JP2022063505A - ブロックおもちゃ - Google Patents

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Yoshinori Ishibashi
忍 石橋
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Abstract

【課題】比較的簡単な形状であるにも関わらず、結合位置を任意に設定でき、複雑かつ多様な立体形状に組み上げることができるブロックおもちゃを得る。【解決手段】複数のブロック10からなるブロックおもちゃ。各ブロック10は、互いに反対面の関係にある少なくとも1対の2面に、2面それぞれの一端から他端に至る複数の互いに平行する一方向の凹部11と、複数の凹部11の間に互いに平行する複数の凸部12とを交互に有し、複数の凹部11それぞれの幅と複数の凸部12それぞれの幅は等しく、各ブロック10の1面における凹部11と凸部12は、1面とは反対面の凸部12と凹部11に対応する位置にある。【選択図】図1

Description

本発明は、ブロックおもちゃに関するものである。
幼児のための知育おもちゃとして積み木がある。積み木に分類されるものとして、単純な長方形の板を2~3百枚程度用意しておき、自由な発想のもとに任意の形に積み上げることができるおもちゃが市販されている。この市販のおもちゃは知能がある程度発達した幼児を対象にしている。
知能がさらに発達してくると、ブロックをより複雑な形態に組み上げるために、組み上げた形態を一時的であっても維持できることを望むようになる。そこで、ブロックの一面には突起を、ブロックの反対面には前記突起を嵌め合わせることができる凹部を有するブロックおもちゃが市販されている。
突起と凹部を嵌め合わせる前述のブロックおもちゃの素材はプラスチックが適しており、木材で作ろうとすると加工が極めて面倒になる。また、一方向への連結、一般的には上下方向への連結が基本である。
特許文献1には、立方体形状の基台の上面中央に凸状部を設け、基台の下面に前記凸状部に沿う方向の凹状部と、この凹状部に直交する方向の凹部を設けたブロックおもちゃが記載されている。特許文献1記載のブロックおもちゃによれば、一つの基台の凸状部と別の基台の凹状部とを嵌め合わせて、様々な立体形に組み上げることができる。
特開2005-185495号公報
従来のブロックおもちゃは、木製の比較的単純な形のものから、嵌め合わせ可能で複雑な形を創作できるプラスチックのものまで多種多様である。複雑な組み立て形態を創作できるように互いに嵌め合わせ可能にした従来のブロックおもちゃは、嵌め合わせ位置が定められており、発想が制限される難点があった。
特許文献1記載のブロックおもちゃは、比較的単純な形の複数の基台で構成されているため、木材を素材とすることができる。しかし、特許文献1記載のブロックおもちゃは、基台の上面側の一つの凸状部と下面側の互いに直交する凹状部からなる単純な形状であるため、嵌め合わせパターンが限られ、複雑かつ多様な立体形状に組み上げることはできない。
本発明は、木材を素材として製作可能な比較的簡単な形状であるにも関わらず、結合位置を任意に設定でき、複雑かつ多様な立体形状に組み上げることができるブロックおもちゃを提供することを目的とする。
本発明は、
複数のブロックからなるブロックおもちゃであって、
前記各ブロックは、互いに反対面の関係にある少なくとも1対の2面に、前記2面それぞれの一端から他端に至る複数の互いに平行する一方向の凹部と、前記複数の凹部の間に互いに平行する複数の凸部とを交互に有し、
前記複数の凹部それぞれの幅と前記複数の凸部それぞれの幅は等しく、
前記各ブロックの1面における前記凹部と前記凸部は、前記1面とは反対面の前記凸部と前記凹部に対応する位置にあることを最も主要な特徴とする。
本発明に係るブロックおもちゃの別の態様は、
複数のブロックと、前記ブロック同士を連結する板状の複数の連結片と、を有するブロックおもちゃであって、
