JP2010095914A - 壁面用ブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】施工が容易で、且つ構築後の壁面に加わる横方向からの外力に対しても十分な強度を有する壁面用ブロックを提供する。
【解決手段】壁面用ブロック1の上面長手方向に凹凸条3を形成し、ブロック1の底面長手方向に、直下に位置する他のブロック1の凹凸条3が嵌合可能な凹凸溝4を設ける。凹凸条3は、任意の高さを有する一対の直上り面3a及び3bによって立設された凹凸条3の表面を弧状凹面3d及び弧状凸面3cが連続した波状面に形成し、凹凸溝4は、立上り面3a及び3bの高さ分だけ削成された内壁面4a及び4dを有し、凹凸条3と同様の弧状凹面4c及び弧状凸面4dが連続した面形状とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、家屋等の壁面を形成する壁面用ブロックに関するものである。
例えば、木材のみを積層して壁面を構成した建物としては、古くは校倉造の倉庫、現代はログハウスがある。特に、近年はアウトドア志向からログハウスの需要は上昇傾向にある。ログハウスの利点は、自然な木目による美観のみならず、壁面を形成する木材が呼吸をすることにより、室内を適度な湿度に保つことができるといった人工的な建材にはない優れた特性がある。しかしながら、丸太材を使用したログハウスの建築には、均等な木材の調達や、木材加工、設計施工において熟練した技術を要し、個々人で建設することは甚だ困難であり、専門業者に頼らざるを得ない。
そこで、本出願人はログハウス施工の専門業者でなくとも、また、特殊な技術や機材を用いることなく、比較的簡単にログハウスを建築する目的で、特許文献1及び特許文献2において「木製ブロック」を、また、特許文献3において「家屋等の壁面用のブロック」を提案している。これらの技術は、長尺の木材を積層するのではなく、短尺なブロック状の木材を連結しながら積層することにより、長尺の木材を積層した場合と同様の木製壁面を形成できるものである。また、特公平6−50007号公報に示したものは、ブロックの中心付近を境にして傾斜面を一方側と他方側の交互に形成し、ブロックを裏表の方向性に配慮することなく積層でき、容易に壁面を形成できるものである。したがって、本発明者が開発した木製ブロックによると、基礎上に立設された長尺ボルトに挿通させながら、あたかも積み木を積み上げる程度の簡単な手作業で家屋等の木製壁面を容易に作ることができる。
特開平2−17711号公報 特公平6−50007号公報 再表O00/43606号公報
しかしながら、上記従来の木製ブロックは、単なる凹凸部の雌雄嵌合により積層しているため、積層後に加わる横方向の外力、すなわち組み合わせたブロックの左右からの外力に抗する強度に若干の脆弱性があることが判明した。そこで、本発明者は鋭意研究した結果、更なる改良を施して本発明をするに至った。すなわち、本発明は、従来のブロックのように、施工の容易さを踏襲しながらも構築後の壁面に加わる横方向からの外力に対しても十分な強度を有する壁面用ブロックを提供することを目的とするものである。
このため本発明の壁面用ブロックは、ブロックの長手方向上面側に設けた凹凸条と、ブロックの長手方向下面側に設けられると共に、前記凹凸条と噛合可能にされた凹凸溝とを有し、複数個のブロックを上下及び左右方向に積層して壁面を形成することを第1の特徴とする。また、前記凹凸条及び凹凸溝の表面形状を円弧面が上下反転しながら連続した波状面に形成したことを第2の特徴とする。さらに、ブロックの左右両端に鉤状の係合部を設けたことを第3の特徴とし、ブロックが木製であることを第4の特徴とする。
本発明に係る壁面用ブロックによれば、構築後の壁面に加わる横方向からの外力に対して十分な強度を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例にしたがって説明する。図1は本発明に係る壁面用ブロックの一実施例を示す斜視図、図2は、図1の平面図、図3は、図1の正面図、図4は、図1の側面図、図5は、本発明のブロックを用いて壁面を構築する状態を示す斜視図である。
図1乃至図4に示すように、本実施例の壁面用ブロック1(以下、単にブロックという)は、木製で、その両端に設けられた鉤状の係合部2と、ブロック1の上面長手方向に形成された凹凸条3と、ブロック1の底面長手方向に設けられ、直下に位置する他のブロック1の凹凸条3が嵌合可能にされた凹凸溝4と、ブロック1を積層する際の位置決め手段となる一対の貫通孔5とからなる。これにより、所望の位置で、縦方向及び横方向において複数のブロック1を容易に積層連結することができる。
