JP3430559B2 - 手書き情報入力装置及び情報入力方法 - Google Patents
手書き情報入力装置及び情報入力方法Info
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- JP3430559B2 JP3430559B2 JP15688293A JP15688293A JP3430559B2 JP 3430559 B2 JP3430559 B2 JP 3430559B2 JP 15688293 A JP15688293 A JP 15688293A JP 15688293 A JP15688293 A JP 15688293A JP 3430559 B2 JP3430559 B2 JP 3430559B2
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- screen
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばペンなどからの
手書き入力による文字や図形等を認識して処理する手書
き情報入力装置及び情報入力方法に関するものである。
手書き入力による文字や図形等を認識して処理する手書
き情報入力装置及び情報入力方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータによって文書や図形
を入力する装置として、従来のキーボードやマウスの代
わりに、ペン(スタイラスペン)で操作,入力を行うコ
ンピュータ(いわゆるペンコンピュータ)が発表されて
いる。
を入力する装置として、従来のキーボードやマウスの代
わりに、ペン(スタイラスペン)で操作,入力を行うコ
ンピュータ(いわゆるペンコンピュータ)が発表されて
いる。
【0003】このペン操作型のコンピュータは、例えば
センサが設けられた液晶画面に表示されているメニュー
を上記ペンで触れるだけで操作が行える事と、片手で入
力が可能な事、初心者による操作が容易な事、更に例え
ば既に作成された文書や図形等を画面上に呼出して編集
等を行うのに便利な事が特徴となっている。
センサが設けられた液晶画面に表示されているメニュー
を上記ペンで触れるだけで操作が行える事と、片手で入
力が可能な事、初心者による操作が容易な事、更に例え
ば既に作成された文書や図形等を画面上に呼出して編集
等を行うのに便利な事が特徴となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ペンコンピ
ュータのペン入力は、タブレットの表面をペン先で触れ
ることによりなされる。このため、使用者は、ペン先が
タブレット表面に触れていることは判るが、実際に入力
がなされているか否かの入力感覚が無い(少ない)こと
が多い。このため、使用者は、入力がなされたことは例
えば表示画面上の表示の変化などで間接的に知ることに
なる。
ュータのペン入力は、タブレットの表面をペン先で触れ
ることによりなされる。このため、使用者は、ペン先が
タブレット表面に触れていることは判るが、実際に入力
がなされているか否かの入力感覚が無い(少ない)こと
が多い。このため、使用者は、入力がなされたことは例
えば表示画面上の表示の変化などで間接的に知ることに
なる。
【0005】また、入力感覚を音により間接的に表現す
る装置も存在している。例えば、表示画面上に表示され
た仮想ボタンの位置にペンダウンすると、PCM(パル
スコード変調)等によって実際のボタンを押し下げた時
の音をサンプリングした音が鳴るようにしてあるものが
ある。
る装置も存在している。例えば、表示画面上に表示され
た仮想ボタンの位置にペンダウンすると、PCM(パル
スコード変調)等によって実際のボタンを押し下げた時
の音をサンプリングした音が鳴るようにしてあるものが
ある。
【0006】しかし、これら表示の変化や音によって
も、使用者の手(或いは指)にペンダウンによる実際の
ボタンを押したような感覚は得られるわけではなく、し
たがって、実際のボタン押し感覚が得られれば、よりい
っそうのユーザインターフェースの向上を図ることがで
きる。
も、使用者の手(或いは指)にペンダウンによる実際の
ボタンを押したような感覚は得られるわけではなく、し
たがって、実際のボタン押し感覚が得られれば、よりい
っそうのユーザインターフェースの向上を図ることがで
きる。
【0007】なお、例えば、図7に示すように、通常の
コンピュータの例えばキーボード上のボタンBTは、押
されたことを利用者(ユーザ)に知らせるために押され
た方向に一度引っ込む(押し込まれる)ように作られて
いる。このボタンの例えば指による押し込み機構は、元
々はボタンの下部に設けられるスイッチを物理的に接続
させるためのものであったが、当該押し込み機構によっ
て、使用者はボタンを押したこと(奥行き感を感じなが
らボタンを押したこと)を感覚的に実感できるようにな
る。
コンピュータの例えばキーボード上のボタンBTは、押
されたことを利用者(ユーザ)に知らせるために押され
た方向に一度引っ込む(押し込まれる)ように作られて
いる。このボタンの例えば指による押し込み機構は、元
々はボタンの下部に設けられるスイッチを物理的に接続
させるためのものであったが、当該押し込み機構によっ
て、使用者はボタンを押したこと(奥行き感を感じなが
らボタンを押したこと)を感覚的に実感できるようにな
る。
【0008】そこで、本発明は、上述したようなことに
鑑み、ペンダウンで実際のボタン押し感覚が得られ、ユ
ーザインターフェースの向上を図ることのできる手書き
情報入力装置及び情報入力方法の提供を目的とするもの
である。
鑑み、ペンダウンで実際のボタン押し感覚が得られ、ユ
ーザインターフェースの向上を図ることのできる手書き
情報入力装置及び情報入力方法の提供を目的とするもの
である。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の手書き情報入力
装置は、上述の目的を達成するために提案されたもので
あり、装置本体部と、該装置本体部と信号を送受信可能
であるペンと、情報を画面上に表示すると共に上記ペン
による操作入力がなされる表示入力手段とを有する手書
き情報入力装置であり、上記ペンは、上記表示入力手段
の画面上へのペン先の接触を検出し、接触検出信号を上
記装置本体部に送信する接触検出手段と、上記装置本体
部から受信した没入指示信号に応じて上記ペン先を没入
させる没入手段と、上記ペン先が最深部まで没入したこ
とを検出し、没入検出信号を上記装置本体部に送信する
没入検出手段とを有し、上記装置本体部は、上記ペンか
ら上記接触検出信号を受信した際に上記表示入力手段の
画面上への上記ペン先の接触位置を検出する接触位置検
出手段を有し、上記装置本体部は、上記表示入力手段の
画面上の所定領域に上記ペン先が接触すると上記没入指
示信号を上記ペンに送信し、上記ペンから上記没入検出
信号を受信すると上記表示入力手段の画面上への上記ペ
ン先の接触位置に応じた処理を実行するようにしたもの
である。
装置は、上述の目的を達成するために提案されたもので
あり、装置本体部と、該装置本体部と信号を送受信可能
であるペンと、情報を画面上に表示すると共に上記ペン
による操作入力がなされる表示入力手段とを有する手書
き情報入力装置であり、上記ペンは、上記表示入力手段
の画面上へのペン先の接触を検出し、接触検出信号を上
記装置本体部に送信する接触検出手段と、上記装置本体
部から受信した没入指示信号に応じて上記ペン先を没入
させる没入手段と、上記ペン先が最深部まで没入したこ
とを検出し、没入検出信号を上記装置本体部に送信する
没入検出手段とを有し、上記装置本体部は、上記ペンか
ら上記接触検出信号を受信した際に上記表示入力手段の
画面上への上記ペン先の接触位置を検出する接触位置検
出手段を有し、上記装置本体部は、上記表示入力手段の
画面上の所定領域に上記ペン先が接触すると上記没入指
示信号を上記ペンに送信し、上記ペンから上記没入検出
信号を受信すると上記表示入力手段の画面上への上記ペ
ン先の接触位置に応じた処理を実行するようにしたもの
である。
【0013】すなわち、本発明の手書き情報入力装置
は、ペン入力の際にボタン押し感覚を実現するために、
画面上に表示されている仮想押しボタン位置にペン先が
