JP2017006605A - 組立ブロックおもちゃ用ジョイント - Google Patents
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Abstract
【課題】 基本ブロックに形成した十字溝に微妙な寸法誤差があったり湿度による膨縮現象があっても、木製の基本ブロック同士をきっちりと確実に結合することができる板状のジョイントを提供する。
【解決手段】
ブロックの上面と下面に、当該基本ブロックの高さ方向を貫通しない深さの平面視十字状の溝(以下、十字溝という)を設けた基本ブロックと、前記十字溝の一辺長と同長の長辺と該長辺の1/2の短辺と前記溝に密に遊挿できる厚さとを有する長方形の板体による基本ジョイントと該基本ジョイントと幅が同じで長さが大きい板状のジョイントから成り、前記2種類の基本ブロックの複数個を、それらの十字溝に前記ジョイントを挿込んで連結するようにした組立てブロックおもちゃの前記ジョイントにおいて、当該ジョイントをプラスチックの成形体で形成すると共に、該成形体の表面に複数個の凸部を形成したこと。
【選択図】図1
【解決手段】
ブロックの上面と下面に、当該基本ブロックの高さ方向を貫通しない深さの平面視十字状の溝(以下、十字溝という)を設けた基本ブロックと、前記十字溝の一辺長と同長の長辺と該長辺の1/2の短辺と前記溝に密に遊挿できる厚さとを有する長方形の板体による基本ジョイントと該基本ジョイントと幅が同じで長さが大きい板状のジョイントから成り、前記2種類の基本ブロックの複数個を、それらの十字溝に前記ジョイントを挿込んで連結するようにした組立てブロックおもちゃの前記ジョイントにおいて、当該ジョイントをプラスチックの成形体で形成すると共に、該成形体の表面に複数個の凸部を形成したこと。
【選択図】図1
Description
本発明は、木製ブロックを連結して様々な立体形像物を組立てるようにした木製の組立ブロックおもちゃにおいて、その木製ブロックを連結するためのジョイントに関する。
本願の発明者は、先に、従来には全く見られなかった斬新な構造による木製の組立てブロックおもちゃを実用新案登録第3197214号として提案している。
この提案は、従来の組立てブロックおもちゃでは、ブロック自体に形成した凹凸関係での結合による組立てであるため、少ないブロック数で造型できる立体形像物に限界があって興趣に欠けること、並びに、ブロックの材質がプラスチック製であるため手触り感や見た目の温かみに欠ける点があること等に鑑み、考案されたものであった。
この提案は、従来の組立てブロックおもちゃでは、ブロック自体に形成した凹凸関係での結合による組立てであるため、少ないブロック数で造型できる立体形像物に限界があって興趣に欠けること、並びに、ブロックの材質がプラスチック製であるため手触り感や見た目の温かみに欠ける点があること等に鑑み、考案されたものであった。
提案したブロックおもちゃは、木製の立方体に近い直方体ブロックと該ブロックと同じ高さで当該ブロックの一辺と同長の直径を有する木製の短円柱状の円柱体ブロックを基本ブロックとし、該基本ブロックの上,下両面に、当該ブロックの高さ(厚さ)方向を貫通しない深さの十字溝を設けた基本ブロックと、該ブロックと同様に木製材料により前記十字溝の一辺長と同じ長さの長辺と該長辺の1/2長の短辺とを有する長方形で、前記十字路の溝に密に挿入できる厚さを有する板状の基本ジョイントと、該基本ジョイントより長さを大きく形成した長目の板状体による板状ジョイントから成り、前記基本ブロックの複数個を、それらの十字溝に前記ジョイントを挿し込んで連結することにより、様々な形態の木製の立体形像物を組立てることができるようにしたものである。
上記の組立てブロックおもちゃは、木製複数個の基本ブロックを、その上下両面に設けられた十字溝に板状のジョイントを挿し込むことにより連結できるから、少ないブロック数で従来の組立てブロックおもちゃではできなかった様々な形態の立体形象物を作ることができるという画期的なものであるが、使用しているうちに問題のあることが判った。
すなわち問題点は、先に述べた木製の基本ブロックでは、その上下面に形成される十字溝が木製ブロックゆえに鋸引き加工により形成されているが、木材は吸湿と乾燥のため溝幅にミリ単位での精度が出しにくいこと、及び、溝幅の精度が出ていても湿気の多寡によって溝幅が膨縮するため溝の寸法が固定されずに微妙に変化すること、更には、上記ブロックおもちゃでは十字溝に挿し込まれる板状ジョイントも木製であるため、湿気の多寡によりこのジョイントも膨縮し、前記溝幅の膨縮と相俟って十字溝と板状ブロックとの結合が上手くいかない場合があるという点である。
