JP3241979U - ブロック玩具 - Google Patents

Abstract

【課題】下上方向だけでなく、横方向にも組み立てることができる、ブロック玩具を提供することを目的としている。
【解決手段】ブロック玩具１０ａであって、頂部に形成される接合部１１と、底部に形成される、複数の嵌合溝を有する被接合部と、該頂部と底部との間にある側面に形成される複数の連結部１３を含み、該接合部及び複数の連結部は、突出形成され、アレイ配列される複数の嵌合ユニット１５ａを有し、一方の前記ブロック玩具の接合部及び複数の連結部の嵌合ユニットと、他方の該ブロック玩具の被接合部の嵌合溝とが着脱自在に嵌合可能であることを特徴とする。
【選択図】図１

Description

本考案は、相互連結および連結解除を可能としたブロック玩具に関し、特に、ブロック基礎板と組み合わされる、ブロック玩具に関するものである。

従来の積み木のおもちゃは、異なる幾何学形状を呈するブロックを有し、利用者が創作力と想像力を駆使して、これらのブロック同士を積み重ねて立体的な造形物に組み立てながら遊ぶものである。だが、従来の積み木のおもちゃは、ブロック同士を下から上に積み重ねる方式で組み立てられるため、造形物を作る時に、構造体の重力の配分状況を考慮しながら、ブロック間の組み立てを行う必要があることから、逆吊り構造体や特殊形状の造形物を作ることが困難となるので、使用者の創作力や想像力が制限される。

このような欠点を補うために、頂部及び底部にそれぞれ結合凸部及び結合凹部が形成されたブロック玩具が市販されており、このようなブロック玩具同士が結合凸部及び結合凹部を介して互いに着脱自在に結合される構成により、構造体の重力の配分状態やブロック間の組み立て状況を考慮することなく、利用者が比較的自由に造形物を作ることが可能となるので、創作力や想像力をより広く発揮することができる。

しかしながら、現在市販されているブロック玩具は、その結合凸部及び結合凹部が頂部及び底部にしか形成されていないことから、利用者はブロック玩具を下上方向に組み立てることしかできず、横方向に組み立てることが困難であるので、自由に造形物を作ることができず、創作力や想像力を思う存分発揮することができなかった。このことから、現在市販されているブロック玩具は改善する必要があった。

本考案は、前記従来技術の欠点に鑑みてなされたものであり、下上方向だけでなく、横方向にも組み立てることができる、ブロック玩具を提供することを目的としている。

本考案は、上記目的を達成するために、ブロック玩具を提案したものであり、当該ブロック玩具は、頂部に形成される接合部と、底部に形成される、複数の嵌合溝を有する被接合部と、該頂部と底部との間にある側面に形成される複数の連結部と、を含み、該接合部及び複数の連結部は、突出形成され、アレイ配列される複数の嵌合ユニットを有し、一方の前記ブロック玩具の接合部及び複数の連結部の嵌合ユニットと、他方の該ブロック玩具の被接合部の嵌合溝とが着脱自在に嵌合可能であることを特徴とする。

前記ブロック玩具の頂端面及び底端面が平面視でＬ字状または多辺形状を呈することを特徴とする。

前記ブロック玩具における頂部と底部との間の各側面にそれぞれ、前記連結部が形成されることを特徴とする。

前記複数の嵌合ユニットがそれぞれ、中空円柱形状または中実円柱形状を呈することを特徴とする。

上述したように、本考案に係るブロック玩具は、互いに組み合わせるだけではなく、複数の結合凸部及び複数の結合凹部を有するブロック基礎板に組み合わせることもでき、そのうち、ブロック玩具同士は、頂部の接合部と底部の被接合部とで互いに結合可能であることに加えて、頂部と底部の間の側面上の連結部を介して互いに結合することもできることから、より多様な組み立て方法で結合させることができ、利用者は創作力や想像力を存分に発揮することができるので、バリエーションが豊かな造形物を作ることが可能となる。

