JP3132092B2 - ダストフイルタの目詰り検知装置 - Google Patents

ダストフイルタの目詰り検知装置

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JP3132092B2
JP3132092B2 JP03268615A JP26861591A JP3132092B2 JP 3132092 B2 JP3132092 B2 JP 3132092B2 JP 03268615 A JP03268615 A JP 03268615A JP 26861591 A JP26861591 A JP 26861591A JP 3132092 B2 JP3132092 B2 JP 3132092B2
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
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    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/0084Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours provided with safety means
    • B01D46/0086Filter condition indicators
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/10Particle separators, e.g. dust precipitators, using filter plates, sheets or pads having plane surfaces

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエアフイルタ等の空気中
のダストを分離するダストフイルタ、特に車輌用エアコ
ンデイシヨナのダストフイルタにおいて、該フイルタの
目詰り程度を判定して信号を出力する信号出力装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】エアフイルタに比較的網目の密な部分と
比較的網目の粗な部分とを設け、それぞれに感熱抵抗体
を配置し、前記感熱抵抗体を用いてブリツジ回路を構成
し、前記ブリツジ回路の非給電点間に前記両感熱抵抗体
の抵抗値比が一定値を超えたとき警報を発する警報装置
を接続したものが知られている(実開昭55−6511
9号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、ダス
トフイルタにおける一方の検知場所として、ダストフイ
ルタ本来の密な網目の部分より網目の粗な部分を形成
し、該部分を通過する風速による一方の感熱抵抗体の抵
抗値と、ダストフイルタ本来の密な網目の部分を通過す
る風速による他方の感熱抵抗体の抵抗値との比を求める
ものであるため、網目を粗とした部分のダスト補集効率
はダストフイルタ本来の密な網目の部分のダスト補集効
率より当然低く、両部分のダスト補集効率の比を一定値
と仮定して警報を発することを前提とするものであるか
ら、基本的にダストフイルタの本来のダスト補集効率を
確定し難く、特に車輌用エアコンデイシヨナ等に用いる
ダストフイルタの場合、ダストフイルタに空気を導くエ
アダクトの形状等によりダストフイルタへの風速分布に
偏りがある場合、網目の粗な部分の配設位置によつては
該部分のダスト量がダストフイルタ全体のダスト量を代
表するものとすることができず、誤判定が発生しやす
い。そこで本発明は、同一のダストフイルタの少なくと
も2個の区域を通過する空気流束の流速を検出比較する
ことにより当該ダストフイルタの目詰り程度を判定する
装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダストフイル
タへの空気流を流通せしめる通風路内において、前記ダ
ストフイルタの少なくとも2個の区域を通過する空気流
束内に、該ダストフイルタを通過する前記空気流束に当
たる状態で、それぞれ配設された風速検出用センサと、
前記ダストフイルタを通過する空気流の該ダストフイル
タ上流側又は該ダストフイルタ下流側の何れかの位置に
設けられ、前記空気流束が前記ダストフイルタの前記各
区域に流入する際の流速をそれぞれ異ならしめる手段
と、前記各空気流束内に配設された風速検出用センサの
出力を比較する比較器と、前記両風速検出用センサの出
力が予め定めた設定値に近似したことを検出したとき信
号を出力する信号出力手段とよりなる。本発明におい
て、前記空気流速が前記ダストフイルタの少なくとも2
個の区域に流入する際の流速をそれぞれ異ならしめる手
段としては、前記区域の1つに流入する空気流速に流動
抵抗を付与する手段であることが好ましく、空気流束内
における前記流動抵抗付与手段と風速検出用センサとの
位置関係は、ダストフイルタに対し流動抵抗付与手段を
上流側に、風速検出用センサを下流側に位置せしめても
よく、また流動抵抗付与手段と風速検出用センサをとも
にダストフイルタの下流側に位置せしめてもよく、ある
