JP3131776U - クッション部材を圧着した補強板を備えた研磨ディスク - Google Patents

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Abstract

【課題】研磨作業における、作業者の労力を軽減し、寿命の長い研磨ディスクの提供。
【解決手段】クッション部材11を圧着した補強板10を、冠着した研磨ディスクを提供する。
【選択図】図4

Description

本願考案は、ディスクグラインダー(50)等の回転駆動機の回転軸(51)に取付け固定して使用する、クッション部材(11)を圧着した補強板(10)を備えた研磨ディスク(40)に関するものである。
今日、多数の研磨粒を有する研磨部材(20)が、基板(30)の下面に配設され、ディスクグラインダー(50)等の回転駆動機に対して取り付けられて、回転することにより、研磨を行う回転研磨ディスク(42)が広く用いられている。(図2−B)
その回転数も、毎分1万回転から1万3千回転の高速で使用されるため、研磨対象物と研磨部材との間に摩擦熱が発生するものであり、必要以上に作業者が回転研磨ディスク(42)を取り付けたディスクグラインダー(50)を押さえて研磨作業をすると、研磨部材(20)が劣化し回転研磨ディスク(42)の寿命が短くなったり、研磨対象物の表面が変質する恐れがあった。
この課題は、従来の回転研磨ディスク(42)の研磨対象物に対する「当たり」即ち、回転研磨ディスク(42)を押さえる圧力が大きいということが原因となっていたのであるが、このことは従来の回転研磨ディスク(42)の構造により、避けられない課題であった。
研磨部材(20)は使用と共に磨耗していく。具体的には、周速度が最も速い外周縁部が最も早く磨耗する。よって、研磨部材(20)の外周縁部の上側まで基板(30)が設けられていた場合、この部分の研磨部材(20)が磨耗により消滅し、基板(30)が露出した状態となってしまう。そうなると、この回転研磨ディスク(42)は通常の研磨作用を発揮することができなくなり、廃棄せざるを得なくなる。(図5)
上記のことから、研磨部材(20)の外周縁部からの磨耗分を見越して、基板(30)を研磨部材(20)の直径よりも限りなく小径にすることが考えられる。 しかし、このようにすると、研磨部材(20)を保持する力が低下したり、研磨部材(20)の歪みや撓みが発生し、研磨作業ができなくなる。
上記課題を解決するために、考案の請求項1に記載の考案は、略円板状であり、クッション部材(11)を圧着し、ディスクグラインダー(50)等の回転駆動機の回転軸(51)を通すことのできる回転軸貫通孔(53)が設けられたことを特徴とする、研磨ディスク(40)の補強板(10)を提供する。(図1)
また、考案の請求項2、3に記載の考案は、ディスクグラインダー(50)等の回転区動機の回転軸(51)に固定可能な略円板状の基板(30)と、この基板(30)の下方に設けられた研磨部材(20)とからなる回転研磨具(41)に対して、上記、請求項1に記載のクッション部材(11)を圧着した補強板(10)が取り付けられてなるものであり、研磨部材(20)の外径が、クッション部材(11)を有する補強板(10)よりも大きいものであって、補強板(10)と略円盤状の基板(30)には、上記回転軸(51)を通すことのできる回転軸貫通孔(53)が設けられており、上記クッション部材(11)は、研磨部材(20)と当接するものであり、補強板(10)は基板(30)と研磨部材(20)を覆われたものとされることを特徴とする、クッション部材(11)を圧着した補強板(10)を備えた、研磨ディスク(40)を提供する。(図3)
また、考案の請求項3に記載の考案は、上記補強板(10)の下面中央部が、研磨部材(20)を保持している略円板状の基板(30)に当接し、補強板(10)の下面外周部のクッション部材(11)は、研磨部材(20)に当接することを特徴とする、請求項1に記載のクッション部材(11)を圧着した補強板(10)を備えた、研磨ディスク(40)を提供する。(図4)
本願の請求項1及び請求項2に記載の考案に係わる補強板(10)は、一体成型され略円板状から構成されているため、ディスクグラインダー(50)に取り付けた際でも、確実に研磨部材(20)を支持することができ、回転研磨具(41)に補強板(10)を取り付けた状態において、確実な研磨が可能である。
本願の請求項1、2、3に記載の考案に係わる補強板(10)には、クッション部材(11)が圧着されており、このクッション部材(11)が研磨部材(20)に当接することで、従来の回転研磨ディスク(42)の研磨対象物に対する当たり、即ち回転研磨ディスク(42)を押さえる圧力を軽減でき、研磨部材(20)の劣化を防ぐことが可能である。
また、本願考案の研磨ディスク(40)のユーザーが補強板(10)の使用・不使用を選択することもでき、これにより、研磨対象物に強く押し当てて研磨することと、研磨対象物にソフトに押し当てて研磨することを、状況により使い分けることができ、便利で使用しやすい研磨ディスク(40)を提供できたものである。
また、研磨部材(20)は使用と共に外周縁部から磨耗していく。 磨耗した研磨部材(20)の外周縁部が、補強板(10)の外周縁部に当たる。 つまり、補強板(10)が露出した状態になると、補強板(10)をディスクグラインダー(50)から取り外し、さらに研磨作業を続けることが可能になる。(図5)
以下、図面に基づき本願考案の一実施例を取り上げて説明する。図1及び図2は、本例の補強板の形態を示す図であり、図3は、回転研磨具と補強板との組み合わせ要領を示す図であり、図4は、本例の回転研磨具と補強板との組み合わせて回転駆動機に取付ける際の様子を示す図である。
なお、本願考案における請求の範囲や、以下説明における上下の表現は、図3において上側に図示されている側を上とし、その逆を下としたものである。(図4は説明のために上下を逆にして図示したものである。)