下ろされた時には、ペン先が通常以上に引っ込むように
なされている。このとき、仮想ボタン位置ではない所に
ペンダウンしてもペン先は、通常の動きしかせず、大き
くは引っ込まないようにしている。また、仮想ボタン位
置でペン先が引っ込んだ状態からペンアップ(画面上か
らペンを離したとき)すると、ペン先は、通常の位置に
復帰するようにしている。さらに、仮想ボタン位置でペ
ン先が引っ込んだ状態からペンを仮想ボタン領域以外へ
ペンダウン(画面上にペンを触れさせたとき)した状態
でずらすと、キャンセル動作をユーザに知らせるため
に、ペン先が通常の位置に復帰するようにする。
は、ペン入力の際にボタン押し感覚を実現するために、
画面上に表示されている仮想押しボタン位置にペン先が
下ろされた時には、ペン先が通常以上に引っ込むように
なされている。このとき、仮想ボタン位置ではない所に
ペンダウンしてもペン先は、通常の動きしかせず、大き
くは引っ込まないようにしている。また、仮想ボタン位
置でペン先が引っ込んだ状態からペンアップ(画面上か
らペンを離したとき)すると、ペン先は、通常の位置に
復帰するようにしている。さらに、仮想ボタン位置でペ
ン先が引っ込んだ状態からペンを仮想ボタン領域以外へ
ペンダウン(画面上にペンを触れさせたとき)した状態
でずらすと、キャンセル動作をユーザに知らせるため
に、ペン先が通常の位置に復帰するようにする。
【0014】また、本発明の手書き情報入力装置は、ペ
ン軸押さえと、ペン軸間にスイッチを設けている。した
がって、このペンによれば、ペン先が仮想ボタン領域内
に下ろされた時に、ある程度のストロークを持つ新たな
スイッチが出現するようになる。この新たなスイッチ
は、コンピュータの指示により出現させたり、消滅させ
たりすることができる。本発明では、例えば、その出
現,消滅を仮想ボタン領域の内と外で行っているが、こ
れに限らず、例えば画面全体に対して、時間の経過によ
ってその出現,消滅を制御することも可能である。
ン軸押さえと、ペン軸間にスイッチを設けている。した
がって、このペンによれば、ペン先が仮想ボタン領域内
に下ろされた時に、ある程度のストロークを持つ新たな
スイッチが出現するようになる。この新たなスイッチ
は、コンピュータの指示により出現させたり、消滅させ
たりすることができる。本発明では、例えば、その出
現,消滅を仮想ボタン領域の内と外で行っているが、こ
れに限らず、例えば画面全体に対して、時間の経過によ
ってその出現,消滅を制御することも可能である。
【0015】
【0016】
【作用】本発明の手書き情報入力装置によれば、ペン内
にペン先を装置本体からの指示により出没させることが
できる没入手段を内蔵させることで、例えば表示画面上
に表示されている所定領域(例えば仮想ボタン)を押し
た時に、そのボタンの押し込み感覚を手に体感させるこ
とができるようになる。
にペン先を装置本体からの指示により出没させることが
できる没入手段を内蔵させることで、例えば表示画面上
に表示されている所定領域(例えば仮想ボタン)を押し
た時に、そのボタンの押し込み感覚を手に体感させるこ
とができるようになる。
【0017】また、ペン先が最深部まで没入したことを
検出する没入検出手段を設けることで、ペンの押し込み
の確認が検出できるようになる。
検出する没入検出手段を設けることで、ペンの押し込み
の確認が検出できるようになる。
【0018】
【0019】
【実施例】以下、本発明の手書き情報入力装置及び情報
入力方法の実施例を図面を参照しながら説明する。
入力方法の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0020】本発明実施例の手書き情報入力装置の一構
成例を図1に示す。この図1に示すように、本実施例の
手書き情報入力装置(例えばいわゆるペンコンピュー
タ)は、後述する装置本体部と、該装置本体部と信号を
送受信可能な、少なくとも押し込み動作可能な機構を備
えた所定の操作手段であるペン(スタイラスペン)6
と、後述する情報を画面上に表示すると共に上記ペン6
による操作入力がなされる表示入力手段とを有するもの
であり、上記ペン6には、ペン先部100(ペン軸10
1)を没入及び突出させることのできる出没手段として
のペン軸押さえ102及び電磁石EMA,EMBを設
け、上記表示入力手段の画面上の所定領域(例えば後述
する仮想ボタン領域)に上記ペン先部100(ペン軸1
01)が接触し、装置本体部から没入指示信号が送信さ
れると、上記出没手段は上記ペン先部100(ペン軸1
01)を没入させるようにしたものである。
成例を図1に示す。この図1に示すように、本実施例の
手書き情報入力装置(例えばいわゆるペンコンピュー
タ)は、後述する装置本体部と、該装置本体部と信号を
送受信可能な、少なくとも押し込み動作可能な機構を備
えた所定の操作手段であるペン(スタイラスペン)6
と、後述する情報を画面上に表示すると共に上記ペン6
による操作入力がなされる表示入力手段とを有するもの
であり、上記ペン6には、ペン先部100(ペン軸10
1)を没入及び突出させることのできる出没手段として
のペン軸押さえ102及び電磁石EMA,EMBを設
け、上記表示入力手段の画面上の所定領域(例えば後述
する仮想ボタン領域)に上記ペン先部100(ペン軸1
01)が接触し、装置本体部から没入指示信号が送信さ
れると、上記出没手段は上記ペン先部100(ペン軸1
01)を没入させるようにしたものである。
【0021】すなわち、本実施例のペン6は、ペン軸1
01と、ペン軸押さえ102と、当該ペン軸押さえ10
2に配される鉄片部107と共に電磁石EMA又は電磁
石EMB を構成するコイル104又は105と、これ
らが内蔵される筐体113とからなるものである。
01と、ペン軸押さえ102と、当該ペン軸押さえ10
2に配される鉄片部107と共に電磁石EMA又は電磁
石EMB を構成するコイル104又は105と、これ
らが内蔵される筐体113とからなるものである。
【0022】上記ペン軸101は、ペン6のペン先とな
る部分であるペン先部100を一端に有し、他端に当該
ペン軸101がペン6の外筐である筐体113からの抜
け落ちることを防止のための抜け防止部110を有する
ものである。
る部分であるペン先部100を一端に有し、他端に当該
ペン軸101がペン6の外筐である筐体113からの抜
け落ちることを防止のための抜け防止部110を有する
ものである。
【0023】上記ペン軸押さえ102は、軸部分の一端
に上記ペン軸101の上記他端側と当接するようになる
当接部103を有し、軸部分の例えば中央部に上記コイ
ル104又は105と共に電磁石EMA 又は電磁石E
MB を構成するための鉄片部107を有するものであ
る。なお、当接部103は、上記ペン軸101の抜け防
止部110と当接するようになるため、例えば当該ペン
軸押さえ102の軸部分よりも大径とすることができ
る。
に上記ペン軸101の上記他端側と当接するようになる
当接部103を有し、軸部分の例えば中央部に上記コイ
ル104又は105と共に電磁石EMA 又は電磁石E
MB を構成するための鉄片部107を有するものであ
る。なお、当接部103は、上記ペン軸101の抜け防
止部110と当接するようになるため、例えば当該ペン
軸押さえ102の軸部分よりも大径とすることができ
る。
【0024】上記筐体113は、ペン6の外筐を構成
し、内部に上記ペン軸101が遊貫する小筒部109
と、上記コイル104,105及びペン軸押さえ102
が配される大筒部112とが設けられている。また、上
記大筒部112と小筒部109との境界部分には、上記
ペン軸101が当該筐体113から抜け落ちないよう
に、当該ペン軸101の上記抜け防止部110との間で
衝止する衝止部108が設けられている。
し、内部に上記ペン軸101が遊貫する小筒部109
と、上記コイル104,105及びペン軸押さえ102
が配される大筒部112とが設けられている。また、上
記大筒部112と小筒部109との境界部分には、上記
ペン軸101が当該筐体113から抜け落ちないよう
に、当該ペン軸101の上記抜け防止部110との間で
衝止する衝止部108が設けられている。
【0025】上記コイル104と鉄片107とにより構
成される電磁石EMA は、当該コイル104に電流が
流される(ONとなされる)ことで、当該鉄片107が
設けられた上記ペン軸押さえ102を図1のCの図中矢
印mA 方向に移動させるためのものである。また、上
記コイル105と鉄片107とにより構成される電磁石
EMB は、当該コイル105に電流が流される(ON
となされる)ことで、当該鉄片107が設けられた上記
ペン軸押さえ102を図1のBの図中矢印mB方向に移
動させるためのものである。
成される電磁石EMA は、当該コイル104に電流が
流される(ONとなされる)ことで、当該鉄片107が
設けられた上記ペン軸押さえ102を図1のCの図中矢
印mA 方向に移動させるためのものである。また、上
記コイル105と鉄片107とにより構成される電磁石
EMB は、当該コイル105に電流が流される(ON
となされる)ことで、当該鉄片107が設けられた上記
ペン軸押さえ102を図1のBの図中矢印mB方向に移
動させるためのものである。
【0026】本実施例では、上述した構成のペン6によ
り、以下のようにして通常のボタン押し感覚と同じよう
なボタン押し込み感を実現している。
り、以下のようにして通常のボタン押し感覚と同じよう
なボタン押し込み感を実現している。
【0027】すなわち、本実施例装置では、例えば、仮
想ボタン(タブレット上の仮想ボタン領域)を上記ペン
6のペン先部100で押した時に、前述した図7のよう
に普通のボタンBTを押したときと類似した押し込み感
を実現するために、図1に示したように、当該ペン6の
内部にペン先(ペン軸101)を大きく引っ込ませるこ
とができるようにした機構を組み込んでいる。
想ボタン(タブレット上の仮想ボタン領域)を上記ペン
6のペン先部100で押した時に、前述した図7のよう
に普通のボタンBTを押したときと類似した押し込み感
を実現するために、図1に示したように、当該ペン6の
内部にペン先(ペン軸101)を大きく引っ込ませるこ
とができるようにした機構を組み込んでいる。
【0028】ここで、このペン6内の上記ペン先の押し
込み感を実現する機構は、2つの状態を持つものであ
る。一つはペン先部100(ペン軸101)が通常の
「中立状態」となる場合で、もう一つはペン先部(ペン
軸101)が引っ込むことのできる「引っ込み状態」と
なる場合である。
込み感を実現する機構は、2つの状態を持つものであ
る。一つはペン先部100(ペン軸101)が通常の
「中立状態」となる場合で、もう一つはペン先部(ペン
軸101)が引っ込むことのできる「引っ込み状態」と
なる場合である。
【0029】上記中立状態では、電磁石EMA ,EM
B が共に働いていない時にペン軸押さえ102がペン
軸101を中立位置で保持している。
B が共に働いていない時にペン軸押さえ102がペン
軸101を中立位置で保持している。
【0030】上記引っ込み状態への移行の際には、上記
電磁石EMB がONになって、図1のBに示すように
ペン軸押さえ102が図中の矢印mB 方向に移動する
ことによって行われる。この状態で、ペン先部100が
画面上(後述するタブレット21上)に触れていると、
手の力によってペン先部100はさらにペン内部(ペン
筐体113の内部)に入り込み、したがって手は沈み込
む感覚を得ることができる。すなわち、例えば図2のa
に示すように、ディスプレイ部22の画面上(タブレッ
ト21)上の仮想ボタン領域(特定領域)201或いは
202上に上記ペン先部100が触れているときには、
上述のように手の力によってペン先部100がさらにペ
ン内部に入るようにして手が沈み込む感覚を得るように
する。なお、図2の例ではペン6はコード129によっ
て例えばコンピュータ(装置本体)と接続され、当該コ
ード129を介して上記ペンの引っ込み状態と中立状態
の制御が行われる。
電磁石EMB がONになって、図1のBに示すように
ペン軸押さえ102が図中の矢印mB 方向に移動する
ことによって行われる。この状態で、ペン先部100が
画面上(後述するタブレット21上)に触れていると、
手の力によってペン先部100はさらにペン内部(ペン
筐体113の内部)に入り込み、したがって手は沈み込
む感覚を得ることができる。すなわち、例えば図2のa
に示すように、ディスプレイ部22の画面上(タブレッ
ト21)上の仮想ボタン領域(特定領域)201或いは
202上に上記ペン先部100が触れているときには、
上述のように手の力によってペン先部100がさらにペ
ン内部に入るようにして手が沈み込む感覚を得るように
する。なお、図2の例ではペン6はコード129によっ
て例えばコンピュータ(装置本体)と接続され、当該コ
ード129を介して上記ペンの引っ込み状態と中立状態
の制御が行われる。
【0031】これに対し、上記引っ込み状態から上記中
立状態への移行(復帰)は、電磁石EMA をONにす
ることで、図1のCに示すように上記ペン軸押さえ10
2を図中の矢印mA 方向へ移動させて行う。この状態
では、上記ペン軸押さえ102によって上記ペン軸10
1が押されているため、このとき例えばペン先部100
で画面上を押したとしても、ペン先部100はペン筐体
113内部に押し込まれることはない。
立状態への移行(復帰)は、電磁石EMA をONにす
ることで、図1のCに示すように上記ペン軸押さえ10
2を図中の矢印mA 方向へ移動させて行う。この状態
では、上記ペン軸押さえ102によって上記ペン軸10
1が押されているため、このとき例えばペン先部100
で画面上を押したとしても、ペン先部100はペン筐体
113内部に押し込まれることはない。
【0032】なお、上記引っ込み状態から上記中立状態
への移行は、例えば図2のbに示すように、通常はペン
アップ(タブレット表面からペン先部100を離したと
き)を検出した直後に行うことが望ましい。なお、例え
ばこの引っ込み状態から中立状態への移行をペンダウン
のままで行うようにすると、手が浮き上がる感覚を覚え
ることになる。
への移行は、例えば図2のbに示すように、通常はペン
アップ(タブレット表面からペン先部100を離したと
き)を検出した直後に行うことが望ましい。なお、例え
ばこの引っ込み状態から中立状態への移行をペンダウン
のままで行うようにすると、手が浮き上がる感覚を覚え
ることになる。
【0033】例えば、図2のcに示すように、ペンダウ
ン状態で仮想ボタン領域からそのままペン先部100を
引きずって当該仮想ボタン領域201又は202の外に
出した時に、上記引っ込み状態から中立状態へ移行させ
る動作を行うようにすれば、当該ペン先部100が仮想
ボタン領域201又は202の外に出たことを利用者に
知らせることができる。すなわち、ペンダウン状態のま
まペン先部100を引きずって仮想ボタン領域201又
は202の外に出すと、上述のように手が浮き上がる感
覚を覚えることになり、したがって、使用者は仮想ボタ
ン領域201又は202の外にペン先が出たことを知る
ことができる。言い換えれば、これによりボタン押しが
キャンセルされたことを使用者に知らせることができる
ようになる。
ン状態で仮想ボタン領域からそのままペン先部100を
引きずって当該仮想ボタン領域201又は202の外に
出した時に、上記引っ込み状態から中立状態へ移行させ
る動作を行うようにすれば、当該ペン先部100が仮想
ボタン領域201又は202の外に出たことを利用者に
知らせることができる。すなわち、ペンダウン状態のま
まペン先部100を引きずって仮想ボタン領域201又
は202の外に出すと、上述のように手が浮き上がる感
覚を覚えることになり、したがって、使用者は仮想ボタ
ン領域201又は202の外にペン先が出たことを知る
ことができる。言い換えれば、これによりボタン押しが
キャンセルされたことを使用者に知らせることができる
ようになる。
【0034】なお、図1の例では、電磁石EMA 、E
MB の2個を用いてボタン押し感覚を実現するペン6
を例としているが、ペン先がコンピュータからの指示に
よって引っ込む仕組みが実現できるもののであれば、電
磁石でなく、他のもので実現してもかまわない。
MB の2個を用いてボタン押し感覚を実現するペン6
を例としているが、ペン先がコンピュータからの指示に
よって引っ込む仕組みが実現できるもののであれば、電
磁石でなく、他のもので実現してもかまわない。
【0035】また、本実施例では、2個の電磁石を用い
ているが、1個の電磁石としたり、バネ、引っかかりの
ためのカム機構などを用いた構成とすることもできる。