いは流動抵抗付与手段と風速検出用センサをともにダス
トフイルタの上流側に位置せしめてもよい。
【0005】
【作用】ダストフイルタの第1および第2の区域を通過
する空気流束内に、該ダストフイルタを通過する前記空
気流束に当たる状態で、それぞれ風速検出用センサを配
置し、前記ダストフイルタを通過する空気流の該ダスト
フイルタ上流側又は該ダストフイルタ下流側の何れかの
位置に、前記ダストフイルタの前記各区域に流入する際
の流速をそれぞれ異ならせる手段を設けたダストフイル
タの目詰り検知装置においては、ダストフイルタの第2
の区域に流入する空気流束の流速より流入空気流束の流
速が低い第1の区域においては、時間あたりの通過風量
が少ないため、第2の区域より補集するダスト量は少な
い。ダストフイルタが新しいものであるときは、第2の
区域の空気流束内に配設された第2の風速検出センサの
検出する風速値は、第1の区域の空気流束内に配設され
た第1の風速検出センサの検出値より当然大であるが、
ダストフイルタの網目にダストが詰つてくると、第2の
風速検出センサの検出する風速値の下降速度は第1の風
速検出センサの検出する風速値の下降速度より大とな
る。そこで第1および第2の風速検出センサの検出値を
比較器で比較し、両センサの検出値が予め定めた設定値
に近似したとき出力信号を発生する。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例を概要図で示すもの
であつて、これによつて本発明の原理を説明する。図に
おいて、符号1は矢印Fの方向に空気流が流れるエアダ
クト2に配設されたダストフイルタであつて、該ダスト
フイルタ1の上流側には、該ダストフイルタ1の一部の
区域に対応せしめて、障害物3が配置され、前記エアダ
クト2に固定されている。この障害物3は、金属等の板
状体よりなり、小径開口部の内径をE、大径開口部の内
径をDとする截頭円錐面状をなすように成形され、その
中心軸をダストフイルタ1に垂直方向とし、その大径開
口部をダストフイルタ1に接するように配置されてい
る。いまエアダクト2内に風量V0,風速v0の空気流が
矢印Fの方向にダストフイルタ1に流入するとすれば、
障害物3の大径開口部に接するダストフイルタ1の直径
Dの区域(一部の区域)に流入し該区域を通過する空気
は、直径Eの障害物3の小径開口部から障害物3の内部
に流入した空気流の空気が拡散したものであるから、障
害物3に覆われていないダストフイルタ1の区域(他の
区域)に流入し該区域を通過する空気の流速より遅い。
そこで前記障害物3の下流側のダストフイルタ1の直径
Dの区域(一部の区域)の下流側に風速検出センサA
を、ダストフイルタ1の他の区域の下流側に風速検出セ
ンサBを配置してそれぞれをエアダクトに支持させてお
き(風速検出センサA,Bの性能は等しいものとす
る)、それぞれの風速検出センサAの検出した風速をv
a,風速検出センサBの検出した風速をvbとすると、
ダストフイルタが未使用の新しいものであるときvaお
よびvbはそれぞれ次式であらわされる。 va≒vo・E2/D2,vb≒vo,D>E 従つて当然のことながらvbの方がvaより大である。
【0007】次に風量Vo中の空気のダスト含有率をγ
とすると、前記障害物3の下流のダストフイルタ1の直
径Eの区域(一部の区域)に付着する単位面積あたりの
ダスト付着量Maと、ダストフイルタ1の他の区域を代
表する風速検出センサBの上流側の区域に付着する単位
面積あたりのダスト付着量Mbは、それぞれ次の式であ
らわされる。 Ma≒γ・Vo・E2/D2,Mb≒γ・Vo,D>E 従つて、単位面積あたりのダスト付着量MaとMbとを
対比するとMb>Maであるため、ダストフイルタ1の
使用時間の経過につれて、風速検出センサBの検出する
風速vbは、風速検出センサAの風速に比して検出値の
低下の速度は早く、ダストフイルタ1へのダストの付着
量が増大すると、ある時点で障害物3の下流側に配置し
た一部の区域の風速を検出する風速検出センサAの検出
した風速値よりも、他の区域の風速を代表する風速検出
センサBの検出した風速値が下回ることとなる。図1の
符号6は風速検出センサAの出力と風速検出センサBの
出力を入力して両者を比較する比較器、符号7は比較器
6が風速検出センサA,Bの出力が等しいことを判定し
たとき信号を出力する警報装置である。図2は、上記風
速検出センサA,Bの風速va,vbの変化を、目詰り
度を表わすダストフイルタ抵抗係数ζ(≒2・△p/ρ
2)との対比において示したものである。なお、ここ
で△pはフイルタの圧力損失、ρは空気密度である。前
記障害物3の下流のダストフイルタ1の直径Dの一部の
区域の下流側においては、ダストフイルタ1の目詰りに
よりフイルタ抵抗係数ζが増大しても風速vaにさほど
変化を生じないが、他の区域を代表する風速検出センサ
Bの検出した風速vbは、ダストフイルタ1の目詰りに
よりフイルタ抵抗係数ζが増大するに従つて風速vbが
ほぼ直線的に減少し、フイルタ抵抗係数ζcにおいてv
aと等しく、線vaと点Cにおいて交叉し、フイルタ抵
抗係数ζの増大とともにさらに低下する。従つてダスト
フイルタ1の構成、性能、用途等によつて当該ダストフ