前記各ブロックは、少なくとも1対の2面に、一端から他端に至る複数の互いに平行する一方向の凹部と、前記複数の凹部の間に互いに平行する複数の凸部とを交互に有し、
前記複数の凹部それぞれの幅と前記複数の凸部それぞれの幅は等しく、
前記複数の連結片の厚さは、前記凹部の幅と等しいことを特徴とする。
本発明に係るブロックおもちゃは、ブロック相互の凹部と凸部を嵌め合わせてブロック同士を直接結合することができる。前記ブロックの結合位置は、凹部と凸部の形成ピッチごとに変えることができ、双方のブロックの凹部と凸部の形成範囲内において任意であるため、想像力を働かせながら任意の最終形態を創作することができる。ブロックは、凹部を形成するだけで制作できるため、素材として幼児に対して優しい木材を使用しても、容易に制作できる。
本発明の別の態様に係るブロックおもちゃによれば、ブロック同士を結合する連結片を付加したことにより、ブロックの結合態様をより一層多様に展開でき、使用者の創造性をより一層効果的に育てることができる。
本発明に係るブロックおもちゃの一実施例を示す斜視図である。 前記一実施例に係るブロックおもちゃの結合の様子を示す側面図である。 前記一実施例に係るブロックおもちゃの結合状態の例を示す側面図である。 本発明に係るブロックおもちゃの別の実施例を示す斜視図である。 前記別の実施例に係るブロックおもちゃの製造過程の例を示す平面図である。 本発明に係るブロックおもちゃのさらに別の実施例を示す斜視図である。 前記さらに別の実施例に係るブロックおもちゃの結合の様子を示す平面図である。 前記さらに別の実施例に係るブロックおもちゃの別の結合態様を示す正面図である。 本発明に係るブロックおもちゃのさらに別の実施例を示す斜視図である。 前記さらに別の実施例に係るブロックおもちゃによる組み立て態様の一例を示す正面図である。 前記さらに別の実施例に使用する連結片の例を示す斜視図である。 前記さらに別の実施例に使用する連結片の別の例を示す斜視図である。 本発明に係るブロックおもちゃのさらに別の実施例を示す斜視図である。 図13に示すブロックおもちゃの組み合わせ例を示す平面図である。 本発明に係るブロックおもちゃのさらに別の実施例を示す斜視図である。
以下、本発明に係るブロックおもちゃの実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るブロックおもちゃの第1実施例を示す。本発明に係るブロックおもちゃは、複数のブロックで構成されるが、図1は1個のブロック10のみを示す。図示のブロックは板状のブロックになっているが、ブロックは板状のものに限られない。
図1において、板状のブロック10は、表裏両面すなわち互いに反対面の関係にある1対の2面に、ブロック10の長さ方向両端にまで至る複数の凹部11と、これら複数の凹部11の間に複数の凸部12とを有している。凹部11と凸部12は互いに平行して形成されている。凹部11の実態は、底面と両側面とが直角をなす溝である。凸部12の上面と両側面とがなす角度も直角である。ブロック10の両面の凹部11それぞれの幅と、凸部12それぞれの幅は等しく、一つのブロック10の凹部11と別のブロック10の凸部12は嵌まり合うことができる。
本実施例では、ブロック10の両面に、ブロック10の長さ方向全体にわたってそれぞれ3個の凹部11と凸部12がブロック10の幅方向に交互に並んで形成されている。各凹部11を切削によって形成するものとすると、各凹部11を形成することにより凸部12も形成される。
本実施例では、図2に示すように各凹部11と凸部12の幅をwとすると、ブロック10の幅は6wである。凹部12それぞれの深さをd、凸部それぞれの高さをhとすると、d=h、すなわち、各凹部11の深さは各凸部12の高さと等しい。
図2において、ブロック10の上面側(これを表面側とする)における凹部11と凸部12の配置は、左側では凸部12で始まり、右側の凹部11で終わっている。これに対し、下面側(これを裏面側とする)では、左側の凹部11で始まり、右側の凸部12で終わっている。換言すると、ブロック10の1面側における凹部11と凸部12は、ブロック10の前記1面とは反対面側における凸部11と凹部12に対応する位置にある。