ているが、1個の電磁石としたり、バネ、引っかかりの
ためのカム機構などを用いた構成とすることもできる。
【0036】さらに、本発明実施例装置のペン6は、図
3に示すような構成とすることもできる。
3に示すような構成とすることもできる。
【0037】この図3において、本実施例のペン6は、
ペン軸120と、ペン軸押さえ130と、当該ペン軸押
さえ130に配される鉄片部107と共に電磁石EMA
又は電磁石EMB を構成するコイル104又は105
と、ペン軸120の軸部分が内部に通されたバネ124
と、これらが内蔵される筐体140とを有するものであ
る。
ペン軸120と、ペン軸押さえ130と、当該ペン軸押
さえ130に配される鉄片部107と共に電磁石EMA
又は電磁石EMB を構成するコイル104又は105
と、ペン軸120の軸部分が内部に通されたバネ124
と、これらが内蔵される筐体140とを有するものであ
る。
【0038】ペン軸120は、ペン6のペン先となる部
分であるペン先部にペンダウン検出手段123と、当該
ペン軸120がペン6の外筐である筐体140からの抜
け落ちることを防止すると共にバネ124の一端を衝止
するための衝止部材122とを有し、さらに、上記ペン
先となる一端に対応する他端に後述するスイッチSWを
構成する一方の接点121を有するものである。なお、
ペンダウン検出手段123は、ペンダウンしているか否
かすなわちペン先が画面上(タブレット上)に接触して
いるか否かを検出するためのセンサであり、図示は省略
しているが、例えばコンピュータ(装置本体)と接続さ
れているものである。したがって、ペンダウン検出手段
123は、上記コンピュータに対して、ペン6がペンダ
ウン状態となっているか否か、すなわちペン先のタブレ
ット面への接触/非接触の状態を忠実に知らせる。
分であるペン先部にペンダウン検出手段123と、当該
ペン軸120がペン6の外筐である筐体140からの抜
け落ちることを防止すると共にバネ124の一端を衝止
するための衝止部材122とを有し、さらに、上記ペン
先となる一端に対応する他端に後述するスイッチSWを
構成する一方の接点121を有するものである。なお、
ペンダウン検出手段123は、ペンダウンしているか否
かすなわちペン先が画面上(タブレット上)に接触して
いるか否かを検出するためのセンサであり、図示は省略
しているが、例えばコンピュータ(装置本体)と接続さ
れているものである。したがって、ペンダウン検出手段
123は、上記コンピュータに対して、ペン6がペンダ
ウン状態となっているか否か、すなわちペン先のタブレ
ット面への接触/非接触の状態を忠実に知らせる。
【0039】上記ペン軸押さえ130は、軸部分の一端
に上記ペン軸120の上記他端側と当接するようになる
と共に上記接点121に対応するスイッチSWの他方の
接点126を有する当接部132と、軸部分の例えば中
央部に上記コイル104又は105と共に電磁石EMA
又は電磁石EMB を構成するための鉄片部107を有
するものである。
に上記ペン軸120の上記他端側と当接するようになる
と共に上記接点121に対応するスイッチSWの他方の
接点126を有する当接部132と、軸部分の例えば中
央部に上記コイル104又は105と共に電磁石EMA
又は電磁石EMB を構成するための鉄片部107を有
するものである。
【0040】なお、上記スイッチSWの接点125及び
126は、図示を省略してはいるが例えばコンピュータ
と接続されているものである。したがって、当該接点1
25と126が接触すれば、コンピュータはスイッチS
WがONとなっていることを知ることができ、逆に接触
していなければOFFとなっていることを知ることがで
きる。
126は、図示を省略してはいるが例えばコンピュータ
と接続されているものである。したがって、当該接点1
25と126が接触すれば、コンピュータはスイッチS
WがONとなっていることを知ることができ、逆に接触
していなければOFFとなっていることを知ることがで
きる。
【0041】上記筐体140は、ペン6の外筐を構成
し、内部に上記ペン軸120を通した状態のバネ124
が配される筒部128と、上記コイル104,105及
びペン軸押さえ130が配される大筒部112とが設け
られている。また、上記大筒部112と筒部128との
境界部分には上記バネの他端が衝止する衝止部127が
設けられ、さらに上記筒部128の上記衝止部材122
と対向する部分には当該衝止部材122が当接する当接
面121が設けられている。さらに、ペン軸120の上
記衝止部材122とペン先部分との間の軸部分が遊貫す
る筒部131も設けられている。
し、内部に上記ペン軸120を通した状態のバネ124
が配される筒部128と、上記コイル104,105及
びペン軸押さえ130が配される大筒部112とが設け
られている。また、上記大筒部112と筒部128との
境界部分には上記バネの他端が衝止する衝止部127が
設けられ、さらに上記筒部128の上記衝止部材122
と対向する部分には当該衝止部材122が当接する当接
面121が設けられている。さらに、ペン軸120の上
記衝止部材122とペン先部分との間の軸部分が遊貫す
る筒部131も設けられている。
【0042】このような構成のペン6においても、前述
同様に上記コイル104と鉄片107とにより構成され
る電磁石EMA は、当該コイル104に電流が流され
る(ONとなされる)ことで、当該鉄片107が設けら
れた上記ペン軸押さえ102を前記図1のCの図中矢印
mAと同じ方向に移動させるためのものであり、また、
上記コイル105と鉄片107とにより構成される電磁
石EMB は、当該コイル105に電流が流される(O
Nとなされる)ことで、当該鉄片107が設けられた上
記ペン軸押さえ102を図1のBの図中矢印mB と同
じ方向に移動させるためのものである。
同様に上記コイル104と鉄片107とにより構成され
る電磁石EMA は、当該コイル104に電流が流され
る(ONとなされる)ことで、当該鉄片107が設けら
れた上記ペン軸押さえ102を前記図1のCの図中矢印
mAと同じ方向に移動させるためのものであり、また、
上記コイル105と鉄片107とにより構成される電磁
石EMB は、当該コイル105に電流が流される(O
Nとなされる)ことで、当該鉄片107が設けられた上
記ペン軸押さえ102を図1のBの図中矢印mB と同
じ方向に移動させるためのものである。
【0043】本実施例では、上述した構成のペン6によ
り、以下のようにして通常のボタン押し感覚と同じよう
なボタン押し込み感を実現すると共に、ボタン押し込み
の最深部でスイッチSWがONするようにすることを実
現している。
り、以下のようにして通常のボタン押し感覚と同じよう
なボタン押し込み感を実現すると共に、ボタン押し込み
の最深部でスイッチSWがONするようにすることを実
現している。
【0044】すなわち、この図3のペン6において、ペ
ン軸押さえ130は、通常は上記当接部132とペン軸
120の上記他端とが密着するようになされており、し
たがって、スイッチSWの接点125と126とが接続
状態(ON)となっている。
ン軸押さえ130は、通常は上記当接部132とペン軸
120の上記他端とが密着するようになされており、し
たがって、スイッチSWの接点125と126とが接続
状態(ON)となっている。
【0045】ここで、例えば、ペン軸120(ペン先)
が画面に触れた場合は、上記ペンダウン検出手段123
からその旨がコンピュータに伝達され、かつこの時、上
記ペン先が触れた画面(タブレット)上の領域が、仮想
ボタン領域となっている場合には、例えば上記電磁石E
MB がONとなり、ペン軸押さえ130が後退する。
これにより、ペン軸120の上記接点125とペン軸押
さえ130の上記接点126とは離れ、これら接点の間
に空間が生ずる。
が画面に触れた場合は、上記ペンダウン検出手段123
からその旨がコンピュータに伝達され、かつこの時、上
記ペン先が触れた画面(タブレット)上の領域が、仮想
ボタン領域となっている場合には、例えば上記電磁石E
MB がONとなり、ペン軸押さえ130が後退する。
これにより、ペン軸120の上記接点125とペン軸押
さえ130の上記接点126とは離れ、これら接点の間
に空間が生ずる。
【0046】この空間の幅は、例えば指によって通常の