イルタの要交換時の指標とするフイルタ抵抗係数ζcを
定め、図2において点Cで線vbと交叉する線vaの風
速変化を示す障害物の寸法D,Eなどを選択すると、ダ
ストフイルタの使用中ダストフイルタに目詰り状態が予
め設定した要交換指標と一致したとき、警報装置7が警
報信号を発する。図1に示す障害物3の場合、大径開口
部の内径Dに対する小径開口部Eの比を変化させると前
記フイルタ抵抗係数ζcを任意に設定することができ
る。
【0008】図3ないし図5にフイルタ抵抗係数ζcを
変更可能とした実施例を示す。図3において、截頭円錐
面状をなす障害物3には、その大径開口部の周縁に半径
方向内方に向け開口する折曲部4を全周にわたり一体に
形成し、一方ダストフイルタ2の前面には内径をDとし
た円筒形取付体5を前記風速検出センサAの上流部に配
置して前記取付体5に支柱36を介して固着した取付基
板37によりエアダクト2の内壁に固定し、前記取付体
5の口縁の全周縁に半径方向外方に向けて突設した突条
38に前記折曲部4の開口14を係合せしめることによ
り、前記障害物3を前記取付体5に着脱自在に支承せし
めるものとする。図4および図5は、図3に示した障害
物3の大径開口部の内径Dと同一の内径を有する大径開
口部を備え、小径開口部の内径Eを変えた障害物3の例
であつて、図3に示す障害物3に代えて取付体5に支承
せしめることにより、前記ダストフイルタ2の要交換時
の指標とするフイルタ抵抗係数ζcを変更することが可
能である。図6に風速検出用センサA,Bとしてそれぞ
れ感熱抵抗体Ra,Rbを用いた比較器6および警報装
置7の一側を示す、比較器6は、電源10に接続される
ブリツジ回路の2辺のそれぞれに各感熱抵抗体Ra,R
bを抵抗8,9とともに接続して構成され、警報装置7
は前記ブリツジ回路の出力側にツエナーダイオード11
と発光ダイオード12を直列に接続して構成する。
【0009】図7および図8に本発明の他の実施例を示
す。本実施例は自動車用エアコンデイシヨナのダストフ
イルタの目詰り警報装置に実施したものである。図7に
おいて、ダストフイルタ1はブロアユニツト15の下流
側に接続されたエアダクト16のクーラユニツト17側
の端部の内部に装置され、該ダストフイルタ1の上流側
の一部の区域に障害物30が配置され、前記ダストフイ
ルタ1とクーラユニツト17のエバポレータ18との間
に検出ユニツト20が配置される。図8において検出ユ
ニツト20は矩形の基台21に金属等の板状材よりなる
コ字状の整流板22をその自由端部により植立し、該整
流板22により区劃される空間を仕切板23により2区
画に分割し、各区画内にそれぞれ風速検出用センサ2
4,25を突設位置せしめたもので、比較器6および警
報装置7を収容した警報ユニツト26は引出部材27を
介して自動車運転席等任意の場所に設置される。前記基
台21は一点鎖線で示すクーラユニツト17の外壁に形
成した取付孔(図示せず)に挿入され、整流板22、仕
切板23および風速検出センサ24,25をダストフイ
ルタ1の一側縁部の下流側に対応せしめた状態でクーラ
ユニツト17に固定される。エアダクト16の下流側端
部に装着された障害物30は、一端をエアダクト16の
取付用孔(図示せず)に嵌合装着される金属等の平板状
の分離板31と、抵抗部材32とよりなり、前記分離板
31は図8に2点鎖線で示したダストフイルタ1の上流
側において、前記検出ユニツト20の仕切板23と同一
平面内にあるようにエアダクト16に取付けられ、抵抗
部材32は前記分離板31の自由端に固着されてダスト
フイルタ1に向う方向に長手方向を有する板状体の分離
板33と、該分離板33よりは幅が狭い板状体であつて
自由端が前記エアダクト16の取付用孔(図示せず)に
嵌合装着される抵抗板34とを一体に形成したL字形の
形状のものであつて、前記抵抗板34は、検出ユニツト
20の一方の風速検出用センサ24、好ましくはダスト
フイルタ1の隅端部に位置する風速検出センサ(図8に
図示の場合は符号24)の上流側に位置し、分離板31
との間に狭い面積の開口部35を形成して、前記風速検
出用センサ24が位置する整流板22と仕切板23とで
囲まれた区画への風量を、風速検出用センサ25の位置
する区画より減少せしめている。本実施例によるとき
は、ブロアユニツト15から送出される空気流は、エア
ダクト16を通つてダストフイルタ1によりダストを除
かれ、クーラユニツト17のエバポレータ18に向けて
流される。ダストフイルタ1の上流側に位置する障害物
30の分離板31は前記ダストフイルタ1の下流側に位
置する検出ユニツト20の仕切板23と同一平面上にあ
るから、検出ユニツト20の仕切板23と整流板22と
で形成される2個の区画のうち、風速検出センサ24の
位置する区画には障害物30の抵抗板34と分離板31
との間の開口部35を通つた空気流が流れ、風速検出用
センサ25の位置する区画を流れる空気流は障害物30
による抵抗を受けない。従つて図1に示した実施例と同
様にダストフイルタ1の目詰り状態を検出し、図2に示
した比較器6および警報装置7により警報信号を発す
る。
【0010】図9は本発明の他の実施例を示す。本実施
例はエアダクト19が上流側から下流側のダストフイル
タ1に向う空気流を90度方向変換させる方式のもので