ブロック10の両面の凹部11と凸部12の対応関係は任意で、前記の関係とは逆であってもよいし、前記対応関係がずれていてもよく、ブロックおもちゃとしての機能を果たすことができる。しかし、ブロックおもちゃとしての使い勝手の面からは、図示の例のような凹部11と凸部12の対応関係にすることが望ましい。
以上説明したブロック10は、これを複数用意することによってブロックおもちゃとして機能する。図2に示すように、一つのブロック10と別のブロック10は、一つのブロック10の裏面側の凹部11と凸部12に、別のブロック10の表面側の凸部12と凹部11を嵌め合わせることにより結合することができる。図3は、このようにして2つのブロック10を結合した状態を示す。
図2、図3では、2つのブロック10を、幅方向に互いに一致させて結合しているが、2つのブロック10双方の位置を、凹部11と凸部12の形成ピッチに合わせて幅方向にずらして結合することもできる。ここでピッチとは、1つの凹部11とこれに続く1つの凸部12を幅方向に合わせた寸法のことで、1ピッチ分の幅は2wである。2つのブロック10は互いに1ピッチの整数倍ずらして結合することができる。
さらに、2つのブロック10は、凹部11と凸部12の長さ方向の範囲内において相互に位置をずらして結合することができる。凹部11と凸部12の長さ方向の範囲内では、連続的に位置をずらして結合できる。結合するブロック10の数には制限がなく、ブロック10相互の結合位置も任意であるため、複雑かつ多様なブロックの組み立て形態を創作できる。
図4は本発明に係るブロックおもちゃの第2実施例を示す。前記第1実施例は、いわば本発明の基本形態であって、第2実施例は第1実施例に構成を付加したものである。よって、第1実施例の構成に付加した構成を重点的に説明することによって第2実施例を説明する。
図4に示す第2実施例におけるブロック20は、図1に示す第1実施例における複数の凹部11のほかに、凹部11に直交する方向の複数の凹部22を有している。凹部11はブロック20の長さ方向全体に至っているのに対し、凹部22はブロック20の幅方向全体に至っている。複数の凹部22は互いに平行であり、凹部22の形成ピッチは凹部11の形成ピッチと同じである。
ブロック20は、一方向の複数の凹部11に加えて、これらの凹部11に直交する方向の複数の凹部22を有することにより、凹部11,22に囲まれた複数の凸部24を有する。各凹部11、22は一方向にもこれに直交する方向にも同じピッチで形成され、複数の凸部24も、ブロック20の長さ方向にも幅方向にも一定のピッチで形成されている。複数の凸部24はそれぞれ平面方向から見て正方形である。凹部22の深さは凹部11の深さと同じであり、各凸部24の高さと同じである。
ブロック20の1面側(表面側)の凹部22の位置に対応するブロック20の反対面側(裏面側)の位置に凸部24が形成され、ブロック20の1面側の凸部24の位置に対応するブロック20の反対面側の位置に凹部22が形成されている。もっとも、ブロック20の上下面の凹部22と凸部24との対応関係は上記の関係に限定されるものではない。
図4に示す第2実施例によれば、第1実施例と同様に、2つのブロック20を、それぞれの外側面を一致させて結合できる。また、2つのブロック20を、長さ方向にも、幅方向にも、凹部11と凹部22および凸部24の形成ピッチ分ずつずらして結合することができる。さらに、互いに直交する凹部11、22を同一ピッチで有しているため、1つのブロック20に対して別のブロック20を互いに直交させた態様で結合することができる。よって、第1実施例よりもさらに複雑で多様なブロックの組み立て形態を創作できる。