ボタンを押した場合の当該通常のボタンの押し込みスト
ロークと近い幅である。したがって、このとき、当該ペ
ン先を押し込むようにすれば、通常のボタン押しと略同
じストロークでペン先が押し込まれるようになる。これ
により、接点125と126が再び接触してスイッチS
WがONとなる。
ボタンを押した場合の当該通常のボタンの押し込みスト
ロークと近い幅である。したがって、このとき、当該ペ
ン先を押し込むようにすれば、通常のボタン押しと略同
じストロークでペン先が押し込まれるようになる。これ
により、接点125と126が再び接触してスイッチS
WがONとなる。
【0047】上述のようなことから、この図3に示す本
実施例のペンによれば、通常のボタン同様に、ボタンの
押し込み感覚と、完全にボタンを押し込んだ時のスイッ
チのON動作とを実現できるようになる。また、通常の
ボタンのように、ボタンの押し込みのストローク長の途
中で当該ボタンの押し込みを中断したような場合と同様
の動作をも本実施例のペンは実現することができる。す
なわち、通常のボタンにおいて、押し込みのストローク
長を例えば5mmとした場合、そのストローク長の途中
の例えば2mmの所で押し込みを中止して、指をボタン
から離したような場合、当該ボタンの最深部に設けられ
たスイッチがONすることはないが、本実施例のペンに
おいても同様のことを実現することができる。この図3
の実施例のペンによれば、ペン先の押し込みのストロー
クの最深部に真のON/OFFスイッチがあるであろう
という使用者の期待を満足させることができる。
実施例のペンによれば、通常のボタン同様に、ボタンの
押し込み感覚と、完全にボタンを押し込んだ時のスイッ
チのON動作とを実現できるようになる。また、通常の
ボタンのように、ボタンの押し込みのストローク長の途
中で当該ボタンの押し込みを中断したような場合と同様
の動作をも本実施例のペンは実現することができる。す
なわち、通常のボタンにおいて、押し込みのストローク
長を例えば5mmとした場合、そのストローク長の途中
の例えば2mmの所で押し込みを中止して、指をボタン
から離したような場合、当該ボタンの最深部に設けられ
たスイッチがONすることはないが、本実施例のペンに
おいても同様のことを実現することができる。この図3
の実施例のペンによれば、ペン先の押し込みのストロー
クの最深部に真のON/OFFスイッチがあるであろう
という使用者の期待を満足させることができる。
【0048】なお、ペン軸押さえ130の出没は、仮想
ボタン領域とペン位置の関係だけにかかわらず、あるモ
ードでは画面全体に対しても、ペン軸押さえが後退する
ように設定するなどその制御は自由である。
ボタン領域とペン位置の関係だけにかかわらず、あるモ
ードでは画面全体に対しても、ペン軸押さえが後退する
ように設定するなどその制御は自由である。
【0049】また、ペン軸押さえ130とペン軸120
との間に設けたスイッチSWの情報を利用するか、無視
するかは、当然応用プログラム利用者の自由である。
との間に設けたスイッチSWの情報を利用するか、無視
するかは、当然応用プログラム利用者の自由である。
【0050】さらに、この図3の例の場合も、ペン軸押
さえ130が後退し、ペン軸120が十分に沈んだ状態
から、ペン軸押さえ130を電磁石EMB によって前
進させると、利用者にはペンが飛び上がるかのような感
覚を与えることができる。これを何らかの情報すなわち
前述同様に仮想ボタン領域からペン先が出たことなどの
意味を持たせることができる。
さえ130が後退し、ペン軸120が十分に沈んだ状態
から、ペン軸押さえ130を電磁石EMB によって前
進させると、利用者にはペンが飛び上がるかのような感
覚を与えることができる。これを何らかの情報すなわち
前述同様に仮想ボタン領域からペン先が出たことなどの
意味を持たせることができる。
【0051】なお、本実施例の手書き情報入力装置の装
置本体側は、図4に示すように、前述した図1や図3に
示したような押し込み感覚を実現する機構を内蔵するペ
ン6による手書き入力軌跡(筆跡)に応じた座標データ
を生成する座標入力手段である表示・タブレットブロッ
ク159上に設けられるタブレット及びこのタブレット
をコントロールするタブレットコントローラ158と、
この座標データに基づく表示データを生成するCPU4
1及びLCDコントローラ43と、上記タブレットコン
トローラ158上に上記タブレットと共に設けられ上記
表示データに基づく表示を行う液晶表示部(LCD;液
晶ディスプレイ)とを有してなるものである。すなわ
ち、この図4の例では、上記表示・タブレットブロック
159が本発明の装置本体の表示入力手段となってい
る。
置本体側は、図4に示すように、前述した図1や図3に
示したような押し込み感覚を実現する機構を内蔵するペ
ン6による手書き入力軌跡(筆跡)に応じた座標データ
を生成する座標入力手段である表示・タブレットブロッ
ク159上に設けられるタブレット及びこのタブレット
をコントロールするタブレットコントローラ158と、
この座標データに基づく表示データを生成するCPU4
1及びLCDコントローラ43と、上記タブレットコン
トローラ158上に上記タブレットと共に設けられ上記
表示データに基づく表示を行う液晶表示部(LCD;液
晶ディスプレイ)とを有してなるものである。すなわ
ち、この図4の例では、上記表示・タブレットブロック
159が本発明の装置本体の表示入力手段となってい
る。
【0052】すなわち、この図4において、本実施例装
置は、バスライン57を介して各構成要素を制御する上
記CPU41と、システムのプログラム及び予め定義さ
れている文字情報,辞書情報などが格納されているシス
テムROM51と、処理途中データ等が書込/読出され
るワークRAM52と、上記液晶(LCD)表示部及び
ダブレットからなる表示・タブレットブロック159
と、ペン入力手段としてのペン(スタイラスペン)6
と、バスライン57を介して上記CPU41に接続され
ると共に上記表示・タブレットブロック159と接続さ
れ上記タブレットをコントロールするタブレットコント
ローラ158と、バスライン57を介して上記CPU4
1と接続されると共に上記表示・タブレットブロック1
59の液晶表示部をコントロールするLCDコントロー
ラ43と、画像表示用データを書込/読出する上記LC
Dコントローラ43及びCPU41により制御されるビ
デオRAM44と、キーの打鍵による使用者の文字入力
等を受け付けるキーボード154と、当該キーボード1
54をコントロールするキーボードコントローラ153
とを有するものである。なお、上記CPU41は、上記
座標データに基づいてペン入力筆跡形状を認識し、上記
システムROM52内に記憶されている複数の編集構成
記号(いわゆるジェスチャ)の中から認識した筆跡形状
に最も類似した編集構成記号を読み出す処理も行うこと
ができる。
置は、バスライン57を介して各構成要素を制御する上
記CPU41と、システムのプログラム及び予め定義さ
れている文字情報,辞書情報などが格納されているシス
テムROM51と、処理途中データ等が書込/読出され
るワークRAM52と、上記液晶(LCD)表示部及び
ダブレットからなる表示・タブレットブロック159
と、ペン入力手段としてのペン(スタイラスペン)6
と、バスライン57を介して上記CPU41に接続され
ると共に上記表示・タブレットブロック159と接続さ
れ上記タブレットをコントロールするタブレットコント
ローラ158と、バスライン57を介して上記CPU4
1と接続されると共に上記表示・タブレットブロック1
59の液晶表示部をコントロールするLCDコントロー
ラ43と、画像表示用データを書込/読出する上記LC
Dコントローラ43及びCPU41により制御されるビ
デオRAM44と、キーの打鍵による使用者の文字入力
等を受け付けるキーボード154と、当該キーボード1
54をコントロールするキーボードコントローラ153
とを有するものである。なお、上記CPU41は、上記
座標データに基づいてペン入力筆跡形状を認識し、上記
システムROM52内に記憶されている複数の編集構成
記号(いわゆるジェスチャ)の中から認識した筆跡形状
に最も類似した編集構成記号を読み出す処理も行うこと
ができる。
【0053】このような手書き情報入力装置において、
