JP3131211U - 積層構造体用角材 - Google Patents
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Abstract
【課題】角材の対角線を垂直になるように傾け、かつ垂直に積層し壁体をなすログハウスの部材断面形状ならびに交差部の噛み合わせ形状を有する角材の提供。
【解決手段】断面の一辺の長さがmである正角材の1頂点から、断面の一辺の長さがnの正角を角材の全長にわたって切削し、切削した頂点を底とし、組付け部として幅√2m、上端から深さ√2/2nに切削して上部切欠部を形成し、この上部切欠部に対応して、下端から、上面√2n、底辺√2m、高さ√2(m−n)/2の台形に切削して下部切欠部を形成し、上部切欠部及び下部切欠部でもって交差接合部を構成し、m:nの比が1:0.2〜1:0.8である図1に示すログ材を用いることにより簡便に交差接合でき、かつこれらは加工が容易である。
【選択図】図1
【解決手段】断面の一辺の長さがmである正角材の1頂点から、断面の一辺の長さがnの正角を角材の全長にわたって切削し、切削した頂点を底とし、組付け部として幅√2m、上端から深さ√2/2nに切削して上部切欠部を形成し、この上部切欠部に対応して、下端から、上面√2n、底辺√2m、高さ√2(m−n)/2の台形に切削して下部切欠部を形成し、上部切欠部及び下部切欠部でもって交差接合部を構成し、m:nの比が1:0.2〜1:0.8である図1に示すログ材を用いることにより簡便に交差接合でき、かつこれらは加工が容易である。
【選択図】図1
Description
本考案は、積層構造体を得るために用いる角材に関し、さらに詳しくはログハウスや模型等を組み立てるために用いる角材に関する。
従来、ログハウスや模型等の積層構造体は、丸太材や高精度の加工を施したプレカット材を用いたものが知られている。
前記、丸太材を用いたログハウスでは、チェンソー等を用いハンドメイドで作られるため、積層部や交差接合部を作成するには高度な技量を要する。また、プレカット材を用いた場合は工場にて予め加工しているので組み立てが簡便である反面、過大なプレカット設備が必要となる等の問題があった。そこで本考案では、過大なプレカットマシン等を用いること無く、一般の建築業従事者が所有する機材で十分加工できる積層構造体用角材を得ることを目的とする。
本考案では一般に入手しやすい角材を用いて、その角材の対角線が垂直となる方向に45度傾け、断面から見て角材の下端の一角を正方形に切削し、この切削した角を底辺として本部材を垂直に積み上げていく方法を元に、積層部や交差接合部の簡便な加工法を検討した結果、本考案に至ったもので、請求項1では、所定方向に積層される第1の部材と、所定方向に対して垂直な方向に積層される第2の部材とを交差して組付ける交差接合構造であって、断面の一辺の長さがmである正角材の1頂点から、断面の一辺の長さがnの正角を角材の全長にわたって切削し、切削した頂点を底とし、組付け部として幅√2m、上端から深さ√2/2nに切削して上部 切り欠き部を形成し、この上部 切り欠き部に対応して、下端から、上面√2n、底辺√2m、高さ√2(m−n)/2の台形に切削して下部 切り欠き部を形成し、上部 切り欠き部及び下部 切り欠き部でもって交差接合部を構成し、m:nの比が1:0.2〜1:0.8であることを特徴とする。
また、請求項2では、第1の部材の上部 切り欠き部に第2の部材の下部 切り欠き部を接合し、第2の部材の上部 切り欠き部に第1の部材の下部 切り欠き部を接合したことを特徴とする。また、本考案により形成される壁体は正倉院の校倉に類似しており、従来の丸太材、プレカット材による欧風のものではなく、日本の風土に合った建築物が提供できる。
また、請求項2では、第1の部材の上部 切り欠き部に第2の部材の下部 切り欠き部を接合し、第2の部材の上部 切り欠き部に第1の部材の下部 切り欠き部を接合したことを特徴とする。また、本考案により形成される壁体は正倉院の校倉に類似しており、従来の丸太材、プレカット材による欧風のものではなく、日本の風土に合った建築物が提供できる。
接合部の切り欠きを角材の上下に分けることにより、角材の断面積が最大になり接合部強度が高められた。
本考案による加工は大掛かりなプレカットマシンを必要とせず、角材の一角を正方形に切除するためには電動丸のこぎり、交差接合部は角材を45度に傾け、固定する冶具、歯を45度傾けた電動丸のこぎり、ノミにて加工ができる。
本考案による加工は大掛かりなプレカットマシンを必要とせず、角材の一角を正方形に切除するためには電動丸のこぎり、交差接合部は角材を45度に傾け、固定する冶具、歯を45度傾けた電動丸のこぎり、ノミにて加工ができる。
