JP3131303U - シャンプーシート - Google Patents

シャンプーシート Download PDF

Info

Publication number
JP3131303U
JP3131303U JP2006006338U JP2006006338U JP3131303U JP 3131303 U JP3131303 U JP 3131303U JP 2006006338 U JP2006006338 U JP 2006006338U JP 2006006338 U JP2006006338 U JP 2006006338U JP 3131303 U JP3131303 U JP 3131303U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shampoo
head
sheet
water
move
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006006338U
Other languages
English (en)
Inventor
由利子 石村
Original Assignee
由利子 石村
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 由利子 石村 filed Critical 由利子 石村
Priority to JP2006006338U priority Critical patent/JP3131303U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3131303U publication Critical patent/JP3131303U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning And Drying Hair (AREA)

Abstract

【課題】骨折、病気、手術直後、介護度の高いお年寄りなど、ベットや布団から、思うように体を動かせない方のシャンプーを、枕の位置で、準備、後片付けに、時間をかけずに、体に負担のかからない姿勢でできる、シャンプーシートを提供する。
【解決手段】簡単にシャンプーができるように、吸水性の高い、紙おむつ素材を使う。シャワーボトルにお湯を用意し、1枚のシートを、1.シャンプー 2.すすぎ 3.後頭部の水分を吸収する部分と移動して使う。後は、タオルで髪の水分をふき取り、ドライヤーで乾燥する。使用後のシートは、くるくる丸め、接着テープで止めて、捨てることができるシャンプーシートである。
【選択図】図1

Description

本考案は、ベットや布団から思うように体を動かせない方のシャンプーを、体を動かさず、枕の位置で、紙おむつ素材の吸収力を活かし、体への負担をかけずにするシャンプーに関する。
現在、病院では、洗髪車が使われていますが、狭い病室では使いづらく、頭の位置をベット横の洗髪車へ、動かさないといけない。ホームヘルパーの方は、ケリーパッドなどの方法でシャンプーをしていますが、準備や後片付けに、時間がかかり、また、水漏れが心配である。紙おむつでは、嫌がり、シャンプーを我慢する方もいる。
骨折、病気、手術直後、介護度の高いお年寄りなど、ベットから、動けない状態の方のシャンプーを病院では、洗髪車をベットの横につけて、行います。しかし、病室の状態により、ベットや床頭台を移動して洗髪車をベットの横につけ、洗髪車に頭を移動しなければなりません。少しの移動でも体に痛みを感じる方もいます。ホームヘルパーの方は、訪問介護時、ケリーパッドなどの方法でシャンプーをしますが、準備や後片付けに、時間かかり、水漏れが心配です。体に負担のかからない姿勢で、水漏れのない、安心してできるシャンプー方法が求められている。
手間がかからず、簡単にシャンプーができるように、吸水性の高い、紙おむつ素材を使う。シャワーボトルにお湯を用意し、シャンプーシート1に頭をのせ、濡れ防止立体ギャザーを首にそわせて、シャンプーをする。片手で頭を持ち上げ、2の部分を頭の下に移動する。2の部分の濡れ防止立体ギャザーを首にそわせ、すすぎをする。片手で頭を持ち上げ、3の部分を頭の下に移動し、後頭部の水分を吸収する。後は、タオルで水分をふき取り、ドライヤーで髪を乾かす。1枚のシートを移動してシャンプーを行い、後は、くるくる丸め、接着テープで止めて、捨てることができる。