上記CPU41では、図5に示すようなフローチャート
によって、上述したようなペン先の出没の制御等を行っ
ている。
上記CPU41では、図5に示すようなフローチャート
によって、上述したようなペン先の出没の制御等を行っ
ている。
【0054】すなわち、この図5に示すフローチャート
において、ステップS1では、ペン軸押さえを中立状態
にする。本実施例では、電磁石EMA がONし、電磁
石EMB がOFFすることで、ペン軸押さえが中立状
態となる。
において、ステップS1では、ペン軸押さえを中立状態
にする。本実施例では、電磁石EMA がONし、電磁
石EMB がOFFすることで、ペン軸押さえが中立状
態となる。
【0055】ステップS2ではペンの状態を調べ、次の
ステップS3ではペンダウンしたか否かを判断する。ス
テップS3でペンダウンしていないと判断した場合(N
o)はステップS2に戻り、ペンダウンしたと判断した
場合(Yes)はステップS4に進む。
ステップS3ではペンダウンしたか否かを判断する。ス
テップS3でペンダウンしていないと判断した場合(N
o)はステップS2に戻り、ペンダウンしたと判断した
場合(Yes)はステップS4に進む。
【0056】ステップS4では、ペン先が表示画面上の
仮想ボタン領域内(仮想ボタン領域に対応するタブレッ
ト上の領域内)にあるか否かの判断を行う。当該ステッ
プS4で仮想ボタン領域内に無いと判断した場合(N
o)はステップS13に進み、当該ステップS13でそ
の他の処理を行った後、ステップS2に戻る。一方、ス
テップS4でペン先が仮想ボタン領域内にあると判断し
た場合(Yes)は、ステップS5に進む。
仮想ボタン領域内(仮想ボタン領域に対応するタブレッ
ト上の領域内)にあるか否かの判断を行う。当該ステッ
プS4で仮想ボタン領域内に無いと判断した場合(N
o)はステップS13に進み、当該ステップS13でそ
の他の処理を行った後、ステップS2に戻る。一方、ス
テップS4でペン先が仮想ボタン領域内にあると判断し
た場合(Yes)は、ステップS5に進む。
【0057】ステップS5では、ペン軸押さえを後退さ
せる。本実施例では、電磁石EMBがONし、電磁石E
MAがOFFすることで、ペン軸押さえが後退する。
せる。本実施例では、電磁石EMBがONし、電磁石E
MAがOFFすることで、ペン軸押さえが後退する。
【0058】次のステップS6ではペンの状態を調べ、
ステップS7ではスイッチSWがONとなったか否かの
判断を行う。当該ステップS7でスイッチSWがONと
なったと判断した場合(Yes)にはステップS14
に、スイッチSWがONとなっていないと判断した場合
(No)はステップS8に進む。
ステップS7ではスイッチSWがONとなったか否かの
判断を行う。当該ステップS7でスイッチSWがONと
なったと判断した場合(Yes)にはステップS14
に、スイッチSWがONとなっていないと判断した場合
(No)はステップS8に進む。
【0059】上記ステップS7でスイッチSWがONと
なったと判断した場合のステップS14では上記仮想ボ
タンが押された時の処理を行い、次のステップS15で
はペンの状態を調べ、その後、ステップS16でペンア
ップしたか否かの判断を行う。当該ステップS16でペ
ンアップしていないと判断した場合(No)はステップ
S15に戻り、ペンアップしたと判断した場合(Ye
s)はステップS10に進む。
なったと判断した場合のステップS14では上記仮想ボ
タンが押された時の処理を行い、次のステップS15で
はペンの状態を調べ、その後、ステップS16でペンア
ップしたか否かの判断を行う。当該ステップS16でペ
ンアップしていないと判断した場合(No)はステップ
S15に戻り、ペンアップしたと判断した場合(Ye
s)はステップS10に進む。
【0060】一方、上記ステップS7でスイッチSWが
ONとなっていないと判断した場合のステップS8で
は、ペンアップしたか否かの判断を行う。当該ステップ
S8でペンアップしたと判断した場合(No)はステッ
プS1に戻り、ペンアップしていないと判断した場合
(Yes)はステップS9に進む。
ONとなっていないと判断した場合のステップS8で
は、ペンアップしたか否かの判断を行う。当該ステップ
S8でペンアップしたと判断した場合(No)はステッ
プS1に戻り、ペンアップしていないと判断した場合
(Yes)はステップS9に進む。
【0061】当該ステップS9では、ペン先は上記仮想
ボタン領域内にあるか否かの判断を行う。このステップ
S9で、ペン先が上記仮想ボタン領域内にあると判断し
た場合(Yes)はステップS6に戻り、無いと判断し
た場合にはステップS10に進む。
ボタン領域内にあるか否かの判断を行う。このステップ
S9で、ペン先が上記仮想ボタン領域内にあると判断し
た場合(Yes)はステップS6に戻り、無いと判断し
た場合にはステップS10に進む。
【0062】上記ステップS9でNoと判断された場合
又は上記ステップS16でYesと判断された場合のス
テップS10では、ペン軸押さえを中立状態にする(す
なわち押し込み動作可能な機構の動作を阻止する)。本
実施例では、上記ステップS1の場合と同様に、電磁石
EMA がONし、電磁石EMB がOFFすることで、
ペン軸押さえが中立状態となる。
又は上記ステップS16でYesと判断された場合のス
テップS10では、ペン軸押さえを中立状態にする(す
なわち押し込み動作可能な機構の動作を阻止する)。本
実施例では、上記ステップS1の場合と同様に、電磁石
EMA がONし、電磁石EMB がOFFすることで、
ペン軸押さえが中立状態となる。
【0063】次のステップS11ではペンの状態を調
べ、ステップS12ではペンアップしたか否かの判断を
行う。当該ステップS12でペンアップしたと判断した
場合(Yes)はステップS1に戻り、ペンアップして
いないと判断した場合(No)はステップS11に戻
る。
べ、ステップS12ではペンアップしたか否かの判断を
行う。当該ステップS12でペンアップしたと判断した
場合(Yes)はステップS1に戻り、ペンアップして
いないと判断した場合(No)はステップS11に戻
る。
【0064】上述したようなことから、本実施例によれ
ば、より実際に指で押すボタンに近いボタン感をペンで
実現できるようになり、ペンコンピュータ一般のユーザ
インターフェースを向上させることが可能となる。
ば、より実際に指で押すボタンに近いボタン感をペンで
実現できるようになり、ペンコンピュータ一般のユーザ
インターフェースを向上させることが可能となる。
【0065】なお、図6には、上記図4の構成をより詳
細に示す。
細に示す。
【0066】この図6のスイッチ群11には、電源64
のオン/オフを行うための電源スイッチと、表示・タブ
レットブロック159のディスプレイ部22の液晶ディ
スプレイ(LCD)の画面の輝度を調整する輝度調整ス
イッチと、ディスプレイ部22のバックライトの明るさ
を例えば段階的或いは無段階的に調整する明度調整スイ
ッチと、例えばスピーカ9から出力される音の音量を例
えば段階的或いは無段階的に調整する音量調整スイッチ
と、動作を途中で停止させるときに操作される停止スイ
ッチなどが含まれる。これらスイッチ群11は、キーイ
ンターフェース62を介してバスライン57と接続さ
れ、このバスライン57を介してCPU41と接続され
る。CPU41は、各スイッチのオン/オフや調整など
をも制御する。
のオン/オフを行うための電源スイッチと、表示・タブ
レットブロック159のディスプレイ部22の液晶ディ
スプレイ(LCD)の画面の輝度を調整する輝度調整ス
イッチと、ディスプレイ部22のバックライトの明るさ
を例えば段階的或いは無段階的に調整する明度調整スイ
ッチと、例えばスピーカ9から出力される音の音量を例
えば段階的或いは無段階的に調整する音量調整スイッチ
と、動作を途中で停止させるときに操作される停止スイ
ッチなどが含まれる。これらスイッチ群11は、キーイ
ンターフェース62を介してバスライン57と接続さ
れ、このバスライン57を介してCPU41と接続され
る。CPU41は、各スイッチのオン/オフや調整など
をも制御する。
【0067】ソケット14には、例えばメモリ(IC)
カードが装着され、さらにICカードインターフェース
66を介してバスライン57と接続される。CPU41
