JP3131998B2 - 情報入力制御装置及び情報入力制御方法 - Google Patents

情報入力制御装置及び情報入力制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はペンタッチの情報入力制御装置及び情報入力
制御方法に係り、特に電子ペンによる座標設定を微細に
行なう様にした情報入力制御装置及び情報入力制御方法
に関する。
〔発明の概要〕
本発明はペンタッチの情報入力制御装置及び情報入力
制御方法に関し、入力手段と表示手段を重ね、電子的に
入力操作を行う為のペンを用いて入力手段に対して情報
を入力する様に構成した情報入力制御装置及びその方法
に於いて、表示手段に照準パターンを表示させるパター
ン表示手段と、照準パターンにペンが接触したことを検
知する検知手段とを有し、パターン表示手段は、照準パ
ターンの中心を示す図形、及び中心の周囲に表示され中
心から少なくとも上下左右の方向を指し示すパターンを
表示するように成し、検知手段は、照準パターンの方向
を指し示すパターンにペンが接したことを検知し、ペン
が接したパターンに対応する方向に照準パターンを移動
させて表示するように成し、所望の位置に照準パターン
を移動させた後、照準パターンの中心を示す図形から所
定範囲内にペンが接したことを検知手段が検知して所望
の動作を行うようになすことでペンによる座標設定を微
細に行える様にしたものである。
〔従来の技術〕
本出願人は先に、表示手段(表示パネル)に入力手段
(タブレット)を重ねたディスプレイ部に電子ペンを用
いて情報入力を行なう様にした情報入力制御装置を提案
している。例えば図形を画く場合には第6図示の様に図
形モードで、周囲にアイコン群(40)の映出されたディ
スプレイ部(2)兼入力タブレット(2)に電子ペン
(3)を近接させるとディスプレイ部(1)に位置指示
カーソル(42)が表示される。この位置指示カーソル
(42)の中心位置(x0,y0)(43)に電子ペン(3)の
先端をダウンさせて、例えば、所定の長方形の図形を描
く場合には対角線(45)をディスプレイ部(1)から離
さずにドラッギング(dragging)し、位置指示カーソル
(42)の移動した中心位置(x1,y1)(44)から電子ペ
ン(3)を離間させれば、破線で示す様な長方形(46)
を簡単に描くことが出来る様に構成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述で説明した従来構成によると、電子ペン(3)は
電子ペン(3)とタブレット(2)間の静電容量変化等
を検出する様に成されているのでタブレット(2)に電
子ペン(3)の先端が接触しなくても位置指示カーソル
(42)をディスプレイ部(1)に表示させることが出来
て、例えば電子ペン(3)の初期位置の座標(x0,y0
の表示マーカである位置指示カーソル(42)が表示され
るが、電子ペン(3)の先端がディスプレイ部(1)の
位置指示カーソル(42)の中心位置(43)に正しくダウ
ンさせて接した時点で電子ペン(3)内の機械的なスイ
ッチ手段が「オン」状態となって座標の取り込み動作が
開始される様になっているが、電子ペン(3)の先端を
位置指示カーソル(42)の中心位置(43)に合せること
が極めて困難である。これは種々の原因があり、例えば
電子ペン(3)の先端を位置指示カーソル(42)の中心
位置(43)に合致させ様として電子ペン(3)の先端を
ダウンさせてもディスプレイ部(1)に接した点はガラ
ス面ですべると共に電子ペン(3)内の機械的スイッチ
が「オン」されるときのクリックの動き、或は操作者自
身の手の震え、更には視差等が重なって、ねらった位置
に正しくペン先を持ち来すことか出来なくなる。又、電
車や自動車等の動いている乗物の中で操作する場合には
更にその困難性が倍加される。電子ペン(3)を最終の
位置指示カーソル(42)の中心位置(x1,y1)(44)か
らアップする場合はダウンさせる場合に比べて比較的正
しい位置で離間させることが出来る。
上述の如き理由でディスプレイ部に正しい微細寸法の
図形を描こうとしてもなかなか描けない欠点があった。