図5は第2実施例における複数のブロック20の製作過程の例を示す。図5において、符号1はブロック20を製作するための母材を示している。母材1は長尺物の板状の材料で、母材1の長さ方向に前述の凹部11を複数、平行に形成する。さらに、母材1の幅方向に前述の凹部22を複数、平行に形成する。凹部11と22に囲まれて凸部24が形成される。次に、母材1を一定の長さ間隔で切断し、複数のブロック20を得る。図5に示す符号2は、母材1を一定の長さに分割する切断線を示している。
図1に示す第1実施例も、図5に示す例と同様に長尺物の母材に複数の凹部11を形成した後、所定長さごとに切断することによって製作することができる。第1実施例に係るブロック10も、第2実施例に係るブロック20も、比較的簡単な構造であるため、木材を素材として容易に製作できる。
図6は本発明に係るブロックおもちゃの第3実施例を示す。第3実施例は第2実施例に構成を付加したものである。よって、第2実施例に付加した構成を重点的に説明することによって第3実施例を説明する。
図6に示す第3実施例は、前記第2実施例におけるブロックの互いに反対面の関係にある表裏両面に互いに直交する凹部11,22を形成し、かつ、板状のブロック30の互いに反対面の関係になる1対の側面にも複数の凹部31を形成している。凹部31はブロック30の厚さ方向全体にわたって互いに平行で、複数の凹部31間に複数の凸部32がある。複数の凹部31と複数の凸部32は、ブロック30の幅方向に交互に形成されている。
各凹部31と各凸部32の形成ピッチは、前記凹部11,22と凸部24の形成ピッチと同じである。各凹部31の幅は各凸部32の幅と等しい。各凹部31の深さは各凹部11,22の深さと同じでありかつ凸部32の高さと等しい。
ブロック30の一方の側面における凹部31に対応する他方の側面位置には凸部32があり、他方の側面における凸部32に対応する他方の側面位置には凹部31がある。したがって、図7に示すように、1つのブロック30と他の1つのブロック30の側面同士を、凹部31と凸部32の嵌まり合いによって結合できる。
本実施例では、図6、図7に示すように、ブロック30の一側面側における凹部31の形成位置が凸部24の形成位置にあるため、凸部24の一部が凹部31として除去された形になっている。各ブロック30の凹部31と凸部32の配置関係を、図示の例とは逆になるように入れ替えれば、凸部24の一部が凹部31として除去されることはない。いずれにしても、凸部24と凹部31との嵌まり合いによって複数のブロック30を任意の形に結合することができる。
第3実施例によれば、互いに嵌まり合うことができる凹部と凸部がブロック30の1対の面だけでなく2対の面に形成されているため、第1、第2実施例に比べてさらに複雑で多様なブロックの組み立て形態を創作できる。
図6に示すブロック30は、平面方向から見た長さおよび幅に対して、高さすなわちブロック30の厚さが薄くなっているため、1対の側面には高さ(厚さ)方向の凹部31と凸部32のみが形成されている。ブロック30の高さ(厚さ)が十分にある場合は、凹部31と凸部32に直交する方向の複数の凹部と複数の凸部を形成してもよい。この場合、凸部は、凸部の平面方向から見ると正方形になる。
[第3実施例の変形例]
図6に示す第3実施例には、以下のように構成を付加することができる。1例として、ブロックの6面全てすなわち3対の面に複数の凹部と凸部を一定間隔で交互にかつ平行に形成する。換言すれば、図6に示す第3実施例において、ブロック30の正面と背面にも凹部と凸部を形成する。
この変形例によれば、ブロック同士の結合形態がさらに多彩になるため、さらに複雑で多様なブロックの組み立て形態を創作できる。6面に形成する凹部と凸部は一方向にのみ形成してもよく、互いに直交する方向に形成してもよい。正面側の凹部と凸部に対応した背面側は凸部と凹部を対応させてもよいし、凹部同士と凸部同士を対応させてもよい。
ここまで説明してきたブロックおもちゃの各実施例は、ブロック同士を直接結合する形態になっていたが、連結片を介してブロックを連結するようにしてもよい。連結片は複数用意する。図9乃至図12は、連結片を有するブロックおもちゃと連結片のいくつかの例を示す。
