JP3131660U - 鋼矢板吊り上げ装置 - Google Patents

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英信 村社
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株式会社三国建設運輸機工
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Abstract

【課題】複数段に積み上げられた鋼矢板を安全に且つ容易に剥離して吊り上げる装置を提供する。
【解決手段】一端部に第1の挟持部を有し、側面部に複数の挿通孔を有するアーム部と、該アーム部に前記挿通孔を介して取り付けられ、先端部に吊り部を有する垂直アーム部と、該垂直アーム部を挿通し、一端部に第2の挟持部を有し他端部に回動部材を有するクランプ部とから構成される。また、前記クランプ部の第2の挟持部に、鋼矢板固定用のボルト装着用孔が設けられる。
【選択図】図1

Description

本考案は、複数段積み重ねられた鋼矢板を、1枚若しくは複数剥離して吊り上げる際に使用する鋼矢板吊り上げ装置に関するものである。
従来より、土木工事や建設工事でシートパイル(矢板)が多用されている。このシートパイルのなかで最も多用されているのがU字型の鋼矢板であり、通常は複数枚積み重ねて保管されている。これを工事で使用する際には、まず積み重ねられた鋼矢板を1枚ずつクレーンなどの吊上げ機によって吊り上げ、パイラーなどの杭打ち機に装着して地中に打ち込んで使用される。
しかしながら、長時間積み重ねられた鋼矢板は、錆や付着した泥と鋼矢板自身の重量によって強く接着したような状態となり、クレーンによる吊り上げの際にはバールなどを使用して人手による剥離作業を必要とした。しかも、複数枚積み重ねられた最下段の鋼矢板とその上の鋼矢板とは強力に食い込んでおり、剥離作業は極めて困難であった。
そこで、鋼矢板の板厚よりも若干幅広の挟持部を有し、且つ、回転係止用の軸部材が具備され、吊り上げ対象となる鋼矢板の端部側から前記挟持部にて鋼矢板を挟み付けるクランプ部材と、先端部及び根本部を有する長尺形状をなし、根本部には吊り上げ用の透孔が穿設されると共に、ほぼ中央部に、前記クランプ部材に形成された軸部材と回転係合する透孔が形成されたアーム部材と、を具備した鋼矢板剥離吊り治具が提案されている(特許文献1参照。)。
また、後端部吊り部が設けられた梃子部材と、前記梃子部材の先端側に傾動可能に組付けられた保持部材とを備えた工事資材の吊り具もある(特許文献2参照。)。
特開2000−118947号公報 特開2001−19343号公報
しかし、上記の特許文献1及び2に記載されている技術は、いずれも梃子の原理を利用するものであり、積み重ねられた鋼矢板の剥離作業を容易にするという特徴があるが、最下部の鋼矢板と直上の鋼矢板との剥離作業の際には、強力に密着した鋼矢板同士を剥離するために長いアーム部材と取り替える必要があった。
しかも、端部の位置が不揃いのまま複数段に積み重ねられた鋼矢板の場合、アーム部材若しくは梃子部材の先端部が鋼矢板と当接できず、剥離作業ができないという問題点がある。
本考案は、上記問題点に鑑みなされたものであり、複数段にしかも不揃いのまま積み重ねられた鋼矢板を安全にしかも容易に剥離して吊り上げ作業ができる鋼矢板吊り上げ装置を提供することを目的とするものである。
このため本考案は、一端部に第1の挟持部を有し、側面部に複数の挿通孔を有するアーム部と、該アーム部に前記挿通孔を介して取り付けられ、先端部に吊り部を有する垂直アーム部と、該垂直アーム部を挿通し、一端部に第2の挟持部を有し他端部に回動部材を有するクランプ部とから構成されることを第1の特徴とする。
また、前記クランプ部の第2の挟持部に、鋼矢板固定用のボルト装着用孔が設けらたことを第2の特徴とする。
本考案の鋼矢板吊り上げ装置は、以上のように構成されているので次のような優れた効果を有する。
(1)クランプ部に設けられた第2の挟持部と、アーム部に設けられた第1の挟持部とで複数段重ね合わせて設置された鋼矢板の上部材と下部材とを挟持し、吊り部及び回動部材にワイヤーを巻装して吊り上げることで、安全に且つ容易に鋼矢板を剥離して吊り上げことができるという効果がある。
(2)アーム部に設けられた複数の孔部を介して垂直アーム部が取り付けられるため、端部の位置が不揃いのまま複数段に積み重ねられた鋼矢板であっても、クランプ部に設けられた第2の挟持部と、アーム部に設けられた第1の挟持部とで複数段重ね合わせて設置された鋼矢板の上部材と下部材とを確実に挟持することができるという効果がある。
(3)クランプ部の第2の挟持部には、鋼矢板固定用のボルト装着用孔が設けらており、締結部材であるボルトによって確実に鋼矢板を保持して剥離及び吊り上げ作業ができるという優れた効果がある。
以下、本考案の実施の形態を、図面に示す実施例に基づいて説明するが、本考案が本実施例に限定されないことは言うまでもない。図1は、本考案に係る鋼矢板吊り上げ装置の一実施例を示す斜視図、図2は本考案に係る鋼矢板吊り上げ装置の鋼矢板吊り上げ作業を示す斜視図、図3は図2の要部拡大説明図である。
図1に示すように、本考案の鋼矢板吊り上げ装置1は、アーム部材2と、アーム部材2に垂直に取り付けられた垂直アーム部材3と、垂直アーム部材3を挿通してアーム部材2に平行に配置されたクランプ部材4とから構成され、該クランプ部材4は前記垂直アーム部材3方向に移動自在となっている。そして後述するアーム部材2とクランプ部材4に設けた挟持部材によってそれぞれ鋼矢板20の端部を挟持して、図示しないクレーンによってクランプ部材4を上方に吊り上げることで鋼矢板20同士を剥離して吊り上げができるものである。
図2、図3は本考案に係る鋼矢板吊り上げ装置による鋼矢板の吊り上げ作業状態を示しており、アーム部材2の先端部には挟持部材5が設けられ、鋼矢板20の端部を挟持可能とし、またアーム部材2の長手方向側面には複数の透孔6が穿設され、垂直アーム部材3の一端部がピン7を挿通して取り付けられる。そして垂直アーム部材3の他端部には吊り部8が突設され、シャックル9を係止させてワイヤー10が取り付けられる。また、クランプ部材4には先端部に鋼矢板20を挟持する挟持部材11が設けられ、その上部にはネジ孔12が穿設され、ボルト13によって螺合可能とされている。そしてクランプ部材4の後端部にはワイヤー10を巻装するリング体14が設けられ、シャックル9に取り付けられたワイヤー10を巻装してクレーンへ案内する。尚、クランプ部材4の中央部には垂直アーム部材3を挿通する挿通孔15が穿設され、アーム部材2に対して垂直方向に移動自在とされている。
ここで図2に示す実施例においては、鋼矢板20は端部がほぼ揃って積み重ねて設置されており、垂直アーム部材3はアーム部材2の挟持部材5側の透孔6を使用して取り付けられているが、鋼矢板20の重ね位置によって使用する透孔6の位置は適宜選択される。そして、ボルト13を使用することによってクランプ部材4の挟持部材11と鋼矢板20とが確実に締結されるため、クレーンによる吊り上げの際に鋼矢板20とクランプ部材4とが外れる危険がなく、最下部で重なった鋼矢板20であっても安全に剥離して吊り上げ作業を行なうことができる。
上記の構成からなる本考案の鋼矢板吊り上げ装置1によれば、鋼矢板20の端部を挟持部材5、11によって挟持し、クレーンによる吊り上げによってクランプ部材4を引き上げることによって、安全且つ容易に鋼矢板20同士を剥離して吊り上げることが可能となる。また、アーム部材2に穿設された透孔6を選択して垂直アーム部材3が取り付け可能であり、鋼矢板20の端部が不揃いのまま積み上げられていても、挟持部材5、11の取り付けが可能であり、アーム部材2を取替える必要もなく作業を行なうことができる。
尚、鋼矢板の重量が1m当たり数kg以上あり、本考案の鋼矢板吊り上げ装置に使用する素材としては、鋼製材が望ましいが、必要に応じてアルミ合金なども使用可能である。
以上、本考案による鋼矢板吊り上げ装置によれば、複数段積み重ねられた鋼矢板を安全且つ容易に剥離して吊り上げることができる。しかも、不揃いのまま積み重ねられた鋼矢板や、最下部の鋼矢板であっても、アーム部材などの交換を行なう必要もなく作業ができる。
本考案に係る鋼矢板吊り上げ装置の一実施例を示す斜視図である。 本考案に係る鋼矢板吊り上げ装置の鋼矢板吊り上げ作業を示す斜視図である。 図2の要部拡大説明図である。
符号の説明
1 鋼矢板吊り上げ装置
2 アーム部材
3 垂直アーム部材
4 クランプ部材
5、11 挟持部材
6 透孔
7 ピン
8 吊り部
9 シャックル
10 ワイヤー
12 ネジ孔
13 ボルト
14 リング体
15 挿通孔
20 鋼矢板

Claims (2)

  1. 一端部に第1の挟持部を有し、側面部に複数の挿通孔を有するアーム部と、該アーム部に前記挿通孔を介して取り付けられ、先端部に吊り部を有する垂直アーム部と、該垂直アーム部を挿通し、一端部に第2の挟持部を有し他端部に回動部材を有するクランプ部とから構成されることを特徴とする鋼矢板吊り上げ装置。
  2. 前記クランプ部の第2の挟持部に、鋼矢板固定用のボルト装着用孔が設けらたことを特徴とする請求項1記載の鋼矢板吊り上げ装置。
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