この結果、本願の発明者が先に提案した木製の組立てブロックおもちゃは、湿気によって板状ジョイントと基本ブロックの十字溝との結合具合が緩くなってブロックとジョイントの結合が解けて組み立てたブロックが容易に動いたり脱落したりし、逆に結合がきつくなり過ぎて十字溝にジョイントが挿し込み難くかったり挿し込めず、無理に差し込んで十字溝を壊してしまう等の問題を派生した。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、木製の複数個の基本ブロックを、それらの上,下両面に形成した十字溝に、板状ジョイントを挿込んで連結することにより、様々な立体形象物を造型できるようにした組立てブロックおもちゃにおいて、基本ブロックに形成した十字溝に微妙な寸法誤差があったり、湿度による膨縮現象があっても、木製の基本ブロック同士をきっちりと確実に結合することができる板状のジョイントを提供することにある。
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明ジョイントの構成は、木製の平面正方形の立方体ブロック乃至該ブロックに近い直方体ブロックと、該ブロックを平面から見た一辺と同長の直径を有する木製の円柱体ブロックによる基本ブロックであって、該ブロックの上面と下面に、当該基本ブロックの高さ方向を貫通しない深さの平面視十字状の溝(以下、十字溝という)を設けた基本ブロックと、前記十字溝の一辺長と同長の長辺と該長辺の1/2の短辺と前記溝に密に遊挿できる厚さとを有する長方形の板体による基本ジョイントと該基本ジョイントと幅が同じで長さが大きい板状のジョイントから成り、前記2種類の基本ブロックの複数個を、それらの十字溝に前記ジョイントを挿込んで連結するようにした組立てブロックおもちゃの前記ジョイントにおいて、当該ジョイントをプラスチックの成形体で形成すると共に、該成形体の表面に複数個の凸部を形成したことを特徴とするものである。凸部の形態としては球面の一部乃至低いドーム状が望ましい。
本発明においてプラスチック成形体のジョイントの表面に形成される凸部は、当該ジョイントの少なくとも長さ方向の両端とその中間部に設けるとよい。凸部の配置パターンとしては、両端部と中央部のほか、前記両端部と中央部及びそれらに挟まれた中間部に設けるパターンがある。また、ジョイントの幅方向に関する配置パターンとしては、幅方向の両側近傍又は両側近傍とその中間部の組合せのパターンがある。さらに前記各凸部は成形体の両面に設けることが好ましいが、片面であってもよい。前記凸部の配置パターンは上記例に限られるものではなく、要は、ジョイントの表面上に散在すればよい。なお、前記ジョイントは本体の板厚を、十字溝の幅よりわずかに小さく形成し、凸部の出っ張り量を含む全体の厚さを前記十字溝幅よりわずかに大きくすることが好ましい。
上記態様で低いドーム状の凸部を設けた本発明ジョイントには、長さ方向の中間部で略90度に曲げたL字状ジョイントや、長さ方向の中間部を略45度捻った捻りジョイントを加えることにより、造型できる立体形象物の多様化を図ることができる。
本発明は、木製組立ブロックおもちゃの十字溝に挿入して前記ブロックを結合する板状のジョイントをプラスチックの成形体により形成すると共に、表面に微小高さの凸部を形成したことにより、前記木製ブロックの溝が湿度の多寡によって拡縮しても、プラスチック成形体のジョイントは寸法変化が実質上ゼロであるから、常に前記十字溝にピッタリと挿入することができると共に、木製の溝に差し込まれたジョイントは、表面の複数の低い球面凸部と溝の壁面とが多数の点接触をすることにより当該ジョイントと溝の適切な結合状態を実現することができる。また、ジョイントと溝の壁面の接触は面でないから、ジョイントで溝を割ることなく当該ジョイントを十字溝に嵌合することができる。
次に、図により本発明ジョイントを用いた組立てブロックおもちゃの例について説明する。まず、図10は本発明ジョイントを適用する直方体ブロック10の一例を示した斜視図、図11は同じく円柱体ブロック20の一例を示した斜視図である。
図10の直方体ブロック10は、図示した例では平面視正方形でその一辺長をAとすると共に、その高さHが前記長さAより少し小さい数値の立方体に近い木製の直方体で形成されている。なお、このブロック10を一辺長Aの立方体とすることもできる。
図11の円柱体ブロック20は、前記直方体ブロック10の一辺長Aと同じ大きさの直径Aを有する平面視正円形で、高さが前記ブロック1の高さHと同じ高さHを有する木製の短円柱体で形成されている。前記短円柱体の高さHを前記Aとすることもできる。
上記2種のブロック10,20は、本発明ジョイントが適用される基本ブロックを構成しており、この基本ブロック(直方体ブロック10と円形ブロック20を基本ブロック10,20ということもある。)の上面と下面の中心に溝の交点が位置する十字状の溝30(以下、十字溝30という)が形成されている。溝30の深さDは各ブロック10,20の高さHの1/2以下である。
図1と図2は、上記基本ブロック10と20同士を連結するための本発明基本ジョイント1の平面図と正面図である。
図1、図2の基本ジョイント1は、プラスチック成形体で平面視略長方形の板状に形成されており、本体の大きさが、短辺の長さを前記ブロック10と20の一辺長A(直径A)の半分の1/2A、長辺の長さをA、厚さtを、前記十字溝2の幅wより僅かに小さい厚さに形成している。そして当該本体の表裏両面には、後述する低いドーム状の凸部1cが散在するように設けられて本発明ジョイント1を形成している。また、上記ジョイント1の短辺側には、基本ブロック10,20における上下面の十字溝30の対向する底面が形成する底部40の厚さ(上下幅)Tに略等しい略凹状の凹部1a,1bが形成されている。なお、凹部1a,1bは離型のため底側に向かう微小なテーパが付けられている。
図1、図2の基本ジョイント1は、プラスチック成形体で平面視略長方形の板状に形成されており、本体の大きさが、短辺の長さを前記ブロック10と20の一辺長A(直径A)の半分の1/2A、長辺の長さをA、厚さtを、前記十字溝2の幅wより僅かに小さい厚さに形成している。そして当該本体の表裏両面には、後述する低いドーム状の凸部1cが散在するように設けられて本発明ジョイント1を形成している。また、上記ジョイント1の短辺側には、基本ブロック10,20における上下面の十字溝30の対向する底面が形成する底部40の厚さ(上下幅)Tに略等しい略凹状の凹部1a,1bが形成されている。なお、凹部1a,1bは離型のため底側に向かう微小なテーパが付けられている。
図3,図4は、図1,図2の基本ジョイント1の拡張パターン例のジョイントとして、長さを基本ジョイント1より長く形成した第2例のジョイント2の平面図と正面図、図5は、拡張パターンの第3例のジョイント3の斜視図である。図3,図4のジョイント2は、長辺が図1のジョイント1の2倍の長さ2Aに、図5のジョイント3は長さが4倍の4Aに形成されているが、両ジョイント2,3とも本体の短辺の長さ1/2Aと厚さtは図1のジョイント1と同じである。図3〜図5のジョイント2,3も、その短辺側に凹部2c,2b,同3a,3bが形成されていると共に、本体の表裏両面に低いドーム状の凸部2c,3cが形成されて本発明ジョイント2,3を形成している。
本発明において、前記ジョイント2,3と同趣旨の拡張ジョイントとしては、図示しないが、短辺の長さと厚さが基本ジョイント1と同じであれば、長辺の長さは上記例以外の長さのジョイントもある。
図6は、本発明ジョイントにおける拡張ジョイントの別例である異形ジョイント4を平面図で示したものである。
図6の異形ジョイント4は、本体両側の短辺に前記基本ブロック10,20の外周面に現れている底部40の厚さTと同じ大きさの左右幅Tの凹部4a,4bを形成している。また、図6の例では基本ジョイント1における両長辺を全体としてテーパ状になる斜辺4dに形成し、ジョイント全体として平面視大略台形状に形成している。
図6の異形ジョイント4は、本体両側の短辺に前記基本ブロック10,20の外周面に現れている底部40の厚さTと同じ大きさの左右幅Tの凹部4a,4bを形成している。また、図6の例では基本ジョイント1における両長辺を全体としてテーパ状になる斜辺4dに形成し、ジョイント全体として平面視大略台形状に形成している。
上記の基本ブロック10,20を連結する本発明ジョイントには、上記に例示したジョイント1〜4以外の拡張ジョイントがある。例えば、図3のジョイント2を中間部で90度曲げた図7に示すL字状ジョイント5、或は、図1のジョイント1を中間部で45度捻った形態の図7,図8に示す捻りジョイント6のような異形ジョイントである。図7,図8において、図1,図2と同じ部分,部位には同一符号を用いて説明を省略する。なお、90度曲げたL字状ジョイント5と45度捻りの捻りジョイント6は、ジョイント1〜3のいずれに適用できることは勿論、図示しない板状ジョイントにも適用できる。また、捻り角45度は一例であって45度から90度までの間で任意の角度に捻ったものでもよい。
さらには図示しないが、本発明ジョイント6は、その平面形状を上記の長方形や台形以外の多角形や円形、楕円形、星形等の異形板状のジョイントとすることもできる。
さらには図示しないが、本発明ジョイント6は、その平面形状を上記の長方形や台形以外の多角形や円形、楕円形、星形等の異形板状のジョイントとすることもできる。
図1〜図8に例示した本発明の各ジョイント1〜6は、すべてその本体の厚さtが、十字溝30の幅w(wの一例として2.95mm、+0mm、‐0.05mm)よりわずかに小さい厚さ(tの一例として2.2mm)に成形され、同時にその本体の裏表両面に低いドーム状の凸部1c〜4cが成形されている(凸部の高さを含みジョイントの有効厚さt‘を、一例として3.1mm、+0mm、‐0.05mmとする)から、基本ブロック10,20の上、下両面に設けられた十字溝30の中の任意の位置の溝に、湿度の多寡によって前記十字溝30の溝幅wに微妙な変化が生じていても、スムースに挿し込むことができる。これにより前記溝30の壁面とジョイント1〜6の凸部1c〜3cが多数の点接触で結合するから、前記ブロック同士10と20又はブロック10同士若しくはブロック20同士を、湿度によって十字溝30の溝幅wに微妙な変化が生じていても、スムースかつ強固に連結することができる。
また、各ジョイント1〜6は、それぞれの両側の短辺に設けた左右幅Tの凹部1a,1b〜4a,4bが、基本ブロック10と20の外面に露出した上下幅Tの底部40に嵌合できるから、直方体ブロック10と円形柱体ブロック20で様々な形態の立体形象物を造型することが可能になる。
また、各ジョイント1〜6は、それぞれの両側の短辺に設けた左右幅Tの凹部1a,1b〜4a,4bが、基本ブロック10と20の外面に露出した上下幅Tの底部40に嵌合できるから、直方体ブロック10と円形柱体ブロック20で様々な形態の立体形象物を造型することが可能になる。
そこで図12〜図15により複数個の基本ブロック10及び20と本発明ジョイント1〜6を用いて組み立てた立体形象物の具体例について説明する。
図12は、複数個の基本ブロック10と20、及び、複数個のジョイント1とジョイント4によって造型した鶏に見える立体形象物の一例である。
図12は、複数個の基本ブロック10と20、及び、複数個のジョイント1とジョイント4によって造型した鶏に見える立体形象物の一例である。
図13は、複数個の基本ブロック10と20、及び、複数個のジョイント1,2,4とにより造型しヘリコプターに見える立体形象物の第二例である。
図14は、3個の直方体ブロック10と一個のジョイント2による胴体部分と、2個のジョイント3による主翼部と、3個のジョイント4による尾翼部とにより造型した飛行機に見える立体形象物の第三例である。
図15は、左右の肩部、腰部、左右脚部に用いた10個の直方体ブロック10と、頭部と左右の拳と胴部に用いた4個の円柱体ブロック20と、前記両ブロック10と29を連結するために用いたジョイント1と、左右の腕を形成するジョイント4とにより造型したロボットに見える立体形象物の第四例である。
木製組立ブロックおもちゃ用の本発明ジョイントは以上の通りであって、2種の基本ブロックと少なくとも4種のジョイントによって、様々な形態の立体形象物を造型することができるので、2種の基本ブロックの組合せ結合により従来品にない高い興趣が得られる木製ブロック組立おもちゃのブロック結合用ジョイントとして極めて有用である。
特に本発明では、木製の基本ブロックに設けた連結用の十字溝に嵌合する板状ジョイントをプラスチック製の成形体とすると共に、その厚さを前記十字溝の幅よりわずかに小さくする一方、当該ジョイントの表面に低いドーム状の凸部を設けてその凸部を含む板厚を前記十字溝よりわずかに大きくなるようにしたから、ジョイントと十字溝の結合をジョイント面と溝壁の複数の点接触により確保でき、これによって十字溝の幅が湿度によって微妙に拡縮することがあっても、スムースな嵌合と十分な結合強度を得ることができる。
1 本発明の基本ジョイント
2,3 基本ジョイント1の整数倍長の板状ジョイント
4 異形ジョイント
5 L字状ジョイント
6 捻りジョイント
1a〜4b 凹部
1c〜4c 低いドーム状凸部
10,20 基本ブロック
10 直方体ブロック
20 円柱体ブロック
30 十字溝
40 十字溝30の底部
t ジョイント1〜6の厚さ
t‘ジョイント1〜6の有効厚さ
A 正方形の一辺長又は円の直径
w 十字溝30の幅
D 十字溝30の深さ
T 上下の十字溝30の底が形成する底部40の上下幅
2,3 基本ジョイント1の整数倍長の板状ジョイント
4 異形ジョイント
5 L字状ジョイント
6 捻りジョイント
1a〜4b 凹部
1c〜4c 低いドーム状凸部
10,20 基本ブロック
10 直方体ブロック
20 円柱体ブロック
30 十字溝
40 十字溝30の底部
t ジョイント1〜6の厚さ
t‘ジョイント1〜6の有効厚さ
A 正方形の一辺長又は円の直径
w 十字溝30の幅
D 十字溝30の深さ
T 上下の十字溝30の底が形成する底部40の上下幅
Claims (10)
- 平面正方形の立方体ブロック乃至該ブロックに近い木製の直方体ブロックと、前記ブロックを平面から見た一辺と同長の直径を有する木製の円柱体ブロックによる基本ブロックであって、該ブロックの上面と下面に、当該基本ブロックの高さ方向を貫通しない深さの平面視十字状の十字溝を設けた基本ブロックと、前記十字溝の一辺長と同長の長辺と前記一辺長の1/2と同長の短辺と前記溝に密に遊挿できる厚さとを有する長方形の板体による基本ジョイントと該基本ジョイントと幅が同じで長さが大きい板状ジョイントから成り、前記2種類の基本ブロックの複数個を、それらの十字溝に前記ジョイントを挿込んで連結するようにした組立てブロックおもちゃの前記ジョイントにおいて、当該ジョイントの本体をプラスチックの成形体で形成すると共に、該本体の表面に複数個の凸部を形成したことを特徴とする木製組立ブロックおもちゃ用のジョイント。
- 凸部は、低いドーム状をなし、ジョイント本体の表裏両面又は片面に散在させて設けた請求項1に記載したジョイント。
- 散在する凸部は、ジョイント本体の少なくとも長さ方向の両端部とその中間部、又は、前記中間部と両端部と該両部の間に設けた請求項1又は2に記載したジョイント。
- ジョイント本体の厚さは十字溝の幅より僅かに小さく、凸部を含む全体の厚さを前記十字溝より僅かに大きく形成した請求項1〜3のいずれかに記載したジョイント。
- ジョイントは、基本ジョイントの長さの整数倍の長さの板状に形成したものを含む請求項4に記載したジョイント。
- ジョイントは、幅方向両側の長辺をテーパ状の斜辺に形成した請求項1〜5のいずれかに記載したジョイント。
- ジョイントは、長さ方向の中間で略90度曲げた断面L字状をなす請求項1〜5のいずれかに記載したジョイント。
- ジョイントは、長さ方向の中間部を軸方向において約45度〜約90度捩った形態を備えた請求項1〜5のいずれかに記載したジョイント。
- ジョイントは、その長さ方向両側の短辺に、前記基本ブロックの上,下両面に設けた十字溝の底が当該基本ブロックの外周面に露出する底部に嵌まる凹部を形成した請求項1〜8のいずれかに記載したジョイント。
- 請求項1〜9のいずれかのジョイントが結合する木製の基本ブロックは、複数個の立方体ブロックと該立方体ブロックの一辺長と直径及び高さを同じにした複数個の円柱体ブロックである木製組立ブロックおもちゃ用のジョイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015135628A JP2017006605A (ja) | 2015-06-19 | 2015-06-19 | 組立ブロックおもちゃ用ジョイント |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019033949A (ja) * | 2017-08-18 | 2019-03-07 | ミユキ精工株式会社 | ブロックおもちゃ |
CN114453853A (zh) * | 2021-04-14 | 2022-05-10 | 株式会社万代 | 零部件供给体 |
-
2015
- 2015-06-19 JP JP2015135628A patent/JP2017006605A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019033949A (ja) * | 2017-08-18 | 2019-03-07 | ミユキ精工株式会社 | ブロックおもちゃ |
CN114453853A (zh) * | 2021-04-14 | 2022-05-10 | 株式会社万代 | 零部件供给体 |
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