JP3151035U - 木製格子組部材 - Google Patents

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【課題】間伐材などの木材を活用し、通気性が必要な囲いや小規模な構造物を容易に組立てて完成できる木製部材を提供する。【解決手段】断面形状が上下対称の多角形、又は円形状の木製棒材であって、木製棒材の両端部からそれぞれ所定の距離だけ離れた位置に、最大深さが棒材の中心線上から1〜10mm浅くなるように棒材の断面形状に対応した嵌合切溝を長手方向に対して直角に設けた部材を順次下方から上方に格子状に組み上げて構造物を完成する。さらに、嵌合切溝のほぼ中央に横ズレ防止のためのダボ孔を設け、該ダボ孔にダボを貫通させる。【選択図】図1

Description

本考案は、間伐材などの木材を活用した校倉作りの木製格子組構造において、通気性があり容易に構築できる部材に関する。
従来、校倉造りやログハウスにおいては、棒材を水平方向に寝かせた状態で積み重ねて壁材部を構築するが、隣接する上下の棒材を密着させ気密性を高めることが求められてきた。
気密性を高めるために、例えば特許文献1及び特許文献2では、積み重ねる部分を正方形状に削り落として密着させる方法が開示されている。
実開平6−44823号公報 特表平5−504177号公報
本考案は、間伐材などの木材を活用し、通気性が必要な囲いや小規模な構造物を容易に組立てて完成できる木製部材を提供することにある。
上記の目的を達成するために本考案は、断面形状が上下対称の多角形、又は円形状の木製棒材であって、木製棒材の両端部からそれぞれ所定の距離だけ離れた位置に、最大深さが棒材の中心線上から1〜10mm浅くなるように棒材の断面形状に対応した嵌合切溝を長手方向に対して直角に設けた木製格子組部材である。
上記木製格子組部材のうち、略正方形の各角部に面取りを施すことにより八角形の断面形状を呈した木製棒材であって、前記棒材の長手方向の両端部からそれぞれ所定の距離だけ離れた位置に、前記面取りを施した任意の面からの最大深さが、前記面取り面に隣接する面とそれぞれ前記隣接面に続く他の面取り面とでできる二本の稜線を繋ぐ線と同じ深さになるように前記棒材の断面形状に対応する台形の嵌合切溝を長手方向に対して直角に、設けた木製格子組部材である。
さらに、嵌合切溝のほぼ中央に横ズレ防止のためのダボ孔を設け、該ダボ孔にダボを貫通させた木製格子組構造である。
所定の間隔を開けて平行に置いた長手材・短手材どちらかの部材の上に、直交させた向きで他方の長さの部材2本の嵌合切溝を噛合せて嵌め、この噛合せを交互に繰り返し行うことにより、所定の間隔の四面で囲われた格子組の木製構造物を容易に構築することができる。
棒材の断面形状は、正方形、菱形、円形、正方形に面取りを施した八角形などであり、嵌合切溝の深さを断面の中心線より1〜10mm浅くすることにより、完成した構造物の棒材間に2〜20mmの隙間ができ、通気性が良いので木材自身が腐りにくく、内部の明かり取りにもなる。
例えば、本構造物に屋根を付加してゴミステーションとして使用した場合、通気性を確保しながら、カラスや小動物の侵入を防ぐことができる。
尚、正方形に面取りを施した八角形断面の棒材において、嵌合切溝の底の線を面取りの稜線と一致させることにより、棒材に嵌合切溝を加工する際の目安になるので都合が良く、又、完成した構造物の外観が美しく調和された印象になる。
さらに、上記格子組部材の嵌合切溝の中心部にダボ孔を貫通させ、各棒材間をダボ止めすることにより棒材のズレ防止を図り一層頑強な木製品を構築することができる。
以上のように、本考案は、容易に構築することができ、プランターカバーのように通気性が求められるものや、身近な木製品から町内のゴミステーションの囲い壁のように通気性が求められる大型の木製品まで用途は広く、更には木製であるが故の美しさがあり、街角の公園や花壇の囲いとして活用されることにより、低炭素社会の流れの中で高い評価を得ている間伐材の有効活用を図ることができる。
