JP3130889B2 - デジタルvfoの補正方法及びその装置 - Google Patents
デジタルvfoの補正方法及びその装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明、特にフロッピーディ
スクのデータを再生するときに用いられるデジタルVF
O(Variable Frequency Osci
llator,以下、VFOという)の補正方法及び装
置に関するものである。
スクのデータを再生するときに用いられるデジタルVF
O(Variable Frequency Osci
llator,以下、VFOという)の補正方法及び装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にフロッピーディスクのデータを再
生するときに用いられるデジタルVFOの補正装置は、
一般的にアナログのものが使用されているが、アナログ
回路形式のものは、抵抗値,容量値の設計値と実際のデ
バイス特性とのあわせ込みが難しく、また、チップ面積
を縮小しにくいため、デジタル回路形式化することが要
求されている。
生するときに用いられるデジタルVFOの補正装置は、
一般的にアナログのものが使用されているが、アナログ
回路形式のものは、抵抗値,容量値の設計値と実際のデ
バイス特性とのあわせ込みが難しく、また、チップ面積
を縮小しにくいため、デジタル回路形式化することが要
求されている。
【0003】この要請に応えるために、例えば、特開平
3−227123号公報に開示されているように、カウ
ンタを使用してデジタル化することが提案されている。
3−227123号公報に開示されているように、カウ
ンタを使用してデジタル化することが提案されている。
【0004】上述した先行技術文献に開示された技術を
図12に示す。図12において、読み出しデータ121
は、フロッピィ・ディスク駆動装置が出力する信号であ
る。基準化回路123は、基準クロック122に基づい
て読み出しデータ121から基準クロックの1クロック
幅の基準データを生成する回路である。
図12に示す。図12において、読み出しデータ121
は、フロッピィ・ディスク駆動装置が出力する信号であ
る。基準化回路123は、基準クロック122に基づい
て読み出しデータ121から基準クロックの1クロック
幅の基準データを生成する回路である。
【0005】カウンタ回路125は、基準クロック12
2によって、カウント値を増やすリセット機能付きの2
進カウンタであり、MSBは最上位ビットを示す。また
D型フリップフロップ126は、カウンタ回路125の
出力を2分周してウィンドウ信号(以下、ウィンドウと
いう)127を出力するようになっている。
2によって、カウント値を増やすリセット機能付きの2
進カウンタであり、MSBは最上位ビットを示す。また
D型フリップフロップ126は、カウンタ回路125の
出力を2分周してウィンドウ信号(以下、ウィンドウと
いう)127を出力するようになっている。
【0006】説明を簡単にするために読み出しデータ1
21は、MFM(ModifiedFreqency
Modulation)方式で記録され、そのデータ転
送レートは500kbpsとする。
21は、MFM(ModifiedFreqency
Modulation)方式で記録され、そのデータ転
送レートは500kbpsとする。
【0007】読み出しデータ121を再生するには、読
み出しデータ121に同期したウィンドウ127が必要
であり、カウンタ回路125を4ビットとすると、16
MHzの基準クロック122が必要である。
み出しデータ121に同期したウィンドウ127が必要
であり、カウンタ回路125を4ビットとすると、16
MHzの基準クロック122が必要である。
【0008】図13は、読み出しデータ121がないと
きのカウンタ回路125のカウント値と、ウィンドウ1
27との関係を示す図である。理想的な基準データが発
生するタイミングは、カウンタ回路125のカウント値
が0のときである。
きのカウンタ回路125のカウント値と、ウィンドウ1
27との関係を示す図である。理想的な基準データが発
生するタイミングは、カウンタ回路125のカウント値
が0のときである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図12に示す
従来例では、読み出しデータ121が入力されると、直
ちに位相補正を行なうため、フロッピィ・ディスク再生
データの特徴であるピークシフトを含んだ場合、特にシ
フト方向が互い反発するような逆方向となるピークシフ
トが連続で発生した場合、位相補正を誤り易く、その場
合、フロッピーディスクのデータを再生できないという
問題がある。
従来例では、読み出しデータ121が入力されると、直
ちに位相補正を行なうため、フロッピィ・ディスク再生
データの特徴であるピークシフトを含んだ場合、特にシ
フト方向が互い反発するような逆方向となるピークシフ
トが連続で発生した場合、位相補正を誤り易く、その場
合、フロッピーディスクのデータを再生できないという
問題がある。
【0010】次に再生されるデータが”11”のときに
ピークシフトによって誤って位相補正した場合の例を図
14に示す。
ピークシフトによって誤って位相補正した場合の例を図
14に示す。
【0011】図14において、実線は、前後4クロック
のピークシフトをもつ場合の基準化データであり、破線
は、ピークシフトをもたない場合の基準化データを示し
ている。
のピークシフトをもつ場合の基準化データであり、破線
は、ピークシフトをもたない場合の基準化データを示し
ている。
【0012】再生データは、”11”であるため、本来
ウィンドウのHighの部分で基準化データを捕らえなけれ
ばならないが、ピークシフトの影響を受けて再生データ
に位相ずれが生じてことになる。
ウィンドウのHighの部分で基準化データを捕らえなけれ
ばならないが、ピークシフトの影響を受けて再生データ
に位相ずれが生じてことになる。
【0013】本発明の目的は、設計しやすいデジタル回
路構成で、かつピークシフトに影響されないデジタルV
FOの補正方法及び装置を提供することにある。
路構成で、かつピークシフトに影響されないデジタルV
FOの補正方法及び装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達せ得するた
め、本発明に係るデジタルVFOの補正方法は、フロッ
ピーディスクのデータを再生するときに用いられる、カ
