JP3190923U - 木造枠組壁工法建築物 - Google Patents

木造枠組壁工法建築物 Download PDF

Info

Publication number
JP3190923U
JP3190923U JP2014001297U JP2014001297U JP3190923U JP 3190923 U JP3190923 U JP 3190923U JP 2014001297 U JP2014001297 U JP 2014001297U JP 2014001297 U JP2014001297 U JP 2014001297U JP 3190923 U JP3190923 U JP 3190923U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall construction
panel
wooden frame
frame wall
construction method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014001297U
Other languages
English (en)
Inventor
石田浩一
Original Assignee
石田 浩一
石田 浩一
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石田 浩一, 石田 浩一 filed Critical 石田 浩一
Priority to JP2014001297U priority Critical patent/JP3190923U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3190923U publication Critical patent/JP3190923U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Abstract

【課題】寸法精度及び強度が高く、かつ作業効率が向上する木造枠組壁工法建築物を提供する。【解決手段】木造枠組壁工法建築物2においては、連結する複数のパネル10の上枠11に積層構造用一枚合板30が積層し、この積層が連結部20をより強固に接続している。また、積層構造用一枚合板30の形状によって連結部20の交叉形状が定まるため、連結部20の角度のばらつきが、従来の木造枠組壁工法建築物の例示1の場合より小さくなる。その結果、木造枠組壁工法建築物2の寸法精度は従来の場合より効率的に高められる。たとえば、積層構造用一枚合板30は、工場において、NCルーターで加工されるため高い寸法精度で製作される。そのため、木造枠組壁工法建築物2の隅角部の寸法精度はそれに倣う。そのため、木造枠組壁工法建築物2の寸法精度も高いものになる。【選択図】図3