本発明は叙上の如き欠点を除くためになされたもの
で、その目的とするところはペン先を所定位置に簡単に
定めることが出来、正しい微細な図形が容易に画ける様
にした情報入力制御装置及び情報入力制御方法を提供し
ようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の情報入力制御装置及び情報入力制御方法はそ
の例が第1図乃至第5図に示されている様に、入力手段
と表示手段を重ね、電子的に入力操作を行う為のペンを
用いて入力手段に対して情報を入力する様に構成した情
報入力制御装置に於いて、表示手段に照準パターンを表
示させるパターン表示手段と、照準パターンにペンが接
触したことを検知する検知手段とを有し、パターン表示
手段は、照準パターンの中心を示す図形、及び中心の周
囲が表示され中心から少なくとも上下左右の方向を指し
示すパターンを表示するように成し、検知手段は、照準
パターンの方向を指し示すパターンにペンが接したこと
を検知し、ペンが接したパターンに対応する方向に照準
パターンを移動させて表示するように成し、所望の位置
に照準パターンを移動させた後、照準パターンの中心を
示す図形から所定範囲内にペンが接したことを検知手段
が検知して所望の動作を行うようになしたものである。
〔作用〕
本発明の情報入力制御装置及び情報入力制御方法によ
れば、ディスプレイ部(1)上に描く図形や描かれた図
形を消去させる際に指定部を正確に且つきめ細かく指示
することの出来るものが得られる。
〔実施例〕
以下本発明を第1図乃至第5図によって詳記する。
第1図乃至第3図の本発明の流れ図及び動作説明図を
説明する前に第4図及び第5図によって本発明の情報入
力制御装置及び情報入力制御方法を電子手帳装置に適用
した場合について詳記する。
第4図において、左右筐体(17)(16)から成る左側
筐体(17)には液晶等からなる表示装置、即ち、ディス
プレイ部(1)が形成されている。このディスプレイ部
(1)には後述するCPU等からの画像データが表示され
ると共に、この表面には入力装置いわゆる透明タッチセ
ンサ等からなる入力タブレット(2)が設けられてい
る。また(3)はこの入力タブレット(2)と共同で任
意のデータ等の入力を行う電子ペンであって、この電子
ペンは電子ペン(3)とタブレット間の静電容量変化等
を採り出す検知手段を有し、ペン先がタブレット(2)
に当接していなくても座標位置検出が出来ると共に位置
指示カーソルがペン先の対向位置に表示される様になさ
れる。
この電子ペン(3)を取出してそのペン先で入力タブ
レット(2)に接触することにより、電子ペン(3)内
の機械的スイッチ機構等が「オン」され、その接触状態
や接触位置等の情報がコード(4)等を介してCPUに供
給され、任意のデータ等の入力が行われる。さらに(5
a)(5b)(5c)(5d)及び(6a)(6b)(6c)(6d)
は夫々所定のインデックス及びベージ等のキースイッチ
であって、これらからの信号もCPUに供給される。
又、(7c)はスピーカ部を示す。このスピーカ部(7
c)は電話の受話器を載置する受話器載置部を構成して
いる。(7a)(7a)‥‥はスピーカ用の放音孔であり、
右側筐体(16)の上面パネル下面に取り付けられたスピ
ーカ(7)に対応して形成されている。これら放音孔
(7a)(7a)‥‥を取り囲む位置には平面形状で丸みを
帯びた四角形を為す突状部(7b)が形成されており、こ
の突状部(7b)は一側の突状部が低く他側の突状部が高
くなるように、その稜線が傾斜されている。
この様な構成によれば、電子手帳装置内のメモリ等に
格納されている電話番号をCPUが読み出して、発信音を
放音する場合に電話機の受話器は正確にダイヤル音をキ
ャッチすることが出来る。
(8)は電池収容部であってロック機構(9)の解除
によって開閉される蓋の内部に電源用の電池が収容され
る。さらに(10)は電源スイッチ、(11)はマイクロフ
ォンである。また(12)は後述する固体録音の為の操作
キーで(12a)は録音キー、(12b)は再生キー、(12
c)は停止キー、(12d)は大,中,小に音量を調整し得