ウンタで構成されるデジタルVFO(Variable
Frequency Oscillator)を補正
するデジタルVFOの補正方法において、再生データが
発生したときに再生データからデータビットを分離し、
前記データビットが発生したときのカウンタのカウント
値を記憶し、前記再生データのデータ列が特定のデータ
列になったときに、前記記憶されたカウント値と理想の
カウント値との差を検出し、前記差が生じたときに前記
カウンタに補正信号を出力し、カウント値を補正し、デ
ジタルVFO信号の位相を補正するものである。
め、本発明に係るデジタルVFOの補正方法は、フロッ
ピーディスクのデータを再生するときに用いられる、カ
ウンタで構成されるデジタルVFO(Variable
Frequency Oscillator)を補正
するデジタルVFOの補正方法において、再生データが
発生したときに再生データからデータビットを分離し、
前記データビットが発生したときのカウンタのカウント
値を記憶し、前記再生データのデータ列が特定のデータ
列になったときに、前記記憶されたカウント値と理想の
カウント値との差を検出し、前記差が生じたときに前記
カウンタに補正信号を出力し、カウント値を補正し、デ
ジタルVFO信号の位相を補正するものである。
【0015】また本発明に係るデジタルVFOの補正装
置は、フロッピーディスクのデータを再生する際に、再
生データをカウンタ値に応じて、カウンタで構成される
デジタルVFO(Variable Frequenc
y Oscillator)を補正するデジタルVFO
の補正装置であって、再生データが発生したときに再生
データからデータビットを分離する手段と、前記データ
ビットが発生したときのカウンタのカウント値を記憶す
る記憶手段と、前記再生データのデータ列が特定のデー
タ列になったときに、前記記憶手段のカウント値と理想
のカウント値との差を検出する手段と、前記差が生じた
ときに前記カウンタに補正信号を出力しカウント値を補
正し、位相の補正を行う手段とを有するものである。
置は、フロッピーディスクのデータを再生する際に、再
生データをカウンタ値に応じて、カウンタで構成される
デジタルVFO(Variable Frequenc
y Oscillator)を補正するデジタルVFO
の補正装置であって、再生データが発生したときに再生
データからデータビットを分離する手段と、前記データ
ビットが発生したときのカウンタのカウント値を記憶す
る記憶手段と、前記再生データのデータ列が特定のデー
タ列になったときに、前記記憶手段のカウント値と理想
のカウント値との差を検出する手段と、前記差が生じた
ときに前記カウンタに補正信号を出力しカウント値を補
正し、位相の補正を行う手段とを有するものである。
【0016】また本発明に係るデジタルVFOの補正装
置は、フロッピーディスクのデータを再生する際に、再
生データをカウンタ値に応じて、カウンタで構成される
デジタルVFO(Variable Frequenc
y Oscillator)を補正するデジタルVFO
の補正装置であって、読み出しデータが入力されると基
準データを発生させる基準回路と、前記基準回路から出
力される基準データが0(クロックビット)か1(デー
タビット)かを区別するデータ分離回路と、前記データ
分離回路から出力されるデータに基づき、読み出しデー
タの並び方が特定の並びの時にデータ列検出信号を出力
するデータ列検出回路と、基準クロックに基づいてカウ
ントするカウンタ回路と、前記カウンタ回路のカウント
値を保持するデータ履歴メモリと、前記データ列検出回
路がデータ列検出信号を出力したときに前記データ履歴
メモリのカウント値と理想のカウント値との差を求め、
補正信号と補正値を出力する補正値演算回路とを有する
ものである。
置は、フロッピーディスクのデータを再生する際に、再
生データをカウンタ値に応じて、カウンタで構成される
デジタルVFO(Variable Frequenc
y Oscillator)を補正するデジタルVFO
の補正装置であって、読み出しデータが入力されると基
準データを発生させる基準回路と、前記基準回路から出
力される基準データが0(クロックビット)か1(デー
タビット)かを区別するデータ分離回路と、前記データ
分離回路から出力されるデータに基づき、読み出しデー
タの並び方が特定の並びの時にデータ列検出信号を出力
するデータ列検出回路と、基準クロックに基づいてカウ
ントするカウンタ回路と、前記カウンタ回路のカウント
値を保持するデータ履歴メモリと、前記データ列検出回
路がデータ列検出信号を出力したときに前記データ履歴
メモリのカウント値と理想のカウント値との差を求め、
補正信号と補正値を出力する補正値演算回路とを有する
ものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
より説明する。
【0018】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係るデジタルVFOの補正装置を示す構成図であ
る。
1に係るデジタルVFOの補正装置を示す構成図であ
る。
【0019】図1に示す本発明の実施形態1に係るデジ
タルVFOの補正装置は、基準化回路2と、カウンタ回
路4と、データ分離回路6と、データ列検出回路7と、
データ履歴メモリ10と、補正値演算回路11とを有し
ている。
タルVFOの補正装置は、基準化回路2と、カウンタ回
路4と、データ分離回路6と、データ列検出回路7と、
データ履歴メモリ10と、補正値演算回路11とを有し
ている。
【0020】基準化回路2は、読み出しデータ1が入力
されたとき、図示しない基準クロックの1クロック分の
パルス幅をもつ信号の基準データ3を発生するようにな
っている。
されたとき、図示しない基準クロックの1クロック分の
パルス幅をもつ信号の基準データ3を発生するようにな
っている。
【0021】データ分離回路6は、基準化回路2から出
力される基準データ3が”0”又は”1”かを区別する
ようになっている。
力される基準データ3が”0”又は”1”かを区別する
ようになっている。
【0022】データ列検出回路7は、シフトレジスタな
どで構成されており、データ分離回路6から出力される
データに基づいて読み出しデータ1の並びを認識し、読
み出しデータ1の並びが特定の並びになるときに、デー
タ列検出信号14を出力するようになっている。
どで構成されており、データ分離回路6から出力される
データに基づいて読み出しデータ1の並びを認識し、読
み出しデータ1の並びが特定の並びになるときに、デー
タ列検出信号14を出力するようになっている。
【0023】カウンタ回路4は、図示しない基準クロッ
クに基づいてカウントアップするカウンタであり、補正
信号13がアクティブで、符号信号15が”1”のとき
に、現在のカウント値に補正値12を加算した値を次の
カウント値とし、符号信号15が”0”のときに、現在
のカウント値から補正値12を減算した値を次のカウン
ト値とする機能を有している。
クに基づいてカウントアップするカウンタであり、補正
信号13がアクティブで、符号信号15が”1”のとき
に、現在のカウント値に補正値12を加算した値を次の
カウント値とし、符号信号15が”0”のときに、現在
のカウント値から補正値12を減算した値を次のカウン
ト値とする機能を有している。
【0024】またカウンタ回路4は、カウンタ回路4の
現在のカウント値を示すカウント値8とウィンドウ5と
いうカウント値の最上位ビット(MSB)の信号を出力
するようになっている。
現在のカウント値を示すカウント値8とウィンドウ5と
いうカウント値の最上位ビット(MSB)の信号を出力
するようになっている。
【0025】データ履歴メモリ10は、2つの履歴メモ
リ10a,10bを有しており、図示しない基準データ
が発生したときにカウンタ回路4のカウント値8を保持
する機能を有しているとともに、過去の任意に定めた回
数の基準データが発生したときのカウント値も保持する
機能を有している。
リ10a,10bを有しており、図示しない基準データ
が発生したときにカウンタ回路4のカウント値8を保持
する機能を有しているとともに、過去の任意に定めた回
数の基準データが発生したときのカウント値も保持する
機能を有している。
【0026】またデータ履歴メモリ10は、補正値演算
回路11から出力される補正信号13と、符号信号15
とに基づいて、保持しているカウント値に補正値12を
加算または減算する機能を有している。
回路11から出力される補正信号13と、符号信号15
とに基づいて、保持しているカウント値に補正値12を
加算または減算する機能を有している。
【0027】補正値演算回路11は、データ列検出回路
7がデータ列検出信号14を出力したときに、データ履
歴メモリ10のカウント値と理想のカウント値との差を
求め、補正信号13,符号信号15,補正値12の信号
をそれぞれ出力するようになっている。
7がデータ列検出信号14を出力したときに、データ履
歴メモリ10のカウント値と理想のカウント値との差を
求め、補正信号13,符号信号15,補正値12の信号
をそれぞれ出力するようになっている。
【0028】図2は、図1に示したカウンタ回路4の詳
細な構成を示すブロック図である。図2に示すようにカ
ウンタ回路4は、第1のセレクタ21と、第2のセレク
タ22と、加減算器24と、Nビットフリップフロップ
(FF)25とを有している。
細な構成を示すブロック図である。図2に示すようにカ
ウンタ回路4は、第1のセレクタ21と、第2のセレク
タ22と、加減算器24と、Nビットフリップフロップ
(FF)25とを有している。
【0029】第1のセレクタ21は、補正信号13が”
0”のときに出力値が”1”となり、補正信号13が”
1”のときに符号信号15を選択して出力するようにな
っている。
0”のときに出力値が”1”となり、補正信号13が”
1”のときに符号信号15を選択して出力するようにな
っている。
【0030】第2のセレクタ22は、補正信号13が”
0”のときに出力値が”1”となり、補正信号13が”
0”のときに補正値12を選択して出力するようになっ
ている。
0”のときに出力値が”1”となり、補正信号13が”
0”のときに補正値12を選択して出力するようになっ
ている。
【0031】加減算器24は、入力端子Cの値が”1”
のときに(A+B)の値を出力端子Yに出力し、入力端
子Cの値が”0”のときに(A−B)の値を出力端子Y
に出力するようになっている。
のときに(A+B)の値を出力端子Yに出力し、入力端
子Cの値が”0”のときに(A−B)の値を出力端子Y
に出力するようになっている。
【0032】NビットFF25は、入力及び出力のビッ
ト数がNビットであるフリップフロップから構成されて
いる。
ト数がNビットであるフリップフロップから構成されて
いる。
【0033】図3は、図1に示したデータ履歴メモリ1
0の詳細を示すブロック図である。図3に示すようにデ
ータ履歴メモリ10は、加減算器31と、加算器32
と、第1のセレクタ33と、第2のセレクタ34と、第
3のセレクタ35、第2のNビットFF37とを有して
いる。なお、加減算器31は図2に示す加減算器24と
同じ機能のものを用いている。
0の詳細を示すブロック図である。図3に示すようにデ
ータ履歴メモリ10は、加減算器31と、加算器32
と、第1のセレクタ33と、第2のセレクタ34と、第
3のセレクタ35、第2のNビットFF37とを有して
いる。なお、加減算器31は図2に示す加減算器24と
同じ機能のものを用いている。
【0034】加算器32は、補正値12に1を加算した
値を出力するようになっている。
値を出力するようになっている。
【0035】第1のセレクタ33は、補正信号13が”
0”のときにデータ履歴メモリ10に含まれる履歴メモ
リ10aの信号38の値を出力し、補正信号13が”
1”のときに加減算器31の値を出力するようになって
いる。
0”のときにデータ履歴メモリ10に含まれる履歴メモ
リ10aの信号38の値を出力し、補正信号13が”
1”のときに加減算器31の値を出力するようになって
いる。
【0036】第2のセレクタ34は、データビット9
が”0”のときに第1のセレクタ33の値を出力し、デ
ータビット9が”1”のときにカウント値8を出力する
ようになっている。
が”0”のときに第1のセレクタ33の値を出力し、デ
ータビット9が”1”のときにカウント値8を出力する
ようになっている。
【0037】第3のセレクタ35は、データビット9
が”0”のときに履歴メモリ10bの信号39の値を出
力し、データビット9が”1”のときに第1のNビット
FF36の値を出力するようになっている。
が”0”のときに履歴メモリ10bの信号39の値を出
力し、データビット9が”1”のときに第1のNビット
FF36の値を出力するようになっている。
【0038】図3に示すようにデータ履歴メモリ10に
おいて、過去の任意に定めた回数のカウント値を保持す
るには、図中の破線の部分と同じ構成の回路を後段につ
なぎあわせればよい。
おいて、過去の任意に定めた回数のカウント値を保持す
るには、図中の破線の部分と同じ構成の回路を後段につ
なぎあわせればよい。
【0039】以下、図1に示す本発明の実施形態1に係
るデジタルVFOの補正装置の動作について説明する。
るデジタルVFOの補正装置の動作について説明する。
【0040】図において、読み出しデータ1の転送レー
トは、500kbpsとし、カウンタ回路4を5ビット
で構成した場合であり、データ履歴メモリ10は2回分
のカウント値を保持する機能を有し、5ビットのカウン
ト値を保持することが可能な場合であり、データ列検出
回路7は3ビットのシフトレジスタから構成され、デー
タ列が”111”のときが補正を行なうデータ列とした
場合の動作について説明する。
トは、500kbpsとし、カウンタ回路4を5ビット
で構成した場合であり、データ履歴メモリ10は2回分
のカウント値を保持する機能を有し、5ビットのカウン
ト値を保持することが可能な場合であり、データ列検出
回路7は3ビットのシフトレジスタから構成され、デー
タ列が”111”のときが補正を行なうデータ列とした
場合の動作について説明する。
【0041】まず、カウンタ回路4の動作を図4を用い
て説明する。カウント値が00〜0Fまでのときにウィ
ンドウ5が”0”となり、カウント値が10〜1Fまで
のときにウィンドウ5は”1”となる。
て説明する。カウント値が00〜0Fまでのときにウィ
ンドウ5が”0”となり、カウント値が10〜1Fまで
のときにウィンドウ5は”1”となる。
【0042】このとき、ウインドウ5の信号周期を50
0kHzとするには、基準クロックを16MHzに選べ
ば良い。
0kHzとするには、基準クロックを16MHzに選べ
ば良い。
【0043】読み出しデータ1の転送レートと、ウィン
ドウ5の信号周期とが一致していれば、基準データが発
生するときのカウント値は常に同じとなる。そして、理
想的な発生位置は、ウィンドウ5の信号幅の中央であ
り、ウィンドウ5の信号が”1”のときは、カウント値
18のときに基準データが発生したときが理想のカウン
ト値である。
ドウ5の信号周期とが一致していれば、基準データが発
生するときのカウント値は常に同じとなる。そして、理
想的な発生位置は、ウィンドウ5の信号幅の中央であ
り、ウィンドウ5の信号が”1”のときは、カウント値
18のときに基準データが発生したときが理想のカウン
ト値である。
【0044】次に、補正値演算回路11の動作を説明す
る。本発明の実施形態1では、基準データが発生したと
きのカウント値8が”18”であれば理想であり、補正
する必要はない。
る。本発明の実施形態1では、基準データが発生したと
きのカウント値8が”18”であれば理想であり、補正
する必要はない。
【0045】図5に履歴メモリ−理想カウント値Aによ
る補正値B、符号信号Cの値を示す。また、補正信号1
3は、データ列検出信号14が発生した後、カウンタ回
路4がカウント値8のとき(ウィンドウ5の信号が”
0”のときの信号幅中央のカウント値)に、基準クロッ
クで1クロック幅の信号として出力する。データ列検出
信号14は、ウィンドウ5の信号が”1”から”0”に
なるときに出力され、そのときのカウント値が”00”
であるため、本発明の実施形態1では、データ列検出信
号14が発生した後、8クロック後に補正信号13を出
力すれば良い。
る補正値B、符号信号Cの値を示す。また、補正信号1
3は、データ列検出信号14が発生した後、カウンタ回
路4がカウント値8のとき(ウィンドウ5の信号が”
0”のときの信号幅中央のカウント値)に、基準クロッ
クで1クロック幅の信号として出力する。データ列検出
信号14は、ウィンドウ5の信号が”1”から”0”に
なるときに出力され、そのときのカウント値が”00”
であるため、本発明の実施形態1では、データ列検出信
号14が発生した後、8クロック後に補正信号13を出
力すれば良い。
【0046】次に図6を用いて本発明の実施形態1に係
る全体の補正動作について説明する。このときの記録デ
ータは”011111”であり、読み出しデータ1の転
送レートは500kbpsより遅く、補正しない場合
は、基準データが発生するときのカウンタ回路4のカウ
ント値は、理想のカウント値から+1ずれているとす
る。
る全体の補正動作について説明する。このときの記録デ
ータは”011111”であり、読み出しデータ1の転
送レートは500kbpsより遅く、補正しない場合
は、基準データが発生するときのカウンタ回路4のカウ
ント値は、理想のカウント値から+1ずれているとす
る。
【0047】図6では、未補正の場合のカウント値とし
てこれを表し、理想では、常に”18”であるべきだ
が、位相のずれにより、”18”、”19”、”1
A”,”1B”,”1C”、”1D”とずれることを示
している。
てこれを表し、理想では、常に”18”であるべきだ
が、位相のずれにより、”18”、”19”、”1
A”,”1B”,”1C”、”1D”とずれることを示
している。
【0048】まず、T0より前の段階では、読み出しデ
ータ1がないため、基準データも発生していない。この
とき、補正信号13は”0”である。
ータ1がないため、基準データも発生していない。この
とき、補正信号13は”0”である。
【0049】履歴メモリ10a及び10b、データ列検
出回路7のシフトレジスタのXは、確定値が決まる前の
不定の値であることを意味する。
出回路7のシフトレジスタのXは、確定値が決まる前の
不定の値であることを意味する。
【0050】補正信号13が”0”のときは図2から明
らかなように、カウンタ回路4は基準クロックが入力す
る毎にカウント値を1ずつ加算する動作を行う。
らかなように、カウンタ回路4は基準クロックが入力す
る毎にカウント値を1ずつ加算する動作を行う。
【0051】そして、カウンタ回路のカウント値の最上
位ビットであるウィンドウ5の信号が”1”から”0”
になり、ウィンドウ5の信号が”1”の期間に基準デー
タはなかったため、データは”0”となり、T0のとき
にデータ列検出回路7のシフトレジスタの最初のビット
には”0”が入る。
位ビットであるウィンドウ5の信号が”1”から”0”
になり、ウィンドウ5の信号が”1”の期間に基準デー
タはなかったため、データは”0”となり、T0のとき
にデータ列検出回路7のシフトレジスタの最初のビット
には”0”が入る。
【0052】次に、T0〜T1の期間では、読み出しデ
ータ1が”1”を示す基準データが発生する。
ータ1が”1”を示す基準データが発生する。
【0053】このとき、カウンタ回路4のカウント
値(”19”とする)が履歴メモリ10aに保持され