本例における回転研磨具(41)の基本構成は、従来から用いられていたものと同じである。即ち、図3及び図4に示すように、グラインダー(50)等の回転駆動機の回転軸(51)に固定可能な略円板状の基板(30)と、この基板(30)の下方に設けられた研磨部材(20)とからなる。そして、この研磨部材(20)に、脱着可能な構造であるクッション部材(11)を圧着した補強板(10)が取り付けられる。
基板(30)の下面のうち中央側の領域においては、図4に示すように、ディスクグラインダー(50)等の回転駆動機の回転軸(51)が貫通し、この回転軸(51)に固定ネジ(55)がねじ込まれるので、これらと干渉しないようにするために研磨部材(20)が設けられていない。つまり、研磨部材(20)は基板(30)の下面にドーナッツ状に配位される。
基板(30)は、プラスチック、FRP、金属など、研磨部材(20)よりも剛性の高い素材から、一体成型されている。
研磨部材(20)の直径は、基板(30)の直径よりも大きいものとされる。
クッション部材(11)を圧着された補強板(10)は、回転研磨具(41)の上側から冠着できるものであって、中央に回転軸貫通孔(53)を有する、一体物の略円板状体である。この補強板(10)は、研磨部材(20)の直径以下であり、かつ、基板(30)の直径を越える大きさを有するものであり、回転研磨具(41)の上側から、基板(30)と基板非当接部(20−a)を覆うようになり、基板非当接部(20−a)には、補強板(10)のクッション部材(11)が当接することになる。
本例のクッション部材(11)を圧着した補強板(10)を取り付けた研磨ディスク(40)の実際の使用方法について説明する。
ディスクグラインダー(50)等の回転駆動機の回転軸(51)に研磨ディスク(40)を固定するには、図3及び図4、図5に示すように、補強板(10)と回転研磨具(41)とを、補強板(10)の下面と回転研磨具(41)の上面とが冠着するように重ね合わせ、その状態で重なり合った状態にある、補強板(10)の回転軸貫通孔(53)及び回転研磨具(41)の回転軸取付孔(52)にディスクグラインダー(50)の回転軸(51)を貫通させ、その上で、回転軸(51)の外周に形成された雄ネジに固定ネジ(55)をねじ込んで締め付ける。
なお、固定ネジ(55)の直径は、基板(30)の下面中央の領域、つまり、ドーナッツ状の研磨部材(20)中央部分よりも、小径のものとしておく必要がある。
本願考案の研磨ディスク(40)を使用して研磨を行い、研磨部材(20)が外周縁部から磨耗して、図5−Aに示すように、その外周縁部が補強板(10)の外径とほぼ等しくなると、研磨部材(20)の外周縁部では研磨の継続が不可能となる。 従来の回転研磨ディスク(42)では、この時点で廃棄せざるを得なかったが、本願考案においてはこの時点で補強板(10)を取り外すことができる。具体的には、固定ネジ(55)をディスクグラインダー(50)の回転軸(51)から一旦取り外し、補強板(10)を回転軸(51)から取り外した上で、回転研磨具(41)のみを再度、回転軸(51)に取付ける。
このように補強板(10)を取り外すことにより、さらに研磨作業を継続することができ、図5−Bに示すように、研磨部材(20)が磨耗して、その外周縁部が基板(30)の外径とほぼ等しくなるまで回転研磨具(41)を使用することができる。
また、上記のように取り外した補強板(10)を、考案者は回収し、繰り返し使用することで、製造コストの低減化、省資源にも寄与するものとなる。
なお、本願考案に係わる研磨ディスク(40)は、上記のように研磨部材(20)の磨耗時に限らず、当初から補強板(10)を取り外して使用することもできる。この場合、研磨部材(20)を研磨対象物にソフトに押し当てることが可能となり、特に研磨対象物の曲面箇所等の研磨が容易となる。つまり、研磨部材(20)の磨耗時に限られず、研磨ディスク(40)のユーザーがクッション部材(11)が圧着された補強板(10)の使用・不使用を選択することにより、研磨部材(20)を研磨対象物に強く押し当てて研磨することと、研磨対象物にソフトに押し当てて研磨することを状況により使い分けることができ、大変使い勝手の良い研磨ディスク(40)である。
ここで、回転研磨具(41)にクッション部材(11)を圧着した補強板(10)を冠着すると、クッション部材(11)は研磨部材(20)の基板非当接部(20−a)に当接し、下方への押圧力Paが発生する。(図6)
研磨対象物に、高速回転している研磨ディスク(40)を押し当て、研磨作業を始めるとPbの方向に圧力が加わり、クッション部材(11)がPbの圧力を吸収する。つまり、常にPa>Pbとなるので、ユーザーは楽に研磨作業が実施できる。(図6)
(A)は本例のクッション部材が圧着された補強板の形態を示す平面図であり、(B)は同側面図であり、(C)は同底面図である。 (A)は本願考案の研磨ディスクの断面図であり、(B)は従来の回転研磨ディスクの断面図である。 本例の回転研磨具と、クッション部材が圧着された補強板との組み合わせ要領を示す斜視図である。 本例の回転研磨具と、クッション部材が圧着された補強板とを組み合わせてディスクグラインダー等の回転駆動機に取り付ける際の様子を示す、上下を逆にした場合の斜視図である。 本例の回転研磨具と、クッション部材が圧着された補強板とを組み合わせた状態を示す縦断面図であり、(A)は研磨部材が磨耗した状態のもの、(B)は補強板を取り外した状態で更に研磨部材が磨耗した状態のものを示す。 本例の研磨ディスクを、ディスクグラインダーに取り付けて研磨作業している状態において、研磨部材が押圧する様子を示す。
符号の説明
10 ・・・補強板
11 ・・・クッション部材
20 ・・・研磨部材
20−a ・・・基板非当接部
30 ・・・基板
40 ・・・研磨ディスク(本願考案の補強板を冠着した状態)
41 ・・・回転研磨具(本願考案の補強板を取り外した状態)
42 ・・・回転研磨ディスク(従来品)
50 ・・・ディスクグランインダー等の回転駆動機
51 ・・・回転軸
52 ・・・回転軸取付孔
53 ・・・回転軸貫通孔
55 ・・・固定ネジ