る音量調整キーであって、これらの操作キー(12)の押
圧、摺動によってマイクロフォン(11)に供給される音
声信号が録音され、上述のスピーカ部(7c)から放音さ
れる。さらに破線で示される(13)はROM,RAM等のICカ
ードの挿入接続されるソケット、(14)は外部機器等と
の接続を行う拡張用ソケット等で、右側筐体(16)の側
面位置に設けられている。
また(15)は信号を伝達するフレキシブル基板等を内
属する蝶番であって、この蝶番(15)によってこの装置
は電気的な障害等を受けることなく2つ折り折畳むこと
ができる。なおこの装置の使用に当って拡げられた状態
での大きさは縦が約29cm、横が約20.5cm、畳まれたとき
の厚さが約4cmとされ、ディスプレイ部(1)の大きさ
は約15cm×10cmである。
さらにこの装置において、内蔵されるハードウェアの
構成は第5図に示すようになっている。図において、
(21)はCPU、(22)はそのバスラインであってこのバ
スライン(22)を介して各種の機能IC等が接続されてい
る。そしてまず(23)はROMであって、このROM(23)に
は装置全体のシステムプログラムの他、例えばワードプ
ロセッサ機能用の仮名−漢字変換プログラム及びそのた
めの辞書データ、さらに手書入力に対する認識プログラ
ム及びそのための辞書データ等が書込まれている。
また(24)はワーキング用のRAM、(25)は電源(2
6)の併設されたバックアップRAMである。
さらに(27)はタイマーICであって、このIC(27)も
電源(26)にて駆動されると共に、水晶振動子(28)か
らのクロックを計数して常時その時点の年月日及び時刻
のデータを出力している。
以下には第4図の斜視図に現われる各部との接続関係
を含めて説明する。まず(29)はディスプレイ部(1)
を制御するディスプレイコントローラであって、このコ
ントローラ(29)はCPU(21)によって制御されると共
に、CPU(21)で作成された表示データがディスプレイ
コントローラ(29)を介してV−RAM(30)に書込ま
れ、この書込まれたデータがコントローラ(29)を通じ
てディスプレイ部(1)に供給される。
さらに(31)はディスプレイ部(1)と一体化された
入力タブレット(2)及び電子ペン(3)のインターフ
ェース回路であって、このインターフェース回路(31)
にて入力タブレット(2)に書かれたデータ等がCPU(2
1)に供給される。
また(32)は固体録音の処理回路であって、マイクロ
フォン(11)からの音声信号がAD変換等の処理が施され
てCPU(21)を通じてバックアップRAM(25)に記憶され
る。またバックアップRAM(25)に記憶された音声信号
データは処理回路(32)にてDA変換等の処理が施され、
混合器(33)を通じてスピーカ(7)に供給される。
さらに(34)はダイアラー回路であって、CPU(21)
から任意の電話番号等のデータが供給されると、いわゆ
るプッシュフォンのデュアルトーンに相当する音響信号
が発生され、この信号が混合器(33)を通じてスピーカ
(7)に供給される。
また(35)はキーインターフェース回路であって、上
述の(5a)〜(5d),(6a)〜(6d),(10)及び(12
a)〜(12d)等のキースイッチ群からの信号が直接また
は電源回路(36)を通じて供給され、所定の変換された
信号がCPU(21)に供給される。なお電源スイッチ(1
0)及びキースイッチ(6a)〜(6d)と停止キー(12c)
を除く操作キー(12)は電源回路(36)を介してインタ
ーフェース回路(35)に供給され、これらのキースイッ
チが操作されるとまず電源回路(36)が起動され、その
後キー操作の情報がインターフェース回路(35)に供給
されるようになっている。
さらに(37)(38)はICカード及び拡張時の外部機器
とのインターフェース回路であって、それぞれソケット
(13)(14)に接続される。
以下に本例の動作を第1図の流れ図並に第2図及び第
3図の画面例に基づいて説明する。
叙上の本例の装置に於いて、第4図に示す電源スイッ
チ(10)を押圧するとディスプレイ部(1)には第3図