本考案のブロック玩具の第１の好適な実施例の斜視図である。 本考案のブロック玩具の第２の好適な実施例の斜視図である。 図１を他の角度から見た斜視図である。 本考案のブロック玩具の第３の好適な実施例の斜視図である。 本考案のブロック玩具の第４の好適な実施例の斜視図である。 図５を他の角度から見た斜視図である。 本考案のブロック玩具の第５の好適な実施例の斜視図である。 本考案のブロック玩具の第６の好適な実施例の斜視図である。 図８を他の角度から見た斜視図である。 本考案のブロック玩具同士を組み合わせる様子を示す模式図である。 本考案のブロック玩具の被接合部を介して、ブロック基礎板の係合凸部に組み合わせる様子を示す模式図である。 本考案のブロック玩具の接合部を介して、ブロック基礎板の係合凹部に組み合わせる様子を示す模式図である。 本考案のブロック玩具の連結部を介して、ブロック基礎板の係合凹部に組み合わせる様子を示す模式図である。 本考案のブロック玩具とブロック基礎板とを組み合わせて構成されたティッシュボックスを示す参考図１である。 本考案のブロック玩具とブロック基礎板とを組み合わせて構成されたティッシュボックスを示す参考図２である。 本考案のブロック玩具とブロック基礎板とを組み合わせて構成された鉢植え容器を示す参考図である。 本考案のブロック玩具とブロック基礎板とを組み合わせて構成されたペン立てを示す参考図である。 本考案のブロック玩具とブロック基礎板とを組み合わせて構成された陳列棚を示す参考図である。

図１～図９は、本考案のブロック玩具１０ａ～１０ｃのいくつかの好適な実施例を示したものであり、それらの図面によると、該ブロック玩具１０ａ～１０ｃは、その頂部に形成された接合部１１と、その底部に形成された被接合部１２と、該頂部と底部との間の側面に形成された複数の連結部１３を含み、該被接合部１２は複数の嵌合溝１４を有し、該接合部１１及び複数の連結部１３はそれぞれ、突出形成されると共に、アレイ配列される複数の嵌合ユニット１５ａ、１５ｂを有する。

本考案のブロック玩具１０ａ～１０ｃは、前記接合部１１及び複数の連結部１３上の嵌合ユニット１５ａ、１５ｂを介して、他方のブロック玩具１０ａ～１０ｃの被接合部１２の嵌合溝１４に着脱自在に嵌合可能である。

前記ブロック玩具１０ａ～１０ｃの頂部端面及び底部端面は、平面視でＬ字状や多辺形状などの異なる輪郭を呈することが好ましく、また、当該ブロック玩具１０ａ～１０ｃの辺の長さは、任意に設定可能であり、これにより、当該ブロック玩具１０ａ～１０ｃの外形は様々な態様を呈することができる。例えば、図１～図３に示す、本考案に係るブロック玩具１０ａの第１及び第２の好適な実施例では、当該ブロック玩具１０ａがＬ字状で全体の外形が比較的コンパクトなものであり、図４～図６に示すブロック玩具１０ｂの第３及び第４の好適な実施例では、同様にＬ字状であるが、全体の外形が比較的長く、また、図７～図９に示すブロック玩具１０ｃの第５及び第６の好適な実施例では、四方形状を呈すると共に、全体的な外形は比較的長いものとなっている。尚、本考案の第５及び第６の好適な実施例では、ブロック玩具１０ｃの各側面にそれぞれ、前記連結部１３が形成されることが好ましい。

本考案に係る、ブロック玩具１０ａ～１０ｃにおける接合部１１及び連結部１３の嵌合ユニット１５ａ、１５ｂは、ニーズに応じて異なる態様に設計変更することができ、例えば、図１、図４、図７に示すように、本考案のブロック玩具１０ａ～１０ｃの第１、第３及び第５の好適な実施例では、嵌合ユニット１５ａが中空円柱形状を呈するのに対し、図２、図５、図８に示す第４及び第６の好適な実施例では、当該嵌合ユニット１５ｂが中実円柱形状を呈する。

図１０に示す第１の好適な実施例のように、本考案のブロック玩具１０ａ～１０ｃを使用する時は、当該ブロック玩具１０ａの接合部１１または連結部１３の嵌合ユニット１５ａを、他方のブロック玩具１０ａの被接合部１２の嵌合溝１４に係合するように組み合わせることができ、また、図１１～図１３に示す本考案の第３の好適な実施例のように、ブロック玩具１０ｂを既存のブロック基礎板２０に係合するように組み合わせることもでき、この時、当該ブロック玩具１０ｂの被接合部１２の嵌合溝１４は、ブロック基礎板２０の係合凸部２１に係合するように組み合わせられる。更に、図１２に示すように、当該ブロック玩具１０ｂの頂部に形成された接合部１１の嵌合ユニット１５ａは、ブロック基礎板２０の係合凹部２２に嵌合するように組み合わせることができ、図１３に示すように、当該ブロック玩具１０ｂの側面に形成された連結部１３の嵌合ユニット１５ａは、ブロック基礎板２０の係合凹部２２に嵌合するように組み合わせることもできる。

この玩具は、上述した様々な組み合わせ方法により、バリエーションが豊かな造形物を製作することができ、例えば、複数のブロック玩具１０ｂと複数のブロック基礎板２０とを組み合わせることにより、図１４、図１５に示すような、ティッシュ３１を収容する空間を有するティッシュボックス３０を構成することができる。

または、図１６に示すように、利用者は、複数のブロック玩具１０ａと複数のブロック基礎板２０とを組み合わせ、上方開口を形成することにより、土壌４１を入れて植物４２を植えることができる鉢植え容器４０を組み立てることができる。

さらに、図１７に示すように、複数のブロック玩具１０ａと複数のブロック基礎板２０とを組み合わせ、上方開口を形成することにより、文房具５１を収納可能なペン立て５０を組み立てることができる。

またさらに、図１８に示すように、複数のブロック玩具１０ｂと複数のブロック基礎板２０とを組み合わせ、前方開口を形成することにより、置き物６１を収容できる陳列棚６０を組み立てることができる。

上述したように、本考案に係るブロック玩具１０ａ～１０ｃは、頂部の接合部１１及び底部の被接合部１２、更に側面の連結部１３を介して互いに及びブロック基礎板２０と組み合わせることができ、このような設計により、より多元的な組み立て方法を提供でき、より多様な造形物を組み立てることが可能となるので、利用者の創作力及び想像力をさらに引き出すことができる。

１０ａ、１０ｂ、１０ｃ ブロック玩具
１１ 接合部
１２ 被接合部
１３ 連結部
１４ 嵌合溝
１５ａ、１５ｂ 嵌合ユニット
２０ ブロック基礎板
２１ 係合凸部
２２ 係合凹部
３０ ティッシュボックス
３１ ティッシュ
４０ 鉢植え容器
４１ 土壌
４２ 植物
５０ ペン立て
５１ 文房具
６０ 陳列棚
６１ 置き物

Claims (6)

1. ブロック玩具であって、頂部に形成される接合部と、底部に形成される、複数の嵌合溝を有する被接合部と、該頂部と底部との間にある側面に形成される複数の連結部と、を含み、該接合部及び複数の連結部は、突出形成され、アレイ配列される複数の嵌合ユニットを有し、一方の前記ブロック玩具の接合部及び複数の連結部の嵌合ユニットと、他方の該ブロック玩具の被接合部の嵌合溝とが着脱自在に嵌合可能であることを特徴とするブロック玩具。
2. 前記ブロック玩具の頂端面及び底端面が平面視でＬ字状を呈することを特徴とする請求項１に記載のブロック玩具。
3. 前記ブロック玩具の頂端面及び底端面が平面視で多辺形状を呈することを特徴とする請求項１に記載のブロック玩具。
4. 前記ブロック玩具における頂部と底部との間の各側面にそれぞれ、前記連結部が形成されることを特徴とする請求項３に記載のブロック玩具。
5. 前記複数の嵌合ユニットがそれぞれ、中空円柱形状を呈することを特徴とする請求項１から請求項４のいずれか１項に記載のブロック玩具。
6. 前記複数の嵌合ユニットがそれぞれ、中実円柱形状を呈することを特徴とする請求項１から請求項４のいずれか１項に記載のブロック玩具。
   

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