Claims (3)

  1. 略円板状体であり、軟質ゴム等のクッション部材(11)が圧着された補強板。(図1)
  2. 請求項1の補強板(10)のクッション部材(11)は、研磨部材(20)の上面と当接するものであり、
    補強板(10)の外径寸法が、研磨部材(20)を保持している略円板状の基板(30)の直径よりも大きなものとされており、その基板(30)は補強板(10)の下面によって、上側から覆われたものとされることを特徴とする、クッション部材(11)を有する補強板(10)を備えた研磨ディスク(40)。(図2−A)
  3. ディスクグラインダー(50)等の回転駆動機の回転軸(51)に固定可能な略円板状の基板(30)と、この基板(30)の下方に設けられた研磨部材(20)とからなる回転研磨具(41)に対して、クッション部材(11)を有した補強板(10)が冠着されているものであり、
    この研磨部材(20)の外径が、略円板状の基板(30)の外径よりも大きいものであって、基板(30)にはディスクグラインダー(50)の回転軸(51)を通すことのできる回転軸取付孔(52)が設けられており、
    補強板(10)は、クッション部材(11)が圧着されており、略円板状であって研磨部材(20)の直径以下であり、かつ、基板(30)の直径を越える大きさを有するものであることを特徴とする、クッション部材(11)を圧着した補強板(10)を備えた回転研磨ディスク(40)。(図2−A)
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