Aに示す様な各種の処理可能なアイコン群(40)が表示
される。ここでディスプレイ部(1)の画面右側のアイ
コン群(40)中の「カク」アイコン(51)にペン先を触
れ、このアイコン群(40)の左側に表記される「アクシ
ョン」,「コネクション」,「レポート」等の記載され
た文字のうち「レポート」部分に電子ペン(3)の先端
を触れると第3図Aに示すレポート画像(50)がディス
プレイ部(1)に表示される。次に第3図Aに示す様に
レポート画面(50)の上側に表示されているアイコン群
(40)のうち「ヅケイ」と書かれた図形アイコン(52)
にペン先を触れる。この電子ペン(3)は前記した様に
ペン先が入力タブレット兼用のディスプレイ部(1)
(2)のパネル面に接近すると十字状の位置指示カーソ
ルが表示されるので、ペン先位置がタブレット(2)の
どの位置にあるかを極めて明確に目視することが出来
て、この図形アイコン(52)にペン(3)をダウンさせ
た後にペン先をタブレット(2)から離すことなくペン
先をレポート画面の所定(50)位置に移動させて(ドラ
ッギング)ペン先をタブレット(2)の面から離せば所
望のアイコン(52)の処理用表示形態が大型化された図
形アイコンのウィンドウ(以下図形用プレートと記す)
(55)が自動的に表示される。
この状態で図形用アイコン(52)は消去される(破線
で示してある)。この図形プレート(55)について第3
図Aで説明する。図形プレート(55)中の「取消」キー
(56)は現在描画している前の画面を取り消す機能を有
するキーであり、その他の機能キー(57)中には「描
く」キー,「移動」キー,「消去」キーがあり、「描
く」キーはレポート画面(50)に図形、文字等を描く時
にペンタッチされるが、本例では「ヅケイ」のアイコン
(52)からレポート画面(50)中に引き出された時に、
アクティブ状態(ハッチングでアクティブ状態を示して
ある)に成される。「移動」キーは図形を移動させると
きに切り出して移動させるキーであり、「複写」キーは
レポート画面に描いて切り出した図形を複写する場合に
用いられ、現在描画している頁以外にも複写することが
出来る。「消去」キーは描いた図形を消去するときに用
いられる。更に図形を描く機能を有する図形パターン
(58)内には四角形、円、ダ円、消ゴム、等のキーが有
り、これらにペンタッチさせれば、正方形、円、等の図
形をレポート画面(50)上に自由に描けると共に、消ゴ
ムを用いて消去出来る。矢印や十字は円や正方形の大き
さを指定する場合に用いられ、(60)は後述する微細パ
ターンである。第3図Aの図形パターン(58)中でハッ
チングで示されたアクティブ状態に成っているキー(5
3)はフリーペンであって、自由な絵柄を描くときに用
いる。(54)は太線パターンをキーで描こうとする電子
ペン(3)の線の太さを指定するための線太図形で、第
3図Aでは中太の線が指定されてハッチングで示す様に
アクティブ状態に成っている。ぬりつぶしパターン(5
9)は描かれた図形を図に示す様な模様で塗りつぶす時
に指定するキー群である。
上述の如き図形プレート(55)中の微細パターンを用
いてレポート画面(50)中に所望の図形を指定位置に正
しく描いたり、消ゴムを用いて指定位置を正しく消した
りする場合について説明する。微細パターン(60)は第
2図にその拡大パターンが示されている様に、照準と成
され、略四角形状の枠(61)の四隅には三角形状のパタ
ーンB,D,F,Hが設けられ、これらB,D,F,Hのパターンに電
子ペン(3)の先端が触れると、右上斜め方向、左上斜
め方向、左下斜め方向、右下斜め方向に中心にある照準
枠Iを含む枠(61)が所定の定められた例えば1ドット
分移動する。枠(61)の上下左右の中心位置に同じ様に
これら枠線に接して三角形状のパターンC,G,E,Aが設け
られ、これらC,G,E,Aのパターンに電子ペン(3)の先
端を触れると上下左右方向に所定の方向に枠(61)と共
に照準枠Iが移動する。第3図Aの図形プレート(55)
を引き出し電子ペン(3)を「描く」と「四角形」「中
太」「矢印」並びに微細パターン(60)に触れて電子ペ