ある。この種のエアダクト19においてはエアダクト1
9の上流側の流速線図Gで付記した風速一定の空気流が
方向変換させられる際に、遠心力や摩擦により部分的に
風速に差異を生じ、方向変換の終了した位置に配設した
ダストフイルタ1の表面部においては付記した流速線図
Hのように複数の流速の異なる区域を生ずる。本実施例
においてはダストフイルタ1に流入する空気流の流速が
最も低速である区域に風速検出センサAを、空気流の流
速が最も高速である区域に風速検出センサBを配置して
エアダクト19に支持せしめ、比較器6および警報装置
7を図1に示す実施例と同様に配設すれば、風速検出用
センサA,Bの検出する風速値の変化により、図1の実
施例と同様にダストフイルタの目詰り状況を検知し警報
を発することができる。
【0011】図10および図11には、前記図7および
図8に示したと同様の自動車用エアコンデイシヨナにお
いて、検出ユニツト20の風速検出センサAの上流側に
配置した障害物40を抵抗可変型としたものである。即
ち、検出ユニツト20の風速検出センサAのダストフイ
ルタ1を介した上流側に配置した障害物40は、金属板
または合成樹脂により半円筒状面に形成された抵抗体4
1の軸方向ならびに周方向の中央部に開口部42を形成
するとともに、前記抵抗体41の内周面または外周面に
沿つて、該抵抗体41と同軸の円筒状断面に成形した2
個の可動板43,43を、前記開口部42の中心部に軸
方向に設けた基柱部44を中心として抵抗体41の周方
向に沿つて移動自在としたものである。各可動板43,
43に一端を軸支された第1の案内杆45,45は前記
基柱部44に前記抵抗体41の直径方向に摺動自在に貫
通された摺動杆46の自由端に前記抵抗体41の内部に
おいてそれぞれ回動自在に枢着され、前記摺動杆46は
前記基柱部44に貫通された部位に形成された螺糸に螺
合する2個のナツトにより、前記基柱部44に対する位
置を変更可能とされている。第2の案内杆47,47は
その一端において前記可動板43,43にその半径方向
に固定され、該第2の案内杆47,47の他端は前記抵
抗体41の軸中心において軸支される。抵抗体41は前
記分離板48に固定された取付基板49によりエアダク
ト16の内壁面に固定される。上記実施例によれば、摺
動杆46の螺糸部に螺合されている2個のナツトによる
基柱部44への固定を解除して摺動杆46を基柱部44
に対し抵抗体41の半径方向に移動せしめると、第1の
案内杆45の回動により可動板43は抵抗体41の周面
に沿つて移動し、開口部42の開口面積を増減せしめる
ことができる。このとき第2の案内杆47は前記可動板
43,43の円筒面に沿う移動を保証する。従つて開口
部42の開口面積を所望の大きさとしたとき、前記2個
のナツトにより摺動杆46を基柱部44に固定すること
により、障害物40の下流のダストフイルタ1の区域に
前記開口部42より流入する空気流の量を増減せしめる
ことができ、該区域のダストフイルタ1の目詰りによる
フイルタ抵抗係数ζを調整することが可能となる。
【0012】図12ないし図14に検出ユニツト20の
風速検出センサAの上流側に配置した障害物50を抵抗
可変型とした他の実施例を示す。障害物50は、金属ま
たは合成樹脂により有底矩形筒形の抵抗体51の底板5
2に、該底板52の中心に設けた軸53を中心として放
射状に形成した複数の開口部54を形成するとともに、
前記底板52に軸53により回動自在に枢支せしめた回
動板55に前記開口部54に重なる位置に複数の開口5
6を穿設し、前記矩形筒形の抵抗体51の相対向する筒
壁の延長壁57を連結する取付基板58によりエアダク
ト16の内壁面に固定される。本実施例によるときは、
回動板55の複数個の開口56が抵抗体51の底板52
に形成された複数の開口部54に完全に重なつた位置に
おいて最も多量の空気流を風速検出センサAの上流に位
置するダストフイルタ1の区域に供給し、前記回動板5
5を軸53を中心として僅かずつ回動せしめて、前記開
口56と底板52の開口部54とのずれが大となる位置
に位置せしめると、風速検出センサAの上流に位置する
ダストフイルタ1の区域に供給される空気流の量が減少
する。従つて回動板55の回動位置を異ならせることに
より、前記区域のダストフイルタ1の目詰りによるフイ
ルタ抵抗係数ζを調整することができる。ダストフイル
タ1が前記障害物3,30,40,50の内壁に囲まれ
た区域の面積S2(図3〜5の障害物の場合πD2
4)の開口部42,54が可動板43または回動板55
で覆われていない有効通風面積S1(図3〜5の障害物
の場合πE2/4)との面積比S2/S1(D2/E2
を横軸に、増加抵抗△pを縦軸にとつて、有効通風面積
を変化させた場合の増加抵抗の変化を示すと、図15に
示すとおりである。従つて抵抗可変型の障害物を用いる
と、目詰り検知装置を取付けるエアコンデイシヨナ等の
特性に対応せしめてフイルタの目詰り程度を判定させる
ことができる。
【0013】以上説明した各実施例においては、障害物
3,30,40,50を検出ユニツト20の上流側に配
設したが、本発明においては障害物を検出ユニツト20
の下流側に配設しても目詰りを検知することができる。