本考案による角材の接合部は、断面の一辺の長さがmである正角材の1頂点から、断面の一辺の長さがnの正角を角材の全長にわたって切削し、切削した頂点を底とし、組付け部として幅√2m、上端から深さ√2/2nに切削して上部 切り欠き部を形成し、この上部 切り欠き部に対応して、下端から、上面√2n、底辺√2m、高さ√2(m−n)/2の台形に切削して下部 切り欠き部を形成し、上部 切り欠き部及び下部 切り欠き部でもって交差接合部を構成し、m:nの比が1:0.2〜1:0.8である図1に示すログ材とした。またm:nの比が1:0.2に近いほどログ同士の接合面積が減るため、垂直に積層しづらいが、経済的であり、逆にm:nの比が1:0.8に近いほどログ同士の接合面積が増えるが、0.5を超えると切削部分が過剰になり、大変不経済であることから、1:0.3前後がもっとも経済的かつ垂直積層しやすい。
図2は、本考案による角材を用いたログハウスの組み合わせ状態を表した図であり、第1の部材(1)として用いられる角材の切り欠き部を、第2の部材(2)として用いられる角材の切り欠き部に嵌合させ、交互に積層することにより構造体を得ている。以上のように本考案によれば、断面の一辺の長さがmである正角材の1頂点から、断面の一辺の長さがnの正角を角材の全長にわたって切削し、切削した頂点を底とし、組付け部として幅√2m、上端から深さ√2/2nに切削して上部切欠部を形成し、この上部切欠部に対応して、下端から、上面√2n、底辺√2m、高さ√2(m−n)/2の台形に切削して下部切欠部を形成し、上部切欠部及び下部切欠部でもって交差接合部を構成し、m:nの比が1:0.2〜1:0.8である図1に示すログ材を用いることにより簡便に交差接合でき、かつこれらは加工が容易である。また本実施例において、これらの構造は木材を主として説明したが、本考案に用いられる角材は木材に限らず、金属、ガラス、プラスチック等他の部材においても有効である。
図3は本考案による角材を用いて建築したログハウスの完成状態を表した参考図である。
1 第1の部材
2 第2の部材
2 第2の部材
Claims (2)
- 所定方向に積層される第1の部材と、所定方向に対して垂直な方向に積層される第2の部材とを交差して組付ける交差接合構造であって、断面の一辺の長さがmである正角材の1頂点から、断面の一辺の長さがnの正角を角材の全長にわたって切削し、切削した頂点を底とし、組付け部として幅√2m、上端から深さ√2/2nに切削して上部切欠部を形成し、この上部切欠部に対応して、下端から、上面√2n、底辺√2m、高さ√2(m−n)/2の台形に切削して下部切欠部を形成し、上部切欠部及び下部切欠部でもって交差接合部を構成し、m:nの比が1:0.2〜1:0.8であることを特徴とする積層構造体用角材
- 第1の部材の上部切欠部に第2の部材の下部切欠部を接合し、第2の部材の上部切欠部に第1の部材の下部切欠部を接合したことを特徴とする積層構造体用角材
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007000762U JP3131211U (ja) | 2007-02-09 | 2007-02-09 | 積層構造体用角材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007000762U JP3131211U (ja) | 2007-02-09 | 2007-02-09 | 積層構造体用角材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3131211U true JP3131211U (ja) | 2007-04-26 |
Family
ID=43282015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007000762U Expired - Fee Related JP3131211U (ja) | 2007-02-09 | 2007-02-09 | 積層構造体用角材 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3131211U (ja) |
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2007
- 2007-02-09 JP JP2007000762U patent/JP3131211U/ja not_active Expired - Fee Related
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