JP3130682U - 布団圧縮袋の吸気弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】布団を収容して内部のエアーを抜くことで圧縮する布団圧縮袋に簡単に取付けることが出来る吸気弁の提供。
【解決手段】吸気弁2は布団圧縮袋の上シートに接合することが出来る平坦な接合面14を有し、この接合面14には上シート3に固着する粘着テープ15を設けている。
【選択図】図3
【解決手段】吸気弁2は布団圧縮袋の上シートに接合することが出来る平坦な接合面14を有し、この接合面14には上シート3に固着する粘着テープ15を設けている。
【選択図】図3
Description
本考案は布団を収容した状態で袋内部のエアーを吸引して圧縮するための吸気弁に関するものである。
布団はその体積が大きく、都会のマンションなどでは押入れなどに収納する際に問題となる。そこで、近年ではビニール袋に布団を収容して空気を吸引するならば、布団は圧縮されてその体積は小さくなり、押入れへの収納も可能と成る。特に、冬用の布団は多くの綿を入れた厚いもので、夏の間の収納には該圧縮袋は便利である。
圧縮袋はその一辺が密閉されると共に開口できる構造とし、中央部には吸込み口が設けられている。該吸込み口に掃除機のホースを当てて吸引するならば、袋内の空気は吸われ、吸引が終わったところで吸込み口が閉じるように機能する吸気弁が取付けられている。このように、布団圧縮袋には吸気弁が取付けられ、この吸気弁のエヤー漏れに関する問題も残されているが、圧縮袋を折畳んでケースに収容する際の嵩張りも問題と成っている。
エヤー漏れ防止に関する吸気弁に関する技術は従来から色々知られている。例えば、特開2004−338784号に係る「収納袋の排気弁」は、収納袋内と連通する排気孔を設けている弁本体に吸気用孔を設けている蓋体を装着し、この蓋体の上面をドーム形状に形成して該蓋体上に当てがう吸気ノズルを弁本体に対して垂直状態のみならず傾斜させた状態にしてもその吸気口を吸気用孔に連通させた状態にして脱気作用を行わせることが出来、さらに、蓋体の下面と上記排気孔を開閉する弁板の上面とに互いに係脱するカム突起とストッパ片とからなるロック機構を設けて収納袋内の脱気後に弁板を排気孔に圧着させた状態に保持する。
すなわち、収納袋内が脱気されて布団などの収納物が圧縮状態に成ると、蓋体に対する電気掃除機の吸気ノズルの押付けが解かれる。そうすると、収納袋内が真空状態であるから、この収納袋側に発生する吸気力によって弁板が下動して排気口を自動的に閉止し、収納袋内に外気が入ることを阻止する。そしてその後、蓋体を弁板回りに一方向に回動させると、蓋体の下面側に設けているロック機構が作動して弁板が直接下方に押圧され、排気孔を密閉した状態に保持することが出来る。
又、特開2005−35562号に係る「弁機構」は、吸引装置のノズルの径を意識することなく使用することが出来、外面で積層されたり密閉袋を損傷することがなく、又、積層されたり隣接させた荷姿が平坦で安定した状態とするものである。そこで、孔が形成された密閉袋の外面側に取付けられ、その中央部に通気口が形成された吸引接続部を平坦面とし、密閉袋の内面側に取付けられる弁基材を断面窪状としている。従って、吸引接続部の通気口を覆うようにノズルを当接させるだけでよいからノズル径を意識することなく使用でき、また、密閉袋の外面に突出する部分がなくなるので外面で積層させたり隣接する他の密閉袋を損傷することがない。
特開2004−338784号に係る「収納袋の排気弁」
特開2005−35562号に係る「弁機構」
このように、布団圧縮袋に取付けられる吸気弁(排気弁)に関する従来技術は色々知られている。ところで、吸気弁を取付けた布団圧縮袋を折畳む場合には、その体積が嵩張ってしまう。同時に硬質樹脂製の吸気弁が圧縮袋の表面と擦れてキズが付く。本考案が解決しようとする課題はこの問題点であり、製造メーカーから出荷する場合にコンパクト化してケースに収納出来、しかも圧縮袋の表面にキズを付けることのない吸気弁を提供する。
本考案の吸気弁が取付けられる布団圧縮袋は、布団を収容するビニール袋で構成されたもので、一辺は開口可能な形態と成っており、閉じた状態ではエアーが漏れないようにシールされる。そして、上記吸気弁は袋の中央部に取付けられ、該吸気弁にホースの先端を当てがって掃除機で吸込むことが出来る。ただし、布団圧縮袋としてのこの基本構造は従来と同じである。
ところで、本考案の吸気弁は概略円盤形を成し、圧縮袋の上シートに固着される接合面を有している。該接合面はリング状の平坦面で、この接合面には同じくリング状の粘着テープが固着している。該粘着テープは両面テープにて構成されていて、接合面に固着すると共に上シートに固着して取付けられる。ここで、上シートには穴が貫通して設けられ、又は穴を設けてから吸気弁を固着出来るが、逆に吸気弁を上シートに固着してから穴を設けることも可能である。そして、本考案では吸気弁の具体的な形態及び構造は限定しないことにする。
本考案の吸気弁は概略円盤形とし、そのリング状の平坦面で形成される接合面には粘着テープが固着している。そこで、圧縮袋の上シートに設けた穴の位置に粘着テープを介して該吸気弁を取付けることが出来る。従って、製造メーカーは圧縮袋に吸気弁を取付けた状態にする必要がなく、吸気弁取付け工数に相当するコストの削減が図られる。メーカーは折畳んだ圧縮袋と吸気弁を収納ケースに独立して収納することが出来、吸気弁を取付けた状態で収納する場合に比較してコンパクト化される。
そして、吸気弁を取付けた状態で圧縮袋を折畳むことは容易でなく、勿論、折畳み工数は大きくなるが、吸気弁を取付けていない本考案ではこの点もコスト削減となる。一方、吸気弁を取付けていない圧縮袋は、該吸気弁と擦れて表面にキズが付くこともない。本考案では、購入者が圧縮袋の上シートに設けた穴位置に、吸気弁の接合面に設けた粘着テープを介して該上シートに固着すればよく、この作業は一般素人でも何ら問題なく出来る。
図1は布団圧縮袋の外観を示す実施例である。同図の1はビニール袋、2は吸気弁を表している。ビニール袋1は長方形の上シート3と下シート4から成り、その3辺5a,5b,5cは上下シート3,4が密着され、他の辺6は布団を出し入れする為に開口可能と成っている。そして、上記吸気弁2は上シート3のほぼ中央部に取付けられ、該吸気弁2を通してビニール袋内のエアーを吸込むことが出来る。
辺6は開閉可能なようにシール構造を有しており、図1のA−A断面拡大図を図2に示している。上シート3には辺6に沿って2本の凹シール7a,7bが一定間隔をおいて沿設され、又下シート4には辺6に沿って2本の凸シール8a,8bが一定間隔をおいて沿設されている。凸シール8a,8bは凹シール7a,7bの凹溝9a,9bに嵌合して互いに噛合い、辺6側に設けた開口を閉鎖することが出来、エアーの漏れを防止する。
上記布団圧縮袋としての基本形態は従来のものと共通しているが、本考案の特徴は吸気弁2にある。図1に示す布団圧縮袋はビニール袋1の上シート3の中央部に吸気弁2が取付けられているが、メーカーはこの吸気弁2を取付けない状態で出荷し、購入者自らがケースに収納されている吸気弁2を取付けることが出来るようにしている。勿論、該吸気弁2を別途購入することも可能である。
図3は本考案に係る吸気弁2を示す実施例であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図を夫々表している。該吸気弁2は概略円盤形を成し、弁本体10と弁蓋11の組み合わせで構成され、弁蓋11は弁本体10の中央に形成した凹部に嵌着している。そして、凹部の底にはエアー流通穴が形成され、このエアー流通穴にお椀形弁が嵌っている。
そして、本考案の吸気弁の弁本体10の下方には複数の脚12,12・・が延びている。各脚12,12・・間に空間13が形成され、エアーの流れはスムーズと成る。すなわち、掃除機にて布団圧縮袋内のエアーが吸取られることで布団生地は弁本体10の底に密着するが、各脚12,12・・間の空間13,13・・をエアーが流れてエアー流通穴から吸込まれ、エアーの吸込みが抑制されることがないようにしている。
ところで、弁本体10には接合面14が設けられ、この接合面14は弁蓋11が嵌る中央部を除いた外周部領域に形成され、リング状と成っている。そして、この接合面14にはリング状の粘着テープ15が接着されている。本考案の吸気弁2はこの粘着テープ15を介して圧縮袋の上シート3に固着される。粘着テープ15は両面テープと成っていて、接合面14に固着すると共に、上シート3にも固着できる。
図4はこの吸気弁2を上シート3に固着して取付ける場合を表している。上シート3の中央部には穴16が貫通して設けられ、この穴16に位置合わせして吸気弁2は固着される。穴16の大きさは弁蓋11が嵌る程度であり、粘着テープ15が上シート3に固着することで吸気弁2はビニール袋1に取付けられ、粘着テープ15の接合面からエヤー漏れが生じることはない。
ここで、上シート3の穴16は製造メーカーにて必ずしも設ける必要はなく、圧縮袋を購入した人がカッターで切断することで簡単に形成することは可能である。このように上シート3に吸気弁2が取付けられた圧縮袋には布団が収容され、該吸気弁2の弁蓋11に掃除機のホース先端を当ててエアーを吸込むことで圧縮袋内部のエヤーがなくなり、収容した布団が圧縮される。そして、エヤーの吸い込みを停止すると同時に吸気弁2に内蔵している弁が閉じてエヤーの流れを停止する。
図5は吸気弁2の内部構造を示す具体例である。弁本体10の中央部底にはお椀形弁17が嵌り、弁蓋11の中心からは凸部18が下方へ延びているが、お椀形弁17の底部との間には隙間を残している。お椀形弁17は軟らかい樹脂で構成され、該お椀形弁17は中央部の受け19に載置している。受け19の中心部にはエヤー流通穴20が設けられ、弁蓋11にも穴21,21・・が形成されている。
同図はお椀形弁17にてエアー流通穴20を閉鎖した状態を示しているが、掃除機によってエアーを吸い込む場合、お椀形弁17の上側の気圧が低く成って該お椀形弁17派上昇し、その為に受け19との間に隙間が出来て、エアーは吸い込まれる。この場合、お椀形弁17の底部は凸部18に当接して浮上が規制される。
そして、掃除機が停止してエアーの抜取りが停止すると同時に、お椀形弁17の下側の空気圧が低くなると共に上側の空気圧が高くなって、すなわちビニール袋1の内圧がマイナスと成ってお椀形弁17は受け19に密着する。従って、エアーが流れる隙間は無くなり、該エアー流通穴20は閉鎖される。ここで、本考案では吸気弁2の内部構造を図5に限定するものではなく、あくまでも1具体例に過ぎない。
1 ビニール袋
2 吸気弁
3 上シート
4 下シート
5 辺
6 辺
7 凹シール
8 凸シール
9 凹溝
10 弁本体
11 弁蓋
12 脚
13 空間
14 接合面
15 粘着テープ
16 穴
17 お椀形弁
18 凸部
19 受け
20 エヤー流通穴
21 穴
2 吸気弁
3 上シート
4 下シート
5 辺
6 辺
7 凹シール
8 凸シール
9 凹溝
10 弁本体
11 弁蓋
12 脚
13 空間
14 接合面
15 粘着テープ
16 穴
17 お椀形弁
18 凸部
19 受け
20 エヤー流通穴
21 穴
Claims (1)
- 布団を収容して内部のエアーを抜くことで圧縮することが出来る布団圧縮袋の吸気弁において、該吸気弁は布団圧縮袋の上シートに接合することが出来る平坦な接合面を有し、この接合面には上シートに固着する粘着テープを設けたことを特徴とする布団圧縮袋の吸気弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007000296U JP3130682U (ja) | 2007-01-23 | 2007-01-23 | 布団圧縮袋の吸気弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007000296U JP3130682U (ja) | 2007-01-23 | 2007-01-23 | 布団圧縮袋の吸気弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3130682U true JP3130682U (ja) | 2007-04-05 |
Family
ID=43281524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007000296U Expired - Fee Related JP3130682U (ja) | 2007-01-23 | 2007-01-23 | 布団圧縮袋の吸気弁 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3130682U (ja) |
-
2007
- 2007-01-23 JP JP2007000296U patent/JP3130682U/ja not_active Expired - Fee Related
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