図16は前記図1に示す実施例に対応する本発明の一実
施例であつて、障害物60は金属等の板状体よりなり、
風速検出用センサA,Bの間にダストフイルタ1の下流
側にダストフイルタ1の表面に垂直に配置された分離板
61と、該分離板61に一端を連結し他端をエアダクト
2に固定されてダストフイルタ1の表面に平行にかつ一
方の風速検出用センサAの下流側に配設された抵抗板6
2とから成り、該抵抗板62には前記風速検出用センサ
Aの下流位置に開口部63が形成されたもので、分離板
61とエアダクト2との間において、ダストフイルタ1
に抵抗板62を投影せしめた面積のダストフイルタ1の
区域を通過する空気流のダストフイルタ1を通過後の流
速を、他の区域を通過する空気流の流速と異ならしめて
いる。また図17および図18に示す実施例は図7およ
び図8に示す実施例と対応するものであつて、障害物7
0は、検出ユニツト20の一方の風速検出センサ24を
囲む基台21,整流板22および仕切板23の下流側端
縁に、それぞれ対向する端縁71,71間に間隔を隔て
て固定された2枚の抵抗板72,72よりなり、前記端
縁71,71間に風速検出センサ24の下流側に通風開
口73を形成せしめたものである。本実施例によれば、
検出ユニツト20における他方の風速検出センサ25を
囲む基台21,整流板22および仕切板23により区画
された区域の下流側は開放されているのに対し、前記風
速検出センサ24を囲む基台21,整流板22および仕
切板23により区画された区域はその下流側に通風開口
73を残して抵抗板72,72が配設されているため、
検出ユニツト20の上流側のダストフイルタ1を通過す
る空気流は前記両区域に対応するダストフイルタ1の区
域を通過後の風速がそれぞれ異なり、両風速検出センサ
24,25の位置する区画の風量をそれぞれ異ならせて
いる。従つて上記両実施例は、図1に示した実施例と同
様にダストフイルタ1の目詰り状態を検出し、図2に示
した比較器および警報装置7により警報信号を発する。
【0014】図19は図13,14に示した抵抗可変型
の障害物50と同一構造の抵抗体51,開口部54,回
動板55を備えた障害物80を、図8に示した検出ユニ
ツト20の一方の風速検出センサ24を囲む基台21,
整流板22および仕切板23の下流側端縁に固定し、前
記風速検出センサ24を囲む区画を流れる風量を他方の
風速検出センサ25を囲む区画を流れる風量と異ならし
めたものである。障害物80の構成は障害物50と同一
であるので説明は省略する。本実施例も前記実施例と同
様に警報信号を発するとともに、回動板55を備えるこ
とにより警報を発する目詰り状況を個々の検出ユニツト
ごとに変更せしめることができる。なお本実施例におい
て、前記警報装置7に代えてブロア制御用機器を用い、
該制御用機器の出力信号でブロアの回転速度を制御する
こともできる。
【0015】以上説明した実施例は、風速検出用センサ
A,Bをダストフイルタ1の下流側に配設したものであ
るが、風速検出用センサA,Bを障害物とともにダスト
フイルタ1の上流側に配設することができる。ダストフ
イルタの少なくとも2個の区域にそれぞれ対応させて、
風速検出用センサA,Bを、ダストフイルタ1の下流側
に設けた場合に、ダストフイルタ1の空気流の通過方向
に沿う厚さが厚い場合、ダストフイルタ1の前記2個の
区域のうちの流通抵抗の大なる区域に流入した空気が、
ダストフイルタ1の内部で方向変換して、流通抵抗の小
なる他方の区域の下流側に抜け、これが各風速検出用セ
ンサA,Bの計測結果に影響を及ぼすおそれがあるが、
風速検出用センサA,Bをダストフイルタ1の上流側に
配置したときは、前記の影響を無視することができる。
図20は、図1に示したダストフイルタの目詰り防止装
置において、風速検出用センサA,Bをダストフイルタ
1の上流側に移し、他の区域の風速を代表する風速検出
用センサBの周囲に、図1に示す障害物3の大径開口部
と同一面積の筒状の整流板81をダストフイルタ1に接
するように配置し、風速検出用センサAを障害物3の内
部に、風速検出用センサBを整流板81の内部に、それ
ぞれ位置せしめた、本発明の他の実施例である。本実施
例においては、障害物3の大径開口部に対向するダスト
フイルタ1の区域に流入する空気流は、障害物3の流入
口が小径の開口部となつているため、筒状の整流板81
に対向するダストフイルタ1の区域に流入する空気流よ
り低速で、従つてダストフイルタ1においては、障害物
3に対向する区域におけるダストの付着量は整流板81
に対向する区域におけるダストの付着量より少ないが、
ダストフイルタ1の目詰りが進行するにつれて整流板8
1に対向するダストフイルタ1の区域を流れる空気流の
速度の低下が大となり、障害物3に対向するダストフイ
ルタの区域を流れる空気流の速度を下回ることとなる。
そして前記空気流の風速は、それぞれ障害物3および整
流板81の内部に配設された風速検出用センサA,Bで
検出される。従つて本実施例においても、図1,2に基
いて説明したと同様に、両風速検出用センサA,Bの出
力を比較器6で比較し、ダストフイルタ1の目詰り状態
が予め設定した要交換指標と一致したとき、警報装置7
に警報信号を発生させることができる。
【0016】図21および図22に、図7および図8に