図9は、ブロックおもちゃの第4実施例を示しており、図1に示す第1実施例におけるブロックと同じ構成のブロック10を使用している。本実施例が第1実施例と異なるのは、ブロック同士を結合する連結片50を有していることである。ただし、第4実施例を適用可能なブロックは、第1実施例として説明したブロック10に限られるものではなく、第2、第3実施例として説明したブロックにも適用可能である。
連結片50は、横断面の4辺がブロック10の各凹部11の幅wおよび各凸部12の幅wと等しい正方形である。換言すれば、連結片50は、その厚さおよび幅はwであり、長さがwよりも長い、例えば2w程度の長さの角柱形の部材である。したがって、連結片50は、片方のブロック10の1つの凹部11に寝かせた態様で、あるいは立たせた態様で嵌めることができる。
連結片50を凹部11に寝かせた態様で嵌めた場合、図1で説明したように凹部11の深さdはwの1/2であるから、連結片50の半分が凹部11に嵌まり、残りの半分が凹部11から突出する。この連結片50が突出した部分に、もう一つのブロック10の1つの凹部11を嵌め、連結片50の介在の下に2つのブロック10を結合する。
連結片50を片方のブロック10の1つの凹部11に立たせた態様で嵌めた場合も、連結片50の先端部にもう一つのブロック10の1つの凹部11を嵌めて2つのブロック10を結合することができる。この場合、連結片50の長さが2wであるとすると、双方のブロック10の凸部12相互間に寸法wの間隔が生じる。すなわち、片方のブロック10に対し他方のブロック10を浮かせた状態で双方のブロック10を結合することができる。
図10は、複数のブロックと複数の連結片を有するブロックおもちゃの変形例を示す。図10に示す変形例が図9に示す実施例と異なるのは、連結片52が前記連結片50よりも長く、連結片52の長さ方向の両端部にそれぞれ1つのブロック10の凹部11と他の1つのブロック10の凹部11とが嵌まり合っていることである。
図10に示す例では、上下のブロック10,10がそれぞれの凹部11同士および凸部12同士を対向させて配置され、上下のブロック10,10の2対の凹部11間にそれぞれ連結片52が介在している。すなわち、同じ長さの連結片52を2個用いて、2つのブロック10同士を相互間に間隔をおいて連結している。
各連結片52の長さは凹部11の深さよりも十分長くなっているため、各連結片52で連結されている上下のブロック10,10間に比較的大きな空間が生じている。上下のブロック10,10の相対位置は、凹部11の長さ方向の範囲内において任意かつ連続的に変更できる。このように、第4実施例によれば、連結片52を付加することによって、より一層多彩な造形が可能になる。
次に、第4実施例の別の変形例について説明する。第4実施例におけるブロックは、図4に示すような、互いに直交する方向の凹部を有するものであってもよい。また、図6に示すような、板状の部材の2対の面に凹部を有するものであってもよく、3対の面すなわち6面全面に凹部を有するものであってもよい。上記2対の面および3対の面の凹部は互いに直交する方向の凹部であってもよい。
図11は、連結片の変形例を示す。図11に示す連結片54は、立方体であって、各辺の寸法は、ブロックの凹部および凸部の幅wと等しい。連結片54の半分を一方のブロックの凹部に嵌め、この凹部から突出している連結片54の残りの半分に他方のブロックの凹部を嵌めて2つのブロックを連結する。連結片54は、ブロックの凹部が互いに直交する方向に形成されていても、任意の凹部の任意の位置に嵌めて2つのブロックを連結できる。
図12は、第4実施例における連結片のさらに別の変形例を示す。図12に示す連結片56は、ブロックの凹部および凸部の幅wと同じ厚さで、長さおよび幅がwの整数倍の平板状の部材である。連結片56は、長さ方向または幅方向の端部をブロックの凹部に嵌めて2つのブロックを連結することができる。連結片56の長さ方向または幅方向の一部にブロックの凹部を嵌め、連結片56の長さ方向または幅方向の残りの一部に別のブロックの凹部を嵌めることもできる。こうすることにより、連結片56を介して2個以上のブロックを連結することができる。
図13に本発明に係るブロックおもちゃの第5実施例を示す。この実施例は、ブロック10の基本的な構成に変わりはなく、ブロック10の端部の厚さを限定した点に特徴がある。図13に示す例では、複数の凹部11と凸部12が板状のブロック10の幅方向に平行に形成されている。複数の凹部11と凸部12は、ブロック10の長さ方向に交互に並んでいる。ブロック10は、長さ方向両端部の厚さが凹部11と凸部12の幅Wと等しくなっている。ブロック10の長さ方向両端部は、すでに説明したとおり、1面側は凹部11、反対面側は凸部12になっている。
ブロック10の長さ方向両端部の厚さを凹部11と凸部12の幅と等しいWにしたことによって、図13に示すように、1つのブロック10の長さ方向両端部を他の1つのブロック10の任意の凹部11に嵌め合わせることができる。つまり、2つのブロック10を互いに直交する方向に連結することができる。したがって、これまで説明した実施例のようにブロック10相互の一方向への連結のみでは得ることができなかったものに比べて、多彩な形態の連結が可能となり、創造性の拡張に資することができる。
図13は、ブロック10と前述の連結片56との組み合わせも例示している。連結片56は平板状の部材であり、連結片56の表面または裏面にブロック10を連結することはできない。しかし、ブロック10の一面側から直交する方向に連結片56を連結することができ、連結片56の他方の端部に別のブロック10を連結することができる。こうして、複数のブロック10とともに連結片56を使用することにより、さらに多彩な形態の連結が可能となる。
図14は、第5実施例に係る複数のブロック10と複数の連結片56を連結して組み立てた迷路の例を示す。この例では、平面上に複数のブロック10の長さ方向の一側面を置き、各ブロック10を幅方向に立たせた形態で水平方向に展開している。各ブロック10の長さはまちまちであってよい。ブロック相互は互いに長さ方向に連結したものと、互いに直交方向に連結したものがある。また、ブロック10に連結片56を連結しているところもある。
図15に示す実施例6は、実施例5の変形例と見ることもできる。実施例5では、ブロック10の長さ方向両端部が、ブロック10の幅方向に沿った1面側の凹部11と反対面側の凸部12になっていて、対をなす2面の凹部11と凸部12との厚さが凹部11と凸部12の幅Wと等しい。これに対して実施例6は、凹部11と凸部12の長さ方向両端部におけるブロック40の厚さが凹部11と凸部12の幅Wと等しくなっている。
図15において、ブロック40は、基本的な構成はこれまで説明した実施例のように、互いに反対面の関係にある少なくとも1対の2面に、それぞれの一端から他端に至る複数の凹部41と、複数の凸部42とを交互に有する。これまで説明した実施例と異なるのは、凹部41と凸部42の長さ方向両端部におけるブロック40の厚さが複数の凹部41および凸部42それぞれの幅Wと等しくなっていることである。
そのために、凹部41と凸部42の長さ方向両端部がブロック40の厚さ方向に切除された形になっている。図15に示す例では、ブロック40の一面側における凸部42の一端部がブロック40の厚さ方向に切除されて段部43が形成されている。ブロック40の反対面側では、前記一面側の凸部42の長さ方向反対側の端部がブロック40の厚さ方向に切除されて段部43が形成されている。
段部43を形成するための切除量は、凸部42の高さ方向にも凸部42の長さ方向にもそれぞれW/2である。もっとも、凹部41と凸部42の長さ方向両端部におけるブロック40の厚さが凹部41および凸部42それぞれの幅Wと等しくなっていればよく、前記切除量は任意である。
本実施例においても、ブロック同士を多彩な形態に連結することができ、創造性の拡張に資することができる。
本願発明は、幼児のおもちゃとして適切な木材を素材とするのが望ましい。一方のブロックと他方のブロックの凹部と凸部の嵌め合いを容易に行うことができるように、凹部の幅を凸部の幅よりもわずかに大きくするとよい。そのために、制作時の凹部の公差をプラスに設定し、凸部の公差をマイナス側に設定するとよい。連結片を使用する場合も同様にして、凹部の幅を連結片の厚さよりもわずかに大きくするとよい。
本発明に係るブロックおもちゃは、複数のブロックをセットにして、あるいは、複数のブロックと複数の連結片をセットにして頒布することを想定している。セットの構成例として以下の形態が考えられる。
(1)基本形態で統一し、寸法も統一した複数のブロックをセットにする。
(2)ブロックの基本的な形態は共通で、寸法の異なるブロックを組み合わせる。
(3)形態が、直方体、立方体など、異なる複数の形態のブロックを組み合わせる。
(4)複数のブロックとともに複数の連結片をセットにする。
ブロックの素材は、安全性や質感などの観点から木材が望ましい。しかし、プラスチック素材でも差し支えない。素材のコストと製造コストの観点からはプラスチックによる一体成形品が有利である。
ブロックの素材を木材とする場合、複数の凹部と凸部は木目の方向に沿って形成するとよい。また、水分の吸収、放散による嵌まり合いの強度の変動を少なくするために、ブロックに適宜の塗装を施すとよい。
10 ブロック
11 凹部
12 凸部
20 ブロック
22 凹部
24 凸部
30 ブロック
31 凹部
32 凸部
50 連結片
52 連結片

Claims (9)

  1. 複数のブロックからなるブロックおもちゃであって、
    前記各ブロックは、互いに反対面の関係にある少なくとも1対の2面に、前記2面それぞれの一端から他端に至る複数の互いに平行する一方向の凹部と、前記複数の凹部の間に互いに平行する複数の凸部とを交互に有し、
    前記複数の凹部それぞれの幅と前記複数の凸部それぞれの幅は等しく、
    前記各ブロックの1面における前記凹部と前記凸部は、前記1面とは反対面の前記凸部と前記凹部に対応する位置にあるブロックおもちゃ。
  2. 前記複数の凹部それぞれの深さは前記複数の凸部それぞれの高さと等しい請求項1記載のブロックおもちゃ。
  3. 前記複数の凹部と凸部に加えてこれらの凹部と凸部に直交する方向に並ぶ複数の凹部と凸部をさらに有し、
    一方向の前記複数の凹部に直交する方向の複数の凹部と複数の凸部は、それぞれの幅が前記一方向の複数の凸部と凹部の幅と等しく、
    前記複数の凸部は、前記一方向の複数の凹部とこれらの凹部に直交する方向の前記複数の凹部で囲まれて平面方向から見て正方形である請求項1または2記載のブロックおもちゃ。
  4. 前記各ブロックの前記1対の2面とは別の1対の2面にも前記複数の凹部および前記複数の凸部と同じ幅の凹部および凸部を有する請求項1乃至3のいずれかに記載のブロックおもちゃ。
  5. 前記ブロックの端部の厚さは、前記複数の凹部および凸部それぞれの幅と等しい請求項1乃至4のいずれかに記載のブロックおもちゃ。
  6. 前記凹部と前記凸部の長さ方向両端部における前記ブロックの厚さは、前記複数の凹部および凸部それぞれの幅と等しい請求項1乃至5のいずれかに記載のブロックおもちゃ。
  7. 前記凹部と前記凸部の長さ方向両端部における前記ブロックの厚さを前記複数の凹部および凸部それぞれの幅と等しくするために、前記凹部と前記凸部の長さ方向両端部が前記ブロックの厚さ方向に切除された形になっている6記載のブロックおもちゃ。
  8. 複数のブロックと、前記ブロック同士を連結する板状の複数の連結片と、を有するブロックおもちゃであって、
    前記各ブロックは、少なくとも1対の2面に、一端から他端に至る複数の互いに平行する一方向の凹部と、前記複数の凹部の間に互いに平行する複数の凸部とを交互に有し、
    前記複数の凹部それぞれの幅と前記複数の凸部それぞれの幅は等しく、
    前記複数の連結片の厚さは、前記凹部の幅と等しいブロックおもちゃ。
  9. 前記連結片は、長さまたは幅が前記凹部の深さの2倍以上である請求項8記載のブロックおもちゃ。
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