ベットや床頭台の移動がいらない為、大げさにならない。体の移動がない為、シャンプーをされる方も、する方も、体の負担が少ない。3の部分で後頭部の水分を吸収する為、ドライヤーでの乾燥が短時間で済む。準備・後片付けが簡単にできる。簡単な為、まめにシャンプーをすることができ、清潔を保持することができる。
〔シャンプーシート〕
シャンプーシート本体の平面図である。 考案したシャンプーシートの断面図である。
符号の説明
〔シャンプーシート〕
1 シャンプーをする部分
2 すすぎをする部分
3 後頭部の水分を吸収する部分
この考案は、ベットや布団から思うように体を動かせず、横たわったままの生活を余儀無くされている病人や身体障害者、老齢者といった人々の介護者による洗髪作業に際しても、それら思うように体を動かせない人が、寝たまま僅かに頭部を動かすだけで、殆ど枕の位置での洗髪を可能にするようにしたシャンプーシートに関するものである。
現在、多くの病院では洗髪車が使われているが、狭い病室では使い辛い上、頭の位置をベッド横の洗髪車へ動かさないと洗髪できず、対象者にとっては大きく体を動かさなければならいだけでなく、無理な姿勢を強いられることにもなっていたため、必ずしも望ましい手段とはいえず、また、ホームヘルパーが訪問看護などの場面で対象者の洗髪を実施する際には、ケリーパッドその他種々の市販の洗髪用補助具などを用い、仰向け姿勢で横たわる対象者の頭をそれら公知の用具類の上に載せる方法でシャンプーをするのが一般的となっているものの、これら従来の方法では準備や後片付けに時間が掛かるという難点が付きまとうと共に、作業中の水漏れが懸念されるという欠点もあった。この欠点を解消しようとして紙おむつを辺りに敷く手段を取り入れる作業者もあるが、この方法のように水周りの処理とはいえ、紙おむつそのものの使用を嫌がり、そのため、シャンプーを我慢する人さえも出る始末である。
こうした骨折その他罹病中の人、手術直後の人、介護度の高いお年寄りなど、入院中であってベッドから動けない状態の人の洗髪を行う場合、洗髪車をベッドの横に着けて行うのが一般的である。しかし、病室の状態によっては、邪魔になるベッドや床頭台を移動して洗髪車を何とかベッドの横に着けるようにしなければならず、その後、今度は洗髪対象者である患者さんの方が何とかして洗髪車に頭を移動しなければならないこととなり、少しの移動でも体に痛みを感じる人にとってはかなり辛いため、このような体の移動の少ない、あるいは殆ど仰向け状態のままでも洗髪可能となるような手段の実現化が、それら対象者のために求められている。
そして、それら手段の開発は、訪問介護として訪れた家庭において、ケリーパッドなどを使って洗髪するホームヘルパーにとっても、シャンプーの準備や後片付けに要する時間の短縮化に繋がるだけではなく、作業そのものの簡素化や水処理のし易さにも繋がることとなり、ホームヘルパーの介護作業の効率化のためにも是非とも必要視されている上、何よりも洗髪対象者の体に負担を掛けないシャンプー方法として有用なものとして機能する筈であり、殆ど仰向け状態のままで可能となる洗髪手段の開発は急務といえる。
上記のとおりの要請に応え、この考案は、次のとおりの構成からなるシャンプーシートを開発、実現化したものである。
即ち、紙おむつ素材(高分子吸収材の周りに綿状パルプを多く配してなる心材と、その表面がわには吸収紙を介した表面材、同裏面がわには吸水剤層とが上下に積層構造とされたもの)を使用し、人の頭部を載せるに十分な巾で扇子地紙のような帯状彎曲平面形とされ、該平面形全体を彎曲方向に3区分に区画されてなるものに形成されると共に、平面形下方がわの弯曲線に沿わせて濡れ防止立体ギャザー部を立ち上げ、且つ帯状彎曲平面形の彎曲方向両端近傍には接着テープが取着、形成されてなるものとした構成を要旨とするシャンプーシートである。