示した目詰り防止装置において、検出ユニツト20をダ
ストフイルタ1の上流側で、障害物30の下流側に連設
させて配置したものに相当する、本発明の他の実施例で
ある。本実施例の検出ユニツト20は、図22に示すよ
うに、図8に示した検出ユニツト20から整流板22お
よび仕切板23を取り除いたものに相当する。従つて、
同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。本
実施例においては、検出ユニツト20は、ブロアユニツ
ト15の下流側で、クーラユニツト17の上流側に接続
されたエアダクト16の下流側端部に装置されたダスト
フイルタ1の上流側において、基台21を前記エアダク
ト16の外壁に形成した取付孔(図示せず)に固定し
て、風速検出センサ24,25をダストフイルタ1の上
流側に位置せしめる。障害物90は、図22において検
出ユニツト20から分離して示してあるが、風速検出用
センサ24の周囲を流れる空気流の量を制限する抵抗板
を、風速検出用センサ25の周囲を流れる空気流を整流
する整流板とともに一体的に組付けられる。即ち障害物
90は、前記検出ユニツト20の基台21を取付けたエ
アダクト16の外壁に平行に延在する整流板91と、該
整流板91の両端より該整流板91および前記基台21
を取付けたエアダクト16の外壁に垂直に延在する2個
の整流板92,93とを備えるとともに、この2個の整
流板92,93に平行に前記整流板91の中央位置に分
離板94を取付けて、前記2個の整流板92,93の間
の空間を2個の流通空間95,96に区画し、該2個の
流通空間95,96のそれぞれの内部に、前記検出ユニ
ツト20に取付けた風速検出センサ24,25が1個づ
つ位置せしめられるように、前記整流板91,92,9
3の自由端部により前記基台21を取付けたエアダクト
16の外壁に固定される。前記各整流板91,92,9
3は前記ダストフイルタ1に流入するエアダクト16内
の空気流の流動方向に平行に設置され、各整流板91,
92,93の下流側端縁はダストフイルタ1の上流側の
面に当接せしめられる。一方の風速検出センサ24が位
置せしめられる流通空間95の上流側には、整流板92
と分離板94との間の間隔より幅の狭い抵抗板97が整
流板91,92に取付けられ、該抵抗板97と分離板9
4との間に狭い開口部98を形成して、前記風速検出セ
ンサ24が位置する流通空間95に流入する風量を、風
速検出用センサ25の位置する流通空間96に流入する
風量より減少せしめている。従つて本実施例において
も、図20に基いて説明したように両風速検出用センサ
24,25の検出値を比較することにより、目詰り状態
の警報信号を発生することができる。
【0017】図23に本発明の他の実施における障害物
100と検出ユニツト110の結合体を斜面図で示す。
本実施例においては、検出ユニツト110を構成する矩
形枠状の基台111と、障害物100を構成する整流板
101,102,103および分離板104とを、合成
樹脂により一体に形成し、障害物100の分離板104
の両側に、該障害物100と検出ユニツト110の基台
111とで共用する基台111の基枠112および前記
障害物100の整流板101,102,103および分
離板104で囲まれる2個の流通空間105,106を
形成し、これら流通空間105,106に風速検出用セ
ンサ124,125をそれぞれ1個づつ位置せしめ、各
風速検出用センサ124,125は引出部材127を介
して、図8に示すと同様に警報ユニツト128に接続さ
れる。本実施例の障害物100と検出ユニツト110の
結合体は、ダストフイルタ1の上流側に配設され、前記
検出ユニツト110の基台111および障害物100の
一面をダストフイルタ1の上流側の面に密接させ、かつ
障害物100の整流板101,102,103および分
離板104を空気流の流れ方向に平行せしめて配置され
る。障害物100の前記一方の流通空間105を形成す
る整流板101,102および分離板104の上流側端
縁には、下流側開口部107をこれら端縁に当接する大
形開口縁とし、上流側開口部108を前記大形開口部よ
り小面積の小形開口部とする截頭角錐状をなした抵抗体
109を、前記下流側開口部107により固着する。本
実施例によれば、ダストフイルタ1が未使用の新しいも
のであるときは、抵抗体109が存在しない流通空間1
06に流入する空気流の風速は、抵抗体109の上流側
開口部108を通つて流通空間105に流入する空気流
の風速より大であるが、前記流通空間106の下流側で
該空間106と対向する位置にあるダストフイルタ1の
区域の目詰りが進行すると流通空間106を流れる空気
流の風速が低下し、抵抗体109が存在する流通空間1
05を流れる空気流の風速を下回るに至る。前記両流通
空間105,106内に位置せしめた風速検出用センサ
124,125の検出した風速値を図20について説明
したように対比することにより、警報信号を発生させる
ことができる。
【0018】図24に示す実施例は図23に示した実施
例の変形例を示すものである。本実施例においては、前
記障害物100と検出ユニツト110の結合体をダスト
フイルタ1の上流側前面に該ダストフイルタ1に密着さ