ン(3)の先端をレポート画面(50)の四角形を描きた
い位置に持ち来たし、ディスプレイ部(1)のパネル面
にペン先を触れると微細パターン(60a)がレポート画
面(50)上に描き出される。ここで照準枠Iの中心位置
のX及びY軸の座標が所定の位置、例えばx0,y0よりず
れたx1,y1の位置にあるとすれば、三角形状のパターン
A〜Hにペン先を触れて微細パターン(60a)を所定の
方向に移動させれば照準枠Iを所定の方向に移動させ、
目標位置の座標(x0,y0)に置くことが出来る。又、照
準の中心にペン先(3)をダウンさせればペン先により
指定されたと見なされる座標を中心にペン先位置が補正
され微細パターン(60a)を枠ごと消すことが出来る様
に成されている。
この様に電子ペン(3)の接触された照準枠I中から
所定寸法の対角線(45)を引き出せば破線で示す四角形
(46)が中太で描き出されることになる。
尚、上述の実施例では図形プレート(55)を用いて微
細パターンをディスプレイ部(1)上に映出させたが、
電子ペン(3)の操作中に於いて、別に左右筐体(17)
のキースイッチ(5a)〜(5d)中に設けた微細モード用
スイッチを投入するとか、或はペン先でディスプレイ部
(1)を複数回(少くとも4〜5回)軽くたたくことで
微細パターン(60a)を映出させる様にしてもよい。上
述では指定点から図形を描く場合を説明したが消ゴムの
モードによって電子ペン(3)を照準枠Iに接触させれ
ば、この位置を正確に消すことが出来る。
以下、電子ペン(3)の先端を指定位置の中心に正確
に接触させる方法を第1図の流れ図によって説明する。
上述した様にレポート画面(50)上に微細パターン
(60a)を映出させる操作を行うと第1ステップST1では
CPU(21)は照準モード(微細モード)に入ったか否か
を判断する。照準モードに入っていなければ第1ステッ
プST1の始めに戻るが、「YES」であれば第2ステップST
2に進んで第3Aに示す様に照準枠Iを含む枠(61)をレ
ポート画面(50)上に表示する。次に第3ステップST3
では電子ペン(3)のペン先がダウンされたか否かを判
断し、「NO」であれば第4ステップST4のその他の処理
を行って第3ステップST3の始めに戻され、「YES」であ
ればペンダウンされた点のx及びy軸の座標 をとり込んでメモリのRAM等に格納する。次の第6ステ
ップST6では電子ペン(3)のペン座標が微細モード枠
(61)内の照準枠I内か否かを判断する。この枠は7ド
ット×7ドット程度で構成されている。第6ステップST
6が「YES」であれば第7ステップST7に進み、中心座標
を電子ペン(3)で指定された座標とみなして、照準枠
Iを含む微細モードの枠(61)を消す。第6ステップST
6が「NO」であれば第2図に拡大して示した照準枠Iを
除く三角形状のパターンA,B,C,D,E,F,G,Hのうちのどの
パターンにペンがタッチされたかを判断する(第10ステ
ップST10)。第10ステップST10が「YES」であれば、指
定された分(例えば1ドット分)だけ照準枠Iを移動さ
せる(指定された分だけでなく、ペンタッチされた点か
ら所定位置迄ドラッギングさせる様にしてもよい)と共
に照準枠Iの座標 をメモリする。即ち、ペン先が三角形状パターンA〜H
のうちのいずれかに接触した時に照準枠Iを含む微細パ
ターン(60a)の枠(61)を上下左右、斜め上方又は斜
め下方の左右方向に1ドット分だけ移動させると共に照
準枠Iの中心位置の座標をRAM等のメモリに として格納する。次に第12ステップST12によってペン先
が上記三角形状のパターンA〜Hのいずれかの1つから
アップされたか否かを判断する。第12ステップST12
「NO」であればペンアップされるか否かをみているが、
「YES」であれば経路を通して第3ステップST3→第5
ステップST5→第6ステップST6→第10ステップST10→第
11ステップST11→第12ステップST12を循環する。第10ス
テップST10において、「NO」であれば微細パターン(6
0)以外に電子ペン(3)のペン先がダウンされるので
第13ステップST13でその他の処理が行なわれ、第14ステ
ップST14に進んでペンアップされたか否かの判断を行な
った後に「YES」であれば経路を通して第3ステップS
T3→第5ステップST5→第6ステップST6→第10ステップ
ST10→第13ステップST13→第14ステップST14を循環す
る。
次に第7ステップST7終了後は第8ステップST8に進ん
で、ずれ量補正値 の算出を行なう。このずれ量補正について説明する。電
子ペン(3)が第3図Bの様にレポート画面(50)中の
照準枠Iの7ドット×7ドットの正方形範囲内にペン先
がダウンされた時に照準枠Iの中心の座標 (62)と実際にペン先がダウンされる座標 (63)とは異なっていてもCPU(21)は第7ステップST7
に於いて、ペン先の座標を とみなしているのでペン先を破線(64)に示す様にレポ
ート画面(50)のパネル面に沿って対角線(45)を引い
て行くとすれば照準枠Iの中心点(62)からのエコーバ
ックの軌跡(64)が生じる。よって、実際の電子ペン
(3)の対角線(45)上の所定位置(65)の表示座標値 は軌跡(64)上の中心位置(62)の座標 に比べてY軸方向で X軸方向で のずれが生ずる。よって、ずれ量 の値は実際の座標 と電子ペン(3)の所定位置x,yとの夫々の差は となり、中心位置(62)の に補正して第9ステップST9に与えて描画その他の処理
を行って、エンドに到る様な補正が必要である。この様
なずれ量の補正方法としてはハード的或はソフト的に種
々補正することが出来る。例えば、ずれ量の補正を直ち
に行なうとか、ずれ量を差分としてそのまま維持し、停
止位置で補正を行なう様にする等が考えられる。更に実
際のペンダウン点或は中心点の所定位置を中心に同心円
を描き例えば、軌跡(62)が第1の円を出て第2の円内
に入った時に所定の例えば“1"の距離だけ軌跡(64)側
に収斂させ、更に第3の円内に入った時に所定の例えば
“2"の距離だけ収斂させる様にして徐々に距離に応じて
収斂させる様にしても良い。本発明は叙上の如く構成さ
せたので電子ペンの先端を所定の指定位置に簡単に定
め、且つ正しい微細な図形を電車の中等で揺れていても
容易に描くことが出来る。
〔発明の効果〕
本発明の情報入力制御装置及び情報入力制御方法によ
ればペン先を電車の中の様に揺れていても所定の位置に
簡単に定め、且つ正しい微細図形を容易に描くことの出
来るものが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の情報入力制御装置及び情報入力制御方
法の一実施例を示す流れ図、第2図は照準パターンの一
例を示す拡大図、第3図は画面例を示す説明図、第4図
は本発明の情報入力制御装置及び情報入力制御方法の一
実施例を示す外観斜視図、第5図は本発明の情報入力制
御装置及び情報入力制御方法の一実施例を示す系統図、
第6図は従来の画面例を示す説明図である。 (1)はディスプレイ部、(3)は電子ペン、(21)は
CPU、(42)は位置指示カーソルである。

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力手段と表示手段を重ね、電子的に入力
    操作を行う為のペンを用いて上記入力手段に対して情報
    を入力する様に構成した情報入力制御装置に於いて、 上記表示手段に照準パターンを表示させるパターン表示
    手段と、 上記照準パターンに上記ペンが接触したことを検知する
    検知手段とを有し、 上記パターン表示手段は、上記照準パターンの中心を示
    す図形、及び該中心の周囲に表示され該中心から少なく
    とも上下左右の方向を指し示すパターンを表示するよう
    に成し、上記検知手段は、上記照準パターンの上記方向
    を指し示すパターンに上記ペンが接したことを検知し、
    上記ペンが接したパターンに対応する方向に上記照準パ
    ターンを移動させて表示するように成し、 所望の位置に上記照準パターンを移動させた後、上記照
    準パターンの中心を示す図形から所定範囲内に上記ペン
    が接したことを上記検知手段が検知して所望の動作を行
    うようになすことを特徴とする情報入力制御装置。
  2. 【請求項2】上記検知手段は、上記照準パターンの中心
    を示す図形から所定範囲内に上記ペンが接したことを検
    知するようになし、 上記検知手段での上記ペン接触位置を上記照準パターン
    の中心位置に置き換える変換手段を有し、 該変換手段の結果に基づいて上記所望の動作を行うよう
    になすことを特徴とする請求項1記載の情報入力制御装
    置。
  3. 【請求項3】上記所望の動作は、図形の描画であること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の情報入力制御
    装置。
  4. 【請求項4】上記パターン表示手段は、上記検知手段
    が、上記照準パターンの上記方向を指し示すパターンに
    上記ペンが接したことを検知したことに応じて、対応す
    る方向に上記照準パターンを所定ドット分移動させて表
    示するように成すことを特徴とする請求項1記載の情報
    入力制御装置。
  5. 【請求項5】上記パターン表示手段は、上記表示手段に
    表示されたアイコンに対応する入力手段を上記ペンによ
    り操作することで上記照準パターンを表示させるように
    なすことを特徴とする請求項1記載の情報入力制御装
    置。
  6. 【請求項6】上記パターン表示手段は、上記情報入力装
    置筺体に設けられたスイッチの操作により上記照準パタ
    ーンを表示させるようになすことを特徴とする請求項1
    記載の情報入力制御装置
  7. 【請求項7】上記パターン表示手段は、上記入力手段を
    所定回数上記ペンにより操作することで上記照準パター
    ンを表示させるようになすことを特徴とする請求項1記
    載の情報入力制御装置。
  8. 【請求項8】入力手段と表示手段を重ね、電子的に入力
    操作を行う為のペンを用いて上記入力手段に対して情報
    を入力する様に構成した情報入力制御方法に於いて、 上記照準パターンの中心を示す図形、及び該中心の周囲
    に表示され該中心から少なくとも上下左右の方向を指し
    示すパターンで構成された照準パターンを上記表示手段
    に表示させ、 上記照準パターンの上記方向を指し示すパターンに上記
    ペンが接したことを検知し、上記ペンが接したパターン
    に対応する方向に上記照準パターンを移動させて表示す
    るように成し、 所望の位置に上記照準パターンを移動させた後、上記照
    準パターンの中心を示す図形から所定範囲内に上記ペン
    が接したことを検知して所望の動作を行うようになすこ
    とを特徴とする情報入力制御方法。
  9. 【請求項9】上記照準パターンの中心を示す図形から所
    定範囲内に上記ペンが接したことを検知し、 上記ペン接触位置を上記照準パターンの中心位置に置き
    換え、 その結果に基づいて上記所望の動作を行うようになすこ
    とを特徴とする請求項8記載の情報入力制御方法。
  10. 【請求項10】上記所望の動作は、図形の描画であるこ
    とを特徴とする請求項8又は請求項9記載の情報入力制
    御方法。
  11. 【請求項11】上記照準パターンの上記方向を指し示す
    パターンに上記ペンが接したことを検知したことに応じ
    て、対応する方向に上記照準パターンを所定ドット分移
    動させて表示するように成すことを特徴とする請求項8
    記載の情報入力制御方法。
  12. 【請求項12】上記表示手段に表示されたアイコンに対
    応する入力手段を上記ペンにより操作することで上記照
    準パターンを表示させるようになすことを特徴とする請
    求項8記載の情報入力制御方法。
  13. 【請求項13】上記入力手段を所定回数上記ペンにより
    操作することで上記照準パターンを表示させるようにな
    すことを特徴とする請求項8記載の情報入力制御方法。
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