本発明の最大の特徴は、任意の高さを有する一対の直上り面3a及び3bによって立設された凹凸条3の表面を弧状面がブロック1の長手方向に上下反転しながら連続した形状、すなわち弧状凹面3d及び弧状凸面3cが連続した波状面に形成され、ブロック1の長手方向底面には、前記立上り面3a及び3bの高さ分だけ削成された内壁面4a及び4dを有する凹凸溝4が形成され、この凹凸溝4は凹凸条3と同様の弧状凹面4c及び弧状凸面4dが連続した面形状とされている点にある。このため凹凸条3に凹凸溝4を嵌合した際に、前記弧状凹面3dと弧状凸面4d及び弧状凸面3cと弧状凹面4cが、ブロック1の長手方向の如何なる位置においても噛合し、構築された壁面の横方向、すなわち左右方向へのブロック1の移動が規制され、構築後の壁面に加わる横方向からの外力に対しても十分な強度を得ることができる。
図中、ブロック1の手前側を前面6、ブロック1の奥側を背面7として説明すると、係合部2は、鉤状で且つブロック1の両端に反転対称に形成されており、一側面と他側面、すなわち表面と裏面が可逆可能な形状にされている。係合部2には、長短二種の第1の鉤部2aと第2の鉤部2bが連設して形成されており、それぞれブロック1の背面7側の第1鉤凹部2cと第2鉤凹部2dとに係合するように構成されている。同様に、右端部に設けられた係合部2にも第1鉤部2a及び第2鉤部2bが設けられ、この係合部2は左端部の係合部2と表裏逆向きに形成されている。したがって、前記左端部の鉤部2a、2bをそれぞれ他のブロック1の右端部の鉤部2b、2aと係合するとブロック1は水平方向に連結される。
ブロック1の積層に際しては、その裏表方向に特段の配慮を要することなく連結できる。すなわち、ブロック1の前面6と背面7とは同意匠に形成されているため、壁の内外観は同様に現れることになる。図5に示すように、壁面の組立ては、水平方向においては、ブロック1の係合部2と他のブロック1の係合部2とを係合させ、鉛直方向においては、コンクリート基礎(図示せず)上に所定の間隔をもって立設された長尺ボルト8にブロック1の貫通孔5を挿通させながら、凹凸条3上に他のブロック1の凹凸溝4を嵌合させることにより行なう。上積みするブロック1の係合部2は、その直下に位置する他のブロック1の略中央に位置し、上下のブロック1が千鳥状に配置されるように長尺ボルト8により位置決めされる。
尚、本発明の要旨は、ブロックの上下の接合面が左右方向からの外力によりずれることを規制する点にある。したがって、凹凸条及び凹凸溝はブロックの長手方向に連続する矩形或いは三角形状の凹凸に形成してもよい。また、本発明のブロックは、その材質において特に制限されるものではなく、木製は言うまでも無く、合成樹脂、金属、セラミック等も好適に使用できる。例えば、合成樹脂製では知育玩具などに適用でき、耐燃焼性のセラミックやコンクリート製であれば焼却炉など構築できる。特に、壁面の構築をブロック同士の嵌合と長尺ボルトの挿通のみによって行うので、接合剤等を用いることなく壁面を形成できるので広範囲な応用が可能である。
本発明に係る壁面用ブロックの一実施例を示す斜視図である。 図1の平面図である。 図1の正面図である。 図1の側面図である。 本発明のブロックを用いて壁面を構築する状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 壁面用ブロック
2 係合部
2a 第1鉤部
2b 第2鉤部
2c 第1鉤凹部
2d 第2鉤凹部
3 凹凸条
3a 立上り面
3b 立上り面
3c 弧状凸面
3d 弧状凹面
4 凹凸溝
4a ブロックの内壁面
4b ブロックの内壁面
4c 弧状凹面
4d 弧状凸面
5 ボルト貫通孔
6 ブロックの前面
7 ブロックの背面
8 長尺ボルト

Claims (4)

  1. ブロックの長手方向上面側に設けた凹凸条と、ブロックの長手方向下面側に設けられると共に、前記凹凸条と噛合可能にされた凹凸溝とを有し、複数個のブロックを上下及び左右方向に積層して壁面を形成することを特徴とする壁面用ブロック。
  2. 前記凹凸条及び凹凸溝の表面形状を円弧面が上下反転しながら連続した波状面に形成したことを特徴とする請求項1記載の壁面用ブロック。
  3. ブロックの左右両端に鉤状の係合部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の壁面用ブロック。
  4. ブロックが木製であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の壁面用ブロック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012056523A1 (ja) * 2010-10-27 2012-05-03 Nakao Shigeo 壁面用ブロック
JP2018035592A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 株式会社竹中工務店 壁構造

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