せないで距離をおいてダクトに配設し、前記障害物10
0には整流板101,103、分離板104および基枠
112で区画された流通空間106の上流側に、前記整
流板101,103、分離板104および基枠112で
形成される枠体と同一形状の矩形枠201により、疑似
フイルタ200を張設したものである。その他の構成は
図23と同一であるので説明は省略する。疑似フイルタ
200はネツト状でダストフイルタ1に比べて相当に抵
抗の少ない目の粗いフイルタであつて、その周縁部で前
記矩形枠201に固定し、該矩形枠201は前記整流板
101,103、分離板104および基枠112の上流
側端縁に固定される。障害物100の抵抗体109は図
23に示したと同様に、整流板101,102、分離板
104および基枠112で囲まれる流通空間105の上
流側に着脱自在に固定される。本実施例は、疑似フイル
タ200を風速検出用センサ125を収納した流通空間
106の上流側に配置し、疑似フイルタ200の目詰り
による該疑似フイルタ200を通過する空気流の風速
と、抵抗体109を上流側に配置した流通空間105内
の空気流の風速とを、ダストフイルタ1の上流側におい
て比較し、前記疑似フイルタ200の下流側の風速の検
出値をもつて、疑似フイルタ200の下流側のダストフ
イルタ1の目詰りを推定しようとするものである。従つ
て疑似フイルタ200とダストフイルタ1の目詰りの相
関関係から、予め設定値を定めておけばこれによりダス
トフイルタの目詰り具合を推測することができ、前述し
た警報装置により警報信号を発することができる。
【0019】図25に示す実施例は図23に示した実施
例の他の変形例を示すものである。本実施例は前記障害
物100と検出ユニツト110の結合体をダストフイル
タ1の上流側前面にダストフイルタに密着させないで距
離をおいてダクトに配設し、前記障害物100には前記
流通空間105,106を形成する整流板101,10
2,103、分離板104および基枠112の上流側端
縁に疑似フイルタ200を両面テープまたは枠体で着脱
自在に接着し、前記流通空間105,106の上流側に
前記疑似フイルタ200を張設し、前記流通空間106
の上流側に抵抗体109を着脱自在に固定したものであ
る。その他の構成は図23と同一であるので説明は省略
する。疑似フイルタ200は図24について説明したも
のと同一である。本実施例は疑似フイルタ200を風速
検出用センサ124,125を収納した流通空間10
5,106の上流側に配置し、両風速検出用センサ12
4,125の検出値を比較することにより両流通空間1
05,106の上流側に張設した疑似フイルタ200の
区画の目詰り程度を図1,図2に基いて説明したように
比較し、これにより疑似フイルタ200の下流側のダス
トフイルタ1の目詰りを推定しようとするものである。
従つて疑似フイルタとダストフイルタの目詰りの相関関
係から予め設定した値を定めておけば、これによりダス
トフイルタの目詰り具合を知ることができ、前述した警
報装置により警報信号を発することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明においては、ダストフイルタの少
なくとも2個の区域を通過する空気流束内にそれぞれ風
速検出用センサと、前記空気流束が前記ダストフイルタ
の各区域に流入する際の風速をそれぞれ異ならせる手段
とを備え、前記ダストフイルタの少なくとも2個の区域
を通過する空気流の流速をそれぞれ風速検出用センサで
検出し比較する。風速の異なる空気流が通過するダスト
フイルタの2個の区域ではそれぞれ単位時間にダストフ
イルタを通過する空気量が異なり、空気量が異なれば空
気中に含まれておりかつダストフイルタで濾過されるダ
スト量も異なるから、風速の小なる空気流が通過したダ
ストフイルタの第1の区域は、風速の大なる空気流が通
過したダストフイルタの第2の区域より小量のダストが
当該区域に付着することとなり、第2の区域の目詰りは
第1の区域の目詰りより急速に進行する。そこで未使用
の新しいダストフイルタにおいては、風速の大なる空気
流が通過するダストフイルタの第2の区域を流れる空気
流束内に配置した風速検出用センサが検出した風速は、
風速の小なる空気流が通過するダストフイルタの第1の
区域を流れる空気流束内に配置した風速検出用センサが
検出した風速より大であるが、ダストフイルタの使用時
間が長くなり目詰りが進行するにつれて検出される風速
は急速に低下し、一方前記第1の区域のダストフイルタ
の目詰りの進行は遅いので、該第1の区域を流れる空気
流束内に配置した風速検出用センサの検出する風速は、
目詰りの進行によつてもさほど変化しない。従つて前記
ダストフイルタの第2の区域を流れる空気流束内に配置
した風速検出用センサの検出する風速の値が前記第1の
区域を流れる空気流束内に配置した風速検出用センサの
検出する値より下回るに至る。両風速検出用センサの検
出した風速の値が等しいことはダストフイルタのフイル
タ抵抗値が等しいことを意味する。そこで、両風速検出
用センサの検出する風速値が同一となるフイルタ抵抗値
を、当該ダストフイルタの要交換時の指標となるフイル
タ抵抗値となるように、2個の風速検出用センサの設置
場所を定め、あるいはダストフイルタに流入する空気流
に異なる2個の区域を形成する手段としての障害物の形
状、寸法を選定すれば、前記2個の風速検出用センサの
出力を比較する比較器の出力が予め定めた設定値(例え
ば両センサの出力が等しいことをあらわす1の値)にな
るか、またはこれに近似したとき、ダストフイルタの要
交換時の警報信号等出力信号を発生せしめることができ
る。
【0021】本発明によれば、上記の作用効果のほか、
2個の風速検出用センサは同一材質のダストフイルタの
少なくとも2個の区域を流れる空気流束内に配設してあ
るから、従来技術のように同一ダストフイルタ内に本来
の密な網目の部分より粗な網目の部分を形成する必要も
ないし、また粗なる網目の部分の形成のために生ずる品
質管理上の問題も検出感度の不安定の問題も生じない。
なお、センサの設置数は少なくとも2個あればよく、必
要に応じ数を増してもよい。さらに本発明においては、
前記ダストフイルタの少なくとも2個の区域におけるダ
ストフイルタを通過する空気流束の流速をそれぞれ異な
らせる手段として、少なくとも1個の区域を通過する空
気流に流動抵抗を付与する手段を採用し、かつ該手段は
空気流に付与する流動抵抗を変更可能であるものとする
ことにより、個々のダストフイルタの使用目的または使
用環境あるいはダストフイルタの特性に対応せしめて、
判定すべきフイルタの目詰り程度を変更せしめることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概要図。
【図2】本発明により2個の風速検出用センサの検出し
た風速とダストフイルタのフイルタ抵抗係数との関係を
示す線図。
【図3】本発明の他の実施例における障害物の取付状況
を示す断面図。
【図4】前記障害物の変形例の断面図。
【図5】前記障害物の他の変形例の断面図。
【図6】本発明の比較器および警報装置の一実施例を示
す回路図。
【図7】本発明の他の実施例の一部欠截側面図。
【図8】前記実施例の障害物および検出ユニツトを示す
斜面図。
【図9】本発明の他の実施例を示す概要図。
【図10】本発明の他の実施例の断面図。
【図11】前記実施例の要部拡大断面図。
【図12】本発明の他の実施例の一部欠截側面図。
【図13】前記実施例の要部拡大断面図。
【図14】前記実施例の障害物の正面図。
【図15】本発明の障害物における通路面積と有効開口
面積との面積比と増加抵抗との関係を示す線図。
【図16】本発明の他の実施例を示す概要図。
【図17】本発明の他の実施例の一部欠截断面図。
【図18】前記実施例の障害物および検出ユニツトを示
す斜面図。
【図19】本発明の他の実施例の一部欠截側面図。
【図20】本発明の他の実施例の概要図。
【図21】本発明の他の実施例の一部欠截側面図。
【図22】前記実施例の障害物および検出ユニツトを示
す斜面図。
【図23】本発明の他の実施例の障害物および検出ユニ
ツトを示す斜面図。
【図24】前記実施例の障害物および検出ユニツトの変
形例の斜面図。
【図25】前記実施例の障害物および検出ユニツトの変
形例の斜面図。
【符号の説明】
1 ダストフイルタ 2,16,19 エアダクト 3,30,40,50,60,70,80,90,10
0 障害物 6 比較器 7 警報装置 20,110 検出ユニツト 200 疑似フイルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−173819(JP,U) 実開 昭55−65119(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 46/00 - 46/54

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダストフイルタへの空気流を流通せしめ
    る通風路内において、前記ダストフイルタの少なくとも
    2個の区域を通過する空気流束内に、該ダストフイルタ
    を通過する前記空気流束に当たる状態で、それぞれ配設
    された風速検出用センサと、前記ダストフイルタを通過する空気流の該ダストフイル
    タ上流側又は該ダストフイルタ下流側の何れかの位置に
    設けられ、 前記空気流束が前記ダストフイルタの前記各
    区域に流入する際の流速をそれぞれ異ならしめる手段
    と、 前記各空気流束内に配設された風速検出用センサの出力
    を比較する比較器と、 前記風速検出用センサの出力が予め定めた設定値に近似
    したことを検出して信号を出力する信号出力手段とから
    なることを特徴とするダストフイルタの目詰り検知装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ダストフイルタの少なくとも2個の
    区域に流入する際の流速をそれぞれ異ならしめる手段
    は、少なくとも1個の空気流に流動抵抗を付与する手段
    であり、かつ該手段は空気流に付与する流動抵抗が可変
    であることを特徴とする請求項1に記載のダストフイル
    タの目詰り検知装置。
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