Description

本考案は、木造枠組壁工法建築物に関する。
縦枠及び横枠を含む枠組壁であるパネル群と剛床とがフレーム状に連結された木造枠組壁工法建築物は、木造軸組建築物と比較して、高い耐震性、耐火性、気密性及び防音性を発揮する。その建築工法として、ツーバイフォー工法が用いられることが多い。
近年、兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)、新潟県中越地震及び東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)などによって、木造建築物が甚大な被害を蒙る事象が相次いでいる。木造軸組構造物が地震動によって倒壊乃至半壊するなど建物自体が大損傷を受けているのに対して、木造枠組壁工法建築物は倒壊するなどの大損傷を蒙らなかったことが知られ、その耐震性の高さが発揮されている。
木造枠組壁工法建築物は、複数のパネルの連結によって組み立てられる。通常のツーバイフォー工法では、上枠と上枠に積層する頭つなぎが連結される。連結部の強さや一体性を高めれば、木造枠組壁工法建築物の耐震性や気密性はさらに向上することが知られている。
十勝2×4協会ホームページ (http://www.tokatchi2×4.cоm)
以下のいかなる記載も本考案を限定する趣旨ではない。
木造枠組壁工法建築物は、その強度の高さから、相次ぐ大規模地震災害でもその耐震性の高さを発揮している。非特許文献1に示す木造枠組壁工法建築物のパネル連結部においては、パネルの上枠及び上枠に積層する頭つなぎのそれぞれの端面を当接させている。図1及び図2に非特許文献1が例示する構造を示すが、特に、上枠と頭つなぎの積層する連結部ではそれぞれの端面を互い違いにして当接させ強度を得ようとしている。しかし、これら従来の連結部は、上枠及び頭つなぎのそれぞれの端面が当接し、上枠と頭つなぎとの十分な積層がないことから強度発揮に限界があった。たとえば、兵庫県南部地震では、縦の地震動によって連結した隅角部が分離してしまうという破損家屋があったとされる。また、連結部の当接面積が小さいため、連結部の寸法精度、特に直角度に代表される角度精度がばらつきやすく、角度精度を上げるには熟練した建築作業者による連結作業が必要となった。
上記のように、現在のツーバイフォー工法に代表される木造パネル建築構造体のパネル連結にあたっては、1)連結部の上枠及び頭つなぎの端面の当接部と両者の重なり部のみが連結されるから連結面積が小さく建物強度を高くできない、2)パネル連結部の直角度など寸法精度のばらつきを下げ、作業効率よく寸法精度を上げたい、という課題があった。
本考案の目的は、これら従来の木造枠組壁工法建築物の課題を解決することである。
考案者らは、木造枠組壁工法建築物について、1)連結部を一体的構造部品で組み立て、十分な連結面を確保して強度を向上させること、2)一体的構造部品を使用することによって寸法精度、特に角度精度を効率よく向上させることを考慮しつつ、木造枠組壁工法建築物の構造を考察し、強度試験を行った。その結果、以下に示す積層構造用一枚合板をパネル連結部に用いた木造枠組壁工法建築物を考案するに至った。
枠組みを有するパネル群が交叉して連結する構造を有する木造枠組壁工法建築物であって、前記パネル群のうちの一のパネルと、前記一のパネルと交叉して連結する前記パネル群のうちの少なくとも1以上の他のパネルと、
前記一のパネル及び前記他のパネルとの前記連結部において、前記一のパネルの上枠及び前記他のパネルの上枠の双方に積層する板状断面を有する積層構造用一枚合板と、を有する木造枠組壁工法建築物を提供する。
前記一のパネルと、前記他のパネルとの連結部の交叉が、略直交するパネル構造であることを特徴とする前記木造枠組壁工法建築物を提供する。
前記一のパネルと、前記他のパネルとの前記連結部の交叉形状が略L字、略T字及び略十字の形状を含む又はそのいずれかを含むパネル構造であって、前記積層構造用一枚合板の上面形状と前記パネル群の連結部の交叉形状とが一致することを特徴とする、前記いずれかの木造枠組壁工法建築物を提供する。
寸法精度及び強度が高く、かつ作業効率が向上する木造枠組壁工法建築物が得られた。
非特許文献1で例示される従来の木造枠組壁工法建築物1の斜視図である。 非特許文献1で例示される従来の木造枠組壁工法建築物1の斜視図である。 本考案に係る好適な第一の実施形態に係る木造枠組壁工法建築物2の斜視図である。 本考案に係る好適な第二の実施形態に係る木造枠組壁工法建築物3の斜視図である。
以下、図を用いて本考案の実施形態について説明する。なお、以下の説明のいかなる記載も本考案を限定する趣旨ではない。
図3は、上面から見てパネルがL字状に連結された、本考案の好適な第一の実施形態に係る木造枠組壁工法建築物2の斜視図である。木造枠組壁工法建築物2は、建築物の外壁を形成する構造の一例である。外壁は、二のパネル10からなっている。パネル10には、上枠11の横枠と、縦枠12とが含まれている。枠11乃至12を含むパネル10が連結部20で略直角に接続され、略L字状の上面形状をなしている。連結部20において、パネル10の上枠11に積層構造用一枚合板30が積層している。積層構造用一枚合板30が二のパネル10の上枠11の上面に積層する。積層構造用一枚合板30には、パネル10の頭つなぎ40が隣接する。
図1乃至2に示す、従来の木造枠組壁工法建築物の例示1(図1及び図2)においては、上枠11の幅分の当接及び連結部での頭つなぎとの重なりしか連結に寄与していなかったが、本考案の好適な第一の実施形態に係る木造枠組壁工法建築物2においては、連結する複数のパネル10の上枠11に積層構造用一枚合板30が積層し、この積層が連結部20をより強固に接続している。
また、積層構造用一枚合板30の形状によって連結部20の交叉形状が定まるため、連結部20の角度のばらつきが、従来の木造枠組壁工法建築物の例示1の場合より小さくなる。その結果、木造枠組壁工法建築物2の寸法精度は従来の場合より効率的に高められる。たとえば、積層構造用一枚合板30は、工場において、NCルーターで加工されるため高い寸法精度で製作される。そのため、本考案の好適な第一の実施形態に係る木造枠組壁工法建築物2の隅角部の寸法精度はそれに倣う。そのため、木造枠組壁工法建築物2の寸法精度も高いものになる。
本考案の好適な第一の実施形態においては、従来、頭つなぎ40が配置されていた連結部20に積層構造用一枚合板30が配置されている。
本考案に係る積層構造用一枚合板30が木製であり、同じく木製である上枠11の上に積層され、釘の打ち付け等によって木造枠組壁工法建築物2に組み立てられる。このとき、両者が木材であるため、釘打ち込みによって相互に弾性的に圧着され、よくなじむことになる。このことが、木造枠組壁工法建築物2の強度を一層高いものにする。
図4は、本考案の好適な第2の実施形態に係る略T字状の木造枠組壁工法建築物3の斜視図である。本考案の第一の実施形態の場合と異なり、外壁に相当する二のパネル10と内壁に相当する一のパネル10とが略T字形状に連結している。外壁相当のパネル10の上枠11に積層構造用一枚合板30が積層している。積層構造用一枚合板30にはそれぞれのパネル10上の頭つなぎ40が隣接している。
本考案の第2の実施形態に係る木造枠組壁工法建築物3においても、本考案の第一の実施形態に係る木造枠組壁工法建築物2と同様な効果が得られる。特に、連結するパネル10が多くなるほど、寸法精度向上の効果が大きく、熟練度が低い作業者であっても効率的に組立が行える。
本考案の第3の実施形態においては、連結部20が略十字である木造枠組壁工法建築物であってよい。その効果は、本考案に係る好適な第一の実施形態に係る木造パネル建築構造物2の場合と同様である。
本考案の第4の実施形態においては、連結部20が略L字、略T字及び略十字の複数を含んでいてもよい。その効果は、本考案に係る好適な第一の実施形態に係る木造枠組壁工法建築物2の場合と同様である。そして、構造が複雑になるほど、積層構造用一枚合板30の適用により、寸法精度向上効果が顕著となる。
本考案の第5の実施形態は、前記本考案の第1乃至第4の実施形態に係る木造枠組壁工法建築物がツーバイフォー工法によって建築される場合であってもよい。ツーバイフォー工法によって建築された内壁及び外壁のパネル群の木造枠組壁工法建築物を例示する。その効果は、本考案に係る好適な第一の実施形態に係る木造枠組壁工法建築物2の場合と同様である。構造が複雑になるほど、積層構造用一枚合板30の適用により、寸法精度向上効果が顕著となる。
1:従来の木造枠組壁工法建築物の例示
2:本考案の好適な第一の実施形態に係る木造枠組壁工法建築物
3:本考案の好適な第二の実施形態に係る木造枠組壁工法建築物
10:パネル
11:上枠
12:縦枠
20:連結部
30:積層構造用一枚合板
40:頭つなぎ





