上記構成のこの考案のシャンプーシートを、さらに具体的な表現で示すと、紙おむつ素材(高分子吸収材の周りに綿状パルプを配してなる心材と、その表面がわには吸収紙を介した表面材、同裏面がわには吸水剤層とが上下に積層構造とされたもの)を使用し、人の頭部を載せるに十分な巾で扇子地紙のような帯状彎曲平面形とされ、該平面形全体を彎曲方向に3区分に区画されてなるものに形成されると共に、平面形下方がわの弯曲線に沿わせて濡れ防止立体ギャザー部を立ち上げ、且つ帯状彎曲平面形の彎曲方向両端近傍には接着テープが取着、形成されるようにし、1,500ml程度の水分を吸収できるようにしてなるものとしたシャンプーシートとなる。
同様に、紙おむつ素材(高分子吸収材の周りに綿状パルプを多く配してなる心材と、その表面がわには吸収紙を介した表面材、同裏面がわには吸水剤層とが上下に積層構造とされたもの)を使用し、人の頭部を載せるに十分な巾で扇子地紙のような帯状彎曲平面形とされ、該平面形全体を彎曲方向に3区分に区画されてなるものに形成されると共に、平面形下方がわの弯曲線に沿わせ、首より下方への水分流失を防止する濡れ防止立体ギャザー部を立ち上げ、且つ帯状彎曲平面形の彎曲方向両端近傍には接着テープが取着、形成されたものとした上、3区分した平面形部分の一方がわ1/3部分をシャンプー用部、その隣の1/3部分をすすぎ用部、残る1/3部分を後頭部の水分吸収用部に使い分けできるようにしてなるシャンプーシートということができる。
ベッドや床頭台の移動が不要となるため、シャンプーがその都度大げさにならないで済むこととなり、しかも、洗髪対象者には、所期の目的どおり体の移動がないか殆どないため、シャンプー対象者は勿論のこと、シャンプー作業者にとっても、体に掛かる負担が少なくて済ますことができるという秀れた特徴を発揮することができる。
特に、平面形全体を彎曲方向に3区分に区画した最後の1/3の部分において、シャンプー最後の行程段階に後頭部の水分を吸収することになるため、ドライヤーでの乾燥を短時間で済ませることができるという大きな効果を奏するものとなる外、広げて使用する準備も特に面倒さはない上、その上に頭を載せてシャンプーし、水分を吸収して全体的に膨張した状態に化してはいるものの、広げた状態の端の部分から丸めるようにしてコンパクト化し、予め形成してある何れかの側の接着テープを使ってその状態が崩れないようにして廃棄すればよく、後片付けも非常に簡単に行うことができるという実用的な利便性を兼ね備えている。
このように取扱い操作か簡単な上に、洗髪対象者にも非常に優しい本件考案のシートとなるため、まめにシャンプーをすることができるようになり、罹病中の人や術後の人、介護度の高いお年寄りなどといった、入院中であってベッドから動けない状態の人々は、自らの清潔を保持し易くなって衛生的な生活を保証されることになるという卓越した効果を享受することができるものとなる。
手間が掛からず、簡単にシャンプーができるよう、吸水性の高い紙おむつ素材、つまり、公知の紙おむつに多用される高分子吸収材21の周りに綿状パルプ22を多く配してなるものとし、その表面がわには吸収紙23を積層状として心材2とした上、さらにその上方がわに表面材3を重ねたものとする一方、当該心材2の裏面がわには、これまでの紙おむつに採用されてきた公知の吸水剤層4を組み合せ、それらが上下に積層構造となるようにし、図1の平面図に示すとおり、全体が扇子地紙部分のような帯状彎曲平面形となるように形成され、帯状彎曲平面形の内側、小さい彎曲縁がわに沿うよう濡れ防止立体ギャザー5を添設して全体が一体化されたものとしてある。
この濡れ防止立体ギャザー5は、図2の一部を省略して示す縦断面図のように、帯状彎曲平面形の内側、小さい彎曲縁に沿わせて一体化されると共に、その上端縁が表面材3よりも上に突き出すような構造とされていなければならず、当該上端がわで突出する部分は、首周りに当接してシャンプー時に流れてくる頭部がわからの水分を遮るようにするものであり、少なくとも上端寄り所定範囲部分に、図2に示すようなギャザー部分を形成してなるものとしなければならない。
また、広げた状態の帯状彎曲平面形の表面材3の両端付近には、接着テープ6,6が取り付けられたものとしてある。
こうして形成されるこの考案のシャンプーシート1は、図1に示してあるように、帯状彎曲平面形の彎曲方向に3区分したものとしてあり、その平面形部分の左がわ1/3部分をシャンプー用部(イ)、その隣、即ち中央の1/3部分をすすぎ用部(ロ)、残る右がわ1/3部分を後頭部の水分吸収用部(ハ)に使い分けできるようにしてあり、シャンプー時には、図1中の矢印Aから始め、洗髪対象者の頭部はそのままに、洗髪行程に従ってその都度対象者の頭部を支え、順次シャンプーシート1の方を矢印Bの方向に回して使用するようにするものである。
実施例の作用
シャワーボトルにお湯を用意して洗髪対象者のそばに置いた上、仰向けに横たわる洗髪対象者の頭部を少し浮かせるよう支えながら、その下に、広げた状態で濡れ防止立体ギャザー5が対象者の首辺りに丁度当接状に納るよう注意しながらシャンプーシート1を潜り込ませ、シャンプーシート1のシャンプー用部(イ)に先ず頭を載せた状態でシャンプーをする。
こうして、シャンプー行程を手際良く終えたら、次に片手で対象者の頭を少しだけ浮かせた状態が実現されるよう持ち上げ、すすぎ用部(ロ)の部分を頭の下に移動する。このときも、濡れ防止立体ギャザー5が対象者の首辺りに当っているよう注意を怠らないで水漏れが起きないようにしてから、直前に使用したシャンプーを洗い流すよう、すすぎ行程を進めるようにする。
そして、最後の行程として、寝たままで仰向けになっている対象者の頭部を、再び片手で頭を持ち上げて水分吸収用部(ハ)の部分を頭の下に移動してシャンプーシート1の上に載置することにより、後頭部の水分がシャンプーシート1の水分吸収用部(ハ)によって大部分吸収されてしまうようにする。その後、もう一度対象者の頭部を軽く浮かせるよう支えながら、広げてあったシャンプーシート1をそのまま対象者の頭部に係わりのない位置に移動した上、幾分残った対象者頭部の水分をできるだけタオルで拭き取ってからドライヤーで髪を乾かしてしまうことにより、対象者に対するシャンプーが完了することになる。
このように、1枚のシートを行程毎に使用箇所を移動して順次シャンプー行程を行羽ようにし、最後の後片付け行程として、水分によって膨らんだ状態になっている使用済みで広げたままにしてあるこの考案の前記シャンプーシート1を、左右何れかの端からくるくる丸め、予め取り付けられている接着テープ6で止めてその状態が崩れてしまわないような状態にして捨てるようにするものである。
図面は、この考案を代表する一つの実施例を示したものである。
シャンプーシート1の一部を省略した平面図である。 同上シャンプーシート1の縦断面図である。
符号の説明
1 シャンプーシート
2 心材
21 同 高分子吸収材
22 同 綿状パルプ
23 同 吸収紙
3 表面材
4 吸水剤層
5 濡れ防止立体ギャザー
6 接着テープ
(イ) シャンプー用部
(ロ) すすぎ用部
(ハ) 水分吸収用部
A,B 操作方向を示す矢印
この考案は、ベットや布団から思うように体を動かせず、横たわったままの生活を余儀無くされている病人や身体障害者、老齢者といった人々の介護者による洗髪作業に際しても、それら思うように体を動かせない人が、寝たまま僅かに頭部を動かすだけで、殆ど枕の位置での洗髪を可能にするようにしたシャンプーシートに関するものである。
現在、多くの病院では洗髪車が使われているが、狭い病室では使い辛い上、頭の位置をベッド横の洗髪車へ動かさないと洗髪できず、対象者にとっては大きく体を動かさなければならいだけでなく、無理な姿勢を強いられることにもなっていたため、必ずしも望ましい手段とはいえず、また、ホームヘルパーが訪問看護などの場面で対象者の洗髪を実施する際には、ケリーパッドその他種々の市販の洗髪用補助具などを用い、仰向け姿勢で横たわる対象者の頭をそれら公知の用具類の上に載せる方法でシャンプーをするのが一般的となっているものの、これら従来の方法では準備や後片付けに時間が掛かるという難点が付きまとうと共に、作業中の水漏れが懸念されるという欠点もあった。この欠点を解消しようとして紙おむつを辺りに敷く手段を取り入れる作業者もあるが、この方法のように水周りの処理とはいえ、紙おむつそのものの使用を嫌がり、そのため、シャンプーを我慢する人さえも出る始末である。
こうした骨折その他罹病中の人、手術直後の人、介護度の高いお年寄りなど、入院中であってベッドから動けない状態の人の洗髪を行う場合、洗髪車をベッドの横に着けて行うのが一般的である。しかし、病室の状態によっては、邪魔になるベッドや床頭台を移動して洗髪車を何とかベッドの横に着けるようにしなければならず、その後、今度は洗髪対象者である患者さんの方が何とかして洗髪車に頭を移動しなければならないこととなり、少しの移動でも体に痛みを感じる人にとってはかなり辛いため、このような体の移動の少ない、あるいは殆ど仰向け状態のままでも洗髪可能となるような手段の実現化が、それら対象者のために求められている。
そして、それら手段の開発は、訪問介護として訪れた家庭において、ケリーパッドなどを使って洗髪するホームヘルパーにとっても、シャンプーの準備や後片付けに要する時間の短縮化に繋がるだけではなく、作業そのものの簡素化や水処理のし易さにも繋がることとなり、ホームヘルパーの介護作業の効率化のためにも是非とも必要視されている上、何よりも洗髪対象者の体に負担を掛けないシャンプー方法として有用なものとして機能する筈であり、殆ど仰向け状態のままで可能となる洗髪手段の開発は急務といえる。
上記のとおりの要請に応え、この考案は、次のとおりの構成からなるシャンプーシートを開発、実現化したものである。
即ち、高分子吸収材の周りに綿状パルプを多く配してなる心材と、その表面がわには吸収紙を介した表面材、同裏面がわには吸水剤層とが上下に積層構造とされてなる紙おむつ素材を使用し、人の頭部を載せるに十分な巾で扇子地紙のような帯状彎曲平面形とされ、該平面形全体を彎曲方向に3区分に区画されてなるものに形成されると共に、平面形下方がわの弯曲線に沿わせて濡れ防止立体ギャザー部を立ち上げ、且つ帯状彎曲平面形の彎曲方向両端近傍には接着テープが取着、形成されてなるものとした構成を要旨とするシャンプーシートである。
上記構成のこの考案のシャンプーシートを、さらに具体的な表現で示すと、高分子吸収材の周りに綿状パルプを多く配してなる心材と、その表面がわには吸収紙を介した表面材、同裏面がわには吸水剤層とが上下に積層構造とされてなる紙おむつ素材を使用し、人の頭部を載せるに十分な巾で扇子地紙のような帯状彎曲平面形とされ、該平面形全体を彎曲方向に3区分に区画されてなるものに形成されると共に、平面形下方がわの弯曲線に沿わせて濡れ防止立体ギャザー部を立ち上げ、且つ帯状彎曲平面形の彎曲方向両端近傍には接着テープが取着、形成されるようにし、1,500ml程度の水分を吸収できるようにしてなるものとしたシャンプーシートとなる。
同様に、高分子吸収材の周りに綿状パルプを多く配してなる心材と、その表面がわには吸収紙を介した表面材、同裏面がわには吸水剤層とが上下に積層構造とされてなる紙おむつ素材を使用し、人の頭部を載せるに十分な巾で扇子地紙のような帯状彎曲平面形とされ、該平面形全体を彎曲方向に3区分に区画されてなるものに形成されると共に、平面形下方がわの弯曲線に沿わせ、首より下方への水分流失を防止する濡れ防止立体ギャザー部を立ち上げ、且つ帯状彎曲平面形の彎曲方向両端近傍には接着テープが取着、形成されたものとした上、3区分した平面形部分の一方がわ1/3部分をシャンプー用部、その隣の1/3部分をすすぎ用部、残る1/3部分を後頭部の水分吸収用部に使い分けできるようにしてなるシャンプーシートということができる。
ベッドや床頭台の移動が不要となるため、シャンプーがその都度大げさにならないで済むこととなり、しかも、洗髪対象者には、所期の目的どおり体の移動がないか殆どないため、シャンプー対象者は勿論のこと、シャンプー作業者にとっても、体に掛かる負担が少なくて済ますことができるという秀れた特徴を発揮することができる。
特に、平面形全体を彎曲方向に3区分に区画した最後の1/3の部分において、シャンプー最後の行程段階に後頭部の水分を吸収することになるため、ドライヤーでの乾燥を短時間で済ませることができるという大きな効果を奏するものとなる外、広げて使用する準備も特に面倒さはない上、その上に頭を載せてシャンプーし、水分を吸収して全体的に膨張した状態に化してはいるものの、広げた状態の端の部分から丸めるようにしてコンパクト化し、予め形成してある何れかの側の接着テープを使ってその状態が崩れないようにして廃棄すればよく、後片付けも非常に簡単に行うことができるという実用的な利便性を兼ね備えている。
このように取扱い操作か簡単な上に、洗髪対象者にも非常に優しい本件考案のシートとなるため、まめにシャンプーをすることができるようになり、罹病中の人や術後の人、介護度の高いお年寄りなどといった、入院中であってベッドから動けない状態の人々は、自らの清潔を保持し易くなって衛生的な生活を保証されることになるという卓越した効果を享受することができるものとなる。
手間が掛からず、簡単にシャンプーができるよう、吸水性の高い紙おむつ素材、つまり、公知の紙おむつに多用される高分子吸収材21の周りに綿状パルプ22を多く配してなるものとし、その表面がわには吸収紙23を積層状として心材2とした上、さらにその上方がわに表面材3を重ねたものとする一方、当該心材2の裏面がわには、これまでの紙おむつに採用されてきた公知の吸水剤層4を組み合せ、それらが上下に積層構造となるようにし、図1の平面図に示すとおり、全体が扇子地紙部分のような帯状彎曲平面形となるように形成され、帯状彎曲平面形の内側、小さい彎曲縁がわに沿うよう濡れ防止立体ギャザー5を添設して全体が一体化されたものとしてある。
この濡れ防止立体ギャザー5は、図2の一部を省略して示す縦断面図のように、帯状彎曲平面形の内側、小さい彎曲縁に沿わせて一体化されると共に、その上端縁が表面材3よりも上に突き出すような構造とされていなければならず、当該上端がわで突出する部分は、首周りに当接してシャンプー時に流れてくる頭部がわからの水分を遮るようにするものであり、少なくとも上端寄り所定範囲部分に、図2に示すようなギャザー部分を形成してなるものとしなければならない。
また、広げた状態の帯状彎曲平面形の表面材3の両端付近には、接着テープ6,6が取り付けられたものとしてある。
こうして形成されるこの考案のシャンプーシート1は、図1に示してあるように、帯状彎曲平面形の彎曲方向に3区分したものとしてあり、その平面形部分の左がわ1/3部分をシャンプー用部(イ)、その隣、即ち中央の1/3部分をすすぎ用部(ロ)、残る右がわ1/3部分を後頭部の水分吸収用部(ハ)に使い分けできるようにしてあり、シャンプー時には、図1中の矢印Aから始め、洗髪対象者の頭部はそのままに、洗髪行程に従ってその都度対象者の頭部を支え、順次シャンプーシート1の方を矢印Bの方向に回して使用するようにするものである。
実施例の作用
シャワーボトルにお湯を用意して洗髪対象者のそばに置いた上、仰向けに横たわる洗髪対象者の頭部を少し浮かせるよう支えながら、その下に、広げた状態で濡れ防止立体ギャザー5が対象者の首辺りに丁度当接状に納るよう注意しながらシャンプーシート1を潜り込ませ、シャンプーシート1のシャンプー用部(イ)に先ず頭を載せた状態でシャンプーをする。
こうして、シャンプー行程を手際良く終えたら、次に片手で対象者の頭を少しだけ浮かせた状態が実現されるよう持ち上げ、すすぎ用部(ロ)の部分を頭の下に移動する。このときも、濡れ防止立体ギャザー5が対象者の首辺りに当っているよう注意を怠らないで水漏れが起きないようにしてから、直前に使用したシャンプーを洗い流すよう、すすぎ行程を進めるようにする。
そして、最後の行程として、寝たままで仰向けになっている対象者の頭部を、再び片手で頭を持ち上げて水分吸収用部(ハ)の部分を頭の下に移動してシャンプーシート1の上に載置することにより、後頭部の水分がシャンプーシート1の水分吸収用部(ハ)によって大部分吸収されてしまうようにする。その後、もう一度対象者の頭部を軽く浮かせるよう支えながら、広げてあったシャンプーシート1をそのまま対象者の頭部に係わりのない位置に移動した上、幾分残った対象者頭部の水分をできるだけタオルで拭き取ってからドライヤーで髪を乾かしてしまうことにより、対象者に対するシャンプーが完了することになる。
このように、1枚のシートを行程毎に使用箇所を移動して順次シャンプー行程を行羽ようにし、最後の後片付け行程として、水分によって膨らんだ状態になっている使用済みで広げたままにしてあるこの考案の前記シャンプーシート1を、左右何れかの端からくるくる丸め、予め取り付けられている接着テープ6で止めてその状態が崩れてしまわないような状態にして捨てるようにするものである。
図面は、この考案を代表する一つの実施例を示したものである。
シャンプーシート1の一部を省略した平面図である。 同上シャンプーシート1の縦断面図である。
符号の説明
1 シャンプーシート
2 心材
21 同 高分子吸収材
22 同 綿状パルプ