は、ICカードインターフェース66を介して、ソケッ
ト14に装着されたICカードとの間でデータ,プログ
ラムなどの授受を行う。また、28ピンコネクタ15
は、拡張用インターフェース68を介してバスライン5
7と接続される。
カードが装着され、さらにICカードインターフェース
66を介してバスライン57と接続される。CPU41
は、ICカードインターフェース66を介して、ソケッ
ト14に装着されたICカードとの間でデータ,プログ
ラムなどの授受を行う。また、28ピンコネクタ15
は、拡張用インターフェース68を介してバスライン5
7と接続される。
【0068】CPU41は、バスライン57を介して各
種のICなどと接続されている。ROM51は、装置全
体のシステムプログラムの他、例えばワードプロセッサ
機能用のカナ漢字変換プログラム及びそのための辞書テ
ーブル、さらに手書き入力に対する認識プログラム及び
そのための辞書テーブル、さらに手書き入力に対する認
識ペン及びそのための辞書テーブルなどが書き込まれて
いる。ワーキング用RAM52には、動作上必要なデー
タが随時記憶される。バックアップ用RAM53には、
バックアップ用の電池54が接続されており、装置本体
の電源がオフされた場合においても必要なデータをバッ
クアップするようになっている。タイマIC55は、電
池54に接続され、水晶振動子56からのクロックを計
数して、その時点における年月日及び時刻のデータを出
力している。ディスプレイコントローラ43やタブレッ
トインターフェース(タブレットコントローラを含む)
46も、バスライン57を介してCPU41に接続され
ている。
種のICなどと接続されている。ROM51は、装置全
体のシステムプログラムの他、例えばワードプロセッサ
機能用のカナ漢字変換プログラム及びそのための辞書テ
ーブル、さらに手書き入力に対する認識プログラム及び
そのための辞書テーブル、さらに手書き入力に対する認
識ペン及びそのための辞書テーブルなどが書き込まれて
いる。ワーキング用RAM52には、動作上必要なデー
タが随時記憶される。バックアップ用RAM53には、
バックアップ用の電池54が接続されており、装置本体
の電源がオフされた場合においても必要なデータをバッ
クアップするようになっている。タイマIC55は、電
池54に接続され、水晶振動子56からのクロックを計
数して、その時点における年月日及び時刻のデータを出
力している。ディスプレイコントローラ43やタブレッ
トインターフェース(タブレットコントローラを含む)
46も、バスライン57を介してCPU41に接続され
ている。
【0069】固体録音処理回路58は、ソケット14,
28ピンコネクタ15などからの入力やCPU41から
の指令に対応して、予めメモリ等に録音してある音信号
を出力して、加算器59に送る。この加算器59には、
ダイアラー61からの音量調整信号も供給され、これに
より音量の調整がなされる。当該加算器59からの音信
号が図示を省略するアンプなどを介してスピーカ9に送
られ、当該スピーカ9で放音される。また、この固体録
音処理回路58には、マイクロホン10からの音信号も
供給されるようになっており、このマイクロホン10か
らの音信号をメモリ等に録音することもできる。
28ピンコネクタ15などからの入力やCPU41から
の指令に対応して、予めメモリ等に録音してある音信号
を出力して、加算器59に送る。この加算器59には、
ダイアラー61からの音量調整信号も供給され、これに
より音量の調整がなされる。当該加算器59からの音信
号が図示を省略するアンプなどを介してスピーカ9に送
られ、当該スピーカ9で放音される。また、この固体録
音処理回路58には、マイクロホン10からの音信号も
供給されるようになっており、このマイクロホン10か
らの音信号をメモリ等に録音することもできる。
【0070】タブレット21は、X軸方向に例えば51
2本の電極を有しており、Y軸方向に342本の電極を
有している。これにより、512×342画素に対応す
る位置を検出することが可能となる。
2本の電極を有しており、Y軸方向に342本の電極を
有している。これにより、512×342画素に対応す
る位置を検出することが可能となる。
【0071】タブレットインターフェース46は、タブ
レット21及びペン6とバスライン57を介したCPU
41とを接続する。また、このタブレットインターフェ
ース46は、タブレットコントローラとしての機能をも
有し、タブレット21の342本の電極の1本1本に所
定のクロックに基づいて順次所定の電圧を印加すると共
に、512本の電極の1本1本に所定のクロックに基づ
いて順次所定の電圧を印加する。これにより、タブレッ
ト21は、X軸及びY軸方向にスキャンされることにな
る。
レット21及びペン6とバスライン57を介したCPU
41とを接続する。また、このタブレットインターフェ
ース46は、タブレットコントローラとしての機能をも
有し、タブレット21の342本の電極の1本1本に所
定のクロックに基づいて順次所定の電圧を印加すると共
に、512本の電極の1本1本に所定のクロックに基づ
いて順次所定の電圧を印加する。これにより、タブレッ
ト21は、X軸及びY軸方向にスキャンされることにな
る。
【0072】このとき、ペン6をタブレット21上の任
意の位置に近づけると、タブレット21とペン6との間
に所定の静電容量が形成される。そして、ペン6をタブ
レット21に押圧したとき、ペン6の選択のスイッチが
オンするので、ペン6とタブレット21上の電極との間
に発生した電荷がタブレットインターフェース46によ
って検出される。すなわち、タブレットインターフェー
ス46は、X軸方向とY軸方向の所定のクロックの発生
タイミングを管理しているので、ペン6から供給された
検出信号とクロックの発生タイミングとからタブレット
21上のペン6による押圧位置を検出することができ
る。
意の位置に近づけると、タブレット21とペン6との間
に所定の静電容量が形成される。そして、ペン6をタブ
レット21に押圧したとき、ペン6の選択のスイッチが
オンするので、ペン6とタブレット21上の電極との間
に発生した電荷がタブレットインターフェース46によ
って検出される。すなわち、タブレットインターフェー
ス46は、X軸方向とY軸方向の所定のクロックの発生
タイミングを管理しているので、ペン6から供給された
検出信号とクロックの発生タイミングとからタブレット
21上のペン6による押圧位置を検出することができ
る。
【0073】タブレットインターフェース46は、この
ようにして検出したペン6による操作座標をCPU41
に供給する。CPU41は、ペン6がタブレット21を
押圧し、ペン6の先端のスイッチがオンした(ペンダウ
ンした)位置と、タブレット21からペン6が離れ、当
該ペン6の先端のスイッチがオフした(ペンアップし
た)位置を常に監視している。そして、ぺンダウンで入
力を受け付け、ペンアップで入力を確定する。
ようにして検出したペン6による操作座標をCPU41
に供給する。CPU41は、ペン6がタブレット21を
押圧し、ペン6の先端のスイッチがオンした(ペンダウ
ンした)位置と、タブレット21からペン6が離れ、当
該ペン6の先端のスイッチがオフした(ペンアップし
た)位置を常に監視している。そして、ぺンダウンで入
力を受け付け、ペンアップで入力を確定する。
【0074】一方、CPU41は、ディスプレイコント
ローラ43を制御し、メモリ(V−RAM)44に表示
すべき画像に対応するデータを書き込む。ディスプレイ
コントローラ43は、メモリ44からデータを読み出
し、データに対応してディスプレイ部22を駆動する。
ディスプレイ部22には、タブレット21に対応して水
平方向に512本の電極を有し、垂直方向に342本の
電極を有している。ディスプレイコントローラ43は、
このディスプレイ部22の上記512本の電極に1本ず
つ順次所定の電圧を印加すると共に、上記342本の電
極に1本ずつ順次所定の電圧を印加する。これにより、
ディスプレイ部22上の各画素がスキャンされ、当該デ
ィスプレイ部22上に所定の画像が表示されるようにな
る。
ローラ43を制御し、メモリ(V−RAM)44に表示
すべき画像に対応するデータを書き込む。ディスプレイ
コントローラ43は、メモリ44からデータを読み出
し、データに対応してディスプレイ部22を駆動する。
