にその長手方向に相対移動可能に組み込まれた移動台と、
    を備え、
    前記移動台の前記長手方向における端面の幅方向中央に開口する潤滑剤供給口から供給される潤滑剤を分岐させて前記軌道台の側部とこれに対向する前記移動台の内面との間に供給する案内装置に取り付けられる部材であって、
    前記移動台の前記潤滑剤供給口に連なる潤滑剤導入路を側面に開口させて構成されることを特徴とする案内装置の潤滑剤導入部材。
  2. 軌道台と、
    該軌道台にその長手方向に相対移動可能に組み込まれた移動台と、
    を備え、
    前記移動台の前記長手方向における端面の幅方向中央に開口する潤滑剤供給口から供給される潤滑剤を分岐させて前記軌道台の側部とこれに対向する前記移動台の内面との間に供給する案内装置の潤滑剤供給構造であって、
    請求項1記載の潤滑剤導入部材を前記移動台の長手方向端面に取り付けたことを特徴とする案内装置の潤滑剤供給構造。
  3. 前記移動台の本体の前記長手方向における両端面に取り付けられた蓋体の一方の端面に前記潤滑剤供給口を開口させるとともに、該蓋体の端面に前記潤滑剤導入部材を取り付けたことを特徴とする請求項2記載の案内装置の潤滑剤供給構造。
  4. 前記潤滑剤導入部材と前記移動台又は前記蓋体との接合面の前記潤滑剤導入路と前記潤滑剤供給口との接続部の周囲にシールリングを介設したことを特徴とする請求項3又は4記載の案内装置の潤滑剤供給構造。
  5. 軌道台と、
    該軌道台にその長手方向に相対移動可能に組み込まれた移動台と、
    を備え、
    前記移動台の前記長手方向における端面の幅方向中央に開口する潤滑剤供給口から供給される潤滑剤を分岐させて前記軌道台の側部とこれに対向する前記移動台の内面との間に供給する案内装置であって、
    請求項1記載の潤滑剤導入部材及び請求項2〜4の何れかに記載の潤滑剤供給構造を備えたことを特徴とする案内装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011099466A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Nsk Ltd リニアガイド装置の潤滑剤供給体及びリニアガイド装置

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