る。そして、ウィンドウ5の信号が”1”から”0”に
なった後、ウィンドウ5の信号が”1”の期間に基準デ
ータがあったため、データは”1”であり、T1のとき
にデータ列検出回路7のシフトレジスタの最初のビット
には”1”が入り、前回のデータは右にシフトする。
値(”19”とする)が履歴メモリ10aに保持され
る。そして、ウィンドウ5の信号が”1”から”0”に
なった後、ウィンドウ5の信号が”1”の期間に基準デ
ータがあったため、データは”1”であり、T1のとき
にデータ列検出回路7のシフトレジスタの最初のビット
には”1”が入り、前回のデータは右にシフトする。
【0054】次に、T1〜T2の期間においても、基準
データが発生し、このときのカウント値(”1A”とす
る)が履歴メモリ10aに保持され、前回のカウント値
は、履歴メモリ10bに保持される。
データが発生し、このときのカウント値(”1A”とす
る)が履歴メモリ10aに保持され、前回のカウント値
は、履歴メモリ10bに保持される。
【0055】履歴メモリ10bにカウント値が入力する
と、補正値演算回路11が動作し、図5に示す補正値B
(12)及び符号信号C(15)を出力する。その後、
シフトレジスタの値は、”110”となる。
と、補正値演算回路11が動作し、図5に示す補正値B
(12)及び符号信号C(15)を出力する。その後、
シフトレジスタの値は、”110”となる。
【0056】次に、T2〜T3の期間においても、基準
データが発生し、このときのカウント値(”1B”とす
る)が履歴メモリ10aに保持され、前回のカウント値
は履歴メモリ10bに保持される。
データが発生し、このときのカウント値(”1B”とす
る)が履歴メモリ10aに保持され、前回のカウント値
は履歴メモリ10bに保持される。
【0057】履歴メモリ10bにカウント値が更新され
たため、補正値演算回路11が動作し、図5に示す補正
値B(12)及び符号信号C(15)を出力する。その
後、シフトレジスタの値は、”111”となる。
たため、補正値演算回路11が動作し、図5に示す補正
値B(12)及び符号信号C(15)を出力する。その
後、シフトレジスタの値は、”111”となる。
【0058】次に、T3〜T4の期間において、シフト
レジスタが”111”となったことをデータ列検出回路
7が認識し、データ列検出信号14を出力する。
レジスタが”111”となったことをデータ列検出回路
7が認識し、データ列検出信号14を出力する。
【0059】これにより、補正値演算回路11から補正
信号13が出力し、カウント値は現在のカウント値か
ら”1”を減らす補正となり、読み出しデータ1とウィ
ンドウ5の信号の位相差を補正することができる。
信号13が出力し、カウント値は現在のカウント値か
ら”1”を減らす補正となり、読み出しデータ1とウィ
ンドウ5の信号の位相差を補正することができる。
【0060】また、履歴メモリ10aには、現在保持し
ている値から”2”を引いた値が保持される。
ている値から”2”を引いた値が保持される。
【0061】この履歴メモリ10aを補正する理由は、
データの並びが”111”のように連続して発生したと
きに、次に補正する場合に参考とする履歴メモリ10b
の値を補正後の値に置き換える必要があるためである。
データの並びが”111”のように連続して発生したと
きに、次に補正する場合に参考とする履歴メモリ10b
の値を補正後の値に置き換える必要があるためである。
【0062】そして、基準データが発生し、このときの
カウント値(”1A”とする)が履歴メモリ10aに保
持され、前回のカウント値は履歴メモリ10bに保持さ
れる。
カウント値(”1A”とする)が履歴メモリ10aに保
持され、前回のカウント値は履歴メモリ10bに保持さ
れる。
【0063】履歴メモリ10bにカウント値が更新され
たため、補正値演算回路11が動作し、図5に示す補正
値B(12)及び符号信号C(15)を出力する。
たため、補正値演算回路11が動作し、図5に示す補正
値B(12)及び符号信号C(15)を出力する。
【0064】次に、T4〜T5の期間においても、シフ
トレジスタが”111”となったことをデータ列検出回
路7が認識し、データ列検出信号14を出力して、カウ
ント値は現在のカウント値から”0”を減らす補正(カ
ウント値を変えない)となり、読み出しデータ1とウィ
ンドウ5の信号の位相差を補正することができる。
トレジスタが”111”となったことをデータ列検出回
路7が認識し、データ列検出信号14を出力して、カウ
ント値は現在のカウント値から”0”を減らす補正(カ
ウント値を変えない)となり、読み出しデータ1とウィ
ンドウ5の信号の位相差を補正することができる。
【0065】また、履歴メモリ10aには、現在保持し
ている値から”1”を引いた値が保持される。
ている値から”1”を引いた値が保持される。
【0066】ここで、T3〜T4の区間において、カウ
ント値が未補正の場合は、”1C”であるのに対し
て、”1A”に補正される動作を図7に示す。
ント値が未補正の場合は、”1C”であるのに対し
て、”1A”に補正される動作を図7に示す。
【0067】カウント値”08”のときに補正信号13
が発生し、そのときの符号信号15は”0”であって、
補正値は”1”である。
が発生し、そのときの符号信号15は”0”であって、
補正値は”1”である。
【0068】したがって、補正信号13が発生した後の
カウント値は現在のカウント値から”1”を減算した値
が次のカウント値となり、その後は補正信号13が発生
していないため、カウント値は”1”を加算したものが
次のカウント値となっている。
カウント値は現在のカウント値から”1”を減算した値
が次のカウント値となり、その後は補正信号13が発生
していないため、カウント値は”1”を加算したものが
次のカウント値となっている。
【0069】このようにカウント値を補正したため、基
準データが発生するカウント値は、未補正の場合は、”
1C”であるが、補正したことにより、理想のカウント
値”18”に近い”1A”とすることができる。
準データが発生するカウント値は、未補正の場合は、”
1C”であるが、補正したことにより、理想のカウント
値”18”に近い”1A”とすることができる。
【0070】上述した例においては、データが”11
1”となるときの中央の”1”のデータの基準データが
発生したときのカウント値と理想カウント値の差によ
り、補正を行なっている。
1”となるときの中央の”1”のデータの基準データが
発生したときのカウント値と理想カウント値の差によ
り、補正を行なっている。
【0071】その理由は、”111”のデータの中央
の”1”のデータの基準データは、ピークシフトしてい
ないためである。
の”1”のデータの基準データは、ピークシフトしてい
ないためである。
【0072】ピークシフトが発生するデータ列は、特開
平5−303706号公報などに開示されている。
平5−303706号公報などに開示されている。
【0073】例えば”011”のデータの場合、”0”
の次の”1”の基準データは、ピークシフトをもってい
るが、本発明の実施形態1では、”011”の並びでは
補正が行なわないため、ピークシフトしている基準デー
タのカウント値を補正に使用しないことになり、ピーク
シフトの影響を受けない。
の次の”1”の基準データは、ピークシフトをもってい
るが、本発明の実施形態1では、”011”の並びでは
補正が行なわないため、ピークシフトしている基準デー
タのカウント値を補正に使用しないことになり、ピーク
シフトの影響を受けない。
【0074】図8は、本発明に係るデジタルVFOの補
正方法を示すフローチャートである。
正方法を示すフローチャートである。
【0075】まず、ステップAにおいて、基準データの
有無を判断し、基準データがなければ、補正せずにステ
ップFに進み終了する。
有無を判断し、基準データがなければ、補正せずにステ
ップFに進み終了する。
【0076】もし、基準データがあれば、ステップBに
進み、そのときのカウンタ回路4のカウント値をデータ
履歴メモリ10に保持し、ステップCに進み、読み出し
データ1の並びを更新した後、ステップDにおいて、読
み出しデータ1の並びが補正すべき並びか否かを判断
し、補正すべき並びでなければ、ステップFに進み終了
する。
進み、そのときのカウンタ回路4のカウント値をデータ
履歴メモリ10に保持し、ステップCに進み、読み出し
データ1の並びを更新した後、ステップDにおいて、読
み出しデータ1の並びが補正すべき並びか否かを判断
し、補正すべき並びでなければ、ステップFに進み終了
する。
【0077】補正すべき並びであれば、データ履歴メモ
リ10の値を参考にして、カウンタ回路4のカウント
値、データ履歴メモリ10を補正して終了する。
リ10の値を参考にして、カウンタ回路4のカウント
値、データ履歴メモリ10を補正して終了する。
【0078】以上のように本発明の実施形態1によれ
ば、読み出したデータ1のデータ列に基づいて、補正実
行の有無を決定しており、ピークシフトの影響を受けて
いないデータの位相ずれ量を基にVFOの補正を行うこ
とができ、フロッピーディスクの再生データの読み出し
エラーを低減することができる。
ば、読み出したデータ1のデータ列に基づいて、補正実
行の有無を決定しており、ピークシフトの影響を受けて
いないデータの位相ずれ量を基にVFOの補正を行うこ
とができ、フロッピーディスクの再生データの読み出し
エラーを低減することができる。
【0079】従来例として用いられている方式、すなわ
ち基準データが発生したときに毎回カウンタを補正する
方式では、ウィンドウ信号の”1”の幅、または”0”
の幅の25%以上互いに反発する方向でピークシフトが
連続で発生すると、補正誤りを起こすのに対し、本発明
の実施形態では、50%まで互いに反発する方向でピー
クシフトが連続で発生しても補正誤りは起こさない。ま
た、全てデジタル回路で構成されているため、設計が容
易である。
ち基準データが発生したときに毎回カウンタを補正する
方式では、ウィンドウ信号の”1”の幅、または”0”
の幅の25%以上互いに反発する方向でピークシフトが
連続で発生すると、補正誤りを起こすのに対し、本発明
の実施形態では、50%まで互いに反発する方向でピー
クシフトが連続で発生しても補正誤りは起こさない。ま
た、全てデジタル回路で構成されているため、設計が容
易である。
【0080】(実施形態2)図9は、本発明の実施形態
2に係るデジタルVFOの補正装置を示す構成図であ
る。
2に係るデジタルVFOの補正装置を示す構成図であ
る。
【0081】図9に示す本発明の実施形態2に係るデジ
タルVFOの補正装置は、データ検出回路7は、データ
列が”010”となると、データ列検出信号14を出力
する点、及びデータ履歴メモリ10は、図1の履歴メモ
リ10aのみから構成され、補正する機能を省いたより
少ないトランジスタで構成可能な点が、図1に示す実施
形態1と相違している。
タルVFOの補正装置は、データ検出回路7は、データ
列が”010”となると、データ列検出信号14を出力
する点、及びデータ履歴メモリ10は、図1の履歴メモ
リ10aのみから構成され、補正する機能を省いたより
少ないトランジスタで構成可能な点が、図1に示す実施
形態1と相違している。
【0082】データ履歴メモリ10の詳細な構成を図1
0に示す。セレクタ1001はデータビット9が”1”
のときにカウント値8を出力し、”0”のときは履歴メ
モリ10aへの信号1003を出力するようになってい
る。NビットFF1002は、履歴メモリ10にNビッ
トの信号を出力するNビットFFであり、本発明の実施
形態2では5ビットのFFとして構成してある。その他
の構成は、実施形態1と同様である。
0に示す。セレクタ1001はデータビット9が”1”
のときにカウント値8を出力し、”0”のときは履歴メ
モリ10aへの信号1003を出力するようになってい
る。NビットFF1002は、履歴メモリ10にNビッ
トの信号を出力するNビットFFであり、本発明の実施
形態2では5ビットのFFとして構成してある。その他
の構成は、実施形態1と同様である。
【0083】図9に示す本発明の実施形態2に係るデジ
タルVFOの補正装置におけるデータ列が”010”の
ときに補正を行なうデータ列とした場合の動作について
説明する。
タルVFOの補正装置におけるデータ列が”010”の
ときに補正を行なうデータ列とした場合の動作について
説明する。
【0084】図11に示すように記録データは”010
101”である。まず、T0より前の段階では、読み出
しデータ1がないため、基準データも発生していない。
101”である。まず、T0より前の段階では、読み出
しデータ1がないため、基準データも発生していない。
【0085】このときの補正信号13は”0”である。
そして、カウント値の最上位ビットであるウィンドウ5
の信号が”1”から”0”になり、ウィンドウ5の信号
が”1”の期間に基準データは存在しなかったため、デ
ータは”0”となり、T0のときにデータ列検出回路7
のシフトレジスタの最初のビットには”0”が入力す
る。
そして、カウント値の最上位ビットであるウィンドウ5
の信号が”1”から”0”になり、ウィンドウ5の信号
が”1”の期間に基準データは存在しなかったため、デ
ータは”0”となり、T0のときにデータ列検出回路7
のシフトレジスタの最初のビットには”0”が入力す
る。
【0086】次に、T0〜T1の期間では、読み出しデ
ータが”1”を示す基準データが発生する。
ータが”1”を示す基準データが発生する。
【0087】このときのカウント値(”17”とする)
が履歴メモリ10に保持される。履歴メモリ10にカウ
ント値が入力すると、補正値演算回路11が動作し、図
5に示す補正値B(12)及び符号信号C(15)を出
力する。
が履歴メモリ10に保持される。履歴メモリ10にカウ
ント値が入力すると、補正値演算回路11が動作し、図
5に示す補正値B(12)及び符号信号C(15)を出
力する。
【0088】そして、ウィンドウ5の信号が”1”か
ら”0”になった後、ウィンドウ5の信号が”1”の期
間に基準データがあったため、データは”1”であり、
T1のときにデータ列検出回路7のシフトレジスタの最
初のビットには”1”が入り、前回のデータは右にシフ
トする。
ら”0”になった後、ウィンドウ5の信号が”1”の期
間に基準データがあったため、データは”1”であり、
T1のときにデータ列検出回路7のシフトレジスタの最
初のビットには”1”が入り、前回のデータは右にシフ
トする。
【0089】次に、T1〜T2の期間では、基準データ
が発生しない。履歴メモリ10の内容は、そのまま保持
され、その後、データ列検出回路7のシフトレジスタの
値は、”010”となる。
が発生しない。履歴メモリ10の内容は、そのまま保持
され、その後、データ列検出回路7のシフトレジスタの
値は、”010”となる。
【0090】次に、T2〜T3の期間では、シフトレジ
スタが”010”となったことをデータ列検出回路7が
認識し、データ列検出信号14を出力する。
スタが”010”となったことをデータ列検出回路7が
認識し、データ列検出信号14を出力する。
【0091】これにより、補正値演算回路11から補正
信号13が出力し、カウント値は現在のカウント値か
ら”2”を増やす補正となり、読み出しデータ1とウィ
ンドウ5の信号の位相差を補正することができる。
信号13が出力し、カウント値は現在のカウント値か
ら”2”を増やす補正となり、読み出しデータ1とウィ
ンドウ5の信号の位相差を補正することができる。
【0092】その後、基準データが発生し、このときの
カウント値(”19”とする)が履歴メモリ10aに保
持される。
カウント値(”19”とする)が履歴メモリ10aに保
持される。
【0093】履歴メモリ10のカウント値が更新された
ため、補正値演算回路11が動作し、図5に示す補正値
B(12)及び符号信号C(15)が出力する。その
後、データ列検出回路7のシフトレジスタの値は、”1
01”となる。
ため、補正値演算回路11が動作し、図5に示す補正値
B(12)及び符号信号C(15)が出力する。その
後、データ列検出回路7のシフトレジスタの値は、”1
01”となる。
【0094】次に、T3〜T4の期間では、基準データ
が発生しない。履歴メモリ10aの内容は、そのまま保
持され、その後、データ列検出回路7のシフトレジスタ
の値は、”010”となる。
が発生しない。履歴メモリ10aの内容は、そのまま保
持され、その後、データ列検出回路7のシフトレジスタ
の値は、”010”となる。
【0095】次に、T4〜T5の期間では、データ列検
出回路7のシフトレジスタが”010”となったことを
データ列検出回路7が認識し、データ列検出信号14を
出力する。
出回路7のシフトレジスタが”010”となったことを
データ列検出回路7が認識し、データ列検出信号14を
出力する。
【0096】これにより、補正値演算回路11から補正
信号13が出力し、カウント値は現在のカウント値か
ら”0”を減らす補正(通常のカウンタ動作は”1”を
加算するが、この場合は、カウント値を変化させない)
となり、読み出しデータ1とウィンドウ5の信号の位相
差を補正することができる。
信号13が出力し、カウント値は現在のカウント値か
ら”0”を減らす補正(通常のカウンタ動作は”1”を
加算するが、この場合は、カウント値を変化させない)
となり、読み出しデータ1とウィンドウ5の信号の位相
差を補正することができる。
【0097】その後、基準データが発生し、このときの
カウント値(”18”とする)が履歴メモリ10に保持
される。
カウント値(”18”とする)が履歴メモリ10に保持
される。
【0098】履歴メモリ10aのカウント値が更新され
たため、補正値演算回路11が動作し、図5に示す補正
値B(12)及び符号信号C(15)が動作する。その
後、シフトレジスタの値は、”101”となる。
たため、補正値演算回路11が動作し、図5に示す補正
値B(12)及び符号信号C(15)が動作する。その
後、シフトレジスタの値は、”101”となる。
【0099】上述した例では、データが”010”とな
るときの中央の”1”のデータの基準データが発生した
ときのカウント値と理想カウント値の差により、補正を
行なうようにしている。
るときの中央の”1”のデータの基準データが発生した
ときのカウント値と理想カウント値の差により、補正を
行なうようにしている。
【0100】上記各実施形態では、特定のデータ列が1
つの場合について説明したが、複数のデータ列の場合で
も同様に機能する。また、データ列を3ビットとしてい
るが、3ビットでなければいけない必要はない。例え
ば、特定のデータ列を4ビットにして、”0110”の
データ列の場合には、1回目の”1”が発生したときの
カウント値と2回目の”1”が発生したときのカウント
値の平均を計算して補正してもよい。
つの場合について説明したが、複数のデータ列の場合で
も同様に機能する。また、データ列を3ビットとしてい
るが、3ビットでなければいけない必要はない。例え
ば、特定のデータ列を4ビットにして、”0110”の
データ列の場合には、1回目の”1”が発生したときの
カウント値と2回目の”1”が発生したときのカウント
値の平均を計算して補正してもよい。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、読
み出したデータ列によって、補正実行を決定しているた
め、ピークシフトの影響を受けていないデータの位相ず
れ量を元にVFOの補正が可能となり、フロッピーディ
スクの再生データの読み出しエラーを低減することがで
きる。
み出したデータ列によって、補正実行を決定しているた
め、ピークシフトの影響を受けていないデータの位相ず
れ量を元にVFOの補正が可能となり、フロッピーディ
スクの再生データの読み出しエラーを低減することがで
きる。
【0102】従来例で用いている基準データが発生した
ときに、毎回カウンタを補正する方式では、ウィンドウ
信号の幅の25%以上互いに反発する方向にピークシフ
トが連続で発生すると、補正誤りを起こすのに対し、本
発明では、50%まで互いに反発する方向でピークシフ
トが連続で発生しても補正誤りを生じさせることがな
い。さらに全てデジタル回路で構成することができ、回
路設計を容易に行うことができる。
ときに、毎回カウンタを補正する方式では、ウィンドウ
信号の幅の25%以上互いに反発する方向にピークシフ
トが連続で発生すると、補正誤りを起こすのに対し、本
発明では、50%まで互いに反発する方向でピークシフ
トが連続で発生しても補正誤りを生じさせることがな
い。さらに全てデジタル回路で構成することができ、回
路設計を容易に行うことができる。
【図1】本発明の実施形態1に係るデジタルVFOの補
正装置を示す構成図である。
正装置を示す構成図である。
【図2】図1に示すカウンタ回路の詳細を示す構成図で
ある。
ある。
【図3】図2に示すデータ履歴メモリの詳細を示す構成
図である。
図である。
【図4】本発明の実施形態におけるカウンタ回路の動作
を示す図である。
を示す図である。
【図5】本発明の実施形態における履歴メモリ−理想カ
ウント値による補正値、符号信号の値を示す図である。
ウント値による補正値、符号信号の値を示す図である。
【図6】本発明の実施形態1に係るデジタルVFOの補
正装置の動作を示す図である。
正装置の動作を示す図である。
【図7】本発明の実施形態1に係るデジタルVFOの補
正装置の動作を示す図である。
正装置の動作を示す図である。
【図8】本発明に係るデジタルVFOの補正方法を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図9】本発明の実施形態2に係るデジタルVFOの補
正装置を示す構成図である。
正装置を示す構成図である。
【図10】図9に示すデータ履歴メモリの詳細を示す構
成図である。
成図である。
【図11】本発明の実施形態2に係るデジタルVFOの
補正装置の動作を示す図である。
補正装置の動作を示す図である。
【図12】従来例に係るデジタルVFOの補正装置を示
す構成図である。
す構成図である。
【図13】図12において、読み出しデータがないとき
のカウンタ回路のカウント値と、ウィンドウとの関係を
示す図である。
のカウンタ回路のカウント値と、ウィンドウとの関係を
示す図である。
【図14】従来例において、再生されるデータがピーク
シフトによって誤って位相補正した場合を示す図であ
る。
シフトによって誤って位相補正した場合を示す図であ
る。
1 読み出しデータ 2 基準化回路 3 基準データ 4 カウンタ回路 6 データ分離回路 7 データ列検出回路 10 データ履歴メモリ 11 補正値演算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−218070(JP,A) 特開 平4−310675(JP,A) 特開 平5−303706(JP,A) 特開 昭64−47127(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/14 H04L 7/00 - 7/10
Claims (3)
- 【請求項1】 フロッピーディスクのデータを再生する
ときに用いられる、カウンタで構成されるデジタルVF
O(Variable FrequencyOscil
lator)を補正するデジタルVFOの補正方法にお
いて、再生データが発生したときに再生データからデータビッ
トを分離し、前記データビットが発生したときのカウン
タのカウント値を記憶し、前記再生データのデータ列が
特定のデータ列になったときに、前記記憶されたカウン
ト値と理想のカウント値との差を検出し、前記差が生じ
たときに前記カウンタに補正信号を出力し、カウント値
を補正し、デジタルVFO信号の位相を補正する ことを
特徴とするデジタルVFOの補正方法。 - 【請求項2】 フロッピーディスクのデータを再生する
際に、再生データをカウンタ値に応じて、カウンタで構
成されるデジタルVFO(VariableFrequ
ency Oscillator)を補正するデジタル
VFOの補正装置であって、再生データが発生したときに再生データからデータビッ
トを分離する手段と 、前記データビットが発生したとき
のカウンタのカウント値を記憶する記憶手段と、前記再生データのデータ列が特定のデータ列になったと
きに、前記記憶手段のカウント値と理想のカウント値と
の差を検出する手段と 、前記差が生じたときに前記カウンタに補正信号を出力し
カウント値を補正し、位相の補正を行う手段とを有する
ことを特徴とするデジタルVFOの補正装置。 - 【請求項3】 フロッピーディスクのデータを再生する
際に、再生データをカウンタ値に応じて、カウンタで構
成されるデジタルVFO(VariableFrequ
ency Oscillator)を補正するデジタル
VFOの補正装置であって、読み出しデータが入力されると基準データを発生させる
基準回路と 、前記基準回路から出力される基準データが0(クロック
ビット)か1(データビット)かを区別するデータ分離
回路と 、前記データ分離回路から出力されるデータに基づき、読
み出しデータの並び方 が特定の並びの時にデータ列検出
信号を出力するデータ列検出回路と 、基準クロックに基づいてカウントするカウンタ回路と 、前記カウンタ回路のカウント値を保持するデータ履歴メ
モリと 、前記データ列検出回路がデータ列検出信号を出力したと
きに前記データ履歴メモリのカウント値と理想のカウン
ト値との差を求め、補正信号と補正値を出力する補正値
演算回路とを有する ことを特徴とするデジタルVFOの
補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11040068A JP3130889B2 (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | デジタルvfoの補正方法及びその装置 |
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