23 同 吸収紙
3 表面材
4 吸水剤層
5 濡れ防止立体ギャザー
6 接着テープ
(イ) シャンプー用部
(ロ) すすぎ用部
(ハ) 水分吸収用部
A,B 操作方向を示す矢印

Claims (3)

  1. 紙おむつ素材を使用し、1・2・3で1,500mlくらいの水分を吸収できるように綿状パルプ・高分子吸水材を多く使用し、衣類、寝具への水漏れを防ぐ、シャンプーシート。
  2. 扇形をしていることで、1.シャンプー 2.すすぎ 3.後頭部の水分を吸収する部分へと移動がしやすく、1・2・3で、濡れ防止立体ギャザーを首にそわせやすく、衣類、寝具を濡らすことを防ぐことができるシャンプーシート。
  3. 3.の後頭部の水分を吸収する部分を設けたことで、タオルを頭の下に敷く手間がなく、後頭部の乾燥を早め、タオルおよび、ドライヤー乾燥が短時間で済む、シャンプーシート。
JP2006006338U 2006-07-07 2006-07-07 シャンプーシート Expired - Fee Related JP3131303U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006006338U JP3131303U (ja) 2006-07-07 2006-07-07 シャンプーシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006006338U JP3131303U (ja) 2006-07-07 2006-07-07 シャンプーシート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3131303U true JP3131303U (ja) 2007-05-10

Family

ID=43282095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006006338U Expired - Fee Related JP3131303U (ja) 2006-07-07 2006-07-07 シャンプーシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3131303U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20150164706A1 (en) Anti-irritant disposable diaper
JP3131303U (ja) シャンプーシート
CN203138270U (zh) 加热床上浴盆
CN106859459A (zh) 一次性洗洁巾及其制造方法
JPH0716373Y2 (ja) 寝 台
CN221083938U (zh) 一种医疗护理垫
JPH1118820A (ja) 洗髪用シート
JP3279948B2 (ja) ウオッシャブルマット
CN214806191U (zh) 一种护理床垫
CN218500350U (zh) 一种不同芯体实现软硬功能的防褥疮床垫
JP3101097U (ja) 介護シャンプー用吸水シート
JPH063578Y2 (ja) ナプキンシート
JP2003210352A (ja) 体の洗浄用シート、体の洗浄方法および洗髪方法
CN221286147U (zh) 一种防滑型成人护理垫
CN219307548U (zh) 产妇产后会阴冲洗装置
JP3011413U (ja) 介護用ふとん
CN206525986U (zh) 一种可消毒的医疗马桶
JPS625150Y2 (ja)
JPS6013412Y2 (ja) 衛生敷ぶとん
JP2003088567A (ja) ボディ・ウォッシュシート
TWI238705B (en) A glove applied to clean and massage patient's body
JP2003220109A (ja) 組立式寝風呂およびこれを用いた入浴方法
JP3048277U (ja) 介護用ベッド
JPS607711Y2 (ja) 用便吸収敷布
JP3177037U (ja) 洗髪シート

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees