JP3131402B2 - 液体噴霧装置 - Google Patents

液体噴霧装置

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JP3131402B2
JP3131402B2 JP09094735A JP9473597A JP3131402B2 JP 3131402 B2 JP3131402 B2 JP 3131402B2 JP 09094735 A JP09094735 A JP 09094735A JP 9473597 A JP9473597 A JP 9473597A JP 3131402 B2 JP3131402 B2 JP 3131402B2
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實男 足立
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實男 足立
松本 秀次
野口 尋之
豊田 泰久
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水又は洗浄液等に
よる対象物表面の洗浄や対象物表面に対する水、油剤、
薬剤その他の液体の塗布等に際して、所要の液体を対象
物表面に噴霧させるための液体噴霧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記液体噴霧装置として、液体を略水平
に配置されたヘッダーに供給すると共に該ヘッダーにそ
の長手方向に沿って所要間隔に配置された複数のノズル
装置の各噴霧ノズルから噴霧させるようにしたものが従
来知られている。
【0003】しかしながら、従来の前記装置において
は、液体がポンプによってヘッダーに供給されるため
に、各噴霧ノズルからの液体の噴霧量が例えば0.1m
l/分以下のように特に微少の場合には、該噴霧に流量
の脈動や断続が生じたり、各噴霧ノズル間で噴霧量に大
きな不均一が生じる等の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、各噴
霧ノズルからの液体の噴霧量が微少の場合でも、該噴霧
に流量の脈動や断続がなくなると共に各噴霧ノズル間に
おける噴霧量の均等化が可能になり、前記液体を対象物
に対して定常的、安定的に且つ長手方向に均一に噴霧す
ることができる液体噴霧装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液体噴霧装
置は、液体を略水平に配置されたヘッダーに供給すると
共に該ヘッダーにその長手方向に沿って所要間隔に配置
された複数のノズル装置の各噴霧ノズルから噴霧させる
ようにした液体噴霧装置において、前記ヘッダーが、底
部に液体流入口を備えると共に該液体流入口の上方にそ
れと長手方向にわたって対向する案内壁を備えた第一緩
衝室と、前記第一緩衝室に、その幅方向端部において長
手方向にわたって、該第一緩衝室内部と連通するように
上方向に連設された中間通路と、前記中間通路に、長手
方向に延びるその縦側壁の上部において長手方向にわた
って穿設されたスリットを介して、該中間通路内部と連
通するように側方に連設され、天井部に各ノズル装置と
連結される液体流出口を備えた第二緩衝室とからなるこ
とを特徴としている。
【0006】前記構成によれば、ポンプ等でヘッダーの
液体流入口に圧送された液体は、下方から第一緩衝室内
部に流入すると共に案内壁に衝突しつつ長手方向に分散
し、方向転換して中間通路内部に流入すると共に上昇
し、さらに方向転換してスリットを通過すると共に第二
緩衝室内部に流入し、各液体流出口を介してノズル装置
の噴霧ノズルから噴霧させられる。
【0007】すなわち、前記液体は、ヘッダーの液体流
入口から第一緩衝室、中間通路及び第二緩衝室を順次方
向転換しながら通過し、その間に第一緩衝室の案内壁に
衝突すると共に中間通路−第二緩衝室間における大きな
流体抵抗となるスリットを通過する。しかして、前記作
用により、ヘッダーの液体流入口に脈動状態で圧送され
た前記液体は、第一緩衝室から中間通路において内圧が
加えられ、第二緩衝室に至る間に脈動が漸次消失すると
共に流体圧が長手方向に漸次均等化、平坦化されて行
き、各ノズル装置の噴霧ノズルからの噴霧量が微少であ
っても、各噴霧ノズルからの噴霧に流量の脈動や断続が
なくなると共に各噴霧ノズル間における噴霧量の均等化
が生じる。
【0008】前記液体噴霧装置は、前記のように噴霧量
が微少の場合に特に有効であることから、例えば、少量
の静電処理水や純水等による基板の効果的な洗浄やベル
トコンベア等のコンベアにおける搬送面に対する少量の
シリコーン油その他の離型剤の均一な塗布等に有用であ
る。
【0009】前記ヘッダーは、例えば、管状体とその内
部に長手方向にわたって配置された横板及び縦板からな
る断面略L字状の仕切り板とを含み、前記管状体内部に
おいて、仕切り板の横板を案内壁とし、その下面と管状
体の内壁とで囲繞された空間を第一緩衝室とし、縦板の
一方の内側面と管状体内壁とで囲繞された空間を中間通
路とし、横板上面及び縦板の他方の内側面と管状体内壁
とで囲繞された、前記中間通路より広い空間を第二緩衝
室とし、さらに縦板上端と管状体の天井板との間隙をス
リットとしたものを採用してもよい。
【0010】前記第一緩衝室、中間通路及び第二緩衝室
の形状や大きさ、前記案内壁の形状、及びスリットの形
状や幅等は、噴霧目的や噴霧に供される液体の物性その
他の噴霧条件により適宜選択される。なお、通常の場
合、前記スリットの幅として、1〜3mm程度を採用す
ることができる。
【0011】前記各ノズル装置において、第二緩衝室の
各液体流出口から噴霧ノズルに至る流路に圧力調整弁が
介設されてもよく、これにより各噴霧ノズル間における
噴霧量の均一化が一層容易になる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の実施例に係る液体噴霧装置の
要部側面図である。同図において、略水平に配置された
ヘッダー1は、両端が閉鎖された断面四角形の管状体2
の内部に、長手方向にわたって断面略L字状の仕切り板
3を配置してなり、前記管状体2内部において、仕切り
板3の横板3aが案内壁4とされ、その下面と管状体2
の内壁とで囲繞された空間が第一緩衝室5とされ、仕切
り板3の縦板3bの一方の内側面と管状体2内壁とで囲
繞された比較的幅の狭い空間が中間通路6とされ、横板
3a上面及び縦板3bの他方の内側面と管状体2内壁と
で囲繞された、前記中間通路6より広い空間が第二緩衝
室7とされ、さらに縦板3b上端と管状体2の天井板と
の間隙がスリット8とされている。
【0013】また、前記管状体2における第一緩衝室5
の底部中央に液体流入口9が設けられ、該液体流入口9
には液体槽10から所要の液体Lがポンプ11により圧
送される。さらに、前記管状体2における第二緩衝室7
の天井部に、長手方向に沿って所要間隔に複数の液体流
出口12が設けられ、各液体流出口12にはノズル装置
13がソケット14を介して連結されている。各ノズル
装置13は、流路に沿って圧力調整弁15、逆止弁16
及び噴霧ノズル17を順次備え、各噴霧ノズル17には
液体Lの噴霧のためにエアー発生装置18からエアーが
供給されるようになっている。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る液体噴霧装置は以上のよう
に構成されるので、各噴霧ノズルからの液体の噴霧量が
微少の場合でも、該噴霧に流量の脈動や断続がなくなる
と共に各噴霧ノズル間における噴霧量の均等化が可能に
なり、前記液体を対象物に対して定常的、安定的に且つ
長手方向に均一に噴霧することができる。
【0015】また、前記液体噴霧装置においてヘッダー
が管状体の内部に長手方向にわたって断面略L字状の仕
切り板を配置してなるものでは、本発明におけるヘッダ
ーを簡素な構造で容易に製作することができる。さら
に、前記各ノズル装置に圧力調整弁が介設されたもので
は、各噴霧ノズル間における噴霧量の均等化が一層容易
になり、より繊細な噴霧の制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る液体噴霧装置の要部側面
図である。
【符号の説明】
1 ヘッダー 4 案内壁 5 第一緩衝室 6 中間通路 7 第二緩衝室7 8 スリット 9 液体流入口 12 液体流出口 13 ノズル装置 17 噴霧ノズル
フロントページの続き (73)特許権者 597051850 豊田 泰久 京都府宇治市開町11番地 エクセルハイ ム103号 (72)発明者 足立 實男 京都府八幡市八幡長町8番地の14 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B08B 3/02 B05B 1/00 - 9/01

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を略水平に配置されたヘッダーに供
    給すると共に該ヘッダーにその長手方向に沿って所要間
    隔に配置された複数のノズル装置の各噴霧ノズルから噴
    霧させるようにした液体噴霧装置において、 前記ヘッダーが、底部に液体流入口を備えると共に該液
    体流入口の上方にそれと長手方向にわたって対向する案
    内壁を備えた第一緩衝室と、前記第一緩衝室に、その幅
    方向端部において長手方向にわたって、該第一緩衝室内
    部と連通するように上方向に連設された中間通路と、前
    記中間通路に、長手方向に延びるその縦側壁の上部にお
    いて長手方向にわたって穿設されたスリットを介して、
    該中間通路内部と連通するように側方に連設され、天井
    部に各ノズル装置と連結される液体流出口を備えた第二
    緩衝室とからなることを特徴とする液体噴霧装置。
  2. 【請求項2】 前記ヘッダーが、管状体とその内部に長
    手方向にわたって配置された横板及び縦板からなる断面
    略L字状の仕切り板とを含み、前記管状体内部におい
    て、仕切り板の横板を案内壁とし、その下面と管状体の
    内壁とで囲繞された空間を第一緩衝室とし、縦板の一方
    の内側面と管状体内壁とで囲繞された空間を中間通路と
    し、横板上面及び縦板の他方の内側面と管状体内壁とで
    囲繞された、前記中間通路より広い空間を第二緩衝室と
    し、さらに縦板上端と管状体の天井板との間隙をスリッ
    トとした請求項1記載の液体噴霧装置。
  3. 【請求項3】 各ノズル装置において、第二緩衝室の各
    液体流出口から噴霧ノズルに至る流路に圧力調整弁が介
    設された請求項1記載の液体噴霧装置。
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