本考案による木製格子組構造の例である(プランターカバー) 本考案による木製格子組部材の斜視図である(断面八角形の例) 本考案による木製格子組構造の嵌合切溝部の断面図である(断面正方形) 本考案による木製格子組構造の嵌合切溝部の断面図である(断面菱形) 本考案による木製格子組構造の嵌合切溝部の断面図である(断面円形) 本考案による木製格子組構造の嵌合切溝部の断面図である(断面八角形)
図1は本考案の一実施例であるプランターカバーの外観図を示す。
この例では、断面が正方形の棒材に45度の面取りを施すことにより八角形断面になった部材2dを使用しており、図2に示すように、桧・杉の間伐材を製材した一辺40mmの正方形で長さは700mm(長手材)と300mm(短手材)の二種類、四辺の角は巾8mmの面取加工4を施した八角形棒材2dに、両端からL=50mm程内側に嵌合切溝3を長手方向に対して直角に加工してある。
嵌合切溝3の底辺3aが、八角形棒材の元の正方形の面5と面取り面4とがなす稜線6に一致する深さになるように、片側45度の角度で台形状の切り込みを入れてある。
この場合、棒材の中心線から嵌合切溝の底までの寸法Dは、面取り幅の半分つまり4mmである。
尚、嵌合切溝3の中心には、ダボ孔10が貫通して開けてある。
棒材の断面形状は上下対称形であれば任意であるが、加工のしやすさから、上記の八角形以外では、図3に示した正方形、図4に示した菱形、図5に示した円形が好ましい。
何れも、棒材の端部から距離Lの位置に、嵌合切溝3を、その最大深さが棒材の中心線から1〜10mm浅くなるように加工する。
こうすることにより、嵌合切溝を噛み合わせて順次組み立てた時に、平行な上下の棒材の間に隙間Sができ、その隙間の値は2〜20mmになる。
ダボ孔10は、嵌合切溝3の中心を通って、組み立てた状態で鉛直方向になるように、棒材を貫通して開けてある。このダボ孔に、木製のダボ11を打ち込むことにより、長手材と短手材の横ズレを防止することができる。
尚、最も下に置く棒材には、嵌合切溝を加工する必要はなく、ダボ孔だけを加工すればよい。又、プランターカバーのように、上方が開放している囲いでは、最上部に置く棒材のダボ孔は図3〜6のように貫通させずに途中で止める方が、外観が良く、ダボ孔に雨水が入らないので耐久性的にも好ましい。
1 本考案による木製格子組構造物
2a 本考案による木製棒材(正方形断面)
2b 本考案による木製棒材(菱形断面)
2c 本考案による木製棒材(円形断面)
2d 本考案による木製棒材(八角形断面)
3 嵌合切溝
3a 嵌合切溝の底面
4 面取り加工面
5 木製棒材2dにおける元の正方形の面
6 面取り加工面4と元の正方形面5がなす稜線
10 ダボ孔
11 ダボ
C 木製棒材の中心線
D 嵌合切溝の深さ
E 棒材の中心線深さから嵌合切溝の深さを引いた寸法
L 棒材の端面から嵌合切溝中心までの距離
S 隙間

Claims (3)

  1. 断面が上下対称の多角形、又は円形状の木製棒材であって、前記棒材の長手方向の両端部からそれぞれ所定の距離だけ離れた位置に、最大深さが前記断面形状の中心線上から1〜10mm浅くなるように前記棒材の断面形状に対応する嵌合切溝を長手方向に対して直角に且つ二箇所の嵌合切溝が同一方向になるように設けたことを特徴とする木製格子組部材。
  2. 略正方形の各角部に面取りを施すことにより八角形の断面形状を呈した木製棒材であって、前記棒材の長手方向の両端部からそれぞれ所定の距離だけ離れた位置に、前記面取りを施した任意の面からの最大深さが、前記面取り面に隣接する面とそれぞれ前記隣接面に続く他の面取り面とでできる二本の稜線を繋ぐ線と同じ深さになるように前記棒材の断面形状に対応する台形の嵌合切溝を長手方向に対して直角に、且つ二箇所の嵌合切溝が同一方向になるように設けたことを特徴とする木製格子組部材。
  3. 嵌合切溝のほぼ中央に横ズレ防止のためのダボ孔を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の木製格子組部材。

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