ディスプレイ部22には、タブレット21に対応して水
平方向に512本の電極を有し、垂直方向に342本の
電極を有している。ディスプレイコントローラ43は、
このディスプレイ部22の上記512本の電極に1本ず
つ順次所定の電圧を印加すると共に、上記342本の電
極に1本ずつ順次所定の電圧を印加する。これにより、
ディスプレイ部22上の各画素がスキャンされ、当該デ
ィスプレイ部22上に所定の画像が表示されるようにな
る。
【0075】このディスプレイ部22のLCD上に上記
タブレット21が設けられている。このディスプレイ部
22は、例えば、上下に設けられたガラス板と、その中
間に挿入された液晶デバイスとから構成されている。デ
ィスプレイ部22の下方には、蛍光板(EL)が配置さ
れ、この蛍光板がバックライトとして光を発生すると、
その光がディスプレイ部22の液晶デバイスを証明す
る。また、タブレット21は、透明な部材により形成さ
れているため、液晶デバイス上に表示された画像を観察
することができる。
タブレット21が設けられている。このディスプレイ部
22は、例えば、上下に設けられたガラス板と、その中
間に挿入された液晶デバイスとから構成されている。デ
ィスプレイ部22の下方には、蛍光板(EL)が配置さ
れ、この蛍光板がバックライトとして光を発生すると、
その光がディスプレイ部22の液晶デバイスを証明す
る。また、タブレット21は、透明な部材により形成さ
れているため、液晶デバイス上に表示された画像を観察
することができる。
【0076】
【発明の効果】上述したように、本発明の手書き情報入
力装置においては、ペン内にペン先をコンピュータ(装
置本体)からの指示により没入させることができる没入
手段を内蔵させることで、例えば液晶などの平面の表示
画面上に表示されている所定領域(例えば仮想ボタン)
を押した時に、そのボタンの押し込み感覚を手に体感さ
せることができるようになる。
力装置においては、ペン内にペン先をコンピュータ(装
置本体)からの指示により没入させることができる没入
手段を内蔵させることで、例えば液晶などの平面の表示
画面上に表示されている所定領域(例えば仮想ボタン)
を押した時に、そのボタンの押し込み感覚を手に体感さ
せることができるようになる。
【0077】また、ペン先が最深部まで没入したことを
検出する没入検出手段を設けることで、ペンの没入の確
認が検出できるようになる。したがって、本発明によれ
ば、ペンダウンで実際のボタン押し感覚が得られ、ユー
ザインターフェースの向上を図ることが可能となる。
検出する没入検出手段を設けることで、ペンの没入の確
認が検出できるようになる。したがって、本発明によれ
ば、ペンダウンで実際のボタン押し感覚が得られ、ユー
ザインターフェースの向上を図ることが可能となる。
【0078】
【図1】本発明実施例のペンの内部構造を概略的に示す
図である。
図である。
【図2】本発明実施例の所定領域としての仮想ボタンと
ペン先の出没を説明するためのである。
ペン先の出没を説明するためのである。
【図3】本実施例のペンの内部構造の他の例を示す図で
ある。
ある。
【図4】装置本体側の概略的な構成を説明するためのブ
ロック回路図である。
ロック回路図である。
【図5】ペン先の出没の制御のフローチャートである。
【図6】装置本体側のより詳細な構成を説明するための
ブロック回路図である。
ブロック回路図である。
【図7】通常のボタンの押し込み感覚について説明する
ための図である。
ための図である。
6・・・・・・ペン
100・・・・ペン先部
101・・・・ペン軸
102・・・・ペン軸押さえ
107・・・・鉄片部
113・・・・筐体
EMA,EMB・・・・電磁石
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平4−237320(JP,A)
特開 昭55−32189(JP,A)
特開 昭60−245027(JP,A)
特開 昭63−111521(JP,A)
特開 平4−78918(JP,A)
特開 平6−19611(JP,A)
特開 平6−202801(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G06F 3/03
G06F 3/033 - 3/037
G06K 9/62
Claims (2)
- 【請求項1】 装置本体部と、該装置本体部と信号を送
受信可能であるペンと、情報を画面上に表示すると共に
上記ペンによる操作入力がなされる表示入力手段とを有
する手書き情報入力装置において、 上記ペンは、上記表示入力手段の画面上へのペン先の接
触を検出し、接触検出信号を上記装置本体部に送信する
接触検出手段と、上記装置本体部から受信した没入指示
信号に応じて上記ペン先を没入させる没入手段と、上記
ペン先が最深部まで没入したことを検出し、没入検出信
号を上記装置本体部に送信する没入検出手段とを有し、 上記装置本体部は、上記ペンから上記接触検出信号を受
信した際に上記表示入力手段の画面上への上記ペン先の
接触位置を検出する接触位置検出手段を有し、 上記装置本体部は、上記表示入力手段の画面上の所定領
域に上記ペン先が接触すると上記没入指示信号を上記ペ
ンに送信し、上記ペンから上記没入検出信号を受信する
と上記表示入力手段の画面上への上記ペン先の接触位置
に応じた処理を実行することを特徴とする手書き情報入
力装置。 - 【請求項2】 上記装置本体部は、上記ペンから上記没
入検出信号を受信すると上記表示入力手段の画面上又は
音若しくは音声のいずれかで応答することを特徴とする
請求項1記載の手書き情報入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15688293A JP3430559B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 手書き情報入力装置及び情報入力方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15688293A JP3430559B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 手書き情報入力装置及び情報入力方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0713675A JPH0713675A (ja) | 1995-01-17 |
JP3430559B2 true JP3430559B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=15637458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15688293A Expired - Fee Related JP3430559B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 手書き情報入力装置及び情報入力方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3430559B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10042439B2 (en) * | 2014-12-11 | 2018-08-07 | Microsft Technology Licensing, LLC | Interactive stylus and display device |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP15688293A patent/JP3430559B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0713675A (ja) | 1995-01-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030422 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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