Claims (3)

  1. 枠組みを有するパネル群が交叉して連結する構造を有する木造枠組壁工法建築物であって、
    前記パネル群のうちの一のパネルと、
    前記一のパネルと交叉して連結する前記パネル群のうちの少なくとも1以上の他のパネルと、
    前記一のパネル及び前記他のパネルとの前記連結部において、前記一のパネルの上枠及び前記他のパネルの上枠の双方に積層する板状断面を有する積層構造用一枚合板と、
    を有する木造枠組壁工法建築物。
  2. 前記一のパネルと、前記他のパネルとの連結部の交叉が、略直交するパネル構造であることを特徴とする、
    請求項1係る木造枠組壁工法建築物。
  3. 前記一のパネルと、前記他のパネルとの前記連結部の交叉形状が略L字、略T字及び略十字の形状を含む又はそのいずれかを含むパネル構造であって、前記積層構造用一枚合板の上面形状と前記パネル群の連結部の交叉形状とが一致することを特徴とする、
    請求項1又は2に係る木造枠組壁工法建築物。
















JP2014001297U 2014-03-14 2014-03-14 木造枠組壁工法建築物 Expired - Fee Related JP3190923U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014001297U JP3190923U (ja) 2014-03-14 2014-03-14 木造枠組壁工法建築物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014001297U JP3190923U (ja) 2014-03-14 2014-03-14 木造枠組壁工法建築物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3190923U true JP3190923U (ja) 2014-06-05

Family

ID=78223606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014001297U Expired - Fee Related JP3190923U (ja) 2014-03-14 2014-03-14 木造枠組壁工法建築物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3190923U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004137799A (ja) * 2002-10-18 2004-05-13 Sekisui Chem Co Ltd 木造建物用接合材及び壁の接合構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004137799A (ja) * 2002-10-18 2004-05-13 Sekisui Chem Co Ltd 木造建物用接合材及び壁の接合構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3190923U (ja) 木造枠組壁工法建築物
US8863467B1 (en) System and method for free standing prefabricated glued laminated modular timber frame members
US20210189719A1 (en) Modular system for constructing a timber-frame building
JP2017128981A (ja) 木質合成梁及びその施工方法
JP7119731B2 (ja) 間仕切耐力壁
CN204570996U (zh) 一体化墙体单元及采用该一体化墙体单元构成的墙体
RU2528766C2 (ru) Конструкция стеновой деревянной стойки
JP2008156971A (ja) 木造建築物の軸組構造
JP2006225967A (ja) 耐力壁配置構造及びそれに用いる耐力壁
JP2015182354A (ja) 建築用重ね合わせパネル、建築物の構造体及び建築用重ね合わせパネルの製造方法
JP4915750B2 (ja) 壁面パネル及びこの壁面パネルを用いた木造建物の壁面構造
JP6644367B1 (ja) 耐震壁
JP3208273U (ja) パネル
JP2016041862A (ja) ログハウス用パネル及びパネル式ログハウス
JP2016033321A (ja) T型の分子構造的レゴ型架構
JP6270415B2 (ja) 建物ユニット
JP6163508B2 (ja) ログハウス
JP2014066114A (ja) ドーム状構造物
JP2014066113A (ja) ドーム状構造物
JP5283137B2 (ja) 入れ子フレーム構造体
JP6841497B2 (ja) 建造物の躯体の連結構造
JP6251758B2 (ja) ユニットハウス
JP2008063898A (ja) ユニット建物及びユニット建物用制振装置
JP6570057B2 (ja) 木造建築物の壁構造、当該木造建築物の壁構造の構築方法
CA2836037C (en) System and method for free-standing prefabricated glued laminated modular timber frame members

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3190923

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A623 Registrability report

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A623

Effective date: 20140815

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees