JP3130591B2 - キャッシュメモリを持つコンピュータ - Google Patents

キャッシュメモリを持つコンピュータ

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JP3130591B2 JP03260958A JP26095891A JP3130591B2 JP 3130591 B2 JP3130591 B2 JP 3130591B2 JP 03260958 A JP03260958 A JP 03260958A JP 26095891 A JP26095891 A JP 26095891A JP 3130591 B2 JP3130591 B2 JP 3130591B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はキャッシュメモリを持
つコンピュータに関し、特にキャッシュメモリの使用効
率の向上を図ったコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータ技術の進歩により、
CPU(中央演算処理装置:プロセッサ)の性能向上、
特に信号処理速度の高速化には著しいものがある。この
ような高速のCPUを低速の主記憶装置から切り離すた
めに小容量の高速バッファが用いられる。このバッファ
が即ちキャッシュメモリで、CPUが有する速いクロッ
クに対応するべく、CPUが最も高頻度にアクセスした
い命令や最後に使ったデータを高速メモリに予め格納し
ておき、これらを素早くアクセスするためのメモリであ
る。これは上記主記憶装置に用いられるダイナミックR
AMが速いクロックスピードのCPUのアクセスについ
ていけないことや、必要なデータがキャッシュメモリ内
にあれば時間のかかる主記憶装置へのアクセスが不要と
なり、システムの性能が向上するという利点から採用さ
れている。このようなキャッシュメモリは、CPUに内
蔵されたタイプと、CPUの外部に高速メモリを付加し
たタイプがある。
【0003】ところでキャッシュメモリを効率よく利用
するには、アクセスしたい情報がキャッシュメモリ内に
存在する「キャッシュ・ヒット」の割合が高くなければ
ならない。ヒットとはアクセスがキャッシュメモリだけ
で完了し、主記憶装置へのアクセスが不要の場合で、も
しアクセスしたい情報がキャッシュメモリ内に存在しな
いときは「キャッシュ・ミス」となる。このキャッシュ
・ミスの場合は主記憶装置から情報がアクセスされるた
め、高速にアクセスされないことになる。
【0004】従来から用いられているキャッシュメモリ
を備えたコンピュータのブロック図を図6に示す。キャ
ッシュメモリ1はCPU2と主記憶装置3との間に位置
し、主記憶装置3の内容を一部を蓄えておく。CPU2
からアクセス要求があったとき、そのデータがキャッシ
ュメモリ1内にあるならキャッシュメモリ1から該当デ
ータをCPU2に送り(キャッシュ・ヒット)、キャッ
シュメモリ1内にデータが存在しないときは、主記憶装
置3からデータをアクセスし、CPU2及びキャッシュ
メモリ1にデータを送る。これらのアクセス制御はキャ
ッシュコントローラ4が行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般にソフトウェア側
からキャッシュメモリを見ると、キャッシュメモリと主
記憶装置の区別がなく、現在実行されているプログラム
が主記憶装置で実行されているのかキャッシュメモリで
実行されているのか判らない。これはハードウェアのみ
でキャッシュメモリの制御を行っているからであるが、
ソフトウェア開発時においてプログラムを高速に実行し
たい部分は予測がつくため、ソフトウェアにある程度キ
ャッシュメモリ制御させれば、キャッシュによる処理速
度の向上が望める。
【0006】上記従来システムのようにハードウェアで
キャッシュメモリの制御を行う場合は、ソフトウェアの
負担が全くないという利点があるが、キャッシュメモリ
をコントロールするキャッシュコントローラのハードウ
ェアが複雑になり、またキャッシュメモリ容量を大きく
採らねばキャッシュ・ヒットの割合が少なくなってく
る。この現象はプログラムが巨大化するほど顕著にな
る。即ちハードウェア側ではプログラムのどの部分が頻
繁に実行されているかが判らないため、プログラムのモ
ジュールをすべて一様な重みでキャッシュするため、実
行頻度の高いモジュールをキャッシュメモリにキャッシ
ュしても、めったに実行しないプログラムモジュールを
キャッシュしたため、先程までキャッシュメモリにあっ
た実行頻度の高いプログラムがキャッシュメモリから追
い出される結果となる。そのためキャッシュメモリ内の
データの入れ替えが頻繁に起き、CPUの処理効率があ
まり向上されないという問題がある。特に小規模のコン
ピュータシステムでは、キャッシュメモリを搭載しても
コストの関係でキャッシュメモリの容量を大きくできな
いため、上述のようなデータ入れ替えの問題が与える影
響は大きい。
【0007】この発明は上記従来のキャッシュメモリシ
ステムの問題点に鑑みてなされたもので、キャッシュメ
モリの処理効率の向上を図ったコンピュータのキャッシ
ュメモリ管理システムを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、キャッシュメモリを持つコンピュータに
おいて、キャッシュ対象の優先順位を付したプログラム
を記録する2次記憶装置と、タスク実行時に上記2次記
憶装置からプログラムを読み出して、記録された優先順
位に従ってメインメモリとキャッシュメモリへプログラ
ムを振り分けて格納するオペレーティングシステムと、
キャッシュメモリのプログラム格納状況を登録してキャ
ッシュメモリを管理するため前記オペレーティングシス
テムに設けられたテーブルとを備えている。そして、上
オペレーティングシステムは前記テーブルに空き領域
がないときは優先順位の低いプログラムを前記キャッシ
ュメモリから追い出して新たなプログラムをロードする
機能と、前記キャッシュメモリにロードされているプロ
グラムのうちCPUによる実行が終了したプログラムを
前記キャッシュメモリから取り除くとともに前記テーブ
を更新する機能を備えている。
【0009】
【作用】ハードウェアは複雑なキャッシュメモリコント
ローラを必要とせず、高速メモリをCPUのメモリ空間
に主記憶装置と同じように配置するだけであり、実行頻
度の高いプログラムがキャッシュメモリに常駐するの
で、CPUの処理速度の向上が望める。
【0010】
【実施例】図1は本発明を採用するキャッシュメモリ管
理システムのブロック図である。図1において、主記憶
装置5はダイナミックメモリで構成され、通常のプログ
ラムモジュールがロードされる。ダイナミックメモリで
構成されるためCPU2からのアクセス速度は限定され
る。一方、高速メモリであるキャッシュメモリ6は高速
スタティックメモリで構成され、0〜Nのメモリブロッ
クに高速に実行したいプログラムモジュールがオペレー
ティングシステムによりロードされる。高速メモリで構
成されるためCPU2は最高速度でアクセスできる。
【0011】プログラム開発時点で、高速に実行したい
プログラムモジュールはある程度判明しているため、各
プログラムモジュールに対してキャッシュすべき優先順
位を決定し、これを付加情報としてプログラムと一緒に
ハードディスクなどで構成された2次記憶装置に記録す
る。図2は2次記憶装置7に記録されたプログラムの状
況を模型的に示し、1つのタスクのための複数のプログ
ラムモジュールが、主記憶装置5にロードするプログラ
ムモジュール群8とキャッシュメモリ6にロードするプ
ログラムモジュール群9に区別して記録される。
【0012】オペレーティングシステムは、図3に示す
ようなキャッシュメモリ管理テープ10を内蔵する。こ
の管理テーブル10は、少なくともタスク番号,上記優
先順位,ブロックモジュール番号の情報を登録する領域
が設定され、キャッシュメモリ6のブロック0〜Nに対
してそれぞれ対応してキャッシュメモリの各ブロックを
管理する。上記タスク番号は複数のタスクが起動してい
るとき、一つのタスク単位に付される番号であり,優先
順位はキャッシュメモリ6にロードされる順位をきめる
情報,モジュール番号は一つのプログラム内の各モジュ
ールに付された番号である。
【0013】上記2次記憶装置7に通常のプログラムモ
ジュールと共に優先順位を付して記録されたキャッシュ
すべきプログラムモジュールについて、オペレーティン
グシステムはプログラムを2次記憶装置からメモリにロ
ードして実行するとき、2次記憶装置7に格納した上記
優先順位の情報をもとに、プログラムモジュールを主記
憶装置5或いはキャッシュメモリ6に配置する。オペレ
ーティングシステムの処理の流れを図4に示す。
【0014】オペレーティングシステムは2次記憶装置
7から読み出したプログラムモジュールについて、プロ
グラムモジュールはキャッシュメモリにロードすべきか
否かを判断し、キャッシュ対象モジュールであれば、内
蔵するキャッシュメモリ管理テーブル10に登録された
情報をもとに、キャッシュメモリ6のどの領域が空いて
いるかを捜し出し、空き領域にプログラムモジュールを
ロードする。管理テーブルに空き領域がないときは優先
順位の低いプログラムモジュールをキャッシュメモリか
ら追い出して新たなプログラムモジュールをロードす
る。新たにキャッッシュメモリにロードした情報は管理
テーブル10に記録される。
【0015】1つのタスクについて2次記憶装置7から
読み出され、プログラムモジュールに付された指示に従
ってメモリ5,6にロードされたなら、CPUはプログ
ラムを実行する。プログラムの実行が終わればオペレー
ティングシステムは不要になったプログラムモジュール
をキャッシュメモリから取り除き、管理テーブルを更新
する。図5は、従来システム(a)と上記実施例(b)
でのプログラム実行時間の関係を比較した図で、1つの
プログラムモジュールをキャッシュで実行する場合は実
行時間1ms、主記憶装置による通常実行時間では3m
sを要するとすれば、従来システムのようにキャッシュ
ミスが起きている(図中両方向斜線を付して示すプログ
ラムモジュール)プログラム実行では15msを要する
が、本実施例ではキャッシュミスがほとんど起きないた
め8msの時間で済む。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、簡単なハ
ードウェア構成及び限られたメモリ容量でキャッシュメ
モリの使用効率を高めることができ、CPUの処理速度
の向上を図ることができ、特に小形コンピュータに対し
て経済性よく性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】 上記実施例を説明するための2次記憶装置の
プログラム格納状態を示す模型図。
【図3】 上記実施例を説明するためのオペレーティン
グシステムのキャッシュメモリ管理テーブルの模型図。
【図4】 上記実施例を説明するためのオペレーティン
グシステムのフローチャート。
【図5】 本実施例と従来システムのキャッシュを比較
する図。
【図6】 従来のキャッシュシステムを説明するブロッ
ク図。
【符号の説明】
2 CPU 5 主記憶装置 6 キャッシュメモリ 7 2次記憶装置 10 キャッシュメモリ管理テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/08 - 12/12 G06F 12/06 G06F 9/06 G06F 9/45

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャッシュメモリを持つコンピュータにお
    いて、キャッシュ対象の優先順位を付したプログラムを
    記録する2次記憶装置と、タスク実行時に上記2次記憶
    装置からプログラムを読み出して、記録された優先順位
    に従ってメインメモリとキャッシュメモリへプログラム
    を振り分けて格納するオペレーティングシステムと、キ
    ャッシュメモリのプログラム格納状況を登録してキャッ
    シュメモリを管理するため前記オペレーティングシステ
    ムに設けられたテーブルとを備えてなり、上記オペレー
    ティングシステムは前記テーブルに空き領域がないとき
    は優先順位の低いプログラムを前記キャッシュメモリか
    ら追い出して新たなプログラムをロードする機能と、前
    記キャッシュメモリにロードされているプログラムのう
    ちCPUによる実行が終了したプログラムを前記キャッ
    シュメモリから取り除くとともに前記テーブルを更新す
    る機能を備えていることを特徴とするキャッシュメモリ
    を持つコンピュータ。
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